JPH08159599A - 水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器 - Google Patents
水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器Info
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- JPH08159599A JPH08159599A JP30106694A JP30106694A JPH08159599A JP H08159599 A JPH08159599 A JP H08159599A JP 30106694 A JP30106694 A JP 30106694A JP 30106694 A JP30106694 A JP 30106694A JP H08159599 A JPH08159599 A JP H08159599A
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Abstract
器の熱利用範囲を広げ、熱交換器本体またはシステム全
体の熱効率を上げる。 【構成】 中心部には、高温用熱媒体用の空間2aがあ
り、熱媒流入口4aから熱媒体が流入し、熱媒流出口6
aから流出する。その外側は水素吸蔵合金12の充填さ
れた金属容器となっており高圧水素出入口3a及び低圧
用水素出入口3bがつながっている。さらに外側には低
温用熱媒体用の空間2bがあり、熱媒流入口4bから熱
媒体が流入し、熱媒流出口6bから流出する。そして一
番外側は断熱材5で覆われている。 【効果】 2種の熱媒流路を設けたことにより、異種の
熱媒体の混入により熱媒体が汚染されるのを防ぐととも
に、熱交換器の利用範囲を広げ、熱交換器本体またはシ
ステム全体の熱効率を上げることができる。
Description
応熱を回収する熱交換器に関し、特に熱−水素圧変換機
能を利用した熱回収利用システムにおいて用いられる熱
交換器に関する。
蔵・放出する性質とその際に発生する水素化反応熱を利
用したヒートポンプや冷凍システムの研究開発が進めら
れていた(特開昭61−86542号公報、特開昭61
−119955号公報等)。
使用が制限され、今世紀中には全廃されることになって
いる。このため、いろいろなタイプのノンフロン型ヒー
トポンプの研究開発が盛んになり、そのなかでも水素吸
蔵合金を媒体としたヒートポンプ、すなわち水素吸蔵合
金利用熱回収利用システムは特に注目されている。
いて使われる熱交換器は、一般に広く使われている顕熱
回収型熱交換器と違い、水素吸蔵合金の反応熱を利用す
るため熱交換器には、例えば 特公平5−55789号
公報に書かれているように、水素吸蔵合金を内蔵した容
器、その容器につながる水素ガスの出入口及び熱媒の出
入口の三つが必要である。
ある。金属製容器15の中に水素吸蔵合金1が充填され
ており、管14から水素ガスが出入りする。金属製容器
15と同心の管16によって二重管が構成され、熱媒流
入口17から熱媒が流入し、流出口18から流出するこ
とにより、水素吸蔵合金の水素化熱を回収または供給す
ることができる。さらに管16は内壁21と共に二重壁
構造を形成しその管の空間部20は10パスカル以下に
真空排気されると共に、断熱製充填物22を充填してあ
る。このため金属製容器及びこれに付随する部分の熱容
量は小さくなるという効果を生じ、内壁21が空間19
を流れる熱媒体の圧力と真空の負圧による力で押しつぶ
されるのを防いでいる。
する場合、水素化反応熱を利用しているため、熱回収ま
たは熱利用した場合に、必ず再生過程が必要となる。
た熱回収利用システムには、使用できる熱媒体が1種に
限られるため、熱交換器の利用範囲がその熱媒体に規制
されるという問題があった。つまり、熱回収または熱利
用時の温度と再生時の温度差を、広く取れないというこ
とである。
の温度と再生時の温度に合うように熱媒体を選定しなけ
ればならなくなり、その熱媒の融点または凝固点の近く
で使用したり、粘性・蒸気圧が必ずしも最適でない条件
の下で使用しなくてはならなくなり、最終的に熱効率が
悪くなるということである。
があるが、その水を100℃以上で利用する場合には、
加圧した状態か、蒸気の状態で使わなくてはならないた
め、熱媒流路を耐圧性にしなければならなくなり、熱交
換容器自体の熱容量の増加をもたらし、熱効率が悪くな
るということがある。
川水などで再生する場合等では、河川水に工場排水が混
入することは避けなければならないため、一度、顕熱回
収型の熱交換器で熱回収して熱媒変換する必要があっ
た。このため、システム全体の熱効率は悪くなってい
た。
交換器の熱利用範囲を広げ、熱交換器本体またはシステ
ム全体の熱効率を上げることである。
手段として水素吸蔵合金を利用した熱交換器において、
少なくとも2種の熱媒流路を設け、かつ熱媒流路に流す
熱媒体には各々性質の違う熱媒体を使用することを特徴
とする。
金を内蔵した容器の上下に、2種の熱媒流路を設け、熱
媒流路に流す熱媒体には各々、性質の違う熱媒体を使用
しているユニットを2層以上の積層式にするものであ
る。
を設け、これの熱媒流路は各々性質または用途の違う装
置と接続するものである。
を設けているため、熱回収または利用時の熱媒体と再生
時の熱媒体を独立に選定することができ、その温度で最
適な熱媒体を使用することにより、熱交換器の利用範囲
が広くなり、熱効率が上がる。さらに、それぞれの熱媒
体が混ざり合わないため、工場排水や河川水を直接、熱
交換器の熱媒として使用できる。そのため熱回収システ
ム全体としての熱効率が上がる。
金を内蔵した容器を使用しているため、同じ形の容器を
容易に積み重ねることができる。このため、積層型構造
に適している。
媒流路を設けているため、それぞれに別種の熱媒体を使
用できる。したがって、これらの熱媒流路をそれぞれの
利用装置と接続し、その利用装置に適した熱媒体を使用
できる。
る。なお、各図において共通する素子には共通の符号を
付している図1は本発明の一実施例の熱交換器を示す概
念図である。さらに本発明の熱交換器を使用した熱回収
利用システムの概念図を図2に示す。
においては、三重管方式となっているがプレート式、イ
ンナーフィン式等他の方式でもかまわない。積層式であ
る場合の実施例を後で述べる。
媒体用の空間2aがあり、熱媒流入口4aから熱媒体が
流入し、熱媒流出口6aから流出する。その外側は水素
吸蔵合金12の充填された金属容器となっており高圧水
素出入口3a及び低圧用水素出入口3bがつながってい
る。さらに外側には低温用熱媒体用の空間2bがあり、
熱媒流入口4bから熱媒体が流入し、熱媒流出口6bか
ら流出する。そして一番外側は断熱材5で覆われてい
る。空間2a及び2bを流れる熱媒体の種類は高温用、
低温用が逆になってもかまわないが、通常は室温に近い
方を外側の空間2bを流れるようにした方が断熱の点か
ら有利である。
13には二つの水素貯蔵器12a,bがバルブ11a,
bを介してつながれており、それぞれ高圧用水素貯蔵器
12aと低圧用水素貯蔵器12bである。さらに、熱交
換器13には、内部に流路遮断機構とガス導入機構を合
わせ持つ三方バルブ10a,bと熱媒循環用のポンプ7
a,bと熱交換器8a,bを備えた熱媒循環路101
a,bが高温用と低温用の二つつながれている。ポンプ
7a,bは当然熱媒体の吸引作用を持っている。熱交換
器8a,bは一般に使われている顕熱回収型の熱交換器
である。このようなシステムにすると水素吸蔵合金及び
熱媒体の種類と運転方法を変えることにより様々な温度
に対し、熱回収や熱利用に応用できる。
ムを熱回収に応用する場合を説明する。本実施例におい
て、熱回収温度は約150℃であり、この温度での熱媒
体としてはシリコンオイルを使用する。再生温度は約8
0℃である。この温度での熱媒体としては水を使用す
る。水素吸蔵合金に関してはTi0.5Zr0.5Mn1.7V0
.1Cr0.2を使用する。この水素吸蔵合金は150℃で
の水素放出圧力が約11気圧であり、80℃での水素吸
蔵圧力が約2気圧である。
態では、全てのバルブが閉められ、ポンプも止まってい
る。水素吸蔵合金は水素が吸蔵されている状態である。
まず、高温用熱媒流路101aを作動させる。つまり高
温用三方バルブ10aを経路側に開き、ポンプ7aを動
かす。高温用熱交換器8aにより150℃の熱を回収
し、シリコンオイルにより熱交換器13内の水素吸蔵合
金12を熱する。水素吸蔵合金が150℃になれば高圧
水素バルブ11aを開け約11気圧に昇圧された水素を
高圧水素貯蔵器12aに納める。
と、次に再生過程にはいる。ここで低温用熱媒流路10
1bを作動させるわけだが、すぐに作動させるとする
と、図2に示すように空間2aには150℃のシリコン
オイルが入ったままで再生過程にはいると、この150
℃のシリコンオイルも80℃まで下げなくてはならない
という問題があった。さらに、再生過程から熱回収過程
に入るときは80℃の水を150℃に上げなくてはいけ
なくなり、水が沸騰してしまうという問題があった。
までよいが、本実施例においては、三方バルブ10aを
大気側にあけポンプ7aにより空間2aにあるシリコン
オイルを熱媒貯蔵タンク9aに排出する。なお、ポンプ
7aを真空ポンプにすれば、三方バルブ10aは通常の
開閉バルブでもよく、空間2aのシリコンオイルは真空
置換されるが、シリコンオイルの場合は粘性が大きく適
当でない。もちろん、他の熱媒の場合は真空置換の方が
優れている場合もある。
出されると、再生過程にはいる。三方バルブ10bを経
路側に開きポンプ7bを作動させ、水を循環させる。熱
交換器13の150℃の顕熱により暖められた水は、低
温用熱交換器8bにより放熱する。水素吸蔵合金が80
℃になれば低圧水素バルブ11bを開け約2気圧の水素
を低圧水素貯蔵器12bから導入し、水素吸蔵合金1を
水素化する。水素化する際の反応熱は、水により回収し
低温用熱交換器から排出される。
終わると、高温用の時と同じく、水を空気により排出
し、最初の熱回収過程に戻る。
いて熱交換器13内に溜まっていた空気は、熱媒貯蔵タ
ンク9において大気に排出される。
体を置換したが、シリコンオイルが酸化するなどの問題
のある時はアルゴン等の不活性ガスを使用する。
を取り除くことができるため、熱使用範囲を越えた熱媒
体が凝固したり、沸騰したりすることがなく、第1の発
明と同じく、熱交換器の利用範囲を広げ、熱交換器本体
または熱交換器を応用したシステム全体の熱効率を上げ
ることができる。
器を冷凍システムに応用する場合を説明する。これは、
システムの構成は第1の実施例と同じだが、第1の実施
例では熱回収用であった吸熱作用を本実施例では冷熱出
力として積極的に使用する。
度での熱媒体としてはメタノールを使用する。再生温度
は約25℃である。この温度での熱媒体としては水を使
用する。水素吸蔵合金に関してはLa0.8Y0.2Ni4.5
Mn0.5を使用する。この水素吸蔵合金は−20℃での
水素放出圧力が約1気圧であり、25℃での水素吸蔵圧
力が約11気圧である。
低圧用水素貯蔵器12bに水素を放出することにより冷
熱を発生させ、高圧用水素貯蔵器12aから水素を導入
し、水素吸蔵合金に吸蔵させることにより、水素吸蔵合
金を再生させる。
けているため、メタノールと水が混じり合うことはな
い。更に第1の実施例の時と同様に三方バルブ10a,
bとポンプ7a,bによって一時的にメタノール及び水
を取り除いているため、メタノールが蒸発したり水が凍
ったりする事はなく効果的に熱交換器13が使える。
環させる必要が無く、市水や河川水を使用することも可
能である。この場合も、市水や河川水がメタノールで汚
染されることもないため、実施は容易である。
応熱回収用熱交換器においては、熱媒体がそれぞれ沸点
または凝固点が違う熱媒体であり、ある一つの熱媒体の
利用範囲が他の熱媒体の沸点以上または凝固点以下であ
る時に、特に有効である。例えば、熱媒体の少なくとも
1種の熱利用範囲は100℃以上であり、更に他の少な
くとも1種の熱媒体の利用範囲は90℃以下で、沸点が
100℃の熱媒体、水を使用する場合や、熱媒体の少な
くとも1種の熱利用範囲は4℃以上であり凝固点が0℃
の熱媒体、水を使用するのに対し、他の少なくとも1種
の熱媒体の熱利用範囲は0℃以下である場合等である。
等ででも利用価値の少ない低温を回収する場合を説明す
る。熱回収温度は約80℃であり、この温度での熱媒体
としては工場排水を直接使用する。再生温度は約25℃
である。この温度での熱媒体としては河川水を直接使用
する。水素吸蔵合金に関してはTi0.65Zr0.35Mn
1.8V0.1Fe0.1を使用する。この水素吸蔵合金は80
℃での水素放出圧力が約11気圧であり、25℃での水
素吸蔵圧力が約2気圧である。
を直接使っているため、熱交換器8は使わず、それぞれ
直接、工場排水源及び河川水くみ取り源から三方バルブ
10a,10bを介して本発明の熱交換器13に導入
し、ポンプ7a,7bで工場排水処理施設または河川水
排水施設にそれぞれ送られる。
述べたとおりである。本実施例においては、熱媒体のそ
れぞれの主成分は水のため、熱回収時に河川水が熱交換
器内に溜まっていても沸騰することはないが、やはり、
熱容量が大きくなり熱効率が悪くなるため、一時的に取
り除くことが望ましい。
用熱交換器においては熱媒体がそれぞれ溶存している物
質の種類または量の違う熱媒体である時に、特に、有効
である。
式である場合を説明する。図3に本実施例の熱交換器の
構造を示す。この図に示すとおりプレート状の水素吸蔵
合金1の上下にプレート状の熱媒流路となる空間2aお
よび2bがあり、それぞれ別の熱媒体が流れる。その回
りは断熱材5で覆われている。これらの構成を1ユニッ
トとして何層にも積層されている。それぞれのユニット
には熱媒流入口4a,4bおよび流出口6a,6bそし
て水素出入口3がマニフォールドにより分配されつなが
っている。
となり、スペース効率がよい上に、熱交換器本体を包
む、断熱剤も少なくて済む。この熱交換器では、ユニッ
トだけ見ると、その時々では1種の熱媒体のみで熱交換
を行っているため、他の熱媒流路の表面は熱交換にはま
ったく役だっていないので、熱交換面積が小さくなり熱
効率が悪くなる。しかし、本実施例の熱交換器では前述
のように積層式としているので、熱交換面積は大きくな
り、そのため熱効率は良い。
熱交換器を図4をもとに説明する。第1の熱媒体の熱利
用範囲を100℃以上とし、この温度での熱媒体として
はシリコンオイルを使用する。第2の熱媒体の熱利用範
囲を90℃以下、かつ4℃以上とし、この温度での熱媒
体としては水を使用する。最後の熱媒体の熱利用範囲を
0℃以上とし、この温度での熱媒体としてはアルコール
を使用する。
a,bがバルブ11a,11bを介してつながれてお
り、それぞれ高圧用水素貯蔵器12aと低圧用水素貯蔵
器12bである。さらに、熱交換器13には、内部に流
路遮断機構とガス導入機構を合わせ持つ三方バルブ10
a,10b,10cと熱媒循環用のポンプ7a,7b,
7cを備えた熱媒循環路101がシリコンオイル用と水
用とアルコール用の三つつながれている。
は150℃以上で主に使用し、シリコンオイル熱媒循環
路101aは蒸気発生器30に接続されている。そして
水熱媒循環路101bは給湯装置31に接続されてい
る。最後にアルコール熱媒循環路101c冷凍装置32
に接続されている。
稼働状態の時は他の二つの利用機器、給湯装置31、冷
凍装置32は休止状態であり、熱交換器13内にはただ
1種の熱媒体、シリコンオイルしか、存在しない。他の
熱媒体、水とアルコールは三方バルブ10b,10cと
ポンプ7b,7cで熱媒貯蔵タンク9b,9cに排出さ
れている。
水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器ではせいぜい2種類
の利用機器に接続するだけであったのが、本実施例にお
いては、3種類の熱媒体を使用しているため、それぞれ
の使用温度に適した利用機器が接続でき、多機能な熱利
用システムが構築できる。本実施例は、熱媒体がそれぞ
れ沸点または凝固点が違い、ある一つの熱媒体の利用範
囲が他の熱媒体の沸点以上または凝固点以下である時
に、特に有効である。例えば、熱媒体の少なくとも1種
の熱媒体の熱利用範囲は100℃以上であり、更に他の
少なくとも1種の熱利用範囲は0℃以下である場合に、
更に他の少なくとも1種の熱媒体の熱利用範囲は90℃
以下かつ4℃以上として、沸点が100℃で凝固点が0
℃の水を熱媒体として使用する場合である。
換器によれば熱利用範囲が広いため、熱交換器を使用す
る応用システムも多彩なものとなる。また、温度差の広
い三つの点が取れるため、多重効用型ヒートポンプ用熱
交換器としても有効である。
換器の利用範囲が広がり、かつ連続的となる。したがっ
て、どのようなシステムでも組み立てるのが可能にな
り、例えばブレッドボード機用熱交換器として、新たに
開発した水素吸蔵合金の熱特性の評価などに有効であ
る。
を利用した熱交換器において、すくなくとも2種の熱媒
流路を設けたことにより、異種の熱媒体の混入により熱
媒体が汚染されるのを防ぐとともに、熱交換器の利用範
囲を広げ、熱交換器本体または熱交換器を応用したシス
テム全体の熱効率を上げることができる。
ためスペース効率が特によく、実用上特に有利である。
さらに、第3の発明は少なくとも3種の装置につながっ
ているため、給湯装置と蒸気発生器と冷凍機等の多用な
システムが構築できる。このため、利用形態に応じた多
機能熱供給システムが利用できるようになる。すなわ
ち、たの圧縮式ヒートポンプ等にコスト等で負ける場合
にも多機能という面から、採用され易い。
回収利用システムの概念図
回収利用システムの概念図
Claims (4)
- 【請求項1】水素吸蔵合金を内蔵しかつ水素の出入口を
備えた容器と、少なくとも2種の熱媒流路を具備し、前
記熱媒流路は共通の経路を持たない独立した流路であ
り、前記熱媒流路に流す熱媒体には性質の違う熱媒体を
使用することを特徴とする水素吸蔵合金反応熱回収用熱
交換器。 - 【請求項2】熱交換器内部の熱媒流路に存在する熱媒体
を一時的に取り除くために、前記熱媒流路内において熱
交換器入口より手前に流路遮断機構を備え、前記流路遮
断機構と同所または前記流路遮断機構と前記熱交換器入
口の間にガス導入機構かまたは熱交換器出口より後に熱
媒吸引機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の水
素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器。 - 【請求項3】プレート状の水素吸蔵合金を内蔵し、かつ
水素の出入口を備えた容プレ−ト状容器の上下に2種の
熱媒流路を具備し、前記熱媒流路は共通の経路を持たな
い独立した流路であり、前記熱媒流路に流す熱媒体には
性質の違う熱媒体を使用しているユニットを断熱材を介
して2層以上の積層式にしたことを特徴とする水素吸蔵
合金反応熱回収用熱交換器。 - 【請求項4】水素吸蔵合金を内蔵し、かつ水素の出入口
を備えた容器と少なくとも3種の熱媒流路を具備し、前
記熱媒流路は性質または用途の違う装置と接続している
ことを特徴とする水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30106694A JPH08159599A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30106694A JPH08159599A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159599A true JPH08159599A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17892461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30106694A Pending JPH08159599A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 水素吸蔵合金反応熱回収用熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159599A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7211228B2 (en) * | 2001-03-21 | 2007-05-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Heater for hydrogen storage system |
JP2014181892A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Toyota Central R&D Labs Inc | 吸着式ヒートポンプ |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP30106694A patent/JPH08159599A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7211228B2 (en) * | 2001-03-21 | 2007-05-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Heater for hydrogen storage system |
JP2014181892A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Toyota Central R&D Labs Inc | 吸着式ヒートポンプ |
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