JPH08160028A - セルロース誘導体の置換基の自動定量装置 - Google Patents
セルロース誘導体の置換基の自動定量装置Info
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- JPH08160028A JPH08160028A JP29923694A JP29923694A JPH08160028A JP H08160028 A JPH08160028 A JP H08160028A JP 29923694 A JP29923694 A JP 29923694A JP 29923694 A JP29923694 A JP 29923694A JP H08160028 A JPH08160028 A JP H08160028A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】危険な環境下での作業を自動化することによ
り、安全性を高め、省力化するとともに測定の正確性、
再現性を得ることができるセルロース誘導体置換基の自
動定量装置を提供する。 【構成】自動定量装置は、試料セルロースを入れておく
試料瓶2、および試料瓶2から移替えられた試料セルロ
ースを分解するための分解瓶1を下記の各構成装置に搬
送するロボット3を有している。試料瓶2並びに分解瓶
1を一時保存しておく収納器5と、分解瓶1および試料
瓶2の蓋6(図3参照)を開閉するキャッパー7と、試
料瓶2および分解瓶1の重量を精秤する天秤8と、試料
瓶1から分解瓶2に試料セルロースを移替える装置4
と、分解瓶1に分解液および内標準液を計量しながら供
給する分注器10・11と、分解瓶1を加熱しながら振
盪してセルロース誘導体中の置換基を前記分解液で分解
する加熱振盪装置12と、分解瓶1からのセルロース誘
導体の分解成分並びに内標準液を分離定量するガスクロ
マトグラフィー13とを含んでいる。
り、安全性を高め、省力化するとともに測定の正確性、
再現性を得ることができるセルロース誘導体置換基の自
動定量装置を提供する。 【構成】自動定量装置は、試料セルロースを入れておく
試料瓶2、および試料瓶2から移替えられた試料セルロ
ースを分解するための分解瓶1を下記の各構成装置に搬
送するロボット3を有している。試料瓶2並びに分解瓶
1を一時保存しておく収納器5と、分解瓶1および試料
瓶2の蓋6(図3参照)を開閉するキャッパー7と、試
料瓶2および分解瓶1の重量を精秤する天秤8と、試料
瓶1から分解瓶2に試料セルロースを移替える装置4
と、分解瓶1に分解液および内標準液を計量しながら供
給する分注器10・11と、分解瓶1を加熱しながら振
盪してセルロース誘導体中の置換基を前記分解液で分解
する加熱振盪装置12と、分解瓶1からのセルロース誘
導体の分解成分並びに内標準液を分離定量するガスクロ
マトグラフィー13とを含んでいる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルロース誘導体中の
置換基の量を自動的に定量する装置に関するものであ
る。
置換基の量を自動的に定量する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パルプを由来とするセルロースに各種の
置換基を化学反応により導入し、官能基としているセル
ロース誘導体は、医薬用、建築用、化学工業用など広い
範囲で使用されている。セルロース誘導体の置換基は、
セルロースパルプを構成しているグルコースユニットの
2位、3位、および6位に選択的に導入される。置換基
の種類には、例えば -OCH3基、-OC2H5基、-OC2H7基等が
あり、夫々の種類と量を広い範囲でコントロールするこ
とにより、特有の物性が顕在化する。そのため、セルロ
ース誘導体を合成したら置換基を夫々定量することは、
欠かすことのできない重要な品質管理項目である。従
来、セルロース誘導体中の置換基を定量するには、日本
薬局方に定められた処方によりなされていた。この処方
によると定量は以下のようにしてなされる。
置換基を化学反応により導入し、官能基としているセル
ロース誘導体は、医薬用、建築用、化学工業用など広い
範囲で使用されている。セルロース誘導体の置換基は、
セルロースパルプを構成しているグルコースユニットの
2位、3位、および6位に選択的に導入される。置換基
の種類には、例えば -OCH3基、-OC2H5基、-OC2H7基等が
あり、夫々の種類と量を広い範囲でコントロールするこ
とにより、特有の物性が顕在化する。そのため、セルロ
ース誘導体を合成したら置換基を夫々定量することは、
欠かすことのできない重要な品質管理項目である。従
来、セルロース誘導体中の置換基を定量するには、日本
薬局方に定められた処方によりなされていた。この処方
によると定量は以下のようにしてなされる。
【0003】セルロース誘導体を乾燥し、その約0.0
65gを精秤し、分解瓶(容量5ml、ガラス製耐圧ね
じ口瓶、底部の内側が円すい状、外径20mm、首部ま
での高さ50mm、高さ約30mmまでの容積が2m
l、栓は耐熱性樹脂、内栓又はシ−ルはフッ素樹脂製)
に入れ、アジピン酸0.065g、内標準溶液(n−オ
クタンのo−キシレン溶液1→25)2.0ml及びヨ
ウ化水素酸2.0mlを加えて密栓し、その重量を精秤
する。分解瓶を30秒間振り混ぜた後、加熱器(厚さ6
0〜80mmの角型金属アルミニウム製ブロックに直径
20.6mm、深さ32mmの穴をあけたもの、ブロッ
ク内部の温度を±1°の範囲で調節可)を用い150°
で、5分ごとに振り混ぜながら、30分間加熱し、さら
に30分間加熱を続ける。冷却後、精秤し、減量が10
mg以下のものの上層を試料溶液とする。別にアジピン
酸0.065g、内標準溶液2.0ml及びヨウ化水素
酸2.0mlを分解瓶にとり密栓し、精秤し、定量用ヨ
ウ化イソプロピル15μlを加えて精秤し、同様にして
定量用ヨウ化メチル45μlを加え、その重量を精秤す
る。分解瓶を30秒間振り混ぜた後、上層を標準溶液と
する。
65gを精秤し、分解瓶(容量5ml、ガラス製耐圧ね
じ口瓶、底部の内側が円すい状、外径20mm、首部ま
での高さ50mm、高さ約30mmまでの容積が2m
l、栓は耐熱性樹脂、内栓又はシ−ルはフッ素樹脂製)
に入れ、アジピン酸0.065g、内標準溶液(n−オ
クタンのo−キシレン溶液1→25)2.0ml及びヨ
ウ化水素酸2.0mlを加えて密栓し、その重量を精秤
する。分解瓶を30秒間振り混ぜた後、加熱器(厚さ6
0〜80mmの角型金属アルミニウム製ブロックに直径
20.6mm、深さ32mmの穴をあけたもの、ブロッ
ク内部の温度を±1°の範囲で調節可)を用い150°
で、5分ごとに振り混ぜながら、30分間加熱し、さら
に30分間加熱を続ける。冷却後、精秤し、減量が10
mg以下のものの上層を試料溶液とする。別にアジピン
酸0.065g、内標準溶液2.0ml及びヨウ化水素
酸2.0mlを分解瓶にとり密栓し、精秤し、定量用ヨ
ウ化イソプロピル15μlを加えて精秤し、同様にして
定量用ヨウ化メチル45μlを加え、その重量を精秤す
る。分解瓶を30秒間振り混ぜた後、上層を標準溶液と
する。
【0004】試料溶液及び標準溶液2μlにつき、次の
条件でガスクロマトグラフ法により試験を行う。検出器
は熱伝導度型検出器又は水素炎イオン化検出器を使用す
る。カラムは、内径約3mm、長さ約3mのガラス管
に、ガスクロマトグラフ用メチルシリコーンポリマーを
180〜250μmのガスクロマトグラフ用ケイソウ土
に20%の割合で被覆させたものを充てんする。カラム
温度は100℃付近の一定温度にする。キャリヤーガス
はヘリウムを使用し、その流量は内標準物質の保持時間
が約10分になるように調整する。カラムの選定は、標
準溶液2μlにつき、上記の条件で操作する時、ヨウ化
メチル、ヨウ化イソプロピル、内標準物質の順に流出
し、それぞれのピークが完全に分離するものを用いる。
条件でガスクロマトグラフ法により試験を行う。検出器
は熱伝導度型検出器又は水素炎イオン化検出器を使用す
る。カラムは、内径約3mm、長さ約3mのガラス管
に、ガスクロマトグラフ用メチルシリコーンポリマーを
180〜250μmのガスクロマトグラフ用ケイソウ土
に20%の割合で被覆させたものを充てんする。カラム
温度は100℃付近の一定温度にする。キャリヤーガス
はヘリウムを使用し、その流量は内標準物質の保持時間
が約10分になるように調整する。カラムの選定は、標
準溶液2μlにつき、上記の条件で操作する時、ヨウ化
メチル、ヨウ化イソプロピル、内標準物質の順に流出
し、それぞれのピークが完全に分離するものを用いる。
【0005】試料溶液の内標準物質のピーク面積に対す
るヨウ化メチル及びヨウ化イソプロピルのピーク面積の
比QTa 及びQTb 並びに標準溶液の内標準物質のピーク面
積に対するヨウ化メチル及びヨウ化イソプロピルのピー
ク面積の比QSa 及びQSb を求める。この値から下記の式
によりメトキシル基(CH3O)の量、ヒドロキシプロポキシ
ル基(C3H7O2)の量を算出することができる。
るヨウ化メチル及びヨウ化イソプロピルのピーク面積の
比QTa 及びQTb 並びに標準溶液の内標準物質のピーク面
積に対するヨウ化メチル及びヨウ化イソプロピルのピー
ク面積の比QSa 及びQSb を求める。この値から下記の式
によりメトキシル基(CH3O)の量、ヒドロキシプロポキシ
ル基(C3H7O2)の量を算出することができる。
【0006】メトキシル基の量(%) = QTa/QSa×WSa/試
料の量(mg)×21.864 ただし WSaは標準溶液中のヨウ化メチルの量(mg)。
料の量(mg)×21.864 ただし WSaは標準溶液中のヨウ化メチルの量(mg)。
【0007】ヒドロキシプロポキシル基の量(%) = QTb
/QSb×WSb/試料の量(mg)×44.17 ただし WSbは標準溶液中のヨウ化イソプロピルの量(m
g)。
/QSb×WSb/試料の量(mg)×44.17 ただし WSbは標準溶液中のヨウ化イソプロピルの量(m
g)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来より実施されてい
る上記した定量は、複雑であり、測定の正確性、再現性
を得るには、相当な熟練が必要である。定められた処方
によれば、操作中に密閉した分解瓶内の劇毒物であるヨ
ウ化水素酸を加熱しながら振盪する工程がある。そのた
め劇毒物の入った試料瓶内部が150℃、4〜5気圧に
達し、作業者は非常に危険な環境下で作業することにな
る。
る上記した定量は、複雑であり、測定の正確性、再現性
を得るには、相当な熟練が必要である。定められた処方
によれば、操作中に密閉した分解瓶内の劇毒物であるヨ
ウ化水素酸を加熱しながら振盪する工程がある。そのた
め劇毒物の入った試料瓶内部が150℃、4〜5気圧に
達し、作業者は非常に危険な環境下で作業することにな
る。
【0009】本発明は前記のような状況を鑑みてなされ
たもので、危険な環境下での作業を自動化することによ
り、安全性を高め、省力化するとともに測定の正確性、
再現性を得ることができるセルロース誘導体置換基の自
動定量装置を提供することを目的とする。
たもので、危険な環境下での作業を自動化することによ
り、安全性を高め、省力化するとともに測定の正確性、
再現性を得ることができるセルロース誘導体置換基の自
動定量装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明のセルロース誘導体置換基の自動定
量装置を実施例に対応する図1により説明する。
めになされた本発明のセルロース誘導体置換基の自動定
量装置を実施例に対応する図1により説明する。
【0011】同図に示すとおり、本発明を適用するセル
ロース誘導体置換基の自動定量装置は、試料セルロース
を入れておく試料瓶2、および試料瓶2から移替えられ
た試料セルロースを分解するための分解瓶1を下記の各
構成装置に搬送するロボット3を有している。試料瓶2
並びに分解瓶1を一時保存しておく収納器5と、分解瓶
1および試料瓶2の蓋6(図3参照)を開閉するキャッ
パー7と、試料瓶2および分解瓶1の重量を精秤する天
秤8と、試料瓶1から分解瓶2に試料セルロースを移替
える装置4と、分解瓶1に分解液および内標準液を計量
しながら供給する分注器10・11と、分解瓶1を加熱
しながら振盪してセルロース誘導体中の置換基を前記分
解液で分解する加熱振盪装置12と、分解瓶1からのセ
ルロース誘導体の分解成分並びに内標準液を分離定量す
るガスクロマトグラフィー13とを構成装置に含んでい
る。
ロース誘導体置換基の自動定量装置は、試料セルロース
を入れておく試料瓶2、および試料瓶2から移替えられ
た試料セルロースを分解するための分解瓶1を下記の各
構成装置に搬送するロボット3を有している。試料瓶2
並びに分解瓶1を一時保存しておく収納器5と、分解瓶
1および試料瓶2の蓋6(図3参照)を開閉するキャッ
パー7と、試料瓶2および分解瓶1の重量を精秤する天
秤8と、試料瓶1から分解瓶2に試料セルロースを移替
える装置4と、分解瓶1に分解液および内標準液を計量
しながら供給する分注器10・11と、分解瓶1を加熱
しながら振盪してセルロース誘導体中の置換基を前記分
解液で分解する加熱振盪装置12と、分解瓶1からのセ
ルロース誘導体の分解成分並びに内標準液を分離定量す
るガスクロマトグラフィー13とを構成装置に含んでい
る。
【0012】収納器5は、図2に示すとおり、底板15
とその底板5に固設されて試料瓶2または分解瓶1を導
入する穴18付きの中間板16からなる。底板15には
試料瓶2または分解瓶1の底部が入る穴17であって、
試料瓶2または分解瓶1の半径と略同等以下の深さdの
有底穴17を有している。中間板16の導入穴18の内
側面がθ=5°〜45°の範囲で傾斜している。
とその底板5に固設されて試料瓶2または分解瓶1を導
入する穴18付きの中間板16からなる。底板15には
試料瓶2または分解瓶1の底部が入る穴17であって、
試料瓶2または分解瓶1の半径と略同等以下の深さdの
有底穴17を有している。中間板16の導入穴18の内
