JPH0816501A - 通信装置およびそれを用いた通信システム - Google Patents

通信装置およびそれを用いた通信システム

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JPH0816501A
JPH0816501A JP6144908A JP14490894A JPH0816501A JP H0816501 A JPH0816501 A JP H0816501A JP 6144908 A JP6144908 A JP 6144908A JP 14490894 A JP14490894 A JP 14490894A JP H0816501 A JPH0816501 A JP H0816501A
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JP6144908A
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Inventor
Nobukazu Takeuchi
伸和 竹内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不適切な通信路の獲得や割り込み処理を発生
させず、効率の高い通信が行える通信装置およびそれを
用いた通信システムを得る。 【構成】 マスタコード、スレーブコード、優先度コー
ド、ビジー信号、解放信号などの信号を、対応付けられ
た通信路との間で授受する複数の通信路インタフェース
と、マスタとなる通信装置より通信要求を受けたとき
に、他の通信路ですでに通信状態にある場合には、すで
に行われている通信と新たな通信要求による通信の優先
度を比較して、新たな通信要求による通信の優先度の方
が高位ではなければその通信要求を排除する通信路間判
定回路を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の通信路に接続
されて通信を行う通信装置、およびそれを用いた通信シ
ステムに関するものであり、特にその通信路獲得の調停
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は通常のパーソナルコンピュータ
(以下パソコンという)・コントローラ等における通信
に用いられる単一バスによる従来の通信システムを示す
システム構成図である。図において、1は通信路として
のバスであり、20a〜20nはこのバス1によって相
互に接続された、パソコンやコントローラなどの処理要
素に通信機能を持たせた通信装置である。
【0003】次に動作について説明する。今、通信装置
20bから通信装置20cへ通信を行っているときに、
通信装置20dが送信開始を試みても、すでにバス1は
通信装置20bから通信装置20cへの通信によって占
有されているので、通信装置20dは通信することがで
きない。これは、先の通信によってバス1が占有されて
いて、その他に通信機能を持たないこと、および、通信
の優先度を示す情報が提示されず、併せて通信を終了さ
せる手段を具備していないことによる。
【0004】また、図9は図8と同様に、従来の通信シ
ステムを示すシステム構成図であるが、この場合、通信
路としてのバスが2系統用意されている。図において、
1aおよび1bがそのバスであり、30a〜30nはこ
のバス1aおよび1bによって相互に接続された通信装
置で、それぞれバス1aとバス1bに対応した2つの通
信インタフェースを備えている点で、図8に符号20a
〜20nを付したものとは異なっている。
【0005】次に動作について説明する。今、通信装置
30bと通信装置30cがバス1aを使って通信Aなる
優先度の高い通信を行っているものとする。そのとき、
通信装置30dが空いているバス1bを使って、通信装
置30bと通信Bなる前記通信Aよりも優先度の低い通
信を行おうとした場合、通信装置30bはすでに通信A
に従事しているため、通信Bなる処理に応答することは
できない。従って、バス1bはこの通信装置30bから
の応答を待っている通信装置30dによって占有された
ままとなる。そのため、本来このバス1bによって可能
であるはずの通信装置30a,30e〜30n相互の間
の通信も、バス1bが通信装置30dによって占有され
てしまうため、通信不能となってしまう。
【0006】なお、このような複数のバスによる従来の
通信システムに関連した技術については、例えば特開平
2−293958号公報などにも記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信システムは
以上のように構成されているので、あるバス1aで通信
中の通信装置30bに、他の通信装置30dから他のバ
ス1b経由で通信要求があった場合、通信相手の通信の
優先度を通信装置30dでは認識することができないの
で、その通信が保留されているにもかかわらず、バス1
bの獲得を継続しているというような、不適当なバス獲
得を生じさせるという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、通信要求を保留されたままの不
必要なバス獲得を生じさせることがなく、また、優先度
の高い通信要求に対応可能な通信装置、およびその通信
装置を用いた通信システムを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る通信装置は、マスタコード、スレーブコード、優先
度コード、ビジー信号および解放信号を、対応付けられ
