JPH0816167A - 振動持続装置 - Google Patents

振動持続装置

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Publication number
JPH0816167A
JPH0816167A JP6150253A JP15025394A JPH0816167A JP H0816167 A JPH0816167 A JP H0816167A JP 6150253 A JP6150253 A JP 6150253A JP 15025394 A JP15025394 A JP 15025394A JP H0816167 A JPH0816167 A JP H0816167A
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JP
Japan
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waveform
vibration
signal
string
cycle
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Withdrawn
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JP6150253A
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Inventor
Tatsuya Dejima
達也 出嶌
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多様で豊かな音色の発音が行えるとともに、
幅広い音楽表現が容易に行える振動持続装置を提供す
る。 【構成】 弦104を励振する作用子201と、弦10
4の振動状態を検出するHPU110と、HPU110
から出力された電気信号をプリアンプ401を介して入
力し、弦104の振動状態を示すデータを制御部404
に出力するピッチ抽出部402と、波形メモリ406か
ら波形データを読み出してこれを加工する波形信号発生
部407と、波形信号発生部407が出力した波形信号
をD/A変換部408を介して入力し、作用子201を
駆動する圧電素子駆動部409とを備え、制御部404
は、波形信号発生部407が生成する波形を指示し、圧
電素子駆動部409が作用子201を駆動する強さ、タ
イミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気ギター、電気ピア
ノ等の機械振動体を音源とする楽器に搭載される振動持
続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ギター属の撥弦楽器、ピアノ属
の打弦楽器におけるその弦振動は、バイオリン属の擦弦
楽器のそれと比較すると、減衰が大きく、音の持続時間
が短いことが知られている。これは、アコースティック
な楽器に限らず、電気ギター、電気ピアノ等の電気楽器
においても弦振動を音源としていることから、同様の特
性がある。
【0003】音の持続時間が短いと、その音の持続時間
の短さにより音楽表現が制約されるという不具合があ
る。この不具合を解決するため、特に近年の電気楽器に
おいては、音源である機械振動体を励振することでその
振動を強制的に持続させる振動持続装置が広く搭載され
てきている。
【0004】図14は、従来の振動持続装置の概略構成
を示すブロック図である。図14において、1401は
スチール製の弦、1402は弦1401の振動を検出す
るピックアップ(PU)、1403はPU1402が出
力した電気信号を増幅するプリアンプ、1404は弦1
401を励振する作用子、1405は作用子1404を
駆動する圧電素子駆動回路である。
【0005】ここで、弦1401の振動を検出するPU
1402は、例えばコイル型であり、弦1401の振動
により発生する誘導起電力の原理を利用し、弦1401
の振動を電気信号に変換するものである。一方、弦14
01を励振する作用子1404は、その内部に圧電素子
を有するものである。
【0006】以上の構成において、その動作を説明す
る。PU1402は、弦1401の振動に応じた電気信
号をプリアンプ1403に出力し、プリアンプ1403
は、PU1402から入力した電気信号を増幅して圧電
素子駆動回路1405に出力する。圧電素子駆動回路1
405は、プリアンプ1403から入力した電気信号に
従って作用子1404の圧電素子を駆動する。これによ
り、弦1401は、作用子1404により強制振動が与
えられることで励振される。
【0007】図15は、従来における弦の振動状態(波
形)例を示す説明図である。図15において、(a)は
作用子1404により強制振動を与えなかったときの弦
1401の波形を示し、(b)は作用子1404により
強制振動を与えたときの弦1401の波形を示してい
る。
【0008】図15(a)及び(b)に示す如く、作用
子1404により強制振動を与えないと弦1401の振
動は急速に減衰するが、作用子1404により強制振動
を与えることで弦1401の振動はあまり減衰すること
なく、その振動が持続していることがわかる。このた
め、音も長く持続することになり、前述した不具合を解
決することができる。
【0009】ところで、上記した作用子1404は、圧
電素子をその内部に備えたタイプのものである。今まで
の作用子の主流は電磁力により弦に作用するコイルタイ
プのものであるが、このコイルタイプの作用子は圧電素
子を備えたタイプの作用子と比較すると、次のような短
所がある。
【0010】コイルタイプの作用子は、作用させた後の
弦の振動波形が自然にsin波に近いものとなり、音の
持続時間(弦の振動持続時間)が延びても豊かな音色は
得られず(倍音の含まれ方等)、音楽表現力の幅の拡が
りを阻害していた。
【0011】弦に作用するレスポンスが鈍く、また、レ
スポンスが鈍いことから特に高次倍音成分を弦に加振す
ることは技術的に非常に困難(実際上、不可能と思われ
る)である。
【0012】一方、上記の圧電素子駆動回路1405
は、プリアンプ1403を介して入力したPU1402
の電気信号に従って作用子1404を駆動するものだ
が、圧電素子駆動回路1405としては、PU1402
の位相特性等を考慮し、弦1401の振動の位相と作用
子1404が励振する位相とを合わせる(同期させる)
ようにしたものもある。弦1401の振動の位相と作用
子1404が加振する位相を合わせることで、弦140
1を効率的に励振することができる。
【0013】なお、弦振動を音源とする電気楽器におい
ては、音の持続時間を聴感上延ばすものとして、ディレ
イ、リバーブコンプレッサ、オーバドライブ等のエフェ
クタ(効果付加装置)があり、また、奏法としては、音
量つまみを調節することで、弦振動の減衰に応じて音量
を大きくするものなどがある。このようなエフェクタ、
奏法により、音の持続時間を聴感上延ばすことができる
が、当然のことながら、それは弦振動が消失するまでの
時間が上限となる。
【0014】音の持続時間自体を延ばす奏法としては、
例えばフィードバック奏法と呼ばれるものがある。この
フィードバック奏法は、スピーカから放音される音で弦
を振動させ、その振動を再びPUが拾うという繰り返し
により音の持続時間を延ばすものである。しかし、この
フィードバック奏法には、スピーカとの位置関係から演
奏者が任意に行い難い、所望の音を持続させるのが困難
(高音弦を振動させ難い)といった不具合がある。ま
た、要求される演奏技術も非常に高度である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような機械振動体を音源とする楽器に搭載された振動
持続装置は、機械振動体を励振することで音の持続時間
を延ばすことを目的としているので、音の持続時間が延
びても豊かな倍音等を得ることはできず、音色を変化さ
せることがないことから音楽表現力についてはあまり拡
がることがなかった。
【0016】例えば、電気弦楽器においては、音源であ
る弦の振動を電気信号に変換した後、エフェクタにより
何らかの処理を施して音を放音させているものが殆どで
ある。エフェクタにより付加される音響効果としては数
多くあるが、音響効果は弦の振動を変換した電気信号
(波形)に対して施されるので、弦の振動にその音楽表
現力は大きく依存することになる。
【0017】現代は、演奏者一人一人が独自の芸術的感
性に従って音楽を表現する風潮が定着しており、奏法も
多くの演奏者が開発している。一方の楽器においては、
多様化した演奏者のニーズに応える、容易に幅広い音楽
表現が行えるものが望まれている。これは、アコーステ
ィックな楽器と比較して、エレクトロニクス技術を生か
して新たな音楽の創造がし易いといった長所を有する電
気楽器に対して特に望まれている。
【0018】本発明の課題は、多様で豊かな音色の発音
が行えるとともに、幅広い音楽表現が容易に行える振動
持続装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の振動持続装置
は、機械振動体を音源とする全ての楽器に対して適用す
ることができるものである。
【0020】この振動持続装置は、少なくとも励振手
段、波形生成手段、及び駆動手段を備えている。上記の
各手段において、波形生成手段は波形信号を生成し、こ
の波形生成手段が生成した波形信号に従って駆動手段が
励振手段を励振することで、機械振動体が励振される。
【0021】また、本発明の振動持続装置は、上記構成
に加えて、機械振動体の振動を検出して電気信号を出力
する振動検出手段を具備し、更には波形生成情報を指定
する指定手段を具備する。
【0022】上記した励振手段としては、例えば、弦を
機械振動体とした場合、コイル、圧電素子等を用いたも
のがある。波形生成手段は、アナログ型とデジタル型に
大別することができる。アナログ型は、例えば、発振器
から単に所定の交流波形を出力するものや、複数の発振
器を備え、各発振器から各々異なる交流波形を出力させ
てこれらを重ね合わせるものがある。一方のデジタル型
は、例えば予めROM等に記憶させた波形データを読み
出し、この読み出した波形データをそのまま、或いは加
工することで波形を生成するものである。
【0023】この波形生成手段は、振動検出手段が出力
した電気信号の周期を検出する周期検出手段を、また、
この周期検出手段が検出した周期に応じた周期の信号を
生成する信号生成手段を有することが望ましい。
【0024】
【作用】本発明の振動持続装置は、音源である機械振動
体に対し、波形生成手段が生成した波形信号に従って励
振手段により機械的にこれを励振する。これにより、機
械振動体は、元の波形と波形生成手段が生成した信号の
波形が合成された波形で振動を持続することになる。
【0025】波形生成手段は、例えば、指定手段により
指定された波形生成情報に従って、振動検出手段が出力
した電気信号を加工することで新たな波形を生成する。
この指定手段により、機械振動体を所望の波形信号で随
時励振させることが可能となる。
【0026】また、波形生成手段は、振動検出手段が出
力した電気信号の周期に応じた周期の波形信号を出力す
る。これにより、機械振動体の振動状態に応じてこれを
励振することが可能となる。このとき、機械振動体の振
動の位相と逆の位相で波形信号を波形生成手段が生成し
た場合、機械振動体の振動を急速に減衰させることがで
きる。
【0027】また、波形生成手段は、例えば、指定手段
により指定された音響効果に従って、振動検出手段が出
力した電気信号を加工することで新たな波形信号を生成
する。これにより、機械振動体はこの音響効果が付加さ
れた波形で振動を持続することになる。
【0028】また、波形生成手段は、例えば、指定手段
による指定に従って所定の波形の信号を信号生成手段に
より生成させ、振動検出手段が出力した電気信号をこの
生成した信号と演算処理することで波形信号を生成す
る。演算処理は、信号の形式(デジタル、或いはアナロ
グ)に係わらず行うことができるものであり、演算処理
の代表としては四則演算があげられる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、第1の実施
例から順に第5の実施例まで図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0030】図1は、第1の実施例による振動持続装置
を搭載した電気ギター100の外観を示す正面図であ
る。図1に示す如く、電気ギター100は、本体101
と、ネック102と、ヘッド103とに大別される。
【0031】ヘッド103には、スチール製の弦104
の一端が巻かれる糸巻き105が取り付けられており、
ネック102は、指板106に複数のフレット107が
埋め込まれている。
【0032】本体101には、弦104の他端が取り付
けられるブリッジ108と、弦104の振動を検出する
ピックアップ(PU)109、及びヘキサピックアップ
(HPU)110と、放音されるサウンドにトレモロ効
果を付加するためのトレモロアーム111と、後述する
ように、各PU109a〜cから弦104の振動を検出
するものを選択するためのピックアップ選択スイッチ1
12と、放音されるサウンドの音量を調節するためのボ
リュームつまみ113と、放音されるサウンドの音色変
化を調節するための音色つまみ114と、弦104の振
動を持続させる際のその振動させる強さを調節するため
の振動持続つまみ115と、楽音合成等を行うための各
種スイッチ等を備えた操作パネル116とが設けられて
いる。
【0033】この電気ギター100は、上記PU109
が出力する弦振動に対応した電気信号を楽音信号として
外部に出力可能である。上記のPU109は、フロント
ピックアップ(FPU)109a、ミドルピックアップ
(MPU)109b、及びリアピックアップ(RPU)
109cとからなる。各PU109a〜cは各々性質が
異なるものであり、例えばFPU109a及びMPU1
09bは高調波を強く拾う性質(これにより、クリアな
サウンドが得られる)を有するシングルコイル型を用
い、一方のRPU109cは太くて暖かいサウンドが得
られるダブルコイル型を用いる。FPU109aとMP
U109bにおいても、FPU109aはMPU109
bよりもさらにクリアなサウンドが得られるといったよ
うに両者の性質は異なるものである。
【0034】また、操作パネル116には、弦104の
振動を持続させる際にその振動に付加する音色(波形)
を選択するための音色選択スイッチ117や、各種モー
ド等の設定状態が表示される表示器118が設けられて
いる。なお、図1には示していないが、図1に向かって
本体101の左下方側面には出力端子が設けられてい
る。
【0035】以上の構成において、ピックアップ選択ス
イッチ114はスライドスイッチであり、図1に向かっ
て右斜め上にスイッチを移動させることでFPU109
aが選択され、左斜め下にスイッチを移動させるとRP
U109cが選択され、スイッチを中央に移動させると
(これは図1の状態である)MPU109bが選択され
る。
【0036】PU109は、前述したように性質の異な
る3つのPU109a〜cを備えているので、演奏者は
このピックアップ選択スイッチ112を操作することで
ピックアップを選択することにより、所望のサウンドで
演奏を行うことができる。
【0037】HPU110は、各弦104に対応して配
設された6個の小型ピックアップからなり、6本の弦1
04の振動を夫々独立して検出する。このHPU110
は、各弦104の振動周期等を夫々検出するために設け
られている。
【0038】ボリュームつまみ113、音色つまみ11
4、及び振動持続つまみ115は、共に回転操作するこ
とでそれに割り当てた機能を調節するものである。即
ち、ボリュームつまみ113は出力する楽音信号の音量
を調節し、音色つまみ114は出力する楽音信号のカッ
トオフ周波数を調整することで音色変化を調節する。振
動持続つまみ115は、弦104の振動を持続させるた
めのフィードバック量を調整するとともに、弦104を
