JPH08162217A - 半嵌合防止手段を有する電気コネクタ装置 - Google Patents

半嵌合防止手段を有する電気コネクタ装置

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JPH08162217A
JPH08162217A JP33064094A JP33064094A JPH08162217A JP H08162217 A JPH08162217 A JP H08162217A JP 33064094 A JP33064094 A JP 33064094A JP 33064094 A JP33064094 A JP 33064094A JP H08162217 A JPH08162217 A JP H08162217A
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electric connector
lock
fitting
connector
electrical connector
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JP33064094A
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Minoru Sano
稔 佐野
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Molex LLC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】電気コネクタ装置の嵌合,半嵌合を確認でき良
好な接続性と信頼性を得ることを目的とする。 【構成】一方の電気コネクタHのハウジング2の一側に
は固定ロック手段が形成され、その他側には可動ロック
手段が形成され、さらに、他方の電気コネクタRのハウ
ジング22の一側には固定ロック手段を受けるロック受
けが形成されており、その他側には可動ロック手段を受
けるロック受けが形成される。一方の電気コネクタHの
固定ロック手段を他方の電気コネクタRのロック受けに
嵌合させ、この嵌合部を支点として一方の電気コネクタ
Hを回動することにより、他側の可動ロック手段と他方
の電気コネクタRの他側のロック受けを嵌合させたと
き、可動ロック手段とロック受けがロックした時に完全
嵌合となり、ロックされないときに半嵌合となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端子を有する一
方の電気コネクタと、この一方の電気コネクタに対して
嵌合する複数の端子を有する他方の電気コネクタによっ
て構成される電気コネクタ装置に係り、さらに詳しく
は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合,
半嵌合を容易に確認でき、一方の電気コネクタと他方の
電気コネクタの嵌合を確実にし、良好な接続性と信頼性
を有する電気コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、各種電気使用機器・装置の
接続の為に電気コネクタ装置が使用されているものであ
り、上記電気コネクタ装置は、複数の端子を有する一方
の電気コネクタと、この一方の電気コネクタに対して嵌
合する複数の端子を有する他方の電気コネクタより構成
され、その使用目的や使用箇所に応じて、多種多様な形
状に成され、その端子数も様々である。
【0003】そして、上記電気コネクタ装置は、自動車
のエンジン等の電気制御装置に於ける各種機器・装置間
の接続にも広く使用されているものであり、上記電気コ
ネクタ装置を自動車のエンジン等の電気制御装置に使用
した場合、上記電気コネクタ装置の接続不良等の不具合
の発生は、自動車の安全な運行の妨げとなものであるの
で、電気コネクタ装置を構成する一方の電気コネクタと
他方の電気コネクタの嵌合をより確実なものとすると共
に、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタが容易に
外れてしまうことのない良好な接続性と信頼性を有する
電気コネクタ装置が求められ、その要請に応えて様々な
提案がなされているものである。
【0004】そして、上記電気コネクタ装置の一方の電
気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合と接続を確実に
し、良好な接続性と信頼性を得る為の手段として、一方
の電気コネクタと他方の電気コネクタを嵌合させた際に
係合するロックアームと係合片より成るロック手段が提
案されており、上記ロック手段は、一方の電気コネクタ
に設けられた係合突起を有するロックアームと、他方の
電気コネクタに設けられた係合片より成るものであり、