た通信路との間で授受する複数の通信路インタフェース
と、通信路で行われる通信間の優先度やスレーブ動作す
る通信装置の通信状況に基づいて、通話路の獲得を決定
する通信路間判定回路を設けたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係る通信装
置は、スレーブ動作をする際、マスタとなる通信装置よ
り通信要求を受けたときに他の通信路ですでに通信状態
にある場合、すでに行われている通信と新たな通信要求
による通信の優先度を比較して、新たな通信要求による
通信の優先度の方が高位ではない場合には当該通信要求
を排除する機能を、通信路間判定回路に持たせたもので
ある。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係る通信シ
ステムは、複数の通信路に上記請求項1による通信装置
を複数個接続し、新たな通信要求の発生時に、その通信
路中に当該通信に使用可能なものがあればその通信路を
獲得して通信を開始し、なければ、すでに行われている
通信中の、当該通信要求による通信よりも低位の優先度
の通信を停止させ、それが使用していた通信路を獲得し
て通信を開始し、低位の優先度を持つ通信がなければ、
その通信要求を排除するものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係る通信装
置は、マスタコード、スレーブコード、優先度コード、
ビジー信号および解放信号を含んだパケットを、それに
対応付けられた通信路に送受信する複数の通信路インタ
フェースと、通信路で行われる通信間の優先度やスレー
ブ動作する通信装置の通信状況に基づいて、通話路の獲
得を決定する通信路間判定回路を設けたものである。
【0013】また、請求項5に記載の発明に係る通信装
置は、受信したパケットを格納するためのキューを通信
路インタフェースに持たせたものである。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る通信シ
ステムは、1以上の制限された通信バンド幅を持つ複数
の通信路に上記請求項4による通信装置を複数個接続
し、新たな通信要求の発生時に、その通信路中に当該通
信に使用可能なものがあればその通信路を獲得して通信
を開始し、なければ、すでに行われている通信中の、当
該通信要求による通信よりも低位の優先度の通信を停止
させ、それが使用していた通信路を獲得して通信を開始
し、低位の優先度を持つ通信がなければ、その通信要求
を排除するものである。
【0015】また、請求項7に記載の発明に係る通信装
置は、あらかじめ定められたプロセス毎に、かつマスタ
動作する通信装置とスレーブ動作する通信装置の間の通
信単位に、通信の優先度の設定を行うものである。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明における各通信路インタ
フェースは、対応付けられた通信路との間で、マスタコ
ード、スレーブコード、優先度コード、ビジー信号およ
び解放信号を授受し、通信路間判定回路は、通信路の獲
得の決定を、通信路で行われる通信間の優先度やスレー
ブ動作する通信装置の通信状況に基づいて行うことによ
り、不要な通信路の占有を回避して、最終的に高い効率
の通信を達成できる通信装置を実現する。
【0017】また、請求項2に記載の発明における通信
路間判定回路は、スレーブ動作に際して、通信要求発生
時に他の通信路ですでに通信状態にあれば、すでに行わ
れている通信と新たな通信要求による通信の優先度を比
較して、すでに行われている通信の優先度の方が高位も
しくは同位である場合に、当該通信要求を排除すること
により、接続しようとするマスタの通信装置の切り離し
を行って、非優先の通信による通信路の占有を回避す
る。
【0018】また、請求項3に記載の発明における通信
システムは、複数の通信装置を複数の通信路によって接
続し、新たに通信要求が発生すると、使用可能な通信路
があればそれを獲得して通信を開始し、なければ、優先
度の比較を行い、当該通信要求による通信よりも低位の
優先度をもつ通信を停止させて、その通信路を獲得して
通信を開始し、低位の優先度を持つ通信がなければその
通信要求を排除することにより、最終的に高い効率の通
信を達成する。
【0019】また、請求項4に記載の発明における各通
信路インタフェースは、対応付けられた通信路との間
で、マスタコード、スレーブコード、優先度コード、ビ
ジー信号および解放信号を含むパケットを送受信するこ
とにより、制限された信号バンド幅をもつ通信路の使用
を可能とし、通信路間判定回路は、通信路の獲得の決定
を、通信路で行われる通信間の優先度やスレーブ動作す
る通信装置の通信状況に基づいて行うことにより、不要
な通信路の占有を回避して、最終的に高い効率の通信が
達成できる通信装置を実現する。
【0020】また、請求項5に記載の発明における通信
路インタフェースは、受信したパケットをキューに格納
して待ち合わせることにより、通信路間判定回路による
以降の処理をやり易いものとする。
【0021】また、請求項6に記載の発明における通信
システムは、複数の通信装置を複数の通信路によって接
続し、それらの通信装置に、マスタコード、スレーブコ
ード、優先度コード、ビジー信号、解放信号などの信号
の通信をパケット形式にて行わせ、新たに通信要求が発
生すると、使用可能な通信路があればそれを獲得して通
信を開始し、なければ、優先度の比較を行い、当該通信
要求による通信よりも低位の優先度をもつ通信を停止さ
せて、その通信路を獲得して通信を開始し、低位の優先
