JPH08167812A - アレイアンテナ装置 - Google Patents

アレイアンテナ装置

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JPH08167812A
JPH08167812A JP30896794A JP30896794A JPH08167812A JP H08167812 A JPH08167812 A JP H08167812A JP 30896794 A JP30896794 A JP 30896794A JP 30896794 A JP30896794 A JP 30896794A JP H08167812 A JPH08167812 A JP H08167812A
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JP
Japan
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dielectric substrate
dielectric
array antenna
power supply
antenna device
Prior art date
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Pending
Application number
JP30896794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Saito
憲二郎 斎藤
Noriaki Miyano
憲明 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH08167812A publication Critical patent/JPH08167812A/ja
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  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で容易に不要放射を抑圧し、アンテ
ナの放射パターンの劣化を軽減したアレイアンテナ装置
を提供する。 【構成】誘電体積層板12上において、マイクロストリ
ップアンテナ11素子に接続され電力の分配/合成を行
う給電回路13上を、給電回路13と同じ分配配線形状
でマイクロストリップ線路14の幅より広い溝22が施
された誘電体平板21で覆うことで、給電回路13から
の不要放射を抑圧し、アンテナの放射パターンの劣化を
防ぐようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばマイクロ波
帯、ミリ波帯で使用するレーダ装置、通信装置等に用い
られるアレイアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に平面アレイアンテナ装置は、図3
に示すように誘電体積層板12を基板とし、その表面に
複数のマイクロストリップアンテナ素子11をアレイ状
に配設し、マイクロストリップ線路14により、複数の
素子を組にして直列接続すると共に、各組の入出力端を
給電点との間で電力の分配/合成を行う給電回路13を
形成している。そして、給電点をストリップ線路/導波
管変換器(以下、スタブと略称する)31を介して裏面
側に接合される導波管32に接続している。
【0003】このような構成により、複数のマイクロス
トリップアンテナ素子11にて受信したRF信号は給電
回路13にて合成され、スタブ31を介して導波管32
に供給される。一方、送信は受信とは全く逆の順序を追
って行われる。
【0004】しかしながら、上記構成による従来のアレ
イアンテナ装置では、給電回路13からの不要放射があ
るためにアンテナ放射パターンが劣化する等の問題があ
った。
【0005】この問題の解決策として、従来では、前述
の誘電体積層板を2層化し、上層にマイクロストリップ
アンテナ等の放射素子を形成し、下層にストリップ線路
による給電回路を形成することもあるが、このような構
造では、上層の放射素子と下層の給電回路を高精度に重
ね合わせる加工技術が必要とされるため、大幅な製造コ
ストの上昇が避けられないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のアレイアンテナ装置では、給電回路からの不要放射
によって生じるアンテナ放射パターンの劣化を基板の2
層化によって解決するようにしてているため、高度な加
工技術が必要とされ、それに伴い大幅な製造コストの上
昇が避けられないという問題があった。
【0007】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、簡単な構造で容易に不要放射を抑圧し、アン
テナの放射パターンの劣化を軽減したアレイアンテナ装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るアレイアンテナ装置は、誘電体基
板と、この誘電体基板の一方面にアレイ状に配設され、
複数個を組にしてそれぞれ直列接続してなるアンテナ素
子群と、誘電体基板上に形成され、アンテナ素子群の各
組に対して送受信信号の分配合成を行う給電線路と、誘
電体基板の給電線路の形成部分上に積層され、給電線路
を空間から遮蔽する遮蔽板とを具備して構成するように
した。
【0009】
【作用】上記構成によるアレイアンテナ装置では、給電
線路部分からの不要放射を、その上面に積み重ねた遮蔽
板によって防止する。
【0010】
【実施例】図1乃至図2を参照してこの発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明に係るアレイアンテ
ナ装置の構成を示すもので、図2は給電回路13の形成
部分の断面構造を示すものである。但し、図1におい
て、図3と同一部分には同一符号を付して示し、ここで
は異なる部分を中心に述べる。
【0011】前述の給電回路13上には誘電体平板21
が積層される。この誘電体平板21は非金属部材、例え
ばアクリル等からなり、給電回路13の配線パターンと
対向する部分に溝22(図1中では省略し、図2中に示
す)が形成される。
【0012】誘電体平板21の溝22は、給電回路13
を形成するマイクロストリップ線路14の幅より広く加
工され、取付けた際に誘電体平板21がマイクロストリ
ップ線路14に接触しないようになっている。
【0013】すなわち、上記構成のアレイアンテナ装置
では、図2に示すように、給電回路13からの不要放射
は、上部を覆う誘電体平板21によって外部と遮蔽され
ているため、外部空間への放射が妨げられる。
【0014】したがって、給電回路13を覆うように誘
電体平板21を積層するだけで、給電回路13からの不
要放射を抑圧し、アンテナの放射パターンの劣化を防ぐ
ことが可能になる。また、このように構造が簡単で、か
つ従来のアレイアンテナ装置を活用できるため、製造コ
ストの上昇や製造過程の大規模な変更を伴わずに実現で
きる。
【0015】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では誘電体平板21に
溝22を形成するようにしたが、溝22に代わって誘電
体平板21の裏面に支持用の突部を形成したり、絶縁体
を介す等の手法によって、マイクロストリップ線路14
に直接接触しないように給電回路13上に積層するよう
にしても、同様の効果を得ることができる。
【0016】また、マイクロストリップ線路14が誘電
体積層板12の表面よりも下に埋設されている場合に
は、誘電体平板21を溝等を形成することなく、直接給
電回路13上に積層すればよい。
【0017】さらに、上記実施例では放射素子にマイク
ロストリップアンテナ素子を用いて説明したが、放射素
子を誘電体積層板に形成するスロットアンテナ、プリン
トダイポール等で構成される平面アレイアンテナにおい
ても同様の効果が得られる。また、マイクロストリップ
線路の代わりにスロット線路等で構成した給電回路にお
いても同様の効果が得られる。さらに、平面アレイに限
らず、曲面アレイにも適用可能である。その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様
に実施可能であることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構造で容易に
不要放射を抑圧し、アンテナの放射パターンの劣化を軽
減したアレイアンテナ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るアレイアンテナ装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の給電回路形成部分の断面構造を示
す断面図である。
【図3】従来のアレイアンテナ装置の構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
11…マイクロストリップアンテナ素子、12…誘電体
積層板、13…給電回路、14…マイクロストリップ線
路、21…誘電体平板、22…溝、31…ストリップ線
路/導波管変換器、32…導波管。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板と、 この誘電体基板の一方面にアレイ状に配設され、複数個
    を組にしてそれぞれ直列接続してなるアンテナ素子群
    と、 前記誘電体基板上に形成され、前記アンテナ素子群の各
    組に対して送受信信号の分配合成を行う給電線路と、 前記誘電体基板の前記給電線路の形成部分上に積層さ
    れ、前記給電線路を空間から遮蔽する遮蔽板とを具備す
    ることを特徴とするアレイアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽板は、誘電体部材であり、前記
    給電線路と対向する部分に線路幅より広い溝を有し、前
    記誘電体基板に積層した際に給電線路に接触しないよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のアレイアンテナ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽板は、誘電体部材であり、前記
    給電線路に接触しない部分に突部が形成され、前記誘電
    体基板に積層した際に前記給電線路に接触しないように
    したことを特徴とする請求項1記載のアレイアンテナ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽板は、誘電体部材であり、絶縁
    体を介して前記誘電体基板に積層され、前記給電線路に
    直接接触しないようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のアレイアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記給電線路は、前記誘電体基板の表面
    よりも下に埋設され、前記遮蔽板を前記誘電体基板に積
    層した際に、前記給電線路に接触しないようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のアレイアンテナ装置。
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