JPH08160000A - 塩分濃度調整装置 - Google Patents

塩分濃度調整装置

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JPH08160000A
JPH08160000A JP6323553A JP32355394A JPH08160000A JP H08160000 A JPH08160000 A JP H08160000A JP 6323553 A JP6323553 A JP 6323553A JP 32355394 A JP32355394 A JP 32355394A JP H08160000 A JPH08160000 A JP H08160000A
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water
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salt
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Takeshi Katabuchi
健 片渕
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する。 【構成】塩分濃度調整装置には貯蔵槽2を備えている。
貯蔵槽2内には攪拌機と塩分濃度センサー4を備えてい
る。貯蔵槽2にはポンプにより淡水と塩水が適宜供給さ
れる。貯蔵槽2内には収容ケース41が取り付けてあ
り、内部には塩分濃度センサー4が設けてある。塩分濃
度センサー4は電動シリンダー46を有し、そのロッド
ヘッドには連結バー45が取り付けてある。連結バー4
5には三本のスライドロッド43が取り付けてある。ス
ライドロッド43のうちの二本には電極44が設けてあ
る。他の一本には温度センサー47が設けてある。収容
ケース41の底部にはシール部材42が取り付けてあ
る。シール部材42の挿通孔420には各スライドロッ
ド43が水密に挿通してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海苔原藻の貯蔵水または
/及び洗浄水の塩分濃度調整装置に関するものである。
更に詳しくは、摘採した海苔原藻を一旦貯蔵する貯蔵槽
における貯蔵水または海苔原藻を洗浄する洗浄槽におけ
る洗浄水の塩分濃度を適正な濃度に保つ塩分濃度調整装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】摘採された海苔原藻は、製造工程に入る
前に貯蔵槽または/及び洗浄槽において海苔原藻の活性
を保つために貯蔵水中で一時貯蔵されたり、海苔原藻の
汚れを落とすために洗浄水で洗浄される。しかし、海苔
原藻が順次追加されると貯蔵槽内の貯蔵水や洗浄槽内の
洗浄水の塩分濃度は、初期の塩分濃度よりも次第に高く
なる。これは、海苔原藻の細胞中に含まれる塩分が貯蔵
水または洗浄水中に溶け出すためと考えられ、そのまま
放置すると海苔の仕上がり品質の低下につながる。
【0003】そこで、適正濃度になるまで淡水で希釈す
る必要があるが、塩分濃度が低くなりすぎると、貯蔵や
洗浄期間中に海苔の活性が失われ、やはり海苔の品質が
低下する。従って、貯蔵槽内の貯蔵水や洗浄槽内の洗浄
水の塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する必要があ
る。従来の塩分濃度調整装置は、貯蔵槽内の貯蔵水や洗
浄槽内の洗浄水中に塩分濃度センサーの電極を埋没さ
せ、電極間の貯蔵水または洗浄水の電気抵抗の変化を測
定し、この結果から比重及び塩分濃度を求め、この測定
値を基に淡水、または海水や人工海水などの塩水を補充
することにより塩分濃度を調整するものが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置には次のような課題があった。すなわち、
従来の塩分濃度調整装置のセンサーに設けてある電極
は、貯蔵水または洗浄水中に埋没した状態のままで長期
間使用されている。このため、電極の表面に海苔原藻に
混入したゴミ、不純物などが付着したり、錆が発生した
りして電極が劣化し、正確な測定結果が次第に得られな
くなるために、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定の
適正範囲内に管理することは困難であった。
【0005】
【本発明の目的】本発明は、上記課題を解消するもの
で、海苔原藻の貯蔵槽内の貯蔵水または/及び洗浄槽内
の洗浄水の塩分濃度を調整する塩分濃度調整装置におい
て、塩分濃度センサーの電極にゴミや不純物が付着しに
くいようにし、かつ錆も発生しにくいようにして電極の
劣化を防ぎ、長期の使用においても測定精度が低下しな
いようにして、塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する
ことができるようにする。また、これにより、海苔原藻
の活性を保持し、乾海苔に仕上った際の歩留まりや製品
海苔の色、光沢などの品質を向上させると共に、乾海苔
保存時の吸湿あるいは二次加工時の塩分析出などのトラ
ブルを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
にあっては、海苔原藻の貯蔵水または/及び洗浄水の塩
分濃度を適正範囲内に保つための塩分濃度調整装置であ
って、この装置は、貯蔵槽または/及び洗浄槽と、この
貯蔵槽または/及び洗浄槽に淡水を供給する淡水供給手
段と、上記の貯蔵水または/及び洗浄水の流通経路の塩
分濃度を検出する塩分濃度センサーと、塩分濃度適正範
囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測定値を比較し、
測定値が塩分濃度適正範囲より高いときは上記淡水供給
手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御手段と、貯蔵水
または/及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示する表示
手段と、を備え、上記塩分濃度センサーは、電極と、こ
の電極を貯蔵水または洗浄水中に露出、または貯蔵水ま
たは洗浄水から離隔させる電極駆動手段と、を備えた、
塩分濃度調整装置である。
【0007】第2の手段にあっては、貯蔵槽または/及
び洗浄槽に塩水を供給するための塩水供給手段と、塩分
濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測定値
を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より低いときは、
上記塩水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御手
段と、を備えた、第1の手段に係る塩分濃度調整装置で
ある。
【0008】第3の手段にあっては、塩分濃度センサー
は、電極を洗浄する水洗洗浄手段を備えた、第1または
第2の手段に係る塩分濃度調整装置である。
【0009】第4の手段にあっては、塩分濃度センサー
の電極の近傍に温度センサーを備え、この温度センサー
を電極と共に電極駆動手段によって貯蔵水または洗浄水
中に露出、または貯蔵水または洗浄水から離隔させるよ
うにしてある、第1ないし第3の手段に係る塩分濃度調
整装置である。
【0010】第5の手段にあっては、貯蔵水または洗浄
水から離隔させた電極または/及び温度センサーを保護
する保護手段を備えた、第1ないし第4の手段に係る塩
分濃度調整装置である。
【0011】第6の手段にあっては、保護手段は、柔軟
性材料で形成され、電極または/及び温度センサーを挿
通させる挿通孔を有する、第5の手段に係る塩分濃度調
整装置である。
【0012】第7の手段にあっては、塩分濃度センサー
は、電極表面を活性化するための電極活性化手段を備え
た、第1ないし第6の手段に係る塩分濃度調整装置であ
る。
【0013】第8の手段にあっては、塩分濃度センサー
は、実質的に水密に形成された収容ケースに収容してあ
る、第1ないし第7の手段に係る塩分濃度調整装置であ
る。
【0014】第9の手段にあっては、収容ケースは、貯
蔵水または洗浄水の水位の変動に追随して上下動をする
ようにしてある、第8の手段に係る塩分濃度調整装置で
ある。
【0015】第10の手段にあっては、収容ケース内に
は、電極または/及び温度センサーを保護する保護手段
と収容ケース壁部との間に中空部が設けてあり、収容ケ
ース壁部には、電極または/及び温度センサーが、実質
的に水密状態で出入り可能な挿通部が設けてある、第8
または第9の手段に係る塩分濃度調整装置である。
【0016】第11の手段にあっては、収容ケースに、
塩分濃度制御手段と表示手段を一体に設けた、第8ない
し第10の手段に係る塩分濃度調整装置である。
【0017】
【作用】海苔原藻を貯蔵槽または/及び洗浄槽に投入
し、淡水または塩水を加えて海苔生育段階と同様な条件
とし、これを貯蔵槽または/及び洗浄槽内で攪拌しなが
ら貯蔵する。貯蔵槽内の貯蔵水または洗浄槽内の洗浄水
の塩分濃度を塩分濃度センサーによって検出、測定し、
そのデータを塩分濃度制御手段に入力する。
【0018】表示手段により上記貯蔵水または洗浄水の
塩分濃度を表示する。塩分濃度の適正範囲をあらかじめ
設定しておき、上記検出濃度がこの適正範囲より高いと
きには、淡水供給手段により淡水を貯蔵槽または/及び
洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整する。なお、上記した
ように、貯蔵槽内の塩分濃度は海苔原藻の細胞から塩分
が溶け出して高くなる傾向にあるので、通常は淡水供給
手段だけで足りるが、塩水供給手段を設けたものにあっ
ては、なんらかの原因で塩分濃度が適正範囲より低くな
ったときに、塩水供給手段により塩水を貯蔵槽または/
及び洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整できるので、より
細かで迅速な調整が可能となる。また、塩分濃度が適正
範囲に収まれば、淡水供給手段及び塩水供給手段共に作
動させない。以下、これを繰り返すことにより、貯蔵槽
または/及び洗浄槽内の貯蔵水または洗浄水の塩分濃度
は常に適正濃度範囲に維持される。
【0019】塩分濃度センサーの電極は、電極駆動手段
により、貯蔵水または洗浄水中に露出、または貯蔵水ま
たは洗浄水から離隔されるようになっている。これによ
り、装置の休止中やシーズンオフなど塩分濃度センサー
を使用しないときには貯蔵水または洗浄水に触れないよ
うにしておくことができ、電極の表面に貯蔵水または洗
浄水中に混入したゴミ、不純物などが付着したり、錆が
発生すること、すなわち汚損を軽減または防止できる。
従って、電極が劣化しにくく、常に正確な測定結果が得
られ、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定の適正範囲
内に管理することが可能となる。
【0020】塩分濃度センサーが電極を洗浄する水洗洗
浄手段を備えたものにあっては、例えば、電極の汚れが
軽微な場合には、電極を水洗洗浄して、電極駆動手段は
作動させず、電極を次回そのまま使用するなど、電極の
汚損を軽減または防止する方法の選択肢が広がる。ま
た、電極を貯蔵水または洗浄水から離隔する際に、前も
って電極の汚れをある程度除去することができる。従っ
て、より効率的で無駄のない電極の汚損の軽減または防
止ができる
【0021】塩分濃度センサーの電極の近傍に温度セン
サーを備え、この温度センサーを電極と共に電極駆動手
段によって貯蔵水または洗浄水中に露出、または貯蔵水
または洗浄水から離隔させるようにしてあるものにあっ
ては、温度センサーにも貯蔵水または洗浄水中に混入し
たゴミ、不純物が付着しにくく、汚損が軽減または防止
できるので、温度の測定が正確にできる。
【0022】貯蔵水または洗浄水から離隔させた電極ま
たは/及び温度センサーを保護する保護手段を備えたも
のにあっては、衝撃その他の外力を受けた場合に電極や
温度センサーの破損を防止できる。
【0023】保護手段がゴムや合成樹脂などの柔軟性材
料で形成され、電極または/及び温度センサーを挿通さ
せる挿通孔を有する構造であるものは、電極を挿通孔内
に密着させて保護することができるので、衝撃その他の
外力を受けた場合に電極や温度センサーの破損を防止す
ることがより効果的にできる。また、長期間放置して
も、電極や温度センサーの表面を錆の発生などから保護
できる。
【0024】塩分濃度センサーが電極表面を活性化する
ための研磨などによる電極活性化手段を備えているもの
にあっては、電極の表面が常に活性化されるので、電極
の機能が維持され、正確な測定結果が得られる。
【0025】塩分濃度センサーが実質的に水密に形成さ
れた収容ケースに収容してあるものにあっては、塩分濃
度センサーを被水から保護することができ、塩分濃度セ
ンサーの被水による故障の発生を防止できる。
【0026】収容ケースが貯蔵水または洗浄水の水位の
変動に追随して上下動をするようにしてあるものにあっ
ては、水位が低下しているとき以外は、塩分濃度センサ
ーを不純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位置させ
ておくことができる。従って電極の汚損を軽減または防
止できる。
【0027】収容ケース内の保護手段と収容ケース壁部
との間に中空部が設けてあり、収容ケース壁部には、電
極または/及び温度センサーが、実質的に水密状態で出
入り可能な挿通部が設けてあるものにあっては、電極と
貯蔵水または洗浄水との離隔がより確実に行なわれるの
で、汚損の軽減または防止がより効果的にできる。
【0028】収容ケースに塩分濃度制御手段と表示手段
を一体に設けたものにあっては、全体として、装置をコ
ンパクトにすることができる。従って、設置するときに
場所をとらず、取り扱いもしやすい。
【0029】
【実施例】本発明を図面に示す実施例に基づいて更に詳
細に説明する。図1は本発明に係る塩分濃度調整装置に
おける塩分濃度センサーの第1実施例を示す説明図、図
2は本発明に係る塩分濃度調整装置の一実施例を示すブ
ロック図、図3は本発明に係る塩分濃度調整装置を使用
した海苔抄き原料の製造工程を示すフローシートであ
る。
【0030】図2を参照する。符号Aは塩分濃度調整装
置で、貯蔵槽2を備えている。貯蔵槽2内には、貯蔵さ
れた海苔原藻を攪拌する攪拌機2aと、貯蔵水3の塩分
濃度を検出するための塩分濃度センサー4を備えてい
る。なお、本実施例においては塩分濃度センサー4を貯
蔵槽2内に設けているが、例えば貯蔵槽2の前工程に海
苔原藻1の洗浄をより確実に行なうための洗浄槽(図示
省略)を別に設け、この洗浄槽内に塩分濃度センサー4
を設けることもできる。貯蔵槽2には、海苔原藻1(図
3参照)が貯蔵水と共に貯蔵される。貯蔵槽2には、淡
水槽6から淡水が、塩水槽7から塩水が、それぞれポン
プP1、P2により供給されるようにしてある。
【0031】ここで、図1を参照して塩分濃度センサー
4の構造を説明する。貯蔵槽2内には、取付金具49に
よって収容ケース41が取り付けてある。収容ケース4
1は上下が遮蔽された円筒状で、内部には塩分濃度セン
サー4が設けてある。塩分濃度センサー4は電極駆動手
段である電動シリンダー46を有している。電動シリン
ダー46のロッドヘッドには連結バー45が取り付けて
ある。連結バー45には、三本のスライドロッド43、
43、43が下方へ垂下して取り付けてある。
【0032】各スライドロッド43のうちの二本の下部
寄りには、塩分濃度を検出するための電極44、44が
設けてある。電極44、44は円筒状で、表面が面一に
なるようにスライドロッド43、43に埋め込んであ
る。また、他の一本の下部寄りには、水温を管理するた
めの温度センサー47が設けてある。なお、各スライド
ロッド43は中空体であり、内部には電極44、温度セ
ンサー47につながるリード線Lが導入してある。
【0033】収容ケース41の底部には保護手段である
シール部材42が内外を貫通して三箇所に取り付けてあ
る。各シール部材42は水密に取り付けてある。シール
部材42は柔軟性を有し、密着性の高いゴム(シリコン
ゴム、ウレタンゴムなど)で扁平な円柱形に形成されて
いる。シール部材42には、上記各スライドロッド43
を挿通する挿通孔420がそれぞれ設けてある。各スラ
イドロッド43は、各挿通孔420にややきつく密着し
て実質的に水密状態でスライドできるように挿通してあ
る。これにより、水密性が確保されている。
【0034】なお、電動シリンダー46が作動して各ス
ライドロッド43が上昇したときには各スライドロッド
43に設けてある電極44、44及び温度センサー47
は各挿通孔420内部に収容され、各スライドロッド4
3が下降したときには電極44、44及び温度センサー
47が各挿通孔420から外部へ露出するように各部寸
法が設定してある。
【0035】塩分濃度調整装置Aには、塩分濃度制御手
段である塩分濃度制御部5を有している。塩分濃度制御
部5は、電源回路21、発振変調回路22、電極駆動手
段を構成する駆動回路20、塩分濃度調整回路23、ポ
ンプP1を駆動する第1の駆動回路27、ポンプP2を
駆動する第2の駆動回路28、表示回路29、表示灯3
0、警報回路31、警報ブザー32を有している。そし
て、塩分濃度調整回路23は、整流器24、増幅回路2
5、信号弁別器26を有している。
【0036】第1の駆動回路27、第2の駆動回路28
の出力により、淡水および塩水の供給手段であるポンプ
P1、P2が駆動され、淡水槽6、塩水槽7よりそれぞ
れ淡水、塩水が貯蔵槽2に供給される。淡水と塩水の供
給路にはそれぞれの時間当り供給量を調節する手段とし
てバルブV1、V2が設けてある。電源回路21は制御
装置各回路に交流電源を供給すると共に整流回路、定電
圧回路を介し、直流電源、定電圧電源を供給する。
【0037】電源回路21は商用周波交流を受電し、整
流して一旦直流とし、この過程で定電圧回路を組込み、
後段の高周波発生時には一定電圧の交流が得られるよう
にしており、電源側の電圧変動が20%の範囲では、
二次側へ影響がなく濃度測定が安定してできるようにし
ている。
【0038】発振変調回路22は、直流定電圧を受け、
無安定マルチバイブレータなどの発振回路により所定の
高周波出力を得る。この場合、周波数は固定あるいは可
変とする。また、抵抗、コンデンサなどによる基準レベ
ル調整回路により基準レベルを調整し、正負平衡した高
周波出力を得るようにする。この高周波出力を塩分濃度
センサ4へ印加して作動させる。塩分濃度センサ4の出
力は塩分濃度調整回路23へ入力される。
【0039】濃度調整回路23へ入力された信号は整流
器24、増幅回路25により処理され、信号弁別器26
において予め設定された濃度基準値と比較され、その濃
度が基準値域へ入っているかどうかが判別される。本実
施例では、5段階の弁別信号S1、S2、S3、S4、
S5を発し、基準値域に入っている場合はS3を「良」
とし、基準値域より「濃」側は濃度差の程度に応じ、S
2を「濃」、S1を「濃過」とする。また、「薄」側は
濃度差の程度に応じ、S4を「薄」、S5を「薄過」と
する。
【0040】これらの信号は、それぞれ表示手段を構成
