JPH08162137A - 燃料電池システム及びその起動方法 - Google Patents

燃料電池システム及びその起動方法

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JPH08162137A
JPH08162137A JP6331947A JP33194794A JPH08162137A JP H08162137 A JPH08162137 A JP H08162137A JP 6331947 A JP6331947 A JP 6331947A JP 33194794 A JP33194794 A JP 33194794A JP H08162137 A JPH08162137 A JP H08162137A
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JP
Japan
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converter
fuel cell
reformer
reformed gas
burner
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Application number
JP6331947A
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English (en)
Inventor
Osamu Tajima
収 田島
Atsuhiro Funabashi
淳浩 船橋
Shigeru Sakamoto
滋 坂本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転化器昇温用ヒータを用いることなく、起動
時において、転化器を短時間で昇温することのできる燃
料電池システム及びその起動方法を提供することを目的
とする。 【構成】 燃料電池システムの起動時において、スター
トバーナ7が発生した熱により、燃料電池5が昇温する
と共に、スチーム発生器8はスタートアップバーナ7の
熱によってスチームを発生する。発生したスチームが配
管64、スチームセパレータ10、配管62を通ってコ
イル管46へ送給されることによって転化器4が昇温す
る。また、改質器バーナ30の熱によって改質器3が昇
温すると共に、改質器3から高温の改質ガスが転化器4
に送られることにより、転化器4は内部から加熱されて
昇温する。そして、転化器4から送出されるガスは、配
管59を通じて改質器バーナ30に燃料として供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池本体,改質
器、転化器等を備える燃料電池システム及びその起動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガス、メタノール、ナフサ等の燃料
ガス原料を用いて発電を行う燃料電池システムにおいて
は、スチームと混合した燃料ガス原料を触媒反応を通し
て改質することにより水素主成分の改質ガスを生成する
改質器と、この改質ガスと空気中の酸素とを電気科学的
に反応させて発電する燃料電池本体とを備えている。
【0003】また、通常、都市ガス中には微量の硫黄が
含まれているので、改質器に燃料ガス原料を供給する前
に硫黄成分を除去する脱硫器や、改質装置によって生成
された改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に転化する
転化器を備えており、燃料電池本体には、脱硫器、改質
装置、転化器を経た改質ガスが供給されるようになって
いる。
【0004】このような燃料電池システムの運転時にお
いては、通常、改質器は改質器バーナの燃焼熱によって
所定の運転温度(700〜800℃程度)に保たれ、転
化器は、改質器からの高温の改質ガスによる加熱と水な
どで冷却することによって所定の運転温度(180〜2
50℃程度)に保たれ、燃料電池本体は、発電に伴う発
熱と水又は空気の冷却によって所定の運転温度(190
〜200℃程度)に保たれながら運転されるようになっ
ている。
【0005】ところで、燃料電池システムの起動時にお
いて、改質器は改質器バーナによって比較的短時間で所
定の運転温度に昇温させることができ、燃料電池本体
は、スタートアップバーナを設置することによって比較
的短時間で所定の運転温度に昇温させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、転化器の昇温
は、一般的に昇温用ヒータを転化器に設置して行ってい
たが、燃料電池システムの発電可能電力を同じかそれ以
上の電力を必要とする昇温用ヒータを用いても所定の運
転温度まで転化器を昇温させるのに、通常、2〜3時間
程度かかっていた。このため、燃料電池システムの起動
時間が長びくと共に、昇温用ヒータへの電力供給が発電
能力と比べて大きすぎるという問題があった。