励振させるか否かを指定するものである。振動持続つま
み115を左一杯に回すことで、弦104を励振させな
い(フィードバックさせない)ことが指定される。
【0039】操作パネル116は、ギターシンセサイザ
としての機能を果たすための各種スイッチ、及び表示器
118が設けられている。音色選択スイッチ117は、
弦104を励振するその振動波形を指定するためのもの
である。音色選択スイッチ117が操作される度に、表
示器118にはその操作により現在選択されている音色
を表す音色コードが順次表示される。
【0040】ブリッジ108は、トレモロアーム111
とでトレモロユニットを構成しており、トレモロアーム
111の操作に応じてブリッジ108が紙面と垂直方向
に回動することで全ての弦104のピッチを同時に上下
させる。これにより、音量の周期変化の音響効果が得ら
れる。
【0041】また、ブリッジ108は、弦104を励振
する作用子を備えている。図2は、ブリッジの構成を示
す断面図であり、図3は、作用子201の構成を示す分
解図である。
【0042】図2に示す如く、ブリッジ108は、弦1
04に圧接させた作用子201と、この作用子201が
載置された作用子ベース202と、この作用子ベース2
02が載置されたトレモロベース203とから構成さ
れ、作用子201には2本のリード線204及び205
が接続されている。弦104は、この作用子201によ
ってその一方の端が支持されている。
【0043】作用子201は、図3に示す如く、作用子
ベース202に取り付けられるケース301と、このケ
ース301上に載置された電極302と、この電極30
2上に載置された絶縁シート303と、この絶縁シート
303上に載置された圧電素子304と、この圧電素子
304上に載置された電極305と、この電極305上
に載置されたサドル306とから構成されている。な
お、前述したリード線204、205は、各々電極30
5、302に接続されたものである。
【0044】以上の構成において、作用子201は、サ
ドル306が弦104により加圧されていることから、
電極302及び305に電圧を印加することで圧電素子
304を歪ませると、その歪みは電極305、サドル3
06を介して弦104に伝達される。このため、例え
ば、弦104の振動の周期に同期させてリード線20
4、及び205に電圧を印加することで、弦104の振
動周期を変えることなく持続させることができる。
【0045】図2及び図3は、各々1つの弦104に対
するブリッジ108の部分、作用子201を示したもの
であるが、全ての弦104に対してこの構成は同様であ
る。なお、後述するように、このリード線204及び2
05は、圧電素子駆動回路に接続されたものである。
【0046】図4は、第1の実施例による振動持続装置
の概略構成を示すブロック図である。同図を参照して、
その動作を説明する。HPU110は、弦104の振動
に応じて発生する誘導起電力によりその振動を検出して
電気信号を出力する。なお、図4には1本の弦104と
これに対応するHPU110の1つの小型ピックアップ
のみが示されている。
【0047】HPU110から出力された電気信号は、
プリアンプ401により増幅されてピッチ抽出部402
に入力される。プリアンプ401はHPU110から出
力された電気信号をそのまま増幅しているので、プリア
ンプ401から出力される電気信号は、HPU110が
検出した弦104の振動に応じて変動するものである。
【0048】ピッチ抽出部402は、プリアンプ401
から出力された電気信号の振動周期を抽出し、この抽出
した振動周期を示すピッチデータ、その弦104の振動
状態を示す振幅データ及び位相データを制御部404に
出力する。
【0049】スイッチ部403は、前述した各種つまみ
113〜115、及び操作パネル116上の各種スイッ
チ等を纏めて表したものであり、表示部405は、表示
器118を含むものである。制御部404は、演奏者の
音色選択スイッチ117に対する操作に従って、弦10
4を励振する際に付加する音色(波形)を選択し、該選
択した波形を表す音色コードを表示部405の表示器1
18に表示させる。
【0050】また、制御部404は、ピッチ抽出部40
2から入力した振幅データと、演奏者が振動持続つまみ
115を操作することで指定したフィードバック量とか
ら、作用子201の圧電素子304を駆動する強さを決
定するとともに、位相データからそれを駆動するタイミ
ングを決定する。制御部404は、前述した音色コー
ド、及びピッチデータ等を波形信号発生部407に出力
する。
【0051】波形メモリ406には複数の波形データが
格納されている。波形信号発生部407は、制御部40
4から入力した音色コードに従って波形メモリ406か
ら該当する波形データを選択し、ピッチデータに従った
速さでこれを読み出すことでピッチデータに対応する周
期の波形信号を生成する。この生成した波形信号は、制
御部404が指示したタイミングで波形信号発生部40
7からD/A変換部408に出力される。D/A変換部
408に出力された波形信号は、ここでアナログ信号に
変換されて圧電素子駆動部409に出力される。波形信
号生成部407は、時分割処理で各弦104についての
波形信号を生成する。
【0052】圧電素子駆動部409には、D/A変換部
408の出力の他に、制御部404から駆動する作用子
201を指示するデータ、圧電素子304を駆動する強
さ、タイミング等を指示するデータ等が出力される。圧
電素子駆動部409は、制御部601から入力したこれ
らのデータに従い、作用子201の圧電素子304をD
/A変換部408から入力した波形信号に応じて駆動す
る。この圧電素子304の駆動は、リード線204、及
び205に対して波形信号に応じた電圧を印加すること
で行われるものである。なお、図4には1本の弦104
に対応する1つの作用子201のみが示されている。他
の弦104についても同様の構成であり、動作も同様で
ある。
【0053】このように圧電素子304に電圧が印加さ
れることで、圧電素子304には波形信号に応じた歪み
が発生し、この歪みはサドル306から弦104に伝達
される。従って、弦104は、元の振動に波形信号発生
部407が生成した該振動に対応する振動周期の波形信
号が合成されて、その振動を持続することになる。
【0054】図5は、第1の実施例による弦104の振
動状態(波形)例を示す説明図である。ここで、図5
(a)は弦104を励振させなかったときの波形を示
し、図5(b)は弦104を励振させたときの波形を示
している。
【0055】図5に示す如く、弦104を励振しない場
合、その振動は急速に減衰するが、弦104を励振させ
た場合、その振動は殆ど減衰せずに持続していることが
わかる。また、波形信号発生部407が生成した波形で
弦104は励振されるので、元の振動波形と比較する
と、ユニークな振動波形となっており、弦104の振動
の位相および周期を考慮してそれを励振させていること
から、励振後の位相、周期も元の位相、周期と同期して
いることがわかる。
【0056】このように、第1の実施例においては、弦
104の振動を持続させるとともに、その振動波形をユ
ニークな形に変化させることができる。電気ギター(電
気弦楽器)は、弦を音源としているので、得られるサウ
ンドはその弦の振動に大きく依存することになる。しか
し、波形信号発生部407が生成した波形で弦104を
励振することで、弦104の振動(波形)をユニークな
形に変化させることができるため、演奏者は幅広い音色
を得ることができ、また、その電気弦楽器の種類に限ら
ず、他の種類の弦楽器の音質を得ることもできる。図5
(b)に示す波形は、基本波形(基音)に、周期が短
く、且つ振幅が小さい波形(倍音)を多数合成した波形
であることから、バイオリン的な音質であることがわか
る。
【0057】一方、ギターにおいては、既に100以上
の奏法が知られており、これらの奏法には音色を変化さ
せる奏法も多数ある。従って、演奏者は、波形メモリ4
06に格納された波形データの数と奏法を組み合わた数
の非常に多くのサウンドを得ることができることにな
る。
【0058】電気ギターは、エフェクタなしで使用され
ることは殆どないが、図5に示すように、弦104の振
動自体を変化させるので、エフェクタを用いた後の音色
に対応する波形を弦104に作ることもできる。即ち、
第1の実施例では、図5(b)に示したように、従来に
おいてエフェクタを用いることでのみ生成される最終段
階のバイオリンの音質を、弦104の振動状態を変更す
るだけで得ることができる。
【0059】また、第1の実施例は、弦104における
元の振動の位相を考慮して弦104を励振しているの
で、励振が効率的に行うことができるとともに、所望の
振動を弦104に正確に起こさせることができるという
効果もある。
【0060】また、実質的には音を余り延ばすことはで
きないが、弦104の振動周期よりも短く、且つその振
幅が小さい所定の波形信号を波形信号発生部407に生
成させ、この生成した波形信号で弦104を励振するこ
とでもバイオリン的な音質を得ることができる。
【0061】上記したように、弦104に対して機械的
に作用することにより、非常に複雑な波形も容易に弦1
04上に生成されるので、従来では得にくいサウンドも
容易に得ることができることから、音楽上の表現力を飛
躍的に拡げることができる。また、例えば演奏者の指の
接触状態やミュートさせた状態により、更に音響効果を
付加させることもできるので、さらに音楽表現力を向上
できるとともに、新たな奏法を開発するといった演奏者
の創造性を刺激することができる。
【0062】なお、第1の実施例は電気ギター100に
搭載されたものであるが、本発明は音源である機械振動
体に対して機械的に作用するものであることから、おん
さや音棒等の機械的に振動するものを音源とする電気楽
器、或いは打楽器や管楽器等のアコースティックな楽器
に対して本発明を適用することができる。換言すれば、
電気ギター等の電気楽器に限らず、機械振動体を音源と
するあらゆる楽器に本発明を搭載することができる。
【0063】次に、第2の実施例について説明する。第
1の実施例が搭載された電気ギター100は、シンセサ
イザの1種であり、合成しようとする音の波形を作り出
す電子音源が予め搭載されている。第2の実施例は、こ
の電子音源を第1の実施例における波形信号生成部40
7として用いたものである。この第2の実施例における
電子音源と第1の実施例の波形信号生成部407は実質
的に同じものである。
【0064】図6は、第2の実施例による振動持続装置
の概略構成を示すブロック図である。第2の実施例は、
第1の実施例と同じく電気ギター100に搭載されたも
のなので、第1の実施例の構成と同じものは同一の符号
を付与し、異なる部分のみ説明する。
【0065】第2の実施例における制御部601は、上
記電子電源からなる音源部603に対し、演奏者が音色
選択スイッチ117で選択した音色を表す音色コード、
及びピッチデータを出力する。波形メモリ602には音
を生成するための波形データが格納されており、音源部
603は制御部601から入力した音色コードに対応す
る波形データを選択し、ピッチデータに従った速さでこ
れを読み出し、ピッチデータに対応する周期の波形信号
を生成する。このようにして生成された波形信号は、D
/A変換部408に出力される。
【0066】D/A変換部408は、音源部603が出
力した波形信号をアナログ信号に変換すると、これを切
換スイッチ605の端子aに出力する。切換スイッチ6
05における他の端子は、出力回路604には端子b
が、圧電素子駆動部409には端子cが各々接続されて
おり、端子の接続は制御部601が出力する制御信号に
より切り換わるようになっている。即ち、端子aと端子
bが接続されたときは出力回路604に、端子aと端子
cが接続されたときは圧電素子駆動部409にD/A変
換部408の出力が入力される。この切換スイッチ60
5により、音源部603が出力した波形信号の出力先を
切り換えることができる。
【0067】端子aと端子bとが接続されたときには音
源部603が生成した弦振動周期に対応する周期の波形
信号が外部へ出力され、この場合電気ギター100はい
わゆるギターシンセサイザとして機能する。
【0068】圧電素子駆動部409は、D/A変換部4
08から波形信号を入力すると、第1の実施例と同様
に、制御部601から入力した制御データに従い、作用
子201の圧電素子304をD/A変換部408から入
力した波形信号に応じて駆動する。一方の出力回路60
4は、D/A変換部408から入力した波形信号を特に
は図示しない出力端子に出力する。この場合に用いられ
る出力端子の代表としては、ジャックが挙げられる。
【0069】このように、第2の実施例においては、電
気ギター100をギターシンセサイザとして利用するた
めの音源部603を用いて弦104を励振するための波
形信号を生成している。このため、第1の実施例と比較
すると、新たに波形信号発生部407を搭載することが
ないことから、コストを低減できるという効果がある。
【0070】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例も電気ギター100に搭載されたものなの
で、第1の実施例から異なる部分のみを説明することと
する。図7は、第3の実施例の概略構成を示すブロック
図である。第3の実施例では、図7に示す如く、HPU
110の電気信号を増幅するプリアンプ401の出力は
効果付加部701に入力されている。
【0071】制御部702は、スイッチ部403の音色
選択スイッチ117により選択された音色コードに応じ
た制御信号を効果付加部701に出力する。効果付加部
701は、制御部702が出力した制御信号に従い、各
弦104毎のプリアンプ401が出力した電気信号化さ
れた音を加工し、この加工した電気信号を圧電素子駆動
部409に出力する。圧電素子駆動部409は、制御部
702が出力した制御信号に従い、効果付加部701が
出力した電気信号により作用子201の圧電素子304
を駆動する。この第3の実施例においては、HPU11
0は作用子201を駆動するための信号を各弦104毎
に得るために利用されている。
【0072】図8は、第3の実施例による弦104の振
動状態(波形)例を示す説明図である。図8に示した波
形の元の波形は図5(a)に示したものである。図8に
示したように、この波形は元の波形をクリップさせた形
となっており、その波形は殆ど減衰せずに振動している
のがわかる。これは、効果付加部701によりHPU1
10からの信号をクリップさせ、このクリップさせた信
号により作用子201を駆動していることによるもので
ある。演奏者は、弦104をこのように振動させること
で、ディストーションがかかった延びるサウンドを得る
ことができる。
【0073】このように、弦104の振動状態を変化さ
せることで、エフェクタを用いることなく、音響効果が
付加されたサウンドを得ることができる。弦104の振
動状態を変化することで付加できる音響効果としては、
ディストーションに限らず、この他にも、トレモロ、ワ
ウといった音響効果を付加することもできる。
【0074】次に、第4の実施例について説明する。第
4の実施例も電気ギター100に搭載されたものであ
り、第1の実施例から異なる部分のみを説明する。図9
は、第4の実施例の概略構成を示すブロック図である。
第4の実施例では、図9に示す如く、HPU110の電
気信号を増幅するプリアンプ401の出力はピッチ抽出
部402及び変調回路901に入力される。
【0075】ピッチ抽出部402は、HPU110の出
力信号の振動周期を抽出し、この周期を示すピッチデー
タを制御部902に出力する。制御部902は、ピッチ
抽出部402から入力したピッチデータ、及び音色選択
スイッチ117により選択された音色コードに基づいて
発振器903が出力する交流信号の周波数を決定し、発
振器903に制御信号を出力する。
【0076】発振器903は、制御部902から制御信
号を入力すると、この制御信号が指示する周波数の交流
信号(図10(a)参照)を生成し、これを変調回路9
01に出力する。変調回路901は、プリアンプ401
から入力した電気信号を、発振器903から入力した交
流信号により振幅変調し、この振幅変調した電気信号を
圧電素子駆動部409に出力する。
【0077】図10(a)は、前述したように、発振器
903から出力された交流信号を示す説明図であり、同
図(b)は、第4の実施例による弦104の振動状態
(波形)例を示す説明図である。ここで、図10(b)
に示す波形の元の波形は、図5(a)に示す波形であ
る。
【0078】図10に示す如く、弦104の元の波形
(図5(a)参照)は発振器903の交流信号で振幅変
調され、この波形で弦104が励振されることで、弦1
04は元の波形と大きく異なる波形で振動しているのが
わかる。従って、この振動により得られるサウンドも元
のサウンドとは大きく異なることになる。
【0079】このように、元の波形を単に振幅変調する
だけでも弦104にはユニークな波形を生成することが
できる。この弦104の波形は、発振器903の交流信
号の周波数に応じて変化するので、その周波数を変える
だけで多くの波形を弦104に生成することができる。
また、その周波数を予め設定した規則に従って変化させ
ることで、ユニークな音響効果を付加させることもでき
る。
【0080】次に、第5の実施例について説明する。第
5の実施例も電気ギター100に搭載されたものであ
り、第1の実施例から異なる部分のみを説明する。図1
1は、第5の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。第5の実施例では、図11に示す如く、HPU11
0の電気信号を増幅するプリアンプ401の出力はピッ
チ抽出部402及び混合回路1101に入力される。
【0081】ピッチ抽出部402は、HPU110の出
力信号の周期を抽出し、この周期を示すピッチデータを
制御部1102に出力する。制御部1102は、ピッチ
抽出部402から入力したピッチデータ、及び音色選択
スイッチ117により選択された音色コードに基づいて
発振器903が出力する交流信号の周波数を決定し、発
振器903に制御信号を出力する。
【0082】発振器903は、制御部1102から制御
信号を入力すると、この制御信号で指示された周波数の
交流信号を生成してこれを混合回路1101に出力す
る。混合回路1101は、プリアンプ401から入力し
た電気信号を発振器903から入力した交流信号と合成
し、この合成した電気信号を圧電素子駆動部409に出
力する。
【0083】図12は、第5の実施例による弦104の
振動状態(波形)例を示す説明図である。ここで、図1
2に示す波形の元の波形は図5(a)に示す波形であ
り、発振器903が出力した交流信号は図10(a)と
同じものである。
【0084】図12に示す如く、弦104の元の波形と
交流信号とを合成することで、第4の実施例(図10
(b)参照)とはまた異なる波形で弦104が振動して
いるのがわかる。また、この図12に示す波形は、基本
波形(基音)が大きく、高次の倍音が小さいことから、
フルート的なサウンドとなることがわかる。
【0085】このように、元の波形に対して単に波形を
合成するだけでも弦104にはユニークな波形を生成す
ることができる。この第5の実施例においても第4の実
施例と同様に、数多くの波形の楽音を得ることができ
る。
【0086】なお、第4及び第5の実施例は、共に1つ
の発振器903だけを備えたものだが、発振器を複数備
え、各発振器が各々異なる波形の交流信号を出力し、こ
れら複数の交流信号を用いて検出した弦の振動を変調、
或いは合成するようにしても良い。
【0087】これまで述べたように、本発明は、弦10
4の振動波形を多様に変化させることができるので、演
奏者は特に変わった奏法等を行うことなく、多様なサウ
ンドを容易に得ることができるが、この他に、例えば元
の波形と同じ波形で位相だけ反転させて作用子201の
圧電素子304を駆動することで、弦104の振動を急
速に減衰(ダンプ)させることもできる。
【0088】図13は、弦104の振動をダンプさせた
際のその振動状態(波形)を示す説明図である。このダ
ンプは、全ての実施例において可能であり、演奏者はこ
れにより歯切れのよい演奏を容易に行うことができる。
【0089】なお、本実施例では、各弦104を励振す
る波形、及び音響効果等は基本的に同じとしているが、
各弦104毎に励振する波形、音響効果等を指定するよ
うにしても良い。これにより、演奏者はさらに演奏の幅
が拡がり、音楽表現力も向上することになる。また、弦
104を励振させている時間に応じて、励振させる強さ
を変化させるようにしても良い。
【0090】前述したように、本発明は機械振動体を音
源とする全ての楽器に対して適用することができるもの
である。本発明は、上記したように電気楽器はもとよ
り、アコースティックな楽器に本発明を搭載することに
より、その楽器の音楽表現力を大きく向上させることが
できることから、楽器の新しい形態を示唆するものでも
ある。
【0091】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の振動持続
装置は、音源である機械振動体に対し、波形生成手段が
生成した波形信号に従って励振手段により機械的にこれ
を励振するため、機械振動体にユニークな波形を容易、
且つ多様に誘起してその振動を持続させることができ
る。
【0092】これにより、演奏者は、多様で豊かな音色
により楽器の楽音を持続させることができるので、音楽
表現力が向上し、幅広い音楽表現を容易に行うことがで
きる。
【0093】本発明は、このような効果を有することか
ら、新たな音楽の創造にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例が搭載された電気ギターの外観を
示す正面図である。
【図2】ブリッジの構成を示す断面図である。
【図3】作用子の構成を示す分解図である。
【図4】第1の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第1の実施例による弦の振動状態(波形)例を
示す説明図である。
【図6】第2の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】第3の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図8】第3の実施例による弦の振動状態(波形)例を
示す説明図である。
【図9】第4の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図10】発振器から出力された交流信号例を示す説明
図(a)、第4の実施例による弦の振動状態(波形)例
を示す説明図(b)である。
【図11】第5の実施例の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図12】第5の実施例による弦の振動状態(波形)例
を示す説明図である。
【図13】ダンプさせた際の弦の振動状態(波形)例を
示す説明図である。
【図14】従来の振動持続装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】従来における弦の振動状態(波形)例を示す
説明図である。
【符号の説明】
100 電気ギター 104 弦 108 ブリッジ 110 HPU 115 振動持続つまみ 117 音色選択スイッチ 118 表示器 402 ピッチ抽出部 403 スイッチ部 404、601、702、902、1102 制御部 405 表示部 406、602 波形メモリ 407 波形信号発生部 409 圧電素子駆動部 603 音源部 701 効果付加部 901 変調回路 903 発振器 1101 混合回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器に設けられた機械振動体を励振する
    励振手段と、 予め指定された波形信号を生成する波形生成手段と、 前記波形生成手段が生成した波形信号に従って前記励振
    手段を駆動する駆動手段と、 を具備したことを特徴とする振動持続装置。
  2. 【請求項2】 楽器に設けられた機械振動体の振動を検
    出し、該検出した振動に応じた電気信号を出力する振動
    検出手段と、 前記機械振動体を励振する励振手段と、 前記振動検出手段が出力した電気信号に基づいて波形信
    号を生成する波形生成手段と、 前記波形生成手段が生成した波形信号に従って前記励振
    手段を駆動する駆動手段と、 を具備したことを特徴とする振動持続装置。
  3. 【請求項3】 波形生成情報を指定する指定手段を更に
    有し、 前記波形生成手段は、前記振動検出手段が出力した電気
    信号、及び前記指定手段により指定された波形生成情報
    に基づいて、新たに波形信号を生成することを特徴とす
    る請求項2記載の振動持続装置。
  4. 【請求項4】 前記波形生成手段は、前記振動検出手段
    が出力した電気信号の周期を検出する周期検出手段を有
    し、該周期検出手段が検出した周期に応じた周期の波形
    信号を生成することを特徴とする請求項2、または3記
    載の振動持続装置。
  5. 【請求項5】 前記波形生成手段は、前記振動検出手段
    が出力した電気信号に対し、音響効果を付加する加工を
    施すことにより波形信号を生成することを特徴とする請
    求項2、または3記載の振動持続装置。
  6. 【請求項6】 前記波形生成手段は、前記振動検出手段
    が出力した電気信号の周期を検出する周期検出手段、及
    び該周期検出手段が検出した周期に応じた周期の信号を
    生成する信号生成手段を有し、前記振動検出手段が出力
    した電気信号と、前記信号生成手段が生成した信号とを
    予め設定された方法で演算処理することにより波形信号
    を生成することを特徴とする請求項2、または3記載の
    振動持続装置。
JP6150253A 1994-06-30 1994-06-30 振動持続装置 Withdrawn JPH0816167A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022075379A1 (ja) * 2020-10-07 2022-04-14 ヤマハ株式会社 加振装置及び加振システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022075379A1 (ja) * 2020-10-07 2022-04-14 ヤマハ株式会社 加振装置及び加振システム

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