JPH08160047A - 免疫学的測定方法 - Google Patents
免疫学的測定方法Info
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- JPH08160047A JPH08160047A JP29760994A JP29760994A JPH08160047A JP H08160047 A JPH08160047 A JP H08160047A JP 29760994 A JP29760994 A JP 29760994A JP 29760994 A JP29760994 A JP 29760994A JP H08160047 A JPH08160047 A JP H08160047A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】膵疾患に対する、より精度の高い新たな免疫学
的測定方法を見つけることを目的とした。 【構成】胎児性膵蛋白質と反応する単一のモノクローナ
ル抗体M128-Fを利用することにより、感度、特異度共
に優れた免疫学的膵疾患測定方法を提供する。
的測定方法を見つけることを目的とした。 【構成】胎児性膵蛋白質と反応する単一のモノクローナ
ル抗体M128-Fを利用することにより、感度、特異度共
に優れた免疫学的膵疾患測定方法を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は胎児性膵蛋白質(Feto ac
iner Pancreatic protein)(以下FAPと称す)に対す
るモノクローナル抗体を利用する、免疫学的膵疾患測定
方法に関する。
iner Pancreatic protein)(以下FAPと称す)に対す
るモノクローナル抗体を利用する、免疫学的膵疾患測定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】膵癌の予後は極めて悪く、種々の画像診
断の発達にもかかわらず、今日なお、消化器癌の中でも最
も診断困難な疾患である。 確定診断時には手遅れのこと
が多く、70%以上が切除不能例であり、根治手術例ですら
生存率は不良である。 従って早期診断が不可欠であり良
質の膵腫瘍マーカーに対する期待大なるものがある。
断の発達にもかかわらず、今日なお、消化器癌の中でも最
も診断困難な疾患である。 確定診断時には手遅れのこと
が多く、70%以上が切除不能例であり、根治手術例ですら
生存率は不良である。 従って早期診断が不可欠であり良
質の膵腫瘍マーカーに対する期待大なるものがある。
【0003】KoprowskiらによるCA19.9をはじめとして
数多くの腫瘍マーカーが発表されてきている。 1984年に
Benediらが、syrian qolden hamsterで膵に特異的な胎児
抗原を発見し、続いてEscribanoらはヒトにも同様な抗原
が存在することを確認し、ヒト胎児膵抽出物を免疫原と
してマウスモノクローナル抗体(J−28)を作製した
(Int.J.Cancer,38:155,1986)。
数多くの腫瘍マーカーが発表されてきている。 1984年に
Benediらが、syrian qolden hamsterで膵に特異的な胎児
抗原を発見し、続いてEscribanoらはヒトにも同様な抗原
が存在することを確認し、ヒト胎児膵抽出物を免疫原と
してマウスモノクローナル抗体(J−28)を作製した
(Int.J.Cancer,38:155,1986)。
【0004】この抗体により認識される分子量110K.Da
の糖蛋白をFeto aciner Pancreaticprotein(FAP)と
呼び、今まで諸家により報告されているPOAとは分子
量においても、免疫組織学的検索においても全く異なる
新しい抗原である。 FAPの特徴は次の通りである。
(1)膵以外の臓器には認められず、膵特異性が非常に強
い。(2)胎児膵20-24週をピークとして発現し、それ以降漸
減し、成人の膵ではラ氏島周囲の腺房細胞を除きほとん
ど存在しない。 (3)膵病変時、特に膵癌において癌に隣接
する腺房細胞に強く再発現してくるもので、血清、膵液中
にも流出する。 従って、FAPは膵疾患、特に膵癌の新
しい腫瘍マーカーとして期待されている。
の糖蛋白をFeto aciner Pancreaticprotein(FAP)と
呼び、今まで諸家により報告されているPOAとは分子
量においても、免疫組織学的検索においても全く異なる
新しい抗原である。 FAPの特徴は次の通りである。