【0007】また、本発明者等が特願平6−30702
において示した燃料電池用改質システムにおいては、転
化器を改質器の外周面に沿って設けて、改質器の外周面
からの伝熱によって転化器を加熱できるようになってい
るが、このような転化器においても、起動時において、
改質器からの伝熱で転化器を昇温させるのに時間が長く
かかるという問題があった。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み、転化器
昇温用ヒータを用いることなく、起動時において、転化
器を短時間で昇温することのできる燃料電池システム及
びその起動方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の燃料電池システムは、燃料ガス原料
を水素主成分の改質ガスに改質する改質器と、改質器で
生成された改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に転化
する転化器と、転化器で転化された改質ガスを燃料とし
て発電を行う燃料電池本体と、起動時に燃料電池本体を
昇温させるための熱を発生するスタートアップバーナ
と、スタートアップバーナの熱によってスチームを発生
させるスチーム発生手段と、起動時、発生したスチーム
で転化器を昇温するために転化器周囲へスチームを送給
する配管と、を備えることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の燃料電池システム
は、改質器バーナによって加温しながら燃料ガス原料を
触媒反応することにより水素主成分の改質ガスに改質す
る改質器と、改質器で生成された改質ガス中の一酸化炭
素を二酸化炭素に転化する転化器と、転化器で転化され
た改質ガスを燃料として発電を行う燃料電池本体と、改
質器,転化器,燃料電池本体にまたがって配設された改
質ガスを流通させるための配管と、を備えた燃料電池シ
ステムにおいて、転化器と燃料電池本体との間の改質ガ
スの配管部分に設けられた流路切換手段と、起動時にお
いては、転化器から送出される改質ガスを改質器バーナ
に燃料として供給するよう第1の状態に、起動時経過後
の運転時には前記改質ガスを燃料電池本体に供給する第
2の状態に流路切換手段を切換えるよう制御する制御手
段とを備えることを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の燃料電池システム
は、改質器から転化器を経由して燃料電池本体へと改質
ガス配管が配され、改質器バーナによって加温された改
質器内触媒に燃料ガス原料を供給して改質した後、転化
器で改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に転化し、転
化後の改質ガスを燃料電池本体に供給し、また燃料電池
本体は、起動時にスタートアップバーナの発生する熱に
よって昇温する構成とされた燃料電池システムにおい
て、スタートアップバーナに付設するスチーム発生手段
と、スチーム発生手段で発生したスチームを転化器周囲
に導くスチーム配管と、転化器と燃料電池本体との間の
改質ガス配管部分に流路切換手段と、起動時において、
スタートアップバーナの発生する熱でスチームを発生さ
せ、そのスチームで転化器を外部から昇温し、転化器が
所定温度以上に昇温した後、改質器から転化器へと改質
ガスを流通すると共に、転化器から送出される改質ガス
を流路切換手段を通じて改質器バーナに燃料として供給
するよう制御する制御手段とを備えることを特徴として
いる。
【0012】また、請求項4記載の燃料電池システムの
起動方法は、改質器バーナによって加温しながら燃料ガ
ス原料を触媒反応することにより水素主成分の改質ガス
に改質する改質器と、改質器で生成された改質ガス中の
一酸化炭素を二酸化炭素に転化する転化器と、転化器で
転化された改質ガスを燃料として発電を行う燃料電池本
体と、改質器,転化器,燃料電池本体にまたがって配設
された改質ガスを流通させるための配管と、転化器と燃
料電池本体との間の改質ガスの配管部分に流路切換手段
と、を備えた燃料電池システムにおいて、起動時におい
て、転化器から送出される改質ガスを流路切換手段を通
じて改質器バーナに燃料として供給することを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項5記載の燃料電池システムの
起動方法は、改質器から転化器を経由して燃料電池本体
へと改質ガス配管が配され、改質器バーナによって加温
された改質器内触媒に燃料ガス原料を供給して改質した
後、転化器で改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に転
化し、転化後の改質ガスを燃料電池本体に供給し、また
前記燃料電池本体は、起動時にスタートアップバーナの
発生する熱によって昇温する構成とされ、スタートアッ
プバーナに付設するスチーム発生手段と、スチーム発生
