JP2002055288A5 - - Google Patents

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JP2002055288A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 光スイッチ装置、及び光スイッチ
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)反射面を有する光反射要素と、
(b)前記反射面が第1の位置と第2の位置で移動させることができるように反射要素を動かす移動機構と、
(c)平面であり、その表面に少なくとも第1及び第2の導波路を納められるようになっている第1及び第2の導波路位置合わせ溝を有する基板とからなり、
前記導波路は、一方が入力導波路で他方が出力導波路であり、それぞれの導波路は、シングルモード導波路で、かつ前記導波路の端部に視準レンズ部が直接結合された構成でなることを特徴とする光スイッチ装置。
【請求項2】 前記シングルモード導波路がシングルモード光ファイバーであり、前記視準レンズが前記シングルモード光ファイバーの端部に結合したマルチモード光ファイバーでなり、前記マルチモード光ファイバーがステップインデックス部分とグレーディッドインデックス部分を有することを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ装置。
【請求項3】 前記シングルモード導波路がシングルモード光ファイバーであり、前記視準レンズが所定の長さで、前記シングルモード光ファイバーと融着結合された端部を有するマルチモード光ファイバーの部分であり、
前記マルチモード光ファイバーの部分が所定長のステップインデックスマルチモード光ファイバーで、一端がシングルモード光ファイバーと融着結合され、他端が前記端部より離れて前記マルチモード光ファイバーレンズの一部を形成するグレーディッドインデックス光ファイバー部分に結合している、ことを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ装置。
【請求項4】 前記反射要素が前記第1の位置と前記第2の位置の間を動くようになっていて、
前記反射面が前記第1の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合され、反射面が前記第2の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合しないようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ装置。
【請求項5】 (a)反射面を有する光反射要素と、
(b)前記反射面が、入力導波路からの光が反射要素を経て出力導波路に結合している第1の位置と入力導波路からの光が反射要素を経て出力導波路に結合しない第2の位置との間を、移動できるようにする移動機構と、
(c)平面であり、その表面に少なくとも第1及び第2の導波路を納められるようになっている第1及び第2の導波路位置合わせ溝を有し、前記導波路は一方が入力導波路で他方が出力導波路であり、それぞれの導波路はシングルモード導波路であり、関連する導波路の端部に直接取り付けられている別の視準レンズ部を有している基板と、からなることを特徴とする光スイッチ装置。
【請求項6】 前記導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーであり、前記視準レンズが前記シングルモード光ファイバーの端部に結合されたマルチモード光ファイバーであることを特徴とする請求項5に記載の光スイッチ装置。
【請求項7】 前記マルチモード光ファイバーがシングルモード光ファイバーの端部に融着結合されていることを特徴とする請求項6に記載の光スイッチ装置。
【請求項8】 前記マルチモード光ファイバーがグレーディッドインデックス光ファイバーであることを特徴とする請求項6に記載の光スイッチ装置。
【請求項9】 前記マルチモード光ファイバーがステップインデックス部分とグレーディッドインデックス部分を有することを特徴とする請求項6に記載の光スイッチ装置。
【請求項10】 前記マルチモード光ファイバー視準レンズが結合されているシングルモード光ファイバーと同じ外径であることを特徴とする請求項6に記載の光スイッチ装置。
【請求項11】 前記導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーであり、前記視準レンズがシングルモード導波路を形成するシングルモード光ファイバーの端部に結合されたマルチモード光ファイバーであり、前記基板がシングルモード光ファイバーと視準レンズを一緒に納める溝を持つことを特徴とする請求項5に記載の光スイッチ装置。