(1)膵以外の臓器には認められず、膵特異性が非常に強
い。(2)胎児膵20-24週をピークとして発現し、それ以降漸
減し、成人の膵ではラ氏島周囲の腺房細胞を除きほとん
ど存在しない。 (3)膵病変時、特に膵癌において癌に隣接
する腺房細胞に強く再発現してくるもので、血清、膵液中
にも流出する。 従って、FAPは膵疾患、特に膵癌の新
しい腫瘍マーカーとして期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】血清、膵液中のFAP
の測定は、従来、モノクローナル抗体J−28による、ラ
ジオイムノアッセイ競合法によって行われていた(Briti
sh J.Cancer,56:495,1987)。 ラジオイムノアッセイ競合
法はラジオアイソトープを用いる方法であるため、特定
の試験施設、設備を使用しなければならず、また廃棄等も
自由に行えないという問題点があった。又、競合法は感
度が低く、感度が高いサンドイッチ法が好ましい。
の測定は、従来、モノクローナル抗体J−28による、ラ
ジオイムノアッセイ競合法によって行われていた(Briti
sh J.Cancer,56:495,1987)。 ラジオイムノアッセイ競合
法はラジオアイソトープを用いる方法であるため、特定
の試験施設、設備を使用しなければならず、また廃棄等も
自由に行えないという問題点があった。又、競合法は感
度が低く、感度が高いサンドイッチ法が好ましい。
【0006】ラジオイムノアッセイ法や酵素免疫法は操
作が煩雑でしかも試薬は高価である。そこで免疫法の中
でも操作が簡便で試薬価格が安い、凝集法が広く用いら
れている。そのためには、いずれの場合もエピトープの
異なる抗体2種以上を用いることが必要であった。
作が煩雑でしかも試薬は高価である。そこで免疫法の中
でも操作が簡便で試薬価格が安い、凝集法が広く用いら
れている。そのためには、いずれの場合もエピトープの
異なる抗体2種以上を用いることが必要であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために、サンドイッチ酵素免疫法又は免疫凝集
反応法によるFAPの測定が可能な新たなモノクローナ
ル抗体の作製と該モノクローナル抗体を用いたFAP測
定法を鋭意研究し、本発明を完成した。
解決するために、サンドイッチ酵素免疫法又は免疫凝集
反応法によるFAPの測定が可能な新たなモノクローナ
ル抗体の作製と該モノクローナル抗体を用いたFAP測
定法を鋭意研究し、本発明を完成した。
【0008】先ずFAPに対するモノクローナル抗体を
作成することから始めた。 Lymphocyto hybridomas in C
urrent Topics in Microbiology and Immunology 81,27
-36,1976 に示される方法により調整したFAPを免疫
原として、Balb/Cマウスに免疫し、その脾細胞とマウス骨
髓腫細胞(X63-Ag-8-653)を細胞融合し、FAPと特異的
に反応するモノクローナル抗体M128-Fを産生するセル
ライン(ハイブリドーマM128-F)を確立した。 ハイブリ
ドーマM128-Fは工業技術院生命工学工業技術研究所に
FERM P-12135として寄託されている。
作成することから始めた。 Lymphocyto hybridomas in C
urrent Topics in Microbiology and Immunology 81,27
-36,1976 に示される方法により調整したFAPを免疫
原として、Balb/Cマウスに免疫し、その脾細胞とマウス骨
髓腫細胞(X63-Ag-8-653)を細胞融合し、FAPと特異的
に反応するモノクローナル抗体M128-Fを産生するセル
ライン(ハイブリドーマM128-F)を確立した。 ハイブリ
ドーマM128-Fは工業技術院生命工学工業技術研究所に
FERM P-12135として寄託されている。
【0009】そのモノクローナル抗体の免疫学的性状に
ついては、SDS-PAGE(免疫実験法、西村書店、1985)、ウェス
タン・ブロッティング(免疫実験法、西村書店、1985)及び
免疫組織染色(検査室ルーチンとしての免疫組織学、モダ
ンメデア、32(11):586-596,1986)にて検索した。
ついては、SDS-PAGE(免疫実験法、西村書店、1985)、ウェス
タン・ブロッティング(免疫実験法、西村書店、1985)及び
免疫組織染色(検査室ルーチンとしての免疫組織学、モダ
ンメデア、32(11):586-596,1986)にて検索した。
【0010】モノクローナル抗体M128-Fの性質は以下
に示すとおりである。 (1)IgG1サブクラスに属す。(2)膵
疾患者膵液を抗原として、還元条件下でのSDS-PAGE、ウェ
スタンブロッティングを行ったところ、 モノクローナル
抗体M128-Fは、分子量110キロダルトンの分子を認識し
た。 (3)過ヨウ素酸、プロテアーゼ、あるいはトリプシン
処理を施し、エピトープの性状を検討した。 対応抗原の
エピトープの性状は、トリプシン、プロテアーゼにて減弱
し、過ヨウ素酸に抵抗性を示すところから、FAPの蛋白
部分と考えられる。
に示すとおりである。 (1)IgG1サブクラスに属す。(2)膵
疾患者膵液を抗原として、還元条件下でのSDS-PAGE、ウェ
スタンブロッティングを行ったところ、 モノクローナル
抗体M128-Fは、分子量110キロダルトンの分子を認識し
た。 (3)過ヨウ素酸、プロテアーゼ、あるいはトリプシン
処理を施し、エピトープの性状を検討した。 対応抗原の
エピトープの性状は、トリプシン、プロテアーゼにて減弱
し、過ヨウ素酸に抵抗性を示すところから、FAPの蛋白
部分と考えられる。
【0011】後述するように、M128-F抗体はサンドイ
ッチ酵素免疫測定法に使用する場合、固定化抗体と標識
抗体の両方にM128-F抗体を利用しFAPを実用的に測
定できることが判明した。これはFAP分子内にM128-
F抗体が認識する同一エピトープが複数存在することを
示唆しており、ラテックス(Latex)などの担体を用い
た凝集反応に適したモノクローナル抗体である。
ッチ酵素免疫測定法に使用する場合、固定化抗体と標識
抗体の両方にM128-F抗体を利用しFAPを実用的に測
定できることが判明した。これはFAP分子内にM128-
F抗体が認識する同一エピトープが複数存在することを
示唆しており、ラテックス(Latex)などの担体を用い
た凝集反応に適したモノクローナル抗体である。
【0012】
実施例1 FAPの測定は、FAPを認識するモノクローナル抗体
M128-Fを用いたSandwich EIAとした。 96穴プレート
(ヌンク社EIA用)に精製M128-F抗体を固定し、20%FC
Sを含むPBSでブロッキングして抗体結合プレートを
作製した。 次に検体(ヒト血清)100μlを入れ、室温2時間
反応させた。 洗浄後、peroxidase標識M128-F抗体100μ
l加え、4℃で一晩反応させる。洗浄後、o-phenylenediami
neにて発色後、490nmにて吸光度を測定した。 標準FA
P溶液は、膵癌患者より得られた膵液を用い、希釈して標
準曲線を作製した。 216倍希釈液中に含まれるFAP量
を5U/mlとした。 結果を表1及び表2に示す。
M128-Fを用いたSandwich EIAとした。 96穴プレート
(ヌンク社EIA用)に精製M128-F抗体を固定し、20%FC
Sを含むPBSでブロッキングして抗体結合プレートを
作製した。 次に検体(ヒト血清)100μlを入れ、室温2時間
反応させた。 洗浄後、peroxidase標識M128-F抗体100μ
l加え、4℃で一晩反応させる。洗浄後、o-phenylenediami
neにて発色後、490nmにて吸光度を測定した。 標準FA
P溶液は、膵癌患者より得られた膵液を用い、希釈して標
準曲線を作製した。 216倍希釈液中に含まれるFAP量
を5U/mlとした。 結果を表1及び表2に示す。
【0013】同一検体中のCA19-9、CEAは市販のEIA
キット(IMNOCLON E19-9,INZYMECEA;富士レビオ)を用い
測定した。 測定値は癌を含む膵疾患の病理診断をゴー
ルドスタンダードとし、 各々のマーカーの特異度、感度
を比較した。
キット(IMNOCLON E19-9,INZYMECEA;富士レビオ)を用い
測定した。 測定値は癌を含む膵疾患の病理診断をゴー
ルドスタンダードとし、 各々のマーカーの特異度、感度
を比較した。
【0014】
【表1】 疾患に対する各マーカーの測定による陽性数 FAP CA19−9 CEA Cut-off値(U/ml) 5 11 20 50 37 50 2.5 5.0 例数 膵癌 35 27 25 21 18 24 24 18 15 胆管癌 8 7 6 6 2 6 5 3 2 乳頭部癌 5 3 3 2 1 3 3 2 1 大腸癌 24(1) 3(1) 3(1) 1(1) 1(1) 9(1) 7(1) 14(1) 11(1) 胃癌 17 1 0 0 0 3 2 3 2 乳癌 23 4 3 2 1 4 3 7 5 肺癌 17 3 2 1 1 4 3 11 10 肝癌 13 4 2 1 0 7 4 3 1 子宮癌 17 3 2 1 0 1 0 2 1 前立腺癌 10 2 2 1 1 3 1 2 1 卵巣癌 3(1) 1(1) 1(1) 1(1) 1(1) 0 0 0 0 膀胱癌 4 0 0 0 0 1 1 0 0 食道癌 3 2 1 1 0 0 0 0 0 腎臓癌 1 0 0 0 0 0 0 1 0 甲状腺癌 3 1 1 1 1 2 2 1 0 慢性膵炎 18 11 9 8 8 7 6 6 3 CML 2 1 1 1 0 0 0 0 0 糖尿病 35 8 4 1 0 10 8 8 2 肝硬変 15 6 5 5 3 4 3 4 0 肝炎 21 8 6 6 2 3 2 0 0 RA 23 9 7 3 3 1 0 0 1 その他 27 6 4 1 1 3 1 0 1 健常者 23 1 0 0 0 2 0 3 2 計 347 111 87 64 44 97 75 78 58 ( ):膵臓への浸潤が認められたもの。
【0015】
【表2】 Cut off値 陽性率 感度 特異度 陽性反応適中度 尤度比TPR/FPR FAP ≧5 32.0 72.7 75.7 36.0 2.99 ≧11 25.1 65.5 82.5 41.4 3.75 ≧20 18.4 56.4 87.3 45.5 4.45 ≧50 12.7 50.9 94.5 63.6 9.29 CA19-9 ≧37 28.0 58.2 77.7 33.0 2.61 ≧50 21.6 56.4 84.9 41.3 3.73 CEA ≧2.5 22.5 45.5 77.7 27.8 1.98 ≧5.0 16.7 34.5 87.3 33.9 2.72 感度:実際に疾患を有する者のうち検査陽性者の割合。 特異度:疾患の無い人に対する検査が陰性とでた人の割
合。 陽性反応適中度:検査結果陽性とでた者の中で真に疾患
を有する者の割合。 尤度比(Likelihood ratio;LR): 疾患の無い者の陽性率
に対し、疾患の有る者の陽性となる確率の大きさ。
合。 陽性反応適中度:検査結果陽性とでた者の中で真に疾患
を有する者の割合。 尤度比(Likelihood ratio;LR): 疾患の無い者の陽性率
に対し、疾患の有る者の陽性となる確率の大きさ。
【0016】実施例2 1)2種のモノクローナル抗体J−28とM128−F
を用いたサンドイッチEIA。ポリスチレンビーズに精
製J−28抗体(20μg/ml)をcoatingし、20
%FCSを含むPBSにてbrockingして抗体結合ビーズ
を作製した。次に検体(血清)100μlとPBS10
0μlを入れ4℃、一夜ビーズと反応させた。洗浄後、
peroxidase標識M128−F抗体にて60分反応させ、
o-phenylenediamineにて発色後、490nmにて吸光度
を測定した。標準FAP溶液は、膵癌患者より得られた
膵液を用い、倍々希釈して標準曲線を作製した。
を用いたサンドイッチEIA。ポリスチレンビーズに精
製J−28抗体(20μg/ml)をcoatingし、20
%FCSを含むPBSにてbrockingして抗体結合ビーズ
を作製した。次に検体(血清)100μlとPBS10
0μlを入れ4℃、一夜ビーズと反応させた。洗浄後、
peroxidase標識M128−F抗体にて60分反応させ、
o-phenylenediamineにて発色後、490nmにて吸光度
を測定した。標準FAP溶液は、膵癌患者より得られた
膵液を用い、倍々希釈して標準曲線を作製した。
【0017】2)モノクローナル抗体J−28の代わり
にM128−Fを使う以外(即ちM128−F抗体単一
使用)は実施例2の1)と同様の方法によりサンドイッ
チEIAを行った。その結果、M128−F抗体を単一
で用いたサンドイッチEIAは、J−28抗体及びM1
28−F抗体を用いたサンドイッチEIAより同等以上
の感度を示した。実施例2の1)及び2)において作製
した標準曲線を
にM128−Fを使う以外(即ちM128−F抗体単一
使用)は実施例2の1)と同様の方法によりサンドイッ
チEIAを行った。その結果、M128−F抗体を単一
で用いたサンドイッチEIAは、J−28抗体及びM1
28−F抗体を用いたサンドイッチEIAより同等以上
の感度を示した。実施例2の1)及び2)において作製
した標準曲線を
【図1】に示す。
【0018】
【発明の効果】本発明により胎児性膵蛋白質(FAP)
と反応する単一のモノクローナル抗体を利用することが
できるため、免疫学的膵疾患測定試薬を作るうえで簡便
