JPH0815615A - 湾曲機能付き可撓管 - Google Patents

湾曲機能付き可撓管

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Publication number
JPH0815615A
JPH0815615A JP6149341A JP14934194A JPH0815615A JP H0815615 A JPH0815615 A JP H0815615A JP 6149341 A JP6149341 A JP 6149341A JP 14934194 A JP14934194 A JP 14934194A JP H0815615 A JPH0815615 A JP H0815615A
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JP
Japan
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bending
fluid pressure
elastic
piston
rod
Prior art date
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Application number
JP6149341A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Sakiyama
勝則 崎山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0815615A publication Critical patent/JPH0815615A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で湾曲部を確実且つ速やかに湾曲駆
動させることができる耐久性の良好な湾曲機能付き可撓
管の提供を目的としている。 【構成】遠隔的に湾曲駆動される湾曲部6bを有する湾
曲機能付き可撓管6において、流体圧を形成する流体圧
ポンプ26,29と、流体圧作動の単動式アクチュエー
タ20a,20bと、流体圧ポンプ26,29の流体圧
を単動式アクチュエータ20a,20bに伝達する流体
圧伝達手段30,31と、湾曲部6bに配設され単動式
アクチュエータ20a,20bによって押し引き操作さ
れる弾性ロッド21a,21bとを具備し、弾性ロッド
21a,21bの押し引き動作によって湾曲部6bが湾
曲駆動されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湾曲動作可能な湾曲部を
有する湾曲機能付き可撓管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野においては、体腔内に挿
入可能な細径で且つ長尺の挿入部を有し、この挿入部を
体腔内に挿入することにより体腔内の臓器等を観察した
り、必要に応じて挿入部の処置具チャンネル内に処置具
を挿通し、体腔内の臓器等を観察しながら前記処置具に
よって各種の処置を行なうことができる医療用内視鏡が
広く用いられている。
【0003】また、工業分野においても、ボイラー、タ
ービン、エンジン、化学プラント等の各種の工業部材の
内部を観察し、これらの内部における傷や腐食等の検査
を行なうことができる工業用内視鏡が広く用いられてい
る。
【0004】このような内視鏡の中には、挿入部の先端
部近傍に、遠隔的に湾曲駆動される湾曲部を備えている
ものがある。この湾曲部は、一般に、挿入部の全長にわ
たって配設されたワイヤに接続されており、このワイヤ
を内視鏡の操作部に設けられた操作機構の操作によって
牽引することで、所望する方向に湾曲動作されるもので
ある。すなわち、ワイヤーの引張り力によって湾曲部が
湾曲されるものである。
【0005】ところで、湾曲部を湾曲させる機構は、こ
のようなワイヤによるものだけでなく、例えば、形状記
憶合金を利用したものもある(特開平2−241428
号公報)。すなわち、湾曲部に形状記憶合金を配設し、
この形状記憶合金を通電加熱することにより形状記憶合
金を収縮形状に変形させ、この収縮力によって湾曲部を
湾曲させるものである。
【0006】また、特開平1−96615号公報には、
挿入部内に設けられた液体作動の弾性アクチュエータに
よって湾曲部を湾曲させる技術が開示されている。ま
た、特開平3−7134号公報には、弾性風船に液圧を
かけて湾曲部を湾曲させる方法が開示されている。さら
に、特開昭59−146636号公報には、複動式の流
体圧アクチュエータによって湾曲部を湾曲させる技術が
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、湾曲部を
湾曲動作させる機構としては従来から様々なものが提案
されているが、これらの機構には以下のような欠点があ
