JPH08162895A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
- Publication number
- JPH08162895A JPH08162895A JP29542294A JP29542294A JPH08162895A JP H08162895 A JPH08162895 A JP H08162895A JP 29542294 A JP29542294 A JP 29542294A JP 29542294 A JP29542294 A JP 29542294A JP H08162895 A JPH08162895 A JP H08162895A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- pattern
- acoustic wave
- surface acoustic
- wave device
- Prior art date
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- Pending
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾性表面波装置における櫛型電極の電極指間
放電を抑制する。 【構成】 本発明による弾性表面波装置は、圧電性及び
焦電性を有する基板上に櫛型電極を備える電極パターン
が複数個形成された弾性表面波装置において、前記複数
個の電極パターンの面積が互いに等しいことを特徴とす
るものである。
放電を抑制する。 【構成】 本発明による弾性表面波装置は、圧電性及び
焦電性を有する基板上に櫛型電極を備える電極パターン
が複数個形成された弾性表面波装置において、前記複数
個の電極パターンの面積が互いに等しいことを特徴とす
るものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、映像機器や通信機器等
に用いられる弾性表面波装置に関するものである。
に用いられる弾性表面波装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】映像機器や通信機器等に用いられる弾性
表面波装置においては、圧電性を有する基板上に、櫛型
電極、入出力端子電極、中継電極等のパターンが形成さ
れている。
表面波装置においては、圧電性を有する基板上に、櫛型
電極、入出力端子電極、中継電極等のパターンが形成さ
れている。
【０００３】ところが、前記圧電性基板は焦電性も有す
ることが多いため、製造工程中の加熱工程、すなわち、
弾性表面波装置をケースに入れて接着剤を塗布し、該接
着剤を約１５０℃で硬化させる工程等において、基板上
に形成された電極パターンに電荷が蓄積し、互いに対向
する櫛型電極の電極指間で放電が起こり、該電極指が損
傷することがある。
ることが多いため、製造工程中の加熱工程、すなわち、
弾性表面波装置をケースに入れて接着剤を塗布し、該接
着剤を約１５０℃で硬化させる工程等において、基板上
に形成された電極パターンに電荷が蓄積し、互いに対向
する櫛型電極の電極指間で放電が起こり、該電極指が損
傷することがある。
【０００４】この問題を解決するための手段として、電
極パターン上に強固な絶縁性保護膜を形成することが考
えられるが、該絶縁性保護膜を形成する工程や入出力端
子電極上の絶縁性保護膜を除去する工程が余分に必要と
なり、工数増、コスト高となる。
極パターン上に強固な絶縁性保護膜を形成することが考
えられるが、該絶縁性保護膜を形成する工程や入出力端
子電極上の絶縁性保護膜を除去する工程が余分に必要と
なり、工数増、コスト高となる。
【０００５】また、特開平６−２９７７０号公報には、
前記櫛型電極や入出力端子電極や中継電極以外に放電端
子電極を設け、該放電端子電極部で積極的に放電を起こ
させることにより、櫛型電極部における放電を防ぐ技術
が開示されているが、実際には、必ずしも放電端子電極
部のみで放電が起こるとは限らない。
前記櫛型電極や入出力端子電極や中継電極以外に放電端
子電極を設け、該放電端子電極部で積極的に放電を起こ
させることにより、櫛型電極部における放電を防ぐ技術
が開示されているが、実際には、必ずしも放電端子電極
部のみで放電が起こるとは限らない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、弾性表面波
装置における上述のような電極指間放電の問題を解決し
ようとするものである。
装置における上述のような電極指間放電の問題を解決し
ようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による弾性表面波
装置は、圧電性及び焦電性を有する基板上に櫛型電極を
備える電極パターンが複数個形成された弾性表面波装置
において、前記複数個の電極パターンの面積が互いに等
しいことを特徴とするものである。
装置は、圧電性及び焦電性を有する基板上に櫛型電極を
備える電極パターンが複数個形成された弾性表面波装置
において、前記複数個の電極パターンの面積が互いに等
しいことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】焦電性を有する基板上に形成された電極パター
ンには、その面積に比例した電荷が蓄積されるので、複
数個の電極パターンの面積が互いに異なると、各電極パ
ターンの間に電位差が生じ、該電極パターン同士が互い
に近接する櫛型電極の電極指対向部で放電が起こる。こ
れに対して、各電極パターンを等面積にすれば等電位と
なり、放電は起こらない。
ンには、その面積に比例した電荷が蓄積されるので、複
数個の電極パターンの面積が互いに異なると、各電極パ
ターンの間に電位差が生じ、該電極パターン同士が互い
に近接する櫛型電極の電極指対向部で放電が起こる。こ
れに対して、各電極パターンを等面積にすれば等電位と
なり、放電は起こらない。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【００１０】図１は、本発明実施例による弾性表面波装
置の平面図であり、該弾性表面波装置は、圧電性及び焦
電性を有する基板１０の上に、櫛型電極１１、端子電極
１２、中継電極１３、ダミー電極１４がつながった第１
の電極パターンと、櫛型電極２１、２１’、２１”、端
子電極２２、中継電極２３がつながった第２の電極パタ
ーンと、櫛型電極３１、端子電極３２、中継電極３３が
つながった第３の電極パターンと、櫛型電極４１、端子
電極４２、中継電極４３がつながった第４の電極パター
ンとが配されたものである。
置の平面図であり、該弾性表面波装置は、圧電性及び焦
電性を有する基板１０の上に、櫛型電極１１、端子電極
１２、中継電極１３、ダミー電極１４がつながった第１
の電極パターンと、櫛型電極２１、２１’、２１”、端
子電極２２、中継電極２３がつながった第２の電極パタ
ーンと、櫛型電極３１、端子電極３２、中継電極３３が
つながった第３の電極パターンと、櫛型電極４１、端子
電極４２、中継電極４３がつながった第４の電極パター
ンとが配されたものである。
【００１１】図１に示した弾性表面波装置においては、
第２の電極パターンが３個の櫛型電極２１、２１’、２
１”を備えて大面積となっているため、第１の電極パタ
ーンについてはダミー電極１４を設けることにより、第
３、第４の電極パターンについては端子電極３２、４２
の面積を大きくすることにより、第１、第２、第３、第
４の電極パターンの面積を互いに等しくしている。な
お、中継電極１３、２３、３３、４３の幅や長さを変え
ることにより、各電極パターンの面積を調整してもよ
い。
第２の電極パターンが３個の櫛型電極２１、２１’、２
１”を備えて大面積となっているため、第１の電極パタ
ーンについてはダミー電極１４を設けることにより、第
３、第４の電極パターンについては端子電極３２、４２
の面積を大きくすることにより、第１、第２、第３、第
４の電極パターンの面積を互いに等しくしている。な
お、中継電極１３、２３、３３、４３の幅や長さを変え
ることにより、各電極パターンの面積を調整してもよ
い。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、弾性表面波装置におけ
る電極指間放電が激減する。
る電極指間放電が激減する。
【図１】本発明実施例による弾性表面波装置の平面図で
ある。
ある。
１０ 基板 １１、２１、３１、４１ 櫛型電極 １２、２２、３２、４２ 端子電極 １３、２３、３３、４３ 中継電極 １４ ダミー電極
Claims (1)
- 【請求項１】 圧電性及び焦電性を有する基板上に櫛型
電極を備える電極パターンが複数個形成された弾性表面
波装置において、前記複数個の電極パターンの面積が互
いに等しいことを特徴とする弾性表面波装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29542294A JPH08162895A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29542294A JPH08162895A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08162895A true JPH08162895A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17820408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29542294A Pending JPH08162895A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08162895A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100437496B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2004-06-25 | 주식회사 케이이씨 | 표면 탄성파 필터 |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP29542294A patent/JPH08162895A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100437496B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2004-06-25 | 주식회사 케이이씨 | 표면 탄성파 필터 |
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