JPH08165097A - 産業車両のコントロールレバーのロック構造 - Google Patents

産業車両のコントロールレバーのロック構造

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JPH08165097A
JPH08165097A JP30639794A JP30639794A JPH08165097A JP H08165097 A JPH08165097 A JP H08165097A JP 30639794 A JP30639794 A JP 30639794A JP 30639794 A JP30639794 A JP 30639794A JP H08165097 A JPH08165097 A JP H08165097A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一人の作業者で、運転席での荷役作業およ
び、作業台上でのフォークとともに作業台を上昇させる
操作を可能とする。 【構成】 フォークとともに上昇可能な作業台が設けら
れ、この作業台にて所定の作業を行えるフォークリフト
において、運転席の操作パネル21上に固定された操作
パネルカバー31に対し、矢印A方向に移動可能なガイ
ドプレート33を設ける。フォークを上昇させるリフト
レバー25をリフト側に操作し、かつリーチレバー27
およびチルトレバー29を中立(ニュートラル)位置に
操作した状態で、ガイドプレート33を移動させること
で、操作パネルカバー31に設けたリミットスイッチ3
3が切り替わり、作業台でのフォークの上下動操作が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、運転席側にリフトレ
バーなどコントロールレバーを備えた操作パネルが設け
られる一方、リフトレバーの操作により上下動するフォ
ークとともに上下動可能な作業台を備えた産業車両のコ
ントロールレバーのロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両であるフォークリフトには、図
9に示すように、マスト1に沿って上下動するフォーク
3とともに上下動可能な作業台5を備えたものがある。
このようなフォークリフトは、作業台5のない通常のフ
ォークリフトと同様に、運転席7における操作パネル9
上に、車両の走行を行うための前後進レバーを始め、フ
ォークの上下動動作、前後移動動作および前傾・後傾動
作をそれぞれ行わせるためのリフトレバー、リーチレバ
ーおよびチルトレバーなどの各種コントロールレバーが
設けられている。
【0003】上記したようなフォークリフトにあって
は、運転席7での第1の作業者の操作により、車両を荷
役物に近付けた上で、フォーク3で荷役物を取り上げ、
かつ第2の作業者が作業台5に乗り込んだ状態で、第1
の作業者の運転席での操作によって、フォーク3を作業
台5とともに第2の作業者による作業位置まで上昇させ
る。作業台5を作業位置まで上昇させたら、作業台5上
の第2の作業者がフォーク3により取り上げてある荷役
物を利用するなどして所定の作業を行う。第2の作業者
による作業完了後には、第1の作業者が運転席7にてフ
ォーク3とともに作業台5を下降させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の産業車両にあっては、運転席における荷役作
業操作を行う第1の作業者と、作業台上での荷役物を利
用した作業を行う第2の作業者が必要であり、しかも第
1の作業者が荷役作業を行っている間は第2の作業者は
作業台5に乗り込む必要があることから待機している必
要があり、一方第2の作業者が作業台5にて作業を行っ
ている間は、第1の作業者は第2の作業者の作業終了後
に作業台5を下降させる必要があることから運転席7に
ついている必要があり、極めて作業効率が悪いものとな
っている。
【0005】これに対し、フォークとともに上下動可能
な作業台でのみ車両の運転操作および作業台の上下動操
作を行えるようにしたタイプのフォークリフトがある
が、これは車両を単に移動させる際にも、いちいち作業
台に乗り込まなければならず、使いがってがいいとは言
えない。
【0006】そこで、この発明は、一人の作業者で、運
転席での荷役作業と、作業台上でのフォークとともに作
業台を上下動させる操作を可能とすることを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、運転席側にリフトレバーなど
のコントロールレバーを備えた操作パネルが設けられる
一方、前記リフトレバーの操作により上下動するフォー
クとともに上下動可能な作業台を備えた産業車両のコン
トロールレバーのロック構造において、前記操作パネル
上に、コントロールレバーの操作移動動作をガイドする
ガイド部が設けられたガイドプレートを、互いに同方向
に操作移動可能な各種コントロールレバーの操作可能な
位置から、操作移動方向と直交する方向に移動可能に設
け、前記ガイドプレートは、各種コントロールレバーの
操作可能な位置から移動させた状態で、前記リフトレバ
ーを前記フォークを上昇させる位置にて固定する上昇位
置固定部および、他のコントロールレバーを中立位置に
て固定する中立位置固定部をそれぞれ備え、前記上昇位
置固定部にリフトレバーが、前記中立位置固定部に他の
コントロールレバーがそれぞれ固定された状態で、前記
フォークの上昇動作を操作する操作部を、前記作業台に
て操作可能な位置に設けた構成としてある。
【0008】第2に、第1の構成において、各種コント
ロールレバーのガイドプレートにおけるガイド部は、車
両の前後方向に延長されて互いに平行な長孔で構成さ
れ、この各長孔相互を連通しかつガイドプレートの移動
により他のコントロールレバーが進入する中立側切欠部
により中立位置固定部を構成するとともに、上昇位置固
定部は、ガイド部におけるリフトレバーの上昇位置側部
位に連通しかつガイドプレートの移動によりリフトレバ
ーが進入する上昇側切欠部により構成されている。
【0009】第3に、第2の構成において、ガイドプレ
ートは、その移動方向に長い取付孔が形成され、この取
付孔に挿入された固定具により操作パネルに対して移動
可能に装着され、前記固定具にはガイドプレートと操作
パネルとの間に所定の隙間を形成するスペーサ部材が介
在されている。
【0010】第4に、第1,第2または第3の構成にお
いて、ガイドプレートの移動によりガイドプレートの一
部が接触して切り替えられる切替スイッチを、操作パネ
ル上に設け、前記切替スイッチは、各種コントロールレ
バーの操作可能な位置からのガイドプレートの移動によ
る切り替えにより、作業台における操作部での操作を可
能とするよう電気配線が接続されている構成としてあ
る。
【0011】
【作用】第1の構成によれば、リフトレバーを上昇の位
置に操作した状態で、ガイドプレートを、各種コントロ
ールレバーの操作可能な位置から、操作移動方向と直交
する方向に移動させると、リフトレバーは上昇位置固定
部にて固定されると同時に、他のコントロールレバーは
中立位置固定部に固定される。この状態で、作業台にて
操作部を操作することで、フォークが作業台とともに上
昇することになる。
【0012】第2の構成によれば、リフトレバーを上昇
の位置に操作した状態で、ガイドプレートを、各種コン
トロールレバーが長孔内を移動させることによる操作可
能な位置から、操作移動方向と直交する方向に移動させ
ると、リフトレバーは長孔内の上昇位置側部位からから
上昇側切欠部内に進入してここで固定されると同時に、
他のコントロールレバーも長孔内から中立側切欠部内に
進入してここで固定される。
【0013】第3の構成によれば、ガイドプレートを操
作パネルに対して移動させる際には、両者間に隙間が形
成されていることから、操作パネル上にはガイドプレー
トの移動によるスライド傷が付くことはない。
【0014】第4の構成によれば、ガイドプレートを移
動させることで、操作パネル上の切替スイッチが切り替
えられ、これにより作業台における操作部での操作が可
能となる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0016】図1は、この発明の一実施例を示す産業車
両であるフォークリフトの斜視図であり、このフォーク
リフトは、電気により駆動するバッテリ車であり、前記
図9に示した従来のものと同様に、マスト11に沿って
上下動するフォーク13とともに上下動可能な作業台1
5を備えている。運転席17には、車両の進行方向を変
化させるステアリング19のほか、各種コントロールレ
バーを備えた操作パネル21が設けられている。
【0017】図2は上記操作パネル21上の詳細を示す
斜視図である。ここでは、矢印FR方向が車両の前方
側、つまりフォーク13が設けられた側に相当する。操
作パネル21上には、車両を前進および後進させるため
の前後進レバー23と、前後進レバー23から少し離れ
た位置に形成され、各種コントロールレバーを構成する
リフトレバー25、リーチレバー27およびチルトレバ
ー29とがそれぞれ設けられている。リフトレバー25
は、フォーク13を上下動させるための操作を、リーチ
レバー27は、フォーク13を車体に対して伸縮させる
ための操作を、チルトレバー29は、フォーク13を車
体に対して前傾および後傾させるための操作を、それぞ
れ行うものである。上記前後進レバー23および各種コ
ントロールレバーは、いずれも車両の前後方向、つまり
矢印FR方向およびこれと反対方向に操作可能である。
【0018】上記各種コントロールレバーに対応する位
置の操作パネル21上には、図4の分解斜視図に示すよ
うに、操作パネル21に対して固定される操作パネルカ
バー31および、操作パネルカバー31に対し車両の幅
方向(FR方向と直交する方向)に、言い換えれば各種
コントロールレバー相互の配列方向に、移動可能なガイ
ドプレート33が取り付けられている。図3は、ガイド
プレート33を図2の状態から、車両の右方向である矢
印A方向に移動させた状態を示している。
【0019】操作パネルカバー31は、図4に示すよう
に四隅の取り付け孔35を利用して操作パネル21上
に、図3に示されるボルト36により固定される。操作
パネルカバー31には、リフトレバー25,リーチレバ
ー27およびチルトレバー29の各操作移動領域に対応
する位置に、車体後方側から切り欠かれた切欠凹部25
a,27aおよび29aがそれぞれ形成されている。操
作パネルカバー31がボルト36により固定される部位
より内側の操作パネル21の部分は開口された状態とな
っている。
【0020】一方、ガイドプレート33は、図4および
図4の組付け後のB矢視図である図5に示すように、ガ
イドプレート33の移動方向と同方向に長い三つの取付
孔37が形成され、この取付孔37に固定具としてのボ
ルト39が挿入されて、このボルト39には操作パネル
カバー31の下面に溶接固定されたナット41に螺合し
ている。操作パネルカバー31とガイドプレート33と
の間におけるボルト39には、ナット41との間で操作
パネルカバー31を挟持するようにスプリングワッシャ
43を介してスペーサ部材としてのナット45が螺合し
ている。このナット45とボルト39との間の隙間寸法
は、ガイドプレート33の厚さとその両側に設けられた
平ワッシャ47の各厚さとを加えた寸法より若干大き
く、これによりガイドプレート33は操作パネルカバー
31に対してスムーズに移動可能となる。この状態での
操作パネルカバー31とガイドプレート33との間の隙
間は、約8mm程度となっている。
【0021】ガイドプレート33には、三つのコントロ
ールレバーの移動をそれぞれ案内するガイド部としての
長孔49,51,53がそれぞれ形成され、これら各長
孔49,51,53相互は、各長孔49,51,53の
中央部、すなわちコントロールレバーの中立(ニュート
ラル)位置にて、中立位置固定部としての中立側切欠部
55,57によって連通している。ガイドプレート33
における各長孔49,51,53の車両前方側には、三
つのコントロールレバーの区別および操作方向が作業者
にわかるように、操作ラベル59が貼付してある。
【0022】リフトレバー25は、図2中で車両の後方
側(矢印FRと反対側)に移動操作することで、フォー
ク13が上昇し、この上昇操作位置における長孔49に
は、各種コントロールレバーの配列方向でかつ長孔51
と反対側に向けて延長される上昇位置固定部としての上
昇側切欠部61が連通して形成されている。この上昇側
切欠部61は、先端側が車両前方側に屈曲することによ
る凹部61aを備えている。
【0023】すなわち、上記凹部61aには、リフトレ
バー25を上昇位置とすると同時に、他のコントロール
レバーを中立位置とした状態で、ガイドプレート33を
図2の状態から図3の状態まで移動させた際に、リフト
レバー25が入り込み固定される。このようなガイドプ
レート33の移動のために、ガイドプレート33上の各
種コントロールレバーの図2中で左側には取手63が取
付けられている。
【0024】操作パネルカバー31の図2中で左上部に
は、リミットスイッチ65が取付けられている。このリ
ミットスイッチ65は、図4および図4の組付け後のC
矢視図である図6に示すように、操作パネルカバー31
の下面に溶接固定されたU字状の取付具67に、一対の
ナット69,71により挟持固定されている。リミット
スイッチ65は、図6中で下方にスイッチ本体内に入り
込むように移動可能なローラ73が設けられ、ローラ7
3は、操作パネルカバー31に形成された貫通孔75か
らガイドプレート33側に突出している。
【0025】一方、上記リミットスイッチ65が取付け
られた部位に対応したガイドプレート33には、操作パ
ネルカバー31と反対側の上方に向けて切り起こされた
スイッチ用ドグ77が形成されている。スイッチ用ドグ
77は、ガイドプレート33を図2の状態から図3の状
態に移動させたときに、リミットスイッチ65のローラ
73に接触してローラ73を回転させつつスイッチ本体
側の下方に移動させる。ローラ73が下方に移動するこ
とによりリミットスイッチ65の接点が切り替わり、こ
れにより図1に示した作業台15上に乗った作業者によ
り、フォーク13の上昇操作が可能となる。作業台15
上での上記上昇操作を行うために、作業台15と一体と
なった側板79の操作盤81には、操作部としての上昇
操作スイッチ83と下降操作スイッチ85とがそれぞれ
設けられている。
【0026】さらに、操作盤81には、上昇操作スイッ
チ83および下降操作スイッチ85の操作を可能とする
ためのメインの電源スイッチ87が設けられている。ま
た、作業台15には、作業台15の上下動作を制動し停
止させるためのブレーキペダル88が設けられている。
なお、運転席側17にも上記電源スイッチ87と同様の
機能を備えた後述する電源スイッチ91が設けられてい
る。これら電源スイッチ87,91は、イグニッション
キーを差し込んだ状態でオン・オフ操作が可能となる。
【0027】図7は、リミットスイッチ65を含むフォ
ーク13の上下動動作を行うための電気回路図である。
ここで二点鎖線Pで囲んだ部分が作業台15における操
作パネル21の内部配線であり、破線Qで示した配線は
車両本体側の既存の回路である。この電気回路におい
て、リミットスイッチ65が接点86に接触した状態、
つまりガイドプレート33が図2の状態で、運転席17
側にてイグニッションキーを差し込み、このキー操作に
より電源スイッチ91が投入されると、常閉接点のリレ
ー92の接点が開放されると同時に、常開接点のリレー
93の接点が閉じる。この状態で、運転席17にてリフ
トレバー25の上昇操作を行うと、この操作に伴いリフ
トレバー25に接触してスイッチ95がオンとなると同
時に、後述する図8におけるコントロールバルブ119
のリフトシリンダ用バルブ121の油路が開放状態とな
り、前記スイッチ95に連動する荷役モータMが8Vの
電源の供給を受けて回転し、荷役モータMに直結した作
動油ポンプも駆動して、運転席17での作業台15の上
下動操作が可能となる。
【0028】一方、リミットスイッチ65が接点97に
接触した状態、つまりガイドプレート33を図3の位置
に移動させて、スイッチドグ77がリミットスイッチ6
5のローラ73に接触した状態では、リレー92の接点
が閉じ、さらにフォーク13を車体側に引き込んだ状態
でオンとなるリーチスイッチ99がオンとなった状態
で、作業台15でのフォーク13の上下動操作が可能と
なる。リレー92に接続される常閉接点のリレー101
は、作業台15におけるブレーキペダル88の踏み込み
よりオンとなるブレーキスイッチ102のオンにより開
放され、この状態でのフォーク13の上下動操作が不能
となる。
【0029】作業台15にてイグニッションキーを差し
込んだ状態でオン・オフ操作が可能は電源スイッチ87
は、前記リーチスイッチ99に接続されており、この電
源スイッチ87が、ガイドプレート33を図3の位置に
移動させた状態で投入されると、パイロットランプ10
3が点灯するとともに、作業台15の操作盤81に設け
られた非常停止スイッチ104を介して接続される常開
接点のリレー105が閉じ、この状態で上昇操作スイッ
チ83および下降操作スイッチ85が操作可能となる。
【0030】この状態で、上昇操作スイッチ83を図7
の位置から下方に変位させると、8Vの電源がリレー1
05を介して荷役モータMに供給され、荷役モータMお
よび作動油ポンプも駆動して、後述の図8に示されるフ
ォーク13および作業台15を上昇させるリフトシリン
ダ123が動作し、フォーク13および作業台15が上
昇することになる。このとき、リレー93の接点は、電
源スイッチ91がオフであり、またリミットスイッチ6
5が接点97側に接触している状態であることから、開
放状態である一方、スイッチ95は、リフトレバー25
が上昇位置に固定されていることから、オン状態が維持
されている。リフトレバー25が上昇位置に固定されて
いるので、図8におけるリフトシリンダ用バルブ121
の油路は開放状態であり、作業台15での上昇操作スイ
ッチ83の操作によるフォーク13および作業台15の
上昇動作が可能である。なお、非常停止スイッチ104
は、押しボタン式で、押された状態からの復帰は押しボ
タンを回すことにより行う。
【0031】一方、下降操作スイッチ85を図7の位置
から下方に変位させると、リフトシリンダ123内の作
動油が排出されるように下降用の第1電磁弁107が作
動して、作業台15はその自重でフォーク13とともに
下降する。下降操作スイッチ85を下方に変位させた状
態で、高速下降用スイッチ109を図7の状態から下方
に変位させると、リフトシリンダ123内の作動油を排
出させるように下降用の第2電磁弁111も作動し、リ
フトシリンダ123内の作動油の排出量が多くなって作
業台15の下降動作が速くなる。
【0032】図8は、上記フォークリフトの概略的な油
圧回路図で、リフトレバー25を図中で矢印D方向に操
作した状態で、荷役モータMの回転により動作する作動
油タンク115から作動油ポンプ117を介して流出す
る油が、コントロールバルブ119におけるリフトレバ
ー25に連動するリフトシリンダ用バルブ121を経て
一対のリフトシリンダ123のボトム領域123aに流
入し、これにより作業台15が上昇する。このとき第
1,第2の各電磁弁107,111は閉路となって、タ
ンク115への作動油の戻りは発生しない。
【0033】一方、作業台15を下降時には、第1電磁
弁107が開放状態となって、リフトシリンダ123の
ボトム領域123a内の油が第1電磁弁107を経て油
タンク115に戻される。高速下降時には、第2電磁弁
111も開放状態となって、リフトシリンダ123のボ
トム領域123aからの作動油の流出量が増大する。
【0034】上記図8において、符号125はリーチシ
リンダ、127はチルトシリンダで、各シリンダ125
および127には、コントロールバルブ119のリーチ
シリンダ用バルブ129およびチルトシリンダ用バルブ
131がそれぞれ接続されている。
【0035】上記のように構成されたフォークリフトに
おいては、運転席17での操作は、ガイドプレート33
を図2の位置とした状態で、電源スイッチ91を投入
後、ステアリング19および前後進レバー23の操作に
よりフォーク13を荷役物に近付けるべく、車両を旋回
あるいは前進、後進させる。この状態で各種コントロー
ルレバー25,27,29を操作することで、フォーク
13により荷役物を取り上げ、この荷役物を利用して作
業台15にて作業する場所まで、ステアリング19およ
び前後進レバー23の操作により車両を移動させる。
【0036】この時点で、上記運転席17にて荷役作業
を行った作業者は、運転席17でキー操作により電源ス
イッチ91を切り、イグニッションキーを抜いた後、図
2におけるリフトレバー25を上昇側となるよう手前に
引き、他のコントロールレバーであるリーチレバー27
およびチルトレバー29は中立(ニュートラル)位置と
した状態で、ガイドプレート33を矢印A方向に移動さ
せて図3の状態とする。これにより、リフトレバー25
は、長孔49から上昇側切欠部61を通過して凹部61
aに入り込み、固定された状態となる。一方、リーチレ
バー27およびチルトレバー29は、それぞれ長孔51
および53から中立側切欠部55および57に入り込
み、固定された状態となる。すなわち、リフトレバー2
5はリフト位置で、リーチレバー27およびチルトレバ
ー29は、中立位置でロックされたことになる。リフト
レバー25が凹部61aに入り込んでいることから、こ
のままの状態でガイドプレート33を矢印E方向に移動
させようとしても移動せず、移動させる際には、リフト
レバー25を一旦手前に引いてから行う。
【0037】上記ガイドプレート33の図3への移動に
伴い、ガイドプレート33のスイッチドグ77が切替ス
イッチ65のローラ73に接触し、切替スイッチ65が
図7における接点97に接触した状態となるよう切り替
わる。
【0038】運転席17にて上記したような操作が終了
した作業者は、作業台15に乗り込み、操作盤81にお
いてイグニッションキーを差し込んでキー操作により電
源スイッチ87を投入する。このとき、リーチスイッチ
99はオン、ブレーキスイッチ102はオフ、非常停止
スイッチ104は押されていない状態とする。この状態
で、上昇操作スイッチ83を押し込み操作することで、
荷役モータMの回転とともに作動油ポンプが駆動してリ
フトシリンダ123が動作し、作業車自身が乗り込んで
いる作業台15を、荷役物を取り込んだ状態のフォーク
13とともに、作業台15での作業可能な位置まで上昇
させる。作業台15が所望の位置まで上昇するようした
時点で、ブレーキペダル88を踏み込みつつ、上昇操作
スイッチ83の操作を停止すると、荷役モータMが停止
し、作業台15の上昇動作が停止する。この状態で、作
業者はフォーク13が取り込んである荷役物を利用する
などして作業台15での所望の作業を行う。
【0039】作業台15での作業終了後は、下降操作ス
イッチ85を押し込み操作することで、作業台15はリ
フトシリンダ123内の作動油を排出しつつ自重で下降
する。下降操作スイッチ85を押したまま、高速下降用
スイッチ109を押し込み操作すると、下降速度が速く
なる。
【0040】上記したようなフォークリフトによれば、
運転席17における荷役作業を行った作業者が作業台1
5に乗り込み、この乗り込んだ作業者が、自身の乗った
作業台15に対しての上下動操作が可能であるので、従
来のように作業者が、荷役作業を行うものと、作業台に
て所定の作業を行うものとの二人作業であった場合に比
べ、作業効率が向上したものとなる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、リフトレバーを上昇の位置に操作した状態で、
ガイドプレートを移動させることで、リフトレバーは上
昇位置固定部にて固定されると同時に、他のコントロー
ルレバーは中立位置固定部に固定され、この状態にて作
業台にて操作部を操作することで、作業台の上下動操作
が可能となるので、荷役作業を行った作業者が作業台に
乗り込んだ状態で作業台の上昇操作ができ、運転席での
荷役作業と、作業台での所望の作業とを一人の作業者で
行え、作業効率を向上させることができる。
【0042】第2の発明によれば、リフトレバーを上昇
の位置に操作した状態で、ガイドプレートを、各種コン
トロールレバーが長孔内を移動させることによる操作可
能な位置から、操作移動方向と直交する方向に移動させ
ることで、リフトレバーは長孔内の上昇位置側部位から
上昇側切欠部内に進入しここで固定されると同時に、他
のコントロールレバーは長孔内から中立側切欠部内に進
入してここで固定され、この状態にて作業台にて操作部
を操作することで、作業台の上下動操作が可能となるの
で、荷役作業を行った作業者が作業台に乗り込んだ状態
で作業台の上昇操作ができ、運転席での荷役作業と、作
業台での所定の作業とを一人の作業者で行え、作業効率
を向上させることができる。
【0043】第3の発明によれば、ガイドプレートを操
作パネルに対して移動させる際には、両者間に隙間が形
成されているので、操作パネル上にはガイドプレートの
移動によるスライド傷が付くことはなく、操作パネルの
外観品質上有利なものとなる。
【0044】第4の発明によれば、ガイドプレートを移
動させることで、操作パネル上の切替スイッチが切り替
えられ、作業台における操作部での作業台の上下動操作
が可能となるので、切り替え操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すフォークリフトの斜
視図である。
【図2】図1のフォークリフトの操作パネル上の詳細を
示す斜視図である。
【図3】図2の操作パネル上のガイドプレートを移動さ
せた状態の動作説明図である。
【図4】図2の操作パネル部の分解斜視図である。
【図5】図4における組付け後のB矢視図である。
【図6】図4における組付け後のC矢視図である。
【図7】図1のフォークリフトにおける上下動操作を行
うための電気回路図である。
【図8】図1のフォークリフトにおける上下動操作を行
うための油圧回路図である。
【図9】従来例を示すフォークリフトの斜視図である。
【符号の説明】
13 フォーク 15 作業台 17 運転席 21 操作パネル 25 リフトレバー 27 リーチレバー 29 チルトレバー 33 ガイドプレート 37 取付孔 39 ボルト(固定具) 45 ナット(スペーサ部材) 49,51,53 長孔(ガイド部) 61 上昇側切欠部(上昇位置固定部) 55,57 中立側切欠部(中立位置固定部) 65 リミットスイッチ(切替スイッチ) 83 上昇操作スイッチ(操作部) 85 下降操作スイッチ(操作部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席側にリフトレバーなどのコントロ
    ールレバーを備えた操作パネルが設けられる一方、前記
    リフトレバーの操作により上下動するフォークとともに
    上下動可能な作業台を備えた産業車両のコントロールレ
    バーのロック構造において、前記操作パネル上に、コン
    トロールレバーの操作移動動作をガイドするガイド部が
    設けられたガイドプレートを、互いに同方向に操作移動
    可能な各種コントロールレバーの操作可能な位置から、
    操作移動方向と直交する方向に移動可能に設け、前記ガ
    イドプレートは、各種コントロールレバーの操作可能な
    位置から移動させた状態で、前記リフトレバーを前記フ
    ォークを上昇させる位置にて固定する上昇位置固定部お
    よび、他のコントロールレバーを中立位置にて固定する
    中立位置固定部をそれぞれ備え、前記上昇位置固定部に
    リフトレバーが、前記中立位置固定部に他のコントロー
    ルレバーがそれぞれ固定された状態で、前記フォークの
    上昇動作を操作する操作部を、前記作業台にて操作可能
    な位置に設けたことを特徴とする産業車両のコントロー
    ルレバーのロック構造。
  2. 【請求項2】 各種コントロールレバーのガイドプレー
    トにおけるガイド部は、車両の前後方向に延長されて互
    いに平行な長孔で構成され、この各長孔相互を連通しか
    つガイドプレートの移動により他のコントロールレバー
    が進入する中立側切欠部により中立位置固定部を構成す
    るとともに、上昇位置固定部は、ガイド部におけるリフ
    トレバーの上昇位置側部位に連通しかつガイドプレート
    の移動によりリフトレバーが進入する上昇側切欠部によ
    り構成されていることを特徴とする請求項1記載の産業
    車両のコントロールレバーのロック構造。
  3. 【請求項3】 ガイドプレートは、その移動方向に長い
    取付孔が形成され、この取付孔に挿入された固定具によ
    り操作パネルに対して移動可能に装着され、前記固定具
    にはガイドプレートと操作パネルとの間に所定の隙間を
    形成するスペーサ部材が介在されていることを特徴とす
    る請求項2記載の産業車両のコントロールレバーのロッ
    ク構造。
  4. 【請求項4】 ガイドプレートの移動によりガイドプレ
    ートの一部が接触して切り替えられる切替スイッチを、
    操作パネル上に設け、前記切替スイッチは、各種コント
    ロールレバーの操作可能な位置からのガイドプレートの
    移動による切り替えにより、作業台における操作部での
    操作を可能とするよう電気配線が接続されていることを
    特徴とする請求項1,2または3記載の産業車両のコン
    トロールレバーのロック構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247478A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Nippon Yusoki Co Ltd リフトトラック
JP2010013234A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Tcm Corp 荷役操作装置
CN102815647A (zh) * 2012-09-10 2012-12-12 朱红蔚 随车式装卸货作业设备的提升装置

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