JPH08163031A - 導波路型光スイッチ及び導波路型マトリクス光スイッチ - Google Patents

導波路型光スイッチ及び導波路型マトリクス光スイッチ

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JPH08163031A
JPH08163031A JP6304615A JP30461594A JPH08163031A JP H08163031 A JPH08163031 A JP H08163031A JP 6304615 A JP6304615 A JP 6304615A JP 30461594 A JP30461594 A JP 30461594A JP H08163031 A JPH08163031 A JP H08163031A
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JP
Japan
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optical waveguide
optical
waveguide
optical switch
waveguide type
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Pending
Application number
JP6304615A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Horino
正也 堀野
Kazuyasu Satou
和恭 佐藤
Takeshi Harada
武 原田
Satomitsu Imai
郷充 今井
Mitsuhiro Shikida
光宏 式田
Teruhisa Akashi
照久 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】量産性に富み、かつ動作の安定性、長期信頼性
を兼ね備えた光スイッチを提供する。 【構成】基板上に設けられた第一の光導波路と第二の光
導波路が所定の角度で交差し、その交差点よりも上流の
第一光導波路の一部に導波路と同一平面に形成され、か
つ、導波路が形成されている平面外に退避可能に弾性支
持されたプリズムを配置した構成とする。 【効果】光導波路技術ととマイクロマシニング技術の融
合により、メカニカルな切り替え方式による動作の安定
性、信頼性と量産性とを両立できるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信分野で用いる導波
路型光スイッチ及び導波路型マトリックス光スイッチに
関し、特に小形で遠隔操作に適した導波路型光スイッチ
及び導波路型マトリックス光スイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバー通信のいっそうの普及のた
めには、光ファイバーと発光・受光素子の高性能化や低
価格化に加えて、光分岐結合回路、光合分波回路光スイ
ッチなどの各種光回路部品の開発が必要不可欠である。
特に、光スイッチは、光ファイバー回線を需要に応じて
切り替えたり、回線故障の際の迂回路の確保のために、
近い将来、重要な役目を占めると考えられている。
【0003】光スイッチの形態としては、従来から、
(1)バルク型、(2)光導波路型が提案されている。
バルク型は可動プリズムやレンズなどを構成要素として
組み立てられたものであり、波長依存性が少なく比較的
低損失であるという利点があるが、組み立て調整工程が
煩雑で量産に適さず、高価になるという問題点があるた
め、広く普及するに至っていない。
【0004】光導波路型は、平面基板上の光導波路を基
本として、フォトリソグラフィーや微細加工技術を利用
して、いわゆる集積型の光スイッチを一括大量生産しよ
うとするもので、将来型の光スイッチとして期待されて
いる。特にM本の入力ポートとN本の出力ポートを持つ
比較的規模の大きいM×Nマトリックス光スイッチを現
実的に構成可能な形態は光導波路型をおいて他にないと
期待されている。
【0005】このような光導波路型光スイッチとしては
特開平4ー235496号公報に開示されたマトリックス光導波
路スイッチがある。このスイッチは光導波路の途中に光
導波路とある角度をもって溝を形成し、その溝に光導波
路コアと屈折率が近似する液体を出し入れして透過と反
射を切り替えることにより、光路の切り替えを行ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光スイ
ッチにあっては次のような問題点があった。すなわち、
液体を注入する溝の幅が小さく、液体注入排出装置の移
動機構を極めて高精度にする必要があり、制御部を含む
光スイッチ全体の大型化、並びに高価格化を招いてしま
うという問題があった。
【0007】また溝に液体を注入排出するために、この
溝は解放状態にしておく必要があった。そのため、液の
蒸発や変質、さらにはごみの混入などが発生し、これを
防止することは困難であった。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、長期にわたって高品質な光導波路型スイッチ
を提供することを目的とするものである
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、入力信号
の光路を切り替える光スイッチを下記のように構成する
ことにより達成される。
【0010】(1)基板上に設けられた第一の光導波路
と、この第一の光導波路に交差する第二の光導波路と、
前記第一の光導波路から前記第二の光導波路へ入力信号
を導く第三の光導波路を備える。
【0011】(2)(1)において、入力信号の進行方
