JP3036466B2 - 構内ネットワーク装置 - Google Patents

構内ネットワーク装置

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JP3036466B2
JP3036466B2 JP9158998A JP15899897A JP3036466B2 JP 3036466 B2 JP3036466 B2 JP 3036466B2 JP 9158998 A JP9158998 A JP 9158998A JP 15899897 A JP15899897 A JP 15899897A JP 3036466 B2 JP3036466 B2 JP 3036466B2
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明彦 井上
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構内においてデー
タ端末装置間の接続に用いられる構内ネットワーク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の構内ネットワーク装置は、複数の
データ端末装置と、該複数のデータ端末装置間を接続す
る複数の導体線路とから構成されている。この種の構内
ネットワーク装置は、導体線路を介してデータ通信を行
っているため、通信の信頼性が高いという利点を有して
いる。しかしながら、この種の構内ネットワーク装置に
おいては、データ端末装置の設置場所が変わる度に、導
体線路の布設工事または移転工事を行わなければならな
いため、多大なる労力、時間および経費が必要であると
いう問題があった。
【0003】そこで、近時、上述した問題を解決すべ
く、無線方式の構内ネットワーク装置が開発されてい
る。この種の構内ネットワーク装置は、上述した導体線
路に代えて無線伝送路を介して複数のデータ端末装置間
においてデータ通信を行うものである。この無線方式の
構内ネットワーク装置は、データ端末装置の設置場所が
変わっても、上述した導体線路方式の構内ネットワーク
装置のごとき、導体線路の布設工事、移転工事等が不要
であるという利点を有している。しかしながら、無線方
式の構内ネットワーク装置においては、使用される無線
の周波数帯がVHF(Very High Frequency)帯または
UHF(Ultra High Frequency)であって、しかも小電
力であるため、通信速度が遅い(数キロボーから数メガ
ボー)という問題があった。
【0004】そこで、上述した無線方式の構内ネットワ
ーク装置の問題点を解決すべく、直接波方式の構内ネッ
トワーク装置が開発されている。この直接波方式の構内
ネットワーク装置は、天井の全面に設けられた電波吸収
体と、天井に取り付けられミリ波等の電波を送信および
受信する親送受信機と、床に設けられ、上記親送受信機
との間で電波を介してデータ通信を行う複数のデータ通
信端末装置とから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の直接
波方式の構内ネットワーク装置においては、天井の全面
に高価な電波吸収体を設ける必要があるため、この設置
工事に伴って、大がかりな天井の改造等が必要である。
従って、従来の直接波方式の構内ネットワーク装置にお
いては、装置が大きくなるとともにコストが高いという
欠点があった。本発明はこのような背景の下になされた
もので、小型でコストが安い構内ネットワーク装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、天井等の高位置に取り付けられ、広角の輻射特性を
有するアンテナを介して電波を送受信する第1の送受信
手段と、前記第1の送受信手段の周囲の天井の一部に設
けられ、電波を吸収する円板形状の電波吸収体と、前記
天井の下方に位置する床近傍に設けられ、狭角の輻射特
性を有しかつ前記第1の送受信手段へ向けられたアンテ
ナを介して電波を送受信する第2の送受信手段と、を具
備してなり、前記第1の送受信手段は、前記アンテナを
介して第1の周波数の電波を送信し、前記第2の送受信
手段は、前記アンテナを介して前記第1の周波数と異な
る第2の周波数の電波を送信し、前記電波吸収体は、前
記床と前記天井との高さをH、前記第1の送受信手段の
前記アンテナから送信される送信電波の輻射角をθとし
たとき、その直径Dが D=tan(θ/2)×H×(2/3) となるように形成されていること を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1(a)は本発明の一実施
形態による構内ネットワーク装置の構成を示す側断面図
である。図1(b)は、図1(a)に示す親送受信機5
および電波吸収体6の構成を示す平面図である。図1
(a)において、1は、床2に設置された机である。3
は、アンテナ4を有する子送受信機であり、電波を介し
て通信データを送受信する。このアンテナ4の輻射角は
αとされている。また、アンテナ4より送信される電波
の周波数は、f2とされている。
【0008】Tは、床2より高さHの位置に設けられた
天井である。親送受信機5は、天井Tに取り付けられて
おり、図示しないアンテナを介して通信データを送受信
する。すなわち、親送受信機5は、周波数f1(≠f2)
の電波をアンテナ(図示略)を介して送信する一方、ア
ンテナ4より送信された周波数f2の電波をアンテナ
(図示略)を介して受信する。また、親送受信機5のア
ンテナ(図示略)の輻射角は、上述した輻射角αより広
角たるθとされている。
【0009】電波吸収体6は、親送受信機5の周囲の天
井Tに設けられており、円板形状またはドーナツ形状と
されている。この電波吸収体6の直径Dは、図1(b)
に示すD=tan(θ/2)×H×(2/3)とされて
いる。ここで、アンテナ4は、送信電波が電波吸収体6
により吸収され、かつ親送受信機5のアンテナ(図示
略)により受信されるような方向に向けられている。
【0010】上記構成において、子送受信機3よりアン
テナ4を介して電波が送信されると、該電波の一部は、
アンテナ(図示略)を介して親送受信機5により直接波
Pdとして受信される。また、アンテナ4より送信され
た電波の残りの部分は、電波吸収体6により減衰を受け
つつ反射され、さらに床2により減衰を受けつつ反射さ
れた後、アンテナ(図示略)を介して親送受信機5によ
り受信される。すなわち、親送受信機5により受信され
た反射波Puの受信レベルは、電波吸収体6および床2
により多大なる減衰を受けているので、極めて小さい。
【0011】また、子送受信機3より送信された電波の
残りの一部が、電波吸収体6により反射された後、反射
波としてアンテナ4を介して子送受信機3に受信される
可能性がある。しかしながら、この場合には、子送受信
機3が受信可能な周波数f1と上記反射波の周波数f2と
が異なっているため、干渉等の影響はない。
【0012】また、親送受信機5よりアンテナ(図示
略)を介して電波が送信されると、該電波の一部は、ア
ンテナ4を介して直接波として子送受信機3により受信
される。また、上記アンテナ(図示略)より送信された
電波の残りの部分は、床2、机1により減衰を受けつつ
反射され、さらに電波吸収体6により減衰を受けつつ反
射された後、アンテナ4を介して子送受信機3に反射波
として受信される。すなわち、子送受信機3により受信
された反射波の受信レベルは、机1、床2および電波吸
収体6により多大なる減衰を受けているので、極めて小
さい。
【0013】また、親送受信機5より送信された電波の
残りの一部が、床2により反射された後、反射波として
アンテナ(図示略)を介して親送受信機5に受信される
可能性がある。しかしながら、この場合には、親送受信
機5が受信可能な周波数f2と上記反射波の周波数f1と
が異なっているため、干渉等の影響はない。上記干渉の
影響をなくす方法としては、上述した送信周波数と受信
周波数とを変える方法の他に、円偏波の電波を送信する
方法を用いてもよい。
【0014】以上説明したように、本発明の一実施形態
による構内ネットワーク装置によれば、電波吸収体6等
によって、親送受信機5(子送受信機3)における直接
波Pdの受信レベルと反射波Puの受信レベルとの比
は、非常に大きい値である。従って、一実施形態による
構内ネットワーク装置によれば、親送受信機5(子送受
信機3)において反射波による干渉等の影響を考慮して
装置の設計を行う必要がないため、簡易な構成とするこ
とができる。
【0015】ここで、上記干渉等の影響を考慮した設計
としては、ダイバーシティ受信方式による複数のアンテ
ナ設計や、親送受信機5(子送受信機3)における反射
波を除去する除去回路設計、反射波および直接波の中か
ら直接波を選択する選択回路の設計、該選択回路を制御
する制御回路の設計等が挙げられる。
【0016】また、一実施形態による構内ネットワーク
装置によれば、電波吸収体6を天井Tの全面ではなく、
親送受信機5の周囲のみに設ける構成としたので、従来
の直接波方式の構内ネットワーク装置に比して小型であ
ってしかもコストを安くすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、第1の送受信手段の周囲の天井の一部に
電波吸収体を設けているので、従来の構内ネットワーク
装置のように天井の全面に電波吸収体を設ける場合に比
して、小型であってかつコストを安くすることができる
という効果が得られる。また、第1および第2の送受信
手段の各アンテナより送信される電波の周波数を異なら
せているので、床、電波吸収体等により反射された反射
波による、第1および第2の送受信手段における干渉等
の影響を低減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による構内ネットワーク
装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 子送受信機 4 アンテナ 5 親送受信機 6 電波吸収体 T 天井

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井等の高位置に取り付けられ、広角の
    輻射特性を有するアンテナを介して電波を送受信する第
    1の送受信手段と、天井に設けられる 電波吸収体と、 前記天井の下方に位置する床近傍に設けられ、狭角の輻
    射特性を有しかつ前記第1の送受信手段へ向けられたア
    ンテナを介して電波を送受信する第2の送受信手段と、
    を具備し、 前記第1の送受信手段は、前記アンテナを介して第1の
    周波数の電波を送信し、 前記第2の送受信手段は、前記アンテナを介して前記第
    1の周波数と異なる第2の周波数の電波を送信する構内
    ネットワーク装置において、 前記電波吸収体は、前記第1の送受信手段の周囲の天井
    の一部に設けられ、前記床と前記天井との高さをH、前
    記第1の送受信手段の前記アンテナから送信される送信
    電波の輻射角をθとしたとき、その直径Dが D=tan(θ/2)×H×(2/3) である円板形状となるように形成されていること を特徴
    とする構内ネットワーク装置。
JP9158998A 1997-06-16 1997-06-16 構内ネットワーク装置 Expired - Lifetime JP3036466B2 (ja)

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JPH118578A JPH118578A (ja) 1999-01-12
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