JPH08161787A - 光磁気ディスク記録再生装置 - Google Patents

光磁気ディスク記録再生装置

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JPH08161787A
JPH08161787A JP32126994A JP32126994A JPH08161787A JP H08161787 A JPH08161787 A JP H08161787A JP 32126994 A JP32126994 A JP 32126994A JP 32126994 A JP32126994 A JP 32126994A JP H08161787 A JPH08161787 A JP H08161787A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気ディスク記録再生装置において、光学
式ピックアップ13及び磁気ヘッド15の移動動作と、磁気
ヘッド15の昇降動作を1つのモータ21で行なう。 【構成】 シャーシ1上には、原動モータ21によって回
転駆動される原動スクリュウ軸23が、その軸方向に往復
移動可能に架設されると共に、ピックアップ台12に螺合
して、ピックアップ台12を往復駆動する。該原動スクリ
ュウ軸23には、その軸方向の往復移動に連動して動作す
るアーム昇降機構5が連繋している。該アーム昇降機構
5には、記録モード及び再生モードにて、原動スクリュ
ウ軸23の軸方向の移動を拘束すると共に、ピックアップ
台12の拘束を解除し、モード間の移行時には、原動スク
リュウ軸23の軸方向の拘束を解除すると共に、ピックア
ップ台12の移動を拘束するロック機構部が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドを用いてデ
ィスクに信号を記録し、光学式ピックアップを用いてデ
ィスクから信号を再生する光磁気ディスク記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク記録再生装置において
は、図1に示す如くシャーシ(1)上のターンテーブル
(9)にディスク(10)が載置される。該ディスク(10)の上
方には磁気ヘッド(15)が昇降可能に設置されると共に、
ディスク(10)の下方には光学式ピックアップ(13)が設置
され、磁気ヘッド(15)と光学式ピックアップ(13)とはデ
ィスク半径方向へ一体に移動する。
【0003】ディスク(10)に対する信号記録時には、磁
気ヘッド(15)が下降して、ディスク(10)上面に摺接す
る。又、光学式ピックアップ(13)からディスク(10)へ一
定強度のレーザビームが照射され、記録膜を一定温度ま
で高める。この状態で、磁気ヘッド(15)は回転するディ
スク(10)の半径方向に摺動しながら、記録信号に応じて
電流方向が反転され、これによって記録膜をN極、S極
に磁性化して信号を記録する。
【0004】一方、信号再生時には、光学式ピックアッ
プ(13)からディスク(10)へレーザビームが照射され、該
レーザビームの戻り光は、ディスク(10)の記録膜のN
極、S極に応じて、偏向面が僅かに回転する。光学式ピ
ックアップ(13)が、ディスク(10)の半径方向に移動しな
がら、かかる偏向面の回転方向を検知して、ディスク(1
0)上に記録された信号を読み取るのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスクの記録、再生
には、磁気ヘッド(15)及び光学式ピックアップ(13)をデ
ィスク(10)の半径方向へ移動させると共に、磁気ヘッド
(15)をディスク(10)に摺接させるべく、下降させる必要
がある。従来は、かかる移動動作と昇降動作は別々のモ
ータで行なっており、装置全体が重くなっていた。特
に、光学式ピックアップ(13)を含む可動部の重量が大き
くなると、携帯用の光磁気ディスク記録再生装置を構成
