JPH08159362A - 不燃性断熱材容器を用いた水道管等の止水工法 - Google Patents

不燃性断熱材容器を用いた水道管等の止水工法

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JPH08159362A
JPH08159362A JP6332297A JP33229794A JPH08159362A JP H08159362 A JPH08159362 A JP H08159362A JP 6332297 A JP6332297 A JP 6332297A JP 33229794 A JP33229794 A JP 33229794A JP H08159362 A JPH08159362 A JP H08159362A
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JP
Japan
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pipe
water
temperature liquefied
low temperature
work
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Pending
Application number
JP6332297A
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English (en)
Inventor
Kenshiro Kikuma
謙四郎 菊間
Shigeyoshi Narita
栄善 成田
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Nissan Shoji Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shoji Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 適宜の位置の水道管を露出し、露出部の水道
管等の外周部には、着火を防止するため、有機発泡体と
は異なるフェノール樹脂発泡体の如き、不燃性、低発煙
性、低毒性の断熱貯留容器に、低温液化混合ガスを貯留
し、管内流体を熱交換により、安全に凍結させ、止水弁
の機能を持たせ、補修工事を迅速に行う工法を提供す
る。 【構成】 水道管の工事目的部に近い部分を露出させ、
露出部7の外周に低温液化混合ガス17を貯留させた貯
留容器8を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道管等の、破損箇所の
修理等において、水道水等の流通を遮断する止水工法に
係わるものであって、道路等の大掛かりな掘削を不必要
とし、水道水等を迅速、簡易に止水させ、水道管等の修
理、補修等を行ない得る工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道本管から枝分かれした水道管
に、破損、修理、新設等の必要が生ずると、水道本管の
バルブを閉止する事により、水道水の流通を止水してい
た。しかしながら、水道本管は通常、自動車等の走行す
る公道に埋設されているため、工事目的個所が私有地内
であっても、自動車等の通行を遮断して、公道を掘削し
なければならず、多くの手数と費用を要するばかりでな
く、交通を遮断するため、工事時間が夜間にかぎられる
ものとなり、作業に大きな負担となっていた。又、本管
のバルブを閉止するため、止水範囲を大きくし、水道利
用者に多くの犠牲を強いる結果となるばかりでなく、工
事目的部の上流にバルブが無かったり、バルブ位置が不
明である場合には、水道工事を困難なものにしていた。
又,止水工法として、冷却剤に液体窒素を用いたものも
あるが、地下部、天井部、壁隙部、にて施工する場合、
作業員の窒息等安全面に欠点を有していた。更に液体空
気と称した冷媒を用いたものもあるが、酸素21%、窒
素78%、その他1%の空気を液化した場合、図3、の
大気圧における液体酸素(沸点−183℃)と液体窒素
(沸点−196℃)の気液平衡曲線に示されるごとく、
酸素濃度は約48%、窒素濃度は約52%で平衡するも
のである。従って本冷却剤の貯溜容器は難燃性、又は不
燃性の自己消火性もしくは自消性の材料で構成されべき
であるが、従来では有機発泡体の材料にて施工されてい
たため、着火の危険を孕んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は水道管に破
損、修理、補修、新設等の必要が生じた場合に、水道本
管のバルブを閉止すること無く、水道水の流通を、破
損、修理個所近くの上流で止水し、公道の掘削を不必要
とし、昼間の作業を可能にするとともに止水個所を、破
損、修理、補修、の目的部か、その限られた近辺にのみ
限定し、水道利用者に影響与えること無く、しかもバル
ブの存在しない個所に於いても、水道工事の安全を確保
し、容易に行ない得るようにしたものである。低温液化
混合ガスは空気の深冷分離法により精留分離された、液
体窒素と液体酸素を混合するもので、作業現場の安全を
考慮した混合割合とするものである。例えば大気圧にお
いて、濃度およそ酸素21%、窒素79%の低温液化混
合ガスを得るには、濃度およそ液化酸素7%、液化窒素
93%とすることにより得られるごときである。従って
液体酸素21%,液体窒素79%の割合で混合しても,
大気圧においては,沸点の低い液体窒素が蒸発し易く,
2相の平衡時には液体酸素48%,液体窒素52%とな
り,酸素濃度の増加をもたらす結果となり燃焼し易くな
る欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するため、水道管等の工事目的部上流の、適宜の
位置の水道管を露出し、露出部の水道管外周には、低温
液化混合ガスを貯留する断熱容器を位置させるが、この
断熱容器は、着火を防止するため有機発泡体とは異な
る、フェノール樹脂発泡体の如き不燃性、低発煙性、低
毒性を有する材料で構成されている。この貯留容器に低
温液化混合ガスを貯留することにより、水道管と低温液
化混合ガスを接触し、低温液化混合ガスと水道水等の熱
交換を行ない水道水を凍結することを特徴とするもので
ある。図1は、水道水配管の埋設状況説明図である。図
2は、本工法の説明斜視図である。図3は、大気圧にお
ける液体酸素と液体窒素の気液平衡曲線である。図にお
いて、(1)、は水道本管で通常は、公道等の道路
(2)下面に埋設され、この埋設部に止水バルブ(3)
を位置するとともに、水道使用者の蛇口(4)まで水道
水を導く、多数の水道管(5)を接続している。この水
道管(5)に、修理、補修、新設等を必要とする場合に
は、この水道管(5)の工事目的部(6)の上流の適宜
の位置、好ましくは工事目的部(6)に近い位置の、自
動車等の通行の邪魔にならない掘削部分(18)を掘削
して、水道管、(5)を露出し、この露出部(7)の水
道管(5)の外周には、自己消火性、自消性、不燃性等
の断熱材で形成した、低温液化混合ガスの貯留容器
(8)を位置し、この貯留容器(8)に低温液化混合ガ
スを貯留することにより、低温液化混合ガスを水道管
(5)に接触し、低温液化混合ガスと水道水の熱交換を
行ない、水道水を凍結することにより、この凍結部から
下流の水道管(5)を凍結止水することができる。貯留
容器(8)は、水道管(5)の挿入を容易とするため、
対向壁(10),(11)を抜き差し自在に切り欠き、
この切り欠き部(12),(13)に水道管(5)を挿
入した後、切り欠き片(14)、(15)を、(9)の
接着剤、パテ、粘土等を用いて、切り欠き部(12)、
(13)に挿入復元し、低温液化混合ガス(17)を貯
留容器(8)内に充填するとともに蓋体(16)を施
し。熱交換を行う。またこの貯留容器(8)は、必ずし
も必須条件ではなく、低温液化混合ガスを貯留するため
の貯留部を掘削することにより形成し、この掘削により
凹設形成した貯留部に、低温液化混合ガスを直接充填貯
留して、水道管と低温液化混合ガスを接触し、低温液化
混合ガスと水道水の熱交換を行なうものであっても良
い。貯留部は、低温液化ガスの充填によって、表面を凍
結固化され、有機発泡体ではない断熱容器と同一の作用
となる。
【0005】
【作用】本発明は、水道管の工事目的部上流の適宜の位
置の水道管を掘削等により露出し、この露出部に低温液
化混合ガスを接触し、低温液化混合ガスと水道水の熱交
換を行ない、水道水を凍結することにより、水道水の流
通を、バルブ閉止と同様に遮断する事が出来る。従って
水道管に破損、修理、新設、等をする必要が生じた場合
に、水道本管のバルブを閉止すること無く、水道水の流
通を、破損修理個所近くの上流で止水することが出来る
から、公道の掘削を不必要とし、昼間の作業を可能にす
ると共に止水を、修理、補修の目的部か、その限られた
近辺にのみ限定し、水道利用者に影響を与える事が無い
工法であると同時に、有機発砲体ではない不燃性、低発
煙性、低毒性を有する貯留容器を用いる事により、発火
を防止し作業員の安全を確保した工法である。
【006】
【実施例】有機発泡体とは異なる、不燃性のフェノール
樹脂発泡体のごとき、不燃性、低発煙性、低毒性を有す
る発泡成型品にて作られた、縦100ミリ、横120ミ
リ、深さ120ミリ、厚さ20ミリメートルの貯留容器
(8)を用い、水道管(5)に呼び径25A、と40A
の塩化ビニール管並びに鉛管、100A鋳鉄管を用いて
実施したところ、表1に示す、実施例の結果を得た。 いずれも、公道を掘削する事なく短時間に、その付近の
みで修復工事ができた。これはドライアイスを用いて施
工する場合の1/5の時間で施工できた。また、有機発
泡体の貯留容器を用いて作業していた場合、工事用の火
花が原因で黒煙を発する場合があったが、不燃性のフェ
ノール樹脂発泡体を使用した場合には、発煙は見られか
った。
【0007】
【効果】水道管に破損、修理、新設、等の必要が生じた
場合に、水道本管のバルブを閉止すること無く、水道水
の流通を破損修理個所の近くで止水することが出来るか
ら、公道の掘削を不必要とし、昼間の作業を可能にする
と共に止水を、修理、補修の目的部か、その限られた付
近にのみ限定し、水道利用者に影響を与える事無く、し
かもバルブの存在しない個所、不明な個所においても、
水道工事を容易に、かつ安全に行ない得るようにしたも
のである。
【図面の簡単な説明】
図1、は水道管の埋設状態の断面図である。図2、は本
工法の説明斜視図である。図3、は大気圧における液体
酸素と液体窒素の気液平衡曲線である。
【符号の説明】
1、 水道本管 2、 道路 3、 止水バルブ 4、 蛇口 5、 水道管 6、 工事目的部 7、 露出部 8、 不燃性の貯留容器 9、 接着材、パテ、粘土等 10、貯留容器の対向壁 11、貯留容器の対向壁 12、切欠部 13、切欠部 14、切欠片 15、切欠片 16、蓋 17、低温液化混合ガス 18、掘削部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道管等の破損箇所を、修理する等の工事
    に於いて、適宜の位置の水道管を露出し、露出部の水道
    管等の外周部には、低温液化混合ガスを貯留するため
    の、不燃性断熱材容器を位置し、この貯留容器内に低温
    液化混合ガスを貯留し、水道管、温湯管等と低温液化混
    合ガスを、接触熱交換させることにより、管内流体を凍
    結させ、止水弁の機能を持たせる水道管等の止水工法。
JP6332297A 1994-12-01 1994-12-01 不燃性断熱材容器を用いた水道管等の止水工法 Pending JPH08159362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011153673A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Jfe Steel Corp 配管凍結工法
JP2011226619A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Jfe Steel Corp 配管開孔工事における異物除去工法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639410A (en) * 1979-09-07 1981-04-15 Hitachi Cable Ltd Precision scaling device for long size material

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