る。すなわち、湾曲機構としてワイヤを用いた場合に
は、ワイヤーが長尺になればなるほど、抵抗やワイヤー
の伸び等によって、ワイヤの動きが挿入部の先端側にあ
る湾曲部に伝わりにくく、十分な湾曲を得られないとい
う問題がある。また、挿入部が被検査物の曲がり部を通
過した場合には、ワイヤーの伸びや機構的なガタの影響
によって、操作部側の操作力に対する湾曲部の湾曲動作
の追従性が極端に悪くなり、湾曲機能を果たすことがで
きない場合がある。
【0008】また、ワイヤは、それ自身が牽引されるこ
とによって湾曲部を湾曲させることができるが、押し出
されることによって湾曲部を湾曲させることは難しい。
すなわち、ワイヤを押し出して湾曲部を湾曲させようと
すると、その押し出し力によってワイヤが座屈してしま
い、操作力が湾曲部まで伝達されない虞が極めて高い。
【0009】また、湾曲機構として形状記憶合金を用い
た場合には、形状記憶合金の変態温度が70゜Cから1
00゜Cと高いため、挿入部の温度が高温になってしま
うという問題がある。また、形状記憶合金の動作速度が
遅く、湾曲動作がタイムリーに追従しないという欠点も
ある。
【0010】湾曲機構として弾性アクチェータを用いた
場合には、弾性アクチュエータに加圧流体を送るための
コンプレッサーが必要となるため、内視鏡システムの大
型化に繋がり、プラントや、ジャットエンジンの検査市
場では扱いづらいという問題がある。
【0011】また、弾性風船に液圧をかけて湾曲部を湾
曲させる場合は、弾性風船が摩擦力等を受けるため、耐
久性が低いという問題がある。さらに、湾曲機構として
複動式の流体圧アクチュエータを用いた場合には、構造
が複数になり、システムが大型になってしまうという欠
点がある。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構成で湾曲部
を確実且つ速やかに湾曲駆動させることができる耐久性
の良好な湾曲機能付き可撓管を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、遠隔的に湾曲駆動される湾曲部を有する
湾曲機能付き可撓管において、流体圧を形成する流体圧
ポンプと、流体圧作動の単動式アクチュエータと、前記
流体圧ポンプの流体圧を前記単動式アクチュエータに伝
達する流体圧伝達手段と、前記湾曲部に配設され前記単
動式アクチュエータによって押し引き操作される弾性ロ
ッドとを具備し、前記弾性ロッドの押し引き動作によっ
て前記湾曲部が湾曲駆動されるようにしたものである。
【0014】
【作用】上記構成によれば、流体圧ポンプを動作させる
と、流体圧ポンプの流体圧が流体圧伝達手段によって単
動式アクチュエータに伝達される。単動式アクチュエー
タは、この流体圧によって動作して、弾性ロッドを押し
引操作し、湾曲部を湾曲させる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1ないし図4は本発明の第1の実施例を示す
ものである。図1に示すように、本実施例の可撓管とし
ての内視鏡1は、太径の操作部5と、この操作部5に連
結された長尺細径で且つ可撓性を有する挿入部6とから
構成されている。操作部5の側方からはユニバーサルコ
ード10が延出されており、このユニバーサルコード1
0の端部は光源コネクタ11を介して光源装置2に接続
されている。また、光源コネクタ11はCCUケーブル
12を介してカメラコントロールユニット(以下、CC
Uという。)3に接続されている。さらに、CCU3は
ケーブルを介してモニター4に接続されている。
【0016】前記挿入部6は、可撓性材料によって形成
される軟性部6aと、軟性部6aの先端に連結され且つ
操作部5に設けられた湾曲操作ノブ9を操作することに
よって遠隔的に湾曲駆動される湾曲部6bと、湾曲部6
bの先端に設けられた先端硬質部6cとから構成されて
いる。
【0017】図2の(a)に示すように、先端硬質部6
cには、複数の対物レンズによって構成される対物レン
ズ系13と、配光レンズ14とが配設されており、対物
レンズ系13の結像位置には固体撮像素子15が配置さ
れている。固体撮像素子15には信号ケーブル15aが
電気的に接続されており、固体撮像素子15によって光
電変換された映像情報が電気信号として信号ケーブル1
5aによりCCU3に伝達されるようになっている。
【0018】また、配光レンズ14の後端面には複数の
ファイバを束ねて形成されたライトガイド16の先端面
が当接している。このライトガイド16の基端側はユニ
バーサルコード10を通じて光源装置2に接続されてお
り、光源装置2からの照明光を、ライトガイド16を介
して挿入部6の先端まで導き、配光レンズ14を介して
挿入部6が挿入される例えば体内に向けて照射すること
ができるようになっている。
【0019】したがって、挿入部6の先端から配光レン
ズ14を介して照射された照明光は、例えば体内の対象