する場合に、外部から加わる僅かな振動や衝撃の影響が
問題となる。
【0006】本発明の目的は、光学式ピックアップ及び
磁気ヘッドの移動動作と、磁気ヘッドの昇降動作を1つ
のモータで行ない、これによって装置全体の軽量化を図
り、更にはピックアップを含む可動部の軽量化を図るこ
とである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る光磁気ディス
ク記録再生装置において、光学式ピックアップ(13)は、
シャーシ(1)上に往復移動可能に支持されたピックアッ
プ台(12)に搭載されると共に、磁気ヘッド(15)は、ディ
スク(10)に対して接近離間するヘッドアーム(14)に取り
付けられている。シャーシ(1)上には、原動モータ(21)
によって回転駆動される原動スクリュウ軸(23)が、光学
式ピックアップ(13)の移動方向に沿って軸方向へ往復移
動可能に架設されると共に、ピックアップ台(12)に螺合
して、ピックアップ台(12)を往復駆動する。該原動スク
リュウ軸(23)には、原動スクリュウ軸(23)の軸方向の往
復移動に伴ってヘッドアーム(14)を往復駆動するアーム
昇降機構(5)が連繋している。アーム昇降機構(5)に
は、磁気ヘッド(15)をディスク(10)に摺接させた記録モ
ード及び、磁気ヘッド(15)をディスク(10)から離間させ
た再生モードにて、原動スクリュウ軸(23)の軸方向の移
動を拘束すると共に、ピックアップ台(12)の拘束を解除
し、モード間の移行時には、原動スクリュウ軸(23)の軸
方向の拘束を解除すると共に、ピックアップ台(12)の移
動を拘束するロック機構部が設けられている。
【0008】具体的構成において、アーム昇降機構(5)
のロック機構部は、シャーシ(1)上に枢支された第1作
動レバー(3)及び第2作動レバー(4)によって構成され
る。両作動レバーは原動スクリュウ軸(23)の両端部に夫
々係合して、原動スクリュウ軸(23)の往復移動に伴って
回動する。記録モード及び再生モードでは、両作動レバ
ー(3)(4)の側端面(34)(44)がピックアップ台(12)の側
面(12a)に摺接して、原動スクリュウ軸(23)の軸方向の
移動が拘束されると共に、ピックアップ台(12)の拘束が
解除される。モード間の移行時には、両作動レバー(3)
(4)の側端面(34)(44)がピックアップ台(12)の側面(12
a)から離脱して、原動スクリュウ軸(23)の軸方向の拘
束が解除されると共に、何れか一方の作動レバーの先端
面がピックアップ台(12)に当接して、ピックアップ台(1
2)の移動が拘束される。
【0009】更に具体的には、ヘッドアーム(14)は一方
向にバネ付勢され、第1作動レバー(3)及び第2作動レ
バー(4)はカム機構を介してヘッドアーム(14)に連繋
し、該カム機構によってヘッドアーム(14)がバネ付勢に
抗して往復駆動される。
【0010】
【作用】記録モードにおいては、ヘッドアーム(14)がデ
ィスク(10)に向けて移動し、磁気ヘッド(15)は、回転す
るディスク(10)に摺接する。又、ロック機構部によるピ
ックアップ台(12)の拘束が解除される一方、原動スクリ
ュウ軸(23)の軸方向の移動が拘束される。この状態で、
原動モータ(21)が起動し、原動スクリュウ軸(23)が正逆
に回転駆動されることによって、ピックアップ台(12)が
ディスク半径方向に往復移動して、信号記録が行なわれ
る。この際、原動スクリュウ軸(23)は軸方向に拘束され
て、軸方向に移動することはない。
【0011】記録モードから再生モードへの移行時に
は、ロック機構部による原動スクリュウ軸(23)の軸方向
の拘束が解除される一方、ピックアップ台(12)の移動が
拘束される。この状態で、原動スクリュウ軸(23)が一方
向に回転駆動されると、そのねじ推力によって、原動ス
クリュウ軸(23)が軸方向に移動する。そして、該原動ス
クリュウ軸(23)の移動に伴って、ヘッドアーム(14)がデ
ィスク(10)に向けて駆動され、磁気ヘッド(15)はディス
ク(10)から離間する。その後、原動スクリュウ軸(23)が
逆方向に回転駆動されることによって、ロック機構部に
よるピックアップ台(12)の拘束が解除されると共に、原
動スクリュウ軸(23)の軸方向の移動が拘束される。この
結果、再生モードが設定される。
【0012】再生モードにおいては、原動モータ(21)に
よって原動スクリュウ軸(23)が正逆に回転駆動され、ピ
ックアップ台(12)がディスク半径方向に往復移動して、
信号再生が行なわれる。この際、原動スクリュウ軸(23)
は軸方向に拘束されて、軸方向に移動することはない。
【0013】再生モードから記録モードへの移行時に
は、ロック機構部による原動スクリュウ軸(23)の軸方向
の拘束が解除される一方、ピックアップ台(12)の移動が
拘束される。この状態で、原動スクリュウ軸(23)が一方
向に回転駆動されると、そのねじ推力によって、原動ス
クリュウ軸(23)が軸方向に移動する。そして、該原動ス
クリュウ軸(23)の移動に伴って、ヘッドアーム(14)がデ
ィスク(10)から離間する方向に駆動され、磁気ヘッド(1
5)はディスク(10)から離脱する。その後、原動スクリュ
ウ軸(23)が逆方向に回転駆動されることによって、ロッ
ク機構部によるピックアップ台(12)の拘束が解除される
と共に、原動スクリュウ軸(23)の軸方向の移動が拘束さ
れる。この結果、記録モードが設定される。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る光磁気ディスク記録再生装
置においては、原動スクリュウ軸(23)の回転力をピック
アップ台(12)に伝えて光学式ピックアップ(13)及び磁気
ヘッド(15)の往復動作を行ない、原動スクリュウ軸(23)
の軸方向の推力をアーム昇降機構(5)に伝えて磁気ヘッ
ド(15)の昇降動作を行なうので、かかる往復動作と昇降
動作を単一のモータ(21)によって行なうことが出来る。
従って、従来よりもモータの数が減少して、装置全体の
軽量化が図られる。又、原動スクリュウ軸(23)及びアー
ム昇降機構(5)のロック機構部はシャーシ(1)上に設置
されて、光学式ピックアップ(13)を含む可動部の重量が
小さいので、携帯用の光磁気ディスク記録再生装置を構
成する場合に、外部から加わる振動や衝撃の影響は大き
な問題とならない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。全体構成 図1に示す如くシャーシ(1)上にはターンテーブル(9)
が設置され、該ターンテーブル(9)にディスク(10)が載
置されている。ディスク(10)上方の磁気ヘッド(15)は、
基端部が枢支されたヘッドアーム(14)の先端部に取り付
けられて、昇降が可能である。又、ディスク(10)下方の
光学式ピックアップ(13)はピックアップ台(12)に搭載さ
れており、該ピックアップ台(12)は、シャーシ(1)上に
平行に架設された2本のガイドシャフト(11)(11)に案内
されて、ディスク(10)の半径方向へ往復移動が可能であ
る。
【0016】ピックアップ台(12)の端部には連結部材(1
6)が固定され(図4参照)、該連結部材(16)の上端部に、
ヘッドアーム(14)の枢軸(14a)が取り付けられている。
これによって、ピックアップ台(12)とヘッドアーム(14)
とは一体にディスク(10)の半径方向へ往復移動すると共
に、ヘッドアーム(14)はディスク(10)の上方にて昇降
し、磁気ヘッド(15)をディスク(10)に摺接せしめ、又デ
ィスク(10)から離間させることが可能である。ヘッドア
ーム(14)の枢軸(14a)にはトーションバネ(17)が嵌まっ
て、ヘッドアーム(14)を下向きに付勢している。
【0017】シャーシ(1)上には、ヘッドアーム(14)を
トーションバネ(17)に抗して持ち上げるための昇降駆動
板(51)が枢支(55)され、後述する他の機構と共にアーム
昇降機構(5)を構成する。又、シャーシ(1)上には、原
動モータ(21)、歯車列(22)及び原動スクリュウ軸(23)か
らなる原動機構(2)が配備されている。原動スクリュウ
軸(23)は、ピックアップ台(12)に螺合、貫通しており、
後述の如く両端部がシャーシ(1)上に回転可能且つ軸方
向へ往復移動可能に支持されている。従って、原動モー
タ(21)によって原動スクリュウ軸(23)を正逆に回転駆動
することによって、ピックアップ台(12)が往復移動す
る。又、後述の如く原動スクリュウ軸(23)が軸方向に移
動することによって、昇降駆動板(51)が上下に駆動され
る。
【0018】原動機構(2) 原動スクリュウ軸(23)は、図2に示す如くねじ部(23a)
の両側に細軸部(24)(24)を介して丸軸部(23b)(23b)を
有し、該丸軸部(23b)(23b)が、シャーシ(1)上に設置
した一対のリング軸受(25)(25)に支持されている。従っ
て、原動スクリュウ軸(23)は回転可能であると同時に軸
方向の移動が可能である。
【0019】アーム昇降機構(5) 図3に示す様に、アーム昇降機構(5)は、原動スクリュ
ウ軸(23)の側部に沿って並ぶ第1作動レバー(3)及び第
2作動レバー(4)を具え、これらの作動レバー(3)(4)
は夫々シャーシ(1)上に枢支(32)(42)されて、水平面上
で回動可能である。第1作動レバー(3)及び第2作動レ
バー(4)には夫々係合片(31)(41)が突設され、図2の如
く第1作動レバー(3)の係合片(31)は原動スクリュウ軸
(23)の基端側の細軸部(24)に係合し、第2作動レバー
(4)の係合片(41)は先端側の細軸部(24)に係合してい
る。
【0020】第1作動レバー(3)及び第2作動レバー
(4)は図3に示す様に側端面(34)(44)がピックアップ台
(12)の側面(12a)に沿って伸びており、図示の如くこれ
ら2つの側端面(34)(44)がピックアップ台(12)の側面(1
2a)に当接した状態では、第1作動レバー(3)の時計方
向の回転、及び第2作動レバー(4)の反時計方向の回転
が規制されて、原動スクリュウ軸(23)は軸方向の移動が
拘束される(図5、図9参照)。これに対し、図7或いは
図11に示す如く、ピックアップ台(12)が何れか一方の
移動端まで移動することによって、両作動レバー(3)
(4)の回転が許容されることになる。
【0021】又、第1作動レバー(3)及び第2作動レバ
ー(4)には図3に示す如く、夫々の枢軸(32)(42)を挟ん
でピックアップ台(12)とは反対側に伸びる突片(33)(43)
が形成されている。両突片(33)(43)の間には、帯板状の
カム板(6)と、L字状のフックレバー(7)が配置され
る。カム板(6)は、シャーシ(1)上のガイドピン(18)(1
8)に案内されて、原動スクリュウ軸(23)と平行な方向に
往復移動が可能であり、バネ(62)によってフックレバー
(7)から離れる方向に付勢されている。カム板(6)に
は、ピックアップ台(12)とは反対側の側端面に、低位部
(63)、傾斜部(65)及び高位部(64)からなるカム面が形成
されると共に、フックレバー(7)側の先端部にフック部
(61)が形成されている。
【0022】フックレバー(7)はシャーシ(1)上の枢軸
(72)に支持されて、水平面内で回動可能であり、バネ(7
4)によって反時計方向に付勢されている。フックレバー
(7)のカム板(6)側の自由端部には、前記カム板(6)の
フック部(61)と係合可能なフック(71)が形成されると共
に、反対側の自由端部には、第2作動レバー(4)の突片
(43)と当接可能な突部(73)が形成されている。前記昇降
駆動板(51)には、レバー部(53)が下向きに突設され、該
レバー部(53)の下端部に、カム板(6)のカム面と係合す
るカムフォロワー(54)が形成されている。レバー部(53)
は図4に示す動力バネ(52)によってカム板(6)側へ付勢
され、カムフォロワー(54)は常にカム板(6)のカム面と
摺接している。
【0023】ここで、レバー部(53)を付勢している動力
バネ(52)は、ヘッドアーム(14)を付勢しているトーショ
ンバネ(17)よりも大きなバネ荷重に設定されている。従
って、カム板(6)が往復移動することによって、レバー
部(53)がピックアップ台(12)と接近離間する方向に駆動
され、これに伴って図1に示す昇降駆動板(51)が上下に
移動するのである。
【0024】スイッチ群 シャーシ(1)上には図5に示す様に、カム板(6)のフッ
クレバー(7)側にモードスイッチ(8)、原動スクリュウ
軸(23)の両側に第1検知スイッチ(80)及び第2検知スイ
ッチ(81)、ピックアップ台(12)の両側にフィードインス
イッチ(82)及びフィードアウトスイッチ(83)が配置され
ている。これらのスイッチの動作については後述する。
【0025】以下、上記光磁気ディスク記録再生装置に
おける再生モード及び記録モードの設定動作、並びにモ
ード間の移行動作につき、図4乃至図11に沿って具体
的に説明する。尚、図5、図7、図9及び図11は光磁
気ディスク記録再生装置の裏面図であって、以下の説明
においては、レバー類の回転方向(時計方向、反時計方
向)を裏面図上での回転方向で表わすものとする。
【0026】記録モード 図4及び図5に示す様に、記録モードにおいては、ヘッ
ドアーム(14)がトーションバネ(17)の付勢によって下降
し、磁気ヘッド(15)はディスク(10)面に摺接している。
又、ピックアップ台(12)は、その可動範囲の中央部、即
ち光学式ピックアップ(13)による信号記録の可能な領域
内に位置しており、該ピックアップ台(12)の側面には、
第1作動レバー(3)及び第2作動レバー(4)の側端面が
当接している。従って、第1作動レバー(3)の反時計方
向の回動、及び第2作動レバー(4)の時計方向の回動が
規制され、この結果、原動スクリュウ軸(23)は、軸方向
の移動が拘束されている。
【0027】この状態で、原動モータ(21)の回転は歯車
列(22)を経て原動スクリュウ軸(23)に伝わり、該原動ス
クリュウ軸(23)の回転によってピックアップ台(12)が往
復駆動される。この過程で、光学式ピックアップ(13)か
らディスク(10)へレーザビームが照射され、その照射位
置は、記録信号に応じて、磁気ヘッド(15)により磁化さ
れる。
【0028】尚、記録モードにおいては、昇降駆動板(5
1)に突設したレバー部(53)のカムフォロワー(54)がカム
板(6)の高位部(64)に摺接して、昇降駆動板(51)はヘッ
ドアーム(14)から下方へ離間している。又、モードスイ
ッチ(8)がカム板(6)の移動によってONとなってお
り、該モードスイッチ(8)からのON信号が制御回路
(図示省略)に供給されて、記録モードの認識が行なわれ
る。
【0029】記録モードから再生モードへの移行 信号の記録が終了すると、図6及び図7に示す様に、先
ずピックアップ台(12)がディスク(10)の中央部へ向けて
移動し、ディスク(10)に対するアドレス信号の記録が行
なわれる。この時点で、再生釦を操作すると、原動モー
タ(21)の駆動によってピックアップ台(12)は更に移動
し、フィードインスイッチ(82)がONとなる移動端に達
する。この結果、ピックアップ台(12)の側面は第2作動
レバー(4)の側端面から離脱し、第2作動レバー(4)の
時計方向の回転が自由となる。
【0030】その後、更に原動モータ(21)が同一方向に
回転して、ピックアップ台(12)の駆動が行なわれるが、
ピックアップ台(12)が移動端にて停止した後は、原動ス
クリュウ軸(23)は図7の上方へ向かうネジ推力を受け
る。このとき、第2作動レバー(4)は回転自由となって
いるので、原動スクリュウ軸(23)は図7の上方へ移動す
ると共に、図示の如く両作動レバー(4)(3)が時計方向
へ回動することになる。
【0031】第2作動レバー(4)の回動に伴って、該作
動レバー(4)の突片(43)がフックレバー(7)をバネ(74)
に抗して反時計方向に回動させる。これによって、フッ
クレバー(7)のフック(71)はカム板(6)のフック部(61)
から離脱する。この結果、カム板(6)はバネ(62)の付勢
によって図7の下方へ移動する。又、昇降駆動板(51)に
突設されたレバー部(53)のカムフォロワー(54)がカム板
(6)の低位部(63)へ移行する。この結果、レバー部(53)
は動力バネ(52)の付勢によってピックアップ台(12)側へ
移動し、これに伴って昇降駆動板(51)は上昇し、該昇降
駆動板(51)によってヘッドアーム(14)がトーションバネ
(17)に抗して持ち上げられることになる。これによっ
て、磁気ヘッド(15)はディスク(10)から離間する。
【0032】このとき、原動スクリュウ軸(23)の移動に
よって第2検知スイッチ(81)がONとなり、カム板(6)
の移動によってモードスイッチ(8)はOFFとなる。モ
ードスイッチ(8)がOFFとなることによって、原動モ
ータ(21)が逆転し、ピックアップ台(12)を図7の上方へ
駆動せんとするが、図7の如くピックアップ台(12)には
第2作動レバー(4)の先端面が当接して、移動が拘束さ
れている。従って、原動スクリュウ軸(23)はネジ推力に
よって図7の下方へ移動することになる。これによっ
て、第1作動レバー(3)及び第2作動レバー(4)は共に
反時計方向に駆動され、第1作動レバー(3)がピックア
ップ台(12)の側面に当接するまで、回動する。この結
果、第2作動レバー(4)によるピックアップ台(12)の拘
束は解除され、図8及び図9に示す再生モードが設定さ
れる。
【0033】再生モード 再生モードにおいては、第2作動レバー(4)が元の姿勢
に復帰することによって、該作動レバー(4)の突片(43)
が反時計方向に回動して、フックレバー(7)はバネ(74)
の付勢によって僅かに時計方向に回動するが、該フック
レバー(7)のフック(71)はカム板(6)のフック部(61)と
は係合せず、図9の如く互いに当接した状態となる。
又、昇降駆動板(51)のレバー部(53)のカムフォロワー(5
4)はカム板(6)の低位部(63)に摺接した状態を維持して
おり、これによって、磁気ヘッド(15)はディスク(10)か
ら離間した位置に保持される。
【0034】ピックアップ台(12)の側面には、第1作動
レバー(3)及び第2作動レバー(4)の側端面が当接し
て、第1作動レバー(3)の反時計方向の回動、及び第2
作動レバー(4)の時計方向の回動が規制され、この結
果、原動スクリュウ軸(23)は、軸方向の移動が拘束され
ている。
【0035】この状態で、原動モータ(21)の回転は歯車
列(22)を経て原動スクリュウ軸(23)に伝わり、該原動ス
クリュウ軸(23)の回転によってピックアップ台(12)が往
復駆動される。この過程で、光学式ピックアップ(13)か
らディスク(10)へレーザビームが照射され、その戻り光
の偏向面の回転方向を検知することによって、ディスク
(10)上に記録された信号が読み出される。尚、再生モー
ドにおいては、全てのスイッチ(8)(80)(81)(82)がOF
Fとなっており、モードスイッチ(8)からのOFF信号
によって再生モードの認識が行なわれる。
【0036】再生モードから記録モードへの移行 信号再生が終了し、記録釦を操作すると、図10及び図
11に示す様に、先ずピックアップ台(12)がディスク(1
0)の外周部へ向けて駆動され、フィードアウトスイッチ
(83)がONとなるまで移動する。この結果、ピックアッ
プ台(12)の側面は第1作動レバー(3)の側端面から離脱
し、第1作動レバー(3)の反時計方向の回転が自由とな
る。
【0037】その後、更に原動モータ(21)が同一方向に
回転して、ピックアップ台(12)の駆動が行なわれるが、
ピックアップ台(12)が移動端にて停止した後は、原動ス
クリュウ軸(23)は図11の下方へ向かうネジ推力を受け
る。このとき、第1作動レバー(3)は回転自由となって
いるので、原動スクリュウ軸(23)は図11の下方へ移動
すると共に、両作動レバー(4)(3)が反時計方向へ回動
することになる。
【0038】第1作動レバー(3)の回動に伴って、該作
動レバー(3)の突片(33)がカム板(6)をバネ(62)に抗し
て図11の上方へ移動させる。カム板(6)の移動に伴っ
て、カムフォロワー(54)はカム板(6)の高位部(64)へ移
行する。この結果、レバー部(53)が動力バネ(52)に抗し
てピックアップ台(12)から離間する方向に移動し、これ
に伴って昇降駆動板(51)は下降することになる。これに
よって、ヘッドアーム(14)はトーションバネ(17)に付勢
されて下降し、磁気ヘッド(15)はディスク(10)に摺接す
る。
【0039】又、第2作動レバー(4)の回動に伴って、
該作動レバー(4)の突片(43)がフックレバー(7)から離
脱する。これによって、フックレバー(7)はバネ(74)に
付勢されて時計方向に回動し、該レバー(7)のフック(7
1)がカム板(6)のフック部(61)と係合して、カム板(6)
を図11の位置に保持する。
【0040】このとき、原動スクリュウ軸(23)の移動に
よって第1検知スイッチ(80)がONとなり、カム板(6)
の移動によってモードスイッチ(8)はONとなる。モー
ドスイッチ(8)がONなることによって、原動モータ(2
1)が逆転し、ピックアップ台(12)を図11の下方へ駆動
せんとするが、ピックアップ台(12)には第1作動レバー
(3)の先端面が当接して、ピックアップ台(12)の移動が
拘束されている。従って、原動スクリュウ軸(23)はネジ
推力によって図11の上方へ移動することになる。これ
によって、第1作動レバー(3)及び第2作動レバー(4)
は共に時計方向に駆動され、第2作動レバー(4)がピッ
クアップ台(12)の側面に当接するまで、回動する。この
結果、第1作動レバー(3)によるピックアップ台(12)の
拘束は解除され、図4及び図5に示す記録モードが設定
される。
【0041】上述の光磁気ディスク記録再生装置によれ
ば、単一の原動モータ(21)によって、光学式ピックアッ
プ(13)及び磁気ヘッド(15)の往復動作と、磁気ヘッド(1
5)の昇降動作を切り換えて行なうことが出来るので、装
置全体の軽量化が可能となる。又、原動機構(2)と、ア
ーム昇降機構(5)を構成する第1作動レバー(3)、第2
作動レバー(4)、カム板(6)及びフックレバー(7)は、
シャーシ(1)上に設置されているので、光学式ピックア
ップ(13)を含む可動部の重量が小さくなる。従って、外
部から多少の振動や衝撃が加わっても、その影響は最小
限に抑えられ、記録再生動作に支障は生じない。
【0042】尚、図3に示す原動スクリュウ軸(23)側の
1本のガイドシャフト(11)は省略することが可能であっ
て、これによって更に軽量化を図ることが出来る。
【0043】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光磁気ディスク記録再生装置の一部破断斜視図
である。
【図2】原動機構の斜視図である。
【図3】アーム昇降機構の一部破断斜視図である。
【図4】記録モードにおける光磁気ディスク記録再生装
置の右側面図である。
【図5】同上の裏面図である。
【図6】記録モードから再生モードへの移行時における
光磁気ディスク記録再生装置の右側面図である。
【図7】同上の裏面図である。
【図8】再生モードにおける光磁気ディスク記録再生装
置の右側面図である。
【図9】同上の裏面図である。
【図10】再生モードから記録モードへの移行時におけ
る光磁気ディスク記録再生装置の右側面図である。
【図11】同上の裏面図である。
【符号の説明】
(1) シャーシ (12) ピックアップ台 (13) 光学式ピックアップ (14) ヘッドアーム (15) 磁気ヘッド (2) 原動機構 (21) 原動モータ (23) 原動スクリュウ軸 (3) 第1作動レバー (4) 第2作動レバー (5) アーム昇降機構 (54) カムフォロワー (6) カム板 (7) フックレバー (10) ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスク(10)上を半径方向に摺
    動して、ディスク(10)に信号を記録する磁気ヘッド(15)
    と、ディスク(10)の半径方向へ磁気ヘッド(15)と一体に
    移動してディスク(10)から信号を再生する光学式ピック
    アップ(13)とを具えた光磁気ディスク記録再生装置にお
    いて、光学式ピックアップ(13)は、シャーシ(1)上に往
    復移動可能に支持されたピックアップ台(12)に搭載され
    ると共に、磁気ヘッド(15)は、ディスク(10)に対して接
    近離間するヘッドアーム(14)に取り付けられ、シャーシ
    (1)上には、原動モータ(21)によって回転駆動される原
    動スクリュウ軸(23)が、光学式ピックアップ(13)の移動
    方向に沿って軸方向へ往復移動可能に架設されると共
    に、ピックアップ台(12)に螺合して、ピックアップ台(1
    2)を往復駆動し、該原動スクリュウ軸(23)には、原動ス
    クリュウ軸(23)の軸方向の往復移動に伴ってヘッドアー
    ム(14)を往復駆動するアーム昇降機構(5)が連繋し、該
    アーム昇降機構(5)には、磁気ヘッド(15)をディスク(1
    0)に摺接させた記録モード及び、磁気ヘッド(15)をディ
    スク(10)から離間させた再生モードにて、原動スクリュ
    ウ軸(23)の軸方向の移動を拘束すると共に、ピックアッ
    プ台(12)の拘束を解除し、モード間の移行時には、原動
    スクリュウ軸(23)の軸方向の拘束を解除すると共に、ピ
    ックアップ台(12)の移動を拘束するロック機構部が設け
    られていることを特徴とする光磁気ディスク記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 アーム昇降機構(5)のロック機構部は、
    シャーシ(1)上に枢支された第1作動レバー(3)及び第
    2作動レバー(4)によって構成され、両作動レバーは原
    動スクリュウ軸(23)の両端部に夫々係合して、原動スク
    リュウ軸(23)の往復移動に伴って回動し、記録モード及
    び再生モードにて、両作動レバー(3)(4)の側端面(34)
    (44)がピックアップ台(12)の側面(12a)に摺接して、原
    動スクリュウ軸(23)の軸方向の移動が拘束されると共
    に、ピックアップ台(12)の拘束が解除され、モード間の
    移行時には、両作動レバー(3)(4)の側端面(34)(44)が
    ピックアップ台(12)の側面(12a)から離脱して、原動ス
    クリュウ軸(23)の軸方向の拘束が解除されると共に、何
    れか一方の作動レバーの先端面がピックアップ台(12)に
    当接して、ピックアップ台(12)の移動が拘束される請求
    項1に記載の光磁気ディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ヘッドアーム(14)は一方向にバネ付勢さ
    れ、第1作動レバー(3)及び第2作動レバー(4)はカム
    機構を介してヘッドアーム(14)に連繋し、該カム機構に
    よってヘッドアーム(14)がバネ付勢に抗して往復駆動さ
    れる請求項2に記載の光磁気ディスク記録再生装置。
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