JPH08168011A - カラーファクシミリ装置 - Google Patents

カラーファクシミリ装置

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Publication number
JPH08168011A
JPH08168011A JP6311458A JP31145894A JPH08168011A JP H08168011 A JPH08168011 A JP H08168011A JP 6311458 A JP6311458 A JP 6311458A JP 31145894 A JP31145894 A JP 31145894A JP H08168011 A JPH08168011 A JP H08168011A
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JP
Japan
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color
image
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unit
recording
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Application number
JP6311458A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Arai
義博 荒井
Munenori Kimura
宗徳 木村
Takeshi Mazaki
健 真崎
Shinji Okada
真二 岡田
Seiji Yokono
政治 横野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフトーン画像以外の多値多色誤差拡散を
行うカラーFAXの時にもスムージング処理をOFFす
ることにより、スムージング処理に伴うカラー画像の劣
化を抑えて、カラー画像を鮮明にすることができる。 【構成】 セットされた原稿のカラー画情報を読み取る
画像読取手段と、通信相手先から送信してきたカラー画
情報を受信する画像受信手段と、画像読取手段で読み取
ったカラー画情報または画像受信手段で受信したカラー
画情報を、カラーインクまたはカラーサーマルを用いて
記録紙にカラー記録するカラー記録手段とを有するカラ
ーファクシミリ装置において、2色ファクシミリ装置か
らの受信を検出する受信検出手段と、ハーフトーンを検
出するハーフトーン検出手段と、前記画像受信手段で受
信した受信画像が2色で、かつ2値画像である時、受信
画像にスムージング処理を行うスムージング処理手段と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーファクシミリ装
置に係り、詳しくは、インクを用いたカラーファクシミ
リ装置の色補正技術に適用することができる他、多値デ
ィザ法や多値誤差拡散法等を適用して、カラー印字を行
うカラー印字技術に応用することができ、特に、ハーフ
トーン画像以外の多値多色誤差拡散を行うカラーFAX
の時にもスムージング処理をOFFすることにより、ス
ムージング処理に伴うカラー画像の劣化を抑えて、カラ
ー画像を鮮明にすることができるカラーファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置の画像記録部には、一
般に感熱紙に画像を記録する感熱記録方式のものが良く
採用されている。しかしながら、この感熱記録方式に利
用される感熱紙は、熱や摩擦あるいは薬品等によって変
色する性質があるため、記録画像を保存して利用する場
合には、不向きであると言われている。
【0003】一方、感熱記録方式ではなく電子写真記録
方式の画像記録部を備えたファクシミリ装置は、感熱紙
ではなく普通紙に画像を記録するため、感熱記録方式を
採用した場合と較べて記録画像を保存する場合に好適で
ある。しかしながら、この電子写真記録方式の画像記録
部は、電子写真記録方式を採っているため、感熱記録方
式と較べて機器構成が複雑となり、装置コストが増加す
るという欠点がある。
【0004】ところで、近年、パーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと記す)が広く普及している。パソコ
ンは、通常、プリンタ等の入出力装置が接続され、コン
ピュータシステムとして広く利用されている。このよう
なパソコン用に利用されるプリンタの場合は、普通紙に
情報を記録することができるもので、かつ非常に安価で
あるものが、良く利用されている。
【0005】特に、近年、カラーインクジェットを用い
て普通紙に記録するプリンタにおいては、複数のカラー
インクを備えることができるため、カラー画像を普通紙
に容易に、かつ低コストで記録することができるという
利点を有している。従って、このようなカラー・インク
ジェット・プリンターを用いたファクシミリ装置が検討
されてきている。
【0006】インクジェットは、図9に示す如く、例え
ば定められた360DPI間隔にひとつずつ構成された
ノズル1001を用い、熱や圧力により、ノズル100
1からインクの玉1002を噴出して記録紙1003に
記録する構造を取っている。このため、定められたノズ
ル1001の間隔で、定められた量の円形形状のインク
の玉1002が記録紙1003上に構成される。
【0007】カラーインクジェットは、図9のインクジ
ェットの記録方式とは異なり、マゼンタ、シアン、イエ
ロ、ブラックの4色のインクの量でカラー画像を構成す
るのではなく、多値誤差拡散法を用いて、各色をある面
積に並べて全体的に遠くから見た時に多色を再現してい
る。さて、カラー画像読取装置については、例えば特開
平2−254865号公報で報告されたものがある。こ
の従来のカラー画像読取装置では、主走査方向に各色成
分の画素を配置したカラーセンサーと、各色成分信号の
位相を補正する位相補正手段と、各色成分信号のMTF
(Modulation TransferFunct
ion)補正を行うMTF補正手段とを有するように構
成することにより、各色成分信号の位相補正とMTF補
正を行うことができるという利点を有する。
【0008】また、カラーファクシミリ装置について
は、例えば特開平5−103201号公報で報告された
ものがある。この従来のカラーファクシミリ装置では、
従来の白黒ファクシミリ装置との交信を保ちつつ、カラ
ーの場合でも、基本的にカラー/白黒の選択スイッチの
みで、文字コード、写真モードの切り替えまでも行い、
最適な補正を行うことができるという利点を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、白黒FAXのス
ムージング処理は、図10(a),(b)に示す如く、
スタンダードデータよりセミスーパーファインの画情報
にスムージング処理している。このスムージング処理
は、図10(a)に示す如く、スタンダードで送られて
きた黒データを記録部が持っている最小単位の画情報に
直して、これを図(b)に示す如く、段差部を滑らかに
する処理である。
【0010】従来、多値多色誤差拡散法は、カラーの場
合、図11に示す如く、Y,M,Cの3色を各々単色階
調マトリックスを作成して、各々のマトリックスを合成
することによって、多色誤差拡散マトリックスを構成し
ている。しかしながら、Y,M,Cの階調マトリックス
にスムージング処理を行うと、色の分配量が変わって、
例えば赤色と記録紙の白地の境界部分で色ずれを起こし
たり、却って色がぼけてしまったりする等、画像が劣化
するという問題があった。
【0011】また、上記した特開平2−254865号
公報及び特開平5−103201号公報で報告されたも
のでは、カラーFAXの時にスムージング処理をOFF
することにより、スムージング処理に伴うカラー画像の
劣化を抑えることについては一切言及していないうえ、
スムージング処理に伴うカラー画像の劣化を防止するこ
とを目的としたものではなく、結局、上記と同様な問題
が生じる。
【0012】そこで、本発明は、ハーフトーン画像以外
の多値多色誤差拡散を行うカラーFAXの時にもスムー
ジング処理をOFFすることにより、スムージング処理
に伴うカラー画像の劣化を抑えて、カラー画像を鮮明に
することができるカラーファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
セットされた原稿のカラー画情報を読み取る画像読取手
段と、通信相手先から送信してきたカラー画情報を受信
する画像受信手段と、前記画像読取手段で読み取ったカ
ラー画情報または前記画像受信手段で受信したカラー画
情報を、カラーインクまたはカラーサーマルを用いて記
録紙にカラー記録するカラー記録手段とを有するカラー
ファクシミリ装置において、2色ファクシミリ装置から
の受信を検出する受信検出手段と、ハーフトーンを検出
するハーフトーン検出手段と、前記画像受信手段で受信
した受信画像が2色で、かつ2値画像である時、受信画