部位に照射された後に反射されて対物レンズ系13にと
らえられ、固体撮像素子15上に結像される。そして、
この光情報は、固体撮像素子15によって電気信号に変
換された後、信号ケーブル15aを通じて伝送され、ユ
バーサルコード10を介してCCU3へ送られる。CC
U3は、この固体撮像素子15からの信号をTV信号に
変換して、モニター4に表示する。
【0020】一方、湾曲部6bは、複数の湾曲駒17a
…が枢支ピン18により互いに回動自在に連結されて成
る湾曲管17によってその本体が構成されている。湾曲
管17を構成する湾曲駒17a…のうち最も基端側に位
置する湾曲駒17は、軟性部6aの先端に設けられた固
定枠19に枢支ピン18を介して回動自在に連結されて
いる。湾曲管17内には2本の弾性ロッド21a,21
bが挿通されている。各弾性ロッド21a,21bは各
湾曲駒17の内面に突設された円筒上のロッドガイド2
2の内孔に挿通されて支持されている。そして、各弾性
ロッド21a,21bの先端は先端硬質部6cに接着
や、ロー付け等により固定されている。なお、この場
合、2本の弾性ロッド21a,21bは湾曲管17の周
方向に沿って互いに180度離間された状態で対向して
位置している。
【0021】なお、前記弾性ロッド21a,21bは、
弾性域の広い金属やプラスチックによって形成されてい
る。弾性ロッド21a,21bを金属で形成する場合に
は、ピアノ線等が好適である。また、弾性ロッド21
a,21bをプラスチックで形成する場合には、FRP
やCFRP等が好適である。
【0022】軟性部6aの先端に設けられた前記固定枠
19には後述する2つの液圧アクチュエータ20a,2
0bが固定されている。そして、これらの液圧アクチュ
エータ20a,20bにはそれぞれ弾性ロッド21a,
21bの基端部が接続されており、液圧アクチュエータ
20a,20bの出力が弾性ロッド21a,21bに伝
達されるようになっている。
【0023】図2の(b)に示すように、操作部5には
湾曲部6bを遠隔的に操作するための湾曲操作ノブ9が
設けられている。この湾曲操作ノブ9は、長尺な棒状部
材としてのノブ本体9aと、ノブ本体9aの先端に形成
された球状の把持部9bとから成る。ノブ本体9aの一
端側は操作部5の外部に突出されており、その突出端部
に前記把持部9bが形成されている。また、ノブ本体9
aはその他端側が操作部5の内部で支持ピン23により
回動自在に支持されている。ノブ本体9aには支持ピン
23の両側にそれぞれスリット25,28が形成されて
いる。これらのスリット25,28はノブ本体9aの長
手方向に沿って形成されている。また、ピン32、33
がスリット25,28に沿って移動自在に設けられてお
り、このピン32、33を介して2本のロッド24,2
7の基端側がそれぞれノブ本体9aに連結されている。
また、ロッド24,27の先端側は操作部5内に固定さ
れたポンプ26,29のピストン36(後述する)に接
続されている。そして、ロッド24,27は、この状態
で、操作部5の長手方向に進退自在に移動できるように
なっている。すなわち、ノブ本体9aを回動させると、
ピン32、33がスリット25,28に沿って移動し、
ロッド24,27が操作部5の長手方向に進退する。具
体的には、ノブ本体9aの回動に伴って、ロッド24,
27の一方が操作部5の長手方向に沿って先端側に押し
出されるとともに、ロッド24,27の他方が操作部5
の長手方向に沿って基端側に引張られる。
【0024】なお、ノブ本体9aの回動をロッド24,
27の進退運動に変換する方法として、このような構成
の他に、例えば回転運動を直線運動に変換するリンク機
構やカム機構などを利用しても良い。
【0025】次に、図3の(a)を参照しつつポンプ2
6,29の構造について説明する。ポンプ26,29
は、液密構造のシリンダ37と、このシリンダ37内に
摺動自在に嵌挿されたピストン36とから構成されてい
る。
【0026】ピストン36にはロッド24,27の先端
が連結されている。すなわち、前述したロッド24,2
7の進退運動がピストン36に伝達されるようになって
いる。また、ピストン36の外周面にはOリング35が
嵌着されており、ピストン36の液密的な摺動を可能に
している。
【0027】一方、シリンダ37の先端にはチューブ固
定部材40が螺着されている。また、チューブ固定部材
40の先端口金40aにはチューブ30,31の基端部
が嵌着されている。この場合、チューブ30,31の基
端部外周には固定糸41が巻き付けられており、これに
よって、先端口金40aに対するチューブ30,31の
固定を完全ならしめている。
【0028】なお、チューブ30,31は、図2に示す
ように、操作部5から軟性部6aの全長にわたって配設
されており、その先端が固定枠19に設けられた液圧ア
クチュエータ20a,20bに接続されている。
【0029】また、シリンダ37の内部と、後述する液
圧アクチュエータ20a,20bの内部、及び、シリン
ダ37と液圧アクチュエータ20a,20bの各内部に
連通するチューブ30,31の内部は、それぞれ、流体
Fで満たされている。この流体Fの注入は、シリンダ3
7の上部に設けられた液量調整口34を通じて行なわれ
る。したがって、液量調整口34から適宜流体Fを注入
することによってシリンダ37、チューブ30,31、
液圧アクチュエータ20a,20bの内部における流体
Fの量を調整できる。なお、液量調整口34には封止ネ
ジ38が着脱自在に捩じ込み固定される。
【0030】このような構成のポンプ26,29によれ
ば、ロッド24,27の進退動作が、ピストン36を介
して、シリンダ37、チューブ30,31及び液圧アク
チュエータ20a,20bの各内部に満たされた流体F
に伝達される。なお、この場合の流体Fとしては、例え
ば、油、水等が考えられる。
【0031】次に、図3の(b)を参照しつつ液圧アク
チュエータ20a,20bの構造について説明する。液
圧アクチュエータ20a,20bは、液密構造のシリン
ダ44と、このシリンダ44内に摺動自在に嵌挿された
ピストン43とから構成されている。ピストン43には
前述した弾性ロッド21a,21bの基端が連結されて
いる。この場合、弾性ロッド21a,21bはその基端
部がシリンダ44の先端に取り付けられた封止部材46
のロッド挿通孔46aを通じてシリンダ44内に導入さ
れ、この状態で、ピストン43の先端部に接続されてい
るものである。なお、ピストン43の外周面にはOリン
グ42が嵌着されており、ピストン43の液密的な摺動
を可能にしている。
【0032】また、シリンダ44の基端部に形成された
口金44aにはチューブ30,31の先端部が嵌着され
ている。この場合、口金44aに嵌着されたチューブ3
0,31の先端部外周には固定糸41が巻き付けられて
おり、これによって、口金44aに対するチューブ3
0,31の固定を完全ならしめている。
【0033】封止部材46とピストン43との間には圧
縮ばね45が設けられている。ピストン43はこの圧縮
ばね45によって常時シリンダ44の基端側に向けて付
勢された状態にあり、この状態で、ピストン43を押圧
する流体Fの圧力と圧縮ばね45のばね力との間に平衡
状態が保たれている。
【0034】次に、上記構成の液圧アクチュエータ20
a,20bとポンプ26,29とによって挿入部6の湾
曲部6bを湾曲させる際の動作について説明する。図2
の(b)に示すように、湾曲操作ノブ9を矢印の方向に
回動させると、ロッド24が先端側に向けて前進すると
ともに、ロッド29が基端側に向けて後退する。
【0035】ロッド24が先端側に向けて前進される
と、、ロッド24と接続するポンプ26内のピストン3
6が前方に押し出されてシリンダ37内の流体Fに圧力
が加えられる。この圧力は、チューブ30を通じて液圧
アクチュエータ20aのピストン43に伝達されて、こ
のピストン43を圧縮ばね45の付勢力に抗して前方に
移動させる。これによって、ピストン43に接続された
弾性ロッド21aが前方に押し出される。
【0036】一方、ロッド29が基端側に向けて後退さ
れると、ロッド29と接続するポンプ29内のピストン
36が基端側に後退して、シリンダ37及びチューブ3
1と連通する液圧アクチュエータ20b内の流体Fが吸
引される。その結果、液圧アクチュエータ20b内の流
体圧が減少して、ピストン43を押圧する流体Fの圧力
と圧縮ばね45のばね力との間の平衡状態がくずれる。
そのため、圧縮ばね45の付勢力によりピストン43が
シリンダ44内を手元側に移動されて、弾性ロッド21
bが手元側に牽引される。
【0037】このように、弾性ロッド21aが前方に押
し出される一方で、弾性ロッド21aが手元側に牽引さ
れると、湾曲部6bは図4に示すように下側(DOWN
方向)に湾曲動作される。
【0038】また、以上の動作とは逆に、湾曲操作ノブ
9を図2の(b)に示す矢印の方向と逆の方向に回動さ
せると、ロッド29が先端側に向けて前進するととも
に、ロッド24が基端側に向けて後退する。その結果、
弾性ロッド21bが前方に押し出されるとともに、弾性
ロッド21aが手元側に牽引されて、湾曲部6bが上側
(UP方向)に湾曲動作する。
【0039】以上説明したように、本実施例の内視鏡1
は、湾曲部6bがワイヤではなくピアノ線やプラスチッ
ク材料からなる弾性ロッド21a,21bによって湾曲
されるため、ワイヤのようにそれ自身の伸びによって操
作力の伝達が損なわれてしまうといった事態を極力防止
することができる。したがって、仮に、弾性ロッド21
a,21bが長尺となった場合でも操作力を十分に伝達
して湾曲部6bを確実に湾曲駆動させることができる。
なお、本実施例の場合には、弾性ロッド21a,21b
が湾曲部6bのみに配設されているため、弾性ロッド2
1a,21bの長さが比較的短く、操作力に対する弾性
ロッド21a,21bの追従性は極めて良好なものとな
