JPH08167871A - 無線通信方法及び装置 - Google Patents

無線通信方法及び装置

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JPH08167871A
JPH08167871A JP6311028A JP31102894A JPH08167871A JP H08167871 A JPH08167871 A JP H08167871A JP 6311028 A JP6311028 A JP 6311028A JP 31102894 A JP31102894 A JP 31102894A JP H08167871 A JPH08167871 A JP H08167871A
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antenna
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communication device
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Kazuhiro Uehara
一浩 上原
Kenichi Kagoshima
憲一 鹿子嶋
Toshihiro Seki
智弘 関
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁や什器からの反射波に起因したマルチパス
フェージングが問題となる構内無線通信にあっても、伝
送品質を保ったまま符号速度の高速化をすることが可能
であって、なおかつ接続が容易な無線通信方法及び装置
を提供する。 【構成】 無線通信装置1aと無線通信装置1bとの通
信シーケンスにおいて、接続時{選択図の(a)}に
は、アンテナ2a・2bの指向特性を無指向性の指向性
パターン3a・3bとする。次に、データ伝送時{選択
図の(b)}となると、指向特性を半値角の小さな指向
性パターン7a・7bへと変化させる。そして、データ
伝送が完了して通信を切断する場合{選択図の(c)}
には、指向特性を元の無指向性の指向性パターン3a・
3bへ戻して、次の接続に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高速無線データ伝送を
行う無線通信方式に係り、接続が容易であって、なおか
つ壁や什器からの反射波に起因するマルチパスフェージ
ングが問題となる構内無線通信においても高い伝送品質
が得られる無線通信方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の無線通信方法の第一の
例を示している。ここで、図13(a)は通信シーケン
スにおける接続時の状態、図13(b)は通信シーケン
スにおけるデータ伝送時の状態、図13(c)は通信シ
ーケンスにおける切断時の状態を示している。これらの
図において、1aは無線通信装置A、1bは無線通信装
置B、2aはアンテナA、2bはアンテナB、3aは無
指向性の指向性パターンA、3bは無指向性の指向性パ
ターンB、4は接続信号、5はデータ、6は切断信号を
示している。なお、図の無指向性の指向性パターン3a
・3bはいずれも図の球体内の領域を意味している。こ
の例では、通信シーケンスによらず、常に同一の無指向
性の指向性を用いて通信を行っている。この場合、両無
線通信装置1a・1bの位置や向きによらず接続が行な
えるという利点を有する。
【0003】また、図14は、従来の無線通信方法の第
二の例を示している。ここで、図14(a)は通信シー
ケンスにおける接続時の状態、図14(b)は通信シー
ケンスにおけるデータ伝送時の状態、図14(c)は通
信シーケンスにおける切断時の状態を示している。な
お、同図において図13と同一の装置・信号・データ等
には同一の符号を付してあり、その説明を省略する。こ
れらの図において、7a・7bはともに半値角の小さな
指向性パターンを示している。
【0004】この例では、通信シーケンスによらず、常
に同一の半値角の小さな指向性を用いて通信を行ってい
る。この場合、半値角の小さなペンシルビームの指向特
性を有するアンテナを用いているため、壁や什器等によ
る反射波が受信されないためマルチパスフェージングを
生じることがない。これにより、符号速度が高速であっ
ても、符号誤りが小さく伝送品質が高いという利点を有
する。つまり、上記の第一の例に比較して短時間でデー
タ伝送を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
一の例によれば、構内等で通信を行う際、両無線通信装
置1a・1b間を直接伝搬する直接波の他に、壁や什器
等による反射波が受信されてマルチパスフェージングが
生じる。これにより、符号速度が大きいほど符号誤りが
大きくなって伝送品質が劣化する。
【0006】このようなマルチパスフェージングを抑圧
するためには、上述した第二の例のようにして、ペンシ
ルビームもしくは半値角の小さな指向特性を有するアン
テナを用いてこの反射波を受信しないようにする必要が
ある。また、通信シーケンスにおいて、データ伝送時の
伝送容量は大きいため符号速度が高速であることが望ま
しい。しかし、この第一の例によれば、その指向性は一
定であって符号速度が高速にできないという欠点があっ
た。
【0007】また、第二の例によれば、「第一の例」の
説明で述べた欠点を解消するべく、ペンシルビームもし
くは半値角の小さな指向特性を有するアンテナを用いて
いる。このため、両無線通信装置1a・1bの指向性の
指向方向が予め対向していない限りは、接続信号4が受
信されず、従って接続が行えないという欠点があった。
以上述べたように、従来の無線通信方法では、通信シー
ケンスによらず常に同一の指向性を用いて通信を行って
いる。そのために、符号速度を高速にできないか、もし
くは符号速度を高速にすると接続が困難になるという欠
点があった。
【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、上記の「従来の技術」で述べた欠点を解決する
ことによって、壁や什器からの反射波に起因したマルチ
パスフェージングが問題となる構内無線通信にあって
も、伝送品質を高く保ちながら符号速度を高速化するこ
とが可能であって、なおかつ接続が容易な無線通信方法
および装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
接続・データ伝送・切断からなる通信シーケンスにした
がって複数の無線通信装置の間でデータ伝送を行う無線
通信方法において、前記通信シーケンスに同期して、少
なくとも一つの無線通信装置のアンテナ指向性が変化す
ることを特徴としている。また、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明において、前記通信シーケンス
に同期して、少なくとも一つの無線通信装置のアンテナ
指向性が変化するとともに、変復調方式の多値数が変化
することを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記通信シーケンスに同期
して、少なくとも一つの無線通信装置のアンテナ指向性
が変化するとともに、符号速度が変化することを特徴と
している。また、請求項4記載の発明は、請求項1ない
し3のいずれかの項に記載の発明において、前記通信シ
ーケンスで、接続時はアンテナが無指向性もしくは半値
角の大きな指向特性となり、データ伝送時はアンテナが
ペンシルビームもしくは半値角の小さな指向特性とな
り、かつ該アンテナの指向方向をデータ伝送を行う対向
する無線通信装置の方向へ向けることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし4のいずれかの項に記載の発明において、前記通信
シーケンスで、接続時はアンテナが無指向性もしくは半
値角の大きな指向特性となると共に、変復調方式の多値
数が小さくなり、データ伝送時はアンテナがペンシルビ
ームもしくは半値角の小さな指向特性となり、かつ該ア
ンテナの指向方向をデータ伝送を行う対向する無線通信
装置の方向へ向けると共に、変復調方式の多値数が大き
くなることを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項1な
いし5のいずれかの項に記載の発明において、前記通信
シーケンスで、接続時はアンテナが無指向性もしくは半
値角の大きな指向特性となると共に、符号速度が低速に
なり、データ伝送時はアンテナがペンシルビームもしく
は半値角の小さな指向特性となり、かつ該アンテナの指
向方向をデータ伝送を行う対向する無線通信装置の方向
へ向けると共に、符号速度が高速になることを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項1な
いし6のいずれかの項に記載の発明において、前記通信
シーケンスで、データ伝送時にバーストエラーが生じた
場合、アンテナが無指向性もしくは半値角の大きな指向
特性となり、再び受信可能状態になった後、アンテナが
ペンシルビームもしくは半値角の小さな指向特性にな
り、かつ該アンテナの指向方向をデータ伝送を行う対向
する無線通信装置の方向へ向けることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項8記載の発明は、請求項1な
いし7のいずれかの項に記載の発明において、前記通信
シーケンスで、データ伝送時にバーストエラーが生じた
場合、アンテナが無指向性もしくは半値角の大きな指向
特性になると共に、変復調方式の多値数が小さくなり、
再び受信可能状態になった後、アンテナがペンシルビー
ムもしくは半値角の小さな指向特性になり、かつ該アン
テナの指向方向をデータ伝送を行う対向する無線通信装
置の方向へ向けると共に変復調方式の多値数が大きくな
ることを特徴としている。
【0015】また、請求項9記載の発明は、請求項1な
いし8のいずれかの項に記載の発明において、前記通信
シーケンスで、データ伝送時にバーストエラーが生じた
場合、アンテナが無指向性もしくは半値角の大きな指向
特性になると共に符号速度が低速になり、再び受信可能
状態になった後、アンテナがペンシルビームもしくは半
値角の小さな指向特性になり、かつ該アンテナの指向方
向をデータ伝送を行う対向する無線通信装置の方向へ向
けると共に符号速度が高速になることを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項10記載の発明は、接続・デ
ータ伝送・切断からなる通信シーケンスにしたがってデ
ータ伝送を行う無線通信装置において、接続中もしくは
切断後はアンテナの指向性を無指向性もしくは半値角の
大きな指向特性とし、データ伝送中は前記アンテナの指
向性をペンシルビームもしくは半値角の小さな指向特性
とする指向性制御手段を備えたことを特徴としている。
【0017】また、請求項11記載の発明は、請求項1
0記載の発明において、前記無線通信装置が、受信した
データのバーストエラーを検出する誤り検出手段を有
し、前記指向性制御手段が、バーストエラー検出時には
前記アンテナの指向性を無指向性もしくは半値角の大き
な指向特性とし、再受信可能となった時点で前記アンテ
ナの指向性をペンシルビームもしくは半値角の小さな指
向特性とすることを特徴としている。
【0018】また、請求項12記載の発明は、接続・デ
ータ伝送・切断からなる通信シーケンスにしたがい、送
受信データに変復調をかけてデータ伝送を行う無線通信
装置において、接続中もしくは切断後は前記送受信デー
タの変復調の多値数を小さくし、データ伝送中は前記送
受信データの変復調の多値数を大きくする変復調手段
と、接続中もしくは切断後はアンテナの指向性を無指向
性もしくは半値角の大きな指向特性とし、データ伝送中
は前記アンテナの指向性をペンシルビームもしくは半値
角の小さな指向特性とする指向性制御手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0019】また、請求項13記載の発明は、請求項1
2記載の発明において、前記無線通信装置が、受信した
データのバーストエラーを検出する誤り検出手段を有
し、前記変復調手段が、バーストエラー検出時には前記
送受信データの変復調の多値数を小さくし、再受信可能
となった時点で前記送受信データの変復調の多値数を大
きくすることを特徴としている。
【0020】また、請求項14記載の発明は、接続・デ
ータ伝送・切断からなる通信シーケンスにしたがい、送
受信データを符号化してデータ伝送を行う無線通信装置
において、接続中もしくは切断後は前記送受信データの
符号速度を低速とし、データ伝送中は前記送受信データ
の符号速度を高速とする符号化手段と、接続中もしくは
切断後はアンテナの指向性を無指向性もしくは半値角の
大きな指向特性とし、データ伝送中は前記アンテナの指
向性をペンシルビームもしくは半値角の小さな指向特性
とする指向性制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項15記載の発明は、請求項1
4記載の発明において、前記無線通信装置が、受信した
データのバーストエラーを検出する誤り検出手段を有
し、前記符号化手段が、バーストエラー検出時には前記
送受信データの符号速度を低速とし、再受信可能となっ
た時点で前記送受信データの符号速度を高速とすること
を特徴としている。
【0022】
【作用】この発明によれば、通信シーケンスの接続時に
アンテナの指向性が無指向性もしくは半値角の大きな指
向特性となるとともに低速の符号速度に切り替わる。ま
た、データ伝送時にはアンテナの指向性がペンシルビー
ムもしくは半値角の小さな指向特性へと変化する。これ
により、接続時には無線通信装置の位置や向きによらず
接続を確実に行うことができ、また、データ伝送中にマ
ルチパスフェージングが発生しないため、変復調方式の
多値数を大きくするか若しくは符号速度を大きくした場
合にも、誤り率が小さく高速なデータ伝送を行うことが
できる。
【0023】また、データ伝送中にバーストエラーが生
じると、アンテナの指向性が無指向性もしくは半値角の
大きな指向特性になるとともに低速の符号速度へ切り替
わる。さらに、受信可能状態になると、アンテナの指向
性がペンシルビームもしくは半値角の小さな指向特性へ
と変化し、加えて高速の符号速度へ切り替わる。これに
より、無線通信装置が移動しながら通信を行うような環
境においても、容易にバーストエラーの復旧ができ、通
信が途中で途絶えることがない。
【0024】
【実施例】
[通信方法:第一実施例]次に、この発明による無線通
信方法の第一の実施例について説明する。図1は、同実
施例による無線通信の通信手順を示す図である。同図に
おいて、(a)は通信シーケンスにおける接続時の状
態、(b)は通信シーケンスにおけるデータ伝送時の状
態、(c)は通信シーケンスにおける切断後の状態を示
している。同図において、図13ないし図14と同一の
装置・信号・データ等には同一の符号を付してありその
説明を省略する。この発明による実施例では、半値角の
小さな指向性パターン7a・7bの”半値角の大きさ”
は、好ましくは数10度以下、更に好ましくは数度以下
である。
【0025】同図は、通信シーケンスに同期して指向性
が変化している様子を示している。接続時{図1
(a)}には、アンテナが無指向性の指向特性3a・3
bを有しており、両無線通信装置1a・1bの位置や向
きによらず接続が可能である。次に、接続が完了してデ
ータ伝送時{図1(b)}となる際に、アンテナ2a・
2bの指向性が半値角の小さな指向特性へと変化し、か
つこれらのアンテナの指向方向をこれからデータ伝送を
行う対向する無線通信装置の方向へ向けるようにする。
すると、壁や什器等による反射波が受信されないのでマ
ルチパスフェージングが生じず、符号誤りが小さくなお
かつ伝送品質が高くなる。また、電波の送信側から不要
な方向へ電波を放射しなくなるため、エネルギーの有効
利用がなされると共に、他の通信へ干渉や妨害を与える
ことが少なくなる。
【0026】次に、データ伝送が終了しさらに無線伝送
回線の切断が終了すると{図1(c)}、アンテナ2a
・2bの指向性が再び無指向性の指向特性に変化して接
続待ち状態になる。なお、無線通信装置1a・1bのう
ち、一方のみのアンテナの指向性を可変しても上記と同
様の効果が得られる。
【0027】[通信方法:第二実施例]次に、この発明
による無線通信方法の第二の実施例について説明する。
図2は、同実施例による無線通信の通信手順を示す図で
ある。同図において、(a)は通信シーケンスにおける
接続時の状態、(b)は通信シーケンスにおけるデータ
伝送時の状態、(c)は通信シーケンスにおける切断後
の状態を示している。同図において、図1と同一の装置
・信号・データ等には同一の符号を付してありその説明
を省略する。同図において、8a・8bはともに半値角
の大きな指向性パターンを示している。この発明による
実施例では、半値角の大きな指向性パターン8a・8b
の”半値角の大きさ”は、好ましくは無線ゾーンの全て
をカバーする大きさである。
【0028】同図は、通信シーケンスに同期して指向性
が変化している様子を示している。接続時{図2
(a)}には、アンテナが半値角の大きな指向特性8a
・8bを有しており、両無線通信装置1a・1bの位置
や向きによらず接続が可能である。次に、接続が完了し
てデータ伝送時{図2(b)}となる際に、アンテナ2
a・2bの指向性が半値角の小さな指向特性へと変化
し、かつこれらのアンテナの指向方向をこれからデータ
伝送を行う対向する無線通信装置の方向へ向けるように
する。すると壁や什器等による反射波が受信されないの
でマルチパスフェージングが生じず、符号誤りが小さく
なおかつ伝送品質が高くなる。また、電波の送信側から
不要な方向へ電波を放射しなくなるため、エネルギーの
有効利用がなされると共に、他の通信へ干渉や妨害を与
えることが少なくなる。
【0029】次に、データ伝送が終了しさらに無線伝送
回線の切断が終了すると{図2(c)}、アンテナ2a
・2bの指向性が再び半値角の大きな指向特性に変化し
て接続待ち状態になる。なお、上記無線通信装置1a・
1bのうち、一方のみのアンテナの指向性を可変しても
上記と同様の効果が得られる。
【0030】[通信方法:第三実施例]次に、この発明
による無線通信方法の第三の実施例について説明する。
図3は、同実施例による無線通信の通信手順を示す図で
ある。同図において、(a)は通信シーケンスにおける
接続時の状態、(b)は通信シーケンスにおけるデータ
伝送時の状態、(c)は通信シーケンスにおける切断後
の状態を示している。同図において、図1ないし図2と
同一の装置・信号・データ等には同一の符号を付してあ
り、その説明を省略する。これらの図において、15は
伝送速度の低い変調前の符号列、16は伝送速度の低い
復調後の符号列、17は伝送速度の高い変調前の符号
列、18は伝送速度の高い復調後の符号列、19は接続
信号を構成する小さい多値数で変調された符号列、20
はデータを構成する大きい多値数で変調された符号列を
示している。
【0031】同図は、通信シーケンスに同期して指向性
及び変復調方式の多値数が変化している様子を示してい
る。接続時{図3(a)}には、アンテナが無指向性の
指向特性を有しており、両無線通信装置1a・1bの位
置や向きによらず接続が可能である。このとき変復調方
式の多値数は小さくなっている。変復調方式の多値数が
小さいと、マルチパスや雑音に対する誤り率特性が良好
であるので、無指向性のアンテナでも通信が可能であ
る。
【0032】次に、接続が完了しデータ伝送時{図3
(b)}となる際に、アンテナ2a・2bが半値角の小
さな指向特性へと変化し、かつこれらのアンテナの指向
方向をこれからデータ伝送を行う対向する無線通信装置
の方向へ向ける。この時、変復調方式の多値数も大きく
なる。この時点では、壁や什器等による反射波は受信さ
れずマルチパスフェージングが生じないために、符号速
度を一定として変復調方式の多値数を大きくしても一定
の伝送品質が保てる。また、電波の送信側から不要な方
向へ電波を放射しなくなるため、エネルギーの有効利用
がなされると共に、他の通信へ干渉や妨害を与えること
が少なくなる。
【0033】次に、データ伝送が終了し、さらに無線伝
送回線の切断が終了すると{図3(c)}、アンテナ2
a・2bは再び無指向性の指向特性に変化するとともに
変復調方式の多値数が小さくなって接続待ち状態とな
る。なお、上記無線通信装置1a・1bのうち、一方の
みのアンテナの指向性を可変しても上記と同様の効果が
得られる。
【0034】[通信方法:第四実施例]次に、この発明
による無線通信方法の第四の実施例について説明する。
図4は、同実施例による無線通信の通信手順を示す図で
ある。同図において、(a)は通信シーケンスにおける
接続時の状態、(b)は通信シーケンスにおけるデータ
伝送時の状態、(c)は通信シーケンスにおける切断後
の状態を示している。同図において、図1ないし図3と
同一の装置・信号・データ等には同一の符号を付してあ
り、その説明を省略する。同図において、9は接続信号
を構成する符号速度の低い変調後の符号列、10はデー
タを構成する符号速度の高い変調後の符号列を示してい
る。
【0035】同図は、通信シーケンスに同期して指向性
及び符号速度が変化している様子を示している。また、
符号速度の変化に伴って変調前及び復調後の伝送速度も
変化している。接続時{図4(a)}には、アンテナ2
a・2bが無指向性の指向特性を有しており、両無線通
信装置1a・1bの位置や向きによらず接続が可能であ
る。なお、この時の符号速度は低くなっている。符号速
度が低いと、マルチパスや雑音に対する誤り率特性が良
好であるので、無指向性のアンテナでも通信が可能であ
る。
【0036】次に、接続が完了してデータ伝送時{図4
(b)}となる際に、アンテナ2a・2bが半値角の小
さな指向特性に変化し、かつこれらのアンテナの指向方
向をこれからデータ伝送を行う対向する無線通信装置の
方向へ向けるようにする。また符号速度は高くなる。こ
のとき壁や什器等による反射波が受信されずマルチパス
フェージングが生じないために、符号速度を高くしても
一定の伝送品質が保てる。また、電波の送信側から不要
な方向へ電波を放射しなくなるため、エネルギーの有効
利用がなされると同時に他の通信に干渉や妨害を与える
ことが少なくなる。
【0037】次に、データ伝送が終了し、さらに無線伝
送回線の切断が終了すると{図4(c)}アンテナ2a
・2bは再び無指向性の指向特性へと変化し、また符号
速度が低くなって接続待ち状態になる。なお、上記無線
通信装置1a・1bのうち、一方のみのアンテナの指向
性を可変しても上記と同様の効果が得られる。
【0038】[通信装置:第一実施例]次に、この発明
による無線通信装置の第一の実施例について説明する。
図5は、同実施例による無線通信装置の電気系統図の一
例を示した図である。同図において、2はアンテナであ
って、上述したアンテナ2aあるいはアンテナ2bに相
当する。また、変調回路11は送信電波の変調を行い、
復調回路12は受信電波の復調を行なう。
【0039】また、指向性制御回路13は、データ伝送
を行っている間、通信を確立している無線通信装置の移
動に応じて指向方向を追尾し、常に両指向方向が対向す
るようにアンテナ2を制御する。14はCPU(中央処
理装置)であって、その機能については後述する。21
は合波分波回路であり、22は送信回路、23は受信回
路である。また、誤り率検出回路24はデータ伝送中に
おいて復調後の符号列の誤り率を監視しており、バース
トエラーの発生を検出するとCPU14に信号を送出す
る。帯域制御回路25は送信回路22あるいは受信回路
23を所望の周波数帯域へ設定する。多値数制御回路2
6は変復調時における信号の多値レベルを制御する。
【0040】次に、上記構成による無線通信装置の動作
を説明する。まず、接続要求が出されると発呼・着呼動
作が行われる。そして、無線通信装置間の接続が完了す
ると、CPU14は指向性制御回路13に命令信号を送
り、アンテナ2の指向性をペンシルビームもしくは半値
角の小さな指向特性に変化させる。また、同時にアンテ
ナ2の指向方向をこれからデータ伝送を行う対向する無
線通信装置の方向へ向ける。そして指向性の調整が完了
すると、CPU14は多値数制御回路26に命令信号を
送って、変復調方式の多値数を大きくする。また、これ
と同時に帯域制御回路25に命令信号を送って、送信回
路22および受信回路23をデータ伝送のための所望の
周波数帯域に設定して、データ伝送を開始する。
【0041】データ伝送が完了すると、CPU14は無
線伝送回線の切断を行う。そして、切断が完了したこと
を認識すると、CPU14は再び指向性制御回路13に
命令信号を送り、無指向性もしくは半値角の大きな指向
特性に変化させる。そして、指向性の調整が完了する
と、CPU14は再び多値数制御回路26に命令信号を
送り、変復調方式の多値数を小さくする。その際、同時
に帯域制御回路25に命令信号を送り、送信回路22お
よび受信回路23を接続のための所望の周波数帯域に設
定し、次の接続を待つ。
【0042】次に、データ伝送中にバーストエラーを検
出した場合の動作を説明する。誤り率検出回路24がバ
ーストエラーを検出すると、CPU14は指向性制御回
路13に命令信号を送り、無指向性もしくは半値角の大
きな指向特性に変化させる。そして指向性の調整が完了
すると、CPU14は多値数制御回路26に命令信号を
送り、変復調方式の多値数を小さくする。その際、同時
に帯域制御回路25に命令信号を送り、送信回路22お
よび受信回路23を接続のための所望の周波数帯域に設
定して再接続を行う。
【0043】そして、再接続が成功して受信可能状態に
なると、CPU14は指向性制御回路13に命令信号を
送り、アンテナ2の指向性をペンシルビームもしくは半
値角の小さな指向特性へと変化させ、なおかつアンテナ
2の指向方向をデータ伝送を行っていた対向する無線通
信装置の方向へ向ける。その後、指向性の調整が完了す
ると、CPU14は多値数制御回路26に命令信号を送
って変復調方式の多値数を大きくする。その際、同時に
帯域制御回路25に命令信号を送り、送信回路22およ
び受信回路23をデータ伝送のための所望の周波数帯域
に設定して、データ伝送を再開する。
【0044】[通信装置:第二実施例]次に、この発明
による無線通信装置の第二の実施例について説明する。
図6は、同実施例による無線通信装置の電気系統図の一
例を示した図である。ここで、図5と同一の装置・信号
・データ等には同一の符号を付してあり、その説明を省
略する。同図において、符号速度制御回路27は変調回
路11または復調回路12が行う符号化の速度を制御す
る。
【0045】次に、上記構成による無線通信装置の動作
を説明する。まず、接続要求が出されると発呼・着呼動
作が行われる。そして、無線通信装置間の接続が完了す
ると、CPU14は指向性制御回路13に命令信号を送
り、アンテナ2の指向性をペンシルビームもしくは半値
角の小さな指向特性に変化させる。また、同時にアンテ
ナ2の指向方向をこれからデータ伝送を行う対向する無
線通信装置の方向へ向ける。そして指向性の調整が完了
すると、CPU14は符号速度制御回路27に命令信号
を送って、符号速度を高くする。また、これと同時に帯
域制御回路25に命令信号を送って、送信回路22およ
び受信回路23をデータ伝送のための所望の周波数帯域
に設定して、データ伝送を開始する。
【0046】データ伝送が完了すると、CPU14は無
線伝送回線の切断を行う。そして、切断が完了したこと
を認識すると、CPU14は再び指向性制御回路13に
命令信号を送り、無指向性もしくは半値角の大きな指向
特性に変化させる。そして、指向性の調整が完了する
と、CPU14は再び符号速度制御回路27に命令信号
を送り、符号速度を低くする。その際、同時に帯域制御
回路25に命令信号を送り、送信回路22および受信回
路23を接続のための所望の周波数帯域に設定し、次の
接続を待つ。
【0047】次に、データ伝送中にバーストエラーを検
出した場合の動作を説明する。誤り率検出回路24がバ
ーストエラーを検出すると、CPU14は指向性制御回
路13に命令信号を送り、無指向性もしくは半値角の大
きな指向特性に変化させる。そして指向性の調整が完了
すると、CPU14は符号速度制御回路27に命令信号
を送り、符号速度を低くする。その際、同時に帯域制御
回路25に命令信号を送り、送信回路22および受信回
路23を接続のための所望の周波数帯域に設定して再接
続を行う。
【0048】そして、再接続が成功して受信可能状態に
なると、CPU14は指向性制御回路13に命令信号を
送り、アンテナ2の指向性をペンシルビームもしくは半
値角の小さな指向特性へと変化させ、なおかつアンテナ
2の指向方向をデータ伝送を行っていた対向する無線通
信装置の方向へ向ける。その後、指向性の調整が完了す
ると、CPU14は符号速度制御回路27に命令信号を
送って符号速度を高くする。その際、同時に帯域制御回
路25に命令信号を送り、送信回路22および受信回路
23をデータ伝送のための所望の周波数帯域に設定し
て、データ伝送を再開する。
【0049】[通信シーケンス:第一実施例]次に、本
発明の無線通信方法による通信シーケンスの第一の実施
例について説明する。図7は同実施例による通信シーケ
ンスを示す図であって、二つの無線通信装置A・Bの間
で通信を行う場合のシーケンスの例を示している。本通
信シーケンスは図5及び図6で示した無線通信装置を用
いて実施することができる。両無線通信装置A・Bは移
動しながら通信を行うものとし、指向性制御回路13は
半値角と指向方向を可変する機能を有するものとする。
アンテナ2が例えばフェーズドアレーアンテナであれ
ば、指向性制御回路13で位相と振幅を変化することに
よって指向性を任意に可変できる。
【0050】まず、接続待ち状態では両無線通信装置A
・Bは半値角の大きな指向性を持つ。次に、無線通信装
置Aが発呼要求信号を送出すると、無線通信装置Bはこ
の発呼要求信号を受信して指向方向を無線通信装置Aの
方向に向けながら半値角を小さくし、ビーム成形を行
う。そして、指向性が定まると無線通信装置Bは着呼受
付信号を送出する。無線通信装置Aはこの着呼受付信号
を受信して指向方向を無線通信装置Bの方向に向けなが
ら半値角を小さくし、ビーム成形を行う。そして、指向
性が定まると無線通信装置Aはデータ伝送を開始する。
【0051】データ伝送を行っている間、両無線通信装
置A・Bの移動に応じてこれら各装置内の指向性制御回
路13は指向方向を追尾して、常に両指向方向が対向す
るように制御する。データ伝送が終了すると、無線通信
装置Aは復旧要求信号を送出する。無線通信装置Bはこ
の復旧要求信号(切断指示)を受信すると切断確認信号
を送出し、その後に半値角を大きくする。無線通信装置
Aはこの切断確認信号を受信すると半値角を大きくし、
切断が完了する。なお、上記二つの無線通信装置のう
ち、一方のみのアンテナの指向性を可変しても上記と同
様の効果が得られる。
【0052】[通信シーケンス:第二実施例]次に、本
発明の無線通信方法による通信シーケンスの第二の実施
例について説明する。図8は同実施例による通信シーケ
ンスを示す図であって、二つの無線通信装置A・Bの間
で通信を行う場合のシーケンスの例を示している。同図
は第一の実施例(図7参照)に示した通信シーケンスに
おいて、データ伝送中にバーストエラーが生じた場合の
シーケンス例を示している。本通信シーケンスは、図5
及び図6で示した無線通信装置を用いて実施することが
できる。
【0053】バーストエラーを検出すると、両無線通信
装置A・Bは半値角を大きくする。次いで、一方の無線
通信装置が受信不可信号を送出する。同図では発呼要求
を送出した無線通信装置Aが受信不可信号を先に送出す
るものとした。無線通信装置Bはこの受信不可信号を受
信して、指向方向を無線通信装置Aの方向に向けながら
半値角を小さくし、ビーム成形を行う。そして、指向性
が定まると無線通信装置Bは受信可信号を送出する。無
線通信装置Aはこの受信可信号を受信して、指向方向を
無線通信装置Bの方向に向けながら半値角を小さくし、
ビーム成形を行う。そして、指向性が定まると無線通信
装置Aはデータ伝送を再開する。
【0054】なお、その他のシーケンスは図7の説明で
述べた通りであるので、その説明を省略する。また、上
記二つの無線通信装置のうち、一方のみのアンテナの指
向性を可変しても上記と同様の効果が得られる。
【0055】[通信シーケンス:第三実施例]次に、本
発明の無線通信方法による通信シーケンスの第三の実施
例について説明する。図9は同実施例による通信シーケ
ンスを示す図であって、二つの無線通信装置A・Bの間
で通信を行う場合のシーケンスの例を示している。本通
信シーケンスは、図5で示した無線通信装置を用いて実
施することができる。両無線通信装置A・Bは移動しな
がら通信を行うものとし、指向性制御回路13は半値角
と指向方向を可変する機能を有するものとする。アンテ
ナ2が、例えばフェーズドアレーアンテナであれば、指
向性制御回路13で位相と振幅を変化することによって
指向性を任意に可変できる。
【0056】まず、接続待ち状態では両無線通信装置A
・Bは半値角の大きな指向性を持ち、変復調方式の多値
数は小さくなっている。次に、無線通信装置Aが発呼要
求信号を送出すると、無線通信装置Bはこの発呼要求信
号を受信して、指向方向を無線通信装置Aの方向に向け
ながら半値角を小さくし、ビーム成形を行う。
【0057】そして、指向性が定まると無線通信装置B
は着呼受付信号を送出する。無線通信装置Aはこの着呼
受付信号を受信して、指向方向を無線通信装置Bの方向
に向けながら半値角を小さくし、ビーム成形を行う。そ
して、指向性が定まる無線通信装置Aは受信可A信号を
送出し、その後に変復調方式の多値数を大きくする。無
線通信装置Bはこの受信可A信号を受信すると、受信可
B信号を送出して、その後に変復調方式の多値数を大き
くする。無線通信装置Aはこの受信可B信号を受信する
とデータ伝送を開始する。
【0058】データ伝送を行っている間、両無線通信装
置A・Bの移動に応じてこれら各装置内の指向性制御回
路13は指向方向を追尾して、常に両指向方向が対向す
るように制御する。データ伝送が終了すると、無線通信
装置Aは復旧要求信号を送出する。無線通信装置Bはこ
の復旧要求信号(切断指示)を受信すると、切断確認信
号を送出する。その後、半値角を大きくするとともに変
復調方式の多値数を小さくする。また、無線通信装置A
はこの切断確認信号を受信すると、半値角を大きくする
とともに変復調方式の多値数を小さくして、切断が完了
する。なお、上記二つの無線通信装置のうち、一方のみ
のアンテナの指向性を可変しても上記と同様の効果が得
られる。
【0059】[通信シーケンス:第四実施例]次に、本
発明の無線通信方法による通信シーケンスの第四の実施
例について説明する。図10は同実施例による通信シー
ケンスを示す図であって、二つの無線通信装置A・Bの
間で通信を行う場合のシーケンスの例を示している。同
図は第三の実施例(図9参照)に示した通信シーケンス
において、データ伝送中にバーストエラーが生じた場合
のシーケンス例を示している。本通信シーケンスは、図
5で示した無線通信装置を用いて実施することができ
る。
【0060】バーストエラーを検出すると、両無線通信
装置A・Bは半値角を大きくし、さらに変復調方式の多
値数を小さくする。次いで、一方の無線通信装置が受信
不可信号を送出する。同図では、発呼要求を送出した無
線通信装置Aが受信不可信号を先に送出するものとし
た。無線通信装置Bはこの受信不可信号を受信して、指
向方向を無線通信装置Aの方向に向けながら半値角を小
さくし、ビーム成形を行う。そして、指向性が定まると
無線通信装置Bは受信可B信号を送出し、その後に変復
調方式の多値数を大きくする。無線通信装置Aはこの受
信可B信号を受信して、指向方向を無線通信装置Bの方
向に向けながら半値角を小さくし、ビーム成形を行う。
そして、指向性が定まると無線通信装置Aは変復調方式
の多値数を大きくする。その後、受信可A信号を無線通
信装置B側へ送出してデータ伝送を再開する。
【0061】なお、その他のシーケンスは図9の説明で
述べた通りであるので、その説明を省略する。また、上
記二つの無線通信装置A・Bのうち、一方のみのアンテ
ナの指向性を可変しても、同様の効果が得られる。
【0062】[通信シーケンス:第五実施例]次に、本
発明の無線通信方法による通信シーケンスの第五の実施
例について説明する。図11は同実施例による通信シー
ケンスを示す図であって、二つの無線通信装置A・Bの
間で通信を行う場合のシーケンスの例を示している。本
通信シーケンスは、図6で示した無線通信装置を用いて
実施することができる。ここで、両無線通信装置A・B
は移動しながら通信を行うものとし、指向性制御回路1
3は半値角と指向方向を可変する機能を有するものとす
る。アンテナ2が例えばフェーズドアレーアンテナであ
れば、指向性制御回路13で位相と振幅を変化すること
によって指向性を任意に可変できる。
【0063】まず、接続待ち状態では、両無線通信装置
A・Bは半値角の大きな指向性を持ち、符号速度は低速
になっている。次に、無線通信装置Aが発呼要求信号を
送出すると、無線通信装置Bはこの発呼要求信号を受信
して、指向方向を無線通信装置Aの方向に向けながら半
値角を小さくし、ビーム成形を行う。そして、指向性が
定まると無線通信装置Bは着呼受付信号を送出する。す
ると、無線通信装置Aはこの着呼受付信号を受信して、
指向方向を無線通信装置Bの方向に向けながら半値角を
小さくし、ビーム成形を行う。そして、指向性が定まる
と無線通信装置Aは受信可A信号を送出して、その後に
符号速度を「高速」に切り替える。無線通信装置Bはこ
の受信可A信号を受信すると、受信可B信号を送出す
る。そして、その後に符号速度を「高速」に切り替え
る。無線通信装置Aがこの受信可B信号を受信すると、
データ伝送を開始する。
【0064】データ伝送を行っている間、両無線通信装
置A・Bの移動に応じてこれら各装置内の指向性制御回
路13は指向方向を追尾して、常に両指向方向が対向す
るように制御する。データ伝送が終了すると、無線通信
装置Aは復旧要求信号を送出する。無線通信装置Bはこ
の復旧要求信号(切断指示)を受信すると、切断確認信
号を送出する。その後、半値角を大きくするとともに符
号速度を「低速」に切り替える。一方、無線通信装置A
がこの切断確認信号を受信すると、半値角を大きくする
とともに符号速度を「低速」に切り替えて、切断が完了
する。なお、上記二つの無線通信装置A・Bのうち、一
方のみのアンテナの指向性を可変しても上記と同様の効
果が得られる。
【0065】[通信シーケンス:第六実施例]次に、本
発明の無線通信方法による通信シーケンスの第六の実施
例について説明する。図12は同実施例による通信シー
ケンスを示す図であって、二つの無線通信装置A・Bの
間で通信を行う場合のシーケンスの例を示している。同
図は、第五の実施例(図11参照)の通信シーケンスに
おいて、データ伝送中にバーストエラーが生じた場合の
シーケンス例を示している。本通信シーケンスは、図6
で示した無線通信装置を用いて実施することができる。
【0066】バーストエラーを検出すると、両無線通信
装置A・Bは半値角を大きくするとともに符号速度を
「低速」に切り替える。次いで、一方の無線通信装置が
受信不可信号を送出する。同図では発呼要求を送出した
無線通信装置Aが受信不可信号を先に送出するものとし
た。無線通信装置Bはこの受信不可信号を受信して、指
向方向を無線通信装置Aの方向に向けながら半値角を小
さくし、ビーム成形を行う。そして、指向性が定まると
無線通信装置Bは受信可B信号を送出し、その後に符号
速度を「高速」に切り替える。一方、無線通信装置Aは
この受信可B信号を受信して、指向方向を無線通信装置
Bの方向に向けながら半値角を小さくし、ビーム成形を
行う。そして、指向性が定まると無線通信装置Aは受信
可A信号を無線通信装置B側へ送出する。そして、符号
速度を「高速」に切り替えてデータ伝送を再開する。
【0067】なお、その他のシーケンスは図11の説明
で述べた通りであるので、その説明を省略する。また、
上記二つの無線通信装置A・Bのうち、一方のみのアン
テナの指向性を可変しても、同様の効果が得られる。
【0068】上記の実施例で述べたアンテナは、線状ア
ンテナ・平面アンテナ・開口面アンテナ・マルチビーム
アンテナ・フェーズドアレーアンテナ等、全ての種類の
アンテナを含むものであり、またその材質・形状の変更
は全て本発明に含まれるものである。また、上述した変
復調方式の多値数の切り替えは、二段階の切り替えのみ
ならず、少なくとも二段階以上の切り替えは全て本発明
に含まれるものである。また、上記の符号速度の切り替
えは、高速と低速の二段階の切り替えのみならず、少な
くとも二段階以上の切り替えは全て本発明に含まれるも
のである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、通信シーケンスの接続時にアンテナの指向性が無指
向性もしくは半値角の大きな指向特性となるとともに低
速の符号速度に切り替わり、また、データ伝送時にはア
ンテナの指向性がペンシルビームもしくは半値角の小さ
な指向特性へと変化する。
【0070】これにより、接続時には無線通信装置の位
置や向きによらず接続を確実に行うことができ、また、
データ伝送中にマルチパスフェージングが発生しないた
め、変復調方式の多値数を大きくするか若しくは符号速
度を大きくした場合にも、誤り率が小さく高速なデータ
伝送を行うことができるという効果が得られる。その結
果、動画像のデータをリアルタイムで伝送したり、大量
のデータを短時間で伝送することも可能となり、また、
送信側の無線通信装置からは不要な方向へ電波を放射し
なくなるため、エネルギーの有効利用がなされると共に
他の通信へ干渉や妨害を与えるおそれが少なくなるとい
う効果も得られる。
【0071】また、データ伝送中にバーストエラーが生
じると、アンテナの指向性が無指向性もしくは半値角の
大きな指向特性になるとともに低速の符号速度へ切り替
わるり、受信可能状態になると、アンテナの指向性がペ
ンシルビームもしくは半値角の小さな指向特性へと変化
し、加えて高速の符号速度へ切り替わる。これにより、
無線通信装置が移動しながら通信を行うような環境にお
いても、容易にバーストエラーの復旧ができ、通信が途
中で途絶えることがないという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による無線通信方法の第一の実施例を
示す図である。(a)は通信シーケンスにおける接続時
の状態、(b)は同じくデータ伝送時の状態、(c)は
同じく切断後の状態である。
【図2】同無線通信方法の第二の実施例を示す図であ
る。(a)は通信シーケンスにおける接続時の状態、
(b)は同じくデータ伝送時の状態、(c)は同じく切
断後の状態である。
【図3】同無線通信方法の第三の実施例を示す図であ
る。(a)は通信シーケンスにおける接続時の状態、
(b)は同じくデータ伝送時の状態、(c)は同じく切
断後の状態である。
【図4】同無線通信方法の第四の実施例を示す図であ
る。(a)は通信シーケンスにおける接続時の状態、
(b)は同じくデータ伝送時の状態、(c)は同じく切
断後の状態である。
【図5】この発明による無線通信装置の第一の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図6】同無線装置の第二の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】この発明の無線通信方法の通信シーケンスの第
一の実施例を示す図である。
【図8】同通信シーケンスの第二の実施例を示す図であ
る。
【図9】同通信シーケンスの第三の実施例を示す図であ
る。
【図10】同通信シーケンスの第四の実施例を示す図で
ある。
【図11】同通信シーケンスの第五の実施例を示す図で
ある。
【図12】同通信シーケンスの第六の実施例を示す図で
ある。
【図13】従来の無線通信方法の第一の例を示す図であ
る。(a)は通信シーケンスにおける接続時の状態、
(b)は同じくデータ伝送時の状態、(c)は同じく切
断後の状態である。
【図14】同無線通信方法の第二の例を示す図である。
(a)は通信シーケンスにおける接続時の状態、(b)
は同じくデータ伝送時の状態、(c)は同じく切断後の
状態である。
【符号の説明】
1a・1b 無線通信装置 2・2a・2b アンテナ 3a・3b 無指向性の指向性パターン 4 接続信号 5 データ信号 6 切断信号 7a・7b 半値角の小さな指向性パターン 8a・8b 半値角の大きな指向性パターン 9 符号速度の低い変調後の符号列 10 符号速度の高い変調後の符号列 11 変調回路 12 復調回路 13 指向性制御回路 14 CPU 15 伝送速度の低い変調前の符号列 16 伝送速度の低い復調後の符号列 17 伝送速度の高い変調前の符号列 18 伝送速度の高い復調後の符号列 19 小さい多値数で変調された符号列 20 大きい多値数で変調された符号列 21 合波分波回路 22 送信回路 23 受信回路 24 誤り率検出回路 25 帯域制御回路 26 多値数制御回路 27 符号速度制御回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続・データ伝送・切断からなる通信シ
    ーケンスにしたがって複数の無線通信装置の間でデータ
    伝送を行う無線通信方法において、 前記通信シーケンスに同期して、少なくとも一つの無線
    通信装置のアンテナ指向性が変化することを特徴とする
    無線通信方法。
  2. 【請求項2】 前記通信シーケンスに同期して、少なく
    とも一つの無線通信装置のアンテナ指向性が変化すると
    ともに、変復調方式の多値数が変化することを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信方法。
  3. 【請求項3】 前記通信シーケンスに同期して、少なく
    とも一つの無線通信装置のアンテナ指向性が変化すると
    ともに、符号速度が変化することを特徴とする請求項1
    または2記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 前記通信シーケンスにおいて、 接続時はアンテナが無指向性もしくは半値角の大きな指
    向特性となり、 データ伝送時はアンテナがペンシルビームもしくは半値
    角の小さな指向特性となり、かつ該アンテナの指向方向
    をデータ伝送を行う対向する無線通信装置の方向へ向け
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項に
    記載の無線通信方法。
  5. 【請求項5】 前記通信シーケンスにおいて、 接続時はアンテナが無指向性もしくは半値角の大きな指
    向特性となると共に、変復調方式の多値数が小さくな
    り、 データ伝送時はアンテナがペンシルビームもしくは半値
    角の小さな指向特性となり、かつ該アンテナの指向方向
    をデータ伝送を行う対向する無線通信装置の方向へ向け
    ると共に、変復調方式の多値数が大きくなることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載の無線通
    信方法。
  6. 【請求項6】 前記通信シーケンスにおいて、 接続時はアンテナが無指向性もしくは半値角の大きな指
    向特性となると共に、符号速度が低速になり、 データ伝送時はアンテナがペンシルビームもしくは半値
    角の小さな指向特性となり、かつ該アンテナの指向方向
    をデータ伝送を行う対向する無線通信装置の方向へ向け
    ると共に、符号速度が高速になることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかの項に記載の無線通信方法。
  7. 【請求項7】 前記通信シーケンスにおいて、 データ伝送時にバーストエラーが生じた場合、アンテナ
    が無指向性もしくは半値角の大きな指向特性となり、 再び受信可能状態になった後、アンテナがペンシルビー
    ムもしくは半値角の小さな指向特性になり、かつ該アン
    テナの指向方向をデータ伝送を行う対向する無線通信装
    置の方向へ向けることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかの項に記載の無線通信方法。
  8. 【請求項8】 前記通信シーケンスにおいて、 データ伝送時にバーストエラーが生じた場合、アンテナ
    が無指向性もしくは半値角の大きな指向特性になると共
    に、変復調方式の多値数が小さくなり、 再び受信可能状態になった後、アンテナがペンシルビー
    ムもしくは半値角の小さな指向特性になり、かつ該アン
    テナの指向方向をデータ伝送を行う対向する無線通信装
    置の方向へ向けると共に変復調方式の多値数が大きくな
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかの項に
    記載の無線通信方法。
  9. 【請求項9】 前記通信シーケンスにおいて、 データ伝送時にバーストエラーが生じた場合、アンテナ
    が無指向性もしくは半値角の大きな指向特性になると共
    に符号速度が低速になり、 再び受信可能状態になった後、アンテナがペンシルビー
    ムもしくは半値角の小さな指向特性になり、かつ該アン
    テナの指向方向をデータ伝送を行う対向する無線通信装
    置の方向へ向けると共に符号速度が高速になることを特
    徴とする請求項1ないし8のいずれかの項に記載の無線
    通信方法。
  10. 【請求項10】 接続・データ伝送・切断からなる通信
    シーケンスにしたがってデータ伝送を行う無線通信装置
    において、 接続中もしくは切断後はアンテナの指向性を無指向性も
    しくは半値角の大きな指向特性とし、データ伝送中は前
    記アンテナの指向性をペンシルビームもしくは半値角の
    小さな指向特性とする指向性制御手段を備えたことを特
    徴とする無線通信装置。
  11. 【請求項11】 前記無線通信装置は、受信したデータ
    のバーストエラーを検出する誤り検出手段を有し、 前記指向性制御手段は、バーストエラー検出時には前記
    アンテナの指向性を無指向性もしくは半値角の大きな指
    向特性とし、再受信可能となった時点で前記アンテナの
    指向性をペンシルビームもしくは半値角の小さな指向特
    性とすることを特徴とする請求項10記載の無線通信装
    置。
  12. 【請求項12】 接続・データ伝送・切断からなる通信
    シーケンスにしたがい、送受信データに変復調をかけて
    データ伝送を行う無線通信装置において、 接続中もしくは切断後は前記送受信データの変復調の多
    値数を小さくし、データ伝送中は前記送受信データの変
    復調の多値数を大きくする変復調手段と、 接続中もしくは切断後はアンテナの指向性を無指向性も
    しくは半値角の大きな指向特性とし、データ伝送中は前
    記アンテナの指向性をペンシルビームもしくは半値角の
    小さな指向特性とする指向性制御手段とを備えたことを
    特徴とする無線通信装置。
  13. 【請求項13】 前記無線通信装置は、受信したデータ
    のバーストエラーを検出する誤り検出手段を有し、 前記変復調手段は、バーストエラー検出時には前記送受
    信データの変復調の多値数を小さくし、再受信可能とな
    った時点で前記送受信データの変復調の多値数を大きく
    することを特徴とする請求項12記載の無線通信装置。
  14. 【請求項14】 接続・データ伝送・切断からなる通信
    シーケンスにしたがい、送受信データを符号化してデー
    タ伝送を行う無線通信装置において、 接続中もしくは切断後は前記送受信データの符号速度を
    低速とし、データ伝送中は前記送受信データの符号速度
    を高速とする符号化手段と、 接続中もしくは切断後はアンテナの指向性を無指向性も
    しくは半値角の大きな指向特性とし、データ伝送中は前
    記アンテナの指向性をペンシルビームもしくは半値角の
    小さな指向特性とする指向性制御手段とを備えたことを
    特徴とする無線通信装置。
  15. 【請求項15】 前記無線通信装置は、受信したデータ
    のバーストエラーを検出する誤り検出手段を有し、 前記符号化手段は、バーストエラー検出時には前記送受
    信データの符号速度を低速とし、再受信可能となった時
    点で前記送受信データの符号速度を高速とすることを特
    徴とする請求項14記載の無線通信装置。
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