【請求項12】 前記シングルモード導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーであり、前記視準レンズのそれぞれが所定長のマルチモード光ファイバーの独立した部分であり、前記入力シングルモード光ファイバーの端部に融着結合された前記マルチモード光ファイバーの第1端面と、第1端面とは離れて第2端面を有してことを特徴とする請求項5に記載の光スイッチ装置。
【請求項13】 前記マルチモード光ファイバーの独立した部分が所定長のステップインデックスマルチモード光ファイバーであり、ステップインデックスマルチモード光ファイバーがシングルモード光ファイバーの端部に融着結合された第1端面と、第1端面とは離れて第2端面を有することを特徴とする請求項12に記載の光スイッチ装置。
【請求項14】 前記シングルモード導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーで、前記視準レンズのそれぞれは所定長のマルチモード光ファイバーの独立した部分で、入力シングルモード光ファイバーの端部に融着結合された前記マルチモード光ファイバーの第1端面と、第1端面とは離れて第2端面を有する光スイッチ装置において、
前記マルチモード光ファイバーの独立した部分が所定長のステップインデックスマルチモード光ファイバーであり、
前記ステップインデックスマルチモード光ファイバーがシングルモード光ファイバーの端部に融着結合された第1端面と、第1端面とは離れて前記マルチモード光ファイバー視準レンズ部分を構成するグレイデッドインデックス光ファイバー部分に結合する第2端面を有していることを特徴とする請求項5に記載の光スイッチ装置。
【請求項15】 スイッチ基板、
前記基板に取り付けられた複数の導波路、
シングルモード導波路、シングルモード導波路端部にある視準レンズからなる導波路、
アクチュエーター及び各導波路から放射された光を選択的に反射する反射面とからなり、前記反射面が前記第1の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合され、前記反射面が前記第2の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合しないようになって、
前記アクチュエーターは、前記反射面が前記第1の位置と前記第2の位置の間を動けるように作動していることを特徴とする光スイッチ。
【請求項16】 前記スイッチ基板には複数の溝が刻まれ、前記溝の中には視準レンズ部分を有する導波路が配置されていることを特徴とする請求項15に記載の光スイッチ。
【請求項17】 前記導波路それぞれの視準レンズがマルチモード光ファイバーであることを特徴とする請求項15に記載の光スイッチ。
【請求項18】 前記マルチモードファイバーがグレーディッドインデックス光ファイバーであることを特徴とする請求項17に記載の光スイッチ。
【請求項19】 前記マルチモードファイバー視準レンズがステップインデックス部とグレーディッドインデックス部を有することを特徴とする請求項17に記載の光スイッチ。
【請求項20】 前記導波路それぞれにある前記視準レンズが関連したシングルモード光ファイバーの端部に融着結合されていることを特徴とする請求項15に記載の光スイッチ。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光スイッチに関するものであり、特に光ファイバー視準レンズアセンブリを使用したシングルモード光スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光スイッチは光通信網の中で一般的に使用されていて、光信号をあるパスから別のパスに切り換えるものである。本発明が目的とする光スイッチのひとつの形は、導波路すなわち光ファイバーがスイッチ内で終端するものであり、スイッチ本体では、鏡素子が可動になっていて、入力光ファイバーからの光信号パスを一つ以上の出力光ファイバーへ転送している。代表的な光スイッチがAT&Tに譲渡されたBlonderの米国特許第4,932,745号で開示されている。この第4,932,745号特許では光スイッチ装置は光路の外又は光路の中のどちらかに位置していて入力及び出力光ファイバーの間で光信号を反射させる鏡を有している。そこでは、スイッチ装置は、第1、第2、第3、及び第4の光ポートを有して、これら第1、第2、第3、及び第4の光ポートは、シリコン基板ベースに刻まれた、あるいはその他の方法で形成された溝のそれぞれに配置された第1、第2、第3及び第4の光ファイバーセグメントそれぞれの近接端に形成されている。