像にスムージング処理を行うスムージング処理手段とを
有することを特徴とするものである。
【0014】請求項2記載の発明は、セットされた原稿
のカラー画情報を読み取る画像読取手段と、通信相手先
から送信してきたカラー画情報を受信する画像受信手段
と、前記画像読取手段で読み取ったカラー画情報または
前記画像受信手段で受信したカラー画情報を、カラーイ
ンクまたはカラーサーマルを用いて記録紙にカラー記録
するカラー記録手段とを有するカラーファクシミリ装置
において、前記画像受信手段で受信した受信画像より、
単色画像部分を検出する検出手段と、検出した単色画像
部分のみにスムージング処理を行うスムージング処理手
段とを有することを特徴とするものである。
【0015】請求項3記載の発明は、セットされた原稿
のカラー画情報を読み取る画像読取手段と、通信相手先
から送信してきたカラー画情報を受信する画像受信手段
と、前記画像読取手段で読み取ったカラー画情報または
前記画像受信手段で受信したカラー画情報を、カラーイ
ンクまたはカラーサーマルを用いて記録紙にカラー記録
するカラー記録手段とを有するカラーファクシミリ装置
において、前記画像受信手段で受信した受信画像より、
絵/文字部分を分離する分離手段と、分離した文字部分
を検出する検出手段と、検出した文字部分のみにスムー
ジング処理を行うスムージング処理手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、2色ファクシミリ装
置からの受信画像が2色で、かつ2値画像である時、受
信画像をスムージング処理して補正するため、良好な受
信画像を得ることができる。また、2色ファクシミリ装
置からの受信画像がカラー、ハーフトーン画像である
時、スムージング処理を行わないように処理するため、
スムージング処理に伴うカラー画像の劣化を抑えて、カ
ラー画像を鮮明にすることができる。
【0017】請求項2記載の発明では、カラーファクシ
ミリ装置からの受信画像が単色画像である時、その受信
した単色画像のみをスムージング処理して補正するた
め、スムージング処理を行わないことに伴うカラー画像
の劣化を抑えて、カラー画像を鮮明にすることができ
る。また、カラーファクシミリ装置からの受信画像が単
色画像でない時、スムージング処理を行わないように処
理するため、良好な受信画像を得ることができる。
【0018】請求項3記載の発明では、カラーファクシ
ミリ装置からの受信画像が文字画像である時、その受信
した文字画像のみをスムージング処理して補正するた
め、スムージング処理を行わないことに伴うカラー画像
の劣化を抑えて、カラー画像を鮮明にすることができ
る。また、カラーファクシミリ装置からの受信画像が絵
画像である時、スムージング処理を行わないように処理
するため、良好な受信画像を得ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本発明に係る実施例1のカラーファ
クシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0020】図1において、ファクシミリ装置1は、カ
ラースキャナ部2、カラー記録部3、画像処理部4、符
号化復号化部5、画像メモリ6、G3FAXモデム7、
網制御部8、操作表示部9及びシステム制御部10等か
ら構成される。ここで、カラースキャナ部2は、3色の
光源を用いて原稿画像を読み取る画像読取手段であり、
カラー記録部3は、4色のカラーインク等を用いて普通
紙にカラー印字を行う記録手段であり、画像処理部4
は、カラースキャナ部2及び受信により得られた画情報
より、カラー記録部3で印字を行うために画像処理を行
うための手段である。
【0021】符号化復号化部5は、所定の符号化方式に
より画情報をデータ圧縮したり、圧縮データから元の画
情報を復元したりする手段であり、画像メモリ6は、画
情報を格納する手段であり、G3FAXモデム7は、グ
ループ3(G3)規格の通信手順でファクシミリ通信を
実行する手段であり、網制御部8は、電話回線21に接
続され、発着信の際に所定の回線制御を実行する手段で
ある。この網制御部8とG3FAXモデム7は、通信先
から画情報を受信する画像受信手段を構成している。
【0022】操作表示部9は、ユーザが各種操作を実行
したり、装置が動作状態等を表示したりする手段であ
り、システム制御部10は、上記各部を監視制御するマ
イクロコンピュータであり、システムバス11は、以上
の各部を接続する信号ラインである。次に、画像処理部
4の構成を図2を参照して説明する。
