JPH08162463A - 熱処理方法およびその処理装置 - Google Patents

熱処理方法およびその処理装置

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JPH08162463A
JPH08162463A JP30588394A JP30588394A JPH08162463A JP H08162463 A JPH08162463 A JP H08162463A JP 30588394 A JP30588394 A JP 30588394A JP 30588394 A JP30588394 A JP 30588394A JP H08162463 A JPH08162463 A JP H08162463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
wafer
radiation thermometer
measured
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP30588394A
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English (en)
Inventor
Masaru Matsushima
勝 松島
Yukihiro Kiyota
幸弘 清田
Yutaka Kaneko
金子  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ランプ4により加熱されるウエハ3の裏面側に
は、放射温度計6が設置され、この測定値は温度調節器
8と制御開始信号出力器11に入力される。加熱開始時
は定電流源10の信号により、所定の電力が供給される
が、放射温度計6の測定値が予め設定した制御開始温度
を2回越えた時点で制御開始信号出力器11が働き、リ
レー9が切り替わり、温度調節器8の信号によりランプ
4の出力が制御される。 【効果】制御開始タイミングを、放射温度計の測定値が
制御開始温度を2回越えた時とするため、正確な制御開
始タイミングを把握することができる。また、急速加熱
時にもむだ時間のない直線的な加熱が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置におけ
るウエハの加熱処理に係り、特に、急速加熱時の正確な
温度制御方法およびその半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置におけるウエハの温度計
測方法の一つに、測定対象の放射エネルギを測定するこ
とでその温度を知る放射温度計がある。放射温度計は使
用する測定波長により、温度測定範囲が限られている。
特に室温から測定を行う場合は5μm以上の長い波長を
用いる必要があり、応答速度や測定精度を犠牲にするこ
とになる。しかし、実際には室温から温度制御をする必
要はなく、プロセスを行う温度、例えば500℃から制
御ができれば良いため、短波長の温度計を用いることも
多い。したがって、測定不可能な低温度領域では制御方
法の工夫が必要になる。例えば、従来の温度制御方法と
して、特開昭62−98722 号公報に記載されるように、温
度測定値が所定の制御開始温度に達するまでは一定出力
の加熱を行い、それ以降は目標温度に従い制御する方法
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1μm以上の
波長領域においては測定対象であるウエハの透過率は、
そのウエハが持つ温度によって大きく変動をする。その
ため、ランプなどの加熱源を用いた構成でウエハの温度
を測定した場合、加熱開始直後は加熱源の放射光、ある
いはチャンバ壁面による反射光がウエハを透過してしま
い、図3に示すように実温度14と放射温度計の測定値
15の間で、測定誤差を生じる。
【0004】したがって、a点で制御開始を行うべきな
のに、従来の制御方法ではb点で制御開始温度16を越
えることにより、制御開始のタイミングが異なってしま
う。そのため、正確な温度制御が行えないという問題が
生じる。また、加熱開始タイミングを時間で設定する
と、a点を越えていまい、ムダ時間を生じることにな
り、急速加熱には不向となってしまう。
【0005】本発明の目的は急速加熱時にもウエハ温度
を正確に管理することができる半導体製造装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は従来のウエハ温度制御方法にかわって、図
3のa点で制御開始を行うため、加熱開始時は一定もし
くは所定の出力で加熱を行い、放射温度計の測定値があ
らかじめ設定した制御開始温度を2回越えた時点で制御
を開始する。
【0007】
【作用】本発明によれば制御開始のタイミングを正確に
把握できるため、直線的な温度上昇が可能となる。ま
た、比較器などの簡単な回路構成からなる制御開始信号
出力器を作ることにより、市販の温度調節器とリレーな
どを用いて制御が行える。また、様々な種類の薄膜が形
成されたウエハを処理する際にも、ウエハ毎に異なる透
過率の影響は、制御性に関しては問題ない。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す不純物拡散装置
の説明図である。図において、石英ガラスで構成された
プロセスチャンバ1内には、石英ガラス製のサセプタ2
