JPH0815630A - レーザ描画装置 - Google Patents
レーザ描画装置Info
- Publication number
- JPH0815630A JPH0815630A JP14423094A JP14423094A JPH0815630A JP H0815630 A JPH0815630 A JP H0815630A JP 14423094 A JP14423094 A JP 14423094A JP 14423094 A JP14423094 A JP 14423094A JP H0815630 A JPH0815630 A JP H0815630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- laser
- scanned
- error
- polygon mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷配線板の各種パターンをレーザ描画装置で
描画する場合に、光軸ズレから起こる直交誤差による描
画パターンの位置ズレを防ぐ。 【構成】描画テーブルの両側に平行配置された2つの光
位置検出センサーと、描画テーブルと走査されたレーザ
光との直交誤差を算出する直交誤差演算処理部と、描画
テーブルの移動方向と同じ方向に走査されたレーザ光を
移動させる音響光学偏向器を設ける。これにより、光軸
ズレによる直交誤差を検出し補正することで、より高精
度なパターンを得ることができる。
描画する場合に、光軸ズレから起こる直交誤差による描
画パターンの位置ズレを防ぐ。 【構成】描画テーブルの両側に平行配置された2つの光
位置検出センサーと、描画テーブルと走査されたレーザ
光との直交誤差を算出する直交誤差演算処理部と、描画
テーブルの移動方向と同じ方向に走査されたレーザ光を
移動させる音響光学偏向器を設ける。これにより、光軸
ズレによる直交誤差を検出し補正することで、より高精
度なパターンを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ描画装置に関
し、特にフラットヘッド型ラスタ走査レーザ描画装置に
関する。
し、特にフラットヘッド型ラスタ走査レーザ描画装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ描画装置は、図4に示すよ
うに直線移動台26の両側面に配置され直線移動台の移
動量を測る2つの光電式リニアエンコーダ28と、光路
中の回転多面鏡24と電気光学変調器22との間に配置
され、直線移動台の移動方向にスポット27を移動させ
る音響光学偏向器23と、2つの光電式リニアエンコー
ダ28から得られるそれぞれの検出ヘッド31の移動量
y1,y2から直線移動台26のヨーイング運動誤差
θ、さらに、このヨーイング運動誤差θに起因する描画
点の移動量Δyを演算して、音響光学偏向器を駆動しレ
ーザ光軸を偏向してスポットを移動量Δy移動させる補
正処理部32とを有している(例えば、特開昭64−6
3918号公報と特開平1−120349号公報)。
うに直線移動台26の両側面に配置され直線移動台の移
動量を測る2つの光電式リニアエンコーダ28と、光路
中の回転多面鏡24と電気光学変調器22との間に配置
され、直線移動台の移動方向にスポット27を移動させ
る音響光学偏向器23と、2つの光電式リニアエンコー
ダ28から得られるそれぞれの検出ヘッド31の移動量
y1,y2から直線移動台26のヨーイング運動誤差
θ、さらに、このヨーイング運動誤差θに起因する描画
点の移動量Δyを演算して、音響光学偏向器を駆動しレ
ーザ光軸を偏向してスポットを移動量Δy移動させる補
正処理部32とを有している(例えば、特開昭64−6
3918号公報と特開平1−120349号公報)。
【0003】これの動作について説明すると、補正処理
部32は、2つの検出ヘッド31の移動量y1,y2か
ら直線移動台のヨーイング誤差θをθ=(y2−y1)
/Lなる関係から、描画点の座標(x,y)の移動量Δ
yをΔy=−xθなる関係からそれぞれ求め、最後に、
音響光学偏向器23から感光材までの光路長L1から補
正偏向角αをα=Δy/L1なる関係で演算する。音響
光学偏向器23はレーザ光軸を補正偏向角αだけ偏向し
感光材上でレーザ光のスポット27をΔyだけ移動させ
直線移動台26のヨーイング運動誤差に起因する位置ず
れに追従させる。
部32は、2つの検出ヘッド31の移動量y1,y2か
ら直線移動台のヨーイング誤差θをθ=(y2−y1)
/Lなる関係から、描画点の座標(x,y)の移動量Δ
yをΔy=−xθなる関係からそれぞれ求め、最後に、
音響光学偏向器23から感光材までの光路長L1から補
正偏向角αをα=Δy/L1なる関係で演算する。音響
光学偏向器23はレーザ光軸を補正偏向角αだけ偏向し
感光材上でレーザ光のスポット27をΔyだけ移動させ
直線移動台26のヨーイング運動誤差に起因する位置ず
れに追従させる。
【0004】以上の動作から従来のレーザ描画装置は、
直線移動台のヨーイング運動誤差を検出してそれにより
生ずるレーザ光スポットの位置誤差をレーザ光を予め偏
向させることにより相殺し、描画精度を良くしていた。
直線移動台のヨーイング運動誤差を検出してそれにより
生ずるレーザ光スポットの位置誤差をレーザ光を予め偏
向させることにより相殺し、描画精度を良くしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のレーザ描画装置では、直線移動台のヨーイング運動
誤差の補正が行なわれるだけで直線移動台と走査された
レーザ光との関係における光軸ズレと回転多面体鏡の面
倒れ誤差から生じる直交誤差については、レーザ光の走
査位置を検出する手段がなにもないため、光軸に起因す
る直交誤差が自動補正が出来ないという問題点があっ
た。
来のレーザ描画装置では、直線移動台のヨーイング運動
誤差の補正が行なわれるだけで直線移動台と走査された
レーザ光との関係における光軸ズレと回転多面体鏡の面
倒れ誤差から生じる直交誤差については、レーザ光の走
査位置を検出する手段がなにもないため、光軸に起因す
る直交誤差が自動補正が出来ないという問題点があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ描画装置
は、描画テーブルと走査されたレーザ光との直交誤差検
出手段と、前記描画テーブルの移動方向にレーザ光スポ
ットを移動させるレーザ光偏向手段と、前記描画テーブ
ルと走査されたレーザ光との直交誤差からレーザ光偏向
角を演算し、前記レーザ偏向手段を制御する直交誤差演
算処理部を備えている。
は、描画テーブルと走査されたレーザ光との直交誤差検
出手段と、前記描画テーブルの移動方向にレーザ光スポ
ットを移動させるレーザ光偏向手段と、前記描画テーブ
ルと走査されたレーザ光との直交誤差からレーザ光偏向
角を演算し、前記レーザ偏向手段を制御する直交誤差演
算処理部を備えている。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図、図2は本
発明の補正処理部のブロック図である。本発明のレーザ
描画装置は、描画テーブル6の左右外側に平行に固定配
置された2つのCCD一次元ラインセンサー7と、光路
中の回転多面鏡4と電気光学変調器2との間に配置され
た描画テーブルの移動方向にレーザ光を偏向させる音響
光学偏向器3と、2つのCCD一次元ラインセンサー7
に接続されて描画テーブル6と走査されたレーザ光との
誤差を算出し補正する補正処理部12を有している。こ
の補正処理部12は、図2に示すように直交誤差を算出
する直交誤差演算処理部8と、回転多面鏡4の鏡面傾き
を補正する面倒れ処理部9と、直交誤差演算処理部8と
面倒れ処理部9に接続されて音響光学偏向器を制御する
偏向器制御部10を含んでいる。回転多面鏡4の鏡面傾
きは、面倒れ処理部9から多面鏡の回転に同期して偏向
器制御10へ信号を送り音響光学偏向器3に印加する周
波数を変えることにより補正される。本発明ではこれに
加えて描画テーブルと走査レーザ光との直交誤差をも補
正している。図3を用いて詳細に説明する。
る。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図、図2は本
発明の補正処理部のブロック図である。本発明のレーザ
描画装置は、描画テーブル6の左右外側に平行に固定配
置された2つのCCD一次元ラインセンサー7と、光路
中の回転多面鏡4と電気光学変調器2との間に配置され
た描画テーブルの移動方向にレーザ光を偏向させる音響
光学偏向器3と、2つのCCD一次元ラインセンサー7
に接続されて描画テーブル6と走査されたレーザ光との
誤差を算出し補正する補正処理部12を有している。こ
の補正処理部12は、図2に示すように直交誤差を算出
する直交誤差演算処理部8と、回転多面鏡4の鏡面傾き
を補正する面倒れ処理部9と、直交誤差演算処理部8と
面倒れ処理部9に接続されて音響光学偏向器を制御する
偏向器制御部10を含んでいる。回転多面鏡4の鏡面傾
きは、面倒れ処理部9から多面鏡の回転に同期して偏向
器制御10へ信号を送り音響光学偏向器3に印加する周
波数を変えることにより補正される。本発明ではこれに
加えて描画テーブルと走査レーザ光との直交誤差をも補
正している。図3を用いて詳細に説明する。
【0008】図3は、描画テーブルと走査されたレーザ
光の関係を示す説明図である。回転多面鏡4により走査
されたレーザ光は描画テーブル6の両側に距離Lだけ離
して平行配置された2つのCCD一次元ラインセンサー
7上を通過する。この時の通過点y1,y2より直交誤
差θはθ=(y1−y2)/Lとなる。この関係式から
補正量Δy(=y1−y2)が求まる。
光の関係を示す説明図である。回転多面鏡4により走査
されたレーザ光は描画テーブル6の両側に距離Lだけ離
して平行配置された2つのCCD一次元ラインセンサー
7上を通過する。この時の通過点y1,y2より直交誤
差θはθ=(y1−y2)/Lとなる。この関係式から
補正量Δy(=y1−y2)が求まる。
【0009】音響光学偏向器3から感光材までの光路長
L1から補正偏向角α=Δy/L1なる関係で演算す
る。これらは図2の直交誤差演算処理部8で行なわれ
る。この結果に基いて信号を偏向器制御部10へ送り、
音響光学偏向器3は補正偏向角αだけレーザ光を偏向し
走査されたレーザ光をΔyだけ移動させ描画テーブルと
の直交誤差を補正する。なお、この時描画テーブルの左
右外側に取り付けられたCCD一次元ラインセンサの平
行性が問題であるが、予め回転多面鏡の一面だけを用い
てレーザ光を走査し、一時的に原点を求めそれを基準に
して他面との差を求め補正を行ない、フィルムにパター
ンを描画し直交誤差を測定した後論理上y0=y1=y
2となるようオフセット値を算出し加算することで平行
を固定化し再現性を高めている。
L1から補正偏向角α=Δy/L1なる関係で演算す
る。これらは図2の直交誤差演算処理部8で行なわれ
る。この結果に基いて信号を偏向器制御部10へ送り、
音響光学偏向器3は補正偏向角αだけレーザ光を偏向し
走査されたレーザ光をΔyだけ移動させ描画テーブルと
の直交誤差を補正する。なお、この時描画テーブルの左
右外側に取り付けられたCCD一次元ラインセンサの平
行性が問題であるが、予め回転多面鏡の一面だけを用い
てレーザ光を走査し、一時的に原点を求めそれを基準に
して他面との差を求め補正を行ない、フィルムにパター
ンを描画し直交誤差を測定した後論理上y0=y1=y
2となるようオフセット値を算出し加算することで平行
を固定化し再現性を高めている。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は描画テーブ
ルと走査されたレーザ光との直交誤差の検出手段とレー
ザ光軸を回転多面鏡による走査方向と直交する方向に偏
向させる手段とを追加することにより、光軸ズレと回転
多面鏡の面倒れ誤差から生ずる直交誤差をレーザ光を予
め偏向させることにより相殺することができるので装置
調整時の光軸合せを容易にし、かつ、安定した描画精度
が得られるという効果を有する。
ルと走査されたレーザ光との直交誤差の検出手段とレー
ザ光軸を回転多面鏡による走査方向と直交する方向に偏
向させる手段とを追加することにより、光軸ズレと回転
多面鏡の面倒れ誤差から生ずる直交誤差をレーザ光を予
め偏向させることにより相殺することができるので装置
調整時の光軸合せを容易にし、かつ、安定した描画精度
が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の補正処理部の制御ブロック図である。
【図3】描画テーブルと走査されたレーザ光の関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】従来の一例を示す斜視図である。
1 レーザ発振器 2 電気光学変調器 3 音響光学偏向器 4 回転多面鏡 5 fθレンズ 6 描画テーブル 7 CCD一次元ラインセンサー 8 直交誤差演算処理部 9 面倒れ処理部 10 偏向器制御部 12 補正処理部 13 長尺ミラー
Claims (2)
- 【請求項1】 描画テーブルと回転多面鏡によりレーザ
光を前記描画テーブル上に載置された感光材上で走査
し、印刷配線板の各種パターンを描画するレーザ描画装
置において、描画テーブルと走査されたレーザ光との直
交誤差検出手段と、前記描画テーブルの移動方向にレー
ザ光スポットを移動させるレーザ光偏向手段と、前記描
画テーブルと走査されたレーザ光との直交誤差からレー
ザ光偏向角を演算し、前記レーザ光偏向手段を制御する
補正処理部を備えることを特徴とするレーザ描画装置。 - 【請求項2】 前記補正処理部は、描画テーブルと走査
されたレーザ光との直交誤差を算出する直交誤差演算処
理部と、回転多面鏡の鏡面傾きを補正する面倒れ処理部
と、これらと接続されて音響光学偏向器を制御する偏向
器制御部とから構成される請求項1記載のレーザ描画装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14423094A JPH0815630A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | レーザ描画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14423094A JPH0815630A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | レーザ描画装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815630A true JPH0815630A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15357273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14423094A Pending JPH0815630A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | レーザ描画装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815630A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62183423A (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光走査装置の走査線むら補正方法および光走査装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14423094A patent/JPH0815630A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62183423A (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光走査装置の走査線むら補正方法および光走査装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970204 |