【0023】画像処理部4は、カラースキャナ部2内の
3つのCCD31r,31g,31bで読み取った3色
の画像信号を、記録に必要なブラック(BK)、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各記録信
号に変換する。画像処理部4は、CCD31r,31
g,31bの出力信号をA/D変換器32により8ビッ
トにA/D変換した色階調データを入力し、この入力し
た色階調データの光学的な照度むらや、CCD31r,
31g,31bの内部端子素子の感度ばらつき等に対す
る補正を実行するシェーディング補正回路33と、シェ
ーディング補正回路33の出力する色階調データを入力
し、インクの特性に合わせて階調性を変更して6ビット
データとして出力するγ補正回路34と、γ補正回路3
4から出力される赤(R)、緑(G)、青(B)の階調
を示す6ビットの階調データを各々の補色であるシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の階調データ
(6ビット)に変換する補色生成回路35と、補色生成
回路35から出力されるY,M,Cの各階調データに所
定のマスキング処理を行うマスキング処理回路36と、
マスキング処理後のY,M,Cの各階調データを入力し
てUCR処理及び黒発生処理を実行するUCR処理・黒
発生回路37と、UCR処理・黒発生回路37から出力
されるY,M,C及びBKの各6ビットの階調データを
3ビットの階調データY1,M1,C1及びBK1に変
換し、カラー記録部3に出力する階調処理回路38と、
システム制御部10からの命令を受け、画像処理部4の
各回路の同期をとるための同期制御回路39とから構成
される。
【0024】このように、画像処理部4では、カラース
キャナ部2から出力される各々の色でビットのばらつき
があるので、シェーディング補正回路33を用いてビッ
トのばらつきをシェーディング補正し、同じく各々の色
でγ(直線性)が異なるので、γ補正回路34によりγ
補正を行う。このγ補正回路34で出力されるR,G,
Bが読み取りの3原色の形になり、カラー通信時の画情
報になる。
【0025】次に、補色生成回路35で光の組み合わせ
を替えてY,M,Cを生成し、マスキング処理回路36
によりY,M,Cの組み合わせの処理を行う。ここで、
例えばマゼンタの量やシアンの量を調整する。次に、マ
スキング処理回路36から出力されるY,M,CをUC
R処理・黒発生回路37によりUCR処理と黒発生処理
を行う。なお、BKは、Y,M,Cから取り出すことが
できないので、別個に取り出す。そして、UCR処理・
黒発生回路37から出力されるY,M,C及びBKを階
調処理回路38により階調処理を行い、実際に出力され
る信号を生成して、カラー記録部3に送る。
【0026】階調処理回路38で使用するアルゴリズム
としては、多値ディザ法、多値誤差拡散法等を適用する
ことができ、例えば、多値ディザ法のディザマトリクス
を3×3とすると、階調数は、3×3の面積階調と、3
ビット(即ち、8段階)の多値レベルの積となり、次の
(1)式に示す如く、
【0027】
【数1】
【0028】72階調となる。次に、マスキング処理回
路36及びUCR処理・黒発生回路37の処理について
説明する。マスキング処理回路36のマスキング処理の
演算式は一般に、次の(2)式で表わすことができる。
【0029】
【数2】
【0030】但し、Yi ,Mi ,Ci は、マスキング処
理前のデータとし、Yo ,Mo ,C o は、マスキング処
理後のデータとする。また、UCR処理・黒発生回路3
7のUCR処理の演算式は一般に、次の(3)式で表わ
すことができる。
【0031】
【数3】
【0032】なお、UCR処理・黒発生回路37による
UCR処理は、面積変調記録における下色を除去する処
理である。例えばC,M,Yの3色のインクの重なる領
域で3色の代わりに黒インクKを用い、4色の時には、
黒インクを持っているので、C,M,Yの3色から黒の
成分を引く。次に、図3は本発明に係る実施例1の2色
FAXの黒信号によるスムージング構成を示す図であ
る。図3は、図2のUCR処理・黒発生回路37と階調
処理回路38間にスムージング処理回路41を付け加え
て構成したものである。
【0033】本実施例では、従来の多値誤差拡散法や多
値ディザ法のハーフトーン画像の時にスムージング処理
をOFFする機能を追加するとともに、更にカラーFA
Xの時にもスムージング処理をOFFする機能を追加し
ている。本実施例では、2色FAXであるかカラーであ
