JPH08168753A - 汚水処理方法 - Google Patents

汚水処理方法

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Publication number
JPH08168753A
JPH08168753A JP6316421A JP31642194A JPH08168753A JP H08168753 A JPH08168753 A JP H08168753A JP 6316421 A JP6316421 A JP 6316421A JP 31642194 A JP31642194 A JP 31642194A JP H08168753 A JPH08168753 A JP H08168753A
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JP
Japan
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oil
sewage
water
component
separated
Prior art date
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Pending
Application number
JP6316421A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Okuma
勝 大熊
Yuuji Sukematsu
勇二 右松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIWADA DENSHI KK
Pioneer Corp
Original Assignee
HIWADA DENSHI KK
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by HIWADA DENSHI KK, Pioneer Electronic Corp filed Critical HIWADA DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理槽内にて分離浮上した油分の分解処理を
完全に行わせることで、悪臭を防止したり、汚水中に含
まれている油分によっての配水管のつまりを防止したり
すること。 【構成】 グリストラップ25内部に汚水を流入して油
分を浮上、分離させ、油分が分離された中間水20を排
出した後、油分を分解する酵素調整剤を投与し、油分・
汚泥を分解させるようにしたので、中間水20が排出さ
れた状態で酵素調整剤が作用することから、油分に対す
る酵素調整剤が有効に働き、グリストラップ25内部で
の分離浮上した油分の分解処理が完全に行われる。 【効果】 処理槽内にて分離浮上した油分の分解処理を
完全に行わせるようにしたので、グリストラップ25内
部の悪臭、スカム、汚泥の発生が無くなり、汚水中に含
まれている油分によっての配水管のつまりが防止された
りし、環境改善がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レストラン等における
厨房から排出される汚水の油分を分解することで、汚水
処理を行うようにした汚水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レストラン等における厨房か
ら排出される汚水中の油分を除去する場合、比重差によ
り水と油脂類とを分離し、分離浮上した油分を単に回収
することで行っている。
【0003】ところが、このように単に分離浮上した油
分を回収する方法では、油分の回収とともに、汚水も同
時に回収されてしまうために含水率が高くなってしま
い、油分の処理量が多くなってしまうばかりか、悪臭が
きつく、更には単に分離浮上した油分を回収するだけで
は油分の除去が不完全である場合が多く、汚水中に含ま
れている油分によって配水管のつまりが発生してしまう
等の不具合があった。
【0004】そこで、特開平4−20641号公報に
は、分離浮上した汚水の油脂類を油脂類貯留槽に強制的
に送り込むとともに、送り込まれた油脂類の中間水を油
水分離槽に戻し、油脂類中の含水率を減じことで油脂類
の回収を効率よく行わせる油水分離方法が開示されてい
る。
【0005】ところが、このような油水分離方法では、
油脂類の回収が必要となるばかりか、回収した油脂類を
後工程で分解処理する必要があり、処理効率が悪いとい
う不具合があった。
【0006】そこで、処理槽内に溜めた汚水の油分を分
離浮上させた状態で、処理槽内に酵素調整剤を投入し、
油分を分解させることにより、油脂類の回収を不要とし
た汚水処理方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の処理槽内に酵素調整剤を投入し、油分を分解処理す
ることで油脂類の回収を不要とした汚水処理方法では、
分離浮上した油脂類の回収が不要となるため、処理効率
をアップさせることができるものの、酵素調整剤の投入
量に拘らず、処理槽内にて分離浮上した油分の分解処理
が完全ではなく、上述した悪臭の問題や汚水中に含まれ
ている油分によっての配水管のつまり等の問題が依然と
して残されたままである。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、処理槽内にて分離浮上した油分の分解処理
を完全に行わせることで、悪臭を防止したり、汚水中に
含まれている油分によっての配水管のつまりを防止した
りすることができる汚水処理方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の汚水処理方法
は、上記目的を達成するために、処理槽に汚水を流入し
て油分を浮上、分離させるとともに、油分が分離された
中間水を排出した後、油分を分解する調整剤を投与して
なることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の汚水処理方法では、処理槽に汚水を流
入して油分を浮上、分離させ、油分が分離された中間水
を排出した後、油分を分解する調整剤を投与するように
したので、中間水が排出された状態で調整剤が作用する
ことから、油分に対する調整剤が有効に働き、処理槽内