かつ安いコストでできる。FAPを膵疾患測定のマーカ
ーとすることは従来のマーカーであるCA19-9やCEAよ
りも総合的に優れていると考える。又、FAPとCA19-9
を膵癌に対するcombination assayは臨床上極めて有用
である。
と反応する単一のモノクローナル抗体を利用することが
できるため、免疫学的膵疾患測定試薬を作るうえで簡便
かつ安いコストでできる。FAPを膵疾患測定のマーカ
ーとすることは従来のマーカーであるCA19-9やCEAよ
りも総合的に優れていると考える。又、FAPとCA19-9
を膵癌に対するcombination assayは臨床上極めて有用
である。
【図1】:実施例2の標準曲線を示す。490nmで標
準FAP溶液の吸光度を測定。 −○−:実施例2の2)の標準曲線を示す。 −×−:実施例2の1)の標準曲線を示す。
準FAP溶液の吸光度を測定。 −○−:実施例2の2)の標準曲線を示す。 −×−:実施例2の1)の標準曲線を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 胎児性膵蛋白質と反応する単一のモノク
ローナル抗体を利用することを特徴とする、免疫学的膵
疾患測定方法。 - 【請求項2】 モノクローナル抗体がM128-F抗体であ
り、免疫学的測定方法がサンドイッチ酵素免疫法又は免
疫凝集反応法である請求項1記載の免疫学的膵疾患測定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29760994A JPH08160047A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 免疫学的測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29760994A JPH08160047A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 免疫学的測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160047A true JPH08160047A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17848775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29760994A Pending JPH08160047A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 免疫学的測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160047A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013038981A1 (ja) * | 2011-09-13 | 2013-03-21 | オリンパス株式会社 | 膵疾患マーカーの検出方法 |
WO2014054729A1 (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-10 | オリンパス株式会社 | 肝臓・胆道疾患マーカーの検出方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29760994A patent/JPH08160047A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013038981A1 (ja) * | 2011-09-13 | 2013-03-21 | オリンパス株式会社 | 膵疾患マーカーの検出方法 |
CN103782175A (zh) * | 2011-09-13 | 2014-05-07 | 奥林巴斯株式会社 | 胰腺病标记物的检出方法 |
JPWO2013038981A1 (ja) * | 2011-09-13 | 2015-03-26 | オリンパス株式会社 | 膵疾患マーカーの検出方法 |
WO2014054729A1 (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-10 | オリンパス株式会社 | 肝臓・胆道疾患マーカーの検出方法 |
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