るかをシステム制御部10で判定して、ハーフトーン、
2色FAXの時にはスムージング処理をOFFし、一方
2色で、かつ2値画像である時にはスムージング処理を
ONする。
【0034】次に、図4は本発明に係る実施例1の2色
FAXフローを示すフローチャートである。本実施例で
は、まず、2色ファクシミリ装置からの受信を検出する
と(ステップS1)、R,G,Bデータが送られてく
る。この時、カラースキャナ部2の読取部側の補正は行
わない。一方、コピー時には、カラースキャナ部2によ
るR,G,Bデータを検出し(ステップS2)、検出し
たR,G,Bデータをシェーディング補正回路33でシ
ェーディング補正した後(ステップS3)、γ補正回路
34でγ補正する(ステップS4)。
【0035】次に、受信後又はγ補正後のR,G,Bデ
ータを補色生成回路35で補色生成してY,M,Cデー
タに変換し(ステップS5)、変換したY,M,Cデー
タをマスキング処理回路36でマスキング処理した後
(ステップS6)、マスキング処理したY,M,Cデー
タをUCR処理・黒発生回路37でUCR処理及び黒発
生処理する(ステップS7)。
【0036】次に、UCR処理及び黒発生処理したY,
M,Cデータが2色で、かつ2値画像である時(ステッ
プS8,S9)、スムージング処理を行い(ステップS
10)、スムージング処理したY,M,Cデータを階調
処理回路38で階調処理した後(ステップS11)、カ
ラー記録部3で印字処理を行う(ステップS12)。一
方、UCR処理及び黒発生処理したY,M,Cデータが
2色画像でない時や2色でもハーフトーン画像である時
(ステップS8,S9)、スムージング処理を行わない
で階調処理回路38で階調処理を行い(ステップS1
1)、カラー記録部3で印字処理を行う(ステップS1
2)。
【0037】このように、本実施例では、2色ファクシ
ミリ装置からの受信画像が2色で、かつ2値画像である
時、受信画像をスムージング処理して補正するため、良
好な受信画像を得ることができる。また、2色ファクシ
ミリ装置からの受信画像がカラー、ハーフトーン画像で
ある時、スムージング処理を行わないように処理するた
め、スムージング処理に伴うカラー画像の劣化を抑え
て、カラー画像を鮮明にすることができる。 (実施例2)本実施例も、図1の実施例1で説明したカ
ラーファクシミリ装置に適用することができる。
【0038】図5は本発明に係る実施例2の単色検出に
よる単色信号スムージング構成を示す図である。図5
は、図2のUCR処理・黒発生回路37と階調処理回路
38間にスムージング処理回路51と単色検出回路52
を付け加えて構成したものである。例えばシアンのみで
あれば2値になるので、1個のインクのみで済ませるこ
とができる。そこで、受信画像が単色であれば、その単
色画像部分のみスムージングを行った方が画像が鮮明に
なるので、その単色画像部分のみスムージングを行うよ
うに、単色検出回路52とスムージング処理回路51
を、UCR処理・黒発生回路37と階調処理回路38間
に設けて画像処理部4を構成する。
【0039】次に、図6は本発明に係る実施例2の単色
検出フローを示すフローチャートである。本実施例で
は、まず、カラーファクシミリ装置からの受信を検出す
ると(ステップS21)、R,G,Bデータが送られて
くる。この時、カラースキャナ部2の読取部側の補正は
行わない。一方、コピー時には、カラースキャナ部2に
よるR,G,Bデータを検出し(ステップS22)、検
出したR,G,Bデータをシェーディング補正回路33
でシェーディング補正した後(ステップS23)、γ補
正回路34でγ補正する(ステップS24)。
【0040】次に、受信後又はγ補正後のR,G,Bデ
ータを補色生成回路35で補色生成してY,M,Cデー
タに変換し(ステップS25)、変換したY,M,Cデ
ータをマスキング処理回路36でマスキング処理した後
(ステップS26)、マスキング処理したY,M,Cデ
ータをUCR処理・黒発生回路37でUCR処理及び黒
発生処理する(ステップS27)。
【0041】次に、UCR処理及び黒発生処理したY,
M,Cデータが単色検出回路52で単色画像であると検
出すると(ステップS28)、検出した単色画像部分の
みをスムージング処理回路51でスムージング処理を行
い(ステップS29)、スムージング処理したY,M,
Cデータを階調処理回路38で階調処理した後(ステッ
プS30)、カラー記録部3で印字処理を行う(ステッ
プS31)。
【0042】一方、UCR処理及び黒発生処理したY,
M,Cデータが単色画像でない時(ステップS28)、
スムージング処理を行わないで階調処理回路38で階調
処理を行い(ステップS30)、カラー記録部3で印字
処理を行う(ステップS31)。このように、本実施例
では、カラーファクシミリ装置からの受信画像が単色画
像である時、その受信した単色画像のみをスムージング
処理して補正するため、スムージング処理を行わないこ
とに伴う画像の劣化を抑えて、カラー画像を鮮明にする
ことができる。また、カラーファクシミリ装置からの受
信画像が単色画像でない時、スムージング処理を行わな
いように処理するため、良好な受信画像を得ることがで
きる。 (実施例3)本実施例も、図1の実施例2で説明したカ
ラーファクシミリ装置に適用することができる。
【0043】図7は本発明に係る実施例3の絵/文字分
離検出による文字部分のスムージング構成を示す図であ
る。図7は、図2のUCR処理・黒発生回路37と階調
処理回路38間にスムージング処理回路61と絵/文字
検出回路62を付け加えて構成したものである。ハーフ
トーンの2色FAXで絵/文字分離という形で画情報か
ら画素拡散法とかディザ法を行うと分散している。この
ため、受信画像が文字であると、1つの黒の固まりとい
うことで、固まりか分散であるかということで絵である
か文字であるかを絵/文字検出回路62で検出する。例
えば、受信画像の色の混じった部分が例えば紫色の文字
であれば、この文字部分を絵/文字検出回路62で検出
して、検出した文字部分をスムージング処理回路61で
スムージング処理を行うと画像を鮮明にすることができ
る。
【0044】次に、図8は本発明に係る実施例3の絵/
文字検出フローを示すフローチャートである。本実施例
では、まず、カラーファクシミリ装置からの受信を検出
すると(ステップS31)、R,G,Bデータが送られ
てくる。この時、カラースキャナ部2の読取部側の補正
は行わない。一方、コピー時には、カラースキャナ部2
によるR,G,Bデータを検出し(ステップS32)、
検出したR,G,Bデータをシェーディング補正回路3
3でシェーディング補正した後(ステップS33)、γ
補正回路34でγ補正する(ステップS34)。
【0045】次に、受信後又はγ補正後のR,G,Bデ
ータを補色生成回路35で補色生成してY,M,Cデー
タに変換し(ステップS35)、変換したY,M,Cデ
ータをマスキング処理回路36でマスキング処理した後
(ステップS36)、マスキング処理したY,M,Cデ
ータをUCR処理・黒発生回路37でUCR処理及び黒
発生処理する(ステップS37)。
【0046】次に、UCR処理及び黒発生処理したY,
M,Cデータが絵/文字検出回路62で文字画像である
と検出すると(ステップS38)、検出した文字画像部
分のみをスムージング処理回路61でスムージング処理
を行い(ステップS39)、スムージング処理したY,
M,Cデータを階調処理回路38で階調処理した後(ス
テップS40)、カラー記録部3で印字処理を行う(ス
テップS41)。
【0047】一方、UCR処理及び黒発生処理したY,
M,Cデータが絵画像である時(ステップS38)、ス
ムージング処理を行わないで階調処理回路38で階調処
理を行い(ステップS40)、カラー記録部3で印字処
理を行う(ステップS41)。このように、本実施例で
は、カラーファクシミリ装置からの受信画像が文字画像
である時、その受信した文字画像のみをスムージング処
理して補正するため、スムージング処理を行わないこと
に伴うカラー画像の劣化を抑えて、カラー画像を鮮明に
することができる。また、カラーファクシミリ装置から
の受信画像が絵画像である時、スムージング処理を行わ
ないように処理するため、良好な受信画像を得ることが
できる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ハーフトーン画像以外
の多値多色誤差拡散を行うカラーFAXの時にもスムー
ジング処理をOFFすることにより、スムージング処理
に伴うカラー画像の劣化を抑えて、カラー画像を鮮明に
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1のカラーファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すカラーファクシミリ装置のカラース
キャナ部と画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る実施例1の2色FAXの黒信号に
よるスムージング構成を示す図である。
【図4】本発明に係る実施例1の2色FAXフローを示
すフローチャートである。
【図5】本発明に係る実施例2の単色検出による単色信
号スムージング構成を示す図である。
【図6】本発明に係る実施例2の単色検出フローを示す
フローチャートである。
【図7】本発明に係る実施例3の絵/文字分離検出によ
る文字部分スムージング構成を示す図である。
【図8】本発明に係る実施例3の絵/文字検出フローを
示すフローチャートである。
【図9】インクジェットのノズルからインクの玉を噴出
して記録紙に記録する様子を示す図である。
【図10】従来の白黒FAXのスムージング処理方法を
示す図である。
【図11】従来の多値多色誤差拡散法を示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 カラースキャナ部 3 カラー記録部 4 画像処理部 5 符号化復号化部 6 画像メモリ 7 G3FAXモデム 8 網制御部 9 操作表示部 10 システム制御部 11 システムバス 21 電話回線 31r,31g,31b CCD 32 A/D変換器 33 シェーディング補正回路 34 γ補正回路 35 補色生成回路 36 マスキング処理回路 37 UCR処理・黒発生回路 38 階調処理回路 39 周期制御回路 41,51,61 スムージング処理回路 52 単色検出回路 62 絵/文字検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 Z (72)発明者 岡田 真二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 横野 政治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セットされた原稿のカラー画情報を読み取
    る画像読取手段と、通信相手先から送信してきたカラー
    画情報を受信する画像受信手段と、前記画像読取手段で
    読み取ったカラー画情報または前記画像受信手段で受信
    したカラー画情報を、カラーインクまたはカラーサーマ
    ルを用いて記録紙にカラー記録するカラー記録手段とを
    有するカラーファクシミリ装置において、2色ファクシ
    ミリ装置からの受信を検出する受信検出手段と、ハーフ
    トーンを検出するハーフトーン検出手段と、前記画像受
    信手段で受信した受信画像が2色で、かつ2値画像であ
    る時、受信画像にスムージング処理を行うスムージング
    処理手段とを有することを特徴とするカラーファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】セットされた原稿のカラー画情報を読み取
    る画像読取手段と、通信相手先から送信してきたカラー
    画情報を受信する画像受信手段と、前記画像読取手段で
    読み取ったカラー画情報または前記画像受信手段で受信
    したカラー画情報を、カラーインクまたはカラーサーマ
    ルを用いて記録紙にカラー記録するカラー記録手段とを
    有するカラーファクシミリ装置において、前記画像受信
    手段で受信した受信画像より、単色画像部分を検出する
    検出手段と、検出した単色画像部分のみにスムージング
    処理を行うスムージング処理手段とを有することを特徴
    とするカラーファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】セットされた原稿のカラー画情報を読み取
    る画像読取手段と、通信相手先から送信してきたカラー
    画情報を受信する画像受信手段と、前記画像読取手段で
    読み取ったカラー画情報または前記画像受信手段で受信
    したカラー画情報を、カラーインクまたはカラーサーマ
    ルを用いて記録紙にカラー記録するカラー記録手段とを
    有するカラーファクシミリ装置において、前記画像受信
    手段で受信した受信画像より、絵/文字部分を分離する
    分離手段と、分離した文字部分を検出する検出手段と、
    検出した文字部分のみにスムージング処理を行うスムー
    ジング処理手段とを有することを特徴とするカラーファ
    クシミリ装置。
JP6311458A 1994-12-15 1994-12-15 カラーファクシミリ装置 Pending JPH08168011A (ja)

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