JPH08161686A - 感知器データを用いる渋滞計測方法 - Google Patents
感知器データを用いる渋滞計測方法Info
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- JPH08161686A JPH08161686A JP30210394A JP30210394A JPH08161686A JP H08161686 A JPH08161686 A JP H08161686A JP 30210394 A JP30210394 A JP 30210394A JP 30210394 A JP30210394 A JP 30210394A JP H08161686 A JPH08161686 A JP H08161686A
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Abstract
減し、車両感知器設置費用、およびメンテナンスのため
の労力、費用を節約する。 【構成】車両感知器SU は区間上流端位置PU に、車両
感知器SD は区間下流端位置PD に設置されている。ま
たLO (=P U −PD )は区間長である。車両感知器
SU ,SD は例えば光感知器が考えられ、車の車両ID
および車の通過を時系列に計測することができる。この
様に設置された車両感知器からのデータから 【数13】 (E(t):時刻tにおける特定区間に存在する車両台
数、Qa :非渋滞部の交通流量、V:非渋滞部の速度、
Qj :渋滞部の交通流量、Lo :特定の区間の長さ、k
m 、a:定数)の式を用いて、渋滞長L(t)を求め
る。
Description
タをもとに、渋滞長等を求める計測方法に関するもので
ある。特に車両感知器の設置が少なくてもその車両感知
器からのデータで渋滞長等を求めることができる計測方
法に関するものである。
頭位置(以下「渋滞先頭位置」と称する。)、長さ(以
下「渋滞長」と称する。)等の渋滞情報は、信号制御お
よび交通管理上、交通状況を評価するための最も重要な
基礎的指標の一つである。渋滞先頭位置、渋滞長は空間
的な物理量であるため、従来は道路に沿って配置した複
数の超音波式車両感知器等の車両感知器から得られる交
通流量、占有率等の計測データを集め、計算によって求
めていた。従来の方法の概要を、図1、図2を参照しな
がら以下に示す。
2 ,s3 と先に求めた速度との関係から感知器位置での
待行列波及の程度を表わす待行列列波及度を求める。
列末尾が感知器位置を十分に越えている状態の速度閾値 s2 :待行列波及度0.5に対応し、待行列末尾が感知
器位置付近に存在する状態の速度閾値 s3 :待行列波及度0に対応し、待行列が感知器速度に
影響を及ぼさない状態の速度閾値 感知器の設置位置と待行列波及度を下図のようにプロッ
トし、各点を直線で結んで待行列波及度が0.5未満と
なる地点を渋滞の末尾とする。渋滞末尾より下流方向に
連続して待行列波及度が0.5以上である区間の長さを
渋滞長(図2参照)とする。
渋滞判定精度は感知器の設置密度に依存し、高い精度を
得るには、極めて多くの感知器を設置する必要がある
(通常200〜300m間隔に設置する。)ため設置費
用およびメンテナンスの労力・費用が大きな負担となっ
ていた。
る車両感知器の数を節減し、車両感知器設置費用、およ
びメンテナンスのための労力、費用を節約することであ
る。
に、請求項1の発明は、特定の区間について、区間の両
端に設けた車両感知器からの得られる特定車両の旅行時
間と時系列に得られる車両感知器データを用いて、以下
の式を用いてある時刻tにおける区間内の渋滞長L
(t)を計測することを特徴とする。
時間(以下「旅行時間」と称する。)を計測し、それと
1地点で計測した車の通過時系列データ等の感知器デー
タを用いて当該区間内の渋滞情報を求める計測方法であ
る。すなわち、本発明の計測方法は地点で計測した時間
軸上のデータを空間軸上に投影することによって空間的
な物理量である渋滞先頭位置、渋滞長に変換しており、
必要な設置車両感知器数を大幅に節減することが可能と
なる。
配置を示す。ここで位置座標は車の走行方向に対して下
流から上流方向へ正にとるものとする。車両感知器SU
は区間上流端位置PU に、車両感知器SD は区間下流端
位置PD に設置されている。またLo (=PU−PD )
は区間長である。車両感知器SU ,SD は例えば光感知
器が考えられ、車の車両IDおよび車の通過を時系列に
計測することができる。
tU に上流端位置PU に設置された車両感知器SU によ
ってある車両IDが計測され、その後同一車両IDが時
刻tD に下流端位置に設置された車両感知器SD によっ
て計測されたならば、下流端PD を時刻tD に通過した
車の区間における旅行時間Tは式3で求められる。
両IDが時刻tU に車両感知器SD によって計測された
ならば区間下流端を時刻tU に通過した車の旅行時間
T′は式4で求められる。これらの旅行時間は以下で渋
滞情報算出のため感知器データを集計する際に用いられ
ている。
流端の通過台数をtU〜tD の間累積した値は、時刻tU
における区間内の車の存在台数E(tU )を表す。ま
た車両感知器SU で計測した車両通過データから区間上
流端の通過台数をtU 〜tD の間、累積した値は、時刻
tD における区間内の車の存在台数E(tD )を表す。
通過時系列データから区間上流端、下流端での渋滞状況
を判断することができる。通過時系列データは車両感知
器下に車が存在する時はオンパルス、車が存在しない時
はオフパルスとして得られる。そこでパルス間隔(隣合
うオンパルスとオンパルスの時間間隔)が比較的小さく
パルス幅(オンパルスの時間)が比較的大きい場合は、
車の流れは飽和流であり、当該車両感知器位置は渋滞し
ている。逆に、パルス間隔が比較的大きくパルス幅が比
較的小さい場合は、車の流れは非飽和流であり、当該車
両感知器位置は非渋滞とみなすことができる。
にある瞬間における渋滞長、渋滞先頭位置を算出する。
ただし区間内に渋滞は一つだけ存在するものとする。
)は、渋滞部の密度をKj 、非渋滞部の密度をKa と
すると式5のように表わすことができる。
数)Qj の一次式で近似することができ、式6で表わさ
れる。
の間に車両感知器SDで計測された飽和流の通過台数累
積値と、時刻tU ′〜tU の間に車両感知器SU で計測
された飽和流の通過台数累積値との和を各飽和流の継続
時間の和で割って求める。
部の交通流量Qa を用いて式7のように表わすことがで
きる。
求められるが、適当な設定値を用いる簡便な方法も考え
られる。Qa は時刻tU 〜tD の間に車両感知器SD で
計測された非飽和流の通過台数と、時刻tU ′〜tU の
間に車両感知器SU で計測された非飽和流の通過台数累
積値との和を各非飽和流の継続時間の和で割って求め
る。
られる。
が存在しない場合は、Qj を計測できないので、このま
までは正確な渋滞長は求められない。この場合(Qj を
計測できず、かつL(tU )>0の場合)はQj の近似
値として過去の計測値から適当と思われる値(例として
時刻tU 〜tD の間に車両感知器SU で計測された飽和
流の通過台数累積値を飽和流の継続時間で割った値)を
設定する。
(tU )は車両感知器SU ,SD で計測された渋滞の状
況に応じて以下のように求められる。
すなわち車両感知器SD が飽和流の場合、渋滞先頭位置
P(tU )は式9で求められる。
感知器SU が飽和流の場合、渋滞先頭位置P(tU )は
式10で求められる。
PD <P(tU )<PU であるが、渋滞先頭位置P(t
U )の値を算出することはできない。しかし渋滞先頭位
置はその渋滞が発生している間は通常、変化しないと考
えられるので、同じ渋滞についてすでに渋滞先頭位置が
上記1.または2.で得られていれば、その渋滞先頭位
置をP(tU )とする。渋滞先頭位置がまだ得られてい
ない場合は、事前の調査により最も渋滞先頭位置となる
確率が高いとされる地点をP(tU )とする。
に得られているとは限らないが、不足するデータを近似
することによって以下のようにして求められる。
(tD )を用いて、式8より渋滞長L(tD )が求めら
れる。ただし式8の交通流量Qj は時刻tU 〜tD の間
に車両感知器SU で飽和流が計測された場合は、その通
過台数累積値を飽和流の継続時間で割って求める。車両
感知器SU で飽和流が計測されなかった場合は、近似値
として過去の計測値から適当と思われる値(例として時
刻tU 〜tD の間に車両感知器SD で計測された飽和流
の通過台数累積値を飽和流の継続時間で割った値)を設
定する。Qa は時刻tU 〜tD の間に車両感知器SU で
計測された非飽和流の通過台数を非飽和流の継続時間で
割って求める。車両感知器SU で非飽和流が計測されな
かった場合は、近似値として過去の計測値から適当と思
われる(例として時刻tU 〜tD の間に車両感知器SD
で計測された非飽和流の通過台数を非飽和流の継続時間
で割った値)を設定する。
置き換えることによって算出することができる。
行時間および車の通過時系列データを予測し、それらの
予測値を上記の式5〜10に代入することによって未来
の時刻における渋滞情報を予測することが可能となる。
が、区間途中に交差道路がある場合は、交差部または本
線上に設置した車両感知器によって計測した流入出交通
量を存在台数算出時に付加することによって正確な渋滞
情報が得られる。
数を節減することができるため、車両感知器設置費用、
およびメンテナンスのための労力、費用を節約すること
が可能となる。
求める関係を示すグラフである。
グラフである。
である。
跡図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 特定の区間について、区間の両端に設け
た車両感知器からの得られる特定車両の旅行時間と時系
列に得られる車両感知器データを用いて、以下の式を用
いてある時刻tにおける区間内の渋滞長L(t)を計測
する方法。 【数1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30210394A JP3607330B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 感知器データを用いる渋滞計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30210394A JP3607330B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 感知器データを用いる渋滞計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08161686A true JPH08161686A (ja) | 1996-06-21 |
JP3607330B2 JP3607330B2 (ja) | 2005-01-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30210394A Expired - Fee Related JP3607330B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 感知器データを用いる渋滞計測方法 |
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-
1994
- 1994-12-06 JP JP30210394A patent/JP3607330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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