手段で発生したスチームを転化器周囲に導くスチーム配
管と、前記転化器と燃料電池本体との間の改質ガス配管
部分に流路切換手段と、を備える燃料電池システムにお
いて、スタートアップバーナの発生する熱でスチームを
発生させ、そのスチームで転化器を外部から昇温するス
テップと、転化器が所定温度以上に昇温した後、改質器
から転化器へと改質ガスを流通すると共に、転化器から
送出される改質ガスを流路切換手段を通じて改質器バー
ナに燃料として供給するステップとを備えることを特徴
としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の燃料電池システムによれば、起
動時に、スタートアップバーナが発生した熱により燃料
電池本体が昇温すると共に、スチーム発生手段はスター
トアップバーナの熱によってスチームを発生する。そし
て、そのスチームが配管を通って転化器周囲へ送給され
ることによって転化器が昇温する。即ち、スタートアッ
プバーナが発生する熱は、燃料電池本体と転化器と両方
の昇温に用いられていることになる。
【0015】このように、起動時にスタートアップバー
ナが発生する熱を転化器の昇温に用いることにより、転
化器を効率よく昇温することができる。また、請求項2
記載の燃料電池システム及び請求項4記載の起動方法に
よれば、起動時において、改質器バーナの熱によって改
質器が昇温すると共に、改質器から高温のガスが転化器
に送られることにより転化器は内部から加熱されて昇温
する。そして、転化器から送出される改質ガスが、流路
切換手段を通じて改質器バーナに燃料として供給され
る。
【0016】このように、起動時、改質器バーナが発生
する熱は、改質器と転化器と両方の昇温に用いられ、転
化器を効率よく昇温することができる。また、請求項3
記載の燃料電池システム及び請求項5記載の起動方法に
よれば、起動時において、スタートアップバーナの発生
する熱で、燃料電池本体が昇温すると共にスチームを発
生し、スチーム配管を通して転化器周囲へ送給されるス
チームが転化器を外部から昇温する。
【0017】また、転化器が所定温度以上に昇温した
後、改質器から転化器へと流通する改質ガスを通じて改
質器バーナの発生する燃焼熱が転化器に与えられること
によって転化器は内部から加熱されて昇温する。そし
て、転化器から送出されるガスは流路切換手段を通じて
改質器バーナに燃料として供給される。即ち、改質器バ
ーナの燃焼熱は、改質器と転化器と両方の昇温に用いら
れる。
【0018】このように、起動時において、転化器が所
定温度未満の低い温度のときには、スタートアップバー
ナの発生する熱を用いて転化器を昇温し、所定温度以上
に昇温した後には、改質器バーナの発生する熱を用いて
転化器を効率よく昇温することができる。また、転化器
が所定温度以上に昇温した後に、改質ガスが転化器に供
給されるので、転化器内での結露を抑制する効果が生じ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら以下に説明を行なう。 (燃料電池システムの全体構成の説明)図1は、本発明
の一実施例にかかる燃料電池システムの構成図である。
図に示すように、この燃料電池システムは、燃料ガス原
料として都市ガスを用いており、都市ガス中の硫黄成分
を除去する脱硫器1と、スチームと脱硫器1で脱硫され
た都市ガスとを混合して後述する改質器3に供給するエ
ゼクタ2と、エゼクタ2から供給されるスチームと都市
ガスとを用いて水素主成分の燃料ガス(改質ガス)を生
成する改質器3と、改質器3で生成された改質ガス中に
存在する一酸化炭素を二酸化炭素に転化する転化器4
と、燃料極5a,空気極5b,冷却部5cを備え、転化
器4からの改質ガスと空気供給源(不図示)からの空気
中の酸素とを電気化学的に反応させて発電を行なう燃料
電池5と、燃料電池5の冷却部5cに空気を送り込むブ
ロワ6と、起動時に燃料電池5を昇温させるためのスタ
ートアップバーナ7と、燃料電池5の冷却部5cから放
出される空気やスタートアップバーナ7の熱を利用して
スチームを生成するスチーム発生器8と、スチーム発生
器8を通過した空気の流路を切り換えるダンパ9と、ス
チーム発生器8で生成したスチームを溜め、スチーム中
の水成分を除去するスチームセパレータ10と、改質器
3で生成した改質ガスの熱によってエゼクタ2に供給さ
れるスチームの温度を上昇させるための熱交換器11
と、水を貯蔵する水タンク12と、冷却水を送出する水
ポンプ13と、改質器3に空気を送り込む空気ファン1
4等から構成されている。
【0020】脱硫器1としては、常温で運転するものの
他、ヒータで所定の運転温度(例えば200〜300
℃)に昇温して運転するもの等も用いることができる。
脱硫器1は小型であるので、ヒータで昇温する場合でも
比較的短時間で運転温度まで昇温させることができる。
図2は、改質器3と転化器4の上面図であり、図3は図
2のX−X’断面図である。
【0021】図2,3に示されるように、改質器3は、