向を第一の光導波路又は第三の光導波路へ切り替えるた
めの切り替え部を設ける。
【0012】(3)(2)において、切り替え部は弾性
支持部にプリズムを備える。
【0013】(4)(3)において、弾性支持部は導波
路が形成されている平面外に退避可能に形成する。
【0014】(5)(1)乃至(4)のいずれかにおい
て、第一の光導波路と、第二の光導波路及び第三の光導
波路が互いに平行な2つの平面上に形成する。
【0015】
【作用】基板上に設けられた第一の光導波路と第二の光
導波路の交差点よりも上流の第一光導波路の一部に導波
路と同一平面に形成され、かつ、導波路が形成されてい
る平面外に退避可能に弾性支持されたプリズムは、第一
の光導波路と同一平面上にある場合には、第一の光導波
路からの光がプリズムに入射し、プリズム内で進行方向
が変更されることにより光の切り替えが行われ、基板状
に設けられた第三の光導波路に入射し、さらに第二の光
導波路より、射出される。
【0016】このプリズムが第一の光導波路と同一平面
上にない場合には、光は第一の光導波路をそのまま進行
し、光の切り替えは生じない。この動作によって光スイ
ッチが実現される。このスイッチをM×Nのマトリック
ス状に集積すれば、M×Nのマトリックス光スイッチが
実現する。
【0017】さらに第二の光導波路を第一の光導波路に
平行で第一の光導波路とは異なる平面上に形成すること
により、第一の光導波路と第二の光導波路との交差点が
減少し、光の透過効率が向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明による光スイッチの光導波路
を覆っている部材を取り除いた斜視図である。1は第一
の光導波路、3は第二の光導波路、2は第三の光導波
路、4は平行プリズム、5はスペーサー、6は梁及び7
は基板である。
【0019】基板7上に形成された第一の光導波路1か
ら入射した光は、梁6がたわまない状態においては平行
プリズム4によって第三の光導波路2に導かれ、その後
第二の光導波路3と合流した後に第二の光導波路3から
出力される。スペーサー5に図中では省略しているアク
チュエーターにより力が加えられると、梁6がたわみ、
平行プリズム4は第一の光導波路が形成されている基板
7の表面よりも下に退避する。この場合は、光はそのま
ま第一の光導波路1を進み、出力される。
【0020】なお、本実施例では図に示す光スイッチは
一辺が3mm、厚さ1.5mmの大きさで形成した。
【0021】図2は本発明による光スイッチの第一の光
導波路の長手方向に沿った、第一の光導波路を含む断面
図である。なお、本図は厚さ方向を平面方向に比べ拡大
率を大きくした概要図である。8a,8bはクラッド
層、9はダイアフラム形成基板、10はダイアフラム及
び11はアクチュエーター、12はサポート基板であ
る。 第一の光導波路1を進む光は、クラッド層8によ
って上下方向への拡散を防止されているので、光の減衰
は少ない。ダイアフラム形成基板に形成されたダイアフ
ラム10はサポート基板12に支持されたアクチュエー
ター11により力を受けて下方向に動くことができる。
ただし同図ではダイアフラム10がアクチュエーター1
1により力を受ける場所は紙面の奥となる。
【0022】図3は本発明による光スイッチの第一の光
導波路の長手方向と直角方向の、平行プロリズム4を含
む断面図である。13はピット、14はヒーター、15
はフィードスルー、16は電極、17はリード線、18
はスイッチ及び19は電源である。
【0023】電源19からの電流をスイッチ18を閉じ
ることにより電極16及びフィードスルー15を介して
ヒーター14に通電すると、アクチュエーター11内の
ガスが膨脹しダイアフラム10が膨らんでスペーサー5
を押し下げる。この力により梁6が下方にたわみ平行プ
リズム4は矢印のようにピット13の中に退避する。こ
れによって光は第一の光導波路をそのまま進むことがで
きる。
【0024】ここではアクチュエーターとしてガスの膨
脹を利用する方法を述べたが、圧電素子やバイメタルあ
るいは重りなどを用いて梁6をたわませても同様の効果
が得られる。
【0025】図4に本発明による光スイッチの製作プロ
セスを示す。プロセスは(a)基板準備、(b)下部クラッド
層形成、(c)光導波路コア形成、(d)上部クラッド層形
成、(e)導波路及びプリズム形成、(f)梁形成及び(g)ダ
イアフラム及びアクチュエーター形成から構成される。
プリズムは光導波路と同時に同一平面内に形成されるの
で、製作後の光軸合わせなどの調整は不要である。
【0026】図5は本発明による光スイッチの他の実施
例である。20は三角プリズムである。図1に示す実施
例とはプリズムの出口での光の方向が異なっているが、
その他の構成部材の機能は同様である。スペーサー5に
力が加えられない場合は、入射光は三角プリズム20に
よって進路を変えられ、第三の光導波路2に入射する。
その後第二の光導波路3に合流し出力される。プリズム
に使用する材質によって、三角プリズムの方が製作が容
易な場合は、本実施例により光スイッチを構成すること
が望ましい。
【0027】図6に本発明による光スイッチの他の実施
例を示す。21は平行プリズムを内蔵したブロックであ
る。本実施例では第一の光導波路1が基板7上に形成さ
れ、第三の光導波路2及び第二の光導波路3は第一の光
導波路1の上面に沿った平面内に形成されている。した
がって第三の光導波路2及び第二の光導波路3は基板7
の表面からは離れている。
【0028】スペーサー5が力を受けない場合は平行プ
リズム21に入射した光が第三の光導波路2に導かれ
る。第三の光導波路2は第二の光導波路3と合流し、光
は第二の光導波路3から出力される。スペーサー5に力
を加えることにより平行プリズム21は基板7内に退避
