JPH08165220A - 口紅落とし用洗浄剤 - Google Patents

口紅落とし用洗浄剤

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JPH08165220A
JPH08165220A JP33252294A JP33252294A JPH08165220A JP H08165220 A JPH08165220 A JP H08165220A JP 33252294 A JP33252294 A JP 33252294A JP 33252294 A JP33252294 A JP 33252294A JP H08165220 A JPH08165220 A JP H08165220A
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JP
Japan
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lipstick
fatty acid
oil
cleaning agent
feeling
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JP33252294A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Takada
浩孝 高田
Satoru Tomomasa
哲 友政
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 組成物全量に対して1〜70重量%の油分
と、下記一般式化1に示される脂肪酸モノエタノールア
マイド系界面活性剤を主成分とする口紅落とし用洗浄
剤。 【化1】RCONHCH2CH2O(CH2CH2O)nH なお、上記化1中、Rはアルキル基を示し、nは3〜8
の整数である。 【効果】 優れた口紅落とし効果と共に、使用感、安全
性、安定性も高いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は口紅落とし用洗浄剤、特
にその洗浄効果及び使用感の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるポイントメーキャップ化粧料と
して口紅が汎用されるが、最近、口紅の色移り、或いは
滲みなどが少なく、長時間にわたって化粧直しの不要な
口紅が開発され、消費者の需要を喚起している。一方、
このように長時間にわたり色落ちしない口紅は、就寝前
などに口紅落としをする際に落ちにくいという欠点を生
じ、その洗浄剤が要望される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
用いられているエチレンオキサイド付加ポリプロピレン
系界面活性剤や、イミダゾリニウムベタイン等で構成さ
れるクレンジング剤、或いは特開平5−279226に
収載されているクレンジング剤を口紅の除去に使用した
場合、口紅の拭き取り時に周囲に滲むように広がってし
まい、使用感が悪く、口唇に負担がかかったり、つっぱ
り感を生じることがあった。また、オイルを主成分とし
たクレンジング剤を口紅の除去に使用した場合には、口
唇への負担は少ないもののやはり拭き取り時に滲みやす
く、べたつき感があり、使用感がはなはだ悪いものであ
った。
【0004】以上の点から口唇に負担をかけずに、口紅
が拭き取り用の布などに浸潤するように洗浄剤を構成す
ることが要求されている。もちろん、唇に適用されると
いう点を考えると、安全性および官能的にも問題が生じ
ないことが重要である。本発明は前記従来技術の課題に
鑑みなされたものであり、その目的は優れた口紅落とし
機能を有し、しかも口唇に適用する諸適性にも優れた口
紅落とし用洗浄剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討した結果、特定の脂肪酸モノエ
タノールアマイド系界面活性剤に特定量の油分を併用す
ると、口紅の拭き取り時になめらかな感触が得られると
共に、それぞれを単独で用いた場合に比して相乗的に洗
浄効果が増強され、口紅落とし用洗浄剤として優れた適
性が発揮されることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】すなわち、本出願の請求項1に記載の口紅
落とし用洗浄剤は、組成物全量に対して1〜70%の油
分と、下記一般式化2に示される脂肪酸モノエタノール
アマイド系界面活性剤を主成分とすることを特徴とす
る。
【化2】RCONHCH2CH2O(CH2CH2O)nH なお、上記化2中、Rはアルキル基を示し、nは1〜8
の整数である。
【0007】以下、本発明の構成を更に詳細に説明す
る。本発明の口紅落とし用洗浄剤においては脂肪酸モノ
エタノールアマイド系界面活性剤及び油分を必須成分と
する。脂肪酸モノエタノールアマイド系界面活性剤は、
前記化2において、Rは脂肪酸残基として一般的なC12
〜C18のアルキル基であることが好適である。炭素鎖長
が短いと油性である口紅の洗浄効果が低下し、また炭素
鎖長が長すぎると特に水系溶媒への溶解性が低下して油
層に移行しやすくなり、洗浄剤としての適性に欠けるよ
うになる。
【0008】また、nは1〜8が好適である。POEの
付加モル数が9以上となると、口紅に対する洗浄効果が
低下する傾向にある。脂肪酸モノエタノールアマイド系
界面活性剤の組成物全量に対する配合量は、好ましくは
0.5〜10.0重量%、特に好ましくは1.0〜5.
0重量%である。0.5重量%未満であると洗浄効果が
不十分となることがあり、使用感につっぱりを感じるこ
とがある。また5.0重量%を超えると長期使用により
口唇の荒れなどを生じることがある。
【0009】なお、本発明において特徴的な脂肪酸モノ
エタノールアマイド系界面活性剤として、具体的に提供
される商品には、アミゼット2C、アミゼット3Cもし
くはアミゼット5C(川研ファイルケミカル社製:PO
E(2)、(3)もしくは(5)ヤシ油脂肪酸モノエタ
ノールアミド)等が挙げられる。
【0010】また、本発明におけるもう一方の必須成分
である油分は、例えば、流動パラフィン、スクワラン、
ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、グリセリルジイソス
テアレート、トリメチロールプロパン−2−エチルイソ
ステアレート、イソプロピルミリステート、セチル−2
−エチルヘキサノエート、グリセリルトリイソステアレ
ート、2−ヘプチルウンデシルパルミテート、メチルポ
リシロキサン、ポリブテン、トリイソステアリン酸グリ
セリン、ジイソステアリルマレート、ジカプリン酸ネオ
ペンチルグリコール、低沸点イソパラフィン、低重合度
鎖状ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテト
ラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が
挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
これらの中で、口紅に対する洗浄性の点から、セチル−
2−エチルヘキサノエート、ジカプリン酸ネオペンチル
グリコール等のエステル油や流動パラフィンが好まし
く、さらに口唇に対する安全性を考慮すれば流動パラフ
ィンが特に好ましい。
【0011】上記油分は、組成物全量に対して1〜70
重量%配合することを要し、洗浄効果の点から2〜60
重量%配合することが特に好ましい。さらに、拭き取り
時の口唇の周囲への滲みを考慮すると、油分の配合量は
2〜50重量%が好ましい。油分の配合量が1重量%未
満の場合には洗浄効果が充分に得られず、使用時につっ
ぱり感を生じることがある。また、配合量が70重量%
を超えた場合にも洗浄力が低下する傾向があり、その使
用感はべたつきを感じるようになる。
【0012】以上のような脂肪酸モノエタノールアマイ
ド系界面活性剤と油分の特定量を必須成分として配合し
て成る本発明の口紅落とし用洗浄剤の外観は、基本的に
は油層及び水層の2層型を呈し、使用時には軽く振盪す
ることによって均一な乳濁液として用いることができ
る。また、高剪断処理するなどして、均質溶液として製
品化してもよい。本発明の口紅落とし用洗浄剤には、本
発明の効果を損わない範囲において上記特徴的な成分の
他に、例えば他のアニオン性界面活性剤、カチオン性界
面活性剤、高級アルコール類、プロピレングリコール、
グリセリン、ポリグリセリンなどの保湿成分、水溶性高
分子、動植物の天然エキス及びその誘導体、クエン酸、
乳酸などの有機酸、塩化ナトリウム、塩化カリウムなど
の無機塩、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、色素、香料な
どを配合することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。な
お、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また配合量は原則として重量%で示す。洗浄成分の検討 まず、本発明者らは口紅を落とす際に、該口紅成分と速
やかになじみ、且つ布或いはコットン等に浸潤しやすく
する洗浄成分の検討を行なった。すなわち、一般の洗浄
剤と異なり、口紅落とし用洗浄剤を布などに浸らせ、口
唇に当てて拭き取ることが一般的であり、最初から水と
共に洗い流すように使用するものではない。この点で、
単に口紅成分が落ちればいいというものではなく、拭き
取る際口唇につっぱり感などがなく、布などに口紅成分
が浸潤することが要求され、この浸潤が適正に行なわれ
ないと口唇の周りに口紅が滲んでしまい、使用感のはな
はだ悪いものとなってしまう。
【0014】そこで、本発明者らは下記のような試験方
法を用い、口紅落とし用洗浄剤として好適な洗浄成分の
検討を行なった。 [洗浄効果]20人のパネルの唇に市販口紅を塗布し、
2時間後に各洗浄成分の2%水溶液が入った容器を振盪
後コットンに取り、10回拭き取り操作を行なう。そし
て、口紅の残りが有ったパネルの人数が、 2名以下の場合 ◎ 5名以下の場合 ○ 10名以下の場合 △ 10名以上の場合 × で評価した。
【0015】[口唇の状態]同様の口紅塗布及び拭き取
り操作を30日間継続し、唇の荒れ或いは口紅の乗りの
悪化の発生を検討した。 [安定性]5%水溶液を密閉容器に入れ、50℃及び0
℃に1ヵ月間放置し、外観について、 変化がない場合 ○ 沈殿或いは濁りが生じた場合 × で示した。なお、洗浄液が油分を配合した系の場合に
は、経時的に油層と水層の2層に分離するので、1カ月
後の評価は水相の外観について行なった。
【0016】[口唇に対する使用感]前記口紅拭き取り
操作の際、パネルに唇に対する使用感についてつっぱり
感、べたつき感等の有無を判定をしてもらった。結果を
次の表1に示す。
【0017】
【表1】 洗浄成分の検討 ──────────────────────────────────── 洗浄成分 洗浄効果 口唇の状態 安定性 使用感 ────────────────────────────────────ヤシ 油脂肪酸モノエタノールアマイト゛(POE5モル) ○ ○ ○ つっぱるヤシ 油脂肪酸シ゛エタノールアマイト゛ ○ ○ × 〃イミタ゛ソ゛リニウムヘ゛タイン △ ○ ○ 〃エチレンオキサイト゛ 付加ホ゜リフ゜ロヒ゜レンク゛リコール △ ○ ○ 〃 流動パラフィン △ ○ ○ べたつく ────────────────────────────────────
【0018】唇に対する刺激性が低く安全性が高いとい
う観点から界面活性剤4種と、油分として流動パラフィ
ンを選択して試験を行なった。各洗浄成分はそれぞれ連
続使用によっても口唇に影響を与えることは少なかっ
た。しかし、イミダゾリニウムベタイン、エチレンオキ
サイド付加ポリプロピレングリコール、流動パラフィン
は洗浄効果が低く、使用感にも問題があった。また、ヤ
シ油脂肪酸ジエタノールアマイドはコットンへの浸潤性
が高く、洗浄効果の点では問題ないものの、安定性の点
で経時的に濁りを生じるという問題があり、単独での使
用は困難であった。また、使用感もつっぱり感があっ
た。一方、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイドでは洗
浄効果及び安定性は良好であったが、やはり使用時につ
っぱり感を生じた。
【0019】そこで本発明者らは、その洗浄性や使用感
等を改善すべく、さらに検討を行なった。すなわち、上
記表1の4種の界面活性剤に油分を併用した場合につい
て同様の試験を行なった。洗浄液には、界面活性剤2
%、流動パラフィン20%含有水溶液を用いた。結果を
表2に示す。
【0020】
【表2】 界面活性剤+油分の場合 ──────────────────────────────────── 洗浄成分 洗浄効果 口唇の状態 安定性 使用感 ────────────────────────────────────ヤシ 油脂肪酸モノエタノールアマイト゛(POE5モル) ◎ ○ ○ なめらか +流動パラフィンヤシ 油脂肪酸シ゛エタノールアマイト゛ ○ ○ × べたつく +流動パラフィンイミタ゛ソ゛リニウムヘ゛タイン △ ○ ○ 〃 +流動パラフィンエチレンオキサイト゛ 付加ホ゜リフ゜ロヒ゜レンク゛リコール △ ○ ○ 〃 +流動パラフィン ────────────────────────────────────
【0021】表2から明らかなように、ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアマイド、イミダゾリニウムベタインまたは
エチレンオキサイド付加ポリプロピレングリコールでは
流動パラフィンを併用しても洗浄性や安定性の改善は認
められなかった。また、使用感に関してはつっぱり感は
なくなったものの、反対にべたつき感を生じ、やはり使
用感の悪いものであった。
【0022】これに対し、ヤシ油脂肪酸モノエタノール
アマイドと流動パラフィンの併用系では、ヤシ油脂肪酸
モノエタノールアマイドまたは流動パラフィン単独系に
比して口紅に対する洗浄性が著しく向上した。また、使
用感についてもヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド単
独系で感じられたつっぱり感も、流動パラフィン単独系
で感じられたべたつき感もなく、非常になめらかな使用
感が得られることが判明した。そして、このヤシ油脂肪
酸モノエタノールアマイドと流動パラフィンの併用系で
は、連続使用による口唇への影響や安定性にも問題はな
かった。以上のことから、脂肪酸モノエタノールアマイ
ドと油分の併用系が口紅落とし用洗浄剤として優れた適
性を有していることが示唆された。
【0023】POE付加モル数の検討 脂肪酸モノエタノールアマイドには各種ポリオキシエチ
レン付加モル数のものが存在する。そこで、前記試験方
法に準じ、最適のPOE付加モル数のヤシ油脂肪酸モノ
エタノールアマイドの探索を行なった。洗浄液は各PO
E付加モル数のヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド2
%、流動パラフィン20%含有水溶液を用いた。結果を
表3に示す。
【0024】
【表3】 POE付加モル数の検討 ──────────────────────────────────── POE付加モル数 洗浄効果 口唇の状態 安定性 使用感 ──────────────────────────────────── 1 ◎ ○ ○ なめらか 2 ◎ ○ ○ 〃 3 ◎ ○ ○ 〃 4 ◎ ○ ○ 〃 5 ◎ ○ ○ 〃 6 ◎ ○ ○ 〃 7 ◎ ○ ○ 〃 8 ○ ○ ○ 〃 9 △ ○ ○ 〃 10 △ ○ ○ 〃 ──────────────────────────────────── 上記表3より明らかなように、POE付加モル数が9以
上となると、洗浄効果が低下する傾向にあり、この点で
POE付加モル数は1〜8が好適である。
【0025】脂肪酸モノエタノールアマイドの配合量 次に、POE付加モル数5のヤシ油脂肪酸モノエタノー
ルアマイドを用い、その最適配合量の検討を前記試験方
法に準じ行なった。洗浄液は、流動パラフィン20%含
有水溶液にヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイドを各濃
度で配合したものを用いた。結果を表4に示す。
【0026】
【表4】 モノエタノールアマイド量の検討 ──────────────────────────────────── 配合量 洗浄効果 口唇の状態 安定性 使用感 ──────────────────────────────────── 0.1 × ○ ○ べたつく 0.5 ○ ○ ○ なめらか 1.0 ◎ ○ ○ 〃 2.0 ◎ ○ ○ 〃 3.0 ◎ ○ ○ 〃 4.0 ◎ ○ ○ 〃 5.0 ◎ ○ ○ 〃 7.0 ◎ △ ○ 〃 10.0 ◎ △ ○ 〃 ────────────────────────────────────
【0027】上記表4より明らかなように、ヤシ油脂肪
酸モノエタノールアマイドの添加量が1.0%未満の場
合には洗浄効果がやや低下する傾向にあり、7.0%と
なると長期使用継続時に唇の荒れが生じる場合があっ
た。従って、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイドの添
加量は洗浄剤組成物中1.0〜5.0%とすることが特
に好適である。
【0028】油分量の検討 次に、油分の最適配合量の検討を行なった。すなわち、
POE付加モル数5のヤシ油脂肪酸モノエタノールアマ
イドを2%含む水溶液に対し、油分として流動パラフィ
ンを各種配合量加えたものを洗浄液として、前記試験方
法に準じ、検討を行なった。結果を次の表5に示す。
【0029】
【表5】 油分量の検討 ──────────────────────────────────── 配合量 洗浄効果 口唇の状態 使用感 滲み 安定性 ──────────────────────────────────── 0 △ ○ つっぱる ○ ○ 1 ○ ○ なめらか ○ ○ 2 ◎ ○ 〃 ○ ○ 5 ◎ ○ 〃 ○ ○ 10 ◎ ○ 〃 ○ ○ 20 ◎ ○ 〃 ○ ○ 30 ◎ ○ 〃 ○ ○ 40 ◎ ○ 〃 ○ ○ 50 ◎ ○ 〃 ○ ○ 60 ◎ ○ 〃 △ ○ 70 ○ ○ 〃 △ ○ 80 × ○ べたつく × ○ ────────────────────────────────────
【0030】前記表4より明らかなように、油分量が1
%未満の場合には洗浄効果が充分に得られない。一方、
油分量が50%を超えると拭き取り時に口唇の周りへの
滲みを生じやすくなり、さらに70%を超えると洗浄効
果が低下するとともに使用時にべたつきを感じることが
あった。従って、油分の配合量は洗浄剤全量に対して1
〜70%、特に2〜50%配合することが好適であり、
この油分を脂肪酸モノエタノールアマイドと共存させる
ことで、より優れた洗浄効果と使用感を発揮させること
ができる。
【0031】以下に、本発明の口紅落とし用洗浄剤のよ
り具体的な配合例を説明する。いずれも優れた洗浄性と
使用感を示すと共に、安全性、安定性の点でも問題のな
いものであった。
【0032】配合例1 ジプロピレングリコール 5.0重量% グリセリン 10.0 メチルパラベン 適 量 POE(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.2 流動パラフィン 20.0 イオン交換水 残 部 ───────────────────────────── 合計100.0
【0033】配合例2 1,3−ブチレングリコール 5.0重量% ジグリセリン 10.0 エチルパラベン 適 量 POE(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.8 流動パラフィン 20.0 イオン交換水 残 部 ───────────────────────────── 合計100.0
【0034】配合例3 ジプロピレングリコール 5.0重量% グリセリン 10.0 メチルパラベン 適 量 POE(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.2 2-ウンテ゛シル-N-カルホ゛キシメチル-ヒト゛ロキシエチルイミタ゛ソ゛リニウムヘ゛タイン 1.5 エチレンオキサイド付加ポリプロピレングリコール 1.5 (ホ゜リオキシエチレン(25)ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レンク゛リコール(30)) 流動パラフィン 20.0 イオン交換水 残 部 ───────────────────────────── 合計100.0
【0035】配合例4 1,3−ブチレングリコール 5.0重量% ジグリセリン 10.0 エチルパラベン 適 量 POE(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.8 2-ウンテ゛シル-N-カルホ゛キシメチル-ヒト゛ロキシエチルイミタ゛ソ゛リニウムヘ゛タイン 1.8 エチレンオキサイド付加ポリプロピレングリコール 2.0 (ホ゜リオキシエチレン(10)ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レンク゛リコール(30)) 流動パラフィン 20.0 イオン交換水 残 部 ───────────────────────────── 合計100.0
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる口紅
落とし用洗浄剤は、油分とPOE付加脂肪酸モノエタノ
ールアマイドを併用することで優れた口紅落とし効果と
使用感を発揮することができ、また安全性、安定性の高
い洗浄剤である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成物全量に対して1〜70%の油分
    と、下記一般式化1に示される脂肪酸モノエタノールア
    マイド系界面活性剤を主成分とする口紅落とし用洗浄
    剤。 【化1】RCONHCH2CH2O(CH2CH2O)nH なお、上記化1中、Rはアルキル基を示し、nは1〜8
    の整数である。
JP33252294A 1994-12-12 1994-12-12 口紅落とし用洗浄剤 Pending JPH08165220A (ja)

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JP33252294A JPH08165220A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 口紅落とし用洗浄剤

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JP33252294A JPH08165220A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 口紅落とし用洗浄剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541432B2 (en) 2000-04-21 2003-04-01 Kao Corporation Cleansing material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6541432B2 (en) 2000-04-21 2003-04-01 Kao Corporation Cleansing material

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Effective date: 20040622