度を持つ通信がなければその通信要求を排除することに
より、最終的に高い効率の通信を達成し、さらに制限さ
れた通信バンド幅を持つ通信路の使用も可能とする。
【0022】また、請求項7に記載の発明における通信
装置は、通信の優先度を、あらかじめ定められたプロセ
ス毎に、かつマスタ動作する通信装置とスレーブ動作す
る通信装置の間の通信単位に設定することにより、きめ
細かな優先度の設定を可能とする。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1および2に記載した発明の一実施
例による通信装置を示すブロック図である。図におい
て、1aおよび1bは図9に同一符号を付した従来のそ
れらと同様の、通信路としてのバスであり、10はこれ
らバス1a,1bに接続された、通信機能を持ったパソ
コンやコントローラなどの処理要素による通信装置であ
る。この通信装置10内において、11はバス1aに接
続された通信路インタフェースであり、12はバス1b
に接続された通信路インタフェースである。13はこの
通信装置10における通信機能に関する部分を除いた、
パソコンやコントローラの本体にあたる主機能回路であ
り、14はこの主機能回路13と通信路インタフェース
11および12との間に配置されて、バスの獲得を決定
する通信路間判定回路である。
【0024】ここで、通信路インタフェース11および
12はそれぞれに対応して接続されたバス1aあるいは
1bとの間で、通信のマスタたる通信装置を示すマスタ
コードmc1またはmc2、通信のスレーブたる通信装
置を示すスレーブコードsc1またはsc2、通信の優
先度を示す優先度コードpc1またはpc2、通信によ
るバス1a,1bの占有状態を示すビジー信号bb1ま
たはbb2、マスタ動作する通信装置が書き込み動作を
しているか読み込み動作をしているかを示すマスタライ
ト信号mw1またはmw2(負論理ではマスタたる装置
がリードの書き込み動作を示す)、実際の書き込みまた
は読み込み動作を行うためのストローブ信号stb1ま
たはstb2、およびバス1a,1bを開放するための
開放信号rl1またはrl2を、入出力信号として授受
するように構成されている。
【0025】また、通信路間判定回路14は、通信路イ
ンタフェース11および12と、主機能回路13と、バ
ス1aおよび1bとに接続されている。すなわち、通信
路インタフェース11あるいは12との間は、バス獲得
のためのバス獲得信号sel1またはsel2、当該通
信装置10が開始しようとする通信の優先度prio、
バス1aまたは1bを用いて行っている通信の優先度p
rio1またはprio2、バス1a,1bのビジー信
号BB1またはBB2、バス1a,1bのマスタライト
信号MW1またはMW2、およびバス1a,1bのスト
ローブ信号STB1またはSTB2によって接続されて
いる。また、主機能回路13との間は、その通信開始要
求sel0、マスタライト信号MW0/MR0* (*は
負論理を示す)、ストローブ信号STB0、およびデー
タとアドレスを示すAD0によって接続され、バス1a
または1bとの間は、データとアドレスであるAD1ま
たはAD2によって接続されている。
【0026】次に動作について、まず通信装置10のマ
スタ動作から説明する。通信装置10では、主機能回路
13が通信を起動しようとして通信開始要求sel0を
通信路間判定回路14に発行する。そのとき通信路間判
定回路14に送出されるデータ/アドレスAD0には、
起動しようとした通信のスレーブとなる通信装置の情報
と、当該通信の優先度に対応した情報が含まれている。
またそのとき、この通信ではマスタ動作する通信装置1
0が読み込み動作を行うか書き込み動作を行うかを示す
マスタライト信号MW0/MR0* も通信路間判定回路
14に送られる。これらの信号を受け取った通信路間判
定回路14では、次の表1に示したバス獲得のための制
御が実行される。
【0027】
【表1】
【0028】すなわち、表1にで示すようにビジー信
号BB1が“0”でバス1aが非占有状態にあるとき
は、バス獲得信号sel1を“1”、sel2を“0”
としてバス1aを選択し、で示すようにビジー信号B
B1が“1”、BB2が“0”でバス1aが占有され、
バス1bが非占有状態にあるときは、バス獲得信号se
l1を“0”、sel2を“1”としてバス1bを選択
する。また、ビジー信号BB1とBB2がともに“1”
でバス1aと1bが両方とも占有されている場合には、
およびで示すように、バス1a,1bを用いて行わ
れている通信の優先度prio1またはprio2の一
方が、この通信装置10が起動しようとする通信の優先
度pro0より小さければ、その優先度の低いバス1a
または1bを選択し、およびに示すように、優先度
prio1とprio2がともに優先度prio0より
小さければ、より優先度の低いバス1aまたは1bを選
択する。さらに、で示すように、優先度prio0が
prio1およびprio2と比較して最も低位であっ
た場合には、バス獲得信号sel1およびsel2の発
行は行わない。なお、表1におけるビジー信号BB1,
BB2、およびバス獲得信号sel1,sel2の
“1”と“0”は論理値を示し、それぞれの信号は正論
理で表現されている。
【0029】また、通信路間判定回路14から出力され
る優先度prioは、通信路インタフェース11および
12によって、バス獲得時に優先度コードpc1もしく
はpc2として獲得したバス1aまたは1bに送出され
る。また、通信装置10に対応してあらかじめ定められ
ている装置識別番号(以下装置IDという)がマスタコ
ードmc1またはmc2として、さらにこの通信装置1
0の通信相手となる通信装置の装置IDがスレーブコー
ドsc1またはsc2として、同様に獲得したバス1a
もしくは1bに送出される。ここで、図2は当該通信装
置10がマスタ動作のときの通信路インタフェース11
および12の信号の入出力関係を示す説明図である。こ
の通信装置10の通信路インタフェース11および12
からはその他にも、この図2に示すように、ビジー信号
bb1またはbb2、マスタライト信号mw1またはm
w2、およびストローブ信号stb1またはstb2が
獲得したバス1aまたは1bに送出される。
【0030】また、データ/アドレスAD1およびAD
2についても、通信装置10がマスタのときにはアドレ
ス発行と、さらにマスタライトのときにはデータ発行
が、通信路間判定回路14より獲得したバス1aまたは
1bに対して行われる。
【0031】次に通信装置10のスレーブ動作について
説明する。ここで、図3は当該通信装置10がスレーブ
動作のときの通信路インタフェース11および12の信
号の入出力関係を示す説明図である。通信装置10はバ
ス1aおよび1b上のスレーブコードsc1およびsc
2を検知し、それが自身の装置IDと一致した場合には
スレーブ動作を行う。例えば、バス1b上のスレーブコ
ードsc2を検知してスレーブ動作に入った場合、スレ
ーブとなった通信装置10はマスタライト信号mw2に
対応した読み込み動作または書き込み動作を、ストロー
ブ信号stb2を用いて行う。
【0032】このスレーブ動作開始時に、当該通信装置
10がすでに他のバス1aによって通信中であれば以下
の動作が実行される。すなわち、すでに通信を行ってい
るバス1aから得られている優先度コードpc1がすで
に通信路間判定回路14に与えられているので、スレー
ブ動作を開始しようとする通信の優先度コード、すなわ
ちバス1bから得られた優先度コードpc2をそれと比
較し、スレーブ動作を開始しようとする通信の優先度よ
りもすでに行われている通信のそれの方が高位もしくは
同位であった場合には、直ちに解放信号rl2を通信路
インタフェース12よりバス1bに送出して、その新た
な通信を一旦停止させて待ち合わせに入らせる。
【0033】また、すでに行われているバス1aによる
通信の優先度が低く、新たに開始しようとする通信の優
先度の方が高い場合には、ビジー信号bb2を一旦バス
1bに発行した後、あらかじめ定められた一定の時間の
経過を待って、その間にすでに行われていた通信が終了
しなければ、通信路インタフェース11よりバス1aに
解放信号rl1を送出して、当該通信を強制的に終了さ
せる。このとき、バス1aで行われていた通信のマスタ
とスレーブの通信装置のそれぞれに対して、当該通信に
失敗があり、再度通信を行う必要があることを通知させ
ることになる。なお、上記のあらかじめ定められた一定
の時間は、通常の通信は完全に終了することとされる時
間に設定されるものであり、この実施例では、例えば2
μsecに設定されている。このあらかじめ定められた
一定の時間内にバス1aの通信が終了した場合と、当該
通信が強制的に終了させられた場合には、待たされてい
た通信がバス1bを使って開始される。
【0034】図4はこのようなバス獲得処理の流れを示
すフローチャートである。通信装置はマスタとなって通
信を開始しようとする場合、まずステップST1で、マ
スタIDとともにスレーブID、優先度およびビジー信
号をバスに送出する。これによって特定されたスレーブ
IDをもつ通信装置がその通信装置のスレーブとして通
信相手となる。次にステップST2において、このスレ
ーブとして通信相手になった通信装置が他のバスを使用
中か否かを判定する。もし使用中でなければステップS
T9に進んで、直ちにそのバスを獲得して通信が開始さ
れる。
【0035】一方、前記判定の結果、通信相手の通信装
置が他のバスを使用中であれば、この開始しようとして
いる通信の優先度が、通信相手が他のバスを用いてすで
に行っている通信の優先度より高いか否かの判定をステ
ップST3にて行う。その結果、通信相手がすでに行っ
ている通信の優先度が今回開始しようとしている通信の
優先度より高位か同位であれば、ステップST4におい
て、スレーブ動作側の通信装置より解放信号を発行し
て、この通信によるバスの占有を中止し、当該通信を一
旦解除する。なお、このとき、一定時間経過後の再通信
をステップST5で設定して処理を一旦終了する。
【0036】また、スレーブ動作側の通信装置が別のバ
スを使用中であっても、その優先度の方が今回開始しよ
うとしている通信の優先度より低い場合には、ステップ
ST6で一定時間の経過を監視し、ステップST7でそ
の一定時間内にスレーブ動作側の通信装置が別のバスを
用いて行っている通信が終了するか否かを検出する。一
定時間内に通信が終了しなければ、ステップST8にお
いて解放信号を発行してその通信を中止させ、そのこと
を記憶させてステップST9に進む。一方、一定時間内
に通信が終了すれば、そのままステップST9に進み、
ステップST9において、この新たな通信がそのバスを
獲得して開始される。
【0037】なお、以上の説明では、スレーブ動作側の
通信装置が低優先度で通信中に解放する場合について説
明したが、通常の通信が長く、解放処理が通信の再起動
を頻繁に生じせしめ、逆にオーバヘッドとなるような場
合には、この解放処理を避けるように構成することがで
きるのはいうまでもない。
【0038】次に、優先度の設定方法について説明す
る。通信の優先度は、マスタ動作側の通信装置によって
設定されており、通信処理の応用プログラムに対応し
て、そのマスタ動作側の通信装置とスレーブ動作側の通
信装置の間の通信毎に、例えば次の表2に示すように設
定される。
【0039】
【表2】
【0040】この表2に示した例の場合には、縦軸方向
をマスタ動作側とスレーブ動作側の通信装置間の通信で
区分し、横軸方向を通信プロセスIDで分割して、それ
ぞれに対応した優先度の値を“1”〜“F”の16段階
で設定している。マスタ動作側の通信装置は通信開始時
に、この表2に基づいて決定した優先度コードを、マス
タコードやスレーブコードとともにバスに出力するもの
である。このように、あらかじめ定められたプロセス毎
に、かつマスタ動作する通信装置とスレーブ動作する通
信装置の間の通信単位に、通信の優先度を設定すること
によって、よりきめの細かな優先度の設定が可能とな
る。
【0041】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図5は請求項3に記載した発明の一
実施例による通信システムを示すシステム構成図で、1
a,1bは通信路としてのバス、10a〜10nは図1
に符号10を付したものと同等の通信装置である。この
実施例2は、複数の通信装置10a〜10nを2つのバ
ス1aおよび1bで接続して通信システムを構築したも
のであり、このように接続することによって、通信要求
を保留されたまま不必要なバス獲得を行うことがなく、
かつ優先度によって通信要求に対応した通信システムを
構築できる。なお、図中、AC1は各通信装置10a〜
10n内の、バス1aに接続された通信路インタフェー
スとの間で授受されるマスタコード、スレーブコード、
優先度コード、ビジー信号、マスタライト信号、ストロ
ーブ信号、および解放信号であり、AC2はバス1bに
接続された通信路インタフェースとの間で授受されるそ
れらの信号である。
【0042】次に動作について説明する。今、バス1a
によって通信装置10bと通信装置10dが通信を行っ
ているものとする。そのとき、通信装置10a,10
c,・・・・,10nの1つからバス1bによる通信要
求があった場合、通信装置10bおよび10d以外の通
信装置に対する通信要求には、問題なく許可が与えられ
ることから、以下では、通信装置10bもしくは通信装
置10dへの通信要求に限って説明を行う。なお、この
場合には、各通信装置10a〜10n毎に固有の優先順
位が与えられており、通信装置10aに最も高い優先順
位が設定され、以下通信装置10b,10c,10d,
・・・・,10nの順の優先順位が設定されているもの
とする。
【0043】従って、その動作は以下の規則に従って行
われることになる。すなわち、通信装置10aからの通
信要求は、通信装置10aの優先順位が最高の順位であ
ることから、通信装置10bと通信装置10dの双方に
対してバス調停の開始が許可されることになる。一方、
通信装置10nからの通信要求は、通信装置10nの優
先順位が最低の順位であることから、通信装置10bと
通信装置10dの双方に対してバス調停の開始は許され
ず、通信要求は保留されることになる。
【0044】また、通信装置10cからの通信要求は、
通信装置10bがバスを獲得しているマスタである場合
と、通信装置10dがバスを獲得しているマスタである
場合についてそれぞれ考察する必要がある。通信装置1
0bがマスタであるときには、通信装置10cから通信
装置10bおよび10dに対する通信要求は、通信装置
10cよりも優先順位の高い通信装置10bの通信を阻
害することから、バス調停の許可は得られない。一方、
通信装置10dがマスタであるときには、通信装置10
dの優先順位よりも通信装置10cのそれの方が高いた
め、バス調停の許可が与えられる。
【0045】以上の規則に従って、この実施例2による
通信システムのバス調停は動作するものである。なお、
バスの本数が2本以上、通信装置の数が幾つであって
も、この規則に従って動作可能である。
【0046】また、この実施例2では、通信装置10a
〜10nのそれぞれに固有の優先順位を持たせ、それに
従って各通信路の通信の優先度を設定するもの示した
が、実施例1の場合と同様に、通信プロセスIDに対応
して各通信装置間の通信毎に表2に従って、各通信路の
通信の優先度を設定するものであってもよい。
【0047】このように、この実施例2の通信システム
によれば、新たな通信要求が発生したときに、複数のバ
ス中に当該通信に使用可能なものがある場合には、その
バスを獲得して当該通信要求による通信を開始する。ま
た、使用可能なバスがない場合には、すでに行われてい
る通信中で優先度が当該通信要求による通信よりも低位
のものの通信を停止させ、その通信が行われていた通信
路を獲得して当該通信要求による通信を開始し、当該通
信要求による通信よりも低位の優先度を持つ通信がない
場合には当該通信要求を排除する。このようにすること
によって、最終的に効率の高い通信を達成している。
【0048】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
について説明する。この実施例3は請求項4および5に
記載した発明による通信装置と、請求項6に記載した発
明の通信システムに関するものであり、上記実施例1お
よび2では、バスを通信路とした場合について述べてい
るが、この実施例3では、1以上の制限された通信バン
ド幅(信号線幅)を持つ通信路を用いてパケット形式で
通信を行っている。
