JPH08161801A - 記録または再生装置のシリンダ装置 - Google Patents

記録または再生装置のシリンダ装置

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JPH08161801A
JPH08161801A JP6300526A JP30052694A JPH08161801A JP H08161801 A JPH08161801 A JP H08161801A JP 6300526 A JP6300526 A JP 6300526A JP 30052694 A JP30052694 A JP 30052694A JP H08161801 A JPH08161801 A JP H08161801A
Authority
JP
Japan
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tape
cylinder
vibration
point
vibratory
Prior art date
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Pending
Application number
JP6300526A
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English (en)
Inventor
Takashi Sasaki
孝 佐々木
Kiyuuichirou Nagai
究一郎 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】シリンダ段差部26のテープ巻装開始点近くと
テープ離脱点近くとに入側切欠き部27と出側切欠き部
28を設け、それぞれに振動駆動回路29により駆動さ
れる入側振動体30と出側振動体31を埋設して振動さ
せる。 【効果】シリンダ段差部とテープとの走行抵抗を低減し
てテンションの増加や、テープ振動の発生を抑制し、記
録及び再生性能を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘリカルスキャン方式の
ビデオテープレコーダ(VTR),DAT,データレコ
ーダ等のシリンダに係り、特に、シリンダ上でのテープ
の走行を安定させ、記録又は再生の性能を向上するのに
好適なシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、VTRでは磁気テープはシリン
ダに所定の角度巻装され、シリンダに搭載された回転ヘ
ッドにより記録または再生が行なわれる。このため、記
録または再生性能を確保するにはシリンダ部でのテープ
走行を安定させることが必要であり、その一方策として
シリンダ部での走行抵抗の低減がある。一方、磁気テー
プはシリンダ上で直線性を保つ必要からシリンダ両側に
位置するテープガイドにより特にテープの進入点と離脱
点でシリンダの段差部に強く押し付けられている。この
ため、磁気テープの走行抵抗が大きく、テンションの増
加やテープ振動の増大など性能劣化につながる問題が発
生していた。これに対して、例えば、実開昭60−13
5842号公報にはシリンダのテープ巻装開始位置およ
びテープ巻装終了位置のシリンダ段差部に超鋼材料を埋
め込み、シリンダ段差部の摩耗を防止する例が開示され
ている。
【0003】しかし、シリンダ段差部の摩耗の防止だけ
では性能の経時劣化の防止にはなるが性能向上にはなら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明ではこれらシリ
ンダ段差部でのテープ走行抵抗を低減し、テンションの
増加やテープ振動の発生を防止しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、テープ巻装開始点近くとテープ巻装終了点近くのシ
リンダ段差部に凹部を設け、振動体を埋設して段差部を
振動させることによりテープの走行抵抗を低減させる。
【0006】
【作用】本発明ではテープが特に強く押し付けられるテ
ープ巻装開始点近くとテープ巻装終了点近くのシリンダ
段差部に振動体を設置し、テープ走行方向と略直角方向
にテープ走行速度よりも速い速度でシリンダ段差部を振
動させることで、テープとシリンダ段差部の摺動抵抗を
テープではなくに振動体に負荷させ、テープの走行抵抗
(負荷)を低減する。これにより、テンションの増加や
テープ振動の発生を防止する。なお、振動の振幅は1μ
m未満とし、テープ上に記録されるトラックの直線性に
影響を与えないようにする。さらに、振動周波数は映像
信号とは周波数が異なる超音波振動帯域とし、映像には
影響しないようにする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図6によ
り説明する。図2は本発明のVTRの全体の平面図であ
り、テープ1をシリンダ2に巻装するローディング動作
完了の状態を示している。すなわち、テープ1はカセッ
ト3内の供給リール4から、シャーシ20に植立された
入側第一ピン6、テンションアーム7に植立されたテン
ションピン8、シャーシ20に植立されたインピーダン
スローラ9、入側ガイドベース10に植立された入側ガ
イドローラ11及び入側傾斜ピン12を介してシリンダ
2に案内される。さらに、シリンダ2を出たテープ1は
出側ガイドベース13に植立された出側傾斜ピン14及
び出側ガイドローラ15を経て、キャプスタン16とピ
ンチローラ17により挟持されて駆動され、引出しアー
ム18に植立された引出しガイド19を介してカセット
3内の巻取りリール5に巻取られる。
【0008】図1は本発明のシリンダ2の概略を示す斜
視図である。シリンダ2は大きく分けて、回転する上側
シリンダ部21とシャーシ20に保持される固定の下側
シリンダ部22より成り、上側シリンダ部21にはその
台形切欠き部23から回転ヘッド24が突出する様に装
着されている。台形切欠き部23と回転ヘッド24は1
80度対抗する位置に複数個設けられており、テープ1
に信号の記録再生を行なう。下側シリンダ部22にはそ
の外周面であり、テープ1が摺動する当接面25があ
る。また、下側シリンダ部22の外周面には当接面25
から螺旋状にテープ1の下端が当接して幅方向の走行位
置を規制している段差部26が構成されている。段差部
26のテープ1の進入側と離脱側にはそれぞれ入側切欠
き部27と出側切欠き部28が設けられている。入側切
欠き部27と出側切欠き部28にはそれぞれ振動駆動回
路29により駆動される入側振動体30と出側振動体3
1が埋設されている。
【0009】図3はシリンダ2近くのテープ1の走行規
制状態を示す側面図である。テープ1は入側ガイドロー
ラ11の上フランジ11a及び出側ガイドローラ15の
上フランジ15aによりシリンダ2の段差部26に押し
付けられているため、特に段差部26への進入点近くと
離脱点近くでは段差部26とテープ1とが強く摺動す
る。このテープ1の進入点近くと離脱点近くのテープ摺
動の強い部分に入側振動体30と出側振動体31が配置
されている。
【0010】図4はシリンダ2へのテープ1の巻装を示
す平面図である。通常の記録又は再生で、テープ1は矢
印A方向に走行し、入側ガイドローラ11及び入側傾斜
ピン12に案内されて点Cでシリンダ2の段差部26に
進入して点Dでシリンダ2に巻装を開始する。この時、
上側シリンダ部21は矢印B方向に回転し、記録又は再
生が行なわれる。その後、点Fでシリンダ2への巻装を
終了し、点Eで段差部26から離反した後、出側傾斜ピ
ン14及び出側ガイドローラ15で案内されて走行す
る。
【0011】この際、点D近くでテープ1と段差部26
の摺動が強くなるため、点Dからシリンダ2への巻装角
にして50°以内の点Gから、点Cに10°程度の余裕
を加えた点Hまでの区間G−Hで段差部26に入側切欠
き部27(図4には図示せず)を設け、入側振動体30
を埋設する。また、点F近くでもテープ1と段差部26
の摺動が強くなるため、点Fからシリンダ2への巻装角
にして50°以内の点Iから、点Eに10°程度の余裕
を加えた点Jまでの区間I−Jで段差部26に出側切欠
き部28(図4には図示せず)を設け、出側振動体31
を埋設する。
【0012】図5は入側振動体30と出側振動体31を
示したものである。入側振動体30と出側振動体31は
それぞれ段差部26の上面と同じ高さに配置されてお
り、振動駆動回路29により駆動されて図中、点線で示
すように上下に振動する。
【0013】図6はテープ1と振動体30,31の接触
を微視的に見た説明図である。微視的には振動体表面も
テープエッジも凹凸があり、その凸部と凸部が接触して
いる。振動体が振動しない場合(従来の段差部だけの場
合)、この接触を離す力はすべてテープ側にかかって来
るため、テンションの増加や、テープ振動が発生する。
これに対して本発明では振動体30,31が図中破線で
示すようにテープに対して直角方向に振動するため、テ
ープ1と振動体30,31の接触を離す力は振動体3
0,31の振動に依存する。テープ1の移動速度よりも
振動体30,31の振動によるテープに対して直角方向
の移動速度が十分に速い場合にはテープ1にかかる負荷
は減少し、テンションの増加や、テープ振動の発生を抑
制できる。
【0014】図7は他の実施例のシリンダ2の概略を示
す斜視図であり、振動体30を入側のみに設けている。
【0015】図8はさらに他の実施例のシリンダ2の概
略を示す斜視図であり。振動体31を出側のみに設けて
いる。
【0016】このように振動体は入側または出側のみ、
あるいは入側出側両方に設けることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、入側及び出側のシリン
ダ段差部でのテープの走行負荷を低減でき、テンション
の増加や、テープ振動の発生を抑制して記録及び再生性
能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダの斜視図。
【図2】VTRの平面図。
【図3】シリンダ近くのテープの走行規制状態を示す側
面図。
【図4】シリンダへのテープの巻装を示す説明図。
【図5】入側及び出側振動体の側面図。
【図6】テープと振動体の接触を微視的に見た説明図。
【図7】第2の実施例のシリンダの斜視図。
【図8】第3の実施例のシリンダの斜視図。
【符号の説明】
1…テープ、2…シリンダ、22…下側シリンダ部、2
5…当接面、26…段差部、27…入側切欠き部、28
…出側切欠き部、29…振動駆動回路、30…入側振動
体、31…出側振動体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録または再生を行なう回転ヘッドと、巻
    装したテープの下エッジに当接して走行高さを規制する
    段差部を有する固定シリンダ部を備えたシリンダ装置に
    おいて、前記固定シリンダ段差部に前記テープが進入す
    る点からテープ巻装開始点までの範囲を含んでこの範囲
    よりも広い範囲の固定シリンダ段差入側切欠き部および
    /または前記固定シリンダ段差部のテープ巻装終了点か
    らテープが段差部より離反する点までの範囲を含んで範
    囲よりも広い範囲の固定シリンダ段差出側切欠き部と前
    記固定シリンダ段差入側切欠き部および/または前記固
    定シリンダ段差出側切欠き部のそれぞれに前記固定シリ
    ンダ段差部の上面と同一高さではめこまれた振動体を有
    することを特徴とする記録または再生装置のシリンダ装
    置。
JP6300526A 1994-12-05 1994-12-05 記録または再生装置のシリンダ装置 Pending JPH08161801A (ja)

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JP6300526A JPH08161801A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 記録または再生装置のシリンダ装置

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JPH08161801A true JPH08161801A (ja) 1996-06-21

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ID=17885887

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