【0003】
スイッチ装置はさらに、第1、第2、第3及び第4の視準レンズレットを有し、これら第1、第2、第3及び第4の視準レンズレットは、第1の光ファイバーから出て第2の光ファイバー、あるいは第3もしくは第4の光ファイバーに入る光ビームを視準するためのものである。これらの光ビームは、光源(図示なし)から公知の方法で集められる。鏡は前平面反射面を有し、またそれに平行な後平面反射面等の別の反射面を有することもある。
【0004】
上記の通り、前述の光スイッチ装置は、光スイッチアセンブリを形成するために、シリコン基板上に組み込むことができる。この光スイッチ装置は、例えば図1、2、5にある光スイッチ20内で使用される。例として、図5では電磁気の作用により動く機構12を描いており、鏡14(通常スプリング16によって偏倚している)がスプリングを介して動き、入力導波路18aを進む光信号を切り換えている。
【0005】
特に、図1によると、基板20は、主平面22を有し、その上に第1、第2、第3及び第4の導波路の位置合わせ溝24a、24b、24c及び24dが(光ファイバー18a、18b、18c及び18dをそれぞれ受け入れるように)形成されている。レンズ位置合わせ凹部26a、26b、26c、26dは、例えば、ピラミッド形で、導波路溝24a〜24d(図1参照)それぞれの端部にあり、ボール型視準レンズ28(図2参照)が入るようになっている。これにより入射光ビーム18a又は出射光ビーム18dを視準している。簡単な光ビームスイッチング装置では、入射光ファイバー18aより入射光が視準レンズ28を通った後に、鏡14により反射させて直線上にない出力ファイバー18dに送り、鏡14が反射する位置にないときは直線上の出力ファイバー18cに送り出す。図示したスイッチ設計は2×2のスイッチ構成であるが、本発明は1×1、1×2及び他の高度マトリックススイッチ構成にも応用される。
【0006】
光線は、光ファイバー18a、18bから対応する視準レンズ28を通って視準され、受取ファイバー18c、18dに伝送されるので、光ファイバーが納められる溝24a−24dと視準レンズが入れられる凹部26a−26dは、高度な位置合わせを行ない、寸法の変差の結果起きる挿入損失をなくすように機械加工することが極めて重要である。
【0007】
これまでの光ファイバーが納められる溝24a−24dと視準レンズが入れられる凹部26a−26d間にある寸法変差は充分満足のいくものではないから、比較的大きな芯線径(例えば50ミクロン芯線)のマルチモードファイバーとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シングルモード光ファイバー(例えば、シングルモード光ファイバーの芯線は通常8−10ミクロンである)ではマルチモード光ファイバーよりも芯線が小さいので、マルチモード光スイッチに許容される光ファイバーが納められる溝24a−24dと視準レンズが入れられる凹部26a−26dの間の寸法変差が、シングルモード光スイッチには受け入れられず、挿入損失は許容範囲を超えて高くなる。
図2より、視準レンズ径、視準レンズポケット寸法、光ファイバー径、V字溝寸法に原因する4つの寸法変差があるり、これらの寸法のうち一つだけでも許容寸法から外れると、システム全体に位置合わせ不良を引き起こす。
従って、本発明の目的は、シングルモード光スイッチの設計を改良して挿入損失を低くすることであり、挿入損失を低く維持しつつ、シングルモード光スイッチを改良することである。
さらなる別の目的は、1×1、1×2、及び2×2スイッチ構成で挿入損失が0.3dBと低いシングルモード光スイッチを設計することである。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、寸法公差の小さいシングルモード光スイッチを製造することである。
本発明は、複数の異なるシングルモード導波路間の光信号の方向を変える反射要素を利用した光スイッチに関する。シングルモード導波路は、光スイッチ基板に取り付けられ、少なくとも一つが入力導波路で、が出力導波路である発明によると、各導波路は、それぞれ別の視準レンズ部を有して、導波路の端面に直接取り付けられて、光スイッチ基板の中にそれぞれ視準レンズを取り付けるときに起こる寸法変差及び位置合わせ不良をなくすことができる、という利点が得られる。
【0010】
