JPH0815679A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0815679A
JPH0815679A JP14952394A JP14952394A JPH0815679A JP H0815679 A JPH0815679 A JP H0815679A JP 14952394 A JP14952394 A JP 14952394A JP 14952394 A JP14952394 A JP 14952394A JP H0815679 A JPH0815679 A JP H0815679A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
glass plate
display device
protective glass
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JP14952394A
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Yoshikuni Nagashima
吉邦 長島
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】保護ガラス板と液晶パネルとの境界での光反射
を無くし、表示品質を向上させる。 【構成】液晶パネル62と、この液晶パネル62の表示
面側に配置された保護ガラス板67Bと、上記液晶パネ
ル62の裏面側に配置されたタブレットボード66とを
備え、上記保護ガラス板67Bの表面をなぞるスタイラ
ス83の軌跡を上記タブレットボード66が検知し、こ
の検知に基づいて上記液晶表示基板の表示面に上記スタ
イラスの軌跡を表示する構成とした液晶表示装置におい
て、保護ガラス板67Bと液晶パネル62とを粘着層を
介して一体化してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に、その表示面をスタイラスによってなぞることによ
り当該スタイラスの軌跡を表示させる,通称ペン入力型
と称される液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液晶表示装置の基本的構成は、
液晶パネルと、この液晶パネルの裏面側に配置されたタ
ブレットボードとを有して成り、上記液晶パネルの表示
面側をスタイラスでなぞることにより当該スタイラスの
軌跡を上記タブレットボードが検知し、この検知に基づ
いて当該液晶パネルの表示面に上記スタイラスの軌跡を
表示するようにしたものである。
【0003】そして、上記液晶パネルは、例えば2枚の
ガラス基板を液晶を介して対向配置させた構造となって
いるために、該液晶パネルの表面を前記スタイラスによ
って直接なぞると、その加圧力によるガラス基板のたわ
みに起因する液晶むらがそのまま表示面に現れる。
【0004】このため、液晶パネルの表示面側に一定の
間隙をもたせて、前記スタイラスをなぞるための別のガ
ラス基板が配置されているのが通常となっている。
【0005】図5は従来のペン入力型の液晶表示装置の
構成を模式的に示した断面図であって、11は上電極基
板、12は下電極基板、15は上偏光板、16は下偏光
板、40は位相差板、50は液晶層、52はシール材、
60は液晶セル、62は液晶パネル、63は導光体、6
6はタブレットボード、67Aはアンチグレア(ノング
レア)処理層(AGフィルム)、67Bは保護ガラス
板、67Cは無反射(アンチレフレクション:ARフィ
ルム)処理層、83はスタイラスである。
【0006】図示したように、この液晶表示装置は、ア
ンチグレア(AG)処理層67Aの上からスタイラス8
3で文字あるいは線画、その他の情報を入力すること
で、その入力情報をタブレットボード66が検出して液
晶パネル62に表示できるように構成されている。
【0007】ペン入力部である保護ガラス板67Bは、
その厚さが1.1mm〜0.7mmのソーダガラスで、
その上面には濁度が6〜14%のAG処理層(AGフィ
ルム)67Aが、また下面には無反射(アンチレフレク
ション)処理膜(ARフィルム)67Cが形成されてお
り、この保護ガラス板67Bと液晶パネル62の間は
0.5〜1.0mm程度の間隔があり、両者は分離され
ている。
【0008】この分離構造では、液晶パネルの上偏光板
15としてグレアタイプの楕円偏光板が用いられる。
【0009】AG処理層は上記のAGフィルムに代え
て、ガラス表面をエッチング処理したものとすることも
できる。
【0010】液晶セル60に形成された画像は、バック
ライトを構成する導光体63からの照明により、可視像
として利用できるようになっている。
【0011】なお、導光体63の上に半透明膜を間挿
し、バックライトの照明なしで外光の反射を利用して可
視像とすることもできる。
【0012】なお、この種の液晶表示装置に関する従来
技術を開示したものとしては、例えば特開平−3412
82号公報を挙げることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶表示装
置において、保護ガラス板67Bと液晶パネル62とが
分離された構造では、その間隙での光反射のため、AR
フィルム(AR処理層)67Cの効果が減殺されて表示
品質が劣化するという問題があった。
【0014】この分離構造において、液晶パネル62側
の上偏光板にもAR処理層を追加することで反射を低減
し、見易さを改善することはできるが、組立て工程が複
雑になるという問題がある。
【0015】本発明は以上のような事情に基づいてなさ
れたもので、その目的は保護ガラス板67Bと液晶パネ
ル62との境界での光反射を無くし、表示品質を向上さ
せた液晶表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の第1の発明は、液晶パネルと、こ
の液晶パネルの表示面側に配置された保護ガラス板と、
上記液晶パネルの裏面側に配置されたタブレットボード
とを備え、上記保護ガラス板の表面をなぞるスタイラス
の軌跡を上記タブレットボードが検知し、この検知に基
づいて上記液晶表示基板の表示面に上記スタイラスの軌
跡を表示する構成とした液晶表示装置において、前記保
護ガラス板と前記液晶パネルとが粘着層を介して一体化
してなることを特徴とする。
【0017】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記保護ガラス板の表面にノングレア処理を施してなるこ
とを特徴とする。
【0018】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
前記液晶パネルと前記保護ガラスとの間に無反射処理層
と偏光板および位相差板を有し、前記無反射処理層の前
記保護ガラス板側と、前記位相差板の両面とに粘着層を
有したことを特徴とする。
【0019】
【作用】前記第1の発明の構成において、保護ガラス板
と前記液晶パネルとが粘着層を介して一体化されている
ために、両者の境界において光反射が生ぜず、表示品質
が向上する。
【0020】また、前記第2の発明の構成により、前記
保護ガラス板の表面に設けたノングレア処理が外光の反
射を抑制するため、見易さを向上できる。
【0021】さらに、前記第2の発明の構成により、S
TN等の所謂単純マトリクス型液晶表示装置の表示品質
を向上できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0023】図1は本発明による液晶表示装置の1実施
例の構成を説明する模式断面図であって、11は上電極
基板、12は下電極基板、15は上偏光板、16は下偏
光板、40は位相差板、50は液晶層、52はシール
剤、60は液晶セル、62は液晶パネル、63は導光
体、66はタブレットボード、67はノングレア処理
面、67Bは保護ガラス板、67CはARフィルム、8
3はスタイラスである。
【0024】前記図5での説明と同様に、この液晶表示
装置は、その液晶セル60に形成された画像がバックラ
イトを構成する導光体63からの照明で可視表示され
る。なお、導光体63の上に半透明膜を間挿し、バック
ライトの照明なしで外光の反射を利用して可視像とする
こともできる。
【0025】図示の構成において、外来光は保護ガラス
板67Bと液晶パネル62の境界で反射することなく液
晶表示基板62に達するため、外来光による反射は該保
護ガラス板67Bのノングレア処理層(AGフィルム)
67の拡散反射のみとなる。なお、このノングレア処理
層としては、ガラス表面にエッチングを施すことで形成
できる。このエッチング表面は、スタイラスの接触感触
を良好にするという機能もある。
【0026】バックライトを光源とする表示画像光は、
AR処理層(ARフィルム)67Cの存在により保護ガ
ラス板67Bと液晶パネル62の境界で反射することな
く外方に透過するため、その透過性が良くなり輝度が向
上し、コントラストがついて表示画像が非常に見易くな
る。
【0027】上記したように、AGフィルム67Aは、
スタイラス83による書き味を良好なものとしていると
同時に、外来光の輪郭を拡散反射によりぼかして表示画
像に邪魔をしない役目もする。
【0028】なお、保護ガラス板67Bの上にソフトシ
ートを設けることでスタイラス83による押圧力を緩和
し、液晶素子へのダメージの影響を少なくすると同時
に、保護ガラス板が割れたときでも飛散防止の役目をし
て、安全を確保することが出来る。
【0029】図2は本発明による液晶表示装置の1実施
例における保護ガラス板と液晶パネルの間の構成を説明
する模式断面図であって、40は位相差板、67CはA
Rフィルム、67Dはハードコート処理層、67EはT
AC(トリアセチルセルロース)フィルム、67Fはア
クリル系の粘着層である。
【0030】図示した構成により、保護ガラス板と液晶
パネルとが一体化され、両者の境界における光反射が防
止される。
【0031】図3は本発明による液晶表示装置の一実施
例の全体構造を説明する展開斜視図であって、62は液
晶パネル、62Aはプリント基板、62Bは液晶表示駆
動回路、63は導光体、63Aは冷陰極管、64は冷陰
極管カバー、65は支持枠体、66はタブレットボー
ド、67Bは保護ガラス板、68は金属フレーム、69
はスペーサである。
【0032】同図において、液晶パネル62の周辺(こ
の図では三辺部)には上記液晶パネル62と同一面内に
コ字形状を有するプリント基板62Aが配置されてい
る。
【0033】そして、この液晶パネル62とプリント基
板62Aとの境界部には液晶表示駆動回路62Bが配置
されている。
【0034】液晶表示駆動回路62Bは、たとえばフレ
キシブル基板に半導体装置が搭載された構成をなし、該
フレキシブル基板に形成された電極が液晶パネル62お
よびプリント基板62Aのそれぞれの電極に接続された
ものとなっている。
【0035】液晶パネル62の裏面には導光体63が配
置されている。この導光体63は液晶パネル62の裏面
を光照射させる機能を有している。すなわち導光体63
の一側端面には冷陰極管63Aからなる光源が配置さ
れ、この冷陰極管63Aからの光が上記一側端面を介し
て導光体63内に入射され該導光体63の主表面(液晶
パネル62に対向する面)から出射されるようになって
いる。
【0036】このため、導光体63の前記一側端面と主
表面を除く他の面には乱反射膜が形成されていると共
に、前記冷陰極管63Aからの光が直接液晶パネル62
方向に漏れるのを防止するための冷陰極線管カバー64
が備えられている。
【0037】また、前記液晶パネル62、導光体63、
冷陰極管63A、冷陰極管カバー64を精度良く位置決
めして収納される支持枠体65がある。この支持枠体6
5は箱形状をなし、たとえば合成樹脂で構成され、その
一体成形によって上記各部品の配置形態に応じて、たと
えば突起からなる係止部が形成されるようになってい
る。
【0038】すなわち、該係止部に各部品の側端面が当
接するように該部品を配置することによって該部品の支
持枠体65に対する位置決めができるようになってい
る。
【0039】また、この支持枠体65は前記冷陰極管6
3Aからの光の全てを導光体63側に導入するための遮
光カバーの機能をも有している。
【0040】さらに、支持枠体65の裏面にはタブレッ
トボード66が配置されている。このタブレットボード
66は後述するスタイラスが近接された場合にそのスタ
イラスの位置をタブレットボード66の座標で検出する
ものであり、該座標位置に該当する液晶パネル62の座
標位置を表示するようになっている。
【0041】これにより、該スタイラスで液晶表示装置
の表示面を構成する保護ガラス板67Bをなぞることに
より、その軌跡が液晶パネル62にそのまま表示される
ことになる。
【0042】すなわち、前記スタイラスは、液晶パネル
62の表示面においてなぞられるものであるが、上記液
晶パネル62の主表面側に保護ガラス板67Bが配置さ
れ、この保護ガラス板67Bの面に直接なぞられるよう
になっている。
【0043】液晶パネル62は2枚のガラス基板を液晶
を介して対向配置させてなる構造を有するものであるた
めに、該液晶パネル62の表面をスタイラスによって直
接なぞることは、その加圧によるガラス基板のたわみで
液晶むらがそのまま表示されることになるからである。
【0044】そして、これら液晶パネル62、導光体6
3、冷陰極管カバー64、支持枠体65、タブレットボ
ード66、保護ガラス板67Bは、それら組立体の長手
方向における一対の各辺部にそれぞれ断面コ字状の金属
フレーム68が嵌合されて一体化され、これによりモジ
ュール化された液晶表示装置を構成したものとなってい
る。
【0045】図4は本発明による液晶表示装置を構成す
る液晶パネル部分の構成例を示す分解斜視図であって、
5は位相差板、6は上電極基板の液晶配列方向、7は下
電極基板の液晶配列方向、8は上偏光板の偏光軸又は吸
収軸、9は下偏光板の偏光軸又は吸収軸、10は液晶分
子のねじれ方向、11は上電極基板、12は下電極基
板、15は上偏光板、16は下偏光板、17は半透明
膜、21,22は配向膜、31は上電極、32は下電
極、40は位相差板、50は液晶層、51は切り欠き
部、52はシール材、60は液晶セル、62は液晶パネ
ル、67はアンチグレア処理層(AGフィルム)であ
る。
【0046】同図において、液晶層50を挟持する2枚
の上電極基板11,下電極基板12間に液晶層50が、
当該液晶分子に所定のねじれたらせん構造をなすように
挟持される。上電極基板11,下電極基板12には、そ
れぞれ上電極31,下電極32が形成されている。
【0047】液晶分子をねじれたらせん状構造をなすよ
うに配向させるには、上,下電極基板11,12上に液
晶層と接するように形成される、例えばポリイミドから
なる有機高分子樹脂からなる配向膜21,22の表面
を、例えば布などで一方向にこする方法、いわゆるラビ
ング法が採られている。
【0048】このときのこする方向、すなわちラビング
方向、上電極基板11においてはラビング方向6,下電
極基板12においてはラビング方向7が液晶分子の配列
方向となる。
【0049】このようにして配向処理された2枚の上,
下電極基板11,12をそれぞれのラビング方向6,7
が互いにほぼ180度から360度で交叉するように間
隙d1をもたせて対向させ、2枚の電極基板11,12
を液晶を注入するための切欠き部51を備えた枠状のシ
ール材52により接着し、その間隙に正の誘電異方性を
もち、旋光性物質を所定量添加したネマチック液晶を封
入すると、液晶分子はその電極基板間で図中のねじれ角
θのらせん状構造の分子配列をする。
【0050】このようにして構成された液晶セル60の
上電極基板11の上側に複屈折効果をもたらす部材であ
る位相差板(または、位相差フィルム)40が配設され
ており、さらにこの位相差板40および液晶セル60を
挟んで上,下偏光板15,16が設けられる。
【0051】下偏光板16の下面には、図示しないバッ
クライトとの間に半透明膜17が設置されており、反射
モード(バックライト不点灯時)、透過モード(バック
ライト点灯時)の両モードで機能するようになってい
る。この半透明膜17は必須のものではなく、主として
透過モードで使用するものについては、省略することは
できる。
【0052】そして、同図は、上偏光板15の外表面
(液晶セルと反対側の面)には所謂ノングレア処理面
(アンチグレア処理面)としてのAGフィルム67が設
けてある場合を示してある(液晶パネルの上側に配置す
る保護ガラスの裏面のみに反射防止膜を形成する場合も
あるので点線で示してある)。
【0053】液晶50における液晶分子のねじれ角θは
好ましくは200度から300度であるが、透過率−印
加電圧カーブのしきい値近傍の点灯状態が光を散乱する
配向となる現象を避け、優れた時分割特性を維持すると
いう実用的な観点からすれば、230度から270度の
範囲がより好ましい。
【0054】この条件は基本的には電圧に対する液晶分
子の応答をより敏感にし、優れた時分割特性を実現する
ように作用する。また、優れた表示品質を得るためには
液晶層50の屈折率異方性Δn1とその厚さd1の積Δn
1・d1は好ましくは0.5μmから1.0μm、より好
ましくは0.6μから0.9μmの範囲に設定すること
が望ましい。
【0055】位相差板40は液晶セル60を透過する光
の偏光状態を変調するように作用し、液晶セル60単体
では着色した表示しかできなかったものを白黒の表示に
変換するものである。
【0056】このためには複屈折部材40の屈折率異方
性Δn2とその厚さd2の積Δn2・d2が極めて重要で、
好ましくは0.4μmから0.8μm、より好ましくは
0.5μmから0.7μmの範囲に設定する。
【0057】さらに、本例における液晶パネル62は複
屈折による楕円偏光を利用しているので偏光板15,1
6の軸と、位相差板40として一軸性の透明複屈折板を
用いる場合はその光学軸と、液晶セル60の電極基板1
1,12の液晶配列方向6,7との関係が極めて重要と
なる。
【0058】前記図3に戻って、導光体63は、例えば
アクリル等からなる透明樹脂体から構成され、上述のよ
うに液晶パネル62に対向する主表面と冷陰極管63が
配置されている側の側端面を除いて乱反射膜が形成され
ている。この場合の乱反射膜は必ずしも導光体63に被
着されたものに限らず、該当する面に当接するように配
置されたものであってもよい。
【0059】なお、ここでは、前記冷陰極管63Aは長
手方向辺でない他の辺のうちの一辺側に配置されたもの
となっている。
【0060】冷陰極管カバー64は、導光体63の一辺
部上に位置付けられるように延在し、その延在部の側端
面は液晶パネル62に近接している。
【0061】なお、上述例では、冷陰極管が一つしかな
い場合について説明したが、対向する他の辺部にも冷陰
極管を備えたものもある。
【0062】保護ガラス板67Bは、主表面上において
筆記手段であるスタイラス83が直接なぞられる透明基
板である。
【0063】そして、該主表面には該筆記手段による書
き味を良好にするため、いわゆるノングレア処理が施さ
れている。このノングレア処理は、たとえば表面にシリ
コン粒子が被着された透明なフィルムを貼付する等で形
成される。
【0064】また、反射防止膜が被着された透明のソフ
トシートを保護ガラス板67Bの裏側に貼り付けた場合
は、該透明基板67の表面に直接ノングレア処理を施し
ても差し支えない。この場合のソフトシートはスタイラ
ス83の押し圧力の緩和と液晶パネル62の破損に対す
る安全確保の役目をする。
【0065】なお、上記実施例では、液晶表示装置の液
晶パネルとしてガラス板を用いているが、柔軟な樹脂フ
ィルムを基板として用いた所謂フレキシブル液晶表示装
置では透明基板の下には特にソフトシートを介挿する必
要はなく、また、上記透明基板事態も樹脂シート等のフ
レキシブルな基板とすることもできる。
【0066】このように、上記実施例で説明した液晶表
示装置は、従来からの液晶表示装置に限らず、これから
実用化される携帯型多機能端末に適用して効果的であ
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保護ガラス板と液晶パネルとを一体化したことにより、
保護ガラス板と液晶パネルとの間での光損失が低減さ
れ、液晶パネル側からの光の透過率を高く出来、かつ外
来光の反射も抑えられるので表示品質、表示画像の見易
さを向上させることができる。
【0068】また、スタイラスを当接した場合に書き味
の良いペン入力液晶表示装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の1実施例の構成を
説明する模式断面図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の1実施例における
保護ガラス板と液晶パネルの間の構成を説明する模式断
面図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の一実施例の全体構
造を説明する展開斜視図である。
【図4】液晶パネルの一実施例を示す斜視分解図であ
る。
【図5】従来のペン入力型の液晶表示装置の構成を模式
的に示した断面図である。
【符号の説明】
11 上電極基板 12 下電極基板 15 上偏光板 16 下偏光板 17 半透明膜 40 位相差板 50 液晶層 52 シール材 60 液晶セル 62 液晶パネル 63 導光体 66 タブレットボード 67,67A ノングレア処理層(AGフィルム) 67B 保護ガラス板 67C 無反射処理層(ARフィルム) 67F 粘着層 83 スタイラス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネルと、この液晶パネルの表示面側
    に配置された保護ガラス板と、上記液晶パネルの裏面側
    に配置されたタブレットボードとを備え、上記保護ガラ
    ス板の表面をなぞるスタイラスの軌跡を上記タブレット
    ボードが検知し、この検知に基づいて上記液晶表示基板
    の表示面に上記スタイラスの軌跡を表示する構成とした
    液晶表示装置において、 前記保護ガラス板と前記液晶パネルとが粘着層を介して
    一体化してなることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記保護ガラス板の表
    面にノングレア処理を施してなることを特徴とする液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記液晶パネ
    ルと前記保護ガラスとの間に無反射処理層と偏光板およ
    び位相差板を有し、前記無反射処理層の前記保護ガラス
    板側と、前記位相差板の両面とに粘着層を有したことを
    特徴とする液晶表示装置。
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