外観が円筒状の外容器20の中央部に円筒形の燃焼筒2
1を有し、燃焼ガスを生成する改質器バーナ30が燃焼
筒21の下方に取り付けられている。また、中空円筒状
の改質管22が燃焼筒21の外周を取り巻き、且つ改質
管22の外面に沿って燃焼ガス通路24が形成されてお
り、改質管22の中に改質用の触媒からなる触媒層23
が形成された構造となっている。
【0022】改質器バーナ30は、空気ファン14から
の空気を取り入れる空気取入口31と、都市ガス入口3
2と、未反応のガスを取り入れる未反応ガス入口33と
を備え、運転時には、燃料極5aからの未反応ガスや都
市ガスを未反応ガス入口33や都市ガス入口32から取
り入れ、それを燃焼させて高温の燃焼ガスを発生させる
ようになっている。
【0023】図3中の矢印Aで示すように、改質器バー
ナ30の燃焼で発生した高温の燃焼ガスは、燃焼筒21
から出た後、燃焼ガス通路24を通過しながら改質管2
2を加熱し、その後、燃焼排ガス出口25から排出され
る。一方、燃料ガス入口26から取り入れられた都市ガ
スとスチームとは、上記燃焼ガスで加熱された改質管2
2の触媒層23を通過することによって水素主成分の改
質ガスとなり、改質ガス出口27から転化器4へ送られ
るようになっている。
【0024】転化器4は、断熱材40を介して改質器3
の外周を取り巻く中空の円筒状であって、さらにその外
表面は断熱材41によって覆われている。転化器4は、
円筒状の内壁板42a及び外壁板42bと円環状の上板
42c及び下板42dとから形成される中空円筒形の容
器42の中に、転化反応用の触媒が充填されて触媒層4
3が形成されているものであって、容器42の下端側に
は改質ガスを取り入れる改質ガス入口44が、上端側に
は、改質ガスを排出する改質ガス出口45が取り付けら
れている。
【0025】改質器3の触媒層23と転化器4の触媒層
43は、ほぼ同じ高さに設けられ、改質器3から転化器
4に効率よく伝熱されるようになっている。そして運転
時及び起動時において、転化器4は改質器3からの伝熱
によって加熱される。触媒層43の外周側には、外壁板
42bに沿って、コイル管46が、上下方向にほぼ当間
隔ピッチで螺旋状に巻き付けられている。コイル管46
は、外壁板42bと断熱材41との間隙に位置する。
【0026】運転時には、改質器3から断熱材40を介
して伝わる熱によって転化器4は加熱される一方、コイ
ル管46に適量の冷却水が流されることによって、触媒
層43の温度は転化反応に適した180℃〜250℃程
度の範囲に保たれるようになっている。そして、改質ガ
ス入口44から取入れられた改質ガスは、触媒層43を
通過して改質されることにより一酸化炭素が低減され、
改質ガス出口45から燃料電池5の燃料極5aに送られ
る。
【0027】なお詳しくは後述するが、起動時には、ス
チームセパレータ10からコイル管46にスチームが供
給されることにより転化器4が加熱されるようになって
いる。図4は、燃料電池5に隣接して設けられたスター
トアップバーナ7とこれと一体に設けられたスチーム発
生器8を示す模式図である。
【0028】スタートアップバーナ7は、燃料電池5の
(冷却部5cからの)空気の出口側(図4において燃料
電池5の上側)に設けられており、燃料電池5から排出
される空気の流れ方向(図4において上方向)に直交す
る方向に並べられた複数の燃焼ガス通路7a(例えばチ
ューブ)と、都市ガスを燃焼することによって高温の燃
焼空気を発生させて燃焼ガス通路7aにこの燃焼空気を
供給するバーナ部とを備えている。図4ではバーナ部は
示されていないが、スタートアップバーナ7の紙面後方
にあり、バーナ部に空気を取り込む空気取入口7bと、
都市ガスを取り入れるガス取入口7cと、燃焼ガス排出
口7dが示されている。またバーナ部からの燃焼ガス
は、燃焼ガス通路7aの中を、図4の紙面の裏から表に
向う方向に流れる。
【0029】また、スチーム発生器8には、燃料電池5
(冷却部5c)から排出されてスタートアップバーナ7
を通過した空気が通過するようになっており、スチーム
発生器8内には、この空気の流れに直交する方向に多数
のスチームチューブ8aが設けられている。そして、起
動時には、スタートアップバーナ7を作動させることに
よって、燃料電池5の冷却部5cから排出された空気を
加熱できるようになっており、スタートアップバーナ7
で加熱された空気を、ダンパ9からブロワ6に送り、更
に燃料電池5の冷却部5cに戻すことにより燃料電池5
を加熱することができるようになっている(図1参
照)。また、スタートアップバーナ7が発生する熱によ
って、水入口8cからスチームチューブ8aに供給され
る水を加熱してスチームを生成し、スチーム出口8bか
らそのスチームを出すことができるようになっている
(このスチームはスチームセパレータ10からコイル管
46に送られ転化器4の昇温に用いられる。)。
【0030】一方、運転時においては、冷却部5cから
排出される高温の空気は、スチーム発生器8を通過して