し、入射光は第一の光導波路1内を進みそのまま出力さ
れる。
【0029】本実施例では第二の光導波路3が第一の光
導波路1と交わらない構成となっているため、交差点で
の光の散乱による損失を免れることができる。
【0030】図7に本発明によるマトリックス光スイッ
チの実施例を示す。22は光スイッチ要素、23は電源
ライン、24は制御回路、25は電源、26は通信ケー
ブル及び27はコンピュータ又は人間により光スイッチ
の入出力情報をインプットするスイッチボックスであ
る。22の光スイッチ要素として図1、図5あるいは図
6に示した光スイッチを使用し、複数集積してマトリッ
クス状に並べることにより、容易にマトリックス光スイ
ッチを形成することができる。
【0031】スイッチボックス26により光の切り替え
状態を設定し、その情報を通信ケーブル25を通してマ
トリックス光スイッチ上に形成された制御回路24に伝
達する。制御回路24は内蔵された信号処理回路によ
り、どの光スイッチ要素を動作させるか判断し、動作さ
せるべき光スイッチ要素に接続されている電源ライン2
3に電源25から供給される電流を流し、光スイッチ要
素を動作させる。
【0032】このような構成とすることにより、通信ケ
ーブル26として電話回線なども使用することができ、
マトリックス光スイッチの遠隔操作が容易に実現でき
る。
【0033】
【発明の効果】光導波路技術ととマイクロマシニング技
術の融合により、メカニカルな切り替え方式による動作
の安定性、信頼性と量産性とを両立できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光スイッチの斜視図である。
【図2】本発明による光スイッチの第一の光導波路の長
手方向に沿った、第一の光導波路を含む断面図である。
【図3】本発明による光スイッチの第一の光導波路の長
手方向と直角方向の、平行プロリズム4を含む断面図で
ある。
【図4】本発明による光スイッチの製作プロセスを説明
する図である。
【図5】本発明による光スイッチの斜視図である。
【図6】本発明による光スイッチの斜視図である。
【図7】本発明によるマトリックス光スイッチの平面図
である。
【符号の説明】
1…第一の光導波路、2…第三の光導波路、3…第二の
光導波路、4…平行プリズム、5…スペーサー、6…
梁、7…基板、8…クラッド層、9…ダイアフラム形成
基板、10…ダイアフラム、11…アクチュエーター、
12…サポート基板、13…ピット、14…ヒーター、
15…フィードスルー、16…電極、17…リード線、
18…スイッチ、19…電源、20…三角プリズム、2
1…平行プリズムを内蔵したブロック、22…光スイッ
チ要素、23…電源ライン、24…制御回路、25…電
源、26…通信ケーブル、27…スイッチボックス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 郷充 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 式田 光宏 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 明石 照久 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号の光路を切り替える光スイッチに
    おいて、基板上に設けられた第一の光導波路と、この第
    一の光導波路に交差する第二の光導波路と、前記第一の
    光導波路から前記第二の光導波路へ入力信号を導く第三
    の光導波路を備えることを特徴とした導波路型光スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の導波路型光スイッチにお
    いて、前記入力信号の進行方向を第一の光導波路又は第
    三の光導波路へ切り替えるための切り替え部を設けるこ
    とを特徴とした導波路型光スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の導波路型光スイッチにお
    いて、前記切り替え部は弾性支持部にプリズムを備えた
    ものであることを特徴とした導波路型光スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の導波路型光スイッチにお
    いて、前記弾性支持部は導波路が形成されている平面外
    に退避可能に形成されていることを特徴とした導波路型
    光スイッチ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の導波路
    型光スイッチにおいて、第一の光導波路と、第二の光導
    波路及び第三の光導波路が互いに平行な2つの平面上に
    形成されていることを特徴とした導波路型光スイッチ。
JP6304615A 1994-12-08 1994-12-08 導波路型光スイッチ及び導波路型マトリクス光スイッチ Pending JPH08163031A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7116856B2 (en) 2003-08-21 2006-10-03 Yokogawa Electric Corporation Optical switch matrix

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7116856B2 (en) 2003-08-21 2006-10-03 Yokogawa Electric Corporation Optical switch matrix

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