での分離浮上した油分の分解処理が完全に行われること
から、悪臭が防止されたり、汚水中に含まれている油分
によっての配水管のつまりが防止されたりする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1及び図2は、本発明の汚水処理方法の
一実施例に係る汚水処理装置を示すものである。
【0012】これらの図に示すように、グリストラップ
25の上流側には流入口26が形成されている。流入口
26には、断面コ字形状の流入樋9の先端部が連結され
ている。
【0013】流入樋9の先端部には、ステンレス網で形
成される生ゴミ受バスケット1が着脱自在に設けられて
おり、流入樋9を伝ってグリストラップ25内部に流れ
込む汚水を受け、汚水中から生ゴミ8等の固体を分離す
るようになっている。
【0014】したがって、生ゴミ8等の固体を処理する
場合には、生ゴミ受バスケット1を流入樋9の先端部か
ら取り外すことによってその処理を容易に行うことがで
きる。
【0015】またグリストラップ25内部には、2枚の
仕切板2が配設されており、グリストラップ25内部を
三層25A,25B,25Cに区分けしている。これら
仕切板2の取付け状態は、両端部2a,2b側がグリス
トラップ25の内壁に固定され、その下端部2cがグリ
ストラップ25の床面から浮いた状態とされている。こ
れにより、生ゴミ受バスケット1によって生ゴミ等の分
離された汚水が、仕切板2の下端部2cを通り各層25
A,25B,25C間を移動できるようになっている。
【0016】また、グリストラップ25内部に汚水が充
填され、汚水の液面が仕切板2の下端部2cを越えた状
態では、時間の経過とともに、汚水中の油分が分離浮上
し、中間水20と油層6とに分離される。このとき、グ
リストラップ25内部の中間水20は仕切板2の下端部
2cを通って移動することができるものの、中間水20
の液面上の油層6は仕切板2によって遮られるため、そ
れぞれの層25A,25B,25C間での移動が行われ
ない。
【0017】グリストラップ25の下流側には、排出口
27が設けられている。排出口27には、下端部に開口
部35を有したT字管36の排水管37が取付けられて
いる。ここで、T字管36の排水管37の取付け位置
は、流入口26に対し一段下げた位置とされており、グ
リストラップ25内部に流れ込んだ汚水のオーバーフロ
ー分が排水管37から排出されるようになっている。
【0018】また、T字管36の頭部38には、送水パ
イプ18が挿通されている。送水パイプ18の先端部
は、排水管37側に延設されている。これにより、送水
パイプ18によって吸い上げられた中間水20は排水管
37側に排出されるようになっている。
【0019】グリストラップ25の床面には、コントロ
ールボックス3が配設されている。コントロールボック
ス3の一側面下部には、図示省略の逆止弁及び撹拌羽根
を有した撹拌口17が設けられており、後述するように
中間水20の抜き取られた汚泥7及び油層6を撹拌する
ようになっている。撹拌口17の上部である床面から5
〜10cm程度の箇所には給水口16が設けられてい
る。
【0020】ここで、給水口16の高さ位置は、中間水
20を吸い上げる際にグリストラップ25の床面に沈澱
した汚泥7を吸い上げないように設定されているもので
あり、汚泥7の沈澱の量に応じて適宜設定変更可能であ
る。
【0021】給水口16には上述した送水パイプ18が
連結されており、送水パイプ18によって吸い上げられ
た中間水20が排水管37側に排出されるようになって
いる。
【0022】グリストラップ25から離れた箇所には、
制御ボックス30が配設されている。制御ボックス30
には、酵素調整剤を収納している調整剤収納ボックス1
2及び洗浄剤を収納している洗浄剤収納ボックス13が
設けられている。更に、制御ボックス30には制御盤1
1が設けられている。制御盤11のコントロールコード
10は、流入樋9を伝ってグリストラップ25内部に引
き込まれ、更に送水パイプ18を伝ってコントロールボ
ックス3に接続されている。
【0023】また、調整剤収納ボックス12及び洗浄剤
収納ボックス13の下部には、キャップ14,15を介
して送水ホース21が連結され、各送水ホース21の開
口端はグリストラップ25内部に向けられ、制御盤11
によって設定された設定時間及び投入量に合わせて酵素
調整剤及び洗浄剤が定量送り込まれるようになってい
る。
【0024】ここで、酵素調整剤は、油分・汚泥分解を
行うとともに、悪臭防止や腐敗防止等を行うように作用
する。また、洗浄剤は、油層の中和、グリストラップ2
5の洗浄、送水パイプ18等の目詰り防止等に作用す
る。
【0025】続いて、このような構成の汚水処理装置の
動作について説明する。まず、汚水が流入樋9を伝って
流れ込むとグリストラップ25の流入口26から流入樋
9の先端部に設けられている生ゴミ受バスケット1内部
に流入する。
【0026】生ゴミ受バスケット1は、ステンレス網で
形成されていることから、生ゴミ8が生ゴミ受バスケッ
ト1によって分離され、生ゴミ受バスケット1内に溜め
られる。生ゴミ8の分離された汚水が徐々にグリストラ
ップ25内部に溜ると、その液面が徐々に上がり、図2
に示したように、T字管36の開口部35を上回る位置
まで上昇すると、オーバーフローした分が排水管37か
ら排出される。
【0027】一方、時間の経過とともに、仕切板2によ
って仕切られたそれぞれの層25A,25B,25C内
部においては、汚水中の油分が分離浮上し、中間水20
と油層6とに分離される。
【0028】このとき、グリストラップ25内部の中間
水20は仕切板2の下端部2cを通って移動することが
できるものの、中間水20の液面上の油層6は仕切板2
によって遮られるため、互いの層25A,25B,25
C間での移動が行われない。
【0029】またこのとき、T字管36の開口部35
は、中間水20の液面下にあるため、油層6がT字管3
6内部に入り込むこともなく、中間水20のオーバーフ
ローした分のみが排水管37から排出されることにな
る。
【0030】更に、時間の経過とともに、汚水中のゴミ
等が徐々に沈澱し、グリストラップ25の床面に汚泥7
として溜る。
【0031】制御盤11によって設定された時間に達す
ると、制御盤11からのコントロール信号がコントロー
ルコード10を介してコントロールボックス3側に送ら
れ、送水パイプ18による給水口16からの中間水20
の給水が開始される。給水口16から吸い上げられた中
間水20は、送水パイプ18によって排水管37側に排
出される。
【0032】中間水20の抜き取りによって中間水20
の液面が徐々に下がり、図3に示すように、中間水20
の液面上の油層6が汚泥7の上部まで達した時点で中間
水20の吸い上げが停止されると、調整剤収納ボックス
12から送水ホース21を介して酵素調整剤がグリスト
ラップ25内部に定量送り込まれる。
【0033】酵素調整剤が送り込まれると、逆止弁を有
した撹拌口17内部の撹拌羽根が駆動されることによ
り、中間水20の抜き取られた汚泥7及び油層6が撹拌
され、送り込まれた酵素調整剤と混ぜ合わされる。これ
により、油分・汚泥に対して酵素調整剤が有効に働き、
悪臭や腐敗が解消される。
【0034】油分・汚泥の分解を終えると、続いて洗浄
剤収納ボックス13から送水ホース21を介して洗浄剤
がグリストラップ25内部に定量送り込まれる。これに
より、分解された油分・汚泥中の汚水が中和されたり、
グリストラップ25内部が洗浄されたり、送水パイプ1
8等の目詰りが防止されたりするので、グリストラップ
25内部の悪臭、スカム、汚泥の発生が無くなり、環境
改善がなされる。
【0035】一方、生ゴミ受バスケット1に溜った生ゴ
ミ8は、上述したように、生ゴミ受バスケット1を流入
樋9の先端部から取り外すことによってその処理を容易
に行うことができる。
【0036】このように、本実施例では、グリストラッ
プ25内部に汚水を流入して油分を浮上、分離させ、油
分が分離された中間水20を排出した後、油分を分解す
る酵素調整剤を投与し、油分・汚泥を分解させるように
したので、中間水20が排出された状態で酵素調整剤が
作用することから、油分に対する酵素調整剤が有効に働
き、グリストラップ25内部での分離浮上した油分の分
解処理が完全に行われることから、グリストラップ25
内部の悪臭、スカム、汚泥の発生が無くなり、汚水中に
含まれている油分によっての配水管のつまりが防止され
たりするので、環境改善がなされる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の汚水処理
方法によれば、処理槽に汚水を流入して油分を浮上、分
離させ、油分が分離された中間水を排出した後、油分を
分解する調整剤を投与するようにしたので、中間水が排
出された状態で調整剤が作用することから、油分に対す
る調整剤が有効に働き、処理槽内での分離浮上した油分
の分解処理が完全に行われることから、悪臭を防止した
り、汚水中に含まれている油分によっての配水管のつま
りを防止したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚水処理方法の一実施例に係る汚水処
理装置を示す図である。
【図2】図1の汚水処理装置を示す側面図である。
【図3】図1の汚水処理装置による汚水処理方法を示す
図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ受バスケット 2 仕切板 6 油層 7 汚泥 8 生ゴミ 9 流入樋 11 制御盤 18 送水パイプ 20 中間水 25 グリストラップ 26 流入口 27 排出口 30 制御ボックス 36 T字管 37 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大熊 勝 埼玉県所沢市小手指1−40−3 日和田電 子株式会社内 (72)発明者 右松 勇二 東京都町田市南成瀬3−5−7 M309− 12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に汚水を流入して油分を浮上、分
    離させるとともに、油分が分離された中間水を排出した
    後、油分を分解する調整剤を投与してなることを特徴と
    する汚水処理方法。
JP6316421A 1994-12-20 1994-12-20 汚水処理方法 Pending JPH08168753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6316421A JPH08168753A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 汚水処理方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6316421A JPH08168753A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 汚水処理方法

Publications (1)

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JPH08168753A true JPH08168753A (ja) 1996-07-02

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ID=18076897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6316421A Pending JPH08168753A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 汚水処理方法

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JP (1) JPH08168753A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111422938A (zh) * 2020-03-20 2020-07-17 北京生态岛科技有限责任公司 一种涡凹气浮三相分离系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111422938A (zh) * 2020-03-20 2020-07-17 北京生态岛科技有限责任公司 一种涡凹气浮三相分离系统

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