JPH08157121A - ストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置 - Google Patents
ストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置Info
- Publication number
- JPH08157121A JPH08157121A JP30119494A JP30119494A JPH08157121A JP H08157121 A JPH08157121 A JP H08157121A JP 30119494 A JP30119494 A JP 30119494A JP 30119494 A JP30119494 A JP 30119494A JP H08157121 A JPH08157121 A JP H08157121A
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- JP
- Japan
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- roll
- looper
- moving carriage
- strip
- rolls
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成がシンプルで設備費が安価であり、かつ
設置スペースをとらないストリップ連続処理ラインの垂
直ルーパー装置を提供する。 【構成】 ストリップの連続処理設備の入側にストラク
チャーを設け、ストラクチャーの中には昇降自在な移動
キャリッジを設け、移動キャリッジの上部には複数の入
側ルーパー用ロールを、移動キャリッジの下部には出側
ルーパー用ロールをそれぞれ備え、移動キャリッジの上
下のロール群と、ストラクチャー上部及び下部に設けら
れている複数の固定ロールとの間にそれぞれ入側ループ
及び出側ループを形成するようになした垂直ルーパー装
置。
設置スペースをとらないストリップ連続処理ラインの垂
直ルーパー装置を提供する。 【構成】 ストリップの連続処理設備の入側にストラク
チャーを設け、ストラクチャーの中には昇降自在な移動
キャリッジを設け、移動キャリッジの上部には複数の入
側ルーパー用ロールを、移動キャリッジの下部には出側
ルーパー用ロールをそれぞれ備え、移動キャリッジの上
下のロール群と、ストラクチャー上部及び下部に設けら
れている複数の固定ロールとの間にそれぞれ入側ループ
及び出側ループを形成するようになした垂直ルーパー装
置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は入側ルーパー装置と出側
ルーパー装置を有するストリップ連続処理ラインの垂直
ルーパー装置に関する。
ルーパー装置を有するストリップ連続処理ラインの垂直
ルーパー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続焼鈍，メッキ設備，酸洗設備等のス
トリップ連続処理ラインに於いて、入側セクションでは
先行コイルと後行コイルの溶接作業があり、ストリップ
を一時的に減速，停止を行う。また出側セクションに於
いても巻取コイルの切替時、一時的にストリップの減速
を行う。その為にライン内に各々入側垂直ルーパー装置
と出側垂直ルーパー装置とを設け、中央セクションが連
続時に運転できるようになっている。
トリップ連続処理ラインに於いて、入側セクションでは
先行コイルと後行コイルの溶接作業があり、ストリップ
を一時的に減速，停止を行う。また出側セクションに於
いても巻取コイルの切替時、一時的にストリップの減速
を行う。その為にライン内に各々入側垂直ルーパー装置
と出側垂直ルーパー装置とを設け、中央セクションが連
続時に運転できるようになっている。
【０００３】図３は、従来のストリップ連続処理ライン
の垂直ルーパー装置の正面図であるが、入側垂直ルーパ
ー装置と出側垂直ルーパー装置とは各々独立して、スト
リップ２を貯蔵できるようにしていた。その為、各々の
ルーパー装置には、移動キャリッジ５を移動ガイドする
為のストラクチャー１９及びその移動キャリッジ５を移
動させる為のワイヤー２０と減速機２２，ドラム駆動用
ＤＣモーター２３等のワイヤードラム回転装置２１が設
けられていた。
の垂直ルーパー装置の正面図であるが、入側垂直ルーパ
ー装置と出側垂直ルーパー装置とは各々独立して、スト
リップ２を貯蔵できるようにしていた。その為、各々の
ルーパー装置には、移動キャリッジ５を移動ガイドする
為のストラクチャー１９及びその移動キャリッジ５を移
動させる為のワイヤー２０と減速機２２，ドラム駆動用
ＤＣモーター２３等のワイヤードラム回転装置２１が設
けられていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、移動キャリッジ５が入側セクション
と出側セクションに各々必要であり、その移動キャリッ
ジ５を移動させる為の２組のワイヤー２０による移動装
置及びその移動キャリッジ５をガイドする為のストラク
チャー１９が必要であった。さらに、設置スペースの観
点からも、入、出側垂直ルーパーの設置スペースはルー
パーの貯蔵量によりライン方向に十数メートル、高さ方
向に二十数メートルも必要であり、ライン全体に対しか
なりの比率を占めているという問題点があった。また設
備費も高くなるという問題点もあった。
来技術においては、移動キャリッジ５が入側セクション
と出側セクションに各々必要であり、その移動キャリッ
ジ５を移動させる為の２組のワイヤー２０による移動装
置及びその移動キャリッジ５をガイドする為のストラク
チャー１９が必要であった。さらに、設置スペースの観
点からも、入、出側垂直ルーパーの設置スペースはルー
パーの貯蔵量によりライン方向に十数メートル、高さ方
向に二十数メートルも必要であり、ライン全体に対しか
なりの比率を占めているという問題点があった。また設
備費も高くなるという問題点もあった。
【０００５】本発明はこのような従来技術の不都合を解
消すべく産出されたものであり、その主な目的は、装置
構成がシンプルで設備費が安価であり、かつ設置スペー
スをとらないストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー
装置を提供することにある。
消すべく産出されたものであり、その主な目的は、装置
構成がシンプルで設備費が安価であり、かつ設置スペー
スをとらないストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー
装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、スト
リップの連続処理設備の入側と出側で一時的にストリッ
プを貯蔵する垂直ルーパー装置において、ストリップの
連続処理設備の入側にストラクチャーを設け、該ストラ
クチャーの中には昇降自在な移動キャリッジを設け、該
移動キャリッジの上部には複数の入側ルーパー用ロール
を、該移動キャリッジの下部には複数の出側ルーパー用
ロールをそれぞれ備え、該移動キャリッジの上下のロー
ル群と、ストラクチャー上部及び下部に設けられている
複数の固定ロールとの間にそれぞれ入側ループ及び出側
ループを形成するようになしたことを特徴とする。
リップの連続処理設備の入側と出側で一時的にストリッ
プを貯蔵する垂直ルーパー装置において、ストリップの
連続処理設備の入側にストラクチャーを設け、該ストラ
クチャーの中には昇降自在な移動キャリッジを設け、該
移動キャリッジの上部には複数の入側ルーパー用ロール
を、該移動キャリッジの下部には複数の出側ルーパー用
ロールをそれぞれ備え、該移動キャリッジの上下のロー
ル群と、ストラクチャー上部及び下部に設けられている
複数の固定ロールとの間にそれぞれ入側ループ及び出側
ループを形成するようになしたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】連続処理設備の入側に設けられたストラクチャ
ーの中の移動キャリッジの上下のロール群と、ストラク
チャー上部及び下部に設けられている複数の固定ロール
との間にそれぞれ入側ループ及び出側ループを形成する
ようになし、１つのストラクチャーの中に入側ルーパー
と出側ルーパーを設置するので、入側と出側でストラク
チャーと、移動キャリッジを共用が出来る。そして、入
側と出側のストリップの張力及び速度を制御することに
より共用化された移動キャリッジは移動可能となる。そ
のため、移動キャリッジを移動させる為の２組のワイヤ
ーによる移動装置が不要となる。かつ、従来のように連
続処理設備の入側と出側にそれぞれストラクチャーも設
けなくてすむため、設置スペースはライン方向に十数メ
ートル、高さ方向に二十数メートルも削減でき、シンプ
ルでかつ設備費も安価にすることができる。
ーの中の移動キャリッジの上下のロール群と、ストラク
チャー上部及び下部に設けられている複数の固定ロール
との間にそれぞれ入側ループ及び出側ループを形成する
ようになし、１つのストラクチャーの中に入側ルーパー
と出側ルーパーを設置するので、入側と出側でストラク
チャーと、移動キャリッジを共用が出来る。そして、入
側と出側のストリップの張力及び速度を制御することに
より共用化された移動キャリッジは移動可能となる。そ
のため、移動キャリッジを移動させる為の２組のワイヤ
ーによる移動装置が不要となる。かつ、従来のように連
続処理設備の入側と出側にそれぞれストラクチャーも設
けなくてすむため、設置スペースはライン方向に十数メ
ートル、高さ方向に二十数メートルも削減でき、シンプ
ルでかつ設備費も安価にすることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図１は
本発明のストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置
の正面図である。すなわち、炉セクション８の入側には
ストラクチャー１９が設置され、ストラクチャー１９の
中にはその中を昇降自在な移動キャリッジ５が設けられ
ている。移動キャリッジ５の上部には複数の入側ルーパ
ー用ロール６−１，６−２，６−３が設置され、移動キ
ャリッジの下部には複数の出側ルーパー用ロール２４−
１，２４−２，２４−３が設置されており、移動キャリ
ッジ５の昇降に伴い、これらのロール群も昇降するよう
になっている。
本発明のストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置
の正面図である。すなわち、炉セクション８の入側には
ストラクチャー１９が設置され、ストラクチャー１９の
中にはその中を昇降自在な移動キャリッジ５が設けられ
ている。移動キャリッジ５の上部には複数の入側ルーパ
ー用ロール６−１，６−２，６−３が設置され、移動キ
ャリッジの下部には複数の出側ルーパー用ロール２４−
１，２４−２，２４−３が設置されており、移動キャリ
ッジ５の昇降に伴い、これらのロール群も昇降するよう
になっている。
【０００９】また、ストラクチャー１９の上部には複数
の上部固定ロール４−１，４−２，４−３，４−４，４
−５，４−６が設置され、ストラクチャー１９の下部に
は複数の下部固定ロール１３−１，１３−２，１３−
３，１３−４が設置されている。このような装置によ
り、前記入側ルーパー用ロール６（６−１，６−２，６
−３）と上部固定ロール４（４−１，４−２，４−３，
４−４）との間にループを形成し、炉セクションに入る
前のストリップを一時的に貯蔵している。さらに、前記
出側ルーパー用ロール２４（２４−１，２４−２，２４
−３）と下部固定ロール１３（１３−１，１３−２，１
３−３，１３−４）との間にループを形成し、炉セクシ
ョンから出た後のストリップを一時的に貯蔵している。
の上部固定ロール４−１，４−２，４−３，４−４，４
−５，４−６が設置され、ストラクチャー１９の下部に
は複数の下部固定ロール１３−１，１３−２，１３−
３，１３−４が設置されている。このような装置によ
り、前記入側ルーパー用ロール６（６−１，６−２，６
−３）と上部固定ロール４（４−１，４−２，４−３，
４−４）との間にループを形成し、炉セクションに入る
前のストリップを一時的に貯蔵している。さらに、前記
出側ルーパー用ロール２４（２４−１，２４−２，２４
−３）と下部固定ロール１３（１３−１，１３−２，１
３−３，１３−４）との間にループを形成し、炉セクシ
ョンから出た後のストリップを一時的に貯蔵している。
【００１０】次に、ストリップの移送について説明す
る。通常運転時の移送されるストリップ２は矢印→方向
に進入し、No．１，２ペイオフリール１，No．１ブライ
ドルロール３、上部固定No．１ロール４−１，上部固定
No．２ロール４−２を介して入側ルーパー用No．１ロー
ル６−１，上部固定No．３ロール４−３，入側ルーパー
用No．２ロール６−２，上部固定No．４ロール４−４，
入側ルーパー用No．３ロール６−３，上部固定No．５ロ
ール４−５，上部固定No．６ロール４−６，及びNo．２
ブライドルロール７を通り中央の炉セクション８へと供
給される。
る。通常運転時の移送されるストリップ２は矢印→方向
に進入し、No．１，２ペイオフリール１，No．１ブライ
ドルロール３、上部固定No．１ロール４−１，上部固定
No．２ロール４−２を介して入側ルーパー用No．１ロー
ル６−１，上部固定No．３ロール４−３，入側ルーパー
用No．２ロール６−２，上部固定No．４ロール４−４，
入側ルーパー用No．３ロール６−３，上部固定No．５ロ
ール４−５，上部固定No．６ロール４−６，及びNo．２
ブライドルロール７を通り中央の炉セクション８へと供
給される。
【００１１】又、中央セクション８より放出されたスト
リップ１は炉出側テンションメーターロール９、No．３
ブライドルロール１０，No．３ブライドル出側No．１，
