JP2000321454A - 多モード干渉光カプラおよびその製造方法 - Google Patents

多モード干渉光カプラおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2000321454A
JP2000321454A JP13033699A JP13033699A JP2000321454A JP 2000321454 A JP2000321454 A JP 2000321454A JP 13033699 A JP13033699 A JP 13033699A JP 13033699 A JP13033699 A JP 13033699A JP 2000321454 A JP2000321454 A JP 2000321454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
core
optical
optical coupler
cladding layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13033699A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Okuno
将之 奥野
Takashi Saida
隆志 才田
Akira Himeno
明 姫野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP13033699A priority Critical patent/JP2000321454A/ja
Publication of JP2000321454A publication Critical patent/JP2000321454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層導波路において結合率が作製誤差に強い
多モード干渉光カプラを提供する。 【解決手段】 基板の一面上にクラッド層,コアを複数
回繰り返して形成して複数の光導波路を形成するととも
に前記各コアが光学的な結合が行われる結合領域を有す
るように構成した多モード干渉光カプラであって、前記
各光導波路のコアは前記結合領域において各コア間のク
ラッド層を貫通して設けられた多モード導波路コアに接
続されている。多モード導波路コアで光学的な結合が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信の分野にお
いて光信号を分岐あるいは結合するために用いられる多
モード干渉光カプラの製造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信の進展に伴い各種の光部品が研究
開発されているが、中でも平面基板上の光導波路を基本
とした導波路型光部品が最も重要な部品となっている。
これは、導波路型光部品がフォトリソグラフィ技術及び
微細加工技術によって光波長以下の精度で再現良く量産
可能という特徴を有するからである。そして、アレイ導
波路格子型フィルタや導波路型光スイッチなどは実用シ
ステムへの導入が進みつつある。
【0003】しかし、これらの部品の規模は通信システ
ムの規模に比べて小さく、システムを構築するためには
極めて多数の部品を組み合わせる必要がある。例えば、
実用化が進みつつある256の入力線と256の出力線
を任意の組み合わせで接続するクロスコネクトシステム
では、現在最も規模の大きな8×8マトリックススイッ
チで構成した場合でも1000個以上のスイッチが必要であ
る。そのため光部品に更なる大規模化が要求されてい
る。
【0004】規模を大きくするためには、回路チップの
サイズを大きくして集積する素子数を増加させる方法
や、要素素子を小型化して基板上に多数集積する方法が
ある。チップサイズの拡大には、導波路などを作製する
ための製造装置を大きくする必要があるが、その開発に
は多くの時間が必要であり短期間での対応は難しい。更
にチップサイズの拡大は、チップを搭載したモジュール
サイズの拡大を招くが、モジュールを搭載する回路基板
は規定の大きさがあり、無尽蔵に拡大させることは出来
ない。
【0005】一方、要素素子を小型にするためには、光
導波路(導波路)におけるコアとその周囲のクラッドと
の屈折率の違い(比屈折率差)を大きくすることで、コ
ア中への光の閉じ込め効果を強くして導波路の曲がり半
径を小さくすることが有効である。
【0006】しかし、比屈折率差を大きくするに従っ
て、同じ量の作製誤差(例えばコアの大きさのずれや屈
折率差のずれなど)による光路長(光が感じる実効的な
導波路の長さ)の誤差が大きくなる。比屈折率差が変わ
っても作製精度は同じであることから、光の干渉効果を
主に使う導波路型光部品では、比屈折率差が大きくなる
程光の干渉状態を大きく狂わせてしまい、部品の性能低
下を招いてしまう。そのため、比屈折率差の大きさにも
限界がある。
【0007】集積度を上げるもう一つの方法として、基
板と垂直な方向に複数の光導波路構造を多層に形成し、
回路を基板と垂直に積み上げていく積層回路構造があ
る。積層回路構造を用いる場合、上下の層の異なる導波
路で光の受渡しを行う100%カプラや上下の導波路間
で干渉計を組むためのカプラ、例えば50%カプラなど
が必要となる。
【0008】図14および図15は従来から用いられて
いる2層構成の積層型方向性結合器に係わる図である。
図14は平行に延在する2本の光導波路が途中で曲がっ
て相互に上下で重なり合う状態を示す模式的平面図であ
り、図15(a)〜(c)は図14のAB,CD,EF
の各線に沿う積層型方向性結合器の断面図である。
【0009】積層型方向性結合器は、図15に示すよう
に、基板4、例えばシリコンからなる基板(シリコン基
板)4の表面上に下部クラッド層(クラッド層)5,中
間クラッド層(クラッド層)7,上部クラッド層(クラ
ッド層)9を順次積層形成した構造となるとともに、前
記下部クラッド層5上に一方の光導波路を形成するため
のコア6を形成した後前記中間クラッド層7を形成し、
前記中間クラッド層7上に他方の光導波路を形成するた
めのコア8を形成した後前記上部クラッド層9を形成し
た構造になっている。従って、コア6の上面には薄く中
間クラッド層7が延在している。なお、コア6はコア8
よりも下の層に形成されていることから、コア6を下部
コア6と、コア8を上部コア8とも呼称する。
【0010】2本の光導波路は、図14において左側か
ら右側に向かって相互に平行に延在するが、途中部分で
相互に近接するように曲がるとともに、上下で重なり合
い、その後再び離反するように曲がり、再び平行に延在
する。このような光導波路のパターンは、コアの延在す
るパターンによって形成される。
【0011】図14において、1a,1bは入力導波路
部、16は直線導波路で構成された結合領域、3a,3
bは出力導波路部、10a,10bは入力導波路部1
a,1bから結合領域16に至る曲がり導波路部分、1
1a,11bは結合領域16から出力導波路部3a,3
bに至る曲がり導波路部分である。
【0012】この構造は、下部コア6と上部コア8の間
に中間クラッド層7からなる薄い層を介在させた構造に
なり、前記中間クラッド層7の厚さと結合領域16の長
さを調節することで、所望の結合率を得ることが可能と
なる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の積
層型方向性結合器には以下のような問題があった。
【0014】すなわち、方向性結合器は、導波路コアの
形状、コア及びクラッドの屈折率、導波路間の距離など
が僅かにずれても結合率が大きく異なってしまう。図1
6に方向性結合器のコア(導波路コア)間距離に対する
結合率を示す。この導波路コア間距離から導波路コア厚
さを引いた値が結合領域16における下部コア6と上部
コア8の間の中間クラッド層の厚さである。これは、石
英系導波路における値であり、導波路コアとクラッド層
の比屈折率差0.3%、コアサイズ10μm×10μ
m、結合領域の直線導波路が無い場合(長さ0μm)で
の値である。
【0015】この図からわかる通り、例えば、導波路間
隔が12μmから12.5μmへと変動しただけで、つ
まり中間クラッド層の厚さが0.5μm異なっただけ
で、結合率は24%から17%へと大きく変動する。こ
のことから、基板全面に渡って再現良く、且つ、均一に
導波路を作製する必要があり、高度な作製技術や作製精
度を要求するという問題があった。
【0016】更に、中間クラッド層7が薄いため上下の
導波路コアが不用意に近接して配置された場合、そこで
不必要な結合が生じてしまう。例えば、図14では、そ
の不用意な結合を避けるためにカプラの入出力導波路部
を曲がり導波路部分10a,10b,11a,11bに
よって構成し、結合しない距離まで導波路を離す必要が
ある。そのため、2本のコア(光導波路)を大きく離す
ため、回路機能とは無関係な余計な領域が必要となって
いる。また、このカプラの周囲も含めて、不必要な結合
を避けるために導波路を近接させることが出来ず、自由
な導波路レイアウトが出来ないばかりか、集積密度に制
限を与えてしまう。このように、カプラを構成するため
に必要な薄い中間クラッド層が、導波路レイアウトの自
由度及び集積度の向上を阻害してしまうという問題もあ
った。
【0017】本発明は、前記の問題を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、積層導波路におい
て結合率が作製誤差に強いカプラ(多モード干渉光カプ
ラ)の製造技術を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、導波路レイアウトの
自由度を高くできる多モード干渉光カプラおよびその製
造方法を提供することにある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0021】(1)基板の一面上にクラッド層,コアを
複数回繰り返して形成して複数の光導波路を形成すると
ともに前記各コアが光学的な結合が行われる結合領域を
有するように構成した多モード干渉光カプラであって、
前記各光導波路のコアは前記結合領域において各コア間
のクラッド層を貫通して設けられた多モード導波路コア
に接続されている。少なくとも一つの入力導波路部及び
前記基板面からの距離が相互に異なる少なくとも二つの
出力導波路部または前記基板面からの距離が相互に異な
る少なくとも二つの入力導波路部及び少なくとも一つの
出力導波路部と、前記入力導波路部と出力導波路部の間
に配置された前記結合領域とを有する。前記結合領域か
ら外れたコアは相互に光学的に結合しない距離だけ離れ
た位置にある。前記導波路はガラス導波路で構成されて
いる。
【0022】このような多モード干渉光カプラは以下の
方法で製造される。
【0023】基板の一面上にクラッド層,コアを複数回
繰り返して形成して複数の光導波路を形成するとともに
前記各コアが光学的な結合が行われる結合領域を有する
ように形成する多モード干渉光カプラの製造方法であっ
て、前記結合領域は所定のクラッド層とこのクラッド層
に重なるコア形成層または所定のコアとこのコアに重な
るクラッド層もしくは複数のクラッド層に亘って溝を形
成した後前記溝にコアを形成する材質を埋め込むことに