シングルモード光ファイバーに視準レンズアセンブリを直接融着した光ファイバースイッチは、許容できる低さの挿入損失、m個の入力光ファイバー/n個の出力光ファイバーを有することができ、1×1、1×2、2×2スイッチ構成、さらに高次のマトリックススイッチ構成が実現できる。複数の導波路が、スイッチ基板に形成された溝に、それと同じ溝に形成された対応する視準レンズと共に配置され、寸法変差を引き起こす恐れのある視準レンズ受入ポケットを使用しないので、挿入損失は最小限に維持される。好ましい実施態様では、各視準レンズは、シングルモード光ファイバーの端部に取り付けられたマルチモード光ファイバーである。結合は、融着によるのが好ましい。マルチモード光ファイバー視準レンズは、シングルモード光ファイバー端部に直接融着されたステップインデックス部を有するグレーディッドインデックスマルチモード光ファイバーである。
【0011】
本発明によるファイバー視準レンズアセンブリは、短い光ファイバー(例えば、グレーディッドインデックス、あるいはグレーディッドインデックスとステップインデックスで、シングルモード光ファイバーの端部に融着されるので、光スイッチの寸法を小さくすることができ、多数のスイッチが回路基盤に取り付けられ、小さい筐体に配置することができるようになる。このことは電気通信及びデータ通信業界にとって極めて重要である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決する請求項1は光スイッチ装置に係り、(a)反射面を有する光反射要素と、(b)反射面が第1の位置と第2の位置で移動させることができるように反射要素を動かす移動機構と、(c)平面であり、その表面に少なくとも第1及び第2の導波路を納められるようになっている第1及び第2の導波路位置合わせ溝を有する基板とからなり、導波路は、一方が入力導波路で他方が出力導波路であり、それぞれの導波路は、シングルモード導波路で、かつ導波路の端部に視準レンズ部が直接結合された構成でなるっている。
請求項2は光スイッチ装置に係り、請求項1において、シングルモード導波路がシングルモード光ファイバーであり、視準レンズがシングルモード光ファイバーの端部に結合したマルチモード光ファイバーでなり、マルチモード光ファイバーがステップインデックス部分とグレーディッドインデックス部分を有している。
請求項3は光スイッチ装置に係り、請求項1において、シングルモード導波路がシングルモード光ファイバーであり、視準レンズが所定の長さで、シングルモード光ファイバーと融着結合された端部を有するマルチモード光ファイバーの部分であり、マルチモード光ファイバーの部分が所定長のステップインデックスマルチモード光ファイバーで、一端がシングルモード光ファイバーと融着結合され、他端が前記の端部より離れてマルチモード光ファイバーレンズの一部を形成するグレーディッドインデックス光ファイバー部分に結合している。
請求項4は光スイッチ装置に係り、請求項1において、反射要素が第1の位置と第2の位置の間を動くようになっていて、反射面が第1の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合され、反射面が第2の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合しないようになっている。
請求項5は光スイッチ装置に係り、(a)反射面を有する光反射要素と、(b)反射面が、入力導波路からの光が反射要素を経て出力導波路に結合している第1の位置と入力導波路からの光が反射要素を経て出力導波路に結合しない第2の位置との間を、移動できるようにする移動機構と、(c)平面であり、その表面に少なくとも第1及び第2の導波路を納められるようになっている第1及び第2の導波路位置合わせ溝を有し、導波路は一方が入力導波路で他方が出力導波路であり、それぞれの導波路はシングルモード導波路であり、関連する導波路の端部に直接取り付けられている別の視準レンズ部を有している基板と、からなっている。
請求項6は光スイッチ装置に係り、請求項5において、導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーであり、視準レンズがシングルモード光ファイバーの端部に結合されたマルチモード光ファイバーである。
請求項7は光スイッチ装置に係り、請求項6において、マルチモード光ファイバーがシングルモード光ファイバーの端部に融着結合されている。
請求項8は光スイッチ装置に係り、請求項6において、マルチモード光ファイバーがグレーディッドインデックス光ファイバーである。
請求項9は光スイッチ装置に係り、請求項6において、マルチモード光ファイバーがステップインデックス部分とグレーディッドインデックス部分を有している。
請求項10は光スイッチ装置に係り、請求項6において、マルチモード光ファイバー視準レンズが結合されているシングルモード光ファイバーと同じ外径である。
請求項11は光スイッチ装置に係り、請求項5において、導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーであり、視準レンズがシングルモード導波路を形成するシングルモード光ファイバーの端部に結合されたマルチモード光ファイバーであり、基板がシングルモード光ファイバーと視準レンズを一緒に納める溝を持っている。
請求項12は光スイッチ装置に係り、請求項5において、シングルモード導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーであり、視準レンズのそれぞれが所定長のマルチモード光ファイバーの独立した部分であり、入力シングルモード光ファイバーの端部に融着結合されたマルチモード光ファイバーの第1端面と、第1端面とは離れて第2端面を有している。
請求項13は光スイッチ装置に係り、請求項12において、マルチモード光ファイバーの独立した部分が所定長のステップインデックスマルチモード光ファイバーであり、ステップインデックスマルチモード光ファイバーがシングルモード光ファイバーの端部に融着結合された第1端面と、第1端面とは離れて第2端面を有している。
請求項14は光スイッチ装置に係り、シングルモード導波路のそれぞれがシングルモード光ファイバーで、視準レンズのそれぞれは所定長のマルチモード光ファイバーの独立した部分で、入力シングルモード光ファイバーの端部に融着結合されたマルチモード光ファイバーの第1端面と、第1端面とは離れて第2端面を有する請求項5の光スイッチ装置において、マルチモード光ファイバーの独立した部分が所定長のステップインデックスマルチモード光ファイバーであり、ステップインデックスマルチモード光ファイバーがシングルモード光ファイバーの端部に融着結合された第1端面と、第1端面とは離れてマルチモード光ファイバー視準レンズ部分を構成するグレイデッドインデックス光ファイバー部分に結合する第2端面を有している。
請求項15は光スイッチに係り、スイッチ基板、基板に取り付けられた複数の導波路、シングルモード導波路、シングルモード導波路端部にある視準レンズからなる導波路、アクチュエーター及び各導波路から放射された光を選択的に反射する反射面とからなり、反射面が第1の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合され、反射面が第2の位置にあるとき光が入力導波路と出力導波路が反射要素を経て結合しないようになって、アクチュエーターは、反射面が第1の位置と第2の位置の間を動けるように作動している。
請求項16は光スイッチに係り、請求項15において、スイッチ基板には複数の溝が刻まれ、溝の中には視準レンズ部分を有する導波路が配置されている。
請求項17は光スイッチに係り、請求項15において、導波路それぞれの視準レンズがマルチモード光ファイバーである。
請求項18は光スイッチに係り、請求項17において、マルチモードファイバーがグレーディッドインデックス光ファイバーである。
請求項19は光スイッチに係り、請求項17において、マルチモードファイバー視準レンズがステップインデックス部とグレーディッドインデックス部を有している。
請求項20は光スイッチに係り、請求項15において、導波路それぞれにある視準レンズが関連したシングルモード光ファイバーの端部に融着結合されている。
【0013】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図3は代表的な2×2光スイッチベースアセンブリ50の図である。この図では、微細加工されたシリコンスイッチ基板ベース52が使用され、4つのシングルモード光ファイバー54a、54b、54c及び54dが、移動鏡56と協働できるように配置されている。視準レンズアセンブリ60は、入射および出射光ファイバー54a〜54dのそれぞれと関連し、それぞれのシングルモードファイバー62の端面に直接結合されて(図4参照)、その結果寸法変差を小さく、挿入損失を低くする構造となっている。
【0014】
図5には、本発明のシングルモード光スイッチベースアセンブリ50を組み入れることが可能な光ファイバースイッチ10の代表例を示しており、電磁アクチュエータ12を有している。シングルモードファイバー54a〜54cを保持しているスイッチ部分は、シリコンスイッチ基板52であり、図3に図示されている。ここでは、電磁アクチュエータ12の使用を例として挙げたが、他のタイプのものを光スイッチと組み合わせて使用することができる。本発明は、シングルモード光ファイバー54a〜54c、従ってシングルモードコリメーターを利用するシングルモード光スイッチと共に使用することが好ましい。マルチモード光ファイバーと共に使用されてもよいが、寸法変差が原因の問題がより顕著であるシングルモード光ファイバーと共に使用すると本発明の利点がより生かされて実現できる。