No．２デフレクターロール１１，１２を介して下部固定
No．１ロール１３−１，出側ルーパー用No．４ロール２
４−１，下部固定No．２ロール１３−２，出側ルーパー
用No．５ロール２４−２，下部固定No．３ロール１３−
３，出側ルーパー用No．６ロール２４−３，下部固定N
o．４ロール１３−４，No．４ブライドルロール１４，N
o．４ブライドル出側デフレクターロール１５を通りN
o．１，２テンションリール１６で巻取りを行ってい
る。
リップ１は炉出側テンションメーターロール９、No．３
ブライドルロール１０，No．３ブライドル出側No．１，
No．２デフレクターロール１１，１２を介して下部固定
No．１ロール１３−１，出側ルーパー用No．４ロール２
４−１，下部固定No．２ロール１３−２，出側ルーパー
用No．５ロール２４−２，下部固定No．３ロール１３−
３，出側ルーパー用No．６ロール２４−３，下部固定N
o．４ロール１３−４，No．４ブライドルロール１４，N
o．４ブライドル出側デフレクターロール１５を通りN
o．１，２テンションリール１６で巻取りを行ってい
る。
【００１２】次に、操業運転の基本的な考え方について
以下説明する。先ず、通常運転時は、入側セクション，
中央炉セクション，出側セクションともストリップの速
度は同じで、垂直ルーパー装置の移動キャリッジ５は図
１に示すように、ストラクチャー１９の下部あたりのホ
ームポジションの位置で停止している。
以下説明する。先ず、通常運転時は、入側セクション，
中央炉セクション，出側セクションともストリップの速
度は同じで、垂直ルーパー装置の移動キャリッジ５は図
１に示すように、ストラクチャー１９の下部あたりのホ
ームポジションの位置で停止している。
【００１３】次に、入側セクションのコイルを溶接する
場合は、入側のストリップ２は停止する。それと同時に
出側のテンションリール１６のストリップ巻取を中断
し、出側のストリップ２もほぼ停止する。その間、入側
のストリップ２の張力を出側のストリップ２張力より高
め移動キャリッジ５を上方へ移動し、入側のストリップ
を中央セクション８へ放出すると共に中央セクション８
から放出されたストリップ２は出側ルーパー用ロール２
４−１〜２４−３と下部固定ロール１３−１〜１３−４
間で貯蔵される。その為中央セクション８では通常のラ
イン速度でストリップ２は通板される。
場合は、入側のストリップ２は停止する。それと同時に
出側のテンションリール１６のストリップ巻取を中断
し、出側のストリップ２もほぼ停止する。その間、入側
のストリップ２の張力を出側のストリップ２張力より高
め移動キャリッジ５を上方へ移動し、入側のストリップ
を中央セクション８へ放出すると共に中央セクション８
から放出されたストリップ２は出側ルーパー用ロール２
４−１〜２４−３と下部固定ロール１３−１〜１３−４
間で貯蔵される。その為中央セクション８では通常のラ
イン速度でストリップ２は通板される。
【００１４】次に出側セクションのコイル切替えを行う
時も、移動キャリッジ５は、図１に示すように、ストラ
クチャー１９の下部あたりのホームポジションの位置で
停止させており出側セクションをリール切替スピード迄
減速させる。その時入側セクションも出側セクションと
ほぼ同じスピードになり、入側のストリップの張力を出
側のストリップ張力より高め、移動キャリッジ５を上方
へ移動し出側のストリップを貯蔵する。尚、入側セクシ
ョンコイル溶接と、出側セクションのコイル切替は常に
移動キャリッジ５がホームポジションの位置に待機して
いることを条件として、ライン運転を行う。又、板厚と
コイル径により、コイル溶接やコイル切替タイミングは
あらかじめ設定することができる。
時も、移動キャリッジ５は、図１に示すように、ストラ
クチャー１９の下部あたりのホームポジションの位置で
停止させており出側セクションをリール切替スピード迄
減速させる。その時入側セクションも出側セクションと
ほぼ同じスピードになり、入側のストリップの張力を出
側のストリップ張力より高め、移動キャリッジ５を上方
へ移動し出側のストリップを貯蔵する。尚、入側セクシ
ョンコイル溶接と、出側セクションのコイル切替は常に
移動キャリッジ５がホームポジションの位置に待機して
いることを条件として、ライン運転を行う。又、板厚と
コイル径により、コイル溶接やコイル切替タイミングは
あらかじめ設定することができる。
【００１５】ストリップの張力調整は、入側ではNo．１
およびNo．２ブライドルロール３，７，で行い、出側で
はNo．３，およびNo．４ブライドルロール１０，１４，
で行う。張力調整のための張力検出は上部固定No．４ロ
ール４−４、及び下部固定No．２ロール１３−２に設け
た図示しないテンションメーターで行う。垂直ルーパー
容量の決定に関しては共用ルーパーのため、入側か出側
セクションのどちらかルーパー容量の大きい方で決定さ
れる。
およびNo．２ブライドルロール３，７，で行い、出側で
はNo．３，およびNo．４ブライドルロール１０，１４，
で行う。張力調整のための張力検出は上部固定No．４ロ
ール４−４、及び下部固定No．２ロール１３−２に設け
た図示しないテンションメーターで行う。垂直ルーパー
容量の決定に関しては共用ルーパーのため、入側か出側
セクションのどちらかルーパー容量の大きい方で決定さ
れる。
【００１６】移動キャリッジ５は基本的には入，出側の
ストリップ張力の差により移動するようになっている
が、ストリップの張力変動等で安定しない操業条件の場
合は、移動キャリッジ５の移動をより確実にする為に移
動キャリッジ５に補助駆動装置１７を設ける場合もあ
る。その補助駆動機構の一例を図２に示す。これは補助
駆動モーター１８により移動キャリッジ５の両側面に設
置されたスプロケット２１を回転駆動する。そして、ス
トラクチャー１９の内側の両側壁に付設したチェーン２
０に内接しながらストラクチャー１９内を昇降させるも
のである。その際、スプロケット２１とチェーン２０の
かわりに、ピニオンとラックを使用してもかまわない。
尚、本発明は前記実施例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
ストリップ張力の差により移動するようになっている
が、ストリップの張力変動等で安定しない操業条件の場
合は、移動キャリッジ５の移動をより確実にする為に移
動キャリッジ５に補助駆動装置１７を設ける場合もあ
る。その補助駆動機構の一例を図２に示す。これは補助
駆動モーター１８により移動キャリッジ５の両側面に設
置されたスプロケット２１を回転駆動する。そして、ス
トラクチャー１９の内側の両側壁に付設したチェーン２
０に内接しながらストラクチャー１９内を昇降させるも
のである。その際、スプロケット２１とチェーン２０の
かわりに、ピニオンとラックを使用してもかまわない。
尚、本発明は前記実施例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果がある。
炉セクションの入側のストラクチャーに入側ルーパーと
出側ルーパーを設置したので、従来入側と出側でそれぞ
れ必要であった、ストラクチャー及び移動キャリッジは
１つでよい。従って、大幅な設備の重量削減が可能とな
る。また、設備がコンパクトとなり、設置スペースの削
減にもなる。さらに、設備費の面でも従来に比べ安価に
なる。また、キャリッジの移動はストリップの張力調整
によって行うため、従来のように、ワイヤーと、ワイヤ
ードラム回転装置等の移動装置が不要となる。
炉セクションの入側のストラクチャーに入側ルーパーと
出側ルーパーを設置したので、従来入側と出側でそれぞ
れ必要であった、ストラクチャー及び移動キャリッジは
１つでよい。従って、大幅な設備の重量削減が可能とな
る。また、設備がコンパクトとなり、設置スペースの削
減にもなる。さらに、設備費の面でも従来に比べ安価に
なる。また、キャリッジの移動はストリップの張力調整
によって行うため、従来のように、ワイヤーと、ワイヤ
ードラム回転装置等の移動装置が不要となる。
【図１】本発明のストリップ連続処理ラインの垂直ルー
パー装置の正面図。
パー装置の正面図。
【図２】本発明の移動キャリッジの詳細図。
【図３】従来のストリップ連続処理ラインの垂直ルーパ
ー装置の正面図。
ー装置の正面図。
【符号の説明】 １ No．１，２ペイオフリール ２ ストリップ ３ No．１ブライドルロール ４−１ 上部固定No．１ロール ４−２ 上部固定No．２ロール ４−３ 上部固定No．３ロール ４−４ 上部固定No．４ロール ４−５ 上部固定No．５ロール ４−６ 上部固定No．６ロール ５ 移動キャリッジ ６−１ 入側ルーパー用No．１ロール ６−２ 入側ルーパー用No．２ロール ６−３ 入側ルーパー用No．３ロール ２４−１ 出側ルーパー用No．４ロール ２４−２ 出側ルーパー用No．５ロール ２４−３ 出側ルーパー用No．６ロール ７ No．２ブライドルロール ８ 炉セクション ９ 炉出側テンションメーターロール １０ No．３ブライドルロール １１ No．３ブライドル出側No．１デフレクターロ
ール １２ No．３ブライドル出側No．２デフレクターロ
ール １３−１ 下部固定No．１ロール １３−２ 下部固定No．２ロール １３−３ 下部固定No．３ロール １３−４ 下部固定No．４ロール １４ No．４ブライドルロール １５ No．４ブライドル出側デフレクターロール １６ No．１，２テンションリール １７ 移動キャリッジ内補助駆動装置 １８ 駆動モーター １９ ストラクチャー ２０ ワイヤー ２１ ワイヤードラム回転装置 ２２ 減速機 ２３ ドラム駆動用ＤＣモーター
ール １２ No．３ブライドル出側No．２デフレクターロ
ール １３−１ 下部固定No．１ロール １３−２ 下部固定No．２ロール １３−３ 下部固定No．３ロール １３−４ 下部固定No．４ロール １４ No．４ブライドルロール １５ No．４ブライドル出側デフレクターロール １６ No．１，２テンションリール １７ 移動キャリッジ内補助駆動装置 １８ 駆動モーター １９ ストラクチャー ２０ ワイヤー ２１ ワイヤードラム回転装置 ２２ 減速機 ２３ ドラム駆動用ＤＣモーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 直俊 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 日 鐵プラント設計株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 ストリップの連続処理設備の入側と出側
で一時的にストリップを貯蔵する垂直ルーパー装置にお
いて、ストリップの連続処理設備の入側にストラクチャ
ーを設け、該ストラクチャーの中には昇降自在な移動キ
ャリッジを設け、該移動キャリッジの上部には複数の入
側ルーパー用ロールを、該移動キャリッジの下部には複
数の出側ルーパー用ロールをそれぞれ備え、該移動キャ
リッジの上下のロール群と、ストラクチャー上部及び下
部に設けられている複数の固定ロールとの間にそれぞれ
入側ループ及び出側ループを形成するようになしたこと
を特徴とする垂直ルーパー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30119494A JPH08157121A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | ストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30119494A JPH08157121A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | ストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08157121A true JPH08157121A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17893915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30119494A Withdrawn JPH08157121A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | ストリップ連続処理ラインの垂直ルーパー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08157121A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020053230A1 (de) | 2018-09-10 | 2020-03-19 | voestalpine Automotive Components Dettingen GmbH & Co. KG | Verfahren und vorrichtung zum verbinden von blechteilen zu blechpaketen |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP30119494A patent/JPH08157121A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020053230A1 (de) | 2018-09-10 | 2020-03-19 | voestalpine Automotive Components Dettingen GmbH & Co. KG | Verfahren und vorrichtung zum verbinden von blechteilen zu blechpaketen |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |