JPH08159860A - 振動測定装置 - Google Patents
振動測定装置Info
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- JPH08159860A JPH08159860A JP32130894A JP32130894A JPH08159860A JP H08159860 A JPH08159860 A JP H08159860A JP 32130894 A JP32130894 A JP 32130894A JP 32130894 A JP32130894 A JP 32130894A JP H08159860 A JPH08159860 A JP H08159860A
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- frequency
- cycle
- wave signal
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波数のビート波信号に対して、測定精度
を向上させる。 【構成】 振動測定装置10は、振動している被測定物
Mへ向けてレーザ光Lを照射するレーザ光源92と、レ
ーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波から電気
的なビート波信号fdを抽出する混合回路94と、混合
回路94で抽出されたビート波信号fdをその周波数に
応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路12と、周
波数−電圧変換回路12で変換された電圧波形Vbに基
づき被測定物Mの振動の周期Tmを算出する周期算出回
路14とを備えている。
を向上させる。 【構成】 振動測定装置10は、振動している被測定物
Mへ向けてレーザ光Lを照射するレーザ光源92と、レ
ーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波から電気
的なビート波信号fdを抽出する混合回路94と、混合
回路94で抽出されたビート波信号fdをその周波数に
応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路12と、周
波数−電圧変換回路12で変換された電圧波形Vbに基
づき被測定物Mの振動の周期Tmを算出する周期算出回
路14とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動している被測定物
へレーザ光を照射し、その反射光のドップラ効果を利用
することにより、被測定物の振動の周波数,周期,振幅
等を測定する振動測定装置に関する。
へレーザ光を照射し、その反射光のドップラ効果を利用
することにより、被測定物の振動の周波数,周期,振幅
等を測定する振動測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の従来の振動測定装置を
示すブロック図である。図6は、図5の振動測定装置で
得られるビート波信号を示す波形図である。以下、これ
らの図面に基づき説明する。
示すブロック図である。図6は、図5の振動測定装置で
得られるビート波信号を示す波形図である。以下、これ
らの図面に基づき説明する。
【0003】従来の振動測定装置90は、振動している
被測定物Mへ向けてレーザ光Lを照射するレーザ光源9
2と、レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波
から電気的なビート波信号fdを抽出する混合回路94
と、混合回路94で抽出されたビート波信号fdに基づ
き被測定物Mの周波数fmを検出する周波数検出回路9
6とから構成されている。レーザ光源92は、半導体レ
ーザ92aと、半導体レーザ92aを駆動する駆動回路
92bと、レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの自
己混合波を電気的信号に変換するフォトダイオード92
cと、図示しない光学系等とによって構成されている。
例えば、半導体レーザ92a及びフォトダイオード92
cはこれらが一体化されたシャープ(株)製LT030 シリ
ーズであり、駆動用ICはシャープ(株)製IR3C01シリ
ーズである。混合回路94は、増幅器,リミッタ,直流
成分遮断用コンデンサ等によって構成されている。
被測定物Mへ向けてレーザ光Lを照射するレーザ光源9
2と、レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波
から電気的なビート波信号fdを抽出する混合回路94
と、混合回路94で抽出されたビート波信号fdに基づ
き被測定物Mの周波数fmを検出する周波数検出回路9
6とから構成されている。レーザ光源92は、半導体レ
ーザ92aと、半導体レーザ92aを駆動する駆動回路
92bと、レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの自
己混合波を電気的信号に変換するフォトダイオード92
cと、図示しない光学系等とによって構成されている。
