JPH08167309A - ユニットバスルーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の照明を快適に行なう。 【構成】 表面化粧壁材２にて囲繞形成された室１内の
内壁面１ａの上部に、表面化粧壁材２と同材質または類
似素材の壁面部材６を離間させて配置し、この壁面部材
６と室１内の内壁面１ａとの間に天井面１ｂ側及び床面
１ｃ側が開放する収納空間７を形成する。この収納空間
７に照明器具８，８を設置し、これら照明器具８，８の
光Ｌを収納空間７の開放部７ａ，７ｂから天井面１ｂ側
及び床面１ｃ側に露光させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えば一般家庭ある
いは集合住宅等に設置される浴室設備としてのユニット
バスルームに関し、特に、室内の壁面に設置される照明
器具の取付構造に工夫を施すことにより、照明効果によ
る快適性の向上を図るようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のユニットバスルームにお
いては、例えば室内の壁面に照明器具としての白熱灯を
露出させて設置しているのが現状である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造のものでは、白熱灯の光が直接入浴者の目
に入り込んで眩しく、不快感を覚えるという問題があっ
た。

【０００４】

【発明の目的】この発明の目的は、室内の照明を快適に
行なうことができるようにしたユニットバスルームを提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、表面化粧壁材にて囲繞形成された
室内の内壁面の上部に、前記表面化粧壁材と同材質また
は類似素材の壁面部材を離間させて配置し、この壁面部
材と前記室内の内壁面との間に天井面側及び床面側が開
放する収納空間を形成するとともに、この収納空間に照
明器具を設置してなる構成としたものである。

【０００６】

【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、表面化粧壁材にて囲繞形成された室内の内
壁面の上部に、表面化粧壁材と同材質または類似素材の
壁面部材を離間させて配置し、この壁面部材と前記室内
の内壁面との間に天井面側及び床面側が開放する収納空
間を形成するとともに、この収納空間に照明器具を設置
してなるために、照明器具の光が壁面部材と室内の内壁
面との間に形成される収納空間の天井面側及び床面側の
開放部から露光して、室内の天井面及び床面を照明し、
これによって、室内が間接的に照明され、従前のよう
に、入浴者に照明器具の光が直接入り込むのが防止され
る。

【０００７】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照しな
がら詳細に説明すると、図１に示すように、図中１はこ
の発明に係るユニットバスルームの浴室で、この浴室１
の内壁面１ａは、表面化粧壁材２にて囲繞形成されてい
るとともに、その浴室１内には、浴槽本体３及び洗い場
４等が組み込まれている。

【０００８】前記浴室１の内壁面１ａには、カウンタ５
が設置されているとともに、このカウンタ５の上部に
は、図２に示すように、前記表面化粧壁材２と同材質ま
たは類似素材からなる壁面部材６が、前記カウンタ５の
奥行き寸法Ｄとほぼ等しい間隔ｄを存して離間させて配
置され、この壁面部材６と前記浴室１の内壁面１ａとの
間に天井面１ｂ側及び床面１ｃ側が開放する収納空間７
を形成してなる構成を有する。

【０００９】そして、この収納空間７には、照明器具と
しての２本の防湿型の天井側照明用の蛍光灯８と床面側
照明用の蛍光灯９が上下に並列させて設置され、これら
蛍光灯８，８の光Ｌを前記収納空間７の上下に開放する
開放部７ａ，７ｂからそれぞれ露光させて、前記浴室１
内の天井面１ｂ側及び床面１ｃ側を照明することによ
り、前記浴室１内を間接的に照明するようになってい
る。

【００１０】なお、図中１０は前記浴室１内のカウンタ
５と収納空間７との間の部位に相当する内壁面１ａに取
り付けた鏡である。

【００１１】

【発明の効果】以上の説明したように、この発明は、表
面化粧壁材にて囲繞形成された室内の内壁面の上部に、
表面化粧壁材と同材質または類似素材の壁面部材を離間
させて配置し、この壁面部材と前記室内の内壁面との間
に天井面側及び床面側が開放する収納空間を形成すると
ともに、この収納空間に照明器具を設置してなることか
ら、照明器具の光が壁面部材と室内の内壁面との間に形
成される収納空間の天井面側及び床面側の開放部から露
光して、室内の天井面及び床面を照明し、室内を間接的
に照明することができるために、入浴者に照明器具の光
が直接入り込むのを防止することができ、これによっ
て、従前のような照明器具の光にる眩しさを解消するこ
とができ、快適性の向上を図ることができる。

【００１２】また、室内の内壁面との間に収納空間を形
成する壁面部材の間隔をカウンタの奥行き寸法とほぼ等
して離間させて配置することにより、カウンタと収納空
間との間が堀込まれるようなイメージとなり、これによ
って、入浴者に圧迫感を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るユニットバスルームの一実施例
を示す概略的説明図。

【図２】同じく要部拡大断面図。

【符号の説明】

１・・・浴室、 １ａ・・・壁面、 １ｂ・・・天井面、 １ｃ・・・床面、 ２・・・表面化粧壁材、 ６・・・壁面部材、 ７・・・収納空間、 ７ａ，７ｂ・・・開放部、 ８，９・・・照明器具（蛍光灯）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面化粧壁材にて囲繞形成された室内の
   内壁面の上部に、前記表面化粧壁材と同材質または類似
   素材の壁面部材を離間させて配置し、 この壁面部材と前記室内の内壁面との間に天井面側及び
   床面側が開放する収納空間を形成するとともに、 この収納空間に照明器具を設置したことを特徴とするユ
   ニットバスルーム。