ダンパ9から外部に排出されるが、この時、水入口8c
からスチームチューブ8aに供給される水を加熱してス
チームを生成し、スチーム出口8bからそのスチームを
出すようになっている。 (配管及び調節弁についての説明)図1に示すように、
上記各部の間には、燃料ガス系、水系、空気系の配管が
設けられている。
【0031】燃料ガス系の配管としては、都市ガスを脱
硫器1を経てエゼクタ2に供給する配管51、都市ガス
を改質器バーナ30の都市ガス入口32に供給する配管
52、都市ガスをスタートアップバーナ7のガス取入口
7c(図4参照)に供給する配管53、エゼクタ2から
改質器3の燃料ガス入口26(図3参照)に都市ガスと
スチームを供給する配管55、改質器3の改質ガス出口
27(図3参照)から熱交換器11を経て転化器4の改
質ガス入口44(図3参照)に改質ガスを供給する配管
56、転化器4の改質ガス出口45(図3参照)から燃
料電池5の燃料極5aに改質ガスを供給する配管57、
燃料極5aから改質器バーナ30の未反応ガス入口33
(図3参照)に未反応ガスを供給する配管58が設けら
れ、更に配管57の途中に設けられた分岐管57aから
配管58の途中に設けられた合流管58aにまたがっ
て、起動時に転化器4からの燃料ガスを(燃料極5aを
経由しないで直接)改質器バーナ30に供給するための
配管59が設けられている。
【0032】また水系の配管としては、水ポンプ13か
ら転化器4のコイル管46に水を供給する配管61、転
化器4のコイル管46からスチームセパレータ10にス
チームを送る配管62、水ポンプ13からスチーム発生
器8の水入口8c(図4参照)に水を供給する配管6
3、スチーム発生器8のスチーム出口8b(図4参照)
からスチームセパレータ10及び熱交換器11を経由し
てエゼクタ2にスチームを供給する配管64、スチーム
セパレータ10のトラップ10aから水タンク12に水
を戻す配管65が設けられ、更に配管61の途中に設け
られた分岐管61aから水タンク12にまたがって、起
動時に転化器4のコイル管46からの水を水タンク12
に戻す配管60が設けられている。なお配管62は、起
動時にスチームセパレータ10からコイル管46にスチ
ームを供給する配管を兼用している。
【0033】また空気系の配管としては、改質器3の燃
焼排ガス出口25(図3参照)から外部に排ガスを排出
する配管71、燃料電池5の空気極5bからの排空気を
外部に排出する配管72、スチーム発生器8からダンパ
9を経由してブロワ6に加熱された空気を送る配管7
3、ブロワ6から冷却部5cに空気を送る配管75、空
気ファン14から改質器バーナ30の空気取入口31
(図3参照)に空気を送る配管76等が設けられてい
る。
【0034】また、図1に示すように、これらの配管に
は次のような弁が設けられている。配管52には改質器
バーナ30に供給する都市ガスの流量を調整する弁8
0、配管53にはスタートアップバーナ7に供給する都
市ガスの流量を調整する弁81、配管51には脱硫器1
に供給する都市ガスの流量を調整する弁82、配管62
には水及びスチームの流れを開閉する弁83、配管60
には水の流れを開閉する弁84、配管61の分岐管61
aよりも水ポンプ13側には水の流れを開閉する弁8
5、配管57の分岐管57aより燃料極5a側にはガス
の流れを開閉する弁86、配管58の分岐管58aより
燃料極5a側にはガスの流れを開閉する弁87、配管5
9にはガスの流れを開閉する弁88、配管64のスチー
ムセパレータ10と熱交換器11との間にはスチームの
流量を調整する弁89が設けられている。
【0035】上記のように配管57,58,59や弁8
6,87,88が設けられているので、この弁の開閉を
切り換えることにより、運転時には、転化器4から改質
ガスを燃料極5aに送ってその未反応ガスを改質器バー
ナ30に戻すことができ、また起動時には、改質ガスを
転化器4から直接改質器バーナ30に戻すことができる
ようになっている。従って、起動時において、改質器や
転化器の温度が低く燃料ガスの改質や転化が十分に行わ
れない時においても、改質器3と転化器4を通過した改
質ガスを改質器バーナ30に戻して燃焼させることがで
きる。
【0036】なお、本燃料電池システムにおいて各弁
は、図示しない制御手段によって操作される。 (起動時における動作についての説明)上記構成の燃料
電池システムの起動について、以下、第1〜第3実施例
を挙げて説明する。
【0037】図5〜7は、第1〜第3実施例にかかる起
動時における各弁の操作,状態等を示すタイムチャート
と、改質器3,転化器4,燃料電池5の温度を示すグラ
フである。各タイムチャートにおいて、電池負荷のライ
ンは燃料電池5にかける電池負荷を示し、弁80のライ
ンは改質器バーナ30に供給する都市ガスの流量を示
し、弁81のラインはスタートアップバーナ7に供給す
る都市ガスの流量を示し、改質燃料のラインは脱硫器1
に供給される都市ガスの流量を示す。また、弁83〜8
9のラインは、各弁の開閉状態(ON,OFF状態)を