よって前記結合領域としての多モード導波路コアを形成
する。前記溝にガラスを埋め込んで前記多モード導波路
コアを形成する。
【0024】前記(1)の手段によれば、(a)多モー
ド干渉光カプラの特徴であるコアの形状、下方のコアと
上方のコアとの間に形成されるクラッド層(中間クラッ
ド層)の厚さや屈折率のゆらぎなどの作製誤差があって
も結合領域では下方のコアと上方のコアは相互に接触
し、かつ同一材質で形成された多モード導波路コアとな
っていることから常に所望の結合率が得られるカプラの
実現が達成出来る。
【0025】(b)又、上下の光導波路間に結合が生じ
ない積層導波路に適用した場合、自由度の高い導波路レ
イアウトが確保でき、集積度の高い光回路が実現出来
る。
【0026】(c)更に、導波路はガラス導波路で形成
されていることから、作製が容易でかつ作製コストも安
価になり、多モード干渉光カプラのコストの低減が達成
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0028】本実施形態1では光導波路(導波路)とし
てシリコン基板上に形成した石英系光導波路を使用した
二入力二出力構成の積層型多モード干渉光カプラに本発
明を適用した例について説明する。これは、この組み合
わせが単一モード光ファイバとの接続に優れた積層型多
モード干渉光カプラを提供出来るからである。また、説
明を簡単にするためにもっとも簡単な例として導波路コ
アが上下二層の二入力二出力の積層光導波路に限定して
説明する。しかしながら、本発明はこの例に限定される
ものではない。
【0029】(実施形態1)図1乃至図6は本発明の一
実施形態(実施形態1)である二入力二出力の積層型多
モード干渉光カプラおよびその製造方法に係わる図であ
る。
【0030】図1は平行に延在する2本の光導波路が途
中で曲がって相互に上下で重なり合う状態を示す模式的
平面図であり、図2(a)〜(c)は図1のAB,C
D,EFの各線に沿う多モード干渉光カプラの断面図で
ある。
【0031】多モード干渉光カプラは、図2に示すよう
に、基板4、例えばシリコンからなる基板(シリコン基
板)4の一面(表面)上に下部クラッド層(クラッド
層)5,中間クラッド層(クラッド層)7,上部クラッ
ド層(クラッド層)9を順次積層形成した構造となると
ともに、前記下部クラッド層5上に一方の光導波路を形
成するためのコア6を形成した後前記中間クラッド層7
を形成し、前記中間クラッド層7上に他方の光導波路を
形成するためのコア8を形成し、さらに前記上部コア8
を上部クラッド層9で被った構造になっている。
【0032】又、これが本発明の特徴の一つであるが、
図1に示すように、2本の光導波路P,Qが途中で曲が
って相互に上下で重なり合う光結合を行う結合領域に
は、図2(b)に示すように多モード導波路コア2が形
成されている。この多モード導波路コア2はコア間のク
ラッド層を貫通するように設けられている。すなわち、
多モード導波路コア2は中間クラッド層7の全高さ域と
上部クラッド層9の下部分まで上下に延在している。上
部クラッド層9の下部部分が結合領域16から外れた部
分での上部コア8と連なる部分であり、中間クラッド層
7の下部部分が結合領域16から外れた部分での下部コ
ア6と連なる部分である。
【0033】なお、平面図および断面図において、光導
波路Pはハッチングを施して示してあり、光導波路Qは
薄墨を施してある。このような表示は以下の製造方法に
おいても同様である。
【0034】又、コア6はコア8よりも下の層に形成さ
れていることから、コア6を下部コア6と、コア8を上
部コア8とも呼称する。
【0035】2本の光導波路P,Qは、図1において左
側から右側に向かって相互に平行に延在するが、その途
中で相互に近接するように曲がるとともに、上下で重な
り合い、その後再び離反するように曲がり、再び平行に
延在する。このような光導波路のパターンは、コアの延
在するパターンによって形成される。
【0036】図1において、1a,1bは入力導波路
部、16は直線導波路で構成された結合領域、2aは結
合領域16を形成する多モード導波路、3a,3bは出
力導波路部、10a,10bは入力導波路部1a,1b
から多モード導波路2aに至る曲がり導波路部分、11
a,11bは多モード導波路2aから出力導波路部3
a,3bに至る曲がり導波路部分である。
【0037】本実施形態1の多モード干渉光カプラで
は、多モード導波路コア2は下部コア6や上部コア8と
は別に形成される。そして、光導波路Pは入力導波路部
1a,曲がり導波路部分10a,多モード導波路2a,
曲がり導波路部分11a,出力導波路部3aと連なり、
光導波路Qは入力導波路部1b,曲がり導波路部分10
b,多モード導波路2a,曲がり導波路部分11b,出
力導波路部3bと連なる。換言するならば、図1に示す
ように、下部コア6である入力導波路部1aと出力導波
路部3a、そして上部コア8である入力導波路部1bと
出力導波路部3bは、それそれ同じ方向に展開してい
る。つまり、線分CDに対し線対称な構造になってい
る。
【0038】このような構成では、多モード導波路2a
が曲がり導波路部分10a,10b及び曲がり導波路部
分11a,11bに接続されていることから、中間クラ
ッド層7の厚さが薄く、下部コア6と上部コア8が近接
した場合に光結合が生じる構造であっても、多モード導
波路以外の部分で光結合をほとんど起こすことのないカ
プラが構成できる。
【0039】つぎに、本実施形態1の多モード干渉光カ
プラの製造方法について説明する。多モード干渉光カプ
ラは、図3の工程1乃至工程3と図4および図5の工程
4乃至工程7を経て作製される。
【0040】すなわち、例えば、工程1として、直径4
インチ,厚さ1mmのシリコン基板4の一面上に火炎加
水分解堆積法(FHD法)によって、まず、下部クラッ
ド層5となる組成がSiO2−P25−B23の石英系
ガラス微粒子層と、下部コア6となる組成がSiO2
GeO2−P25−B23の石英系ガラス微粒子層を堆
積する。これらの石英系ガラス微粒子層を温度1400
℃程度のHeとO2の混合雰囲気中に置くことで、透明
な下部クラッド層5(厚さ10μm程度)と下部コア形
成層(厚さ6μm程度)とする。更に、反応性イオンエ
ッチング(RIE)法によって下部コア形成層の不要な
部分を除去し、下部コア6を形成する。
【0041】工程1では下部コアとして2本の下部コア
6を形成するが、一方の下部コア6は光導波路のコアと
して使用するものであるが、他方の下部コア6は多モー
ド導波路を形成する位置に設けられるものである。な
お、下部コア6は光導波路のコアとして使用するものの
みを形成してもよい。
【0042】工程2として、中間クラッド層7となる組
成がSiO2−P25−B23の石英系ガラス微粒子を
FHD法によって堆積し、再度、温度1300℃程度の
HeとO2の混合雰囲気中で透明なガラスにする。
【0043】工程3として、上部コアとなる組成がSi
2−GeO2−P25−B23の石英系ガラス微粒子を
堆積する。この石英系ガラス微粒子層を温度1250℃
程度のHeとO2の混合雰囲気中に置くことで、透明な
上部コア形成層12(厚さ6μm程度)とする。
【0044】工程4以降は、例えば、図4又は図5など
の工程による方法が考えられる。
【0045】まず、図4の工程4乃至工程7について解
説する。
【0046】工程4として、RIE法によって上部コア
形成層12,中間クラッド層7,下部コア6、そして場
合によっては下部クラッド層5を上下に連ねて除去し、
多モード導波路用溝13を形成する。
【0047】工程5として、平坦な多モード導波路用ガ
ラス層14を堆積する。平坦なガラス層の堆積に多くの
方法があるが、一つは、多モード導波路となる組成がS
iO2−GeO2−P25−B23の石英系ガラス微粒子
をFHD法によって平坦化が達成される厚さまで堆積し
た後に温度1200℃程度のHeとO2の混合雰囲気中
に置くことで透明で、且つ、平坦な多モード導波路用ガ
ラス層14とする方法である。その他の方法としては、
スパッタ法やECR−CVD法でREバイアスを基板に
かけて逆スパッタしながら堆積することで、平坦な多モ
ード導波路用ガラス層14とする方法もある。
【0048】工程6として、上部コア形成層12上に堆
積された不要な多モード導波路用ガラス部分を除去す
る。この方法は、例えば、RIE法によってエッチング
する方法や研磨によって除去する方法などがある。これ
により多モード導波路コア2が形成されることになる。
【0049】工程7として、ECR法により、上部コア
形成層12の不要な部分を除去し、上部コア8及び多モ
ード導波路コア2を形成し、更にFHD法によって上部
クラッド層9となる組成SiO2−P25−B23の石
英系ガラス微粒子を堆積し、再度、温度1150℃程度
のHeとO2の混合雰囲気中で透明なガラスにする。こ
れにより多モード導波路2aが形成される。
【0050】図4では、多モード導波路コア2の左側に
下部コア6と上部コア8を配した構造になっているが、
図1のパターンのようにするためには、多モード導波路
コア2を挟んで下部コア6と上部コア8を配置するよう
にする。これは、図5でも同様である。
【0051】次に、図5の工程4乃至工程7について解
説する。
【0052】工程4として、RIE法によって上部コア
形成層12の不要な部分を除去し、上部コア8を形成す
る。この場合も上部コア8を2本形成し、一方の上部コ
ア8は光導波路のコアとして使用し、他方の上部コア8
は多モード導波路を形成する位置に設けられるものであ
る。
【0053】更に、FHD法によって上部クラッド層9
となる組成SiO2−P25−B23の石英系ガラス微
粒子をFHD法によって堆積し、再度、温度1150℃
程度のHeとO2の混合雰囲気中で透明なガラスにす
る。
【0054】工程5として、RIE法によって上部クラ
ッド層9,上部コア8,中間クラッド層7,下部コア
6、そして場合によっては下部クラッド層5を上下に連
ねて除去し、多モード導波路用溝13を形成する。
【0055】工程6として、多モード導波路用ガラス層
14を堆積する。堆積方法は、FHD法、スパッタ法、
ECR−CVD法などで行う。ただし、図4の工程5と
異なり、堆積膜の平坦化は行わない。
【0056】工程7として、RIE法によって、上部ク
ラッド層9の上の多モード導波路用ガラス層を除去す
る。この際、多モード導波路用ガラス層14はその上層
側が一定厚さ均一に除去されるため、多モード導波路用
溝13に埋め込まれた多モード導波路用ガラス層の上面
は多モード導波路用溝13内に位置するようになる。
【0057】更に、FHD法によって第二の上部クラッ
ド層15となる組成SiO2−P25−B23の石英系
ガラス微粒子をFHD法によって堆積し、再度、加熱し
て透明なガラスにする。第二の上部クラッド層15は多
モード導波路用溝13内の多モード導波路コア2を被う
ため、多モード導波路コア2を含む光導波路(多モード
導波路2a)が形成される。
【0058】上部クラッド層が必要以上に厚くなった場
合は、RIE法や研磨によって、第二の上部クラッド層
を必要量だけ除去する。
【0059】ここでは、FHD法とRIE法を主に用い
た作製工程について説明したが、コアやクラッドを堆積
する方法やエッチングする方法はこれらに限定されたも
のではない。
【0060】作製する多モード干渉光カプラにおいて、