側面がθ=5°〜45°の範囲で傾斜している。
【0013】キャッパー7は、図3に示すとおり、回転
駆動源20に連結した把持機構21であり、試料瓶2お
よび分解瓶1は瓶本体にネジ蓋6を螺合してある構成で
ある。ロボット3が試料瓶2または分解瓶1のネジ蓋6
を掴んで固定し、把持機構21で瓶本体2を把持して回
転させる。
駆動源20に連結した把持機構21であり、試料瓶2お
よび分解瓶1は瓶本体にネジ蓋6を螺合してある構成で
ある。ロボット3が試料瓶2または分解瓶1のネジ蓋6
を掴んで固定し、把持機構21で瓶本体2を把持して回
転させる。
【0014】移替装置4は、図4に示すとおり、試料瓶
2を把持する回動部材30と分解瓶1を把持する回動部
材31とが一つの保持部材32に軸支されて夫々回動駆
動源35と36に連結し、試料瓶2および分解瓶1の回
動軌跡AおよびBは互いに回動方向が逆であって直立位
置(実線示)から水平位置(一点鎖線示)へ往復し試料
瓶2の瓶口および分解瓶1の瓶口を前記水平位置で結合
させる位置にあり、保持部材32が前記とは別な回動駆
動源37に連結されている。
2を把持する回動部材30と分解瓶1を把持する回動部
材31とが一つの保持部材32に軸支されて夫々回動駆
動源35と36に連結し、試料瓶2および分解瓶1の回
動軌跡AおよびBは互いに回動方向が逆であって直立位
置(実線示)から水平位置(一点鎖線示)へ往復し試料
瓶2の瓶口および分解瓶1の瓶口を前記水平位置で結合
させる位置にあり、保持部材32が前記とは別な回動駆
動源37に連結されている。
【0015】
【作用】試料セルロースを試料瓶2に入れ、収納器5に
並べ、また空の分解瓶1も並べておく。装置の動作が開
始すると、ロボット3が最初に測定する試料セルロース
が入った試料瓶2を収納器5から取り出しキャッパ−7
に運び、キャッパー7は蓋6を開ける。さらにロボット
3がその試料瓶2を天秤8に運び試料セルロースを精秤
してから、移替装置4へ運んで載置する。更にロボット
3は収納器5に戻り分解瓶1を取り出し移替装置4へ運
んで載置する。移替装置4が動作して試料瓶1から分解
瓶2に試料セルロースを移替える。ロボット3は試料セ
ルロースの入った分解瓶2を分注器10・11へ運び、
分注器10・11では精秤された試料セルロースの量か
ら算出される必要量の分解液および内標準液が夫々供給
される。この分解瓶2をロボット3がキャッパ−7に運
び、先に開栓した蓋6を閉め天秤8に運び精秤する。次
いで加熱振盪装置12を動作させ、分解瓶1を加熱しな
がら振盪するとセルロース誘導体中の置換基が分解液で
分解する。この分解瓶1をロボット3で取り出し、室温
に冷却してから、ガスクロマトグラフィー13に運ぶ。
ガスクロマトグラフィー13では分解瓶1に針刺しがさ
れて内容成分がカラムで展開され、セルロース誘導体の
分解成分並びに内標準液を分離定量する。
並べ、また空の分解瓶1も並べておく。装置の動作が開
始すると、ロボット3が最初に測定する試料セルロース
が入った試料瓶2を収納器5から取り出しキャッパ−7
に運び、キャッパー7は蓋6を開ける。さらにロボット
3がその試料瓶2を天秤8に運び試料セルロースを精秤
してから、移替装置4へ運んで載置する。更にロボット
3は収納器5に戻り分解瓶1を取り出し移替装置4へ運
んで載置する。移替装置4が動作して試料瓶1から分解
瓶2に試料セルロースを移替える。ロボット3は試料セ
ルロースの入った分解瓶2を分注器10・11へ運び、
分注器10・11では精秤された試料セルロースの量か
ら算出される必要量の分解液および内標準液が夫々供給
される。この分解瓶2をロボット3がキャッパ−7に運
び、先に開栓した蓋6を閉め天秤8に運び精秤する。次
いで加熱振盪装置12を動作させ、分解瓶1を加熱しな
がら振盪するとセルロース誘導体中の置換基が分解液で
分解する。この分解瓶1をロボット3で取り出し、室温
に冷却してから、ガスクロマトグラフィー13に運ぶ。
ガスクロマトグラフィー13では分解瓶1に針刺しがさ
れて内容成分がカラムで展開され、セルロース誘導体の
分解成分並びに内標準液を分離定量する。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用するセルロース誘導体置
換基の自動定量装置の実施例を図面により詳細に説明す
る。
換基の自動定量装置の実施例を図面により詳細に説明す
る。
【0017】図1に示すとおり、本発明のセルロース誘
導体置換基の自動定量装置は、装置テーブル9の上にロ
ボット3、瓶収納器5、キャッパー7、天秤8、移替装
置4、分注器10・11、加熱振盪装置12、ガスクロ
マトグラフィー13の各構成装置が設置されている。
導体置換基の自動定量装置は、装置テーブル9の上にロ
ボット3、瓶収納器5、キャッパー7、天秤8、移替装
置4、分注器10・11、加熱振盪装置12、ガスクロ
マトグラフィー13の各構成装置が設置されている。
【0018】ロボット3は、屈曲、回転、伸縮自在のア
ーム部40の先端に把持爪41を有しており、駆動機構
の組み込まれたレール42の上を走行し、試料セルロー
スの入った試料瓶2または分解瓶1を上記各構成装置に
搬送するようになっている。把持爪41の把持接触面の
素材はブタジエンゴムまたはウレタンゴムがグリップ力
が高く、耐摩擦性が優れていることから、好ましい。
ーム部40の先端に把持爪41を有しており、駆動機構
の組み込まれたレール42の上を走行し、試料セルロー
スの入った試料瓶2または分解瓶1を上記各構成装置に
搬送するようになっている。把持爪41の把持接触面の
素材はブタジエンゴムまたはウレタンゴムがグリップ力
が高く、耐摩擦性が優れていることから、好ましい。
【0019】瓶収納器5は、図2に示すとおり、底板1
5とその底板15に固設されて試料瓶2または分解瓶1
を導入する穴18付きの中間板16からなる。底板15
には試料瓶2または分解瓶1の底部が入る穴17であっ
て、試料瓶2または分解瓶1の半径と略同等以下の深さ
dの有底穴17を有している。中間板16の導入穴18
の内側面がθ=5°〜45°の範囲で傾斜している。試
料瓶2および分解瓶1の瓶収納器5の構造は同一であ
り、1つの瓶収納器5は6本(図1の例)から60本程
度の試料瓶2または分解瓶1を収納できるようになって
いる。
5とその底板15に固設されて試料瓶2または分解瓶1
を導入する穴18付きの中間板16からなる。底板15
には試料瓶2または分解瓶1の底部が入る穴17であっ
て、試料瓶2または分解瓶1の半径と略同等以下の深さ
dの有底穴17を有している。中間板16の導入穴18
の内側面がθ=5°〜45°の範囲で傾斜している。試
料瓶2および分解瓶1の瓶収納器5の構造は同一であ
り、1つの瓶収納器5は6本(図1の例)から60本程
度の試料瓶2または分解瓶1を収納できるようになって
いる。
【0020】使用される分解瓶1は、後述するように揮
発性溶媒を入れて熱せられたうえ、ガスクロマトグラフ
ィーの針刺しに使用されるため、図5のような構造とな
っている。容器本体101に螺合し中心孔106を持っ
た内側キャップ102と、内側キャップ102に螺合し
中心孔109を持った外側キャップ108とからなる蓋
6を有している。容器本体101と内側キャップ102
との間にOーリング103が圧縮されて介在し、内側キ
ャップ102の中心孔106を閉塞する密栓ゴムパッキ
ン110が、内側キャップ102と外側キャップ108
の両中心孔106、109の間に挟まれて設けられてい
る。密栓ゴムパッキン110には、外側キャップ108
の中心孔に囲まれて針通しガイド管114が貫通する。
尚、O−リング103はシリコンシートとクロロプレン
ゴムの2層構造となっている。
発性溶媒を入れて熱せられたうえ、ガスクロマトグラフ
ィーの針刺しに使用されるため、図5のような構造とな
っている。容器本体101に螺合し中心孔106を持っ
た内側キャップ102と、内側キャップ102に螺合し
中心孔109を持った外側キャップ108とからなる蓋
6を有している。容器本体101と内側キャップ102
との間にOーリング103が圧縮されて介在し、内側キ
ャップ102の中心孔106を閉塞する密栓ゴムパッキ
ン110が、内側キャップ102と外側キャップ108
の両中心孔106、109の間に挟まれて設けられてい
る。密栓ゴムパッキン110には、外側キャップ108
の中心孔に囲まれて針通しガイド管114が貫通する。
尚、O−リング103はシリコンシートとクロロプレン
ゴムの2層構造となっている。
【0021】試料瓶2は試料セルロースを入れて秤量す
るだけの機能であるから、ガラスまたはプラスチックの
瓶体にねじ込み蓋6をしてあるだけの構造である。ただ
し瓶収納器5を分解瓶1のそれと共通にしたり、後述す
るように移替装置4で分解瓶1に合体させるため、外形
寸法は分解瓶1と共通化する方が好ましい。
るだけの機能であるから、ガラスまたはプラスチックの
瓶体にねじ込み蓋6をしてあるだけの構造である。ただ
し瓶収納器5を分解瓶1のそれと共通にしたり、後述す
るように移替装置4で分解瓶1に合体させるため、外形
寸法は分解瓶1と共通化する方が好ましい。
【0022】キャッパー7は、図3に示すとおり、ギア
モーター20に連結した把持機構21である。把持機構
21は、回転台23に固定部材24が立設され、試料瓶
2(または分解瓶1)を挟んで回動部材25がラチェッ
トにより軸支される。回転台23と回動部材25との間
には引っ張りバネ26が掛け渡される。回動部材25を
押圧する位置にエアーシリンダー27が配置されてい
る。固定部材24と回動部材25の試料瓶2(または分
解瓶1)に当接する面の素材はブタジエンゴムまたはウ
レタンゴムがグリップ力が高く、耐摩擦性が優れている
ことから、好ましい。
モーター20に連結した把持機構21である。把持機構
21は、回転台23に固定部材24が立設され、試料瓶
2(または分解瓶1)を挟んで回動部材25がラチェッ
トにより軸支される。回転台23と回動部材25との間
には引っ張りバネ26が掛け渡される。回動部材25を
押圧する位置にエアーシリンダー27が配置されてい
る。固定部材24と回動部材25の試料瓶2(または分
解瓶1)に当接する面の素材はブタジエンゴムまたはウ
レタンゴムがグリップ力が高く、耐摩擦性が優れている
ことから、好ましい。
【0023】天秤8は上皿式の電子天秤であり、動作の
安定を図るため、全体が開閉式のフードで覆われてい
る。フードを開けた瞬間に、外気温でフード内部の温度
が急激に変化して測定が不安定になるため、開閉できる
部位はできるかぎり少なくし、方形のフードの場合、1
面のみ開閉する方式が好ましい。尚、天秤8の上皿の上
に載置され、試料瓶2(または分解瓶1)を立てかける
保持具は筒状のものであり、その筒穴の先端は、前記瓶
収納器5の中間板16の導入穴18と同様な傾斜をして
いることが好ましい。
安定を図るため、全体が開閉式のフードで覆われてい
る。フードを開けた瞬間に、外気温でフード内部の温度
が急激に変化して測定が不安定になるため、開閉できる
部位はできるかぎり少なくし、方形のフードの場合、1
面のみ開閉する方式が好ましい。尚、天秤8の上皿の上
に載置され、試料瓶2(または分解瓶1)を立てかける
保持具は筒状のものであり、その筒穴の先端は、前記瓶
収納器5の中間板16の導入穴18と同様な傾斜をして
いることが好ましい。
【0024】移替装置4は、図4に詳細が示してある。
試料瓶2を把持する回動部材30はソレノイド35に連
結しており、分解瓶1を把持する回動部材31はソレノ
イド36に連結している。これらの回動部材30と回動
部材31とは一つの保持部材32に軸支され、この保持
部材32はパルスモーター37に連結して回動可能にな
っている。
試料瓶2を把持する回動部材30はソレノイド35に連
結しており、分解瓶1を把持する回動部材31はソレノ
イド36に連結している。これらの回動部材30と回動
部材31とは一つの保持部材32に軸支され、この保持
部材32はパルスモーター37に連結して回動可能にな
っている。
【0025】分注器10・11は、分解液(ヨウ化水素
酸溶液)を計量して供給する分注器10と、内標準液
(n−オクタンのo−キシレン溶液)を計量して供給す
る分注器11との2つで構成され、その2つは略同一の
構造である。ヨウ化水素酸(HI)の分注器10は、図
6に構造を示すように、供給液が一定温度を保つように
二重管式の装置となっている。ヨウ化水素酸溶液の容器
81は切替弁付きの給送ポンプ82に配管83でつなが
り、さらに給送ポンプ82からは重量計量管84および
供給ノズル85に配管される。容器81は恒温槽87に
入っている熱媒体液に漬けられている。供給液の通る配
管83、給送ポンプ82、重量計量管84は、ジャケッ
ト管89で覆われている。恒温槽87とジャケット管8
9はポンプ88で繋がれておりジャケット管89を熱媒
体液が循環するようになっている。
酸溶液)を計量して供給する分注器10と、内標準液
(n−オクタンのo−キシレン溶液)を計量して供給す
る分注器11との2つで構成され、その2つは略同一の
構造である。ヨウ化水素酸(HI)の分注器10は、図
6に構造を示すように、供給液が一定温度を保つように
二重管式の装置となっている。ヨウ化水素酸溶液の容器
81は切替弁付きの給送ポンプ82に配管83でつなが
り、さらに給送ポンプ82からは重量計量管84および
供給ノズル85に配管される。容器81は恒温槽87に
入っている熱媒体液に漬けられている。供給液の通る配
管83、給送ポンプ82、重量計量管84は、ジャケッ
ト管89で覆われている。恒温槽87とジャケット管8
9はポンプ88で繋がれておりジャケット管89を熱媒
体液が循環するようになっている。
【0026】加熱振盪装置12の構造は、図7に示して
ある。加熱部分はアルミニウムのヒートブロック51に
シーズヒーター52とシーズ熱電対53が埋め込まれ、
分解瓶1が挿入される穴54が設けられている。このヒ
ートブロック51は全体が上下振動するようにバネの入
った振動台55に置かれている。一方、モータ57には
クランク58が連結され、そのクランク軸に振動板59
が軸支されている。振動板59には、ヒートブロック5
1の穴54に対応する位置に、分解瓶1がはめ込まれる
穴が明いている。振動板59には、モータ61に連結し
た回動板62が軸支されている。回動板62が分解瓶1
の蓋6を抑えたときに(鎖線参照)、進出して回動板6
2を抑えるピストン63が配置される。ピストン63は
図示外のエアーシリンダーに連結している。
ある。加熱部分はアルミニウムのヒートブロック51に
シーズヒーター52とシーズ熱電対53が埋め込まれ、
分解瓶1が挿入される穴54が設けられている。このヒ
ートブロック51は全体が上下振動するようにバネの入
った振動台55に置かれている。一方、モータ57には
クランク58が連結され、そのクランク軸に振動板59
が軸支されている。振動板59には、ヒートブロック5
1の穴54に対応する位置に、分解瓶1がはめ込まれる
穴が明いている。振動板59には、モータ61に連結し
た回動板62が軸支されている。回動板62が分解瓶1
の蓋6を抑えたときに(鎖線参照)、進出して回動板6
2を抑えるピストン63が配置される。ピストン63は
図示外のエアーシリンダーに連結している。
【0027】ガスクロマトグラフィー13は、図8に示
す構成となっている。移送台14(図1参照)の上にあ
る分解瓶1に刺される針44の一方はキャリアガスとし
てのHeガスの流量を一定に保つ減圧弁71を介してH
eボンベに繋がれ、同じく針44のもう一方は八方バル
ブ70に繋がれている。同じくHeボンベにはパージガ
スとしてのHeガスの流量を一定に保つ減圧弁72を介
して八方バルブ70に繋がれている。さらにHeボンベ
には、比較参照用のリファレンスカラム79に流れるH
eガスの流量を一定に保つ減圧弁79を介して検出器8
0に繋がれている。八方バルブ70は、ガラスカラムの
プレカラム75、充填剤を詰めてあるチョークカラム7
6、ガラスカラムのメインカラム77を介して検出器8
0、充填剤を詰めてあるダミーカラム78に繋がれてい
る。
す構成となっている。移送台14(図1参照)の上にあ
る分解瓶1に刺される針44の一方はキャリアガスとし
てのHeガスの流量を一定に保つ減圧弁71を介してH
eボンベに繋がれ、同じく針44のもう一方は八方バル
ブ70に繋がれている。同じくHeボンベにはパージガ
スとしてのHeガスの流量を一定に保つ減圧弁72を介
して八方バルブ70に繋がれている。さらにHeボンベ
には、比較参照用のリファレンスカラム79に流れるH
eガスの流量を一定に保つ減圧弁79を介して検出器8
0に繋がれている。八方バルブ70は、ガラスカラムの
プレカラム75、充填剤を詰めてあるチョークカラム7
6、ガラスカラムのメインカラム77を介して検出器8
0、充填剤を詰めてあるダミーカラム78に繋がれてい
る。
【0028】上記実施例の装置の各機器は、図9に示す
回路構成になっている。同図の90は中央処理装置(C
PU)で装置の動作を総括的に制御する。91はマルチ
プレクサーで中央処理装置90の動作指令を時分割して
天秤8、分解液分注器10、内標準分注器11、シーケ
ンサー92の動作を制御する。シーケンサー92はマル
チプレクサー91の動作指令によりキャッパー7、移替
装置4、加熱振盪装置12、移送台12の動作を逐次制
御してゆく。93はドライブユニットで、ロボット3の
アーム部40および把持爪41を制御し、またレール4
2に組み込まれた走行駆動機構を制御する。
回路構成になっている。同図の90は中央処理装置(C
PU)で装置の動作を総括的に制御する。91はマルチ
プレクサーで中央処理装置90の動作指令を時分割して
天秤8、分解液分注器10、内標準分注器11、シーケ
ンサー92の動作を制御する。シーケンサー92はマル
チプレクサー91の動作指令によりキャッパー7、移替
装置4、加熱振盪装置12、移送台12の動作を逐次制
御してゆく。93はドライブユニットで、ロボット3の
アーム部40および把持爪41を制御し、またレール4
2に組み込まれた走行駆動機構を制御する。
【0029】上記実施例の装置は、以下のように動作す
る。
る。
【0030】試料セルロースはロット毎に秤量し、試料
瓶2に入れて蓋6をねじ込み、図2に示すように、収納
器5に並べておき、また空の分解瓶1も収納器5に並べ
ておく。装置の動作を開始させると、中央処理装置90
からの動作指令を受けて、まずドライブユニット93が
駆動制御する。図1に示すロボット3がレール42を走
行し、アーム部40および把持爪41動作して、最初に
測定する試料セルロースが入った試料瓶2の蓋6を掴
み、収納器5から取り出しキャッパ−7に運ぶ。
瓶2に入れて蓋6をねじ込み、図2に示すように、収納
器5に並べておき、また空の分解瓶1も収納器5に並べ
ておく。装置の動作を開始させると、中央処理装置90
からの動作指令を受けて、まずドライブユニット93が
駆動制御する。図1に示すロボット3がレール42を走
行し、アーム部40および把持爪41動作して、最初に
測定する試料セルロースが入った試料瓶2の蓋6を掴
み、収納器5から取り出しキャッパ−7に運ぶ。
【0031】キャッパー7は、マルチプレクサー91の
動作指令により回動部材25が開いており(図3実線
示)、固定部材24に試料瓶2が当接したら、エアーシ
リンダー27を動作させて試料瓶2を押圧して引っ張り
バネ26が反転するので、エアーシリンダー27が戻っ
ても把持機構21が試料瓶2を把持する。ここでロボッ
ト3が試料瓶2の蓋6を掴んだままギアモーター20を
回転させると回転台23とともに把持機構21に把持さ
れた試料瓶2が回転し、蓋6が外れる。ロボット3が動
いて蓋6を離し、再びキャッパ−7に戻り把持機構21
に把持された試料瓶2を掴む。把持機構21を開放して
からロボット3がその試料瓶2を天秤8に運ぶ。
動作指令により回動部材25が開いており(図3実線
示)、固定部材24に試料瓶2が当接したら、エアーシ
リンダー27を動作させて試料瓶2を押圧して引っ張り
バネ26が反転するので、エアーシリンダー27が戻っ
ても把持機構21が試料瓶2を把持する。ここでロボッ
ト3が試料瓶2の蓋6を掴んだままギアモーター20を
回転させると回転台23とともに把持機構21に把持さ
れた試料瓶2が回転し、蓋6が外れる。ロボット3が動
いて蓋6を離し、再びキャッパ−7に戻り把持機構21
に把持された試料瓶2を掴む。把持機構21を開放して
からロボット3がその試料瓶2を天秤8に運ぶ。
【0032】一方、天秤8はマルチプレクサー91の動
作指令により直前にフードを開いており、上皿に試料瓶
2が置かれてロボット3が退避したらフードを閉じ、試
料セルロースを風袋込みで精秤し、その値は中央処理装
置90に取り込まれる。ここでフードを再度開いて、ロ
ボット3が上皿から試料瓶2を運び去ったら、フードを
閉じておく。
作指令により直前にフードを開いており、上皿に試料瓶
2が置かれてロボット3が退避したらフードを閉じ、試
料セルロースを風袋込みで精秤し、その値は中央処理装
置90に取り込まれる。ここでフードを再度開いて、ロ
ボット3が上皿から試料瓶2を運び去ったら、フードを
閉じておく。
【0033】次いでロボット3はこの試料瓶2を蓋が開
いたまま移替装置4(図4)へ運んで、回動部材30の
把持部で把持させる。さらにロボット3は分解瓶1を収
納器5から移替装置4へ運んで、回動部材31の把持部
で把持させる。この状態、すなわち試料瓶2および分解
瓶1が直立位置(実線示)からソレノイド35およびソ
レノイド36を動作させると、回動部材30が時計方向
Aに回動し、回動部材31が反時計方向Bに回動して試
料瓶2および分解瓶1は水平位置(一点鎖線示)にな
り、両者の瓶口が結合する。この結合のままパルスモー
ター37を動作させて、時計方向に90°回転させると
保持部材32に保持された回動部材30および回動部材
31も回動し、試料瓶2が上、分解瓶1が下になる(二
点鎖線示)から、試料瓶2の中から試料セルロースが分
解瓶1へ落下して移し替えられる。ソレノイド35を戻
して分解瓶1から試料瓶2を離して後、ロボット3は分
注器10・11へ運ぶ。さらにロボット3は試料瓶2を
天秤8に運び、空の試料瓶2(風袋)を精秤し、その値
は中央処理装置90に取り込まれる。中央処理装置90
では、前記により取り込まれた風袋込み試料セルロース
の値とこの風袋の値とから、試料セルロースの量を算出
し、さらにそれに見合った量の分解液(ヨウ化水素酸溶
液)の量および内標準液(n−オクタンのo−キシレン
溶液)の量を算出する。
いたまま移替装置4(図4)へ運んで、回動部材30の
把持部で把持させる。さらにロボット3は分解瓶1を収
納器5から移替装置4へ運んで、回動部材31の把持部
で把持させる。この状態、すなわち試料瓶2および分解
瓶1が直立位置(実線示)からソレノイド35およびソ
レノイド36を動作させると、回動部材30が時計方向
Aに回動し、回動部材31が反時計方向Bに回動して試
料瓶2および分解瓶1は水平位置(一点鎖線示)にな
り、両者の瓶口が結合する。この結合のままパルスモー
ター37を動作させて、時計方向に90°回転させると
保持部材32に保持された回動部材30および回動部材
31も回動し、試料瓶2が上、分解瓶1が下になる(二
点鎖線示)から、試料瓶2の中から試料セルロースが分
解瓶1へ落下して移し替えられる。ソレノイド35を戻
して分解瓶1から試料瓶2を離して後、ロボット3は分
注器10・11へ運ぶ。さらにロボット3は試料瓶2を
天秤8に運び、空の試料瓶2(風袋)を精秤し、その値
は中央処理装置90に取り込まれる。中央処理装置90
では、前記により取り込まれた風袋込み試料セルロース
の値とこの風袋の値とから、試料セルロースの量を算出
し、さらにそれに見合った量の分解液(ヨウ化水素酸溶
液)の量および内標準液(n−オクタンのo−キシレン
溶液)の量を算出する。
【0034】図6に示す分注器10・11に運ばれた分
解瓶1には、マルチプレクサー91の動作指令を介して
中央処理装置90で演算された量のヨウ化水素酸溶液が
分解液分注器10から供給され、同じく演算されたn−
オクタンのo−キシレン溶液試料が内標準分注器11か
ら供給される。そして分解瓶1はロボット3により分注
器10・11からキャッパー7に再度運ばれ、そこで分
解瓶1に蓋6がねじ込まれてから、加熱振盪装置12に
運ばれる。
解瓶1には、マルチプレクサー91の動作指令を介して
中央処理装置90で演算された量のヨウ化水素酸溶液が
分解液分注器10から供給され、同じく演算されたn−
オクタンのo−キシレン溶液試料が内標準分注器11か
ら供給される。そして分解瓶1はロボット3により分注
器10・11からキャッパー7に再度運ばれ、そこで分
解瓶1に蓋6がねじ込まれてから、加熱振盪装置12に
運ばれる。
【0035】図7に示す加熱振盪装置12は、ヒートブ
ロック51がシーズ熱電対53により測温されながらシ
ーズヒーター52により予め必要温度に保たれている。
分解瓶1がロボット3により運ばれて振動板59の穴に
挿入されたら、モータ61が回転し、回動板62が反時
計方向に回動して分解瓶1の蓋6を覆い(鎖線参照)、
さらに図示外のエアーシリンダーが動作してピストン6
3が進出して回動板62を抑え、分解瓶1が振動で飛び
出さないようにする。ここでモータ57を回転させると
クランク58により振動板59が下がり、振動板59の
下に突き出している分解瓶1がヒートブロック51の穴
54に嵌まる。ヒートブロック51の加熱により分解瓶
1が暖まってから、振動台55を駆動して内蔵している
バネを単振動させるとヒートブロック51が激しく上下
に振動する。このようにして加熱振盪するとセルロース
誘導体中の置換基が分解液で分解する。
ロック51がシーズ熱電対53により測温されながらシ
ーズヒーター52により予め必要温度に保たれている。
分解瓶1がロボット3により運ばれて振動板59の穴に
挿入されたら、モータ61が回転し、回動板62が反時
計方向に回動して分解瓶1の蓋6を覆い(鎖線参照)、
さらに図示外のエアーシリンダーが動作してピストン6
3が進出して回動板62を抑え、分解瓶1が振動で飛び
出さないようにする。ここでモータ57を回転させると
クランク58により振動板59が下がり、振動板59の
下に突き出している分解瓶1がヒートブロック51の穴
54に嵌まる。ヒートブロック51の加熱により分解瓶
1が暖まってから、振動台55を駆動して内蔵している
バネを単振動させるとヒートブロック51が激しく上下
に振動する。このようにして加熱振盪するとセルロース
誘導体中の置換基が分解液で分解する。
【0036】この分解瓶1をロボット3で取り出し、室
温に冷却してから、移送台14に運ばれる。移送台14
が動作して分解瓶1がガスクロマトグラフィー13の針
刺位置に移送される。このとき八方バルブ70は実線状
態になっている。
温に冷却してから、移送台14に運ばれる。移送台14
が動作して分解瓶1がガスクロマトグラフィー13の針
刺位置に移送される。このとき八方バルブ70は実線状
態になっている。
【0037】分解瓶1に針44が刺されるとキャリアガ
スであるHeガスに運ばれて被検物質は八方バルブ70
(図8)の7→8を通ってプレカラム75に入り、分析
対象成分と不必要な成分に分離される。分離された分析
対象成分が先にプレカラム75から出て、八方バルブ7
0の4→3を通ってメインカラム77に入り、さらに細
かい分離がされる。分析対象成分がメインカラム77に
入り終わった時点で、八方バルブ70を実線状態から破
線状態に切り換える。この時、八方バルブ70の8−1
が繋がり、7→8方向のガス流がなくなるのでプレカラ
ム75側の圧力が高くなる。そのため流れるガスの方向
が逆になり、プレカラム75中に残っていた不必要な成
分は八方バルブ70の8→1を経てチョークカラム76
を通り、系外に捨てられる。メインカラム77内は、分
析対象成分があり、八方バルブ70の7→6を通ってダ
ミーカラム78から流れてきたガスによってその分析対
象成分の細分離が行なわれ、検出器80に入る。検出器
80では通常の処理により、成分の展開グラフがブラウ
ン管デイスプレイ上に表示され、またプリンタにより記
録される。
スであるHeガスに運ばれて被検物質は八方バルブ70
(図8)の7→8を通ってプレカラム75に入り、分析
対象成分と不必要な成分に分離される。分離された分析
対象成分が先にプレカラム75から出て、八方バルブ7
0の4→3を通ってメインカラム77に入り、さらに細
かい分離がされる。分析対象成分がメインカラム77に
入り終わった時点で、八方バルブ70を実線状態から破
線状態に切り換える。この時、八方バルブ70の8−1
が繋がり、7→8方向のガス流がなくなるのでプレカラ
ム75側の圧力が高くなる。そのため流れるガスの方向
が逆になり、プレカラム75中に残っていた不必要な成
分は八方バルブ70の8→1を経てチョークカラム76
を通り、系外に捨てられる。メインカラム77内は、分
析対象成分があり、八方バルブ70の7→6を通ってダ
ミーカラム78から流れてきたガスによってその分析対
象成分の細分離が行なわれ、検出器80に入る。検出器
80では通常の処理により、成分の展開グラフがブラウ
ン管デイスプレイ上に表示され、またプリンタにより記
録される。
【0038】このような八方バルブ70による切換が行
われるため、検出器80に入る成分は分析対象成分とし
て先にプレカラム75から出てくる必要な成分、すなわ
ちヨウ化メチル、ヨウ化イソプロピル、内標準物質とし
てのn−オクタンだけである。不必要な成分、すなわち
内標準物質の溶媒であるo−キシレンは検出器80に入
らない。そのため無駄な分析時間を節約できる。
われるため、検出器80に入る成分は分析対象成分とし
て先にプレカラム75から出てくる必要な成分、すなわ
ちヨウ化メチル、ヨウ化イソプロピル、内標準物質とし
てのn−オクタンだけである。不必要な成分、すなわち
内標準物質の溶媒であるo−キシレンは検出器80に入
らない。そのため無駄な分析時間を節約できる。
【0039】一方、八方バルブ70が実線状態で、減圧
弁72を通ったパージガスとしてのHeガス流は、八方
バルブ70の5→6を経てダミーカラム78を通り、さ
らに2→1を経てチョークカラム76を通って経路を清
掃し、系外に捨てられる。八方バルブ70が破線状態で
パージガス流は、八方バルブ70の5→4を経てプレカ
ラム75を通り、さらに8→1を経てチョークカラム7
6を通って系外に捨てられる。
弁72を通ったパージガスとしてのHeガス流は、八方
バルブ70の5→6を経てダミーカラム78を通り、さ
らに2→1を経てチョークカラム76を通って経路を清
掃し、系外に捨てられる。八方バルブ70が破線状態で
パージガス流は、八方バルブ70の5→4を経てプレカ
ラム75を通り、さらに8→1を経てチョークカラム7
6を通って系外に捨てられる。
【0040】上記一連の分析操作が終了したら、分解瓶
1から針44が抜かれ、ロボット3で分解瓶1を運び去
る。
1から針44が抜かれ、ロボット3で分解瓶1を運び去
る。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明を適
用するセルロース誘導体置換基の自動定量装置によれ
ば、総ての作業を自動化することができるので、危険な
環境下での作業を強いられることがない。そのため、労
働の安全性を高めるとともに、省力化することができ
る。また作業を自動化したことにより作業者の経験度、
熟練度などに頼ることなく、測定の正確性、再現性を得
ることができるようになった。
用するセルロース誘導体置換基の自動定量装置によれ
ば、総ての作業を自動化することができるので、危険な
環境下での作業を強いられることがない。そのため、労
働の安全性を高めるとともに、省力化することができ
る。また作業を自動化したことにより作業者の経験度、
熟練度などに頼ることなく、測定の正確性、再現性を得
ることができるようになった。
【図1】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置の実施例を示す全体配置図である。
動定量装置の実施例を示す全体配置図である。
【図2】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用される瓶収納器の実施例を示す一部断
面斜視図である。
動定量装置に使用される瓶収納器の実施例を示す一部断
面斜視図である。
【図3】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用されるキャッパーの実施例を示す正面
図である。
動定量装置に使用されるキャッパーの実施例を示す正面
図である。
【図4】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用される移替装置の実施例を示す正面図
である。
動定量装置に使用される移替装置の実施例を示す正面図
である。
【図5】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用される分解瓶の実施例を示す一部断面
図である。
動定量装置に使用される分解瓶の実施例を示す一部断面
図である。
【図6】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用される分注器の実施例を示す正面図で
ある。
動定量装置に使用される分注器の実施例を示す正面図で
ある。
【図7】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用される加熱振盪装置の実施例を示す一
部断面図である。
動定量装置に使用される加熱振盪装置の実施例を示す一
部断面図である。
【図8】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置に使用されるガスクロマトグラフィーの配管
系統の実施例を示す正面図である。
動定量装置に使用されるガスクロマトグラフィーの配管
系統の実施例を示す正面図である。
【図9】本発明を適用するセルロース誘導体置換基の自
動定量装置の制御回路の実施例を示すブロック図であ
る。
動定量装置の制御回路の実施例を示すブロック図であ
る。
1は分解瓶、2は試料瓶、3はロボット、4は移替装
置、5は瓶収納器、6は蓋、7はキャッパー、8は天
秤、9は装置テーブル、10・11は分注器、12は加
熱振盪装置、13はガスクロマトグラフィー、14は移
送台、15は底板、16は中間板、17・18は穴、2
0はギアモーター、21は把持機構、23は回転台、2
4は固定部材、25は回動部材、26は引っ張りバネ、
27はエアーシリンダー、30・31は回動部材、32
は保持部材、35・36はソレノイド、37はパルスモ
ーター、40はアーム部、41は把持爪、42はレー
ル、44は針、51はヒートブロック、52はシーズヒ
ーター、53はシーズ熱電対、54は穴、55は振動
台、57・61はモータ、58はクランク、59は振動
板、62は回動板、63はピストン、70は八方バル
ブ、71・72・73は減圧弁、75はプレカラム、7
6はチョークカラム、77はメインカラム、78はダミ
ーカラム、79はリファレンスカラム、80は検出器、
81は容器、82は給送ポンプ、83は配管、84は重
量計量管、85は供給ノズル 87は恒温槽、88はポ
ンプ、89はジャケット管、90は中央処理演算装置
(CPU)、91はマルチプレクサー、92はシーケン
サー、93はドライブユニット、101は容器本体、1
02は内側キャップ、103はO−リング、106・1
09は両中心孔、108は外側キャップ、110は密栓
ゴムパッキン、114はガイド管である。
置、5は瓶収納器、6は蓋、7はキャッパー、8は天
秤、9は装置テーブル、10・11は分注器、12は加
熱振盪装置、13はガスクロマトグラフィー、14は移
送台、15は底板、16は中間板、17・18は穴、2
0はギアモーター、21は把持機構、23は回転台、2
4は固定部材、25は回動部材、26は引っ張りバネ、
27はエアーシリンダー、30・31は回動部材、32
は保持部材、35・36はソレノイド、37はパルスモ
ーター、40はアーム部、41は把持爪、42はレー
ル、44は針、51はヒートブロック、52はシーズヒ
ーター、53はシーズ熱電対、54は穴、55は振動
台、57・61はモータ、58はクランク、59は振動
板、62は回動板、63はピストン、70は八方バル
ブ、71・72・73は減圧弁、75はプレカラム、7
6はチョークカラム、77はメインカラム、78はダミ
ーカラム、79はリファレンスカラム、80は検出器、
81は容器、82は給送ポンプ、83は配管、84は重
量計量管、85は供給ノズル 87は恒温槽、88はポ
ンプ、89はジャケット管、90は中央処理演算装置
(CPU)、91はマルチプレクサー、92はシーケン
サー、93はドライブユニット、101は容器本体、1
02は内側キャップ、103はO−リング、106・1
09は両中心孔、108は外側キャップ、110は密栓
ゴムパッキン、114はガイド管である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 30/24 A
Claims (4)
- 【請求項1】 試料セルロースを入れておく試料瓶、お
よび試料瓶から移替えられた試料セルロースを分解する
ための分解瓶を下記の各構成装置に搬送するロボットを
有し、該試料瓶並びに該分解瓶を一時保存しておく収納
器と、該分解瓶および該試料瓶の蓋を開閉するキャッパ
ーと、該分解瓶および該試料瓶の重量を精秤する天秤
と、該試料瓶から該分解瓶に試料セルロースを移替える
移替装置と、該分解瓶に分解液および内標準液を計量し
ながら供給する分注器と、該分解瓶を加熱しながら振盪
してセルロース誘導体中の置換基を前記分解液で分解す
る加熱振盪装置と、該分解瓶からのセルロース誘導体の
分解成分並びに内標準液を分離定量するガスクロマトグ
ラフィーとを構成装置に含むセルロース誘導体置換基の
自動定量装置。 - 【請求項2】 前記収納器が、底板と該底板に固設され
て該試料瓶または該分解瓶を導入する穴付きの中間板か
らなり、該底板には該試料瓶または該分解瓶の底部が入
る穴であってその半径と同等以下の深さの有底穴を有
し、該中間板の前記導入穴の内側面が5°〜45°の範
囲で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のセ
ルロース誘導体置換基の自動定量装置。 - 【請求項3】 前記キャッパーは回転駆動源に連結した
把持機構であり、該試料瓶および該分解瓶は瓶本体にネ
ジ蓋を螺合してある構成であり、該ロボットが該試料瓶
または該分解瓶のネジ蓋を掴んで固定し、把持機構で瓶
本体を把持回転させネジ蓋を開閉することを特徴とする
請求項1に記載のセルロース誘導体置換基の自動定量装
置。 - 【請求項4】 前記移替装置は、該試料瓶を把持する回
動部材と該分解瓶を把持する回動部材とが一つの保持部
材に軸支されて夫々回動駆動源に連結し、該試料瓶およ
び該分解瓶の回動軌跡は互いに回動方向が逆であって直
立位置から水平位置へ往復し該試料瓶の瓶口および該分
解瓶の瓶口を前記水平位置で結合させる位置にあり、該
保持部材が前記とは別な回動駆動源に連結されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のセルロース誘導体置換
基の自動定量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29923694A JPH08160028A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | セルロース誘導体の置換基の自動定量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29923694A JPH08160028A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | セルロース誘導体の置換基の自動定量装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160028A true JPH08160028A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17869915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29923694A Pending JPH08160028A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | セルロース誘導体の置換基の自動定量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160028A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002116122A (ja) * | 2000-08-22 | 2002-04-19 | Leica Microsystems Nussloch Gmbh | 被検物処理装置 |
JP2012526971A (ja) * | 2009-05-15 | 2012-11-01 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 微粉固体の自動分析方法 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP29923694A patent/JPH08160028A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002116122A (ja) * | 2000-08-22 | 2002-04-19 | Leica Microsystems Nussloch Gmbh | 被検物処理装置 |
JP2012526971A (ja) * | 2009-05-15 | 2012-11-01 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 微粉固体の自動分析方法 |
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