る。また、形状記憶合金のように動作速度が遅いといっ
た不都合もない。
【0040】また、ピアノ線やプラスチック材料等から
なる弾性ロッド21a,21bは、押し出し力に対して
も十分に追従することができ、ワイヤのように座屈する
ことが極めて少ない。つまり、押し出し力を有効に利用
できる。したがって、本実施例のごとく、押し出し力に
よって湾曲部6bを湾曲させることが可能となる。
【0041】また、ワイヤによって湾曲部6bを湾曲さ
せると、挿入部6が被検査物の曲がり部を通過してルー
プ状に曲がった場合に、ワイヤーの伸びや機構的なガタ
の影響によって、操作部5側の操作力に対する湾曲部6
bの湾曲動作の追従性が極端に悪くなり、湾曲機能を果
たすことができない虞があるが、本実施例の場合には、
操作部5側の操作力を流体圧によって湾曲部6b側に伝
達するため、挿入部6がループ状に曲がった場合であっ
ても、操作部5側の操作力を確実に湾曲部6b側に伝達
することができる。なお、本実施例では、流体圧の伝達
経路すなわちチューブ30,31の内面の表面粗さをで
きるだけ小さくすることが望ましい。これによって、チ
ューブ30,31内における流体抵抗を極力少なくで
き、タイムリーな動作応答を確保できる。
【0042】また、本実施例の内視鏡1は、湾曲機構と
して単動式のアクチュエータ20a,20bを使用し、
且つ、このアクチュエータ20a,20bを駆動させる
ポンプ26,29が操作部5内に配設されているため、
構造がコンパクトになる。また、摩擦等によって耐久性
が損なわれてしまうといった事態も極めて少ない。
【0043】さらに、本実施例の内視鏡1は、単動式の
アクチュエータ20a,20bを構成するピストン43
の戻り力を圧縮ばね45の付勢力によって補っている。
すなわち、単動式の場合、ピストン43の戻り力は大気
圧に依存するのが一般的である。つまり、大気圧に依存
した力により液圧に抗したピストン43の戻りを実現す
るのが常である。そのため、本実施例のような圧縮ばね
45を有していない場合には、弾性ロッド21a,21
bを引く力よりも押す力の方が強くなる。例えば、ピス
トン43の直径を2mm、湾曲時の流体圧を1kgf/
mm2 、大気圧を1気圧とすると、流体Fが弾圧ロッド
21a,21bを押す力は約3kgf、弾性ロッド21
a,21bを戻す(引く)力は約30gfとなり、押す
力に比べて引く力が極端に小さくなる。しかし、本実施
例の液圧アクチュエータ20a,20bは、圧縮ばね4
5を有し、ピストン43が流体圧と逆方向に圧縮ばね4
5の付勢力を受けるから、弾性ロッド21a,21bを
戻す(引く)力を十分大きくすることができる。
【0044】次に、本発明の第2の実施例を図5ないし
図13を参照しつつ説明する。本実施例は、前述した第
1の実施例の内視鏡1における2方向(UP/DOW
N)湾曲の湾曲機構を4方向湾曲に応用したものであ
る。
【0045】すなわち、本実施例では、図5に示すよう
なジョイスティックタイプの湾曲操作ノブ50が使用さ
れる。図6は図5のAーA線に沿う略断面図であり、湾
曲操作ノブ50を図示のRIGHT/LEFT方向に回
動させると、支点60を通る回転軸51まわりに回動プ
レート59が回動し、回動プレート59に固定されたシ
ャフト58とリングプレート53とが回動するようにな
っている。そして、リングプレート53の回動によって
リングプレート53にピン57を介して連結されたロッ
ド55が前後に進退する。
【0046】このような動作機構は図5に示すように別
にもう一つ設けられている。すなわち、湾曲操作ノブ5
0をUP/DOWN方向に回動させると、支点60を通
り且つ回転軸51と直交する回転軸(図示せず)のまわ
りに回動プレート59と同一形状の回動プレート(図示
せず)が回動し、この回動プレートに固定されたシャフ
ト(図示せず)とリングプレート52とが回動するよう
になっている。そして、リングプレート52の回動によ
ってリングプレート52にピン56を介して連結された
ロッド54が左右に移動する。
【0047】これらの機構のうち、リングプレート5
2,53とロッド54,55との動作機構は、前述した
第1の実施例における操作ノブ9とロッド24,27と
の動作機構に対応している。
【0048】すなわち、図7に示すように、リングプレ
ート52,53には1つのスリット65が形成されてい
る。このスリット65はリングプレート52,53の長
手方向に沿って形成されている。また、ピン56,57
がスリット65に沿って移動自在に設けられており、こ
のピン56,57を介してロッド54,55がその長手
方向の略中央部でリングプレート52,53に連結され
ている。また、ロッド54,55の両端部はそれぞれポ
ンプに接続されている。すなわち、図5に示すように、
ロッド54の両端部がそれぞれポンプ63,64に接続
され、ロッド55の両端部がそれぞれポンプ61,62
に接続されている。これらのポンプ61,62,63,