示す。
【0038】また各グラフにおいて、曲線Trは改質器
3の温度、曲線Tiは転化器4の温度、曲線Tfは燃料
電池5の温度を示している。 〔第1実施例〕本実施例は、図5のタイムチャートに基
づいて、改質器3の温度が500℃になったとき、改質
用の都市ガスを供給開始する例である。
【0039】初期において、弁はすべて閉じられてい
る。スタート時には、弁80を調整して所定量(Xm3
/h)の都市ガスを改質器バーナ30に供給して改質器
3を加熱昇温し、弁81を調整して所定量(Ym3/
h)の都市ガスをスタートアップバーナ7に供給して、
スタートアップバーナ7の発生する熱で、燃料電池5を
昇温すると共にスチーム発生器8でスチームを発生す
る。このスチームは、スチームセパレータ10に送られ
る。
【0040】また、弁83と弁84を開いて、スチーム
セパレータ10からスチームをコイル管46に供給し、
転化器4をスチーム昇温する。t1時点(スタートから
約15分)において、改質器3の温度は500℃に到達
する。また転化器4の温度はスチーム昇温によって約1
00℃に達する。ここで弁84を閉じて転化器4のスチ
ーム昇温を停止する。
【0041】また弁89を開いてエゼクタ2にスチーム
を送ると同時に弁82を開き、脱硫器1に所定量(Zm
3/h)の都市ガスを供給し、改質器3へ都市ガス及び
スチームの供給を開始する。また弁88も開いて、改質
器3から転化器4を通過した燃料ガスを改質器バーナ3
0に送る。改質器バーナ30では、この改質ガスを配管
52からの都市ガスと共に燃焼させる。
【0042】このとき、改質器3は500℃以上であ
り、転化器4へ送られる燃料ガスは高温(300℃〜4
00℃)であるため、転化器4は内部からの昇温が行わ
れる。(改質器バーナ30が発生する熱は、改質器3と
転化器4と両方の昇温に用いられていることになる。) 一方、徐々に弁80を閉じて改質器バーナの燃焼を抑
え、改質器3の昇温を緩やかにする。
【0043】t2時点(スタートから約30分)におい
て、改質器3の温度は700℃に到達する。また、転化
器4の温度は約200℃に達するので、改質ガスの転化
がなされる。ここで、弁85を開いてコイル管46へ冷
却水を供給して転化器4の冷却を開始する。また、燃料
電池5の温度は約150℃に達しており、弁81を閉じ
スタートアップバーナ7を停止させる。また、弁86,
87を開くと共に弁88を閉じることにより、転化器4
で転化された改質ガスを燃料極5aに送り、燃料電池5
の発電を開始する。この時点から、燃料電池5は、50
%の負荷で運転され、発電に伴う発熱によって昇温す
る。そして改質器バーナ30には燃料極5aから未反応
ガスが送られてそのガスが燃焼する。
【0044】このt2時点以降、改質器3の温度はほぼ
700℃に保たれるが、転化器4の温度は内部からの加
熱によって昇温が続く。そして、t3時点において、転
化器4の温度は250℃に到達し、それ以後は転化器4
温度も250℃に保たれる。t4時点(スタートから約
40分)において、燃料電池5の温度は200℃に達す
る。ここで弁82を更に開いて都市ガスの供給量を増や
し電池負荷を100%として本運転に入る。以降、燃料
電池5の温度は200℃に保たれる。
【0045】このように起動することにより、スタート
アップバーナ7の発生する熱と、改質器バーナ30の発
生する熱を転化器4の昇温に用いて、転化器4を効率よ
く昇温させ、短時間で本運転に入ることができる。 〔第2実施例〕本実施例は、図6のタイムチャートに基
づいて、改質器3の温度が700℃になったとき、改質
用の都市ガスを供給開始する例である。
【0046】スタート時における各弁の操作は、第1実
施例と同様である。t1時点(スタートから約20分)
において、改質器3の温度は700℃に達する。ここ
で、第1実施例のt1時点と同様に弁を操作して、転化
器4のスチーム昇温を停止し、改質器3への都市ガス及
びスチームの供給を開始して、転化器4を内部から昇温
する。この改質昇温では、改質器3の温度が第1実施例
よりも高いので、より速い速度で転化器4は昇温する。
【0047】t2時点において、転化器4の温度は約2
00℃に達する。ここで、弁85を開いて転化器4の冷
却を開始する。t3時点(スタートから約30分)にお
いて、燃料電池5の温度は約150℃に達する。ここ
で、第1実施例のt2時点と同様に弁を操作して、スタ
ートアップバーナ7を停止し、また燃料電池5の発電を
開始する(50%負荷)。
【0048】t4時点において転化器4の温度は250
℃に到達する。t5時点(スタートから約40分)にお
いて、燃料電池5の温度が200℃に達すると、弁82
を操作して電池負荷を100%とし、本運転に入る。こ
のように起動することにより、第1実施例と同様、転化
器4を効率よく昇温させ、短時間で本運転に入ることが
できる。
【0049】〔第3実施例〕本実施例は、図7のタイム
チャートに基づいて、改質器3の温度が500℃〜70