によりウエハ3が支持され、プロセスチャンバ1の外か
らハロゲンランプ4により加熱される。ウエハ3の裏面
側に温度測定用の石英ガラス窓5を設けておき、この窓
を通してプロセスチャンバ1の外から放射温度計6でウ
エハ3の温度を測定する。放射温度計6の測定波長は
0.9μm にピークを持つもので、最低測定温度は50
0℃である。測定されたウエハ3の温度測定値はパソコ
ン7に取り込まれる。パソコン7では、ウエハ3の温度
が目標値に追従するようサイリスタ13を駆動し、ラン
プ4に電力を供給する。
【0009】不純物拡散時には、材料ガスおよびキャリ
アガスをプロセスチャンバ1内に導入しておき、室温状
態のウエハ3を処理温度である1000℃まで一気に加
熱を行う。加熱開始時は一定の出力でウエハ3の加熱を
行うが、室温のウエハ3は放射温度計6の測定波長に対
して透明であるため、ランプ4の放射光が透過すること
により温度測定値は800℃以上を示す。加熱開始後、
ウエハ3の実温度が350℃を越えると不透明になるた
め、放射温度計6の測定値は最低測定温度の500℃ま
で下がる。そして、ウエハ3の実温度が500℃を越え
ると放射温度計6の測定値と一致する。したがって、制
御開始温度を505℃に設定し、放射温度計6の測定値
がこの設定値を2回越えるときをパソコン7で検出する
ことにより、制御開始タイミングを把握することができ
る。本方法により、急速加熱時にも、むだ時間のない高
精度な温度制御が可能となった。
【0010】図2は本発明の他の実施例を示す温度制御
システムの説明図である。これは図1のパソコン7の代
わりに、市販の温度調節器8,リレー9,定電流源10
を用いて構成したものである。図において、制御開始信
号出力器11には、制御開始温度の設定用ボリューム1
2が具備されており、この設定値と放射温度計6の測定
値を比較し、実施例1と同様な条件で制御開始信号を出
力する機能を有している。この制御開始信号によりリレ
ー9が働き、サイリスタ13の駆動は温度調節器8から
の制御信号で行われる。また、この制御開始信号出力器
11は複数個の入力端子を有しており、多チャンネルの
温度制御にも使用することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の熱処理方法では、温度制御開始
タイミングを正確に把握することができるので、高精度
なウエハの温度制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す不純物拡散装置の説明
図。
【図2】本発明の他の実施例を示す温度制御システムの
説明図。
【図3】従来および本発明の熱処理方法を実施したとき
の温度測定値の一例を示す測定図。
【符号の説明】
3…ウエハ、4…ハロゲンランプ、6…放射温度計、8
…温度調節器、9…リレー、10…定電流源、11…制
御開始信号出力器、12…設定用ボリューム、13…サ
イリスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射温度計を用いてウエハの温度を測定
    し、温度調節器により前記ウエハの温度が所望の温度に
    なるよう加熱手段の出力を制御する熱処理方法におい
    て、加熱開始時は所定の出力で加熱を行い、前記放射温
    度計の測定値が制御開始設定温度を2回以上越えた時点
    で温度制御を開始することを特徴とする熱処理方法。
  2. 【請求項2】加熱手段と、前記加熱手段によって加熱さ
    れるウエハと、前記ウエハの温度を測定する放射温度計
    と、前記加熱手段の出力を調節する温度調節器とを含む
    熱処理装置において、加熱開始時は所定の出力で加熱を
    行い、前記放射温度計の測定値が制御開始設定温度を2
    回以上越えた時点で温度制御を開始する機能を備えるこ
    とを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記放射温度計の測定
    値が制御開始設定温度を2回以上越える時を、パソコン
    を用いて検出する熱処理装置。
JP30588394A 1994-12-09 1994-12-09 熱処理方法およびその処理装置 Pending JPH08162463A (ja)

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JP (1) JPH08162463A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999040497A1 (fr) * 1998-02-03 1999-08-12 Komatsu Ltd. Regulateur de temperature pour appareil de chauffage a separation de zones
JP2001168051A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Toshiba Ceramics Co Ltd 半導体基板の昇降温制御方法とその装置
JP2008288598A (ja) * 2007-05-20 2008-11-27 Applied Materials Inc 制御されたアニーリング方法

Cited By (4)

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