コア6,8の厚さ及び幅を例えばそれぞれ7μm、比屈
折率差Δを0.75%、各入力導波路部1a,1bおよ
び出力導波路部3a,3bの厚さ方向の中心位置での間
隔をそれぞれ14μmとする。
【0061】このとき、例えば、多モード導波路コア2
の幅を7μm、厚さを21μmとして計算した、多モー
ド導波路コア(多モード導波路2a)2の長さに対する
結合率を図6に示す。この条件では、多モード導波路の
長さが長くなるに従って結合率は基本的に増加する。た
だし、長さが0.9mm〜1.35mmでは結合率がほ
ぼ50%で一定となる。つまり、これは、方向性結合器
が所望の結合率を得るために結合器の長さを正確に設定
しなければならないのに対し、多モード干渉光カプラで
は、多モード導波路2の長さを0.9mm〜1.35m
mという広い範囲で適当に設定すれば良いことを意味し
ている。
【0062】また、これを別の観点からみれば、作製誤
差による屈折率差Δ、入出力導波路間隔、導波路幅など
の多少のばらつきは、この多モード導波路の長さが多少
ずれたことに等価である。従って、回路作製は作製誤差
が必ず発生するが、その作製誤差が発生しても所望の結
合率を常に得ることが出来るカプラを提供出来ることを
意味している。
【0063】すなわち、結合率が作製誤差に強いカプラ
(多モード干渉光カプラ)を提供することができる。
【0064】この様に、積層構造を有する光導波路にお
いて、カプラを本発明の積層型多モード干渉光カプラと
することで、種々の構造パラメータ、例えば、ガラスの
屈折率,導波路幅や厚さ,そして積層導波路固有の中間
層の厚さなどに作製誤差が発生しても、所望のカプラ特
性を得ることが出来る。
【0065】更に、これは、カプラの構造パラメータと
設計パラメータのずれを許容することを示しており、本
発明の多モード干渉光カプラによって設計への負担が大
幅に軽減される。
【0066】つまり、この多モード干渉光カプラによっ
て、設計から作製までの様々な工程で誤差を許容するこ
とから、光回路の作製歩留りを大幅に向上させることが
出来る。
【0067】本実施形態では多モード導波路のコアの断
面が入出力導波路コアの断面に丁度重なり、且つ、包含
するようになっているが、所望の結合率が得られるので
あれば必ずしも重なり、且つ包含せずに一部重なるある
いは内包するようになっていてもよい。
【0068】更に、導波路はガラス導波路で形成されて
いることから、作製が容易でかつ作製コストも安価にな
り、多モード干渉光カプラのコストの低減が達成でき
る。
【0069】(実施形態2)図7および図8(a)〜
(c)は本発明の他の実施形態(実施形態2)である多
モード干渉光カプラに係わる図であり、図7は多モード
干渉光カプラの光導波路P,Qを示す模式的平面図、図
8(a)〜(c)は図7のAB,CD,EFの各線に沿
う多モード干渉光カプラの断面図である。
【0070】本実施形態2は光導波路P,Qの出力導波
路部3a,3bが前記実施形態1のように入力導波路部
1a,1bと同様に同じ側に位置するものではなく、反
対側に位置する例である。すなわち、図7に示すよう
に、下部コア6である入力導波路部1aと出力導波路部
3a、そして上部コア8である入力導波路部1bと出力
導波路部3bが、それぞれ異なった方向に展開してい
る。つまり、多モード導波路2aを挟んで下部コア6と
上部コア8が上から見た時に交差した構造になってい
る。
【0071】このような構成のものも前記実施形態1と
同様な効果を有する。
【0072】(実施形態3)図9および図10(a)〜
(c)は本発明の他の実施形態(実施形態3)である二
入力二出力の積層型多モード干渉光カプラに係わる図で
あり、図9は多モード干渉光カプラの光導波路を示す模
式的平面図、図10(a)〜(c)は図9のAB,C
D,EFの各線に沿う多モード干渉光カプラの断面図で
ある。
【0073】図9において、1a及び1bは入力導波路
部(ただし、1aは1bの下方にあり重なって表示され
ている)、2aは多モード導波路、3a,3bは出力導
波路部(ただし、3aは3bの下方にあり重なって表示
されている)、4はシリコン基板、5は下部クラッド
層、6は下部コア、7は中間クラッド層、8は上部コ
ア、9は上部クラッド層である。
【0074】多モード導波路2aは、入力導波路部1
a,1b及び出力導波路部3a,3bと接続され、これ
らの導波路部及びコアの中心は、水平方向、垂直方向の
どちらに対しても同一直線上に配置されていることを特
徴としている。更に、中間クラッド層の厚さが十分厚
く、多モード導波路2aを除いては下部コア6と上部コ
ア8に光結合が生じない構造を有していることが特徴で
ある。
【0075】作製する多モード干渉光カプラの石英系光
導波路コアの厚さ及び幅はそれぞれ7μmであり、比屈
折率差Δは0.75%、各入力導波路部1a,1b及び
出力導波路部3a,3bの厚さ方向の中心位置での間隔
は結合が生じない距離としてそれぞれ18μmであると
する。
【0076】このとき、例えば、多モード導波路コア2
の幅を7μm、厚さを25μmとして計算した、多モー
ド導波路2a(多モード導波路コア2)の長さに対する
結合率を図11に示す、この条件では、多モード導波路
の長さが長くなるに従って、結合率は基本的に減少す
る。ただし、長さが1.35mm〜16.5mmで結合
率がほぼ50%で一定となる。つまり、これは、上下の
導波路間で結合が生じない距離だけ離れた積層導波路構
造でも結合器が作製出来ることを示していると共に、実
施形態1のカプラと同様に、設計から作製までの様々な
誤差を許容できるカプラが作製でき、光回路の作製歩留
りを大幅に向上させることが出来ることを意味してい
る。
【0077】一方、多モード導波路2aを除く部分では
上下の導波路コア間で結合が生じないことから、図1に
あるような曲がり導波路部分が必要なくなり、カプラの
小型化及びカプラを用いた機能素子、例えばマッハツェ
ンダ干渉計などの小型化が図れる。
【0078】更に、本実施形態の多モード干渉光カプラ
の採用によって上下のコア間で結合が生じない積層導波
路構造が適用出来ることから、コアを上下に重ねたり交
差させても不必要な導波路間の結合による特性劣化が起
こらないため、上下のコアの配置に対する制約が大幅に
減少し、自由なレイアウトが可能となると共に、コアの
集積密度を向上させることも可能となる。
【0079】本実施形態の図9では、カプラの入出力導
波路は直線導波路で記述されているが、入出力導波路の
形状はこれに限ったものではなく、曲がり導波路であっ
ても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0080】(実施形態4)図12および図13(a)
〜(c)は本発明の他の実施形態(実施形態4)である
四入力四出力の積層型多モード干渉光カプラに係わる図
であり、図12は多モード干渉光カプラの光導波路を示
す模式的平面図、図13(a)〜(c)は図12のA
B,CD,EFの各線に沿う多モード干渉光カプラの断
面図である。
【0081】前記各実施形態では、入出力導波路数は二
入力二出力としたが、これもこの数に限ったものではな
く1以上の数に対応出来る。本実施形態4では、図13
(a)〜(c)に示したような空間的に複数の入出力導
波路(四入力四出力)を配したカプラも、本発明の範疇
に属する。
【0082】すなわち、本実施形態4では、下部クラッ
ド層5および中間クラッド層7上にそれぞれ2本の下部
コア6と上部コア8を形成した構造になっている。ま
た、各下部コア6の真上に上部コア8が位置するととも
に、各下部コア6および上部コア8の途中にこれら下部
コア6および上部コア8が光学的に結合される多モード
導波路コア2を形成して多モード導波路2aを構成する
ものである。
【0083】従って、本実施形態4の積層型多モード干
渉光カプラは、図12に示すように、4本の入力導波路
部1a〜1dと4本の出力導波路部3a〜3dが多モー
ド導波路コア2で光学的に接続された構成の多モード干
渉光カプラとなる。
【0084】多モード導波路のコア部の断面と入出力導
波路のコア断面との関係については、実施形態1と同様
である。すなわち、本実施形態では多モード導波路のコ
アの断面が入出力導波路コアの断面に丁度重なり、且
つ、包含するようになっているが、所望の結合率が得ら
れるのであれば必ずしも重なり、且つ包含せずに一部重
なるあるいは内包するようになっていてもよい。
【0085】本実施形態4の多モード干渉光カプラも前
記各実施形態の多モード干渉光カプラと同様な効果を奏
することになる。
【0086】以上本発明を実施形態に基づき具体的に説
明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでは
ない。例えば、積層導波路数はコアが2層になる2層コ
ア構造について説明したが、層数は更に多くても本発明
の適用は可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更し得ることはいうまでもな
い。
【0087】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0088】(1)本発明によれば、積層構造を有する
光導波路において、上下の導波路の結合を多モード導波
路を用いる積層型多モード干渉光カプラとすることで、
作製誤差があっても所望の結合率が得られる結合器(多
モード干渉光カプラ)が実現出来る。
【0089】(2)更に、上下の光導波路間の結合がな
い積層導波路において、本発明の積層型多モード干渉光
カプラを適用することで、自由度の高い導波路レイアウ
トが確保でき、集積度の高い光回路が実現することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である積層
型多モード干渉光カプラの構成を示す模式的平面図であ
る。
【図2】本実施形態1の積層型多モード干渉光カプラの
各部の断面を示す断面図である。
【図3】本実施形態1の積層型多モード干渉光カプラの
作製において、下部クラッド層,下部コア,中間クラッ
ド層および上部コア形成層を形成する工程1乃至工程3
の各断面図である。
【図4】本実施形態1の積層型多モード干渉光カプラの
作製において、多モード導波路,上部コアおよび上部ク
ラッド層を形成する工程4乃至工程7の各断面図であ
る。
【図5】本実施形態1の積層型多モード干渉光カプラの
他の作製方法において、多モード導波路,上部コアおよ
び上部クラッド層を形成する工程4乃至工程7の各断面
図である。
【図6】本実施形態1の積層型多モード干渉光カプラに
おける多モード導波路長に対する結合率を示すグラフで
ある。
【図7】本発明の他の実施形態(実施形態2)である積
層型多モード干渉光カプラを示す模式的平面図である。
【図8】本実施形態2の積層型多モード干渉光カプラの
各部の断面を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態(実施形態3)である積
層型多モード干渉光カプラの構成を示す模式的平面図で
ある。
【図10】本実施形態3の積層型多モード干渉光カプラ
の各部の断面を示す断面図である。
【図11】本実施形態2の積層型多モード干渉光カプラ
における多モード導波路長に対する結合率を示すグラフ
である。
【図12】本発明の他の実施形態(実施形態4)である
積層型多モード干渉光カプラの構成を示す模式的平面図
である。
【図13】本実施形態4の積層型多モード干渉光カプラ
の各部の断面を示す断面図である。
【図14】従来の積層型方向性結合器の構成を示す模式
的平面図である。
【図15】従来の積層型方向性結合器の各部の断面を示
す断面図である。
【図16】従来の積層型方向性結合器の中間クラッド層
厚に対する結合率を示すグラフである。
【符号の説明】
1a〜1d…入力導波路部、2…多モード導波路コア、
2a…多モード導波路、3a〜3d…出力導波路部、4
…基板(シリコン基板)、5…クラッド層(下部クラッ
ド層)、6…コア(下部コア)、7…クラッド層(中間
クラッド層)、8…コア(上部コア)、9…クラッド層
(上部クラッド層)、10a,10b…曲がり導波路部
分、11a,11b…曲がり導波路部分、12…上部コ
ア形成層、13…多モード導波路用溝、14…多モード
導波路用ガラス層、15…第二の上部クラッド層、16
…結合領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姫野 明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA12 LA11 PA01 PA24 QA04 TA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一面上にクラッド層,コアを複数
    回繰り返して形成して複数の光導波路を形成するととも
    に前記各コアが光学的な結合が行われる結合領域を有す
    るように構成した多モード干渉光カプラであって、前記
    各光導波路のコアは前記結合領域において各コア間のク
    ラッド層を貫通して設けられた多モード導波路コアに接
    続されていることを特徴とする多モード干渉光カプラ。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの入力導波路部及び前記
    基板面からの距離が相互に異なる少なくとも二つの出力
    導波路部または前記基板面からの距離が相互に異なる少
    なくとも二つの入力導波路部及び少なくとも一つの出力
    導波路部と、前記入力導波路部と出力導波路部の間に配
    置された前記結合領域とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の多モード干渉光カプラ。
  3. 【請求項3】 前記結合領域から外れたコアは相互に光
    学的に結合しない距離だけ離れた位置にあることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の多モード干渉光
    カプラ。
  4. 【請求項4】 前記導波路はガラス導波路で構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載の多モード干渉光カプラ。
  5. 【請求項5】 基板の一面上にクラッド層,コアを複数
    回繰り返して形成して複数の光導波路を形成するととも
    に前記各コアが光学的な結合が行われる結合領域を有す
    るように形成する多モード干渉光カプラの製造方法であ
    って、前記結合領域は所定のクラッド層とこのクラッド
    層に重なるコア形成層または所定のコアとこのコアに重
    なるクラッド層もしくは複数のクラッド層に亘って溝を
    形成した後前記溝にコアを形成する材質を埋め込むこと
    によって前記結合領域としての多モード導波路コアを形
    成することを特徴とする多モード干渉光カプラの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記溝にガラスを埋め込んで前記多モー
    ド導波路コアを形成することを特徴とする請求項5に記
    載の多モード干渉光カプラ。
JP13033699A 1999-05-11 1999-05-11 多モード干渉光カプラおよびその製造方法 Pending JP2000321454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13033699A JP2000321454A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 多モード干渉光カプラおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13033699A JP2000321454A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 多モード干渉光カプラおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000321454A true JP2000321454A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15031942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13033699A Pending JP2000321454A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 多モード干渉光カプラおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000321454A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266482A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fujitsu Ltd 光スイッチング素子とその製造方法、及び光スイッチング素子の制御方法
JP2015194585A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日本電信電話株式会社 光結合構造
US11275210B1 (en) * 2018-12-07 2022-03-15 PsiQuantum Corp. Waveguide couplers for multi-mode waveguides
CN114384629A (zh) * 2020-10-21 2022-04-22 格芯(美国)集成电路科技有限公司 偏振不灵敏定向耦合器
US11391890B1 (en) 2019-05-15 2022-07-19 PsiQuantum Corp. Multi-mode spiral delay device
US11635570B1 (en) 2019-02-08 2023-04-25 PsiQuantum Corp. Multi-mode multi-pass delay

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266482A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fujitsu Ltd 光スイッチング素子とその製造方法、及び光スイッチング素子の制御方法
JP2015194585A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日本電信電話株式会社 光結合構造
US11275210B1 (en) * 2018-12-07 2022-03-15 PsiQuantum Corp. Waveguide couplers for multi-mode waveguides
US11714329B1 (en) * 2018-12-07 2023-08-01 PsiQuantum Corp. Waveguide couplers for multi-mode waveguides
US11635570B1 (en) 2019-02-08 2023-04-25 PsiQuantum Corp. Multi-mode multi-pass delay
US11391890B1 (en) 2019-05-15 2022-07-19 PsiQuantum Corp. Multi-mode spiral delay device
US11789205B1 (en) 2019-05-15 2023-10-17 PsiQuantum Corp. Multi-mode spiral delay device
CN114384629A (zh) * 2020-10-21 2022-04-22 格芯(美国)集成电路科技有限公司 偏振不灵敏定向耦合器
CN114384629B (zh) * 2020-10-21 2023-12-19 格芯(美国)集成电路科技有限公司 偏振不灵敏定向耦合器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1237019B1 (en) Optical coupling between optical wiring substrates
US8538213B2 (en) SSC chip, fiber array attached with SSC, PLC module attached with SSC and method for manufacturing SSC
JP2000321452A (ja) 光導波路素子及び光導波路素子の製造方法
JP2003207684A (ja) 光結合器及びその製造方法
JP2006525556A (ja) 面外導波路を使用する低損失光導波路クロスオーバ
JP2000321454A (ja) 多モード干渉光カプラおよびその製造方法
JP4263027B2 (ja) 導波路型光信号処理器
JP4114791B2 (ja) 積層光導波路
JPH095549A (ja) 光回路及びその作製方法
JP3149088B2 (ja) 光導波回路
TW200405048A (en) Polarization-insensitive planar lightwave circuits and method for fabricating the same
JP2007163825A (ja) 導波路型熱光学回路
JP2013041146A (ja) 波長選択性多モード干渉導波路デバイス
KR20010022120A (ko) 광소자 제조방법 및 그 광소자
JP2002062446A (ja) 積層型層間光方向性結合器およびその製造方法
JPH0763934A (ja) 光導波回路
JP2011170123A (ja) 光導波路交差構造
JP4415038B2 (ja) 偏波回転素子
US20230280524A1 (en) Optical Waveguide Device and Method for Manufacturing the Same
JP7401824B2 (ja) 光導波路部品およびその製造方法
US20220413220A1 (en) Optical waveguides and methods for producing
JP3083015B2 (ja) 導波路型光分岐結合素子
JP3214544B2 (ja) 平面型光導波路
JPH05289121A (ja) 導波型光分岐素子
JP3783924B2 (ja) 積層型層間光方向性結合器の製造方法