JPH08158612A - 防音用下地材及びこれを用いた防音床材 - Google Patents
防音用下地材及びこれを用いた防音床材Info
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- JPH08158612A JPH08158612A JP30480294A JP30480294A JPH08158612A JP H08158612 A JPH08158612 A JP H08158612A JP 30480294 A JP30480294 A JP 30480294A JP 30480294 A JP30480294 A JP 30480294A JP H08158612 A JPH08158612 A JP H08158612A
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- wooden
- foaming
- soundproof
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 木質床材の衝撃音の階下等への伝搬を防止す
る効果が大きい防音用下地材及び上記防音用下地材を用
いた防音性能に優れた防音床材を提供するにある。 【構成】 初期圧縮時のばね定数が０．０２〜０．２０
ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ａと初期圧縮時のばね定数
が０．５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ｂが積層
されてなる防音用下地材及び木質板に上記防音用下地材
が、木質板、発泡層Ａ、発泡層Ｂの順に一体的に積層し
てなる防音床材。
る効果が大きい防音用下地材及び上記防音用下地材を用
いた防音性能に優れた防音床材を提供するにある。 【構成】 初期圧縮時のばね定数が０．０２〜０．２０
ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ａと初期圧縮時のばね定数
が０．５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ｂが積層
されてなる防音用下地材及び木質板に上記防音用下地材
が、木質板、発泡層Ａ、発泡層Ｂの順に一体的に積層し
てなる防音床材。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、防音用下地材及びこれ
を用いた防音床材に関する。
を用いた防音床材に関する。
【０００２】
【従来の技術】住宅等の木質床面の衝撃音を吸収し、そ
の伝搬を防止する遮音性木質系床材として、特開昭６３
−８９７７８号公報に、木質床板の裏面に、裏面にまで
貫通していない多数の孔を有する遮音用発泡体からなる
シートを貼合わせた遮音性木質系床材が開示されてい
る。しかし、上記遮音性木質系床材の防音性能は、せい
ぜいＬ−５５（ｄＢ）前後の性能である。
の伝搬を防止する遮音性木質系床材として、特開昭６３
−８９７７８号公報に、木質床板の裏面に、裏面にまで
貫通していない多数の孔を有する遮音用発泡体からなる
シートを貼合わせた遮音性木質系床材が開示されてい
る。しかし、上記遮音性木質系床材の防音性能は、せい
ぜいＬ−５５（ｄＢ）前後の性能である。
【０００３】集合住宅等においては、床衝撃音に関し、
ＪＩＳ Ａ １４１８に準拠して、１２５〜５００Ｈｚ
の低周波数域での軽量床衝撃音レベルを測定し、測定値
をＪＩＳ Ａ １４１９に定める遮音等級で表した場
合、Ｌ−５５（ｄＢ）以下にすることが一応の目処とさ
れている。しかし、床衝撃音に関し、特に集合住宅にお
いて、低周波数域、即ち低音域の音が階下の住人にとっ
て耳障りで居住性を著しく阻害していることが問題とな
り、この領域の音の遮断を含め、更なる改善が望まれて
いる現状にある。
ＪＩＳ Ａ １４１８に準拠して、１２５〜５００Ｈｚ
の低周波数域での軽量床衝撃音レベルを測定し、測定値
をＪＩＳ Ａ １４１９に定める遮音等級で表した場
合、Ｌ−５５（ｄＢ）以下にすることが一応の目処とさ
れている。しかし、床衝撃音に関し、特に集合住宅にお
いて、低周波数域、即ち低音域の音が階下の住人にとっ
て耳障りで居住性を著しく阻害していることが問題とな
り、この領域の音の遮断を含め、更なる改善が望まれて
いる現状にある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の事実
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、木質床材の衝撃音の階下等への伝搬を防止する効果
が大きい防音用下地材を提供するにある。又、本発明の
目的は、上記防音用下地材を用いた特に低音域における
防音性能に優れた防音床材を提供するにある。
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、木質床材の衝撃音の階下等への伝搬を防止する効果
が大きい防音用下地材を提供するにある。又、本発明の
目的は、上記防音用下地材を用いた特に低音域における
防音性能に優れた防音床材を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明
は、初期圧縮時のばね定数が０．０２〜０．２０ｋｇ／
ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ａと初期圧縮時のばね定数が０．
５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ｂが積層されて
なる防音用下地材をその要旨とするものである。
は、初期圧縮時のばね定数が０．０２〜０．２０ｋｇ／
ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ａと初期圧縮時のばね定数が０．
５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ｂが積層されて
なる防音用下地材をその要旨とするものである。
【０００６】請求項２記載の本発明は、木質板に請求項
１記載の防音用下地材が、木質板、発泡層Ａ、発泡層Ｂ
の順に一体的に積層してなる防音床材をその要旨とする
ものである。
１記載の防音用下地材が、木質板、発泡層Ａ、発泡層Ｂ
の順に一体的に積層してなる防音床材をその要旨とする
ものである。
【０００７】本発明において発泡層Ａは、ＪＩＳ Ｋ
６３８５（防振ゴムの試験方法）に従って測定した初期
圧縮時のばね定数が０．０２〜０．２０ｋｇ／ｃｍ・ｃ
ｍ2である。上記ばね定数が０．０２ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ
2 未満の場合、柔軟に過ぎ、床材の防音用下地材として
使用されたとき、表面から加えられた荷重に対する圧縮
強度が急激に減少し、このため表面からの軽度の荷重に
よっても収縮するようになるため好ましくない。上記ば
ね定数が０．２０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 を超えると、防音
性能、特に１２５Ｈｚ付近の低音域における防音性能が
低下する。
６３８５（防振ゴムの試験方法）に従って測定した初期
圧縮時のばね定数が０．０２〜０．２０ｋｇ／ｃｍ・ｃ
ｍ2である。上記ばね定数が０．０２ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ
2 未満の場合、柔軟に過ぎ、床材の防音用下地材として
使用されたとき、表面から加えられた荷重に対する圧縮
強度が急激に減少し、このため表面からの軽度の荷重に
よっても収縮するようになるため好ましくない。上記ば
ね定数が０．２０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 を超えると、防音
性能、特に１２５Ｈｚ付近の低音域における防音性能が
低下する。
【０００８】上記発泡層Ａとしては、例えば、ポリウレ
タン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
（ＥＶＡ）、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂、天然ゴム、
或いはエチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロ
プレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴムか
らなる連続気泡構造の発泡シートを挙げることができ
る。
タン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
（ＥＶＡ）、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂、天然ゴム、
或いはエチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロ
プレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴムか
らなる連続気泡構造の発泡シートを挙げることができ
る。
【０００９】上記発泡層Ａに連続気泡構造の発泡シート
を使用した場合、加えられた音波エネルギーがこの発泡
シートを構成する合成樹脂もしくはゴム自身によって吸
収されるだけでなく、変形によって発泡シートに出入り
する空気の粘性抵抗即ちダンピングによって効果的に吸
収されるものと推定される。
を使用した場合、加えられた音波エネルギーがこの発泡
シートを構成する合成樹脂もしくはゴム自身によって吸
収されるだけでなく、変形によって発泡シートに出入り
する空気の粘性抵抗即ちダンピングによって効果的に吸
収されるものと推定される。
【００１０】本発明において発泡層Ｂは、初期圧縮時の
ばね定数が０．５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 である。
上記ばね定数が０．５ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 未満の場合、
前記発泡層Ａと同様、柔軟に過ぎ床の耐荷重性を満たさ
ない。上記ばね定数が５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ 2 を超え
ると、防音性能、特に５００Ｈｚ付近の中音域における
防音性能が低下する。
ばね定数が０．５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 である。
上記ばね定数が０．５ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 未満の場合、
前記発泡層Ａと同様、柔軟に過ぎ床の耐荷重性を満たさ
ない。上記ばね定数が５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ 2 を超え
ると、防音性能、特に５００Ｈｚ付近の中音域における
防音性能が低下する。
【００１１】上記発泡層Ｂとしては、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂単体も
しくはこれらの混合物、ＥＶＡ、エチレン−エチルアク
リレート（ＥＥＡ）等のオレフィンとその他の共重合可
能な単量体との共重合体、これらの共重合体と前記ポリ
オレフィン系樹脂との混合物、天然ゴム、或いはエチレ
ン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴムからなる独立気
泡構造の発泡シートを挙げることができる。
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂単体も
しくはこれらの混合物、ＥＶＡ、エチレン−エチルアク
リレート（ＥＥＡ）等のオレフィンとその他の共重合可
能な単量体との共重合体、これらの共重合体と前記ポリ
オレフィン系樹脂との混合物、天然ゴム、或いはエチレ
ン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴムからなる独立気
泡構造の発泡シートを挙げることができる。
【００１２】上記発泡層Ｂは、両面ともに平滑な表面を
有するシートであってもよいが、片面に複数個の凸部を
有するシートであってもよい上記表面に複数個の凸部を
有するシートは、予め複数個の凸部を形成するように凹
部が形成された金型内で前記合成樹脂やゴムを発泡させ
て成形されてもよいが、発泡成形されたシートをプレス
成形や真空成形等の方法により成形されてもよい。上記
凸部の高さは、通常、１〜１０ｍｍ、好ましくは２〜６
ｍｍである。
有するシートであってもよいが、片面に複数個の凸部を
有するシートであってもよい上記表面に複数個の凸部を
有するシートは、予め複数個の凸部を形成するように凹
部が形成された金型内で前記合成樹脂やゴムを発泡させ
て成形されてもよいが、発泡成形されたシートをプレス
成形や真空成形等の方法により成形されてもよい。上記
凸部の高さは、通常、１〜１０ｍｍ、好ましくは２〜６
ｍｍである。
【００１３】上記発泡層Ｂに独立気泡構造の発泡シート
を使用した場合、個々のシェルを構成する壁面マトリッ
クスがこの層に繰り返し加わる圧縮応力に対する復元力
を与え、且つ、前記発泡層Ａの界面において床材から入
射される音波エネルギーを反射し、中音域の音波エネル
ギーを効果的に吸収するものと推定される。
を使用した場合、個々のシェルを構成する壁面マトリッ
クスがこの層に繰り返し加わる圧縮応力に対する復元力
を与え、且つ、前記発泡層Ａの界面において床材から入
射される音波エネルギーを反射し、中音域の音波エネル
ギーを効果的に吸収するものと推定される。
【００１４】上記発泡層Ａ及びＢのばね定数は、使用さ
れる合成樹脂やゴムの種類、発泡倍率、気泡の構造や上
記発泡層Ｂの場合、単位面積当たりの凸部の数によって
も適宜調節できる。
れる合成樹脂やゴムの種類、発泡倍率、気泡の構造や上
記発泡層Ｂの場合、単位面積当たりの凸部の数によって
も適宜調節できる。
【００１５】本発明の発泡層ＡとＢからなる防音用下地
材の厚さは、数ｍｍ〜数十ｍｍであり、木質床材の裏打
ちとして通常使用される厚さとすることが望ましい。
材の厚さは、数ｍｍ〜数十ｍｍであり、木質床材の裏打
ちとして通常使用される厚さとすることが望ましい。
【００１６】本発明の防音用下地材は床材の裏面に発泡
層Ａ面において貼着して使用されるものであるが、床材
としては如何なるものに使用されてもよいが、就中、木
質床材の防音用下地材として好適に使用される。
層Ａ面において貼着して使用されるものであるが、床材
としては如何なるものに使用されてもよいが、就中、木
質床材の防音用下地材として好適に使用される。
【００１７】本発明における木質材としては、通常の木
質単板の他、ベニヤ合板、寄木構造の木板、化粧合板、
合成木材等を使用することができる。又、複数の木材単
板や合板の間に、合成樹脂やゴムの発泡体からなるクッ
ション材や合成樹脂、ゴムもしくはアスファルト等から
なる制振材を挿入・複合したものも使用することができ
る。
質単板の他、ベニヤ合板、寄木構造の木板、化粧合板、
合成木材等を使用することができる。又、複数の木材単
板や合板の間に、合成樹脂やゴムの発泡体からなるクッ
ション材や合成樹脂、ゴムもしくはアスファルト等から
なる制振材を挿入・複合したものも使用することができ
る。
【００１８】本発明の防音床材は、上記木質材、発泡層
Ａ及び発泡層Ｂが、木質材／発泡層Ａ／発泡層Ｂの順で
一体的に積層されたものである。これらを一体的に積層
するには、通常、各種接着剤を用いる。木質材と発泡層
Ａとの接着は、感圧性接着剤、反応性接着剤、溶剤型又
はエマルジョン型接着剤、ホットメルト型接着剤等を使
用して行うことが望ましい。
Ａ及び発泡層Ｂが、木質材／発泡層Ａ／発泡層Ｂの順で
一体的に積層されたものである。これらを一体的に積層
するには、通常、各種接着剤を用いる。木質材と発泡層
Ａとの接着は、感圧性接着剤、反応性接着剤、溶剤型又
はエマルジョン型接着剤、ホットメルト型接着剤等を使
用して行うことが望ましい。
【００１９】発泡層Ａと発泡層Ｂとの接着は、上記各種
接着剤を使用して行う他、予め発泡層Ａもしくは発泡層
Ｂの接着面にプライマー処理を施しておき、熱融着によ
って行われてもよい。
接着剤を使用して行う他、予め発泡層Ａもしくは発泡層
Ｂの接着面にプライマー処理を施しておき、熱融着によ
って行われてもよい。
【００２０】
【作用】本発明の防音用下地材は、初期圧縮時のばね定
数が０．０２〜０．２ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ａと
初期圧縮時のばね定数が０．５〜５ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2
の発泡層Ｂが積層されているので、床板に発生した音波
ないしは床板に伝達された音波の内、特に、主として発
泡層Ａにおいて低音域の音波が吸収低減され、主として
発泡層Ｂにおいて中音域の音波が吸収低減され極めて高
い遮音特性を示す。又、上記防音用下地材を用いた本発
明の木質防音床板は、全体として１２５〜５００Ｈｚの
周波数域において、遮音等級がＬ−４５（ｄＢ）〜Ｌ−
５０（ｄＢ）である大きな防音効果を発揮できる。
数が０．０２〜０．２ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ａと
初期圧縮時のばね定数が０．５〜５ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2
の発泡層Ｂが積層されているので、床板に発生した音波
ないしは床板に伝達された音波の内、特に、主として発
泡層Ａにおいて低音域の音波が吸収低減され、主として
発泡層Ｂにおいて中音域の音波が吸収低減され極めて高
い遮音特性を示す。又、上記防音用下地材を用いた本発
明の木質防音床板は、全体として１２５〜５００Ｈｚの
周波数域において、遮音等級がＬ−４５（ｄＢ）〜Ｌ−
５０（ｄＢ）である大きな防音効果を発揮できる。
【００２１】上記発泡層Ａと発泡層Ｂとを併用すること
により、広い範囲の周波数域において、前記する如き優
れた防音効果が発現する理由は必ずしも明確に解明され
た訳ではないが、連続気泡からなる発泡層Ａの緩衝性と
独立気泡からなる発泡層Ｂの粘弾性の組み合わせによる
相乗効果が大いに寄与しているものと推定される。
により、広い範囲の周波数域において、前記する如き優
れた防音効果が発現する理由は必ずしも明確に解明され
た訳ではないが、連続気泡からなる発泡層Ａの緩衝性と
独立気泡からなる発泡層Ｂの粘弾性の組み合わせによる
相乗効果が大いに寄与しているものと推定される。
【００２２】〔実施例〕以下、本発明の実施例を説明す
る。猶、実施例において、遮音性の試験は以下に示した
方法で測定、評価した。
る。猶、実施例において、遮音性の試験は以下に示した
方法で測定、評価した。
【００２３】（遮音性）ＪＩＳ Ａ １４１８（建築物
の現場における床衝撃音レベルの測定方法）に準拠し
て、１２５〜５００Ｈｚの低周波数域での軽量床衝撃音
レベルを測定し、測定値をＪＩＳ Ａ １４１９（建築
物のしゃ音等級）に定める遮音等級で表した。
の現場における床衝撃音レベルの測定方法）に準拠し
て、１２５〜５００Ｈｚの低周波数域での軽量床衝撃音
レベルを測定し、測定値をＪＩＳ Ａ １４１９（建築
物のしゃ音等級）に定める遮音等級で表した。
【００２４】（実施例１〜６）、（比較例１〜２） 表１に示すばね定数を有する厚さ２ｍｍのポリウレタン
発泡シート（発泡層Ａ）と厚さ２．５ｍｍのポリエチレ
ン発泡シート（発泡層Ｂ）をゴムエマルジョン型接着剤
を使用して接着して防音用下地材を作製し、これを厚さ
９ｍｍの合板の裏面にポリウレタン発泡シートの面にお
いて酢酸ビニル／ウレタン系エマルジョン型接着剤を使
用して接着して木質防音床板を作製した。
発泡シート（発泡層Ａ）と厚さ２．５ｍｍのポリエチレ
ン発泡シート（発泡層Ｂ）をゴムエマルジョン型接着剤
を使用して接着して防音用下地材を作製し、これを厚さ
９ｍｍの合板の裏面にポリウレタン発泡シートの面にお
いて酢酸ビニル／ウレタン系エマルジョン型接着剤を使
用して接着して木質防音床板を作製した。
【００２５】（比較例３）表１に示する防音用下地材に
替えて１５倍発泡の厚さ３ｍｍの発泡ポリエチレンシー
トに８ｍｍφの孔を穿孔（開孔率３０％）し、これに１
５倍発泡の厚さ２ｍｍの発泡ポリエチレンシートをゴム
エマルジョン型接着剤を使用して接着して防音用下地材
を作製し、厚さ２ｍｍの発泡ポリエチレンシートの面で
実施例１で使用した合板の裏面に酢酸ビニル／ウレタン
系エマルジョン型接着剤を使用して接着して木質防音床
板を作製した。
替えて１５倍発泡の厚さ３ｍｍの発泡ポリエチレンシー
トに８ｍｍφの孔を穿孔（開孔率３０％）し、これに１
５倍発泡の厚さ２ｍｍの発泡ポリエチレンシートをゴム
エマルジョン型接着剤を使用して接着して防音用下地材
を作製し、厚さ２ｍｍの発泡ポリエチレンシートの面で
実施例１で使用した合板の裏面に酢酸ビニル／ウレタン
系エマルジョン型接着剤を使用して接着して木質防音床
板を作製した。
【００２６】
【表１】
【００２７】
【発明の効果】本発明の防音用下地材は、叙上の如く構
成されているので、床板に発生したないしは床板に伝達
された音波の内、特に、主として発泡層Ａにおいて低音
域の音波が吸収低減され、主として発泡層Ｂにおいて中
音域の音波が吸収低減され極めて高い遮音特性を示す。
又、上記防音用下地材を用いた本発明の防音床板は、全
体として１２５〜５００Ｈｚの周波数域において、遮音
等級がＬ−４５（ｄＢ）〜Ｌ−５０（ｄＢ）である大き
な防音効果を発揮できる。
成されているので、床板に発生したないしは床板に伝達
された音波の内、特に、主として発泡層Ａにおいて低音
域の音波が吸収低減され、主として発泡層Ｂにおいて中
音域の音波が吸収低減され極めて高い遮音特性を示す。
又、上記防音用下地材を用いた本発明の防音床板は、全
体として１２５〜５００Ｈｚの周波数域において、遮音
等級がＬ−４５（ｄＢ）〜Ｌ−５０（ｄＢ）である大き
な防音効果を発揮できる。
Claims (2)
- 【請求項１】 初期圧縮時のばね定数が０．０２〜０．
２０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ 2 の発泡層Ａと初期圧縮時のばね
定数が０．５〜５．０ｋｇ／ｃｍ・ｃｍ2 の発泡層Ｂが
積層されてなる防音用下地材。 - 【請求項２】 木質板に請求項１記載の防音用下地材
が、木質板、発泡層Ａ、発泡層Ｂの順に一体的に積層し
てなる防音床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30480294A JPH08158612A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 防音用下地材及びこれを用いた防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30480294A JPH08158612A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 防音用下地材及びこれを用いた防音床材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08158612A true JPH08158612A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17937424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30480294A Pending JPH08158612A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 防音用下地材及びこれを用いた防音床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08158612A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999014042A1 (fr) * | 1997-09-18 | 1999-03-25 | Kabushiki Kaisha Yamakichi | Procede de fabrication de contreplaque isolant acoustique |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP30480294A patent/JPH08158612A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999014042A1 (fr) * | 1997-09-18 | 1999-03-25 | Kabushiki Kaisha Yamakichi | Procede de fabrication de contreplaque isolant acoustique |
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