JPH08168329A - 釣り用錘り - Google Patents
釣り用錘りInfo
- Publication number
- JPH08168329A JPH08168329A JP33407394A JP33407394A JPH08168329A JP H08168329 A JPH08168329 A JP H08168329A JP 33407394 A JP33407394 A JP 33407394A JP 33407394 A JP33407394 A JP 33407394A JP H08168329 A JPH08168329 A JP H08168329A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- fishing line
- fishing
- hole
- shaft member
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 釣り糸の自在な摺動を保証すると共に錘体の
脱落を招かず、且つ簡易な構成で低コスト化を実現した
中通し型の釣り用錘りを提供する。 【構成】 釣り糸孔9を有する筒状で且つ外周に雄ねじ
部11が形成された中軸部材1と、中心に貫通孔21を
設け、この貫通孔21の内周に雌ねじ部22を形成する
と共に外周から上記貫通孔21に至る割り溝23を形成
した錘体2とからなり、上記釣り糸孔9に釣り糸Wを通
して上記中軸部材1を摺動自在に挿通し、更に、上記割
り溝23により錘体2を横方向から釣り糸Wに装着し上
記雌ねじ部22を上記雄ねじ部11に螺着して一体化さ
せてなる。
脱落を招かず、且つ簡易な構成で低コスト化を実現した
中通し型の釣り用錘りを提供する。 【構成】 釣り糸孔9を有する筒状で且つ外周に雄ねじ
部11が形成された中軸部材1と、中心に貫通孔21を
設け、この貫通孔21の内周に雌ねじ部22を形成する
と共に外周から上記貫通孔21に至る割り溝23を形成
した錘体2とからなり、上記釣り糸孔9に釣り糸Wを通
して上記中軸部材1を摺動自在に挿通し、更に、上記割
り溝23により錘体2を横方向から釣り糸Wに装着し上
記雌ねじ部22を上記雄ねじ部11に螺着して一体化さ
せてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる中通しタイプ
の釣り用錘りに関する。
の釣り用錘りに関する。
【0002】
【従来の技術】中通しタイプの釣り用錘りには、従来品
として、図6に示すような錘りがあった。これは鉛玉3
の中心に貫通孔31を設けただけの簡単なもので、貫通
孔31内に釣り糸Wを通して使用していた。この種の錘
りを用いれば、水中に投入されて着底した錘りに対して
釣り糸Wが自在に前後動できるので、かすかな魚信が釣
り糸Wによって確実にキャッチできた。ただ、潮の流れ
や水深等の変化に応じて錘りの重さを変更したい事態に
なると、上記錘りでは、釣り糸を切らなければ他の錘り
に交換できなかった。また、鋳造成形による鉛玉は、貫
通孔開口縁の仕上げが悪いために、釣り糸を損傷させる
といった欠陥もあった。
として、図6に示すような錘りがあった。これは鉛玉3
の中心に貫通孔31を設けただけの簡単なもので、貫通
孔31内に釣り糸Wを通して使用していた。この種の錘
りを用いれば、水中に投入されて着底した錘りに対して
釣り糸Wが自在に前後動できるので、かすかな魚信が釣
り糸Wによって確実にキャッチできた。ただ、潮の流れ
や水深等の変化に応じて錘りの重さを変更したい事態に
なると、上記錘りでは、釣り糸を切らなければ他の錘り
に交換できなかった。また、鋳造成形による鉛玉は、貫
通孔開口縁の仕上げが悪いために、釣り糸を損傷させる
といった欠陥もあった。
【0003】こうしたことから、図7,図8に示すごと
くの中通し錘りが考案されるようになった。この中通し
錘りは、予め、釣り糸Wにゴム製の筒状中軸部材4を通
す一方、鉛玉3には貫通孔31に通じる割り溝32を前
もって周面に形成しておき、この割り溝32を経て釣り
糸Wを貫通孔31内に位置させ、この状態で、中軸部材
4を貫通孔31内に嵌着するものである。斯る錘り構造
によって、中軸部材4を共通にして、所定の割り溝32
と貫通孔31を形成した大小の鉛玉3の取り替えがで
き、釣り糸Wを切ることなく錘りの重量を変更すること
を可能にした。しかるに、ゴム製の上記中軸部材4は乾
燥状態下では滑りが悪いため、竿を振り込んだ時に中軸
部材4の内周と擦れて釣り糸Wが熱を持ち劣化し易かっ
た。また、中軸部材4が水に濡れると滑りは良くなる
が、逆に、今度は中軸部材4から鉛玉3が脱け易くな
り、釣り糸Wから鉛玉3が脱落する不具合がでていた。
くの中通し錘りが考案されるようになった。この中通し
錘りは、予め、釣り糸Wにゴム製の筒状中軸部材4を通
す一方、鉛玉3には貫通孔31に通じる割り溝32を前
もって周面に形成しておき、この割り溝32を経て釣り
糸Wを貫通孔31内に位置させ、この状態で、中軸部材
4を貫通孔31内に嵌着するものである。斯る錘り構造
によって、中軸部材4を共通にして、所定の割り溝32
と貫通孔31を形成した大小の鉛玉3の取り替えがで
き、釣り糸Wを切ることなく錘りの重量を変更すること
を可能にした。しかるに、ゴム製の上記中軸部材4は乾
燥状態下では滑りが悪いため、竿を振り込んだ時に中軸
部材4の内周と擦れて釣り糸Wが熱を持ち劣化し易かっ
た。また、中軸部材4が水に濡れると滑りは良くなる
が、逆に、今度は中軸部材4から鉛玉3が脱け易くな
り、釣り糸Wから鉛玉3が脱落する不具合がでていた。
【0004】そこで、図9に示すように、割り溝51を
有する錘体5の上下端に雄ねじ部52,53を形成し、
これら雄ねじ部52,53に、同様の割り溝61を有す
るカバー体6A,6Bを上下より被せて各雌ねじ部62
により結合する中通し錘りが提案されている(実公平2
−9666号)。これは、錘体5とカバー体6A,6B
の割り溝51,61の位置が結合時に周方向で互いにず
れて、釣り糸Wからの脱落が防止される構成である。
有する錘体5の上下端に雄ねじ部52,53を形成し、
これら雄ねじ部52,53に、同様の割り溝61を有す
るカバー体6A,6Bを上下より被せて各雌ねじ部62
により結合する中通し錘りが提案されている(実公平2
−9666号)。これは、錘体5とカバー体6A,6B
の割り溝51,61の位置が結合時に周方向で互いにず
れて、釣り糸Wからの脱落が防止される構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構造で
は、往々にして釣り糸Wが錘体5の割り溝51内に進入
し、中通し錘り本来の円滑な摺動が妨げられるに相なっ
た。更に、釣り糸Wが割り溝51に引っ掛り、糸を切る
虞れもあった。また、上下のカバー体6A,6Bの取り
付けに手間取り、加えて、部品点数が多いことからコス
ト高にもなっていた。
は、往々にして釣り糸Wが錘体5の割り溝51内に進入
し、中通し錘り本来の円滑な摺動が妨げられるに相なっ
た。更に、釣り糸Wが割り溝51に引っ掛り、糸を切る
虞れもあった。また、上下のカバー体6A,6Bの取り
付けに手間取り、加えて、部品点数が多いことからコス
ト高にもなっていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決するもので、釣
り糸の自在な摺動を保証すると共に錘体の脱落を招か
ず、且つ簡易な構成で低コスト化を実現した中通し型の
釣り用錘りを提供することを目的とする。
り糸の自在な摺動を保証すると共に錘体の脱落を招か
ず、且つ簡易な構成で低コスト化を実現した中通し型の
釣り用錘りを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第一発明の要旨は、釣
り糸孔を有する筒状で且つ外周に雄ねじ部が形成された
中軸部材と、中心に貫通孔を設け、該貫通孔の内周に雌
ねじ部を形成すると共に外周から上記貫通孔に至る割り
溝を形成した錘体とからなり、上記釣り糸孔に釣り糸を
通して上記中軸部材を摺動自在に挿通し、更に、上記割
り溝により錘体を横方向から釣り糸に装着し上記雌ねじ
部を上記雄ねじ部に螺着して一体化させてなることを特
徴とする釣り用錘りにある。本第二発明の釣り用錘り
は、第一発明に係る中軸部材の一端に、該中軸部材の一
般部より大径となした回転操作部を形成したことを特徴
とする。
り糸孔を有する筒状で且つ外周に雄ねじ部が形成された
中軸部材と、中心に貫通孔を設け、該貫通孔の内周に雌
ねじ部を形成すると共に外周から上記貫通孔に至る割り
溝を形成した錘体とからなり、上記釣り糸孔に釣り糸を
通して上記中軸部材を摺動自在に挿通し、更に、上記割
り溝により錘体を横方向から釣り糸に装着し上記雌ねじ
部を上記雄ねじ部に螺着して一体化させてなることを特
徴とする釣り用錘りにある。本第二発明の釣り用錘り
は、第一発明に係る中軸部材の一端に、該中軸部材の一
般部より大径となした回転操作部を形成したことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明の釣り用錘りによれば、初めに、釣り糸
へ中軸部材を挿通しておくと、釣り用錘りには所定の貫
通孔と割り溝とが形成されているので、釣り糸Wを切る
ことなく、いろんな重量の錘体との交換結合が可能にな
る。錘体と中軸部材は、これらに形成した雌ねじ部と雄
ねじ部により互いに結合されるので、錘体が脱落するこ
とはない。中軸部材には切り込み(割り溝)がないの
で、釣り糸の自在な相対摺動が保証される。そして、中
軸部材と錘体だけの簡易な構成であるので、安価に商品
化できる。第二発明のごとく、回転操作部を形成する
と、中軸部材を回転してその雄ねじ部を錘体の雌ねじ部
へ簡単に結合できるようになる。錘体内に中軸部材をね
じ込むと、大径の回転操作部の端面が錘体の貫通孔開口
縁に圧接して、中軸部材と錘体との確実な結合が達成さ
れる。
へ中軸部材を挿通しておくと、釣り用錘りには所定の貫
通孔と割り溝とが形成されているので、釣り糸Wを切る
ことなく、いろんな重量の錘体との交換結合が可能にな
る。錘体と中軸部材は、これらに形成した雌ねじ部と雄
ねじ部により互いに結合されるので、錘体が脱落するこ
とはない。中軸部材には切り込み(割り溝)がないの
で、釣り糸の自在な相対摺動が保証される。そして、中
軸部材と錘体だけの簡易な構成であるので、安価に商品
化できる。第二発明のごとく、回転操作部を形成する
と、中軸部材を回転してその雄ねじ部を錘体の雌ねじ部
へ簡単に結合できるようになる。錘体内に中軸部材をね
じ込むと、大径の回転操作部の端面が錘体の貫通孔開口
縁に圧接して、中軸部材と錘体との確実な結合が達成さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。
図1は本発明の釣り用錘りを装着した釣り道具の概略斜
視図、図2は本発明の一実施例を示す釣り用錘りの全体
斜視図、図3は中軸部材の半断面側面図、図4は錘体の
全体断面図、図5は釣り糸に設けた釣り用錘りの分解斜
視図である。
図1は本発明の釣り用錘りを装着した釣り道具の概略斜
視図、図2は本発明の一実施例を示す釣り用錘りの全体
斜視図、図3は中軸部材の半断面側面図、図4は錘体の
全体断面図、図5は釣り糸に設けた釣り用錘りの分解斜
視図である。
【0010】図1において、釣り竿Tの先端を経て下方
へ延びる釣り糸Wには、途中に本発明に係る中通しタイ
プの釣り用錘りG(以下、単に「錘り」という。)が設
けられている。その拡大図を図2に示す。錘りGは、所
定重量の錘体2と、これに結合された中軸部材1とから
なり、中軸部材1と錘体2の詳細をそれぞれ図3、図4
に示す。
へ延びる釣り糸Wには、途中に本発明に係る中通しタイ
プの釣り用錘りG(以下、単に「錘り」という。)が設
けられている。その拡大図を図2に示す。錘りGは、所
定重量の錘体2と、これに結合された中軸部材1とから
なり、中軸部材1と錘体2の詳細をそれぞれ図3、図4
に示す。
【0011】中軸部材1は、ステンレス材,真鍮材等の
金属を使用した筒状の切削加工品(全長約19mm)
で、釣り糸Wの径に較べて十分大きな釣り糸孔9(ここ
では、約1.5mmφ)を有する(図3)。ステンレス
材,真鍮材等の切削加工品としたのは、釣り糸孔9内に
挿通される釣り糸Wの滑りを良くするためである。中軸
部材1の一端には、段付きに約5mmφの大径となって
回転操作部12が設けられる。この回転操作部12の外
周に、図2のごとく、全周に滑り防止のセレーション溝
121を形成している。中軸部材1の小径領域たる一般
部13(外径:約3mm)には、一部の外周に雄ねじ部
11が形成されている。尚、中軸部材1の上下の開口縁
12a,13aは、外周面と内周面を滑らかに結ぶ円弧
断面(アール面)となっている。斯る中軸部材1は、釣
り糸孔9に釣り糸Wを通すことで、釣り糸Wに摺動自在
の挿通状態となる(図5)。
金属を使用した筒状の切削加工品(全長約19mm)
で、釣り糸Wの径に較べて十分大きな釣り糸孔9(ここ
では、約1.5mmφ)を有する(図3)。ステンレス
材,真鍮材等の切削加工品としたのは、釣り糸孔9内に
挿通される釣り糸Wの滑りを良くするためである。中軸
部材1の一端には、段付きに約5mmφの大径となって
回転操作部12が設けられる。この回転操作部12の外
周に、図2のごとく、全周に滑り防止のセレーション溝
121を形成している。中軸部材1の小径領域たる一般
部13(外径:約3mm)には、一部の外周に雄ねじ部
11が形成されている。尚、中軸部材1の上下の開口縁
12a,13aは、外周面と内周面を滑らかに結ぶ円弧
断面(アール面)となっている。斯る中軸部材1は、釣
り糸孔9に釣り糸Wを通すことで、釣り糸Wに摺動自在
の挿通状態となる(図5)。
【0012】錘体2も、図4のごとく中軸部材1と同
様、ステンレス材,真鍮材等の切削加工品であり、所定
重量を有している。重量は、鎖線Dで示すように外径を
大きくしたり、鎖線Lで示すように長さを長くしたりし
て調整され、予め重さの異なった錘体2が数種類用意さ
れる。ここでは、0.8号〜2.0号用に、錘体重量が
1.75g,2.58g,4.55g,6.15gの4
タイプを揃えた。尚、錘りGとしての総重量は、錘体2
の重量に上記中軸部材1の1.27gが加算されること
になる。上記中軸部材1が一個に対し、上記4タイプの
錘体2が各一個づつ(計四個)が組合されて、セット販
売される恰好である。これら錘体2は、いずれも中心に
同径の貫通孔21を有する。貫通孔21の内周には、一
方の開口縁より所定長さで上記雄ねじ部11に螺合する
雌ねじ部22が形成されている。更に、錘体2の周方向
の一箇所に、外周より貫通孔21に至る割り溝23を形
成している(図2)。割り溝23を経て横方向より釣り
糸Wを貫通孔21内に通した後(図5)、予め釣り糸W
に装着されている中軸部材1を錘体2内に挿入して回転
させることで、雄ねじ部11と雌ねじ部22とが螺着,
結合し、中軸部材1と錘体2とが一体化する構成である
(図2)。雄ねじ部11と雌ねじ部22との結合は、大
径の回転操作部12を回すことにより容易に行われる。
更に、回転操作部12の端面12b(図3)が貫通孔2
1の開口縁に圧接することによって、緩みのない確実な
結合がなされる。
様、ステンレス材,真鍮材等の切削加工品であり、所定
重量を有している。重量は、鎖線Dで示すように外径を
大きくしたり、鎖線Lで示すように長さを長くしたりし
て調整され、予め重さの異なった錘体2が数種類用意さ
れる。ここでは、0.8号〜2.0号用に、錘体重量が
1.75g,2.58g,4.55g,6.15gの4
タイプを揃えた。尚、錘りGとしての総重量は、錘体2
の重量に上記中軸部材1の1.27gが加算されること
になる。上記中軸部材1が一個に対し、上記4タイプの
錘体2が各一個づつ(計四個)が組合されて、セット販
売される恰好である。これら錘体2は、いずれも中心に
同径の貫通孔21を有する。貫通孔21の内周には、一
方の開口縁より所定長さで上記雄ねじ部11に螺合する
雌ねじ部22が形成されている。更に、錘体2の周方向
の一箇所に、外周より貫通孔21に至る割り溝23を形
成している(図2)。割り溝23を経て横方向より釣り
糸Wを貫通孔21内に通した後(図5)、予め釣り糸W
に装着されている中軸部材1を錘体2内に挿入して回転
させることで、雄ねじ部11と雌ねじ部22とが螺着,
結合し、中軸部材1と錘体2とが一体化する構成である
(図2)。雄ねじ部11と雌ねじ部22との結合は、大
径の回転操作部12を回すことにより容易に行われる。
更に、回転操作部12の端面12b(図3)が貫通孔2
1の開口縁に圧接することによって、緩みのない確実な
結合がなされる。
【0013】このように構成した釣り用錘りは、中軸部
材1を前もって釣り糸Wに通しさえすれば、状況の変化
に応じて重さの違う錘体2に簡単に取替えられる。ここ
で、中軸部材1と錘体2とがねじ結合であるために、中
軸部材1と錘体2の分離は容易であり、所望の重さの錘
体2へ迅速に交換することができる。そして、中軸部材
1に錘体2を取付けて完成した釣り用錘りGは、釣り糸
Wが割り溝の無い釣り糸孔9内を円滑に摺動するので、
魚信の確実な伝達が確保され中通し錘りとしての機能を
発揮する。中軸部材1に引っ掛り部位はないので、糸切
れも起こらなくなる。中通し錘りは、釣り糸がスムーズ
に動くことが理想である。本実施例では、釣り糸Wが接
触する中軸部材1に割り溝がないだけでなく、真鍮等の
金属で製作し且つ釣り糸孔9の開孔縁12a,13aを
アール加工仕上げとしたことで、釣り糸Wの滑りは抜群
で、従来、問題化していた摩擦熱による釣り糸Wの劣傷
も防ぐことができた。更に、雄ねじ部11と雌ねじ部2
2とが螺着結合でしっかりしているので、錘体2が釣り
糸9から外れる虞れはない。このことは、度重なる試験
で確認でき、錘体が外れる懸念は払拭できた。
材1を前もって釣り糸Wに通しさえすれば、状況の変化
に応じて重さの違う錘体2に簡単に取替えられる。ここ
で、中軸部材1と錘体2とがねじ結合であるために、中
軸部材1と錘体2の分離は容易であり、所望の重さの錘
体2へ迅速に交換することができる。そして、中軸部材
1に錘体2を取付けて完成した釣り用錘りGは、釣り糸
Wが割り溝の無い釣り糸孔9内を円滑に摺動するので、
魚信の確実な伝達が確保され中通し錘りとしての機能を
発揮する。中軸部材1に引っ掛り部位はないので、糸切
れも起こらなくなる。中通し錘りは、釣り糸がスムーズ
に動くことが理想である。本実施例では、釣り糸Wが接
触する中軸部材1に割り溝がないだけでなく、真鍮等の
金属で製作し且つ釣り糸孔9の開孔縁12a,13aを
アール加工仕上げとしたことで、釣り糸Wの滑りは抜群
で、従来、問題化していた摩擦熱による釣り糸Wの劣傷
も防ぐことができた。更に、雄ねじ部11と雌ねじ部2
2とが螺着結合でしっかりしているので、錘体2が釣り
糸9から外れる虞れはない。このことは、度重なる試験
で確認でき、錘体が外れる懸念は払拭できた。
【0014】尚、本発明においては前記実施例に示すも
のに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々
変更できる。中軸部材1,錘体2,回転操作部材11,
割り溝23等の形状,大きさ,材質等は用途に応じて適
宜選択できる。中軸部材1が一個に対し、組合される錘
体2の個数は四個に限定されるものではない。中軸部材
1と錘体2のセット販売の他、バラ売り構成でもよい。
のに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々
変更できる。中軸部材1,錘体2,回転操作部材11,
割り溝23等の形状,大きさ,材質等は用途に応じて適
宜選択できる。中軸部材1が一個に対し、組合される錘
体2の個数は四個に限定されるものではない。中軸部材
1と錘体2のセット販売の他、バラ売り構成でもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る釣り用錘り
は、釣り糸の自在な摺動が確保できるのみならず、中軸
部材に取着した錘体の脱落がなく、更には、構造簡単に
して組付け容易で安価に製造できるなど優れた効果を発
揮する。
は、釣り糸の自在な摺動が確保できるのみならず、中軸
部材に取着した錘体の脱落がなく、更には、構造簡単に
して組付け容易で安価に製造できるなど優れた効果を発
揮する。
【図1】本発明の釣り用錘りを装着した釣り道具の概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す釣り用錘りの全体斜視
図である。
図である。
【図3】中軸部材の半断面側面図である。
【図4】錘体の全体断面図である。
【図5】釣り糸に設けた釣り用錘りの分解斜視図であ
る。
る。
【図6】従来例を示す釣り用錘りの斜視図である。
【図7】他の従来例を示す釣り用錘りの斜視図である。
【図8】図7の釣り用錘りの分解断面図である。
【図9】更に他の従来例を示す釣り用錘りの分解斜視図
である。
である。
1 中軸部材 11 雄ねじ部 12 回転操作部 13 一般部 2 錘体 21 貫通孔 22 雌ねじ部 23 割り溝 9 釣り糸孔 G 釣り用錘り W 釣り糸
Claims (2)
- 【請求項1】 釣り糸孔を有する筒状で且つ外周に雄ね
じ部が形成された中軸部材(1)と、中心に貫通孔を設
け、該貫通孔の内周に雌ねじ部を形成すると共に外周か
ら上記貫通孔に至る割り溝を形成した錘体(2)とから
なり、上記釣り糸孔に釣り糸を通して上記中軸部材を摺
動自在に挿通し、更に、上記割り溝により錘体を横方向
から釣り糸に装着し上記雌ねじ部を上記雄ねじ部に螺着
して一体化させてなることを特徴とする釣り用錘り。 - 【請求項2】 上記中軸部材の一端に、該中軸部材の一
般部より大径となした回転操作部を形成した請求項1記
載の釣り用錘り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33407394A JPH08168329A (ja) | 1994-12-17 | 1994-12-17 | 釣り用錘り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33407394A JPH08168329A (ja) | 1994-12-17 | 1994-12-17 | 釣り用錘り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08168329A true JPH08168329A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18273216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33407394A Pending JPH08168329A (ja) | 1994-12-17 | 1994-12-17 | 釣り用錘り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08168329A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101363323B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2014-02-14 | 변재만 | 낚시추 조립체 |
KR101469872B1 (ko) * | 2013-04-30 | 2014-12-08 | 이미애 | 고리 일체형 봉돌 및 그 고리 일체형 봉돌의 제조방법 |
-
1994
- 1994-12-17 JP JP33407394A patent/JPH08168329A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101469872B1 (ko) * | 2013-04-30 | 2014-12-08 | 이미애 | 고리 일체형 봉돌 및 그 고리 일체형 봉돌의 제조방법 |
KR101363323B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2014-02-14 | 변재만 | 낚시추 조립체 |
WO2015046750A1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | 변재만 | 낚시추 조립체 |
JP2016535981A (ja) * | 2013-09-30 | 2016-11-24 | ビョン, ジェ マンBYEON, Jae Man | 釣り用おもりアセンブリー |
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