【0015】
光ファイバースイッチ10は、電磁アクチュエータ12を有している。電磁アクチュエータ12は、印加された電気信号方向転換するように反射要素56を動かす役割をする。電磁アクチュエータ12は、強磁性の芯線と芯線の周りに巻き取られるワイヤコイルからなる電磁石でなるものが、特に好ましい。これは、コイル電気信号(例えば、電圧)印加すると磁場強度が作り出され、芯線の近くに配置されて強磁性材料に覆われた反射要素56の少なくとも一部分が誘導場が存在する芯線に引きよせられることによるものである。他のタイプのアクチュエータを使用することもできる。
【0016】
上述の通り、本発明は、シングルモード光ファイバーの端面上にマルチモード光ファイバーの一部分を直接融着して、これを視準レンズとして使用している。
本発明の実施の形態では、多くのタイプのマルチモード光ファイバーが利用でき、例えば、ステップインデックスマルチモード光ファイバーと、グレーディッドインデックスマルチモード光ファイバーがある。当業界で公知の通り、「ステップインデックス」は、屈折率nの芯線領域と、屈折率nのクラッド領域〔ここで、n >n 〕からなるファイバーのことを指していて、これら2つの領域のインデックス間に明確に限定された「ステップ」が存在する。
【0017】
一方、グレーディッドインデックスファイバーは、異なる屈折率を有するガラスを、光ファイバー中に同心円層を形成し、クラッドして、ステップインデックスファイバーよりも屈折率が緩やかに変化する光ファイバーとして定義される。
ステップインデックスファイバー及びグレーディッドインデックスマルチモード光ファイバー部は、ここに参考としたEmkey他の米国特許第4,701,011号又はThual他の米国特許第6,041,483号又はP.Chanclou他(France Telecom、CNET、DTD/PIH)による「光学相互接続装置用ファイバーリボン上の集団微細光学部品」に開示されたようなタイプであってもよい。
グレーディッドインデックス部64,66は対応するシングルモード光ファイバー62の端面に取り付けられて、所望の視準効果を出している。すなわち、光ビームをシングルモード光ファイバーからグレーディッドインデックス部へ拡大し、微細光学部品の端面でのスポットサイズを最適化し、グレーディッドインデックス部をシングルモードにしている。ここで、シリカ部は、光ファイバーを最適な位置に維持する役割をしている。グレーディッドインデックス部64,66それぞれの長さは、前述の文献を参考にして選択される。
【0018】
上記に従って構成されたシングルモード光スイッチは、モノリシックアクチュエータ/ミラー構造が、従来の電磁アクチュエーターに代って使用できる。従来のアクチュエーター/ミラー機構は、許される電圧と電流で動けるのは、50−75μであったが、本発明の光ファイバーレンズの組み合わせは、これまでの視準レンズによって作り出された視準ビーム径よりも小さい視準ビーム径を作り出すことが可能になる。
【0019】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、シングルモード光スイッチの設計を改良して挿入損失を少なくすることができ、許容範囲内の低い挿入損失を維持しつつ、高度マトリックススイッチ設計を構成するためにシングルモードコリメーターを利用するシングルモード光スイッチを改良することができる。さらに、1×1、1×2、及び2×2スイッチ構成に対して0.3dBの低い挿入損失を有するシングルモード光スイッチを設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来の光スイッチに使用される基板ベースの図であり、光ファイバー及び視準レンズアセンブリが配置される前の状態である。
【図2】
図1の基板ベースの上に、光ファイバー及び視準レンズが配置された図である。
【図3】
本発明の実施の形態に係る光スイッチの基板ベースの斜視図である。
【図4】
シングルモード光ファイバーとそれに取り付けられたマルチモード光ファイバーレンズ間のインターフェースの平面図である。
【図5】
代表的な光スイッチ装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 光ファイバースイッチ
12 電磁アクチュエータ
50 光バイパススイッチベースアセンブリ
52 シリコンスイッチ基板
54a、b、c、d 光ファイバー
56 反射要素
60 視準レンズアセンブリ
62 シングルモード光ファイバー
64、66 グレーディッドインデックス部
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