0℃の間(約600℃)になったとき、改質用の都市ガ
スを供給開始する例である。スタート時における各弁の
操作は、第1実施例と同様である。
【0050】t1時点において、改質器3の温度は60
0℃に達する。ここで、第1実施例のt1時点と同様に
弁を操作して、転化器4のスチーム昇温を停止し、改質
器3への都市ガス及びスチームの供給を開始して、転化
器4を内部からの昇温する。このスチーム昇温では、第
1実施例と第2実施例との間の速度で転化器4は昇温す
る。
【0051】t2時点において、転化器4の温度は約2
50℃に達する。ここで、弁85を開いて転化器4の冷
却を開始する。t3時点(スタートから約30分)にお
いて、燃料電池5の温度は約150℃に達する。ここ
で、第1実施例のt2時点と同様に弁を操作して、スタ
ートアップバーナ7を停止し、燃料電池5の発電を開始
する(50%負荷)。
【0052】t4時点(スタートから約40分)におい
て、燃料電池5の温度が200℃に達すると、弁82を
操作して電池負荷を100%とし、本運転に入る。本実
施例による起動おいても、第1実施例と同様、転化器4
を効率よく昇温させ、短時間で本運転に入ることができ
る。 (その他の事項)上記の燃料電池システムにおいて、従
来の起動方法を用いる場合、即ち起動時に改質器3から
の伝熱だけによって転化器4を昇温させる場合は、転化
器4が運転温度の250℃に達するのに2時間程度かか
る。これに対して上記第1〜第3実施例の起動によれ
ば、短時間(30〜40分程度)で転化器4が運転温度
に到達しており、起動時間を大幅に短縮することができ
る。
【0053】なお、上記実施例においては、転化器が改
質器の外周面に沿って設けられた燃料電池システムの例
を示したが、本発明はこのような構造のものに限定され
ることなく、転化器が改質器と別個に設けられた燃料電
池改質システムにおいても同様に実施することができ
る。また、上記第1〜第3実施例の起動においては、転
化器4をスチーム昇温によって100℃以上の温度に昇
温させた後、内部からの昇温を行っているが、もっと早
い時期(例えばスタート時)から転化器4の内部からの
昇温を行うようにすることもできる。
【0054】また、上記第1〜第3実施例の起動におい
ては、外部からのスチーム昇温と内部からの改質昇温の
両方を用いて転化器4を運転温度まで昇温させている
が、外部からのスチーム昇温だけ、或は内部からの改質
昇温だけを用いることもできる。
【0055】
【発明の効果】請求項1及び請求項3及び請求項5の発
明によれば、起動時において、スタートバーナが発生す
る熱を転化器の昇温に用いて、転化器を効率よく昇温す
ることができる。また、請求項2及び請求項3及び請求
項4及び請求項5の発明によれば、起動時において、改
質器バーナが発生する熱を転化器の内部からの改質昇温
にも用いて、効率よく転化器を昇温することができる。
【0056】このように、本発明による燃料電池システ
ム及びその起動方法によれば、転化器昇温用ヒータを設
置することなしに、起動時において、転化器を短時間で
昇温することができ、起動時間を短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる燃料電池システムの
構成図である。
【図2】図1に示した改質システムの改質器と転化器の
上面図である。
【図3】図2のX−X’断面図である。
【図4】図1に示すスタートアップバーナ7とこれと一
体に設けられたスチーム発生器8を示す模式図である。
【図5】燃料電池システムの起動の第1実施例にかかる
タイムチャートと温度のグラフである。
【図6】燃料電池システムの起動の第2実施例にかかる
タイムチャートと温度のグラフである。
【図7】燃料電池システムの起動の第3実施例にかかる
タイムチャートと温度のグラフである。
【符号の説明】
3 改質器 4 転化器 5 燃料電池 6 ブロワ 7 スタートアップバーナ 8 スチーム発生器 9 ダンパ 10 スチームセパレータ 11 熱交換器 30 改質器バーナ 43 触媒層 46 コイル管 51〜76 配管 80〜89 弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガス原料を水素主成分の改質ガスに
    改質する改質器と、 改質器で生成された改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭
    素に転化する転化器と、 転化器で転化された改質ガスを燃料として発電を行う燃
    料電池本体と、 起動時に燃料電池本体を昇温させるための熱を発生する
    スタートアップバーナと、 前記スタートアップバーナの熱によってスチームを発生
    させるスチーム発生手段と、 起動時、発生したスチームで前記転化器を昇温するため
    に転化器周囲へスチームを送給する配管と、 を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 改質器バーナによって加温しながら燃料
    ガス原料を触媒反応することにより水素主成分の改質ガ
    スに改質する改質器と、 改質器で生成された改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭
    素に転化する転化器と、 転化器で転化された改質ガスを燃料として発電を行う燃
    料電池本体と、 改質器,転化器,燃料電池本体にまたがって配設された
    改質ガスを流通させるための配管と、を備えた燃料電池
    システムにおいて、 前記転化器と燃料電池本体との間の改質ガスの配管部分
    に設けられた流路切換手段と、 起動時においては、転化器から送出される改質ガスを改
    質器バーナに燃料として供給するよう第1の状態に、起
    動時経過後の運転時には前記改質ガスを燃料電池本体に
    供給する第2の状態に前記流路切換手段を切換えるよう
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする燃料電池
    システム。
  3. 【請求項3】 改質器から転化器を経由して燃料電池本
    体へと改質ガス配管が配され、改質器バーナによって加
    温された改質器内触媒に燃料ガス原料を供給して改質し
    た後、転化器で改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に
    転化し、転化後の改質ガスを燃料電池本体に供給し、ま
    た前記燃料電池本体は、起動時にスタートアップバーナ
    の発生する熱によって昇温する構成とされた燃料電池シ
    ステムにおいて、 スタートアップバーナに付設するスチーム発生手段と、 スチーム発生手段で発生したスチームを転化器周囲に導
    くスチーム配管と、 前記転化器と燃料電池本体との間の改質ガス配管部分に
    流路切換手段と、 起動時において、スタートアップバーナの発生する熱で
    スチームを発生させ、そのスチームで前記転化器を外部
    から昇温し、該転化器が所定温度以上に昇温した後、改
    質器から転化器へと改質ガスを流通すると共に、転化器
    から送出される改質ガスを流路切換手段を通じて改質器
    バーナに燃料として供給するよう制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 改質器バーナによって加温しながら燃料
    ガス原料を触媒反応することにより水素主成分の改質ガ
    スに改質する改質器と、 改質器で生成された改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭
    素に転化する転化器と、 転化器で転化された改質ガスを燃料として発電を行う燃
    料電池本体と、 改質器,転化器,燃料電池本体にまたがって配設された
    改質ガスを流通させるための配管と、 前記転化器と燃料電池本体との間の改質ガスの配管部分
    に流路切換手段と、 を備えた燃料電池システムにおいて、 起動時において、転化器から送出される改質ガスを流路
    切換手段を通じて改質器バーナに燃料として供給するこ
    とを特徴とする燃料電池システムの起動方法。
  5. 【請求項5】 改質器から転化器を経由して燃料電池本
    体へと改質ガス配管が配され、改質器バーナによって加
    温された改質器内触媒に燃料ガス原料を供給して改質し
    た後、転化器で改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に
    転化し、転化後の改質ガスを燃料電池本体に供給し、ま
    た前記燃料電池本体は、起動時にスタートアップバーナ
    の発生する熱によって昇温する構成とされ、 スタートアップバーナに付設するスチーム発生手段と、
    スチーム発生手段で発生したスチームを転化器周囲に導
    くスチーム配管と、前記転化器と燃料電池本体との間の
    改質ガス配管部分に流路切換手段と、を備える燃料電池
    システムにおいて、 スタートアップバーナの発生する熱でスチームを発生さ
    せ、そのスチームで前記転化器を外部から昇温するステ
    ップと、 転化器が所定温度以上に昇温した後、改質器から転化器
    へと改質ガスを流通すると共に、転化器から送出される
    改質ガスを流路切換手段を通じて改質器バーナに燃料と
    して供給するステップとを備えることを特徴とする燃料
    電池システムの起動方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101219809B1 (ko) * 2010-10-04 2013-01-08 현대하이스코 주식회사 보조 열교환기를 이용한 연료전지용 개질 장치의 운전 개시 방법

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