64はいずれも第1の実施例のポンプ26,29と同一
構造になっている。したがって、リングプレート52,
53の回動によってロッド54,55がその軸方向に移
動すると、ロッド54,55の両側に接続されたポンプ
のピストン91,92が動作する。すなわち、ロッド5
4、55の進退運動がピストン36に伝達される。
【0049】また、図5に示すように、各ポンプ61,
62,63,64のシリンダ93,94にはそれぞれテ
フロンチューブや塩化ビニルチューブ等からなるチュー
ブ81,82,87,88が接続されている。これらの
チューブ81,82,87,88は、内視鏡の操作部5
から軟性部6aの全長にわたって配設され、湾曲部6b
の基端の固定枠19に設けられた4つの液圧アクチュエ
ータ90,91,92,93に別々に接続されている
(図8参照)。これら4つの液圧アクチュエータ90,
91,92,93は全て第1の実施例で説明した液圧ア
クチュエータ20a,20bと同一の構造を備えてい
る。なお、固定枠19における液圧アクチュエータ9
0,91,92,93の設置状態が図9に示されてい
る。すなわち、4つの液圧アクチュエータ90,91,
92,93は、固定枠19の内面に、周方向に互いに9
0度の角度間隔をおいて設置されている。
【0050】また、シリンダ93,94の内部と、液圧
アクチュエータ90,91,92,93の内部、及び、
シリンダ93,94と液圧アクチュエータ90,91,
92,93の各内部に連通するチューブ81,82,8
7,88の内部は、それぞれ、流体Fで満たされてい
る。したがって、ロッド54,55の進退動作が、ピス
トン91,92を介して、シリンダ93,94、チュー
ブ81,82,87,88及び液圧アクチュエータ9
0,91,92,93の各内部に満たされた流体Fに伝
達される。
【0051】図8及び図9に示すように、4つの液圧ア
クチュエータ90,91,92,93のピストン43に
はそれぞれ1本の弾性ロッド77,78,79,80の
基端が連結されている。また、ピストン43は第1の実
施例と同様に圧縮ばね45によって付勢されている(図
8参照)。
【0052】図12に湾曲部6bの湾曲管17を構成す
る湾曲駒67…の構造を示す。各湾曲駒67は、円筒形
状の駒本体67aと、この駒本体67aと一体に形成さ
れて駒本体67aの長手方向に沿って延設された互いに
直交する2枚の板体100,101とから構成されてい
る。これら2枚の板体100,101は、例えば、互い
に一体に形成された十字板として、駒本体67aの長手
方向に沿って嵌着されてあっても良いし、また、駒本体
67aと一体に成型されてあっても良い。
【0053】また、各板体100,101の両端は、駒
本体67aの端面から円弧状に突出して、湾曲駒67の
両端部に略半球状の係合部を形成している。すなわち、
駒本体67aの一端面から突出する板体100,101
の円弧状の一端面105には、板体100,101同志
の交差部115の両側に、係合凸部102,103が形
成され、また、駒本体67aの他端面から突出する板体
100,101の円弧状の他端面106には、板体10
0,101同志の交差部119の両側に、係合凹部11
0,111が形成されている。
【0054】また、板体100,101同志の交差部1
15には湾曲駒67を貫通する連結ワイヤー挿通孔12
0が形成され、また、駒本体67aの外周部には周方向
に90度の角度間隔をおいて駒本体67aを貫通する4
つの弾性ロッド挿通孔121…が形成されている。図面
では、各弾性ロッド挿通孔121…は、板体100,1
01と駒本体67aとの境界部位に位置している。
【0055】このような構成の湾曲駒67…は、互いの
係合凸部102,103と係合凹部110,111とを
係合させた状態で長手方向に連接され、各連結ワイヤー
挿通孔120…内に1本の連結ワイヤー130を挿通す
ることによって互いに連結される。この場合、連結ワイ
ヤー130は、図8に示すように、その両端が口金73
を介して先端硬質部6cと固定枠19とに固定される。
また、このような湾曲駒67の連結状態では、図13に
示すように、係合凸部102,103が、2θ度の自由
度を有して、係合凹部110,111内で傾くことがで
きるようになっている。
【0056】また、各湾曲駒67…の弾性ロッド挿通孔
121…内には液圧アクチュエータ90,91,92,
93にそれぞれ連結された弾性ロッド77,78,7
9,80が挿通されており、液圧アクチュエータ90,
91,92,93の動作をこれら弾性ロッド77,7
8,79,80を介して湾曲駒67に伝達することがで
きるようになっている。したがって、この場合、弾性ロ
ッド77,78,79,80の先端は最先端の湾曲駒6
7の固定穴140で接着剤等によって固着されている。
【0057】次に、上記構成の湾曲機構の動作について
説明する。湾曲操作ノブ50を図5に矢印で示すDOW
N方向に回動させると、リングプレート52が時計回り
に回動してロッド54が図中左方向に移動する。この
時、ポンプ64内のピストン91が流体Fをチューブ8
8内に吐き出すように移動するとともに、ポンプ63内
のピストン92がチューブ87内の流体Fをシリンダ9
4内に吸引するように移動する。その結果、ロッド54
の押出し力が、チューブ88内の流体Fを介して、チュ
ーブ88に連結された液圧アクチュエータ90の内部流
体Fに伝達され、液圧アクチュエータ90のピストン4
3が先端側に移動する。したがって、ピストン43に連
結された弾性ロッド77が先端側に押出される。
【0058】一方、これとは逆に、ロッド54の牽引動
作に伴なうポンプ63内への流体Fの吸引は、ポンプ6
3とチューブ87を介して連結される液圧アクチュエー
タ92内の流体圧を減少させる。これにより、圧縮ばね
45の付勢力により液圧アクチュエータ92のピストン
43が手元側に移動される。したがって、ピストン43
に連結された弾性ロッド79が手元側に牽引される。
【0059】このように、弾性ロッド77が前方に押し
出される一方で、弾性ロッド79が手元側に牽引される
と、湾曲部6bは図10に示すように下側(DOWN方
向)に湾曲動作される。
【0060】以上の動作は、湾曲部6bをUP方向、R
IGHT方向、LEFT方向に湾曲させる場合でも同様
である。すなわち、操作ノブ50を図5に示すUP方向
に回動させると、ロッド54が図中右方向に移動して、
液圧アクチュエータ90が弾性ロッド77を手元側に牽
引するとともに、液圧アクチュエータ92が弾性ロッド
79を先端側に押出して、湾曲部6bがUP方向に湾曲
する。また、操作ノブ50を図5に示すRIGHT方向
に回動させると、ロッド55が図中前方向に移動して、
液圧アクチュエータ91が弾性ロッド78を先端側に押
出すとともに、液圧アクチュエータ93が弾性ロッド8
0を手元側に牽引して、湾曲部6bがRIGHT方向に
湾曲する。また、操作ノブ50を図5に示すLEFT方
向に回動させると、ロッド55が図中後方向に移動し
て、液圧アクチュエータ91が弾性ロッド78を手元側
に押牽引するとともに、液圧アクチュエータ93が弾性
ロッド80を先端側に押出して、湾曲部6bがLEFT
方向に湾曲する。
【0061】なお、いずれの湾曲動作においても、湾曲
駒67は、図13に示す係合凸部102,103と係合
凹部110,111が噛み合った状態で回動するため、
湾曲駒67同志が連結ワイヤー130の回りにねじれる
ことはない。したがって、弾性ロッド77,78,7
9,80に湾曲動作以外の余計な応力がかからないた
め、弾性ロッド77,78,79,80の耐性が向上す
る。
【0062】なお、ポンプ61〜63と液圧アクチュエ
ータ90〜93とを連結するチューブ81,82,8
7,88の外周に、図11に示すように、コイル160
を巻いても良い。また、このコイル160はチューブ8
1,82,87,88の全長にわたって設けられていて
も良い。このように、コイル160を巻装すれば、チュ
ーブ81,82,87,88の内圧が高まった際に、チ
ューブ81,82,87,88の膨脹を防止できるた
め、湾曲操作に対する湾曲部6bの追従性を向上させる
ことができる。この場合のコイル160は、薄板をコイ
ル状に巻いて成るフレックスであっても良く、また、細
線を編み込んで成るブレードであっても良い。 なお、
以上説明してきた態様により、以下の項で示す各種の構
成が得られる。 1.遠隔的に湾曲駆動される湾曲部を
有する湾曲機能付き可撓管において、流体圧を形成する
流体圧ポンプと、流体圧作動の単動式アクチュエータ
と、前記流体圧ポンプの流体圧を前記単動式アクチュエ
ータに伝達する流体圧伝達手段と、前記湾曲部に配設さ
れ前記単動式アクチュエータによって押し引き操作され
る弾性ロッドとを具備し、前記弾性ロッドの押し引き動
作によって前記湾曲部が湾曲駆動されることを特徴とす
る湾曲機能付き可撓管。
【0063】2.前記単動式アクチュエータがピストン
とシリンダとから構成されることを特徴とする第1項に
記載の湾曲機能付き可撓管。 3.前記単動式アクチュエータにはピストンを一方向へ
付勢する付勢機構が設けられていることを特徴とする第
2項に記載の湾曲機能付き可撓管。
【0064】4.前記可撓管が内視鏡の挿入部であるこ
とを特徴とする第1項に記載の湾曲機能付き可撓管。 5.単動式アクチュエータを駆動する前記流体圧ポンプ
が内視鏡の操作部内に設けられていることを特徴とする
第4項に記載の湾曲機能付き可撓管。 6.前記流体圧ポンプがピストンとシリンダとから構成
されることを特徴とする第1項に記載の湾曲機能付き可
撓管。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の湾曲機能
付き可撓管によれば、湾曲部がワイヤではなくピアノ線
やプラスチック材料からなる弾性ロッドによって湾曲さ
れるため、ワイヤのようにそれ自身の伸びによって操作
力の伝達が損なわれてしまうといった事態を極力防止す
ることができる。したがって、仮に、弾性ロッドが長尺
となった場合でも操作力を十分に伝達して湾曲部を確実
に湾曲駆動させることができる。
【0066】また、この場合、弾性ロッドは湾曲部に配
設されているため、弾性ロッドの長さが比較的短く、操
作力に対する弾性ロッドの追従性は極めて良好なものと
なる。また、形状記憶合金のように動作速度が遅いとい
った不都合もない。
【0067】また、ピアノ線やプラスチック材料等から
なる弾性ロッドは、押し出し力に対しても十分に追従す
ることができ、ワイヤのように座屈することが極めて少
ない。つまり、押し出し力を有効に利用できる。したが
って、押し出し力によって湾曲部を湾曲させることが可
能となる。
【0068】また、ワイヤによって湾曲部を湾曲させる
と、可撓管が被検査物の曲がり部を通過してループ状に
曲がった場合に、ワイヤーの伸びや機構的なガタの影響
によって、操作部側の操作力に対する湾曲部の湾曲動作
の追従性が極端に悪くなり、湾曲機能を果たすことがで
きない虞があるが、本発明の場合には、操作部側の操作
力を流体圧によって湾曲部側に伝達するため、可撓管が
ループ状に曲がった場合であっても、操作部側の操作力
を確実に湾曲部側に伝達することができる。
【0069】また、本発明の可撓管は、湾曲機構として
単動式のアクチュエータを使用し、且つ、このアクチュ
エータを駆動させるポンプを有しているため、構造がコ
ンパクトになる。また、摩擦等によって耐久性が損なわ
れてしまうといった事態も極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡とその周辺
機器を示す概略構成図である。
【図2】(a)は図1の内視鏡の挿入部の先端側の断面
図、(b)は内視鏡の操作部の内部構成図である。
【図3】(a)は図1の内視鏡の操作部に設けられた流
体圧ポンプの拡大断面図、(b)は図1の内視鏡の挿入
部に設けられた単動式アクチュエータの拡大断面図であ
る。
【図4】内視鏡湾曲部の湾曲動作状態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例に係る内視鏡の湾曲機構
を構成する操作ノブ周辺の機構を示す斜視図である。
【図6】図5のAーA線に沿う略断面図である。
【図7】図5の操作ノブの回動操作に伴なう流体圧ポン
プの動作状態を示す図である。
【図8】図5の湾曲機構によって動作される内視鏡湾曲
部の断面図である。
【図9】内視鏡挿入部における単動式アクチュエータの
配置状態を示す図である。
【図10】内視鏡湾曲部の湾曲動作状態を示す図であ
る。
【図11】流体圧伝達チューブの一例を示す一部断面を
有する図である。
【図12】湾曲駒の一例を示す斜視図である。
【図13】図12の湾曲駒の係合凸部と係合凹部との係
合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡、6…挿入部(可撓管)、6b…湾曲部、2
0a,20b,90,91,92,93…単動式アクチ
ュエータ、21a,21b,77,78,79,80…
弾性ロッド、26,29,61,62,63,64…ポ
ンプ(流体圧ポンプ)、30,31,81,82,8
7,88…チューブ(流体圧伝達手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔的に湾曲駆動される湾曲部を有する
    湾曲機能付き可撓管において、流体圧を形成する流体圧
    ポンプと、流体圧作動の単動式アクチュエータと、前記
    流体圧ポンプの流体圧を前記単動式アクチュエータに伝
    達する流体圧伝達手段と、前記湾曲部に配設され前記単
    動式アクチュエータによって押し引き操作される弾性ロ
    ッドとを具備し、前記弾性ロッドの押し引き動作によっ
    て前記湾曲部が湾曲駆動されることを特徴とする湾曲機
    能付き可撓管。
JP6149341A 1994-06-30 1994-06-30 湾曲機能付き可撓管 Pending JPH0815615A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097883A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Olympus Corp 内視鏡の湾曲部構造
JP2012125588A (ja) * 2004-06-07 2012-07-05 Novare Surgical Systems Inc 可撓ヒンジによって接続されたリンクを備える関節運動機構
KR101258779B1 (ko) * 2011-07-26 2013-04-29 김명희 내시경 방향 선회보조구

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