JP3041941B2 - マイクロストリップアンテナアレー - Google Patents

マイクロストリップアンテナアレー

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JP3041941B2
JP3041941B2 JP2286882A JP28688290A JP3041941B2 JP 3041941 B2 JP3041941 B2 JP 3041941B2 JP 2286882 A JP2286882 A JP 2286882A JP 28688290 A JP28688290 A JP 28688290A JP 3041941 B2 JP3041941 B2 JP 3041941B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、背面給電型のマイクロストリップアンテ
ナアレーに関する。
[発明の概要] この発明は、背面給電型のマイクロストリップアンテ
ナアレーにおいて、共通の誘電体層の両面に複数の放射
素子と複数の給電線条をそれぞれ配設すると共に、放射
素子をの外縁に沿って誘電体層の一面に配設した第1の
接地導体と、放射素子に対向して誘電体層の他面に配設
した第2の接地導体とを、誘電体層を貫通して接続する
ことにより、アンテナ部の放射特性に対する給電線から
の不要放射の悪影響を確実かつ経済的に防止することが
できるようにしたものである。
[従来の技術] 従来、マイクロストリップアンテナをアレー化する場
合、複数のアンテナ部に電力を分配する給電回路にも、
一般的に、マイクロストリップ型の給電線が用いられ
る。
先ず、従来の共平面給電型のマイクロストリップアン
テナアレーについて説明する。
第4図及び第5図に示すように、この型のアンテナア
レー(10)では、例えば、ふっ素樹脂のような低損失の
誘電体層(11)を介して、共通の接地導体(12)と、複
数の、例えば2個の円板導体(放射素子)(13),(1
4)とが対向配設されて、例えば2個のマイクロストリ
ップアンテナ(10a),(10b)が構成される。そして、
このアンテナ(10a),(10b)に高周波電力を供給する
給電回路(20)は、その給電線条(23)〜(26)が、誘
電体層(11)に関して、放射素子(13),(14)と同じ
側に配設される。
第4図に示すように、給電回路(20)は、信号源SSに
接続される基準特性インピーダンスの広幅線条(23)
と、この線条(23)の終端の分岐点Pから分岐する等長
の中間線条(24a),(24b)と、この線条(24a),(2
4b)の各終端の分岐点Q1,Q2から分岐する2対の狭幅線
条(25a),(25b);(26a),(26b)から構成され
る。
各一方の狭幅線条(25a),(26a)の長さは、各他方
の狭幅線条(25b),(26b)のそれよりも1/4波長だけ
長くされて、各アンテナ(10a),(10b)の放射素子
(13),(14)は、周縁上の給電点(15a),(15b);
(16a),(16b)が、それぞれ90゜の位相差で、例えば
TM11モードで励振されて、円偏波を放射する。
なお、アンテナ(10a),(10b)の放射素子(13),
(14)と、給電回路(20)の給電線条(23)〜(26)と
は、1枚の両面銅張積層板をエッチング処理して容易に
形成することができる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前述の共平面給電型のマイクロストリップ
アンテナアレーは、機械的に簡単な構成ではあるが、放
射素子(13),(14)の近傍の給電線条(23)〜(26)
が進行波型アンテナとして作用して、不要放射が発生
し、本来のアンテナ(10a),(10b)の所望の指向性が
乱されるという問題があった。
特に、円偏波の場合には、給電線からの不要放射によ
り、指向性の軸比が顕著に劣化する。
上述のような、給電線からの不要放射の悪影響を防止
するものとしては、背面給電型のマイクロストリップア
ンテナアレーが知られている。
次に、第6図〜第8図を参照しながら、従来の背面給
電型のマイクロストリップアンテナアレーについて説明
する。この第6図〜第8図において、前出第4図及び第
5図に対応する部分には同一の符号を付して重複説明を
省略する。
第6図〜第8図に示すように、背面給電型のアンテナ
アレー(10R)では、2個のマイクロストリップアンテ
ナ(10s),(10t)の放射素子(13),(14)に、その
中心からオフセットして、各1対の給電点(15a),(1
5);(16a),(16b)が設定され、このアンテナ(10
s),(10t)と給電回路(20r)とが、それぞれの接地
導体(12)及び(22)を対接させて機械的に結合される
と共に、給電回路(20r)の2対の狭幅線条(25a),
(25b);(26a),(26b)の各終端が、それぞれ誘電
体層(11),(21)と接地導体(12),(22)とを貫通
する複数の接続線(27)によって、対応する給電点(15
a),(15b);(16a),(16b)にそれぞれ接続され
る。
上述のような、背面給電型のアンテナアレーでは、放
射素子(13)(14)との間に介在する接地導体(12)
(22)によって給電線条(23)〜(24)が遮蔽されるた
め、給電線からの不要放射の悪影響は防止される。
しかしながら、上述のような、背面給電型のアンテナ
アレーでは、ふっ素樹脂のような低損失で高価な誘電体
を使用した両面銅張積層板が2枚必要であり、前述の共
平面給電型のアンテナアレーに比べて、材料費・工数と
も大幅に上昇するという問題があった。
ちなみに、例えば10GHz帯で使用する場合、両誘電体
層(11),(21)の厚さはt11=t21=0.8mmとなり、ま
た、2GHz帯で使用する場合には、t11=3.2mm;t21=0.8m
mとなる。
かかる点に鑑み、この発明の目的は、アンテナ部の放
射特性に対する給電線からの不要放射の悪影響を確実か
つ経済的に防止することができるマイクロストリップア
ンテナアレーを提供するところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は、誘電体層(11)の一方の面に配設された
複数の放射素子(13)(14)の反対面に複数の給電線条
(23)〜(26a)(26b)を配設したマイクロストリップ
アンテナアレー(21u)において、誘電体層(11)を共
通として、この共通の誘電体層(11)の一方の面に配設
した複数の放射素子(13)(14)の外縁に沿って離間し
て配設した第1の接地導体(22u)と、複数の放射素子
(13)(14)の反対面に設けた複数の給電線条(23)〜
(26a)(26b)と離間し、且つ複数の放射素子(13)
(14)と対向して配設した第2の接地導体(17)(18)
とを具備し、共通の誘電体層(11)を貫通して、複数の
放射素子(13)(14)の給電点と複数の給電線条(23)
〜(26a)(26b)間とを接続すると共に、複数の放射素
子(13)(14)の各々の外縁に沿って互に離間して形成
されたスルーホール(19)を介して第1及び第2の接地
導体(22u)(17)(18)を接続するようにしたことを
特徴とするマイクロストリップアンテナアレーである。
[作用] かかる構成によれば、アンテナ部の放射特性に対する
給電線からの不要放射の悪影響が確実かつ経済的に防止
される。
[実施例] 以下、第1図〜第3図を参照しながら、この発明によ
るマイクロストリップアンテナアレーの一実施例につい
て説明する。
この発明の一実施例の構成を第1図〜第3図に示す。
この第1図〜第3図において、前出第4図〜第8図に対
応する部分には同一の符号を付して一部の説明を省略す
る。
第1図〜第3図において、(10U)は背面給電型のア
ンテナアレーであって、共通の誘電体層(11)の両面
に、複数の放射素子(13),(14)と、放射素子よりや
や大径の複数の接地導体(17),(18)とがそれぞれ対
向して同心に配設されて、複数のマイクロストリップア
ンテナ(10v),(10w)が構成される。接地導体(1
7),(18)には、各放射素子(13),(14)の給電点
(15a),(15b);(16a),(16b)にそれぞれ対応し
て、切欠部(17a),(17b);(18a),(18b)が形成
される。
誘電体層(11)の背面には給電回路(20u)の各給電
線条(23)〜(26)が搭載されて、接地導体(17),
(18)の切欠部(17a)〜(18b)内に位置するように配
設された、狭幅線条(25a),(25b);(26a),(26
b)の終端が、誘電体層(11)を貫通する接続線(27)
によって、放射素子(13),(14)の給電点(15a),
(15b);(16a),(16b)にそれぞれ接続される。
そして、給電回路(20u)の接地導体(22u)は、共通
の誘電体層(11)の正面のほぼ全域に配設され、アンテ
ナ(10v),(10w)の放射素子(13),(14)を繞っ
て、開口(22v),(22w)がそれぞれ形成される。この
開口(22v),(22w)は、アンテナ(10v),(10w)の
接地導体(17),(18)よりやや小径に形成されて、多
数のスルーホール(19)により、接地導体(17),(1
8)及び開口(22v),(22w)の各周縁がそれぞれ接続
される。
この実施例では、上述のように構成したので、接地導
体(22u)によって給電線条(23)〜(26)が遮蔽され
て、放射素子(13),(14)に対する給電線からの不要
放射の悪影響は防止される。
しかも、ふっ素樹脂のような低損失で高価な誘電体を
使用した両面銅張積層板が1枚で足りるため、前述の共
平面給電型のアンテナアレーとほぼ同等の経済性が得ら
れる。
なお、第3図に鎖線で示すように、背面側の接地導体
は、連続していてもよい。
[発明の効果] 以上詳述のように、この発明によれば、共通の誘電体
層の両面に複数の放射素子と複数の給電線条をそれぞれ
配設すると共に、放射素子囲繞して誘電体層の一面に配
設した第1の接地導体と、放射素子に対向して誘電体層
の他面に配設した第2の接地導体とを、誘電体層を貫通
して接続するようにしたので、アンテナ部の放射特性に
対する給電線からの不要放射の悪影響を確実かつ経済的
に防止することができる背面給電型のマイクロストリッ
プアンテナアレーが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明によるマイクロストリップア
ンテナアレーの一実施例の構成を示す平面図、断面図及
び底面図、第4図及び第5図は従来のマイクロストリッ
プアンテナアレーの構成例を示す平面図及び断面図、第
6図〜第8図は他の従来例の構成を示す平面図、断面図
及び底面図である。 (11)は誘電体層、(13),(14)は放射素子、(1
7),(18),(22u)は接地導体、(19)はスルーホー
ル、(23)〜(26)は給電線条である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 H01Q 21/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体層の一方の面に配設された複数の放
    射素子の反対面に複数の給電線条を配設したマイクロス
    トリップアンテナアレーにおいて、 上記誘電体層を共通として、この共通の誘電体層の一方
    の面に配設した上記複数の放射素子の外縁に沿って離間
    して配設した第1の接地導体と、 上記複数の放射素子の反対面に設けた上記複数の給電線
    条と離間し、且つ該複数の放射素子と対向して配設した
    第2の接地導体とを具備し、 上記共通の誘電体層を貫通して、上記複数の放射素子の
    給電点と上記複数の給電線条間とを接続すると共に、上
    記複数の放射素子の各々の外縁に沿って互に離間して形
    成されたスルーホールを介して上記第1及び第2の接地
    導体を接続するようにしたことを特徴とするマイクロス
    トリップアンテナアレー。
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