JPH08159490A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

Info

Publication number
JPH08159490A
JPH08159490A JP6300013A JP30001394A JPH08159490A JP H08159490 A JPH08159490 A JP H08159490A JP 6300013 A JP6300013 A JP 6300013A JP 30001394 A JP30001394 A JP 30001394A JP H08159490 A JPH08159490 A JP H08159490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
heat
water
tank
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6300013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3571391B2 (ja
Inventor
Kunio Nishikawa
邦夫 西川
Akihisa Muto
彰久 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogyo KK filed Critical Asahi Kogyo KK
Priority to JP30001394A priority Critical patent/JP3571391B2/ja
Publication of JPH08159490A publication Critical patent/JPH08159490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571391B2 publication Critical patent/JP3571391B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱効率の高い暖房装置を提供すること。 【構成】 タンク1内にヒータ16を収容せずに暖房装
置を構成した。これにより、タンク1の容量を小さくで
き、装置の小型化を図ることができるとともに、大幅に
水Wの使用量を減少できる。その結果、水Wを素早く温
めることができる。また、耐熱温度の比較的低い安価な
材料でタンク1を製造することができる。さらに、ヒー
タ16は水Wと直接接触しないことから、ヒータ16の
表面に水Wに含まれる薬品の付着を防止でき、延いては
発熱効率の低減を防止することができる。また、ヒータ
16には水Wが接触しないとともに、モールド体17に
より被覆されていることから、ヒータ16の腐食等を抑
制でき、ヒータ16の耐久性を大幅に向上することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒータにより流体を加
熱し、その加熱された流体の熱により室内等を暖める暖
房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の暖房装置としては、例え
ば、ヒータにより水を加熱し、床下のパイプに加熱され
た水を通過させることで室内の暖房を行う床暖房装置が
ある。この床暖房装置では、水が貯溜されたタンク内に
ヒータが収容され、ヒータによりタンク内の水が加熱さ
れる。そして、加熱された水はポンプによりタンクから
床下に配置された放熱パイプに供給される。加熱された
水が放熱パイプを通過することで、放熱パイプから水の
熱が放熱されて床が暖められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記床
暖房装置には次のような問題があった。 (1)ヒータがタンク内に収容されていることから、タ
ンクの変形を防止するためにタンクの耐熱温度を高く設
定する必要があった。金属製のタンクは耐熱温度が高い
が重量が大きいとともに高価である。また、タンクを樹
脂で構成した場合には軽量化を図ることができるが、耐
熱温度が高くなるにつれ、高価となることからコスト的
な問題があった。
【0004】(2)タンクの容量を大きくしなければ、
タンク内にヒータを収容できない。そのため、使用水量
が大量となって素早く水を暖めることができない。すな
わち、素早く床を暖めることができないとう問題があっ
た。
【0005】(3)常時ヒータと水とは接触状態にある
ため、ヒータが腐食しやすく耐久性が低いという問題が
あった。 (4)ヒータの温度が大幅に高くなった際等に、水に含
有する成分がヒータに付着し、ヒータの発熱効率が悪く
なるという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、第1の目的は、安価なタンクを有す
る暖房装置を提供することにある。第2の目的は、発熱
効率の高い暖房装置を提供することにある。
【0007】第3の目的は、ヒータの耐久性を向上可能
な暖房装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、流体を貯溜するタンク
と、外部に熱を放熱する放熱パイプと、前記タンクと放
熱パイプとの間を連通する管路と、前記流体を管路を通
じて放熱パイプ及びタンク内に循環させるポンプと、前
記タンクと放熱パイプとの間を連通する管路付近に配置
され、同管路を通過する流体を加熱するヒータとを備え
たことをその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記ヒータ付
近の管路は並列に複数配置され、その各管路間には前記
ヒータが配置され、各管路とヒータとは金属からなるモ
ールド体により被覆され、さらにそのモールド体は断熱
材により被覆されていることをその要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記モールド
体と断熱材との間には、前記断熱材よりも耐熱性の高い
補助断熱材が介在されていることをその要旨とする。請
求項4に記載の発明では、前記ヒータ付近の管路内には
流体に乱流を強制発生させる乱流発生部材が設けられて
いることをその要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明では、前記ヒータ付
近の管路内には、同管路の熱を放熱する放熱部材が設け
られていることをその要旨とする。請求項6に記載の発
明では、前記ヒータのオン・オフの切換動作は半導体ス
イッチにより行われ、同半導体スイッチは前記放熱パイ
プとタンクとの間を連通する管路に取付固定されている
ことをその要旨とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ヒータに電源
が投入され、ポンプが駆動されると、タンク内の流体が
管路を流動する。そして、流体がタンクと放熱パイプと
の間を連通する管路を流動する際、その流体はヒータに
より加熱される。そして、その加熱された流体は放熱パ
イプに供給される。これにより、放熱パイプから外部に
流体の熱が放熱され、外部が暖められる。流体は放熱パ
イプを通過した後、管路から再度タンクに還元される。
このように、ヒータをタンク内に収容することなく、流
体の加熱を行うことが可能である。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加え、例えば、暖房するために必
要な管路の太さ(内径)が20mmとする。そして、こ
の20mmの管路を4本に分割し、1本の太さを10m
mとする。これにより、各管路の合計断面積が内径20
mmの1本の管路の断面積が同じとなる。そして、4本
の管路を並列に配置し、各管路間にヒータを配置する。
これにより、直径が20mmの管路を1本使用する場合
よりも管路を収容するスペース(隙間)が狭くでき、ま
た、管路の表面積も2倍になる。
【0014】前記ヒータの熱はモールド体を伝って管路
に伝達される。この熱により管路を通過する流体が加熱
される。このとき、細い管路を複数使用していることか
ら、熱の伝達面積も大きく、流体は素早く加熱される。
また、前記モールド体は断熱材により被覆されているこ
とから、モールド体周辺にある機材への熱の影響を防止
することが可能となる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加え、例えば、ヒータに異常が発
生し、モールド体の温度が大幅に向上しても、モールド
体と直接接触する補助耐熱材は耐熱性が外側の断熱材よ
りも高いことから、耐熱性の低い断熱材の変形等が抑制
される。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加え、流体
がヒータ付近の管路内を流動する際、乱流発生部材によ
り流体に乱流が発生する。すなわち、管路内を流体が流
動する際、流体がかき混ぜられる状態となる。その結
果、流体の温度を均一化することが可能となり、熱の伝
達効率が向上される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の発明の作用に加え、ヒー
タ付近の管路内壁の熱は放熱部材により放熱される。こ
れにより、流体を均一に効率よく加熱することが可能と
なる。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加え、ヒー
タのオン・オフの切換動作は半導体スイッチにより行わ
れる。半導体スイッチには常時電流が流れていることか
ら、半導体スイッチは発熱する。この半導体スイッチの
発熱により流体が加熱される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、タンク1には流
体としての水(水と不凍液とを混合したもの)Wが貯溜
されている。タンク1の上部には呼水口1aが設けられ
ている。また、タンク1の底面には供給口1b及び還元
口1cが設けられている。前記供給口1bとポンプ2と
の間は吸込管路3により連通されている。前記ポンプ2
とヒータユニット4との間は吐出管路5により連通され
ている。
【0020】床6下に配置された放熱パネル7には放熱
パイプ8が装着されている。放熱パイプ8の流入口8a
と前記ヒータユニット4との間は供給用連結管路9によ
り連結されている。また、前記放熱パイプ8の吐出口8
bと前記タンク1の還元口1cとの間は還元用連結管路
10により連結されている。
【0021】図1〜図3に示すように、ヒータユニット
4を構成する第1,第2,第3,第4の供給管路12〜
15は横方向に並列に配置されている。各供給管路12
〜15内には乱流発生部材及び放熱部材としてのコイル
スプリング27が挿入されている。このコイルスプリン
グ27の外径は、前記供給管路12〜15の内径と略同
径である。従って、供給管路12〜15の内周面とコイ
ルスプリング27の外周面とは接触状態にある。
【0022】第1の供給管路12と第2の供給管路13
との間、及び第3の供給管路14と第4の供給管路15
との間には、それぞれヒータ16が配置されている。前
記各供給管路12〜15及びヒータ16は鋳造工程を経
て、金属としての熱伝導率の高いアルミ合金からなるモ
ールド体17により被覆されている。すなわちヒータ1
6の熱はモールド体17を伝わって各供給管路12〜1
5に伝達される。
【0023】前記モールド体17は補助断熱材としての
セラミックシート18を介して断熱材としての発泡ウレ
タン樹脂19により被覆されている。前記セラミックシ
ート18は厚さ1〜2mmであり、その耐熱性は前記発
泡ウレタン樹脂19よりも大幅に高い。
【0024】図1において、前記第1の供給管路12の
左端側と第2の供給管路13の左端側との間、及び第3
の供給管路14の左端側と第4の供給管路15の左端側
との間は連通パイプ20によりそれぞれ連通されてい
る。また、第2の供給管路13の右端側と第3の供給管
路14の右端側との間は連通パイプ20により連通され
ている。前記吐出管路5は、ポンプ2と第1の供給管路
12の右端側との間を連通している。また、前記供給用
連結管路9は、第4の供給管路15の右端側と放熱パイ
プ8の流入口8aとの間を連通している。
【0025】図1に示すように、前記供給用連結管路9
の途中には、同供給用連結管路9を流動する水Wの温度
を検出するための温度センサ21が設けられている。同
温度センサ21はコントローラ22に接続されている。
図1及び図4に示すように、還元用連結管路10の途中
には金属製の配管ブロック23が取り付けられている。
この配管ブロック23の側面にはネジ穴24が形成され
ている。このネジ穴24には半導体スイッチとしてのト
ライアック25を介してビス26が締付固定されてい
る。この状態では、トライアック25の端面と配管ブロ
ック23の側面とが強固に対向接触している。
【0026】なお、装置への電源投入時においては、ト
ライアック25には常時電流が流れていることから、ト
ライアック25は発熱する(本実施例では発熱温度が約
70℃)。そのため、一般にトライアック25の端面に
は放熱するためのヒートシンクが装着されるが、本実施
例ではヒートシンクは装着されておらず、前述したよう
に配管ブロック23が対向接触している。
【0027】前記トライアック25はヒータ16及びコ
ントローラ22に接続されている。コントローラ22は
前記温度センサ21により検出される水温に基づいてト
ライアック25にオン信号を出力する。トライアック2
5はコントローラ22からオン信号を入力した際、ヒー
タ16と電源との間を接続する。一方、トライアック2
5はコントローラ22からのオン信号が途絶えた際、ヒ
ータ16と電源との間の接続を断つ。コントローラ22
は温度センサ21から入力した水温が、所定温度未満の
場合にはトライアック25にオン信号を出力し、入力し
た水温が所定温度以上の場合にはトライアック25への
オン信号の出力を断つ。
【0028】次に、上記のように構成された床暖房装置
の作用について説明する。まず、電源が投入され、ポン
プ2が駆動されるとタンク1内の水Wが供給口1bから
供給管路3を流動してポンプ2に吸い込まれる。このと
き、呼水口1aからエアが導入されてスムーズにタンク
1内の水Wはポンプ2に吸い込まれる。そして、その水
Wはポンプ2から吐出管路5へ圧送され、第1の供給管
路12から各供給管路13〜15,連通パイプ20へ圧
送される。
【0029】前記各供給管路12〜15はヒータ16に
より加熱されていることから、水Wが各供給管路12〜
15を流動する際にその供給管路12〜15の熱により
水Wは加熱される。また、供給管路12〜15に挿入さ
れたコイルスプリング27が供給管路12〜15の熱を
放熱する作用を有することから、水Wは効率よく加熱さ
れる。さらに、水Wが各供給管路12〜15を流動する
際にコイルスプリング27が抵抗となって水Wに乱流が
発生する。これにより、水Wがかき混ぜられる状態とな
