JPH081662Y2 - 釣竿の握り部 - Google Patents

釣竿の握り部

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JPH081662Y2
JPH081662Y2 JP1989057362U JP5736289U JPH081662Y2 JP H081662 Y2 JPH081662 Y2 JP H081662Y2 JP 1989057362 U JP1989057362 U JP 1989057362U JP 5736289 U JP5736289 U JP 5736289U JP H081662 Y2 JPH081662 Y2 JP H081662Y2
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JP
Japan
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fishing rod
fiber
grip
flexible
fiber yarn
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JP1989057362U
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Inventor
久 戸沢
洋介 藤尾
勝彦 塚原
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ダイワ精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は釣竿の握り柄の改良に関するものである。
【従来の技術】
釣竿の握り部を握り易いように繊維糸条を綾巻状に編
組被覆することが特開昭62−202166号公報で知られてい
る。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記公知のものは単一の繊維糸条を綾巻
状に編組被覆しているため、例えば柔軟性のある綿糸を
使用したときには握り易い反面、水に濡れると乾きにく
く、また耐摩耗性、耐久性に劣り、またカーボン等の高
強度繊維糸条を使用したときには強度耐久性には優れて
いるが柔軟性に欠け握り心地が悪くなる等の問題点があ
るのが現状である。 これらの現状に鑑み、本考案は柔軟性の繊維糸条と高
強度繊維糸条との異種繊維糸条を組合せて編組被覆する
ことにより、握り易さを保持しながら強度耐久性を向上
するようにした釣竿を提供することを目的とするもので
ある。
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、釣竿の握り部表
面に柔軟性繊維糸条と該繊維糸条に比し高強度の繊維糸
条とを交叉させて綾巻状に編組被覆して釣竿を形成する
プリプレグの熱硬化処理で一体的に固着したことであ
る。 前記柔軟性繊維糸条としては綿糸、絹糸、ナイロン、
ビニロン等の合成繊維を、高強度の繊維糸条としてはア
ラミド繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、アモルファス
金属、ナイロン等の合成繊維を撚糸、モノフィラメン
ト、束状にして使用するものであり、通常は柔軟性繊維
糸条は太径に、高強度繊維糸条は細径に夫々形成するの
が好ましく、特に柔軟性繊維糸条に太径の天然繊維を、
高強度の繊維糸条にも同じく柔軟性のある細径の合成繊
維を使用した場合には一層握り機能の良好な握り柄を形
成することができる。
【作用】
本考案は釣竿の握り部に編組被覆して釣竿を形成する
プリプレグの熱硬化処理で一体的に固着された綾巻状の
繊維糸条が握り部に凹凸の滑り止めを形成するに際して
交叉する一方の柔軟性繊維糸条は握り部に柔軟性を付与
して握持機能を向上すると共に他方の高強度繊維糸条は
柔軟性繊維糸条を強固に固定しながら握り部の耐摩耗性
及び強度を増強して耐久性を向上するものである。
【実施例】
本考案の実施例を図面について説明すると、第1図及
び第2図において釣竿1の太径の握り部には、綿糸等の
天然繊維から太径の柔軟性繊維糸条2と該柔軟性繊維糸
条2に比して高強度かつ小径のナイロン等の合成樹脂か
らなる繊維糸条3が交叉して綾巻状に編組被覆され一体
的に固着されている。 また第3図及び第4図には釣竿1の握り部に、太径の
綿糸からなる柔軟性繊維糸条2と小径のアラミド繊維か
らなる繊維糸条3とが交叉して綾巻状に編組被覆され一
体的に固着されている。 しかして前記繊維糸条2・3を綾巻状に編組被覆した
ものは釣竿の構成用のプリプレグの捲回形成時に被覆し
てプリプレグの熱硬化処理工程を利用して一体的に硬化
固着してその握り部に対する固着を強固にするものであ
る。
【考案の効果】
本考案は釣竿の握り部表面に柔軟性繊維糸条と該繊維
糸条に比し高強度の繊維糸条とを交叉させて綾巻状に編
組被覆して釣竿を形成するプリプレグの熱硬化処理で一
体的に固着したので、編組被覆は釣竿の握り部と一体的
に強固に固着されながら高強度の繊維糸条に交叉する柔
軟性繊維糸条によって釣竿をしっかりと感触良く手にフ
ィットさせて握持でき、長時間疲労することなく魚釣り
操作を行うことができると共に高強度の繊維糸条は交叉
する柔軟性繊維糸条の移動、剥離を防止しながら一層強
固にこれを固定でき握り部の耐摩耗性を補強し長時間使
用しても編組被覆の繊維糸条がほぐれたり、切断したり
することを防止し耐久性の向上を図ることができ、特に
高強度の繊維糸条にも柔軟性糸条を使用したり、柔軟性
繊維糸条を太径に形成することにより握持機能を一層向
上できる優れた特徴と実用性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は同縦断側面図、第3
図は本考案の別実施例の正面図、第4図は同縦断側面図
である。 1…釣竿、2…柔軟性繊維糸条、3…高強度の繊維糸
条。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−137833(JP,A) 実開 昭58−121563(JP,U) 実開 昭62−202166(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿の握り部表面に柔軟性繊維糸条と該繊
    維糸条に比し高強度の繊維糸条とを交叉させて綾巻状に
    編組被覆して釣竿を形成するプリプレグの熱硬化処理で
    一体的に固着したことを特徴とする釣竿の握り部。
  2. 【請求項2】柔軟性繊維糸条に太径の天然繊維を、高強
    度の繊維糸条に細径の合成繊維を使用した請求項1記載
    の釣竿の握り部。
JP1989057362U 1989-05-18 1989-05-18 釣竿の握り部 Expired - Fee Related JPH081662Y2 (ja)

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JPH02148279U JPH02148279U (ja) 1990-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005245352A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Shimano Inc 釣竿
JP2010193850A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Globeride Inc 釣竿
JP5538335B2 (ja) * 2011-09-14 2014-07-02 グローブライド株式会社 握り柄を有する釣竿

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JPS58121563U (ja) * 1982-02-12 1983-08-18 富士工業株式会社 釣竿等の表面仕上げ構造
JPS62202166U (ja) * 1986-06-12 1987-12-23

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