例えば、半導体レーザ92a及びフォトダイオード92
cはこれらが一体化されたシャープ(株)製LT030 シリ
ーズであり、駆動用ICはシャープ(株)製IR3C01シリ
ーズである。混合回路94は、増幅器,リミッタ,直流
成分遮断用コンデンサ等によって構成されている。
【0004】照射光Lfは、レーザ光源92から被測定
物Mへ向けて照射され、被測定物Mで散乱して一部が反
射光Lrとして再びレーザ光源92へ入射する。反射光
Lrは、ドップラ効果により被測定物Mの周波数fmに
応じた周波数に変化している。したがって、照射光Lf
と反射光Lrとの混合波からは、ビート波信号fdが得
られる。
物Mへ向けて照射され、被測定物Mで散乱して一部が反
射光Lrとして再びレーザ光源92へ入射する。反射光
Lrは、ドップラ効果により被測定物Mの周波数fmに
応じた周波数に変化している。したがって、照射光Lf
と反射光Lrとの混合波からは、ビート波信号fdが得
られる。
【0005】ビート波信号fdは、図6に示すように、
被測定物Mがレーザ光源92へ近づくときと遠ざかると
きとでその波形が異なったものとなる。周波数検出回路
96では、その波形に基づき振動の折り返し点P1 ,P
2 ,P3 ,…を検出し、それらの時間から周波数fmを
算出する。
被測定物Mがレーザ光源92へ近づくときと遠ざかると
きとでその波形が異なったものとなる。周波数検出回路
96では、その波形に基づき振動の折り返し点P1 ,P
2 ,P3 ,…を検出し、それらの時間から周波数fmを
算出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動測定装置90では、ビート波信号fdの周波数がレ
ーザ光Lの周波数レベルであるため、ビート波信号fd
の周波数が高くなると、折り返し点P1 ,P2 ,P3 ,
…の検出が困難になって精度が低下するという問題があ
った。
振動測定装置90では、ビート波信号fdの周波数がレ
ーザ光Lの周波数レベルであるため、ビート波信号fd
の周波数が高くなると、折り返し点P1 ,P2 ,P3 ,
…の検出が困難になって精度が低下するという問題があ
った。
【0007】そこで、本発明の目的は、高周波数のビー
ト波信号でも被測定物の振動を精度良く測定できる、振
動測定装置を提供することにある。
ト波信号でも被測定物の振動を精度良く測定できる、振
動測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の振動測定
装置は、振動している被測定物へ向けてレーザ光を照射
するレーザ光源と、前記レーザ光の照射光と反射光との
混合波から電気的なビート波信号を抽出する混合回路
と、この混合回路で抽出されたビート波信号をその周波
数に応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路と、こ
の周波数−電圧変換回路で変換された電圧波形に基づき
前記被測定物の振動の周期を算出する周期算出回路とを
備えている。
装置は、振動している被測定物へ向けてレーザ光を照射
するレーザ光源と、前記レーザ光の照射光と反射光との
混合波から電気的なビート波信号を抽出する混合回路
と、この混合回路で抽出されたビート波信号をその周波
数に応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路と、こ
の周波数−電圧変換回路で変換された電圧波形に基づき
前記被測定物の振動の周期を算出する周期算出回路とを
備えている。
【0009】請求項2記載の振動測定装置は、請求項1
記載の振動測定装置において、前記混合回路で抽出され
たビート波信号の一周期について一定数のパルス信号を
発生させるパルス化回路と、このパルス化回路から発生
したパルス信号を前記周期算出回路で算出された一周期
について計数する振幅算出回路とを付設したものであ
る。
記載の振動測定装置において、前記混合回路で抽出され
たビート波信号の一周期について一定数のパルス信号を
発生させるパルス化回路と、このパルス化回路から発生
したパルス信号を前記周期算出回路で算出された一周期
について計数する振幅算出回路とを付設したものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1記載の振動測定装置の作用は、次のと
おりである。レーザ光は、レーザ光源から被測定物へ向
けて照射される。その反射光は、ドップラ効果により被
測定物の振動に応じた周波数に変化している。そのた
め、照射光と反射光との混合波にはビート波信号が含ま
れており、このビート波信号が混合回路で抽出される。
ビート波信号は、被測定物がレーザ光源に対して近づく
とき又は遠ざかるときに対応して、高周波の部分と低周
波の部分とが形成される。したがって、周波数−電圧変
換回路により高周波の部分が高電圧となり低周波の部分
が低電圧となる波形に変換される。すなわち、この波形
の周期は、被測定物の周期の二倍になっている。そこ
で、周波数−電圧変換回路で変換された電圧波形の周期
を周期算出回路で算出することにより、被測定物の周期
が求められる。
おりである。レーザ光は、レーザ光源から被測定物へ向
けて照射される。その反射光は、ドップラ効果により被
測定物の振動に応じた周波数に変化している。そのた
め、照射光と反射光との混合波にはビート波信号が含ま
れており、このビート波信号が混合回路で抽出される。
ビート波信号は、被測定物がレーザ光源に対して近づく
とき又は遠ざかるときに対応して、高周波の部分と低周
波の部分とが形成される。したがって、周波数−電圧変
換回路により高周波の部分が高電圧となり低周波の部分
が低電圧となる波形に変換される。すなわち、この波形
の周期は、被測定物の周期の二倍になっている。そこ
で、周波数−電圧変換回路で変換された電圧波形の周期
を周期算出回路で算出することにより、被測定物の周期
が求められる。
【0011】請求項2記載の振動測定装置の作用は、次
のとおりである。被測定物がレーザ光の波長の半分の距
離だけ移動するごとに、ビート波信号の一周期が形成さ
れる。したがって、ビート波信号の一周期あたり一定数
のパルス信号をパルス化回路で発生させると、被測定物
の振動の一周期について振幅算出回路で計数されたパル
ス数は、被測定物の振動の振幅の大きさに対応する。
のとおりである。被測定物がレーザ光の波長の半分の距
離だけ移動するごとに、ビート波信号の一周期が形成さ
れる。したがって、ビート波信号の一周期あたり一定数
のパルス信号をパルス化回路で発生させると、被測定物
の振動の一周期について振幅算出回路で計数されたパル
ス数は、被測定物の振動の振幅の大きさに対応する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る振動測定装置の一実施
例を示すブロック図である。図2は、図1の振動測定装
置の動作を示す波形図である。以下、これらの図面に基
づき説明する。ただし、図5と同一部分は同一符号を付
して重複説明を省略する。
例を示すブロック図である。図2は、図1の振動測定装
置の動作を示す波形図である。以下、これらの図面に基
づき説明する。ただし、図5と同一部分は同一符号を付
して重複説明を省略する。
【0013】振動測定装置10は、振動している被測定
物Mへ向けてレーザ光Lを照射するレーザ光源92と、
レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波から電
気的なビート波信号fdを抽出する混合回路94と、混
合回路94で抽出されたビート波信号fdをその周波数
に応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路12と、
周波数−電圧変換回路12で変換された電圧波形Vbに
基づき被測定物Mの振動の周期Tmを算出する周期算出
回路14とを備えている。そして、混合回路94で抽出
されたビート波信号fdの一周期について一定数のパル
ス信号PFDを発生させるパルス化回路20と、パルス化
回路20から発生したパルス信号PFDを周期算出回路1
4で算出された一周期について計数する振幅算出回路2
2とが付設されている。
物Mへ向けてレーザ光Lを照射するレーザ光源92と、
レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波から電
気的なビート波信号fdを抽出する混合回路94と、混
合回路94で抽出されたビート波信号fdをその周波数
に応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路12と、
周波数−電圧変換回路12で変換された電圧波形Vbに
基づき被測定物Mの振動の周期Tmを算出する周期算出
回路14とを備えている。そして、混合回路94で抽出
されたビート波信号fdの一周期について一定数のパル
ス信号PFDを発生させるパルス化回路20と、パルス化
回路20から発生したパルス信号PFDを周期算出回路1
4で算出された一周期について計数する振幅算出回路2
2とが付設されている。
【0014】周波数−電圧変換回路12は、例えば、F
M波の復調に用いられる周波数弁別回路である。ビート
波信号fdは、被測定物Mがレーザ光源92に対して近
づくとき又は遠ざかるときに対応して、高周波の部分と
低周波の部分とが形成される(図2(3))。したがっ
て、周波数−電圧変換回路12により高周波の部分が高
電圧となり低周波の部分が低電圧となる電圧波形Vbに
変換される(図2(4))。すなわち、電圧波形Vbの
周期は、被測定物Mの周期Tm(図2(1))の二倍に
なっている。
M波の復調に用いられる周波数弁別回路である。ビート
波信号fdは、被測定物Mがレーザ光源92に対して近
づくとき又は遠ざかるときに対応して、高周波の部分と
低周波の部分とが形成される(図2(3))。したがっ
て、周波数−電圧変換回路12により高周波の部分が高
電圧となり低周波の部分が低電圧となる電圧波形Vbに
変換される(図2(4))。すなわち、電圧波形Vbの
周期は、被測定物Mの周期Tm(図2(1))の二倍に
なっている。
【0015】周期算出回路14は、周波数−電圧変換回
路12から出力された電圧波形Vbをしきい値Vsによ
りパルス化するコンパレータ141と、コンパレータ1
41でパルス化されたパルス信号を反転するインバータ
142と、インバータ142で反転されたパルス信号V