【0049】図6はそのような通信路を用いて構築した
通信システムの一実施例を示すシステム構成図である。
図において、2a〜2mはそれぞれの通信路幅が1バイ
ト単位の8本に制限された通信路であり、10a〜10
nはこれら各通信路2a〜2mに接続されて相互にパケ
ット形式の通信を行う、図5に同一符号を付したものと
同等の通信装置である。なお、これら各通信装置10a
〜10nはそれぞれ、各通信路2a〜2mに対応した通
信路インタフェースを備えており、この通信路インタフ
ェースはマスタ動作を行う通信装置を示すマスタコー
ド、スレーブ動作を行う通信装置を示すスレーブコー
ド、通信の優先度を示す優先度コード、通信路の占有を
示すビジー信号、通信路開放のための開放信号、書き込
み動作であるか読み込み動作であるかを示すマスタライ
ト信号などを含んだパケットを組み立てて対応付けられ
た通信路2a(2m)に送信し、また対応付けられた通
信路2a(2m)から受信したパケットを分解して通信
路間判定回路に転送する機能を備えている。
【0050】次に動作について説明する。例えば通信装
置10aがマスタとなって新たに通信を開始しようとす
る場合、当該通信装置10aの主機能回路による通信起
動時に、実施例1で説明した表1よるものと同等の通信
路獲得のための制御が、通信路間判定回路によって実行
される。それによって、例えば通信路2aが獲得された
場合、その通信路2aに対応付けられた通信路インタフ
ェースは、通信路間判定回路からの情報に従って、図7
に示すパケットを組み立てて通信路2aに送出する。す
なわち、当該マスタ動作する通信装置10aに対応して
あらかじめ定められている装置IDを示すマスタコード
を#0バイト、通信相手となる通信装置、例えば通信装
置10cの装置IDを示すスレーブコードを#1バイ
ト、開始しようとしている通信の優先度を示す優先度コ
ードを#2バイト、通信路の占有を示すビジー信号と書
き込み動作であるか読み込み動作であるかを示すマスタ
ライト信号とを#3バイトにそれぞれ設定してパケット
を組み立て、それを通信路2aに送出する。なお、この
通信装置10aより発行されるアドレス1とアドレス2
は#4〜#7バイトと#8〜#11バイトによって、デ
ータは#12〜#255バイトによって、それぞれ獲得
された通信路2aに送出される。
【0051】また、例えば通信装置10aがスレーブ動
作を行う場合、通信装置10aは各通信路2a〜2mよ
り対応する通信路インタフェースで受信したパケット中
のスレーブコードを識別し、その中の1つ、例えば通信
路2aより受信したパケットのスレーブコードが自身の
装置IDと一致するとスレーブ動作に入り、受信したパ
ケット中のマスタライト信号に対応した読み込み動作ま
たは書き込み動作を行う。そのとき、当該通信装置10
aがすでに他の通信路2b〜2mによって通信中であれ
ば、通信路間判定回路は受信したパケット中の優先度コ
ードをすでに行われている通信の優先度と比較し、その
比較結果に基づいて次の制御処理を実行する。すなわ
ち、すでに行われている通信の優先度の方が高いか、両
者が同じであれば、直ちに#3バイトに解放信号を設定
したパケットを通信路2a送出し、その新たな通信を一
旦停止させて待ち合わせに入らせる。また、新たに開始
しようとする通信の優先度の方が高ければ、#3バイト
にビジー信号を設定したパケットを一旦通信路2aに送
出した後、一定時間の経過を待ち、その間にすでに行わ
れていた通信が終了しなければ、#3バイトに解放信号
を設定したパケットを通信路2bに送出してそれを強制
的に終了させ、その通信路2aによる通信を開始する。
【0052】ここで、通信装置10a〜10nの各通信
路2a〜2m対応の通信路インタフェースにそれぞれキ
ューを持たせ、そこに対応する通信路2a〜2mから受
信したパケットの少なくとも#0〜#11バイトの情
報、すなわちマスタコード、スレーブコード、優先コー
ド、ビジー信号、解放信号、マスタライト信号、アドレ
ス1およびアドレス2を待ち合わせさせるようにすれ
ば、それらを用いた通信路間判定回路による以降の処理
がやり易いものとなる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、各通信路対応に設けられた通信路インタフェー
スによって、マスタコード、スレーブコード、優先度コ
ード、ビジー信号、解放信号を、それに対応付けられた
通信路との間で授受するとともに、通信路間判定回路に
よって、通信路で行われる通信間の優先度、およびスレ
ーブ動作する通信装置の通信状況に基づいて通信路の獲
得を決定するように構成したので、不適切な通信路の獲
得や割り込み処理を発生することがなくなり、不要な通
信路の占有を回避することができて、最終的に効率の高
い通信を行うことができる通信装置が得られる効果があ
る。
【0054】また、請求項2に記載の発明によれば、ス
レーブ動作に際して、通信要求発生時に他の通信路です
でに通信状態にある場合に、すでに行われている通信と
新たな通信要求による通信の優先度を比較して、新たな
通信要求による通信の優先度の方が高位でなければその
通信要求を排除するように構成したので、非優先の通信
による通信路の占有を回避することができ、最終的に効
率の高い通信が行える効果がある。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数の通信路に複数の通信装置を接続し、新たな通信要求
の発生時に、使用可能な通信路があればそれを獲得して
通信を開始し、なければそれぞれの優先度を比較して、
当該通信要求による通信より優先度の低い通信を停止さ
せ、その通信路を獲得して通信を開始し、それよりも優
先度の低い通信がなければその通信要求を排除するよう
に構成したので、最終的に効率の高い通信を行うことが
できる通信システムが得られる効果がある。
【0056】また、請求項4に記載の発明によれば、各
通信路対応に設けられた通信路インタフェースによっ
て、対応付けられた通信路との間で、マスタコード、ス
レーブコード、優先度コード、ビジー信号および解放信
号をパケット形式で送受信するとともに、通信路間判定
回路によって、通信路で行われる通信間の優先度、およ
びスレーブ動作する通信装置の通信状況に基づいて通信
路の獲得を決定するように構成したので、不要な通信路
の占有を回避できて、最終的に効率の高い通信を行うこ
とが可能になるとともに、マスタコード、スレーブコー
ド、優先度コード、ビジー信号、解放信号などをその各
々に対応した信号線を設けなくとも伝送できるようにな
り、制限された通信バンド幅を持った通信路の使用が可
能になるなどの効果がある。
【0057】また、請求項5に記載の発明によれば、受
信したパケットを通信路インタフェースに設けたキュー
に一旦格納して待ち合わせるように構成したので、通信
路間判定回路による以降の処理がやり易いものとなる効
果がある。
【0058】また、請求項6に記載の発明によれば、複
数の通信路に複数の通信装置を接続し、それら各通信装
置に、マスタコード、スレーブコード、優先度コード、
ビジー信号、解放信号などの信号をパケット形式で通信
を行わせ、新たな通信要求の発生時に、使用可能な通信
路があればそれを獲得して通信を開始し、なければそれ
ぞれの優先度を比較して、当該通信要求による通信より
優先度の低い通信を停止させ、その通信路を獲得して通
信を開始し、それよりも優先度の低い通信がなければそ
の通信要求を排除するように構成したので、最終的に効
率の高い通信を行うことができる通信システムが得ら
れ、また、マスタコード、スレーブコード、優先度コー
ド、ビジー信号、解放信号などの信号対応に信号線を設
ける必要もなくなって、制限された通信バンド幅を持つ
通信路の使用が可能になるなどの効果がある。
【0059】また、請求項7に記載の発明によれば、あ
らかじめ定められたプロセス毎に、かつマスタ動作する
通信装置とスレーブ動作する通信装置の間の通信単位
に、通信の優先度を設定するように構成したので、より
きめの細かな優先度の設定を行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による通信装置を示すブ
ロック図である。
【図2】 上記実施例におけるマスタ動作時の通信路イ
ンタフェースの信号の入出力関係を示す説明図である。
【図3】 上記実施例におけるスレーブ動作時の通信路
インタフェースの信号の入出力関係を示す説明図であ
る。
【図4】 上記実施例におけるバス獲得時の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例2による通信システムを示
すシステム構成図である。
【図6】 この発明の実施例3による通信システムを示
すシステム構成図である。
【図7】 上記実施例にて伝送されるパケットのデータ
構成を示す説明図である。
【図8】 従来の通信システムの一例を示すシステム構
成図である。
【図9】 従来の通信システムの他の例を示すシステム
構成図である。
【符号の説明】
1a,1b 通信路(バス)、2a〜2m 通信路、1
0,10a〜10n通信装置、11,12 通信路イン
タフェース、14 通信路間判定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 29/04 29/06 9371−5K H04L 13/00 305 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信路に接続されて相互に通信を
    行う通信装置において、前記複数の通信路のそれぞれに
    対応して用意され、対応付けられた前記通信路との間
    で、マスタ動作する通信装置を示すマスタコード、スレ
    ーブ動作する通信装置を示すスレーブコード、通信の優
    先度を示す優先度コード、通信路の占有状態を示すビジ
    ー信号、および通信路を開放するための解放信号を授受
    する通信路インタフェースと、前記通信路で行われる通
    信間の優先度、およびスレーブ動作する通信装置の通信
    状況に基づいて、前記通話路の獲得を決定する通信路間
    判定回路を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信路間判定回路は、スレーブ動作
    時において、接続されるマスタの通信装置より通信要求
    を受けたとき、すでに他の通信路によって通信状態にあ
    る場合、当該他の通信路によってすでに行っている通信
    の優先度と、前記通信要求を受けた通信の優先度を比較
    し、前記他の通信路によってすでに行われている通信の
    優先度の方が、前記通信要求を受けた通信の優先度より
    も高位もしくは同位であれば、前記通信要求を排除する
    機能を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の通信路に複数の通信装置を接続
    し、前記通信装置間で相互に通信を行う通信システムに
    おいて、前記通信装置に、対応付けられた前記通信路と
    の間で、マスタ動作する通信装置を示すマスタコード、
    スレーブ動作する通信装置を示すスレーブコード、通信
    の優先度を示す優先度コード、通信路の占有状態を示す
    ビジー信号、および通信路を開放するための解放信号の
    授受を行う通信路インタフェースと、前記通信路で行わ
    れる通信間の優先度、およびスレーブ動作する通信装置
    の通信状況に基づいて、通話路の獲得を決定する通信路
    間判定回路を持たせ、通信要求が発生した場合に、前記
    複数の通信路中に当該通信要求による通信に使用可能な
    ものがあればその通信路を獲得して前記通信要求による
    通信を開始し、前記使用可能な通信路がない場合には、
    すでに行われている通信中で前記通信要求による通信よ
    りも低位の優先度を持った通信を停止させて、当該通信
    が行われていた通信路を獲得して前記通信要求による通
    信を開始し、すでに行われている通信中に前記通信要求
    による通信よりも低位の優先度を持った通信がない場合
    には、前記通信要求を排除することを特徴とする通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 1以上の制限された通信バンド幅を持つ
    複数の通信路に接続され、パケットを用いて相互に通信
    する通信装置において、前記複数の通信路のそれぞれに
    対応して用意され、対応付けられた前記通信路との間
    で、マスタ動作する通信装置を示すマスタコード、スレ
    ーブ動作する通信装置を示すスレーブコード、通信の優
    先度を示す優先度コード、通信路の占有状態を示すビジ
    ー信号、および通信路を開放するための解放信号を含ん
    だパケットの送受信を行う通信路インタフェースと、前
    記通信路で行われる通信間の優先度、およびスレーブ動
    作する通信装置の通信状況に基づいて、前記通話路の獲
    得を決定する通信路間判定回路を有することを特徴とす
    る通信装置。
  5. 【請求項5】 前記通信路インタフェースに、受信した
    パケットを格納するキューを持たせたことを特徴とする
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 1以上の制限された通信バンド幅を持つ
    複数の通信路に複数の通信装置を接続し、前記通信装置
    間で相互にパケット通信を行う通信システムにおいて、
    前記通信装置に、対応付けられた前記通信路との間で、
    マスタ動作する通信装置を示すマスタコード、スレーブ
    動作する通信装置を示すスレーブコード、通信の優先度
    を示す優先度コード、通信路の占有状態を示すビジー信
    号、および通信路を開放するための解放信号を含むパケ
    ットの送受信を行う通信路インタフェースと、前記通信
    路で行われる通信間の優先度、およびスレーブ動作する
    通信装置の通信状況に基づいて、通話路の獲得を決定す
    る通信路間判定回路を持たせ、通信要求が発生した場合
    に、前記複数の通信路中に当該通信要求による通信に使
    用可能なものがあればその通信路を獲得して前記通信要
    求による通信を開始し、前記使用可能な通信路がない場
    合には、すでに行われている通信中で前記通信要求によ
    る通信よりも低位の優先度を持った通信を停止させて、
    当該通信が行われていた通信路を獲得して前記通信要求
    による通信を開始し、すでに行われている通信中に前記
    通信要求による通信よりも低位の優先度を持った通信が
    ない場合には、前記通信要求を排除することを特徴とす
    る通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信の優先度の設定が、あらかじめ
    定められたプロセス毎に、かつマスタ動作する通信装置
    とスレーブ動作する通信装置の間の通信単位に行われる
    ものであることを特徴とする請求項1、2、4もしくは
    5のいずれか1項に記載の通信装置。
JP6144908A 1994-06-27 1994-06-27 通信装置およびそれを用いた通信システム Pending JPH0816501A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009144903A1 (ja) * 2008-05-30 2009-12-03 パナソニック株式会社 データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信制御方法
WO2010026835A1 (ja) * 2008-09-05 2010-03-11 シャープ株式会社 電力線通信装置および電力線を用いて通信するための方法
US8180842B2 (en) 2003-12-19 2012-05-15 Fujitsu Limited Communication device management program

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WO2009144903A1 (ja) * 2008-05-30 2009-12-03 パナソニック株式会社 データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信制御方法
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