り、水Wは均一に加熱される。
【0030】加熱された水Wは供給用連結管路9を経て
流入口8aから放熱パイプ8に圧送される。加熱された
水Wが放熱パイプ8を流動することにより、床6が暖め
られる。そして、水Wは放熱パイプ8を流動した後、吐
出口8bから還元用連結管路10へ圧送され、還元口1
cから再度タンク1内に還元される。
【0031】上記のように水Wが循環されて床6の暖房
が行われる。本実施例では、上記のように床暖房装置を
構成したことにより、次のような効果を得ることができ
る。
【0032】(1)タンク1内にヒータ16を収容せず
に床暖房装置を構成した。これにより、タンク1の容量
を小さくでき、装置の小型化を図ることができるととも
に、従来よりも大幅に水Wの使用量を減少できる。その
結果、水Wを素早く温めることができ、電源投入直後の
床暖房の立ちあげが早い。その結果、小さい消費電力で
効率の高い暖房が可能となる。
【0033】また、タンク1内にヒータ16を収容して
いないことから、耐熱温度の比較的低い安価な材料でタ
ンク1を製造することができ、コストの低減を図ること
ができる。さらに、ヒータ16は水Wと直接接触しない
ことから、ヒータ16の表面に水Wに含まれる成分の付
着を防止でき、延いては発熱効率の低減を防止すること
ができる。また、ヒータ16には水Wが接触しないとと
もに、モールド体17により被覆されていることから、
ヒータ16の腐食等を抑制でき、ヒータ16の耐久性を
大幅に向上することができる。
【0034】(2)直径の大きい一本の供給管路を使用
せず、小径の4本の供給管路12〜15を並列に配置
し、各供給管路間にヒータを配置した。これにより、ヒ
ータユニット4の厚さを小さくでき、ヒータユニット4
を設置するスペース(隙間)を狭くでき、延いては装置
の小型化を図ることができる。また、供給管路12〜1
5とヒータ16とをモールド体17にて被覆したことに
より、ヒータ16の熱を効率良く各供給管路12〜15
に伝達することができる。
【0035】(3)前記モールド体17を、耐熱性の高
いセラミックシート18を介して、断熱性の高い発泡ウ
レタン樹脂19にて被覆した。これにより、ヒータ16
に異常が発生し、モールド体17の温度が大幅に向上し
ても、モールド体17と直接接触するセラミックシート
18により発泡ウレタン樹脂19の変形等が抑制され
る。なお、セラミックシート18により全断熱材を構成
した場合(発泡ウレタン樹脂19を使用しない場合)に
は、さらなるヒータユニット4の耐熱性及び断熱性が向
上されるが、セラミックシート18が高価なため、ヒー
タユニット4の価格が大幅に高くなる。従って、本実施
例ではモールド体17と発泡ウレタン樹脂19との間
に、厚さ1mm〜2mmのセラミックシート18を介し
ている。これにより、十分な耐熱性及び断熱性を有する
ヒータユニット4を安価に製造できる。
【0036】(4)各供給管路12〜15内に同供給管
路12〜15の内周面と接触するコイルスプリング27
を挿入した。これにより、供給管路12〜15の熱がコ
イルスプリング27を介して供給管路12〜15の内方
にも放熱され、供給管路12〜15を流動する水Wを均
一に加熱することができる。
【0037】また、水Wが供給管路12〜15を流動す
る際、コイルスプリング27に干渉して水Wに乱流が発
生する。これにより、水Wがかき混ぜられる状態とな
り、水Wをより均一に加熱できる。
【0038】(5)トライアック25を還元用連結管路
10の途中に設けられた配管ブロック23の側面に取付
固定した。これにより、配管ブロック23を水Wが流動
する際、その水Wはトライアック25により加熱され
る。つまり、本実施例ではトライアック25が発する熱
を、水Wを加熱するための熱源として有効活用してい
る。その結果、ヒータ16の出力を低くしても水Wを十
分に加熱することができ、消費電力を小さくすることが
可能となって、非常に経済的である。
【0039】なお、本発明は次のように構成することも
できる。 (1)図5に示すように、薄肉で複数の孔31aを有す
る金属プレート31を、前記供給管路12〜15の内径
に合わせて略「W」字形に折曲形成したものや、図6に
示すように、薄肉で複数の孔32aを有する金属プレー
ト32を、供給管路12〜15の内径に合わせて略
「の」字形に折曲形成したものを供給管路12〜15内
に挿入して具体化すること。
【0040】このように構成しても金属プレート31,
32により供給管路12〜15に加わる熱を、供給管路
12〜15の内方に放熱することができるとともに、水
Wに乱流を発生させることができ、延いては水Wを均一
に加熱することができる。
【0041】また、孔31a,32aを有しない薄肉の
金属プレートを供給管路12〜15内に挿入して具体化
してもよい。この場合、水Wに乱流を発生させることは
できないが、供給管路12〜15に加わる熱を、供給管
路12〜15の内方に放熱することができる。
【0042】(2)供給管路12〜15の本数を適宜変
更して具体化すること。 (3)半導体スイッチとしてのトライアック25を、S
CRに代えて具体化すること。
【0043】(4)流体としての水Wを、オイル等に代
えて具体化すること。 (5)床暖房以外の暖房装置に具体化すること。 以上の各実施例によって把握される請求項以外の技術的
思想について、その効果とともに以下に記載する。
【0044】(1)請求項4に記載の暖房装置におい
て、前記乱流発生部材は、供給管路の内周面に接触する
コイルスプリングである暖房装置。この構成によれば、
供給管路内を流体が流動する際、コイルスプリングに流
体が干渉することで乱流が発生する。これにより、流体
を均一に加熱できる。また、コイルスプリングは供給管
路の内周面に接触していることから、放熱部材の作用も
有する。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、使用流
体量が少ないことから、流体を素早く温めることができ
る。その結果、外部を素早く暖房することができるとと
もに、消費電力を小さくでき、かつ暖房効率を向上でき
る。また、タンク内にヒータを収容しないことから、タ
ンクも耐熱温度の比較的低い安価な材料で製造すること
ができ、コストの低減を図ることができる。さらに、ヒ
ータは流体と直接接触しないことから、ヒータの表面に
流体に含まれる成分の付着を防止でき、延いては発熱効
率の低減を防止することができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、供給管路
の取付スペース(隙間)を狭くでき、延いては装置の小
型化を図ることができる。また、所定の太さの供給管路
よりも小径の供給管路を複数本使用することから、供給
管路を流動する流体を均一に加熱することができ、より
効率の高い暖房が可能となる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加え、熱による断熱
材の損傷を防止することができる。請求項4に記載の発
明によれば、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発
明の効果に加え、ヒータユニットのパイプを流れる流体
に乱流が発生することで、さらにパイプ内の流体を均一
に温めることができ、さらに高い効率で外部の暖房を行
うことができる。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加え、流体
を均一に加熱することができ、さらに高い効率で外部の
暖房を行うことができる。
【0049】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加え、半導
体スイッチが発する熱を有効活用でき、ヒータの出力を
下げることが可能となる。その結果、消費電力を小さく
でき、かつ暖房効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例の床暖房装置の
概略的な回路図。
【図2】 ヒータユニットの断面図。
【図3】 ヒータユニットの斜視図。
【図4】 配管ブロック及びトライアックの斜視図。
【図5】 (a)は別例の放熱部材の斜視図。(b)は
その正面図。
【図6】 (a)は別例の放熱部材の斜視図。(b)は
その正面図。
【符号の説明】
1…タンク、2…ポンプ、8…放熱パイプ、9…管路を
構成する供給用連結管路、12〜15…管路を構成する
供給管路、10…管路を構成する還元用連結管路、23
…管路を構成する配管ブロック、16…ヒータ、17…
モールド体、19…断熱材としての発泡ウレタン樹脂、
18…補助断熱材としてのセラミックシート、27…乱
流発生部材及び放熱部材としてのコイルスプリング、2
5…半導体スイッチとしてのトライアック、W…流体と
しての水。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を貯溜するタンクと、 外部に熱を放熱する放熱パイプと、 前記タンクと放熱パイプとの間を連通する管路と、 前記流体を管路を通じて放熱パイプ及びタンク内に循環
    させるポンプと、 前記タンクと放熱パイプとの間を連通する管路付近に配
    置され、同管路を通過する流体を加熱するヒータとを備
    えた暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ付近の管路は並列に複数配置
    され、その各管路間には前記ヒータが配置され、各管路
    とヒータとは金属からなるモールド体により被覆され、
    さらにそのモールド体は断熱材により被覆されている請
    求項1に記載の暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記モールド体と断熱材との間には、前
    記断熱材よりも耐熱性の高い補助断熱材が介在されてい
    る請求項2に記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒータ付近の管路内には流体に乱流
    を強制発生させる乱流発生部材が設けられている請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載の暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒータ付近の管路内には、同管路の
    熱を放熱する放熱部材が設けられている請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載の暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記ヒータのオン・オフの切換動作は半
    導体スイッチにより行われ、同半導体スイッチは前記放
    熱パイプとタンクとの間を連通する管路に取付固定され
    ている請求項1〜請求項5のいずれかに記載の暖房装
    置。
JP30001394A 1994-12-02 1994-12-02 暖房装置 Expired - Fee Related JP3571391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30001394A JP3571391B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30001394A JP3571391B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08159490A true JPH08159490A (ja) 1996-06-21
JP3571391B2 JP3571391B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=17879671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30001394A Expired - Fee Related JP3571391B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3571391B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3571391B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090092384A1 (en) High frequency induction heating instantaneous tankless water heaters
EP2257942B1 (en) Insonification device having an internal cooling chamber
US20090290858A1 (en) Steam Generating Apparatus With Water-Cooled Solid State Switch
JPH08159490A (ja) 暖房装置
JP2003104041A (ja) 流体加熱装置および該流体加熱装置を用いた車両用空調装置
JP2009144977A (ja) 電磁誘導加熱式給湯器
CN216486343U (zh) 液冷服务器
JPH10231543A (ja) 凍結防止用ヒーター装置
JPS5878025A (ja) 給湯装置
KR20100037036A (ko) 액체 펌프의 가동을 위한 전자 부품의 열 배출 방법
GB2116034A (en) Warm-air hand drying apparatus
GB2181218A (en) Central heating apparatus
CN216797350U (zh) 烹饪设备
KR101623943B1 (ko) 온수매트용 온수보일러 방열구조
CN220274106U (zh) 一种基于液冷系统的流量均匀分配装置
EP3637011B1 (en) Water purifier
CN109407798A (zh) 一种计算机科学技术设备
JPH09330907A (ja) 液体温度調節用熱交換器
CN220038756U (zh) 一种分体式管道ptc加热器
CN207750139U (zh) 一种柴油发电机组的发电机散热机构
JP2007215872A (ja) 自動石鹸液吐出装置
CN218442480U (zh) 一种零冷水供暖装置
JPH05204117A (ja) 感光材料処理装置用熱伝達装置
CN221203091U (zh) 一种多用途电锅炉的控制系统冷却结构
JPH08271038A (ja) 温水供給器およびそれを用いた床暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040624

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees