JPH08168090A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH08168090A
JPH08168090A JP31040594A JP31040594A JPH08168090A JP H08168090 A JPH08168090 A JP H08168090A JP 31040594 A JP31040594 A JP 31040594A JP 31040594 A JP31040594 A JP 31040594A JP H08168090 A JPH08168090 A JP H08168090A
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JP
Japan
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speaker
speaker unit
voice coil
ventilation
box
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Application number
JP31040594A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Koura
哲司 小浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動電型スピーカユニットを備えたスピーカ装
置に関し、ボイスコイルの温度上昇を低減した高耐入力
かつ大出力のスピーカ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 第1のスピーカユニット14には上部プレー
ト18の内周部を切り欠いて第1の通気孔28を形成
し、下部プレート16に第2の通気孔29を設け、第2
の通気孔29と第2のスピーカユニット30の背面を第
1の通気管31で連結し、上部プレート18とフレーム
19とボイスコイルボビン21とダンパー22で囲まれ
た第1の空間部32と、第1の通気孔28と、センター
ポール部15と下部プレート16と磁石17と上部プレ
ート18で囲まれた第2の空間部33と、第2の通気孔
29と、第1の通気管31で第1の通気路を形成した構
成とすることにより、第2のスピーカユニット30の振
動により発生する気流によってボイスコイル20を冷却
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動電型スピーカユニット
を備えたスピーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオアンプの大出力化に伴
い、特に業務用に使用されるスピーカ装置は、高耐入力
かつ大出力であることが要求されている。
【0003】以下に図面を参照しながら従来のこの種の
スピーカ装置について説明する。図5は従来のスピーカ
装置の構造を断面図で示したものであり、図中の1はセ
ンターポール部、2はこのセンターポール部1を備えた
下部プレート、3はこの下部プレート2の上面に結合さ
れ、厚み方向に着磁されたリング状の磁石、4はこの磁
石3の上面に結合され、内周面が上記センターポール部
1の外周面との間で磁気ギャップを形成するリング状の
上部プレート、5はこの上部プレート4の上面に結合さ
れたフレーム、6は上記磁気ギャップに保持され、電気
信号に応じて振幅するボイスコイル、7はこのボイスコ
イル6を巻装したボイスコイルボビン、8は内外周部が
それぞれ上記ボイスコイルボビン7の途中部位とフレー
ム5の途中部位に結合されたダンパー、9は上記ボイス
コイルボビン7の上部に結合された振動板、10は内外
周部がそれぞれ上記振動板9の外周部とフレーム5の周
縁部に結合されたエッジ、11はこのエッジ10の上面
に結合されたガスケット、12は上記ボイスコイルボビ
ン7の上部を覆い、振動板9の途中部位に結合されたダ
ストキャップ、13は上記フレーム5と結合されること
によりスピーカを前面に結合したスピーカボックスであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成のスピーカ装置では、スピーカに大入力が印加さ
れてボイスコイル6に大電流が流れるとボイスコイル6
が発熱し、このボイスコイル6に発生した熱は主にセン
ターポール部1の外周面とボイスコイルボビン7の内周
面で挟まれた空間の空気を介してセンターポール部1に
伝達し、上部プレート4の内周面とボイスコイル6の外
周面で挟まれた空間の空気を介して上部プレート4に伝
達することで冷却され、さらに、上部プレート4の内周
面とボイスコイル6の外周面で形成された空間での空気
移動によっても冷却されるように構成されてはいるもの
の、空気の熱伝導率は低く、しかも、上部プレート4の
内周面とボイスコイル6の外周面で囲まれた空間は極め
て細い隙間であるために通気が不十分となり、ボイスコ
イル6の熱は十分に冷却されないという課題を有してい
た。
【0005】従って、ボイスコイル6は発熱によって抵
抗値が増大して電流が減少し、電気入力に応じた出力音
圧が得られなくなってしまい、さらにボイスコイル6が
高温になれば、ボイスコイル6の絶縁被膜の炭化焼失に
よって電気的短絡の発生、ならびにボイスコイル6が線
間およびボイスコイルボビン7と剥離して磁気ギャップ
との衝突による異常音および断線の発生、あるいはボイ
スコイル6自体が焼失して断線に至る恐れがあるという
課題を有していた。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決し、
ボイスコイルの温度上昇を低減した高耐入力かつ大出力
に対応可能なスピーカ装置を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスピーカ装置は、スピーカボックスの前面に
結合された第1のスピーカユニットの磁気回路に形成さ
れた円環状の磁気ギャップを部分的に切り欠いて拡大
し、この切り欠きとボイスコイルの外周面で第1の通気
孔を形成し、この磁気ギャップを形成した空間部が外部
と挿通状態になるように第2の通気孔を設け、上記スピ
ーカボックスの裏面に結合された第2のスピーカユニッ
トの背面全体と上記第2の通気孔を連結する第1の通気
管を設けることにより、第1のスピーカユニットの磁気
回路とフレームとボイスコイルボビンとダンパーで囲ま
れた第1の空間部と、第1の通気孔と、第1のスピーカ
ユニットの磁気回路の内部に形成される第2の空間部
と、第2の通気孔と、第1の通気管をそれぞれ連通する
第1の通気路を形成した構成としたものである。
【0008】
【作用】この構成により、第2のスピーカユニットの振
動と共に発生する気流が、第1のスピーカユニットのボ
イスコイルの外周面を通過してボイスコイルを冷却する
ため、大入力時のボイスコイルの温度上昇を低減し、ボ
イスコイルの抵抗値の上昇を緩和することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を用いて説明する。
【0010】図1および図2は同実施例によるスピーカ
装置の構造を示した断面図と同実施例に用いる第1のス
ピーカユニットの磁気回路部の詳細を示したものであ
り、図中の14は本実施例によるスピーカ装置の主音源
である第1のスピーカユニット、15はセンターポール
部、16はこのセンターポール部15を備えた下部プレ
ート、17はこの下部プレート16の上面に結合された
リング状の磁石、18はこのリング状の磁石17の上面
に結合され、内周面が上記センターポール部15の外周
面との間に磁気ギャップを形成したリング状の上部プレ
ート、19はこの上部プレート18の上面に結合された
フレーム、20は上記磁気ギャップにはまり込むボイス
コイル、21はこのボイスコイル20を巻装したボイス
コイルボビン、22はこのボイスコイルボビン21に内
周部が結合されたダンパー、23は上記ボイスコイルボ
ビン21に内周部が結合された振動板、24はこの振動
板23の外周部に結合されたエッジ、25はこのエッジ
24の外周部上面に結合されたガスケット、26は上記
振動板23の中央部上面に結合されたダストキャップ、
27は上記第1のスピーカユニット14を前面に結合し
たスピーカボックス、28は上記上部プレート18の内
周部を切り欠いて設けられた第1の通気孔、29は上記
下部プレート16に挿通して設けられた第2の通気孔、
30は上記第1のスピーカユニット14を冷却するため
に上記スピーカボックス27の裏面側に結合された第2
のスピーカユニット、31は上記第2の通気孔29と第
2のスピーカユニット30の背面の間に設けられた第1
の通気管、32は上記第1のスピーカユニット14の上
部プレート18とフレーム19とボイスコイルボビン2
1とダンパー22で囲まれた第1の空間部、33は同セ
ンターポール部15と下部プレート16と磁石17と上
部プレート18で囲まれた第2の空間部である。
【0011】このように構成された本実施例のスピーカ
装置の動作を以下に説明する。第1の空間部32と、第
1の通気孔28と、第2の空間部33と、第2の通気孔
29と、第1の通気管31の間に第1の通気路が形成さ
れ、第2のスピーカユニット30がスピーカボックス2
7の外部方向に向かって振幅する場合、スピーカボック
ス27の内部の空気が第1のスピーカユニット14のダ
ンパー22を通過して第1の通気路へと流れ込む。すな
わち、ダンパー22を通過した気流は第1の空間部32
へ流れ込み、第1の通気孔28を通過して第2の空間部
33へ流れ込み、さらに第2の通気孔29を通過して第
1の通気管31へと至る。
【0012】逆に、第2のスピーカユニット30がスピ
ーカボックス27の内部方向に向かって振幅する場合、
第1の通気路内の空気はダンパー22を通過してスピー
カボックス27の内部空間へ流れ出す。すなわち、第1
の通気管31の内部の空気は第2の通気孔29を通過し
て第2の空間部33へ流れ込み、さらに第1の通気孔2
8を通過して第1の空間部32に流れ込み、ダンパー2
2を通過してスピーカボックス27の内部空間へ流れ出
る。
【0013】従って、第1の通気孔28を通過する気流
が、熱源であるボイスコイル20を直接冷却し、しか
も、第1の通気孔28ばかりでなく第1の空間部32を
通過する気流が、ボイスコイル20の熱が伝達しやすい
部位、すなわち、ボイスコイル20と隣接する上部プレ
ート18ならびにセンターポール部15を冷却するため
ボイスコイル20の温度上昇が緩和されるようになるも
のである。
【0014】なお、上記第1のスピーカユニット14と
第2のスピーカユニット30を同一の信号源で同相駆
動、すなわち、第1のスピーカユニット14および第2
のスピーカユニット30が同時にスピーカボックス27
の外部方向、あるいは内部方向に振幅することにより、
スピーカ装置としての総合音圧は、第1のスピーカユニ
ット14の音圧と第2のスピーカユニット30の音圧の
和となり、より高出力のスピーカ装置を提供することが
可能になるものである。
【0015】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を用いて説明する。
【0016】図3は同実施例によるスピーカ装置の構造
を示した断面図であり、図中の34は第1のスピーカユ
ニット14のフレーム19の磁気回路結合面とダンパー
結合面との間の部位の一部に設けた第3の通気孔、35
はスピーカボックス27に設けた第4の通気孔、36は
上記第3の通気孔34と第4の通気孔35の間に設けた
第2の通気管である。なお、図中に付した他の番号につ
いては上記第1の実施例と全く同じである。
【0017】ここで、第1の実施例と大きく異なるの
は、ダンパー22の気密性を高め、第3の通気孔34と
第4の通気孔35と第2の通気管36を新たに設け、第
1の空間部32と第3の通気孔34と第2の通気管36
と第4の通気孔35とスピーカボックス27の外部空間
との間に第2の通気路を形成したことである。
【0018】このように構成された本実施例によるスピ
ーカ装置の動作について以下に説明する。
【0019】ダンパー22の気密性を高め、第2の通気
路を設けたことで、第2のスピーカユニット30がスピ
ーカボックス27の外部方向に向かって振幅する場合、
スピーカボックス27の外部空間の空気が第2の通気路
から第1の通気路へと流れ込む。すなわち、スピーカボ
ックス27の外部空間の空気は第4の通気孔35、第2
の通気管36、第3の通気孔34を通過して第1の空間
部32へ流れ込み、第1の通気孔28を通過して第2の
空間部33へ流れ込み、さらに第2の通気孔29を通過
して第1の通気管31へと至る。
【0020】逆に、第2のスピーカユニット30がスピ
ーカボックス27の内部方向に向かって振幅する場合、
第1の通気路および第2の通気路内の空気はスピーカボ
ックス27の外部空間へと排出される。すなわち、第1
の通気管31の内部の空気は第2の通気孔29を通過し
て第2の空間部33へ流れ込み、さらに第1の通気孔2
8を通過して第1の空間部32に流れ込み、第3の通気
孔34、第2の通気管36、第4の通気孔35を通過し
てスピーカボックス27の外部空間へ流れ出る。
【0021】従って、第1の実施例に比べ、スピーカボ
ックス27の外部空間の空気と第1の通気路内の空気が
常に循環するため、ボイスコイル20、上部プレート1
8、センターポール部15の冷却効果が増大して、ボイ
スコイル20の温度上昇をより低減できるものである。
【0022】なお、上記第1の実施例と同様に、第1の
スピーカユニット14と第2のスピーカユニット30を
同一の信号源で同相駆動することにより、スピーカ装置
としての総合音圧は、第1のスピーカユニット14の音
圧と第2のスピーカユニット30の音圧の和になるだけ
でなく、気密性を高めたダンパー22と第2のスピーカ
ユニット30が同相に振幅するため、スピーカボックス
27の外部空間の空気と第1の通気路内の空気の循環が
増大して、ボイスコイル20の冷却効果も高くなるもの
である。
【0023】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を用いて説明する。
【0024】図4は同実施例によるスピーカ装置の構造
を示した断面図であり、図中の37は第2のスピーカユ
ニット30を覆うためにスピーカボックス27に設けた
遮音壁である。図中に付した他の番号については上記第
1の実施例と全く同じである。
【0025】ここで、第1の実施例と大きく異なるの
は、遮音壁37を設けて第2のスピーカユニット30の
前面側とスピーカボックス27の外部空間との通気を遮
断したことである。
【0026】このように構成された本実施例の動作も上
記第1の実施例と全く同様であり、ボイスコイル20の
冷却効果に変わりはないが、遮音壁37を設けたことに
より、第2のスピーカユニット30の前面からの放射音
がスピーカボックス27の外部空間に伝達されないた
め、スピーカ装置としての音圧周波数特性は第1のスピ
ーカユニット14のみによって決定される。すなわち、
第1のスピーカユニット14の放射音と第2のスピーカ
ユニット30の放射音の相互干渉に起因した、スピーカ
装置としての音圧周波数特性にピーク、ディップ等の影
響を与えることがない。
【0027】なお、本実施例においては、上記第1の実
施例のスピーカ装置に遮音壁37を設けた構成として説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上
記第2の実施例のスピーカ装置に上記遮音壁37を設け
ても同様の効果が得られるものであり、また、遮音壁3
7を設ける場合には、第2のスピーカユニット30の向
きをスピーカボックス27の内部方向に開口部を向ける
構成としても同様の効果が得られるものである。
【0028】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について説明する。
【0029】本実施例は図示しないが、これまでの実施
例と大きく異なるのは、第1のスピーカユニット14に
入力される信号とは別に、第2のスピーカユニット30
を一定の周波数で駆動するように構成したことであり、
第2のスピーカユニット30を一定の周波数で駆動する
ならば、第1のスピーカユニット14に入力される信号
とは無関係に、常に第1の通気路に一定の気流が発生す
る。従って、第1の通気孔28、すなわちボイスコイル
20の外周面を通過する気流も一定であるため、安定し
たボイスコイル20の冷却効果が得られる。
【0030】また、第2のスピーカユニット30を低い
周波数、特に20Hz以下の可聴帯域外の周波数で駆動す
るなら、第1の通気路に大きな気流が発生してボイスコ
イル20の冷却効果が増大する。しかも、上記第1およ
び第2の実施例のように第2のスピーカユニット30の
放射音がスピーカボックス27の外部空間に伝達する場
合にも、スピーカ装置の音圧は可聴帯域では第2のスピ
ーカユニット30の放射音の影響を受けず、第1のスピ
ーカユニット14のみで決定されるようになるものであ
る。
【0031】なお、これまでの発明における思想は上記
各実施例に図示してきたものに限るものではなく、例え
ば、第1の通気孔28や第2の通気孔29の形状、数は
その1例に過ぎず、また第1のスピーカユニット14の
磁気回路は外磁型を用いた構成としているが内磁型であ
ってもよく、さらにスピーカボックス27は密閉型を用
いてきたが位相反転型でもよいものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカ装置
は、冷却用のスピーカユニットの振動と共に発生する気
流が音源用のスピーカユニットのボイスコイルの外周面
を直接冷却するため、大入力時におけるボイスコイルの
温度上昇を低減でき、ボイスコイルの発熱による抵抗値
の上昇も低減でき、高耐入力かつ大出力のスピーカ装置
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のスピーカ装置の構造を
示す断面図
【図2】(a)同実施例の磁気回路部の詳細を示した平
面図 (b)同図(a)のA−O−B断面における断面図 (c)同底面図
【図3】本発明の第2の実施例のスピーカ装置の構造を
示した断面図
【図4】本発明の第3の実施例のスピーカ装置の構造を
示した断面図
【図5】従来例のスピーカ装置の構造を示した断面図
【符号の説明】
14 第1のスピーカユニット 15 センターポール部 16 下部プレート 17 磁石 18 上部プレート 19 フレーム 20 ボイスコイル 21 ボイスコイルボビン 22 ダンパー 23 振動板 24 エッジ 25 ガスケット 26 ダストキャップ 27 スピーカボックス 28 第1の通気孔 29 第2の通気孔 30 第2のスピーカユニット 31 第1の通気管 32 第1の空間部 33 第2の空間部 34 第3の通気孔 35 第4の通気孔 36 第2の通気管 37 遮音壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状の磁気ギャップを有すると共に、
    この円環状の磁気ギャップを部分的に拡大して第1の通
    気孔を形成する切り欠きを設け、かつこの磁気ギャップ
    を形成した空間部が外部と挿通状態になるように底部に
    第2の通気孔を形成する貫通孔を設けた磁気回路と、こ
    の磁気回路の上面に結合されたフレームと、このフレー
    ムの周縁に外周部を結合すると共に上記磁気ギャップに
    はまり込むボイスコイルを中心に結合した振動板と、上
    記ボイスコイルを支持するダンパーからなる第1のスピ
    ーカユニットと、この第1のスピーカユニットを前面に
    結合したスピーカボックスと、このスピーカボックスの
    裏面に結合された第2のスピーカユニットと、この第2
    のスピーカユニットの裏面側外周部に一端が結合され、
    他端が上記第1のスピーカユニットの磁気回路の裏面に
    結合されることにより第2のスピーカユニットの背面側
    全体を覆うように上記スピーカボックスの内部に結合さ
    れた第1の通気管からなる構成とすることにより、上記
    第1のスピーカユニットの磁気回路とフレームとボイス
    コイルとダンパーで囲まれた第1の空間部と、上記第1
    の通気孔と、上記第1のスピーカユニットの磁気回路の
    内部に形成される第2の空間部と、上記第2の通気孔
    と、上記第1の通気管をそれぞれ連通する第1の通気路
    を形成したスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 第1のスピーカユニットのダンパーの気
    密性を高め、かつ第1のスピーカユニットのフレームの
    磁気回路結合面とダンパー結合面との間の部位の一部に
    第3の通気孔を設けると共にスピーカボックスに第4の
    通気孔を設け、この第3の通気孔と第4の通気孔を第2
    の通気管で連結することにより、第1の空間部と第3の
    通気孔と第2の通気管と第4の通気孔とスピーカボック
    スの外部空間との間に第2の通気路を形成した請求項1
    記載のスピーカ装置。
  3. 【請求項3】 スピーカボックスに第2のスピーカユニ
    ットを覆う遮音壁を結合し、第2のスピーカユニットと
    上記遮音壁で囲まれた空間部と、スピーカボックスの外
    部空間との間の通気を遮断した請求項1または請求項2
    記載のスピーカ装置。
  4. 【請求項4】 第1および第2のスピーカユニットに入
    力される信号の周波数および位相が等しいものである請
    求項1〜3いずれか記載のスピーカ装置。
  5. 【請求項5】 第2のスピーカユニットに入力される信
    号の周波数が一定のものである請求項1〜3いずれか記
    載のスピーカ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1257148A2 (en) * 2001-05-09 2002-11-13 Citizen Electronics Co., Ltd. Loudspeaker for a portable communication device
JP2009524957A (ja) * 2006-01-27 2009-07-02 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 音響コンプライアンス調整装置

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