する表示回路29に供給され、弁別によって信号S1〜
S5に応じて表示灯30であるL1〜L5のいずれかを
点灯させ、検出された塩分濃度の状態を表示する。すな
わち、L1「濃過」、L2「濃」、L3「良」、L4
「薄」、L5「薄過」を表示する。「濃過」信号S1ま
たは「薄過」信号S5が発せられたときはいずれも警報
回路31が作動し、警報ブザー32を鳴らして塩分濃度
が「濃過」または「薄過」であることを知らせる。
【0041】「濃過」信号S1および「濃」信号S2は
第1の駆動回路27を作動させ、また「薄」信号S4お
よび「薄過」信号S5は第2の駆動回路28を作動させ
る。第1の駆動回路27は、「濃」信号S2および「濃
過」信号S1を受けて出力し、ポンプP1を駆動して淡
水槽6から貯蔵槽2へ淡水を供給する。この場合、「濃
過」S1のときは「濃」S2に比べて、ポンプP1の駆
動時間を長くするなどして1回当りの供給量を増すよう
にする。
【0042】第2の駆動回路28は、「薄」信号S4お
よび「薄過」信号S5を受けて出力し、ポンプP2を駆
動して塩水槽7から貯蔵槽2へ塩水を供給する。この場
合、「薄過」S5のときは、「薄」S5に比べて、ポン
プP2の駆動時間を長くするなどして1回当りの供給量
を増すようにする。なお、「良」信号S3では、駆動回
路27、28は作動せず、ポンプP1、P2は駆動され
ない。
【0043】なお、貯蔵槽2内の塩分濃度は上記したよ
うに海苔原藻1の細胞から塩分が溶け出して高くなる傾
向にあるので、濃度が高いときのみを検出して淡水供給
で調整し、濃度が低いときの検出や塩水供給を行わない
ようにしてもよい。
【0044】(作用)図1ないし図3を参照して本実施
例の作用を説明する。海苔原藻1を貯蔵槽2に投入し、
淡水または塩水を加えて海苔生育段階と同様な条件と
し、これを貯蔵槽2内で攪拌しながら貯蔵する。駆動回
路20が作動し、貯蔵槽2内にある塩分濃度センサー4
の電動シリンダー46が駆動され、各スライドロッド4
3が下方へスライドし、電極44、44と温度センサー
47が貯蔵水3中に露出する。
【0045】塩分濃度センサー4によって貯蔵水3の塩
分濃度を検出し、塩分濃度調整回路23に入力する。塩
分濃度が、あらかじめ設定された適正濃度範囲を基準と
して、表示灯30のL1〜L5のいずれかを点灯するこ
とにより表示される。上記検出濃度が塩分濃度の適正範
囲より高いときは、淡水供給ポンプP1を作動し、淡水
槽6から貯蔵槽2へ淡水を一定時間供給する。また、検
出濃度が適正範囲より低いときは塩水供給ポンプP2を
作動し、塩水槽7から貯蔵槽2へ塩水を一定時間供給す
る。なお、淡水または塩水の供給時間は、適正濃度範囲
と検出濃度との濃度差に対応させることもできる。すな
わち、検出濃度が濃く、適正濃度範囲との濃度差が大き
い程長い時間淡水を供給し、検出濃度が薄く、適正濃度
範囲との濃度差が大きい程長い時間塩水を供給するよう
にすることもできる。
【0046】そして、貯蔵水3の濃度が適正範囲に収ま
ればポンプP1またはP2を停止する。適正濃度範囲に
収まっていなければ、ポンプP1またはP2を作動させ
る。以下これを繰り返すことにより、貯蔵水3の塩分濃
度が適正範囲内に収まるように調整する。なお、装置の
休止中やシーズンオフでは、電動シリンダー46を駆動
して各スライドロッド43を上方へスライドさせて電極
44、44と温度センサー47をシール部材42の挿通
孔420の内部に収容する。これにより、電極44、4
4と温度センサー47は貯蔵水3と離隔され、空気にも
触れないので、ゴミや不純物の付着が防止されると共に
錆も発生しにくく、汚損が軽減または防止できる。ま
た、電極44、44と温度センサー47はシール部材4
2で保護され、多少の衝撃などでは破損しにくい。
【0047】なお、貯蔵槽2内の海苔原藻1はミンチ機
8によりミンチ化し、水洗装置9で水洗いをして塩分や
挟雑物を取り除いた後、このミンチ化した海苔を調合機
10において水と混合して海苔抄き原料とする。この海
苔抄き原料は、濃度調整槽11において適度な海苔濃度
に調整され、海苔抄機12に供給されて抄製される。海
苔濃度調整は、調整槽11に海苔濃度センサ13を設
け、海苔濃度を検出して海苔濃度調整装置14に入力す
る。濃度調整装置14において、海苔濃度を予め設定さ
れた適正濃度範囲に収まるよう給水ポンプP3、排水ポ
ンプP4を適宜駆動して調整する。
【0048】図4は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第2実施例を示す説明図であ
る。なお、以下に説明する図4ないし図7においては、
図1に示した塩分濃度センサー4と同一または同等箇所
には同一の符号を付して示している。本実施例において
は、収容ケース41の側部に水洗洗浄手段である洗浄ノ
ズル401が垂直方向に設けてある。洗浄ノズル401
の下部には射水口402が設けてある。射水口402は
露出した電極44、44を洗浄できる方向へ向けてあ
る。洗浄ノズル401の上部には送水管403が接続し
てある。
【0049】本実施例によれば、必要に応じて電極4
4、44や温度センサー47を洗浄することができる。
これにより、例えば、電極44、44の汚れが軽微な場
合は、電極44、44を水洗洗浄して、スライドロッド
43、43、43は動かさずに電極44、44を次回そ
のまま使用することもできるようになり、電極44、4
4の汚損を軽減または防止する方法の選択肢が広がる。
また、電極44、44を貯蔵水から離隔する際に、前も
って電極44、44の汚れをある程度除去することがで
きる。従って、より効率的で無駄のない電極44、44
の汚損の軽減または防止ができる
【0050】図5は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第3実施例を示す説明図であ
る。本実施例は、水位の変動に伴って塩分濃度センサー
4が昇降するようにしたものである。詳細を説明する
と、貯蔵槽2内にはガイドロッド201が垂直方向に設
けてある。塩分濃度センサー4の収容ケース41は、こ
のガイドロッド201にスライド部材202によって上
下にスライド可能に取り付けてある。また、収容ケース
41の内部の空気量は、塩分濃度センサー4が水位の変
動に追随できるだけの十分な浮力を発生するように設定
してある。
【0051】本実施例によれば、水位が低下していると
き以外は、塩分濃度センサー4の電極44、44を、不
純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位置させておく
ことができる。従って、電極の汚損を軽減または防止で
きる。
【0052】図6は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第4実施例を示す説明図であ
る。本実施例は、収容ケース41の下部に空気槽を設け
て電極44、44を確実に塩水から離隔して収容できる
ようにしたものである。詳細を説明すると、シール部材
42は収容ケース41の内部側に設けてある。収容ケー
ス41の底部には各スライドロッド43に対応してシー
ル部材422が三箇所に取り付けてある。シール部材4
22はゴム製で、各スライドロッド43をややきつく密
着させて水密に挿通する挿通孔423が設けてある。シ
ール部材42と収容ケース41の底部との間には中空部
424が設けてある。
【0053】中空部424には、各スライドロッド43
を挿通させる電極活性化手段である研磨盤425が三箇
所に設けてある。研磨盤425は、研磨材が混合してあ
るゴム製で、各スライドロッド43をややきつく挿通さ
せる挿通孔426が設けてある。各スライドロッド43
に設けてある電極44、44と温度センサー47は挿通
時にその摩擦力で表面が研磨されて活性化される。な
お、活性化をより効率よく行なうために、挿通時に研磨
盤425を回転させたり、アーク放電させたりするな
ど、他の手段と組み合わせることもできる。
【0054】本実施例によれば、電極44、44の表面
が挿通されるたびに活性化されるので、電極44、44
の機能が維持され、正確な測定結果が得られる。また、
研磨盤425によって、電極44、44、温度センサー
47と貯蔵水3または洗浄水との離隔が、シール部材の
みである場合と比較してより確実に行なわれるので、汚
損の軽減または防止がより効果的にできる。
【0055】図7は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第5実施例を示す説明図であ
る。本実施例は、センサー部と制御表示部を一体として
設定範囲が限定されないようにしたものである。詳細に
説明すると、第1実施例の塩分濃度センサー4の収容ケ
ース41と同等の収容ケース41の上部に塩分濃度制御
部5の各回路と表示灯30を一体に設けているので、全
体として、装置をコンパクトにすることができる。従っ
て、設置するときに場所をとらず、取り扱いもしやす
い。
【0056】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
している。 (a)塩分の検出濃度が適正範囲より高いときは、淡水
供給手段により淡水を貯蔵槽または/及び洗浄槽へ供給
し、塩分濃度が適正範囲に収まれば、淡水供給手段を作
動させないようにする。この制御を繰り返すことによ
り、貯蔵槽内の貯蔵水または/及び洗浄槽内の洗浄水の
塩分濃度を常に適正濃度範囲に維持することができる。
また、塩分濃度センサーの電極は、電極駆動手段により
貯蔵水または洗浄水中に露出、または貯蔵水または洗浄
水から離隔されるようになっている。これによって、装
置の休止中やシーズンオフなど塩分濃度センサーを使用
しないときには貯蔵水または洗浄水に触れないようにし
ておくことができ、電極の表面に貯蔵水または洗浄水中
に混入しているゴミ、不純物などが付着したり、錆が発
生すること、すなわち汚損を軽減または防止できる。従
って、電極が劣化しにくく、常に正確な測定結果が得ら
れ、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定の適正範囲内
に管理することが可能となる。これにより、海苔原藻の
活性を保持することができ、乾海苔に仕上った際の歩留
まりや製品海苔の色、光沢などの品質を向上させると共
に、乾海苔保存時の吸湿あるいは二次加工時の塩分析出
などのトラブルを防止することができる。
【0057】(b)塩水供給手段を設けたものにあって
は、なんらかの原因で塩分濃度が適正範囲より低くなっ
たときに、塩水供給手段により塩水を貯蔵槽または/及
び洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整できるので、より細
かで迅速な調整が可能となる。
【0058】(c)塩分濃度センサーが、電極を洗浄す
る水洗洗浄手段を備えたものにあっては、例えば電極の
汚れが軽微な場合には、電極を水洗洗浄して、電極駆動
手段は作動させず、電極を次回そのまま使用するなど、
電極の汚損を軽減または防止する方法の選択肢が広が
る。また、電極を貯蔵水または洗浄水から離隔する際
に、前もって電極の汚れをある程度除去することができ
る。従って、より効率的で無駄のない電極の汚損の軽減
または防止ができる
【0059】(d)塩分濃度センサーの電極の近傍に温
度センサーを備え、この温度センサーを電極と共に電極
駆動手段によって貯蔵水または洗浄水中に露出、または
貯蔵水または洗浄水から離隔させるようにしてあるもの
にあっては、温度センサーにも貯蔵水または洗浄水中に
混入しているゴミ、不純物が付着しにくく、汚損が軽減
または防止できるので、温度の測定が正確にできる。
【0060】(e)貯蔵水または洗浄水から離隔させた
電極または/及び温度センサーを保護する保護手段を備
えたものにあっては、衝撃その他の外力を受けた場合に
電極や温度センサーの破損を防止できる。
【0061】(f)保護手段が柔軟性材料で形成され、
電極または/及び温度センサーを挿通させる挿通孔を有
する構造であるものは、電極を挿通孔内に密着させて保
護することができるので、衝撃その他の外力を受けた場
合に電極や温度センサーの破損を防止することがより効
果的にできる。また、長期間放置しても、電極や温度セ
ンサーの表面を錆の発生などから保護できる。
【0062】(g)塩分濃度センサーが電極表面を活性
化するための電極活性化手段を備えているものにあって
は、電極の表面が常に活性化されるので、電極の機能が
維持され、正確な測定結果が得られる。
【0063】(h)塩分濃度センサーが実質的に水密に
形成された収容ケースに収容してあるものにあっては、
塩分濃度センサーを被水から保護することができ、塩分
濃度センサーの被水による故障の発生を防止できる。
【0064】(i)収容ケースが貯蔵水または洗浄水の
水位の変動に追随して上下動をするようにしてあるもの
にあっては、水位が低下しているとき以外は、塩分濃度
センサーを不純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位
置させておくことができる。従って、電極の汚損を軽減
または防止できる。
【0065】(j)収容ケース内の保護手段と収容ケー
ス壁部との間に中空部が設けてあり、収容ケース壁部に
は、電極または/及び温度センサーが実質的に水密状態
で出入り可能な挿通部が設けてあるものにあっては、電
極と貯蔵水または洗浄水との離隔がより確実に行なわれ
るので、汚損の軽減または防止がより効果的にできる。
【0066】(k)収容ケースに塩分濃度制御手段と表
示手段とを一体に設けたものにあっては、全体として、
装置をコンパクトにすることができる。従って、設置す
るときに場所をとらず、取り扱いもしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第1実施例を示す説明図。
【図2】本発明に係る塩分濃度調整装置の一実施例を示
すブロック図。
【図3】本発明に係る塩分濃度調整装置を使用した海苔
抄き原料の製造工程を示すフローシート。
【図4】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第2実施例を示す説明図。
【図5】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第3実施例を示す説明図。
【図6】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第4実施例を示す説明図。
【図7】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第5実施例を示す説明図。
【符号の説明】
A 塩分濃度調整装置 2 貯蔵槽 2a 攪拌機 3 貯蔵水 4 塩分濃度センサー 41 収容ケース 42 シール部材 420 挿通孔 43 スライドロッド 44 電極 46 電動シリンダー 47 温度センサー 5 塩分濃度制御部 6 淡水槽 7 塩水槽 20 電極駆動回路 23 塩分濃度調整回路 27 第1の駆動回路 28 第2の駆動回路 P1 淡水供給ポンプ P2 塩水供給ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/38 311

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔原藻の貯蔵水または/及び洗浄水の
    塩分濃度を適正範囲内に保つための塩分濃度調整装置で
    あって、この装置は、 貯蔵槽または/及び洗浄槽と、 この貯蔵槽または/及び洗浄槽に淡水を供給する淡水供
    給手段と、 上記の貯蔵水または/及び洗浄水の流通経路の塩分濃度
    を検出する塩分濃度センサーと、 塩分濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測
    定値を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より高いとき
    は上記淡水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御
    手段と、 貯蔵水または/及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示す
    る表示手段と、を備え、 上記塩分濃度センサーは、 電極と、 この電極を貯蔵水または洗浄水中に露出、または貯蔵水
    または洗浄水から離隔させる電極駆動手段と、を備えた
    ことを特徴とする、 塩分濃度調整装置。
  2. 【請求項2】 貯蔵槽または/及び洗浄槽に塩水を供給
    するための塩水供給手段と、 塩分濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測
    定値を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より低いとき
    は、上記塩水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制
    御手段と、を備えたことを特徴とする、 請求項1記載の塩分濃度調整装置。
  3. 【請求項3】 塩分濃度センサーは、電極を洗浄する水
    洗洗浄手段を備えたことを特徴とする、 請求項1または2記載の塩分濃度調整装置。
  4. 【請求項4】 塩分濃度センサーの電極の近傍に温度セ
    ンサーを備え、この温度センサーを電極と共に電極駆動
    手段によって貯蔵水または洗浄水中に露出、または貯蔵
    水または洗浄水から離隔させるようにしてあることを特
    徴とする、 請求項1ないし3記載の塩分濃度調整装置。
  5. 【請求項5】 貯蔵水または洗浄水から離隔させた電極
    または/及び温度センサーを保護する保護手段を備えた
    ことを特徴とする、 請求項1ないし4記載の塩分濃度調整装置。
  6. 【請求項6】 保護手段は、柔軟性材料で形成され、電
    極または/及び温度センサーを挿通させる挿通孔を有す
    ることを特徴とする、 請求項5記載の塩分濃度調整装置。
  7. 【請求項7】 塩分濃度センサーは、電極表面を活性化
    するための電極活性化手段を備えたことを特徴とする、 請求項1ないし6記載の塩分濃度調整装置。
  8. 【請求項8】 塩分濃度センサーは、実質的に水密に形
    成された収容ケースに収容してあることを特徴とする、 請求項1ないし7記載の塩分濃度調整装置。
  9. 【請求項9】 収容ケースは、貯蔵水または洗浄水の水
    位の変動に追随して上下動をするようにしてあることを
    特徴とする、 請求項8記載の塩分濃度調整装置。
  10. 【請求項10】 収容ケース内には、電極または/及び
    温度センサーを保護する保護手段と収容ケース壁部との
    間に中空部が設けてあり、収容ケース壁部には、電極ま
    たは/及び温度センサーが、実質的に水密状態で出入り
    可能な挿通部が設けてあることを特徴とする、 請求項8または9記載の塩分濃度調整装置。
  11. 【請求項11】 収容ケースに、塩分濃度制御手段と表
    示手段を一体に設けたことを特徴とする、 請求項8ないし10記載の塩分濃度調整装置。
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