JPH08156653A - 電気自動車用自動変速制御装置 - Google Patents

電気自動車用自動変速制御装置

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JPH08156653A
JPH08156653A JP6302521A JP30252194A JPH08156653A JP H08156653 A JPH08156653 A JP H08156653A JP 6302521 A JP6302521 A JP 6302521A JP 30252194 A JP30252194 A JP 30252194A JP H08156653 A JPH08156653 A JP H08156653A
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久光 古賀
Naotake Kumagai
直武 熊谷
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富治 大和田
Shinya Furukawa
信也 古川
Masao Kato
正朗 加藤
Nobuyuki Kawamura
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電気自動車用自動変速制御装置に
関し、バッテリの出力が低下しても適切な変速段の切換
が行なえるようにすることを目的とする。 【構成】 車速とアクセル開度とに対応した変速パター
ンを記憶し、検出された車速及びアクセル開度を上記変
速パターンに対応させて目標変速段を決定し、該目標変
速段を達成すべく自動変速機の変速作動を制御する制御
手段9と、バッテリの性能低下に相関するパラメータを
検出するバッテリ性能低下パラメータ検出手段51,5
2,53,54,55とをそなえ、制御手段9を、上記
バッテリ性能低下パラメータ検出手段51〜55からの
検出パラメータ情報に基づいて上記バッテリ性能の低下
が検出された時には上記変速パターンを低車速側に変更
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の駆動力源
であるバッテリの性能に応じて変速パターンを変更しう
る、電気自動車用自動変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大気汚染の防止や車両による騒音
低減の観点から、内燃機関の代わりに電動モータ(以
下、モータという)で車輪を駆動する、電気自動車が注
目されつつある。内燃機関に比べてモータは低速トルク
が大きいので、あまり高速で使用しない電動車椅子やフ
ォークリフト等の機器では一般的に変速機は不要とされ
るが、一般道や高速道や登坂路等の種々の道路の走行を
考慮しなくてはならない自動車では、一般に2段変速以
上の変速機が必要になる。
【0003】そこで、電気自動車においても、内燃機関
式の自動車の場合と同様に、自動変速機が開発されてい
る。この電気自動車の自動変速機でも、内燃機関式の自
動車の自動変速機と同様に、車速とアクセル開度又はこ
れにアクセル開度時間変化を加味してこれらに応じて変
速段の切換を行なうことが考えられている。このような
電気自動車の自動変速制御に関しては、例えば特公昭5
3−26883号の電動車の自動変速制御装置(第1の
従来技術)があるが、この装置では、車速と車軸トルク
との関係で自動変速させる制御装置において、変速ポイ
ントを車速の検出信号と車軸トルクの検出信号との極性
を基準点に対して逆極性としている。すなわち、例えば
1速段と2速段との切換であれば、1速段時の車軸の駆
動トルクと2速段時の車軸の駆動トルクとが等しくなる
ポイントを切換ポイントとしている。
【0004】また、特公昭53−26885号の電気自
動車の自動変速制御装置(第2の従来技術)では、低速
時や低出力トルク時には上記の第1の従来技術と同様に
切換ポイントを設定するが、高速時や高出力トルク時に
はモータの電機子電流に上限がある点を考慮した切換ポ
イントを設している。しかしながら、上記の第1の従来
技術では、種々のアクセル開度における1速段と2速段
のN−T曲線(回転速度対応のトルク特性曲線)の交点
からなる直線を基準に、この直線よりも情報の領域を1
速ギヤ領域、この直線よりも下方の領域を2速ギヤ領域
としているが、この1速ギヤ領域の中でも2速段のN−
T曲線よりも下方の領域では1速段で走行するよりも2
速段で走行したほうがエネルギ効率上適している。すな
わち、同様なトルクを得るために、1速段では2速段に
比べて変速機入力までの回転速度が高くなるので、ギヤ
効率の低下や慣性重量増により、電力消費の増加や車両
の加速性能の低下を招いてしまう。
【0005】また、変速段の切換にアクセル開度が考慮
されていないので、例えばモータ出力が変動する等によ
り変速ポイントも変動し易く、アクセル開度と変速ポイ
ントにおける駆動力との関係が一定とならないため運転
フィーリング上違和感を与えやすい。そして、上記の第
2の従来技術においても、少なくとも各変速段の上限回
転速度付近以内では、第1の従来技術と同様の課題があ
る。
【0006】そこで、モータの出力特性や電力消費率や
運転フィーリングを考慮した電気自動車用自動変速制御
装置(第3の従来技術)が考えられた。まず、図11を
参照してモータの出力特性を説明すると、図11中の曲
線Aは、モータの最大トルク曲線であり、モータ回転速
度(以下、モータ回転数という)が基底回転数以下の領
域では電流制限から一定トルクとなり、モータ回転数が
基底回転数以上の領域ではバッテリの出力制限から一定
出力となり、車速の増加に応じてトルクが減少する。
【0007】このようなモータの出力特性に基づくと、
2段変速の場合の各変速段の駆動トルク特性は図12の
(B)に示すようになる。つまり、モータの基底回転数
以下では一定トルクとなるので、各変速段(1速段又は
2速段)の時にはモータの基底回転数に対応する各車速
VB1,VB2以下で一定駆動トルクとなるが、この一
定駆動トルクとなる速度範囲はギヤ比の関係から1速段
よりも2速段の方が広くなるが、この時の駆動トルクは
ギヤ比の関係から逆に1速段の方が2速段よりも大きく
なる。そして、いずれもはモータの基底回転数に対応す
る各車速VB1,VB2以上では一定出力となるので、
各駆動トルク特性はこの部分では重ね合わさる。なお、
この車速VB2は、隣り合う1速段と2速段との間で車
両駆動力が等しくなるので、等駆動力ポイントという。
【0008】これに対して、変速パターンは図12
(A)に示すように設定されている。ここでは、車速と
アクセル開度とに基づいて変速段の切換を行なうが、ア
クセル開度はドライバの要求駆動トルクに対応する。こ
こでは、図12(A)中にbで示すアクセル開度の小さ
い領域では、要求駆動トルクは図12(B)中にbで示
すように小さく、図12(A)中にaで示すアクセル開
度の大きい領域では、要求駆動トルクは図12(B)中
にaで示すように大きいものとする。
【0009】駆動トルク要求がbで示す範囲内では、1
速段と2速段とのいずれでもよいが、同様なトルクを得
るために、1速段では2速段に比べて変速機入力までの
回転速度が高くなり、ギヤ効率の低下や慣性重量増によ
り、電力消費の増加や車両の加速性能の低下を招いてし
まう。そこで、ここでは、要求駆動トルクがbで示す範
囲内ならば主として2速段を選択するようになってい
る。ただし、一定車速以下では、1速段スタートにより
発進加速を向上させるためと制動時の回生制動力向上の
ために、要求トルクが低くても、1速段を選択するよう
になっている。
【0010】また、要求される駆動トルクがbで示す範
囲を越えた場合に、車速が等駆動力ポイントVB2以下
であれば、2速段の方が1速段よりも高出力が得られる
ので、この場合には1速段を選択するようになってい
る。ただし、要求される駆動トルクがbで示す範囲を越
えても車速がVB2以上ならば、1速段でも2速段でも
得られる最高出力は等しいので、電力消費の増加や車両
の加速性能の低下を招かないように、2速段を選択する
のである。
【0011】勿論、シフトアップの切換ポイント(符号
PU参照)とシフトダウンの切換ポイント(符号PD参
照)との間にはヒステリシスが設けられており、シフト
アップの切換ポイントはシフトダウンの切換ポイントよ
りも高速側及び低アクセル開度側へシフトされている。
このような構成により、不要な1速段の選択が回避され
て電力消費の増加や車両の加速性能の低下も回避され
る。また、基本的にはアクセル開度に対応した駆動力が
得られるため運転フィーリング上好ましくなる。
【0012】また、このほか、実開昭61−17804
号(第4の従来技術)の技術があるが、これは、電気自
動車の自動変速機制御装置が開示されているが、この装
置は、車速とアクセルペダルの踏込量との関係で変速段
の切換を行なう変速機と、電装品などに接続された補機
用バッテリを充電するオルタネータとを有した車両にお
いて、補機用バッテリの電圧に応じて変速パターンを高
速側へ変更するように構成したものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータの出
力は、図11に示すように、その一定出力領域はバッテ
リの出力によって制限される。したがって、例えばバッ
テリの出力が低下すると、図11中に破線で示すよう
に、その一定出力ラインも低トルク側へ低下し、所要の
一定トルクを得るための基底回転数も低下することにな
る。
【0014】このようにモータ出力の特性が変わってし
まうと、上術の各従来技術では、以下のような不具合が
ある。第1,2の従来技術では、変速段の切換にアクセ
ル開度が考慮されていないので、上述のようにモータ出
力が低下すると当然ながら変速ポイントも変動して、ア
クセル開度と変速ポイントにおける駆動力との関係が一
定とならないため運転フィーリング上違和感を与えやす
い。
【0015】また、一定出力ラインの変化によって、1
速段でも2速段でも等しいトルクしか得られない領域が
図11中にcで示す範囲分だけ増大するが、第3の従来
技術では、この部分で1速段を選択することになる。し
かし、前述のように、同様なトルクが得られる場合は低
速段は高速段に比べて電力消費や車両の加速性能の点で
有利であり、この部分cで1速段を選択するのは、この
点不利である。
【0016】さらに、上記の第4の従来技術では、補機
用バッテリの電圧が低下した場合にオルタネータの回転
速度を高くして充電を促進するように変速パターンを変
更するもので、走行用バッテリの出力低下に関する補正
についてまでは開示されていない。本発明は、上述の課
題に鑑み創案されたもので、バッテリの出力が低下して
も適切な変速段の切換が行なえるようにした、電気自動
車用自動変速制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の電気自動車用自動変速制御装置は、車速を検
出する車速検出手段と、アクセル開度を検出するアクセ
ル開度検出手段と、車速とアクセル開度とに対応して予
め設定された変速パターンを記憶すると共に、上記車速
検出手段及び上記アクセル開度検出手段からの検出情報
に基づいて、検出された車速及びアクセル開度を上記変
速パターンに対応させて目標変速段を決定し、該目標変
速段を達成すべく自動変速機の変速作動を制御する制御
手段と、バッテリの性能低下に相関するパラメータを検
出するバッテリ性能低下パラメータ検出手段とをそな
え、上記制御手段が、上記バッテリ性能低下パラメータ
検出手段からの検出パラメータ情報に基づいて上記バッ
テリ性能の低下が検出された時には上記変速パターンを
低車速側に変更するように構成されていることを特徴と
している。
【0018】請求項2記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置は、請求項1記載の構成において、上記制
御手段に予め記憶された変速パターンが、隣り合う変速
段間で車両駆動力が等しくなる等駆動力ポイントに合わ
せて設定された等駆動力対応部分を有し、上記制御手段
が、上記バッテリ性能の低下が検出された時には上記変
速パターンの上記等駆動力対応部分を低車速側に変更す
るように構成されていることを特徴としている。
【0019】請求項3記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置は、請求項1記載の構成において、上記バ
ッテリ性能低下パラメータ検出手段が上記パラメータと
して上記バッテリの充電率を検出し、上記制御手段が、
上記充電率の低下に対応して上記変速パターンを低車速
側に移動させるように構成されていることを特徴として
いる。
【0020】請求項4記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置は、請求項1記載の構成において、上記バ
ッテリ性能低下パラメータ検出手段が上記パラメータと
して上記バッテリの温度を検出し、上記制御手段が、上
記温度の低下に対応して上記変速パターンを低車速側に
移動させるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0021】請求項5記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置は、請求項1記載の構成において、上記バ
ッテリ性能低下パラメータ検出手段が上記パラメータと
して上記バッテリの内部抵抗を検出し、上記制御手段
が、上記内部抵抗の増加に対応して上記変速パターンを
低車速側に移動させるように構成されていることを特徴
としている。
【0022】請求項6記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置は、車速を検出する車速検出手段と、アク
セル開度を検出するアクセル開度検出手段と、車速とア
クセル開度とに対応して予め設定された変速パターンを
記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記アクセル開
度検出手段からの検出情報に基づいて、検出された車速
及びアクセル開度を上記変速パターンに対応させて目標
変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自動変速機
の変速作動を制御する制御手段と、バッテリを充電する
ためにそなえられた発電用エンジンに駆動される発電機
による発電の有無を検出する発電検出手段とをそなえ、
上記制御手段が、上記発電検出手段からの検出情報に基
づいて、上記発電機による発電時には発電停止時に比べ
て上記変速パターンを高車速側へ変更するように構成さ
れていることを特徴としている。
【0023】請求項7記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置は、車速を検出する車速検出手段と、アク
セル開度を検出するアクセル開度検出手段と、車速とア
クセル開度とに対応して予め設定された変速パターンを
記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記アクセル開
度検出手段からの検出情報に基づいて、検出された車速
及びアクセル開度を上記変速パターンに対応させて目標
変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自動変速機
の変速作動を制御する制御手段と、バッテリを充電する
ためにそなえられた発電用エンジンに駆動される発電機
の回転速度または該エンジンの回転速度を検出する発電
回転速度検出手段とをそなえ、上記制御手段が、上記回
転速度の検出値が高い場合には上記回転速度の検出値が
低い場合に比べて上記変速パターンを高車速側へ変更す
るように構成されていることを特徴としている。
【0024】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の電気自動車用自
動変速制御装置では、制御手段に車速とアクセル開度と
に対応して予め設定された変速パターンが記憶されてお
り、この制御手段が、上記車速検出手段及び上記アクセ
ル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出された
車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応させて
目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自動変
速機の変速作動を制御する。
【0025】このとき、上記制御手段は、バッテリ性能
低下パラメータ検出手段からの検出パラメータ情報に基
づいて上記バッテリ性能の低下が検出された時には上記
変速パターンを低車速側に変更する。即ち、バッテリ性
能の低下時には、低下前よりも低車速で変速段の切換が
行なわれる。バッテリ性能が低下すると、モータの最大
出力が低下するので、各変速段の最適使用域が低車速側
へ変移することになり、変速段の切換を低車速側に変更
することで、これに対応することができる。
【0026】上述の請求項2記載の本発明の電気自動車
用自動変速制御装置では、上記制御手段が、上記バッテ
リ性能の低下が検出された時には上記変速パターンの等
駆動力対応部分を低車速側に変更する。上記等駆動力部
分は、隣り合う変速段間で車両駆動力が等しくなる等駆
動力ポイントに合わせて設定されているので、上記バッ
テリ性能の低下時には、通常、等駆動力ポイントが低車
速側に移行し、等駆動力部分を低車速側に移行させるこ
とで、変速ポイントが等駆動力ポイントに対応するよう
になり、変速前後での駆動力変動が回避される。
【0027】上述の請求項3記載の本発明の電気自動車
用自動変速制御装置では、上記パラメータとして上記バ
ッテリの充電率が用いられおり、上記制御手段が上記充
電率の低下に対応して上記変速パターンを低車速側に移
動させる。バッテリの充電率が低下すると、バッテリ性
能が低下してモータの最大出力も低下するので、各変速
段の最適使用域が低車速側へ変移することになり、変速
段の切換を低車速側に変更することで、これに対応する
ことができる。
【0028】上述の請求項4記載の本発明の電気自動車
用自動変速制御装置では、上記パラメータとして上記バ
ッテリの温度が用いられており、上記制御手段が上記温
度の低下に対応して上記変速パターンを低車速側に移動
させる。バッテリの温度が低下すると、バッテリ性能が
低下してモータの最大出力も低下するので、各変速段の
最適使用域が低車速側へ変移することになり、変速段の
切換を低車速側に変更することで、これに対応すること
ができる。
【0029】上述の請求項5記載の本発明の電気自動車
用自動変速制御装置では、上記パラメータとして上記バ
ッテリの内部抵抗が用いられ、上記制御手段が上記内部
抵抗の増加に対応して上記変速パターンを低車速側に移
動させる。バッテリの内部抵抗が増加すると、バッテリ
性能が低下してモータの最大出力も低下するので、各変
速段の最適使用域が低車速側へ変移することになり、変
速段の切換を低車速側に変更することで、これに対応す
ることができる。
【0030】上述の請求項6記載の本発明の電気自動車
用自動変速制御装置では、制御手段に車速とアクセル開
度とに対応して予め設定された変速パターンが記憶され
ており、この制御手段が、上記車速検出手段及び上記ア
クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
動変速機の変速作動を制御する。
【0031】このとき、上記制御手段は、発電検出手段
からの検出情報に基づいて、上記発電機による発電時に
は発電停止時に比べて上記変速パターンを高車速側へ変
更する。即ち、発電時には発電停止時に比べてより高車
速で変速段の切換が行なわれる。これは、発電時にはモ
ータへの供給電力を増大できモータの最大出力を向上さ
せることができるので、各変速段の最適使用域が高車速
側へ変移することになり、変速段の切換を高車速側に変
更することで、これに対応することができる。
【0032】上述の請求項7記載の本発明の電気自動車
用自動変速制御装置では、制御手段に車速とアクセル開
度とに対応して予め設定された変速パターンが記憶され
ており、この制御手段が、上記車速検出手段及び上記ア
クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
動変速機の変速作動を制御する。
【0033】このとき、上記制御手段は、発電回転速度
検出手段からの検出情報に基づいて、発電用エンジンま
たは発電機の回転速度の検出値が高い場合には上記回転
速度の検出値が低い場合に比べて上記変速パターンを高
車速側へ変更する。即ち、発電回転速度の高い時には低
い時に比べてより高車速で変速段の切換が行なわれる。
これは、発電時には発電回転速度が高いほどモータへの
供給電力を増大できモータの最大出力を向上させること
ができるので、各変速段の最適使用域が高車速側へ変移
することになり、変速段の切換を高車速側に変更するこ
とで、これに対応することができる。
【0034】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して、本発明の実
施例について説明する。図1は本発明の一実施例にかか
る電気自動車用自動変速制御装置の構成を示す模式図で
あり、図1において、6は自動変速機の本体(即ち、変
速ギヤ)であり、この自動変速機6は変速段切換駆動手
段としての油圧式クラッチ断接機構30によって変速段
切換の切換を行なわれる。ここでは、自動変速機6は1
速段(1st)と2速段(2nd)との2段変速式のも
のとする。
【0035】また、図示しないが本電気自動車は内燃機
関で駆動される発電機を搭載しており、発電してバッテ
リ(図示略)へ充電しながら走行する(これを発電走行
という)ことができる。また、この発電時は、内燃機関
の出力調整で発電機の回転軸の速度を調整しながら発電
出力を調節できるようになっている。9は制御手段とし
てのシフトコントローラであり、油圧式クラッチ断接機
構30の作動を制御することで自動変速機6の変速段の
切換制御を行なう。
【0036】ところで、変速機6及びこの変速機6の周
囲の駆動力伝達系は、例えば図3に示すように構成され
る。つまり、モータ2,2の各出力軸は、フレキシブル
カップリング11を介して変速機6への入力軸12に連
結されている。変速機6は、ダブルピニオン式遊星歯車
タイプのものが用いられ、入力軸12に結合されてこれ
と一体に回転するキャリア6Aと、このキャリア6Aに
枢支されたインナ及びアウタの各プラネタリピニオン6
B,6Cと、出力ギヤ13に結合されてこれと一体に回
転するリングギヤ6Dと、1速ブレーキ14に連結され
たサンギヤ6Eとからなる。
【0037】1速ブレーキ14はピストン15により押
圧されるとサンギヤ6Eを固定して、リングギヤ6Dの
回転速度をキャリア6Aよりも低速にする。また、キャ
リア6Aとリングギヤ6Dとの間には2速クラッチ16
が介装され、この2速クラッチ16はピストン17によ
り押圧されるとキャリア6Aとリングギヤ6Dとを一体
回転させる。
【0038】各ピストン15,17の駆動系は後述する
が、これらのピストン15,17は共に押圧作動するこ
とはなく、ピストン15のみが押圧作動して1速ブレー
キ14を結合させる1速モードと、ピストン17のみが
押圧作動して2速クラッチ16を結合させる2速モード
と、これらの両ピストン15,17が作動しないで入力
軸12が空回り状態となる中立モードとの3つのモード
のいずれかをとるようになっている。
【0039】そして、ピストン15,17の何れかが作
動して、1速又は2速の変速状態で出力ギヤ13が駆動
されると、このトルクは、ギヤ18,19,20を経て
デファレンシャル21に伝達され、ここから左右の駆動
軸22,22へ分配されて駆動輪(図示略)を回転駆動
する。各ピストン15,17の駆動系即ち油圧式クラッ
チ断接機構30は、例えば図4に示すように構成され
る。図4において、31は作動油タンク、32はフィル
タ、33は電動ポンプ、34はチェック弁、35は油
路、36はアキュムレータ、37はリリーフ弁、38は
油圧スイッチ、39は電磁弁である。また、40Aは1
速ブレーキ用ピストン15の油室15Aへ作動油を供給
する油路、40Bは2速クラッチ用ピストン17の油室
17Aへ作動油を供給する油路であり、41はチェック
弁、42はオリフィスである。
【0040】作動油タンク31内の作動油は電動ポンプ
33で駆動されてアキュムレータ36に貯留されるが、
このアキュムレータ36内の作動油圧は、リリーフ弁3
7によって設定限度圧以下に制御される。電磁弁39
は、方向切換弁であり、1速ブレーキ用の油室15Aへ
作動油を供給するモード(1速モード)と、2速クラッ
チ用の油室17Aへ作動油を供給するモード(2速モー
ド)と、何れの油室15Aへも作動油を供給しないモー
ド(中立モード)とがあって、ソレノイド39Aを通電
すると1速モードとなり、ソレノイド39Bを通電する
と2速モードとなり、何れのソレノイド39A,39B
も通電しなければ中立モードとなる。
【0041】シフトコントローラ9では、これらのソレ
ノイド39A,39Bへの通電制御によって、変速機6
を1速,2速,中立のいずれかに制御する。なお、シフ
トコントローラ9には、後退モードも設定されている
が、変速機6自体には後退用のギヤは設けられておら
ず、この後退設定時には、変速機6を1速段にしてモー
タ2を逆転させるようにモータコントローラ(図示略)
を介して制御を行なう。
【0042】そして、上述のシフトコントローラ9で
は、図2に示すような車速Vとアクセル開度(アクセル
ペダルの踏込量)APとに基づく変速パターンにより変
速段の切換を行なう。本制御装置では、従来例で説明し
た変速パターン(図12参照)を基本変速パターンとし
て、この基本変速パターンをバッテリの性能変化に応じ
て補正して得られる補正変速パターンに基づいて、変速
段の切換を行なう。
【0043】基本変速パターンを簡単に説明すると、変
速パターンは図2(A)に示すように車速とアクセル開
度とに基づいており、図2(B)にbで示すように要求
駆動トルクが小さい領域では、1速段と2速段とのいず
れでも同様なトルクが得られるが、ギヤ効率の低下や慣
性重量増を抑制するために、ここでは、2速段を選択す
る。ただし、図2(A)中に符号※で示すように、一定
車速以下では、1速段スタートにより発進加速を向上さ
せるため及び制動時の回生制動力向上のために、要求ト
ルクが低くても、1速段を選択する。
【0044】一方、要求駆動トルクが図2(B)にaで
示すように大きいと、等駆動力ポイント車速VB以下で
あれば1速段のみがこの要求を満たせる。そこで、この
場合には1速段を選択する。ただし、要求される駆動ト
ルクが等駆動力ポイント車速VB以上ならば、1速段で
も2速段でも得られる最高出力は等しいので、電力消費
の増加や車両の加速性能の低下を招かないように、2速
段を選択する。
【0045】勿論、シフトアップの切換ポイント(符号
PU参照)とシフトダウンの切換ポイント(符号PD参
照)との間にはヒステリシスが設けられており、シフト
アップの切換ポイントはシフトダウンの切換ポイントよ
りも高速側及び低アクセル開度側へシフトされている。
ところで、上述のバッテリの性能変化について説明する
と、バッテリの充電率の減少(又は放電深度の増加)や
バッテリの温度の低下やバッテリの内部抵抗の増大はバ
ッテリの性能低下を招き、また、発電機により発電か行
なわれるとバッテリの性能向上を招き、さらに、この発
電時の性能向上は発電機回転速度に応じたものになる。
【0046】そこで、バッテリの充電率(又は放電深
度),バッテリの温度,バッテリの内部抵抗,発電の有
無及び発電時の発電機回転速度(発電回転速度)を、バ
ッテリの性能変化に相関するパラメータとして用いて、
変速パターンの補正を行なうようになっている。このた
め、シフトコントローラ9には、基本変速パターン等を
記憶する記憶手段9Aと、バッテリの充電率検出手段5
1,バッテリの温度検出手段52,バッテリの内部抵抗
検出手段53,発電検出手段54,発電回転速度検出手
段55からの検出情報に基づいて基本変速パターンを補
正する補正手段9Bと、補正手段9Bで補正された補正
変速パターンに、アクセル開度検出手段56,車速検出
手段57,変速段位置検出手段58で検出された現変速
段に基づいた補正変速パターンにアクセル開度APと車
速Vとを対比させて変速段の切換判定を行なう判定手段
9Cと、この判定手段9Cによる判定結果に基づいて油
圧式クラッチ断接機構30に作動指令を行なう指令手段
9Dとがそなえられる。なお、各検出手段51〜55は
バッテリ性能低下パラメータ検出手段に相当する。
【0047】ここで、変速パターンの補正の原理につい
て図2を参照して説明すると、図2(B)に示すよう
に、変速機から出力される駆動トルクは、モータ回転速
度(以下、回転速度を回転数という)が基底回転数以下
の領域では電流制限から一定トルクとなり、モータ回転
数が基底回転数以上の領域ではバッテリの出力制限から
一定出力となり、車速の増加に応じてトルクが減少す
る。
【0048】一定出力域では、車両の出力がバッテリの
出力に制限されるため、バッテリ出力が増加すればこの
制限は緩和され一定出力域の出力が増大するが、バッテ
リ出力が減少すればこの制限は強化され一定出力域の出
力は減少する。したがって、バッテリの性能が低下する
とバッテリの最大出力も低下するため、一定出力域の出
力は減少する。
【0049】このような一定出力域の出力は減少は、図
2(B)の破線で示す曲線ODのように示すことができ
る。この結果、基底回転数自体が減少することになり、
等駆動力ポイント車速VBもVCへと減少して、高負荷
時における1速段と2速段との最適切換ポイントの等駆
動力対応部分もこれに応じて変移する。即ち、車速Vが
VBとVCとの間では、1速段でも2速段でも同様なト
ルクが得られるが、1速段では2速段に比べて変速機入
力までの回転速度が高くなるので、ギヤ効率の低下や慣
性重量増により、電力消費の増加や車両の加速性能の低
下を招いてしまう。このため、この車速域も2速段を選
択した方が有利である。そこで、バッテリの性能低下、
即ち、バッテリの最大出力の低下に対応して、変速段切
換ポイントの車速VBを減少側のVCへ補正するのであ
る。
【0050】このバッテリの性能低下は、バッテリの充
電率やバッテリの温度やバッテリの内部抵抗の変化に対
応することが知られている。つまり、バッテリの充電率
が低下するとバッテリ出力も低下する。図5(A)は鉛
バッテリの充電率(放電深度)に対する出力特性を示す
が、充電率の低下(放電進行)とともにバッテリ出力が
低下して、斜線を付す領域ではバッテリ出力の低下がモ
ータ出力に影響してモータ出力の低下を招く領域であ
る。
【0051】また、バッテリの温度が低下するとバッテ
リ出力も低下する。図6(A)はバッテリの温度に対す
る出力特性を示すが、温度が所定温度以下になると温度
低下に応じてバッテリ出力が低下し、このバッテリ出力
の低下はモータ出力の低下を招く。さらに、バッテリの
劣化には、極板の劣化や電解液の不足が起因し、これら
の極板劣化や電解液不足は、バッテリの内部抵抗の増加
として現れる。すなわち、バッテリの内部抵抗が増加す
るとバッテリ出力も低下するといえる。
【0052】また、発電時にはバッテリの最大出力が増
加するので、切換ポイントをそのままにしておくと、例
えば1速段でより高い駆動力が得られるのに、2速段を
選択してこの高い駆動力が得られない状況を招くことに
なる。したがって、バッテリの最大出力の増加に対応し
て、変速段切換ポイントの車速VBを増加側へ補正する
必要がある。この際のバッテリの出力増加と発電時の発
電機回転数MG に対応するので、変速段切換ポイントの
車速VBは発電機回転数MG に応じて補正する。
【0053】本装置では、これらの各パラメータに基づ
く補正を、各パラメータに応じて補正係数を求めて、こ
れらの補正係数を補正変速パターンの変速段切換ポイン
トの車速VBに乗算することで行なうようになってい
る。なお、バッテリの充電率に対応した補正係数(充電
率補正係数)CC は、図5(A)に示すようにバッテリ
の出力変化の特性に応じて設定することができる。ま
た、バッテリの温度に対応した補正係数(温度補正係
数)CT は、図6(A)に示すようにバッテリの出力変
化の特性に応じて設定することができる。また、内部抵
抗温度に対応した補正係数(内部抵抗補正係数)C
R は、図7に示すように内部抵抗Rをバッテリの初期内
部抵抗値R0で除算した値(R/R0)に基づいて、こ
の増加に応じて減少するように設定することができる。
さらに、発電時には、図8に示すように発電機回転数に
応じて補正係数(発電機回転補正係数)CG を設定で
き、発電停止時をベース(補正係数CG =1)とする
と、発電時には、発電機回転数MG が最も低い場合の補
正係数CG1(CG1>1)を最小値として回転数MG の増
加に応じて補正係数CG も増加する。
【0054】なお、これらの各パラメータと補正係数と
の対応〔図5(A),図6(A),図7,図8〕は例え
ば補正係数設定マップとして記憶手段9Aに記憶されて
いる。そして、変速段切換ポイントの車速VBの補正は
次式に基づいて行なうことができる。ただし、VCは補
正後の変速段切換ポイント車速である。
【0055】 VC=CC ×CT ×CR ×CG ×VB ・・・・・・(1) なお、変速段切換ポイントにはヒステリシスが設けら
れ、シフトアップとシフトダウンとでは切換ポイント車
速が異なり、これらを区別して、シフトアップ時の切換
ポイント車速をVBuシフトダウン時の切換ポイン1車
速をVBd(但し、VBd<VBu)とすると、変速段
切換ポイントの車速の補正は次式に基づいて行なうこと
ができる。ただし、VCu,VCdは補正後のシフトア
ップ時変速段切換ポイント車速,シフトダウン時変速段
切換ポイント車速である。
【0056】 VCu=CC ×CT ×CR ×CG ×VBu ・・・・・・(1A) VCd=CC ×CT ×CR ×CG ×VBd ・・・・・・(1B) 本発明の一実施例としての電気自動車用自動変速制御装
置は、上述のように構成されているので、例えば図9に
示すように、自動変速機の変速段の切換制御が行なわれ
る。
【0057】つまり、まず、車速,アクセル開度及び現
変速段に関する検出情報と、バッテリの性能変化に相関
するパラメータ、即ち、バッテリの充電率(又は放電深
度),バッテリの温度,バッテリの内部抵抗,発電の有
無及び発電時の発電機回転速度の各検出情報とを取り込
んで(ステップS10)、記憶手段9Aに記憶された補
正係数設定マップ等に基づいて、バッテリの充電率に応
じて充電率補正係数C C を求め(ステップS20)、バ
ッテリの温度に応じて温度補正係数CT を求め(ステッ
プS30)、バッテリの内部抵抗に応じて内部抵抗補正
係数CR を求め(ステップS40)、発電の有無及び発
電機回転速度に応じて発電機回転補正係数CG を求める
(ステップS50)。
【0058】そして、式(1)〔具体的には、式(1
A)と式(1B)との両方〕とこれらの各補正係数から
変速段切換ポイントの車速VBを補正して補正後変速段
切換ポイントVCを得る(ステップS60)。切換ポイ
ントが補正されたら、ステップS70に進んで、変速段
位置検出手段58で検出された現変速段が何れであるか
(ここでは1速段であるか否か)を判定して、現変速段
が1速段であれば、ステップS80に進んで、アクセル
開度検出手段56,車速検出手段57で検出されたアク
セル開度APと車速Vとが補正されたシフトアップ用変
速パターンの2速段位置にあるか否かを判定して、2速
段位置にあれば、ステップS90に進んで、2速段への
シフトアップ指令を行ない、2速段位置になければ、変
速段の切換は行なわない。
【0059】一方、現変速段が1速段でなければ、即
ち、2速段であれば、ステップS100に進んで、アク
セル開度検出手段56,車速検出手段57で検出された
アクセル開度APと車速Vとが補正されたシフトダウン
用変速パターンの2速段位置にあるか否かを判定して、
2速段位置にあれば、ステップS110に進んで、1速
段へのシフトダウン指令を行ない、1速段位置になけれ
ば、変速段の切換は行なわない。
【0060】このようにして、本装置では、バッテリの
性能の低下に対応して変速段の切換ポイントを補正する
ので、同様な駆動トルクが得られる場合には、高速段の
方を選択するようになり、常に、ギヤ効率を高めて慣性
重量を減らして、電力消費の増加を回避し且つ車両の加
速性能を向上できるようになるのである。また、発電機
の作動状態に対応して変速段の切換ポイントを補正する
ので、モータの出力増に応じて最大駆動力の増大する低
速段領域を利用して、より高出力が得られるようにな
り、電力消費の増加を回避し且つ車両の加速性能を向上
できるようになるのである。
【0061】なお、本実施例では、バッテリの性能変化
に相関するパラメータとして、バッテリの充電率(又は
放電深度),バッテリの温度,バッテリの内部抵抗,発
電の有無及び発電時の発電機回転速度の各情報を用いた
が、これらのうちの最も影響の大きいパラメータの1つ
だけを用いたり、これらのパラメータの中からいずれか
一部を組み合わせるようにして補正を行なってもよい。
【0062】なお、各補正係数の設定マップ(図5〜図
8)はその一例であり、各パラメータに対するバッテリ
性能の低下特性はバッテリの種類や大きさ等によっても
異なるので、これらの補正係数の設定マップ等は適宜設
定しうるものである。また、マップ自信は変更しない
で、検出された車速データ自体を補正するようにしても
よい。
【0063】つまり、検出車速をVとすると、次式
(2)で算出できる補正車速VVと検出されたアクセル
開度とを変速パターン〔図12(A)〕と対照させて変
速段の切換を判定してもよい。 VV=V/(CC ×CT ×CR ×CG ) ・・・・・・(2) また、本装置は、実施例のような2段変速の変速機に限
らず、これ以上の多段変速の変速機にも適用できること
はいうまでもない。
【0064】例えば3段変速の変速機の場合の変速パタ
ーン及びその補正について示すと、図10のようにな
り、バッテリの劣化(即ち、出力低下)によって、車両
の出力特性が破線で示すように変化し、1速−2速の切
換ポイントはVBからVCへ、2速−3速の切換ポイン
トはVB′からVC′へそれぞれ補正される。勿論、こ
れらは、バッテリ性能を変化させるパラメータに応じ
て、シフトアップ用の切換ポイント,シフトダウン用の
切換ポイントのそれぞれについて補正される。この場合
も、図10中に符号※で示すように、一定車速以下で
は、1速段スタートによる発進加速の向上や2速段の利
用による加速性の向上及び制動時の回生制動力向上のた
めに、要求トルクが低くても、1速段や2速段を選択す
る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の電気自動車用自動変速制御装置によれば、車速を
検出する車速検出手段と、アクセル開度を検出するアク
セル開度検出手段と、車速とアクセル開度とに対応して
予め設定された変速パターンを記憶すると共に、上記車
速検出手段及び上記アクセル開度検出手段からの検出情
報に基づいて、検出された車速及びアクセル開度を上記
変速パターンに対応させて目標変速段を決定し、該目標
変速段を達成すべく自動変速機の変速作動を制御する制
御手段と、バッテリの性能低下に相関するパラメータを
検出するバッテリ性能低下パラメータ検出手段とをそな
え、上記制御手段が、上記バッテリ性能低下パラメータ
検出手段からの検出パラメータ情報に基づいて上記バッ
テリ性能の低下が検出された時には上記変速パターンを
低車速側に変更するように構成されることにより、バッ
テリの性能低下に対応して、ギヤ効率を高めて慣性重量
を減らす傾向へ制御が変更されるようになり、電力消費
の増加を回避したり、車両の加速性能を向上させたりす
ることが可能になる。
【0066】請求項2記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置によれば、請求項1記載の構成において、
上記制御手段に予め記憶された変速パターンが、隣り合
う変速段間で車両駆動力が等しくなる等駆動力ポイント
に合わせて設定された等駆動力対応部分を有し、上記制
御手段が、上記バッテリ性能の低下が検出された時には
上記変速パターンの上記等駆動力対応部分を低車速側に
変更するように構成されることにより、バッテリの性能
低下に対応して、常に、ギヤ効率を高め慣性重量を減ら
して、電力消費の増加を回避でき、車両の加速性能を向
上させることができる利点がある。
【0067】請求項3記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置によれば、請求項1記載の構成において、
上記バッテリ性能低下パラメータ検出手段が上記パラメ
ータとして上記バッテリの充電率を検出し、上記制御手
段が、上記充電率の低下に対応して上記変速パターンを
低車速側に移動させるように構成されることにより、充
電率の低下に起因したバッテリの性能低下に対応して、
常に、ギヤ効率を高め慣性重量を減らして、電力消費の
増加を回避でき、車両の加速性能を向上させることがで
きる利点がある。
【0068】請求項4記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置によれば、請求項1記載の構成において、
上記バッテリ性能低下パラメータ検出手段が上記パラメ
ータとして上記バッテリの温度を検出し、上記制御手段
が、上記温度の低下に対応して上記変速パターンを低車
速側に移動させるように構成されることにより、バッテ
リ温度の低下に起因したバッテリの性能低下に対応し
て、常に、ギヤ効率を高め慣性重量を減らして、電力消
費の増加を回避でき、車両の加速性能を向上させること
ができる利点がある。
【0069】請求項5記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置によれば、請求項1記載の構成において、
上記バッテリ性能低下パラメータ検出手段が上記パラメ
ータとして上記バッテリの内部抵抗を検出し、上記制御
手段が、上記内部抵抗の増加に対応して上記変速パター
ンを低車速側に移動させるように構成されることによ
り、バッテリの極板劣化や電解液の不足等に起因したバ
ッテリの性能低下に対応して、常に、ギヤ効率を高め慣
性重量を減らして、電力消費の増加を回避でき、車両の
加速性能を向上させることができる利点がある。
【0070】請求項6記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置によれば、車速を検出する車速検出手段
と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速パ
ターンを記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記ア
クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
動変速機の変速作動を制御する制御手段と、バッテリを
充電するためにそなえられた発電用エンジンに駆動され
る発電機による発電の有無を検出する発電検出手段とを
そなえ、上記制御手段が、上記発電検出手段からの検出
情報に基づいて、上記発電機による発電時には発電停止
時に比べて上記変速パターンを高車速側へ変更するよう
に構成されることにより、モータの出力増に応じて最大
駆動力の増大する低速段領域を利用して、より高出力が
得られるようになり、電力消費の増加を回避し且つ車両
の加速性能を向上できるようになるのである。
【0071】請求項7記載の本発明の電気自動車用自動
変速制御装置によれば、車速を検出する車速検出手段
と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速パ
ターンを記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記ア
クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
動変速機の変速作動を制御する制御手段と、バッテリを
充電するためにそなえられた発電用エンジンに駆動され
る発電機の回転速度または該エンジンの回転速度を検出
する発電回転速度検出手段とをそなえ、上記制御手段
が、上記回転速度の検出値が高い場合には上記回転速度
の検出値が低い場合に比べて上記変速パターンを高車速
側へ変更するように構成されることにより、発電回転速
度に対応するように増加するモータの出力増に応じて最
大駆動力の増大する低速段領域を利用して、より高出力
が得られるようになり、電力消費の増加を回避し且つ車
両の加速性能を向上できるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置の変速特性を示す図であリ、(A)は変速パ
ターンを示し、(B)は駆動トルクの特性を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置にかかる変速機を示すスケルトン図である。
【図4】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置にかかる変速機の切換駆動系を示す図であ
る。
【図5】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置の変速段切換ポイントの充電率補正に関して
示す図であり、(A)はその充電率補正係数に関して示
す図であり、(B)はバッテリの充電率に対する出力特
性を示す図である。
【図6】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置の変速段切換ポイントの温度補正に関して示
す図であり、(A)はその温度補正係数に関して示す図
であり、(B)はバッテリの温度状態に対する出力特性
を示す図である。
【図7】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置の変速段切換ポイントの内部電流補正係数に
関して示す図である。
【図8】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置の変速段切換ポイントの発電時補正係数に関
して示す図である。
【図9】本発明の一実施例としての電気自動車用自動変
速制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例としての電気自動車用自動
変速制御装置の変形例の変速特性を示す図であリ、
(A)は変速パターンを示し、(B)は駆動トルクの特
性を示す図である。
【図11】モータの出力特性を示す図である。
【図12】従来の電気自動車用自動変速制御装置の変速
特性を示す図であリ、(A)は変速パターンを示し、
(B)は駆動トルクの特性を示す図である。
【符号の説明】
2 走行用モータ 6 自動変速機の本体(変速ギヤ) 6A キャリア 6B インナプラネタリピニオン 6C アウタプラネタリピニオン 6D リングギヤ 6E サンギヤ 9 制御手段としてのシフトコントローラ 9A 記憶手段 9B 補正手段 9C 判定手段 9D 指令手段 11 フレキシブルカップリング 12 入力軸 13 出力軸 14 1速ブレーキ 15 1速ブレーキ用ピストン 16 2速クラッチ 17 2速クラッチ用ピストン 18,19,20 ギヤ 21 デファレンシャル 22 駆動軸 30 変速段切換駆動手段としての油圧式クラッチ断接
機構 31 作動油タンク 32 フィルタ 33 電動ポンプ 34 チェック弁 35 油路 36 アキュムレータ 37 リリーフ弁 38 油圧スイッチ 39 電磁弁 39A,39B ソレノイド 40A,40B 油路 41 チェック弁 42 オリフィス 51 バッテリの充電率検出手段(バッテリ性能低下パ
ラメータ検出手段) 52 バッテリの温度検出手段(バッテリ性能低下パラ
メータ検出手段) 53 バッテリの内部抵抗検出手段(バッテリ性能低下
パラメータ検出手段) 54 発電検出手段(バッテリ性能低下パラメータ検出
手段) 55 発電回転速度検出手段(バッテリ性能低下パラメ
ータ検出手段) 56 アクセル開度検出手段 57 車速検出手段 58 変速段位置検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 信也 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 加藤 正朗 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 川村 伸之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を検出する車速検出手段と、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速パ
    ターンを記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記ア
    クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
    れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
    せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
    動変速機の変速作動を制御する制御手段と、 バッテリの性能低下に相関するパラメータを検出するバ
    ッテリ性能低下パラメータ検出手段とをそなえ、 上記制御手段が、上記バッテリ性能低下パラメータ検出
    手段からの検出パラメータ情報に基づいて上記バッテリ
    性能の低下が検出された時には上記変速パターンを低車
    速側に変更するように構成されていることを特徴とす
    る、電気自動車用自動変速制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段に予め記憶された変速パタ
    ーンが、隣り合う変速段間で車両駆動力が等しくなる等
    駆動力ポイントに合わせて設定された等駆動力対応部分
    を有し、 上記制御手段が、上記バッテリ性能の低下が検出された
    時には上記変速パターンの上記等駆動力対応部分を低車
    速側に変更するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の電気自動車用自動変速制御装置。
  3. 【請求項3】 上記バッテリ性能低下パラメータ検出手
    段が上記パラメータとして上記バッテリの充電率を検出
    し、上記制御手段が、上記充電率の低下に対応して上記
    変速パターンを低車速側に移動させるように構成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載の電気自動車用自
    動変速制御装置。
  4. 【請求項4】 上記バッテリ性能低下パラメータ検出手
    段が上記パラメータとして上記バッテリの温度を検出
    し、上記制御手段が、上記温度の低下に対応して上記変
    速パターンを低車速側に移動させるように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の電気自動車用自動
    変速制御装置。
  5. 【請求項5】 上記バッテリ性能低下パラメータ検出手
    段が上記パラメータとして上記バッテリの内部抵抗を検
    出し、上記制御手段が、上記内部抵抗の増加に対応して
    上記変速パターンを低車速側に移動させるように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載の電気自動車
    用自動変速制御装置。
  6. 【請求項6】 車速を検出する車速検出手段と、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速パ
    ターンを記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記ア
    クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
    れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
    せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
    動変速機の変速作動を制御する制御手段と、 バッテリを充電するためにそなえられた発電用エンジン
    に駆動される発電機による発電の有無を検出する発電検
    出手段とをそなえ、 上記制御手段が、上記発電検出手段からの検出情報に基
    づいて、上記発電機による発電時には発電停止時に比べ
    て上記変速パターンを高車速側へ変更するように構成さ
    れていることを特徴とする、電気自動車用自動変速制御
    装置。
  7. 【請求項7】 車速を検出する車速検出手段と、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速パ
    ターンを記憶すると共に、上記車速検出手段及び上記ア
    クセル開度検出手段からの検出情報に基づいて、検出さ
    れた車速及びアクセル開度を上記変速パターンに対応さ
    せて目標変速段を決定し、該目標変速段を達成すべく自
    動変速機の変速作動を制御する制御手段と、 バッテリを充電するためにそなえられた発電用エンジン
    に駆動される発電機の回転速度または該エンジンの回転
    速度を検出する発電回転速度検出手段とをそなえ、 上記制御手段が、上記回転速度の検出値が高い場合には
    上記回転速度の検出値が低い場合に比べて上記変速パタ
    ーンを高車速側へ変更するように構成されていることを
    特徴とする、電気自動車用自動変速制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001008315A (ja) * 1999-06-16 2001-01-12 Yamaha Motor Co Ltd 電動車両の駆動制御装置
JP2008295300A (ja) * 1998-06-22 2008-12-04 Toyota Motor Corp 蓄電器を備えた車両の電力制限装置
US8714327B2 (en) 2010-11-16 2014-05-06 Hyundai Motor Company Gear shifting system for electric vehicle
CN114423638A (zh) * 2019-10-11 2022-04-29 松下知识产权经营株式会社 信息处理方法、信息处理装置以及信息处理系统

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