cに基づきリセット信号SRE,イネーブル信号SEN,ラ
ッチ信号SLAを出力するタイミング信号発生回路143
と、クロックパルスCPを発生させる発振器144と、
イネーブル信号SENによりクロックパルスCPを計数す
るとともにリセット信号SREによりその計数値をリセッ
トするカウンタ145と、ラッチ信号SLAによりカウン
タ145の計数値を保持するラッチ回路146と、ラッ
チ回路146で保持された計数値を入力するとともにそ
の計数値に基づき周期Tm及びその逆数の周波数fmを
算出するマイクロコンピュータ147とから構成されて
いる。
路12から出力された電圧波形Vbをしきい値Vsによ
りパルス化するコンパレータ141と、コンパレータ1
41でパルス化されたパルス信号を反転するインバータ
142と、インバータ142で反転されたパルス信号V
cに基づきリセット信号SRE,イネーブル信号SEN,ラ
ッチ信号SLAを出力するタイミング信号発生回路143
と、クロックパルスCPを発生させる発振器144と、
イネーブル信号SENによりクロックパルスCPを計数す
るとともにリセット信号SREによりその計数値をリセッ
トするカウンタ145と、ラッチ信号SLAによりカウン
タ145の計数値を保持するラッチ回路146と、ラッ
チ回路146で保持された計数値を入力するとともにそ
の計数値に基づき周期Tm及びその逆数の周波数fmを
算出するマイクロコンピュータ147とから構成されて
いる。
【0016】パルス化回路20は、ビート波信号fdの
一周期あたり一個のパルス信号PFDを発生させるコンパ
レータである。
一周期あたり一個のパルス信号PFDを発生させるコンパ
レータである。
【0017】振幅算出回路22は、イネーブル信号SEN
によりパルス信号PFDを計数するとともにリセット信号
SREによりその計数値をリセットするカウンタ221
と、ラッチ信号SLAによりカウンタ221の計数値を保
持するラッチ回路222と、ラッチ回路222で保持さ
れた計数値を入力するとともにその計数値に基づき被測
定物Mの振幅Lmを算出するマイクロコンピュータ22
3とから構成されている。
によりパルス信号PFDを計数するとともにリセット信号
SREによりその計数値をリセットするカウンタ221
と、ラッチ信号SLAによりカウンタ221の計数値を保
持するラッチ回路222と、ラッチ回路222で保持さ
れた計数値を入力するとともにその計数値に基づき被測
定物Mの振幅Lmを算出するマイクロコンピュータ22
3とから構成されている。
【0018】図3は、振動測定装置10におけるタイミ
ング信号発生回路143の一例を示すブロック図であ
る。図4は、タイミング信号発生回路143の動作を示
すタイムチャートである。以下、これらの図面に基づき
説明する。
ング信号発生回路143の一例を示すブロック図であ
る。図4は、タイミング信号発生回路143の動作を示
すタイムチャートである。以下、これらの図面に基づき
説明する。
【0019】タイミング信号発生回路143は、JKフ
リップフロップ431,432と、アンドゲート43
3,434と、インバータ435とから構成されてい
る。
リップフロップ431,432と、アンドゲート43
3,434と、インバータ435とから構成されてい
る。
【0020】JKフリップフロップ431,432は、
J,K端子が電源電圧Vccに接続されているので、クロ
ックパルスを入力するたびに出力が反転するTフリップ
フロップとして動作する。これにより、JKフリップフ
ロップ431は、パルス信号Vcのアップエッジで動作
して、パルス信号Vcの二倍の周期のパルス信号Veを
出力する(図4(1)(2))。すなわち、パルス信号
Veの周期は被測定物Mの周期Tmに一致する。同様
に、JKフリップフロップ432は、パルス信号Veの
アップエッジで動作して、パルス信号Veの二倍の周期
のイネーブル信号SENを出力する(図4(3))。イン
バータ435は、パルス信号Vcの反転出力が得られる
ように接続されている。アンドゲート433は、イネー
ブル信号SENが「0」かつパルス信号Veが「1」かつ
パルス信号Vcが「0」の場合に、ラッチ信号SLAが
「1」となるように接続されている。アンドゲート43
4は、イネーブル信号SENが「0」かつパルス信号Ve
が「0」かつパルス信号Vcが「0」の場合に、リセッ
ト信号SREが「1」となるように接続されている。
J,K端子が電源電圧Vccに接続されているので、クロ
ックパルスを入力するたびに出力が反転するTフリップ
フロップとして動作する。これにより、JKフリップフ
ロップ431は、パルス信号Vcのアップエッジで動作
して、パルス信号Vcの二倍の周期のパルス信号Veを
出力する(図4(1)(2))。すなわち、パルス信号
Veの周期は被測定物Mの周期Tmに一致する。同様
に、JKフリップフロップ432は、パルス信号Veの
アップエッジで動作して、パルス信号Veの二倍の周期
のイネーブル信号SENを出力する(図4(3))。イン
バータ435は、パルス信号Vcの反転出力が得られる
ように接続されている。アンドゲート433は、イネー
ブル信号SENが「0」かつパルス信号Veが「1」かつ
パルス信号Vcが「0」の場合に、ラッチ信号SLAが
「1」となるように接続されている。アンドゲート43
4は、イネーブル信号SENが「0」かつパルス信号Ve
が「0」かつパルス信号Vcが「0」の場合に、リセッ
ト信号SREが「1」となるように接続されている。
【0021】したがって、図4(3)〜(5)に示すよ
うに、パルス信号Veの一周期中イネーブル信号SENの
みが「1」となり、次のパルス信号Veの半周期にラッ
チ信号SLAのみが「1」となり、残りの半周期にリセッ
ト信号SREのみが「1」となる。こうして、図4(6)
(7)に示すように、カウンタ回路145,221、及
びラッチ回路146,222が動作する。
うに、パルス信号Veの一周期中イネーブル信号SENの
みが「1」となり、次のパルス信号Veの半周期にラッ
チ信号SLAのみが「1」となり、残りの半周期にリセッ
ト信号SREのみが「1」となる。こうして、図4(6)
(7)に示すように、カウンタ回路145,221、及
びラッチ回路146,222が動作する。
【0022】次に、振動測定装置10の全体としての動
作を、図1に基づき説明する。
作を、図1に基づき説明する。
【0023】レーザ光Lは、レーザ光源92から被測定
物Mへ向けて照射される。反射光Lrは、ドップラ効果
により被測定物Mの振動に応じた周波数に変化してい
る。そのため、照射光Lfと反射光Lrとの混合波には
ビート波信号fdが含まれており、ビート波信号fdが
混合回路94で抽出される。ビート波信号fdは、前述
したように周波数−電圧変換回路12により、被測定物
Mの周期Tmの二倍の周期を有する電圧波形Vbに変換
される。したがって、電圧波形Vbの周期を周期算出回
路14で算出することにより、周期Tm及び周波数fm
が求められる。
物Mへ向けて照射される。反射光Lrは、ドップラ効果
により被測定物Mの振動に応じた周波数に変化してい
る。そのため、照射光Lfと反射光Lrとの混合波には
ビート波信号fdが含まれており、ビート波信号fdが
混合回路94で抽出される。ビート波信号fdは、前述
したように周波数−電圧変換回路12により、被測定物
Mの周期Tmの二倍の周期を有する電圧波形Vbに変換
される。したがって、電圧波形Vbの周期を周期算出回
路14で算出することにより、周期Tm及び周波数fm
が求められる。
【0024】また、被測定物Mがレーザ光Lの波長λの
半分の距離だけ移動するごとに、ビート波信号fdの一
周期が形成される。したがって、ビート波信号fdの一
周期あたり一個のパルス信号PFDをパルス化回路20で
発生させると、被測定物Mの振動の一周期Tmの時間内
に振幅算出回路22で計数されたパルス数は、被測定物
Mの振動の振幅Lmの大きさに対応する。
半分の距離だけ移動するごとに、ビート波信号fdの一
周期が形成される。したがって、ビート波信号fdの一
周期あたり一個のパルス信号PFDをパルス化回路20で
発生させると、被測定物Mの振動の一周期Tmの時間内
に振幅算出回路22で計数されたパルス数は、被測定物
Mの振動の振幅Lmの大きさに対応する。
【0025】なお、本発明は、言うまでもなく、上記実
施例に限定されるものではない。例えば、振幅Lmの測
定を必要としない場合は、パルス化回路20及び振幅算
出回路22を除去してもよい。また、周期算出回路14
は、上記実施例ではデジタル処理により周期Tmを求め
るものであるが、アナログ処理によりに周期Tmを求め
るものでもよい。
施例に限定されるものではない。例えば、振幅Lmの測
定を必要としない場合は、パルス化回路20及び振幅算
出回路22を除去してもよい。また、周期算出回路14
は、上記実施例ではデジタル処理により周期Tmを求め
るものであるが、アナログ処理によりに周期Tmを求め
るものでもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の振動測定装置によれば、
ビート波信号を周波数−電圧変換回路により、被測定物
の周期の二倍の周期を有する電圧波形に変換するように
したので、この電圧波形の周期を周期算出回路で算出す
ることにより、被測定物の周期が求めることができる。
したがって、従来のようにレーザ光の周波数レベルで測
定していたことが、被測定物の周期レベルの低い周波数
で測定できる。その結果、ビート波信号の周波数が高い
場合における、被測定物の周期,周波数等の測定精度を
向上できる。
ビート波信号を周波数−電圧変換回路により、被測定物
の周期の二倍の周期を有する電圧波形に変換するように
したので、この電圧波形の周期を周期算出回路で算出す
ることにより、被測定物の周期が求めることができる。
したがって、従来のようにレーザ光の周波数レベルで測
定していたことが、被測定物の周期レベルの低い周波数
で測定できる。その結果、ビート波信号の周波数が高い
場合における、被測定物の周期,周波数等の測定精度を
向上できる。
【0027】請求項2記載の振動測定装置によれば、請
求項1記載の振動測定装置の効果に加え、ビート波信号
の一周期に対応するパルス信号をパルス化回路から発生
させ、このパルス信号を被測定物の振動の一周期につい
て振幅算出回路で計数するようにしたので、被測定物の
周期,周波数と同時に、振幅も測定できる。
求項1記載の振動測定装置の効果に加え、ビート波信号