上記一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合に
伴いロックアームの係合突起と係合片が係合し、一方の
電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合状態を維持さ
せるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、電気コネクタ装置を構成する一方の電気コネクタと
他方の電気コネクタの良好な接続性と信頼性を得る為に
ロック手段が用いられているものであるが、上記ロック
手段は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌
合状態、即ち、一方の電気コネクタのハウジングと他方
の電気コネクタのハウジングとの嵌合状態を維持させる
為のものであり、上記一方の電気コネクタと他方の電気
コネクタの各々に配設された複数の端子の接続状態を良
好にする目的で形成されておらず、たとえ、外観上では
一方の電気コネクタと他方の電気コネクタが嵌合してい
たとしても、一方の電気コネクタの複数の端子と他方の
電気コネクタの複数の端子が接続しているとは限らず、
電気コネクタ装置を構成する一方の電気コネクタと他方
の電気コネクタに於ける接続性と信頼性は必ずしも十分
なものではなかった。
【0006】
【発明の目的】よって、本発明の目的とする所は、上述
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、電気コネクタ装置を構成する一方の電気コネクタと
他方の電気コネクタの嵌合を確実にし、しかも、良好な
接続性と信頼性を得ることのできる電気コネクタ装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、複数の
端子1を有するハウジング2より成る一方の電気コネク
タHと、この一方の電気コネクタHに対して嵌合する複
数の端子21を有するハウジング22より成る他方の電
気コネクタRより構成される電気コネクタ装置に於て、
上記一方の電気コネクタHのハウジング2の一側には固
定ロック手段3が形成されていると共に、その他側には
可動ロック手段4が形成され、さらに、上記他方の電気
コネクタRのハウジング22の一側には上記固定ロック
手段3を受ける為のロック受け23が形成されていると
共に、その他側には上記可動ロック手段4を受ける為の
ロック受け24が形成され、しかも、上記一方の電気コ
ネクタHの一側に形成された固定ロック手段3を、上記
他方の電気コネクタRの一側に形成されたロック受け2
3に嵌合させ、この嵌合部を支点として上記一方の電気
コネクタHを回動Mすることによって、上記一方の電気
コネクタHの他側に形成された可動ロック手段4と上記
他方の電気コネクタRの他側に形成されたロック受け2
4を嵌合させた時、上記可動ロック手段4とロック受け
24がロックした時に完全嵌合となり、ロックされない
時に半嵌合となる位置に上記可動ロック手段3とロック
受け23が形成され、上記可動ロック手段3とロック受
け23のロック状態によって一方の電気コネクタHと他
方の電気コネクタRの嵌合,半嵌合の振り分けを行うこ
とを特徴とする半嵌合防止手段を有する電気コネクタで
ある。
【0008】
【作用】本発明は、上記技術的手段より成り、電気コネ
クタ装置を構成する一方の電気コネクタHの一側に固定
ロック手段3を形成すると共に、その他側に可動ロック
手段4を形成し、他方の電気コネクタRの一側に上記固
定ロック手段3を受ける為のロック受け23を形成する
と共に、その他側に上記可動ロック手段4を受ける為の
ロック受け24を形成し、しかも、上記一方の電気コネ
クタHの一側に形成された固定ロック手段3を、上記他
方の電気コネクタRの一側に形成されたロック受け23
に嵌合させ、この嵌合部を支点として上記一方の電気コ
ネクタHを回動Mし、上記一方の電気コネクタHの他側
に形成された可動ロック手段4と上記他方の電気コネク
タRの他側に形成されたロック受け24を嵌合させた
時、上記可動ロック手段4とロック受け24がロックし
た時に完全嵌合(ハウジング2,22間の嵌合のみなら
ず複数の端子1,21間の接続が確実に行われた状態)
となり、ロックされない時に半嵌合となる位置に上記可
動ロック手段3とロック受け23が形成されているもの
であり、上記可動ロック手段3とロック受け23のロッ
ク状態によって一方の電気コネクタHと他方の電気コネ
クタRの嵌合,半嵌合の振り分けを行うことができるも
のであるので、一方の電気コネクタHと他方の電気コネ
クタRの嵌合,半嵌合の確認を容易に行うことが可能と
なり、一方の電気コネクタHと他方の電気コネクタRの
嵌合を確実なものにすることができ、一方の電気コネク
タHと他方の電気コネクタRによって構成される電気コ
ネクタ装置に於ける良好な接続性と信頼性を得ることが
できるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。図1に示した様に、本発明の半嵌合防止
手段を有する電気コネクタ装置は、一方の電気コネクタ
装置Hと他方の電気コネクタ装置Rによって構成される
ものであり、本実施例では、一方の電気コネクタHとし
てヘッダー電気コネクタを、他方の電気コネクタRとし
てリセプタクル電気コネクタを示したものである。
【0010】そして、上記一方の電気コネクタHである
ヘッダー電気コネクタは、図2,図3,図4に示した様
に、複数の端子1と複数の端子1を配設したハウジング
2より成るものであって、上記ハウジング2の一側及び
他側には、他方の電気コネクタRであるリセプタクル電
気コネクタを嵌合保持する為の固定ロック手段3及び可
動ロック手段4が形成されているものであり、上記固定
ロック手段3は、ロック突起5より成り、上記可動ロッ
ク手段4は、ロック突起6を有するロックアーム7より
成り、上記ロックアーム7は、軸13を支点として回動
可能に軸支されていると共に、スプリング14によって
弾性的に保持されているものである。
【0011】そして、上記一方の電気コネクタHである
ヘッダー電気コネクタのハウジング2に配設された複数
の端子1は、その一端を他方の電気コネクタRであるリ
セプタクル電気コネクタの複数の端子21に接続するコ
ンタクト部10、他端をプリント回路基板等に接続する
テール部9として成されているものであって、上記コン
タクト部10は、上記端子1の一端を折り曲げることに
よって構成され、適度な弾性を有して他方の電気コネク
タRの端子21に接続するものであり、また、上記ハウ
ジング2の底面17には、一方の電気コネクタHをプリ
ント回路基板等に実装する際の位置決めを行う為の位置
決めピン11が設けられているものである。
【0012】そして、上記他方の電気コネクタRである
リセプタクル電気コネクタは、図5,図6,図7に示し
た様に、複数の端子21と複数の端子21を配設したハ
ウジング22より成るものであって、上記ハウジング2
2の一側及び他側には、一方の電気コネクタHであるヘ
ッダー電気コネクタの固定ロック手段3及び可動ロック
手段4のロック突起5,6を受ける為のロック受け2
3,24としてロック穴25,26が形成されているも
のであり、上記ロック受け24として形成されたロック
穴26は、上記一方の電気コネクタHであるヘッダー電
気コネクタの可動ロック手段4のロック突起6とがほぼ
同形に形成され、ロック突起6とロック穴26が完全に
嵌合した状態の時のみロックする様に構成され、それ以
外の状態、即ち、半嵌合状態ではロックされないもので
あり、この嵌合,半嵌合をより明確に振り分ける為に、
上記一方の電気コネクタHのロック突起6の先端には円
弧面8が形成されているものである。
【0013】そして、上記他方の電気コネクタRである
リセプタクル電気コネクタのハウジング22に配設され
た複数の端子21は、ワイヤーケーブル27の端部に接
続されたターミナル28によって構成されるものであ
り、上記ターミナル28は、ハウジング22に形成され
たターミナル挿入空間36に挿入されると共に、ターミ
ナル保持片37とターミナルストッパ38によって位置
決めされ、さらに、上記ターミナル挿入空間36にリテ
ーナ29を挿入することにより、ハウジング22に対し
てワイヤーケーブル27とターミナル28が保持・固定
されてるものである。
【0014】そして、上記一方の電気コネクタHと他方
の電気コネクタRの各々に形成された固定ロック手段3
とロック受け23及び可動ロック手段4とロック受け2
4によって本発明の電気コネクタ装置に於ける半嵌合防
止手段が構成されるものであり、上記固定ロック手段3
とロック受け23及び可動ロック手段4とロック受け2
4は、上記一方の電気コネクタHに形成された固定ロッ
ク手段3を、他方の電気コネクタRに形成されたロック
受け23に嵌合させ、この嵌合部を支点として一方の電
気コネクタHを回動Mすることによって、一方の電気コ
ネクタHに形成された可動ロック手段4と電気コネクタ
Rに形成されたロック受け24を嵌合させた時、上記可
動ロック手段4とロック受け24がロックした時が完全
嵌合、ロックされない時が半嵌合となる位置に形成され
ており、上記可動ロック手段4とロック受け24のロッ
ク状態によって一方の電気コネクタHと他方の電気コネ
クタRの嵌合,半嵌合の振り分けを行うことができるも
のである。
【0015】さらに、上記一方の電気コネクタHである
ヘッダー電気コネクタと他方の電気コネクタRであるリ
セプタクル電気コネクタには、上記半嵌合防止手段によ
って完全に嵌合した一方の電気コネクタHと他方の電気
コネクタRとを、嵌合した状態で保持することができる
本ロック手段32とそのロック受け15が形成されてい
るものであり、上記本ロック手段32は、他方の電気コ
ネクタRの他側に形成されているものであって、ロック
アーム支持部34によって支持されたロック突起33を
有するロックアーム34によって構成され、上記ロック
受け15は、一方の電気コネクタHの他側に形成された
係合片16より成るものである。
【0016】次に、上記構成に基づき本発明の半嵌合防
止手段を有する電気コネクタ装置の使用例を説明する。
本発明の電気コネクタ装置は、一方の電気コネクタHと
他方の電気コネクタR(本実施例ではヘッダー電気コネ
クタとリセプタクル電気コネクタ)を互いに嵌合させ、
各々に配設された複数の端子1,21を接続させること
によって、各種電気使用機器・装置間の接続を行うもの
であり、上記ヘッダー電気コネクタをプリント回路基板
等(図示せず)に実装し、リセプタクル電気コネクタを
ワイヤーケーブル27に接続したて使用する場合を示し
た。
【0017】そして、上記一方の電気コネクタHである
ヘッダー電気コネクタと他方の電気コネクタRであるリ
セプタクル電気コネクタの接続は、先ず、図8,図9に
示した様に、一方の電気コネクタHの一側に形成された
固定ロック手段3であるロック突起5を上記他方の電気
コネクタRの一側に形成されたロック受け23であるロ
ック穴25に嵌合させ、次いで、上記固定ロック手段3
であるロック突起5とそれに対応するロック受け23で
あるロック穴25とが嵌合した嵌合部を支点として上記
一方の電気コネクタHを回動Mさせる。
【0018】そして、上記ロック突起5とロック穴25
の嵌合部を支点として他方の電気コネクタRを回動Mさ
せることにより、上記他方の電気コネクタRに配設され
た複数の端子21が、その一側から他側に向かって順々
に一方の電気コネクタHに配設された複数の端子1に接
続していくものであり、この時、上記他方の電気コネク
タRの端子21のターミナル28は、一方の電気コネク
タHの端子1のコンタクト部10を押し上げながら接続
されるものであり、上記一方の電気コネクタHの端子1
のコンタクト部10と他方の電気コネクタRの端子21
のターミナル28が完全に嵌合した状態に至るまでは、
一方の電気コネクタHの端子1のコンタクト部10が他
方の電気コネクタRの端子21のターミナル28を押し
戻すこととる。
【0019】そして、上記一方の電気コネクタHの端子
1コンタクト部10が他方の電気コネクタRの端子21
のターミナル28を押し戻す力に抗して、他方の電気コ
ネクタRを回動Mし、一方の電気コネクタHの端子1の
コンタクト部10と他方の電気コネクタRの端子21の
ターミナル28をすべて嵌合させた際に、上記一方の電
気コネクタHの他側に形成された可動ロック手段4のロ
ック突起6と上記他方の電気コネクタRの他側に形成さ
れたロック受け24であるロック穴26が嵌合するもの
であり、上記一方の電気コネクタHの端子1のコンタク
ト部10と他方の電気コネクタRの端子21のターミナ
ル28のすべてが確実に嵌合している場合には、一方の
電気コネクタHが他方の電気コネクタRを押し戻す力が
生じず、上記可動ロック手段4のロック突起6とロック
受け24であるロック穴26がロックされ、上記一方の
電気コネクタHの端子1のコンタクト部10と他方の電
気コネクタRの端子21のターミナル28のすべてが確
実に嵌合していない場合には、一方の電気コネクタHが
他方の電気コネクタRを押し戻す力が生じており、上記
可動ロック手段4のロック突起6とロック受け24であ
るロック穴26がロックされないものであり、この上記
可動ロック手段4のロック突起6とロック受け24であ
るロック穴26のロック状態によって一方の電気コネク
タHと他方の電気コネクタRの嵌合,半嵌合の振り分け
を行うことができるものである。
【0020】そして、上記一方の電気コネクタHに対し
他方の電気コネクタRが完全に嵌合し、可動ロック手段
4のロック突起6とロック受け24であるロック穴26
がロックした際には、本ロック手段32のロック突起3
3がこれに対応するロック受け15である係合片16に
係合し、一方の電気コネクタHと他方の電気コネクタR
の嵌合を確実に保持し、電気コネクタ装置の接続性と信
頼性を良好に維持できるものであり、上記一方の電気コ
ネクタHに対し他方の電気コネクタRが完全に嵌合して
いない場合には、可動ロック手段4のロック突起6とロ
ック受け24であるロック穴26がロックせず、容易に
半嵌合状態であることが確認でき、一方の電気コネクタ
Hと他方の電気コネクタRを半嵌合のまま保持・固定し
てしまうことが防止され、より良好な接続性と信頼性を
得ることができるものである。
【0021】さらに、上記一方の電気コネクタHにはガ
イド突起12が形成され、他方の電気コネクタRには上
記ガイド突起12が嵌合するガイド溝30が形成されて
いると共に、一方の電気コネクタHのハウジング2をガ
イドするガイド片31が形成されているので、一方の電
気コネクタHと他方の電気コネクタRの嵌合をより正確
に行うことができるものである。
【0022】そして、上記一方の電気コネクタHと他方
の電気コネクタRの嵌合を解除する場合は、本ロック手
段32を成すロックアーム34の終端39を押し、ロッ
ク突起33とこれに対応するロック受け15である係合
片16との係合を解除し、嵌合時の回動Mの方向とは逆
の方向に他方の電気コネクタRを回動させることによっ
て容易に行うことができ、一方の電気コネクタH及び他
方の電気コネクタRに必要以上の力が働かないので、電
気コネクタ装置を損傷してしまう等の不具合が防止され
るものである。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、電気コネ
クタ装置を構成する一方の電気コネクタの及び他方の電
気コネクタに形成された固定ロック手段と可動ロック手
段及びそれらに対応するロック受けにより、一方の電気
コネクタに形成された可動ロック手段と他方の電気コネ
クタに形成されたロック受けを嵌合させた時のロック状
態によって一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの
嵌合,半嵌合の振り分けを行うことができるものである
ので、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌
合,半嵌合の確認を容易に行うことが可能となり、一方
の電気コネクタと他方の電気コネクタの半嵌合を可及的
になくすことができ、良好な接続性と信頼性を有した一
方の電気コネクタと他方の電気コネクタによって構成さ
れる電気コネクタ装置を提供することができるものであ
る。
【0024】そして、請求項2によると、一方の電気コ
ネクタと他方の電気コネクタは、固定ロック手段とそれ
に対応するロック受けとしてロック突起とロック穴を有
し、可動ロック手段とそれに対応するロック受けとして
ロック突起を有するロックアームとロック穴を有するも
のであり、上記ロック突起とロック穴及びロック突起を
有するロックアームとロック穴の形成は、容易に行うこ
とができるので、一方の電気コネクタと他方の電気コネ
クタの嵌合,半嵌合の確認を容易に行うことができ、よ
って、良好な接続性と信頼性を有した一方の電気コネク
タと他方の電気コネクタによって構成される電気コネク
タ装置をより低コストで提供することができるものであ
る。
【0025】そして、請求項3によると、上記一方の電
気コネクタに形成された可動ロック手段のロック突起
に、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合,
半嵌合を振り分ける為の円弧面が形成されているので、
ロック突起のロック穴に対する嵌合及び離脱がスムーズ
になり、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタが完
全に嵌合した状態以外、即ち、半嵌合の状態ではロック
突起がロック穴から容易に離脱することとなり、一方の
電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合,半嵌合の振
り分けがより明確なものとなり、嵌合,半嵌合の確認を
容易に行え、よって、より良好な接続性と信頼性を有す
る電気コネクタ装置を提供できるものである。
【0026】さらに、請求項4によると、一方の電気コ
ネクタと他方の電気コネクタより成る電気コネクタ装置
は、嵌合,半嵌合を振り分ける固定ロック手段と可動ロ
ック手段及びそれらが嵌合するロック受けに加え、上記
一方の電気コネクタと他方の電気コネクタが嵌合した状
態を保持することができる本ロック手段とそのロック受
けを有するものであるので、より確実に一方の電気コネ
クタと他方の電気コネクタの嵌合を維持することがで
き、しかも、上記本ロック手段は、他方の電気コネクタ
に形成されたロック突起を有するロックアームによって
構成され、上記ロック受けは、一方の電気コネクタに形
成された係合片より成るものであるので、その構造が簡
易であると共に、その形成は容易であり、確かな接続性
と信頼性を有する電気コネクタ装置を容易に提供するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半嵌合防止手段を有する電気コネクタ
装置を示す平面図である。
【図2】電気コネクタ装置を成すヘッダー電気コネクタ
を示す一部断面を含む平面図である。
【図3】ヘッダー電気コネクタの正面図である。
【図4】図2に於けるA−A’線に沿う断面図である。
【図5】電気コネクタ装置を成すリセプタクル電気コネ
クタを示す平面図である。
【図6】リセプタクル電気コネクタの正面図である。
【図7】図5に於けるB−B’線に沿う断面図である。
【図8】電気コネクタ装置に於ける固定ロック手段を嵌
合させた状態を示す一部断面を含む平面図である。
【図9】図8に於けるC−C’線に沿う断面図である。
【図10】電気コネクタ装置に於ける可動ロック手段が
嵌合・ロックされた状態を示す一部断面を含む平面図で
ある。
【図11】図10に於けるD−D’線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
H 一方の電気コネクタ(ヘッダー電気コネクタ) R 他方の電気コネクタ(リセプタクル電気コネクタ) 1,21 端子 2,22 ハウジング 3 固定ロック手段 4 可動ロック手段 5,6,33 ロック突起 7,34 ロックアーム 8 円弧面 15,23,24 ロック受け 16 係合片 25,26 ロック穴 32 本ロック手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子1を有するハウジング2より
    成る一方の電気コネクタHと、この一方の電気コネクタ
    Hに対して嵌合する複数の端子21を有するハウジング
    22より成る他方の電気コネクタRより構成される電気
    コネクタ装置に於て、 上記一方の電気コネクタHのハウジング2の一側には固
    定ロック手段3が形成されていると共に、その他側には
    可動ロック手段4が形成され、さらに、上記他方の電気
    コネクタRのハウジング22の一側には上記固定ロック
    手段3を受ける為のロック受け23が形成されていると
    共に、その他側には上記可動ロック手段4を受ける為の
    ロック受け24が形成され、しかも、上記一方の電気コ
    ネクタHの一側に形成された固定ロック手段3を、上記
    他方の電気コネクタRの一側に形成されたロック受け2
    3に嵌合させ、この嵌合部を支点として上記一方の電気
    コネクタHを回動Mすることによって、上記一方の電気
    コネクタHの他側に形成された可動ロック手段4と上記
    他方の電気コネクタRの他側に形成されたロック受け2
    4を嵌合させた時、上記可動ロック手段4とロック受け
    24がロックした時に完全嵌合となり、ロックされない
    時に半嵌合となる位置に上記可動ロック手段4とロック
    受け24が形成され、上記可動ロック手段4とロック受
    け24のロック状態によって一方の電気コネクタHと他
    方の電気コネクタRの嵌合,半嵌合の振り分けを行うこ
    とを特徴とする半嵌合防止手段を有する電気コネクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記一方の電気コネクタHの一側に形成
    された固定ロック手段3と上記他方の電気コネクタRの
    一側に形成されたロック受け23は、ロック突起5とロ
    ック穴25とによって構成され、さらに、上記一方の電
    気コネクタHの他側に形成された可動ロック手段4と上
    記他方の電気コネクタRの他側に形成されたロック受け
    24は、ロック突起6を有するロックアーム7とロック
    穴26とによって構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の半嵌合防止手段を有する電気コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 上記一方の電気コネクタHの他側に形成
    された可動ロック手段4のロック突起6には一方の電気
    コネクタHと他方の電気コネクタRの嵌合,半嵌合を振
    り分ける為の円弧面8が形成されていることを特徴とす
    る請求項1,請求項2記載の半嵌合防止手段を有する電
    気コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 上記一方の電気コネクタHと他方の電気
    コネクタRより成る電気コネクタ装置は、嵌合,半嵌合
    を振り分ける固定ロック手段3と可動ロック手段4及び
    それらが嵌合するロック受け23,24に加え、上記一
    方の電気コネクタHと他方の電気コネクタRが嵌合した
    状態を保持することができる本ロック手段32とそのロ
    ック受け15を有するものであり、上記本ロック手段3
    2は、他方の電気コネクタRの他側に形成されたロック
    突起33を有するロックアーム34によって構成され、
    上記ロック受け15は、一方の電気コネクタHの他側に
    形成された係合片16より成ることを特徴とする請求項
    1,請求項2,請求項3記載の半嵌合防止手段を有する
    電気コネクタ装置。
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