の一周期に対応するパルス信号をパルス化回路から発生
させ、このパルス信号を被測定物の振動の一周期につい
て振幅算出回路で計数するようにしたので、被測定物の
周期,周波数と同時に、振幅も測定できる。
【図1】本発明に係る振動測定装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1の振動測定装置の動作を示す波形図であ
り、図2(1)は被測定物の振動周期を表す波形図であ
り、図2(2)は被測定物の速度を表す波形図であり、
図2(3)はビート波信号を表す波形図であり、図2
(4)は周波数・電圧変換回路によりビート波信号を電
圧波形に変換した波形図であり、図2(5)は電圧波形
をしきい値によりパルス化したパルス信号を表す波形図
であり、図2(6)はビート波信号をパルス化回路によ
りパルス化したパルス信号を表す波形図である。
り、図2(1)は被測定物の振動周期を表す波形図であ
り、図2(2)は被測定物の速度を表す波形図であり、
図2(3)はビート波信号を表す波形図であり、図2
(4)は周波数・電圧変換回路によりビート波信号を電
圧波形に変換した波形図であり、図2(5)は電圧波形
をしきい値によりパルス化したパルス信号を表す波形図
であり、図2(6)はビート波信号をパルス化回路によ
りパルス化したパルス信号を表す波形図である。
【図3】図1の振動測定装置におけるタイミング信号発
生回路の一例を示すブロック図である。
生回路の一例を示すブロック図である。
【図4】図3のタイミング信号発生回路の動作を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図5】従来の振動測定装置を示すブロック図である。
【図6】ビート波信号を示す波形図である。
10 振動測定装置 12 周波数−電圧変換回路 14 周期算出回路 20 パルス化回路 22 振幅算出回路 92 レーザ光源 94 混合回路 M 被測定物 L レーザ光 Lf レーザ光の照射光 Lr レーザ光の反射光 fd ビート波信号 Vb 周波数−電圧変換回路から出力された電圧波形 PFD パルス化回路から出力されたパルス信号 Tm 被測定物の振動の周期 Lm 被測定物の振動の振幅
Claims (2)
- 【請求項1】 振動している被測定物へ向けてレーザ光
を照射するレーザ光源と、前記レーザ光の照射光と反射
光との混合波から電気的なビート波信号を抽出する混合
回路と、この混合回路で抽出されたビート波信号をその
周波数に応じた電圧に変換する周波数−電圧変換回路
と、この周波数−電圧変換回路で変換された電圧波形に
基づき前記被測定物の振動の周期を算出する周期算出回
路とを備えた振動測定装置。 - 【請求項2】 前記混合回路で抽出されたビート波信号
の一周期について一定数のパルス信号を発生させるパル
ス化回路と、このパルス化回路から発生したパルス信号
を前記周期算出回路で算出された一周期について計数す
る振幅算出回路とを付設した、請求項1記載の振動測定
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32130894A JPH08159860A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 振動測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32130894A JPH08159860A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 振動測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159860A true JPH08159860A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18131135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32130894A Withdrawn JPH08159860A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 振動測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117861A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Yamatake Corp | 振動振幅計測装置および振動振幅計測方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32130894A patent/JPH08159860A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117861A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Yamatake Corp | 振動振幅計測装置および振動振幅計測方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |