JPH08155698A - 圧粉体成形装置 - Google Patents

圧粉体成形装置

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JPH08155698A
JPH08155698A JP33000094A JP33000094A JPH08155698A JP H08155698 A JPH08155698 A JP H08155698A JP 33000094 A JP33000094 A JP 33000094A JP 33000094 A JP33000094 A JP 33000094A JP H08155698 A JPH08155698 A JP H08155698A
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JP
Japan
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punch
rubber
die
powder
mandrel
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Application number
JP33000094A
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English (en)
Inventor
Masato Sagawa
眞人 佐川
Hiroshi Nagata
浩 永田
Toshihiro Watanabe
俊宏 渡辺
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Intermetallics Co Ltd
Original Assignee
Intermetallics Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/022Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form
    • B30B15/024Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form using elastic mould parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ダイdに装着された、粉末が充填される凹部を
有するゴムモールドmを圧縮して圧粉体を成形する圧粉
体成形装置において、上記ゴムモールドの凹部にマンド
レルp2或いは型部材u1、u2を配設するとともに、
パンチp3による粉末が充填されたゴムモールドの圧縮
の際に、パンチに対する上記マンドレル或いは型部材の
相対的な移動を吸収するゴム製部材c、g1、mを有す
るものである。 【効果】ダイに装着されたゴムモールドをパンチで圧縮
する際に、マンドレル或いは型部材が入り込むための挿
入孔がパンチに形成されていないので、粉末の噛み込み
や圧粉体の割れ、欠けの問題がなく、所望の正確な圧粉
体を歩留りよく成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイに装着された、粉
末或いは粒状物等(以下、単に、「粉末」という。)が
充填されたゴムモールドを、パンチにより圧縮して圧粉
体を成形する圧粉体成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先の出願において、ダイに
装着された、粉末が高密度に充填されたゴムモールド
を、パンチにより圧縮して圧粉体を成形する種々の圧粉
体成形装置を提案した。
【0003】先ず最初に、上述した本出願人に係る出願
において開示されている圧粉体成形装置の一例を、圧粉
体成形装置の垂直断面図である図12及び圧粉体成形装
置の要部垂直断面図である図13を用いて説明する。
【0004】dは、筒状のダイ(以下、単に、「ダイ」
という。)であり、ダイdには、ダイdの上面d1から
所定量その先端部が突出したマンドレルp2が突設され
た下パンチp1が挿着されている。ダイdとダイdに挿
着された下パンチp1により形成される凹部(以下、単
に、「ダイキャビティ」という。)1には、成形される
圧粉体の形状に応じた所定形状の凹部(以下、単に、
「ゴムキャビティ」という。)m1を有するとともに、
底部に下パンチp1のマンドレルp2が貫通する孔m2
が穿設されたゴムモールドmが装着されており、ゴムモ
ールドmの内面とマンドレルp2の外周面との間に形成
される空間部2には、粉末が高密度に充填される。
【0005】cは、粉末が高密度に充填されたゴムモー
ルドmを覆うゴムモールドmと略同じゴム材で形成され
た蓋部材であり、蓋部材cの上面c1は、ゴムモールド
mに蓋部材cを被せた際に、ダイdの上面d1と略面一
となるように構成されており、そして、蓋部材cにも、
マンドレルp2が貫通する透孔c2が穿設されている。
【0006】なお、後述するように、マンドレルp2を
下パンチp1とは別体に形成し、マンドレルp2の下端
部を、ゴムモールドmの底部に穿設された孔m2に嵌着
して、ゴムモールドmのゴムキャビティm1にマンドレ
ルp2を配設するように構成することもできる。
【0007】下パンチp1は、補助支持プレート3上に
載置され、ボルト4により補助支持プレート3に固定さ
れており、下パンチp1が固定された補助支持プレート
3は、インデックステーブル或いは機台5にボルト6、
6’により固定されている。また、下パンチp1の上面
p1’には、ダイdと下パンチp1との隙間にゴムモー
ルドmが噛み込まれることを防止するために、マンドレ
ルp2が貫通する孔7aが穿設された環状のバックアッ
プリング7が配設されている。下パンチp1が挿着され
るダイdの底面d2と補助支持プレート3間には、下パ
ンチp1を囲むように皿バネ8が配設されている。な
お、皿バネ8に代えて、コイルスプリング、硬質ウレタ
ンゴムを利用したゴムクッション、スプリング効果を有
する流体シリンダー等の種々のバネ部材を使用すること
もできる。
【0008】上パンチp3は、ダイdの上面d1に載置
され、ダイキャビティ1を覆うように、ダイキャビティ
1の平面形状より大きく形成されており、また、上パン
チp3には、下パンチp1のマンドレルp2が挿入され
る孔p4が穿設されている。9は、上パンチp3の下面
に設けられた環状凹部p5に配設された環状のバックア
ップリングであり、バックアップリング9は、ダイdの
上面d1に上パンチp3が載置された際に、ダイdとゴ
ムモールドmに被せられた蓋部材cとの接触線10を被
うように配置されている。同様に、11は、孔p4の周
囲に沿って設けられた段部p6に配設された環状のバッ
クアップリングである。バックアップリング9、11
は、上パンチp3の下面p3’と面一になるように、そ
れぞれ環状凹部p5及び段部p6に配設されている。
【0009】圧粉体を成形する際には、先ず最初に、蓋
部材cが外されたゴムモールドmのゴムキャビティm1
に、ゴムモールドmの上面m3まで粉末を高密度に充填
し、次いで、図12に示されているように、ゴムモール
ドmに蓋部材cを被せる。次いで、上パンチp3に穿設
された孔p4に、下パンチp1のマンドレルp2が挿入
されるように、上パンチp3と下パンチ1とを正確に位
置決めしながら上パンチp3を下降させて、図13に示
されているように、上パンチp3をダイdの上面d1に
載置するとともに、更に、上パンチp3を下降させる
と、ダイdと補助支持プレート3間に配設された皿バネ
8に抗して、ダイdが上パンチp3とともに下降する。
このように上パンチp3及びダイdは下降するが、補助
支持プレート3を介してインデックステーブル或いは機
台5に載置されている下パンチp1は下降しないので、
ダイd、下パンチp1及び上パンチp3により形成さ
れ、粉末が充填され蓋部材cが被せられたゴムモールド
mが装着されている空間部、即ち、ダイキャビティ1の
深さが浅くなり、従って、ダイキャビティ1に装着され
ているゴムモールドmのゴムキャビティm1が内側に収
縮し、ゴムキャビティm1に高密度に充填された粉末が
圧縮されて圧粉体が成形されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した圧粉体成形装
置においては、ゴムモールドmのゴムキャビティm1に
高密度に充填された粉末を圧縮する際に、上パンチp3
に穿設された孔p4に下パンチp1のマンドレルp2が
挿入されるように、上パンチp3と下パンチ1とを正確
に位置決めしながら上パンチp3を下降させる必要があ
り、従って、圧粉体成形装置に高性能の位置決め手段を
配設しなければならず、圧粉体成形装置が複雑化し、高
価なものになるとともに、上パンチp3と下パンチ1と
の正確な位置決めに時間がかかるために、圧粉体成形装
置の生産性が悪いという問題がある。
【0011】また、上パンチp3の孔p4と下パンチp
1のマンドレルp2とのすり合わせ隙間に粉末が入り込
み、下パンチp1のマンドレルp2や上パンチp3の孔
p4が摩耗するという問題があり、また、上パンチp3
の孔p4の周囲に配設されたバックアップリング11が
損傷するという問題がある。
【0012】更に、上パンチp3の孔p4と下パンチp
1のマンドレルp2との正確な位置決めが行われない
と、上パンチp3と下パンチp1とにより、粉末が充填
されたゴムモールドmを圧縮する際に、マンドレルp2
に横からの外力が作用し、マンドレルp2が横方向に移
動し偏心することになる。従って、成形された円筒状圧
粉体の孔が偏心して成形されたり、肉厚が不均一となっ
たり或いは圧粉体の成形後に、上パンチp3の上昇によ
って上パンチp3の孔p4からマンドレルp2が抜かれ
て、マンドレルp2への横からの外力が取り除かれた際
には、成形された圧粉体が壊れる等の問題がある。この
ような成形された圧粉体が壊れるトラブルは、特に、肉
厚の薄い圧粉体の場合に顕著となる。
【0013】更にまた、圧粉体成形装置の要部垂直断面
図である図14に示されているように、マンドレルp2
或いはゴムモールドmの底部に穿設された孔m2を貫通
し下パンチp1の上面p1’に載置されている型部材u
1が、円錐台のように周面が傾斜状に形成されている場
合には、上パンチp3の孔p4’も、円錐台状に形成し
なければならない。従って、下パンチp1と上パンチp
3とによるゴムモールドmに充填された粉末の圧縮成形
に先立って、上パンチp3をダイdの上面d1に載置し
た際に、上パンチp3の円錐台状の孔p4’の下部と円
錐台状の型部材u1の上面との間に隙間s1が形成さ
れ、下パンチp1と上パンチp3とによりゴムモールド
mに充填された粉末を圧縮すると、この隙間s1から粉
末が上パンチp3の円錐台状の孔p4’に入り込んで、
所望の形状或いは密度を有する圧粉体が成形できないと
いう問題がある。
【0014】本発明の目的は、上述した圧粉体成形装置
が有する課題を解決するとともに、生産性の向上した、
また、保守管理の容易な圧粉体成形装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、ダイに装着された凹部を
有するゴムモールドを圧縮して圧粉体を成形する圧粉体
成形装置において、上記凹部にマンドレル或いは型部材
が配設されるとともに粉末が充填されたゴムモールド
を、パンチにより圧縮する際に、パンチに対する上記マ
ンドレル或いは型部材の相対的な移動を吸収するゴム製
部材を有するものであり、第2には、上記の相対的な移
動を吸収するゴム製部材を、ゴムモールドを被う蓋部材
としたものであり、第3には、上記の相対的な移動を吸
収するゴム製部材を、ゴムモールドとしたものであり、
第4には、上記の相対的な移動を吸収するゴム製部材
を、パンチの下面に取着されたゴム部材としたものであ
り、第5には、上記の相対的な移動を吸収するゴム製部
材を、パンチの下面に取着されたゴム部材及びゴムモー
ルドとしたものである。
【0016】以下に、図13と同様の圧粉体成形装置の
要部垂直断面図である図1〜図9を用いて、本発明の圧
粉体成形装置の実施例について説明するが、本発明の趣
旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでは
ない。なお、上述した従来の圧粉体成形装置の部材と同
じ部材に対しては、同じ符号が付されている。
【0017】本発明の圧粉体成形装置においては、図1
に示されているように、下パンチp1の上面p1’から
突設されたマンドレルp2の上端面p2’が、ダイdの
上面d1とゴムモールドmの上面m3との間に位置する
ように、マンドレルp2の高さを、適宜設定する。図1
2に示されているような従来の上パンチp3と異なり、
本発明の圧粉体成形装置における上パンチp3には、圧
縮中、下パンチp1と上パンチp3の接近分以上の深さ
を有する孔p4が設けられておらず、上パンチp3の下
面p3’は、平坦に形成されているか或いは孔が形成さ
れている場合でも、その深さは、圧縮中の下パンチp1
と上パンチp3の接近分以下である。
【0018】ゴムモールドmの上面m3を被う蓋部材c
には、マンドレルp2が貫通するような透孔は穿設され
ておらず、蓋部材cの下面c3には、マンドレルp2の
上端部が嵌合する窪みc4が設けられている。勿論、必
要に応じて、このような窪みc4を設けずに、蓋部材c
の下面c3を平坦に形成することもできる。蓋部材cに
窪みc4を設けない場合には、マンドレルp2の上端面
p2’が、ゴムモールドmの上面m3と同じか或いはゴ
ムモールドmの上面m3から若干突出するように構成す
ることが好ましい。
【0019】上述したような構成を有する圧粉体成形装
置を使用して圧粉体を成形する際には、先ず最初に、蓋
部材cが被さってないゴムモールドmのゴムキャビティ
m1に、粉末を、ゴムモールドmの上面m3まで高密度
に充填する。次いで、ゴムモールドmに、蓋部材cの窪
みc4がマンドレルp2の上端部に嵌合するように蓋部
材cを被せる。
【0020】次いで、ゴムモールドmのゴムキャビティ
m1に高密度に充填された粉末を圧縮するために、図2
に示されているように、上パンチp3を下降させて、上
パンチp3の下面p3’をダイdの上面d1に載置す
る。その後更に、上パンチp3を下降させると、上述し
たように、ダイdと補助支持プレート3間に配設された
皿バネ8に抗して、ダイdが上パンチp3とともに下降
するが、下パンチp1は下降しないので、ダイd、下パ
ンチp1及び上パンチp3により形成され、粉末が充填
され蓋部材cが被せられたゴムモールドmが装着されて
いる空間部、即ち、ダイキャビティ1の深さが浅くな
り、従って、ダイキャビティ1に装着されているゴムモ
ールドmのゴムキャビティm1が内側に収縮し、ゴムキ
ャビティm1に高密度に充填された粉末が圧縮され圧粉
体が成形されることになる。
【0021】この際、上述したように、ダイdと上パン
チp3は下降するが、下パンチp1は下降しないので、
上パンチp3及びダイdの下降した分だけ、下パンチp
1のマンドレルp2の上端部が、ゴム製の蓋部材cを圧
縮変形させることになり、上パンチp3及びダイdに対
するマンドレルp2の相対的な上方への移動が、蓋部材
cの圧縮変形により吸収される。このように、下パンチ
p1と上パンチp3が接近した分を、ゴム製の蓋部材c
を圧縮変形させることにより吸収するためには、ゴム製
の蓋部材cの厚さが十分厚いことが必要である。ゴム製
の蓋部材cがマンドレルp2の相対的な移動を吸収する
ためには、ゴム製の蓋部材cの厚さは、吸収しなくては
ならないマンドレルp2の相対的な移動距離より大きく
なければならず、好ましくは、ゴム製の蓋部材cの厚さ
は、この移動距離の1.5倍以上であり、ゴム製の蓋部
材cの高寿命のためには2倍以上必要である。
【0022】下パンチp1と上パンチp3により、粉末
が充填されたゴムモールドmを圧縮する際に、上述した
ように、下パンチp1のマンドレルp2が、上パンチp
3の孔p4に挿入されるように正確に位置決めする必要
がないので、従って、高性能な位置決め機構を省略する
ことができ、圧粉体成形装置の構造を簡素化することが
できるとともに、下パンチp1と上パンチp3の厳密な
位置決めに要する時間が省略でき、圧粉体成形装置の生
産性が向上する。
【0023】また、上パンチp3の下面p3’は平坦に
形成されており、孔等が穿設されていないので、従来の
ように、上パンチp3の孔p4と下パンチp1のマンド
レルp2或いは型部材u1とのすり合わせ隙間に粉末が
入り込み、下パンチp1のマンドレルp2、型部材u
1、上パンチp3の孔p4或いはバックアップリング1
1が摩耗するというようなトラブルも発生しないので、
従って、圧粉体成形装置の保守管理が容易となる。
【0024】更に、上パンチp3と下パンチp1とによ
り粉末が充填されたゴムモールドmを圧縮する際に、上
パンチp3の孔p4とマンドレルp2との正確な位置決
めが行われないために惹起される横からの外力により、
マンドレルp2或いは型部材u1が横方向の偏心した位
置に移動し、円柱状圧粉体の孔が偏心して成形された
り、肉厚さが不均一となったりするようなことがなく、
正確な圧粉体を成形することができる。更にまた、圧粉
体の成形後、上パンチp3の孔p4からマンドレルp2
或いは型部材u1が抜かれて、マンドレルp2或いは型
部材u1への横からの外力が取り除かれた際に、圧粉体
が壊れるというようなトラブルの発生を防止することが
できる。なお更に、従来、正確な成形が不可能であっ
た、円錐台状の中心孔を有する圧粉体等の中心孔の断面
積が変化する形状を有する圧粉体の成形が可能となる。
【0025】図3及び図4に示されている実施例は、図
1及び図2に示されている実施例とは異なり、蓋部材c
を使用しない場合であり、ダイdの上面d1とゴムモー
ルドmの上面m3とが面一に構成されている。一方、ゴ
ムモールドmの底部には窪みm4が設けられており、窪
みm4には、柱状等の型部材u2の上端面u2’が、ダ
イdの上面d1及びゴムモールドmの上面m3と同じか
或いはゴムモールドmの上面m3から若干突出するよう
に、型部材u2の下端部u2”が嵌着されている。
【0026】圧粉体を成形する際には、図3に示されて
いるように、ゴムモールドmのゴムキャビティm1に、
ゴムモールドmの上面m3まで粉末を高密度に充填す
る。次いで、図4に示されているように、上パンチp3
を、上パンチp3の下面p3’が、ダイdの上面d1に
載置されるまで下降させる。次いで、更に、上パンチp
3を下降させると、上述したように、ダイdと上パンチ
p3が下降し、下パンチp1が下降しないことにより、
ダイキャビティ1の深さが浅くなり、従って、ダイキャ
ビティ1に装着されているゴムモールドmのゴムキャビ
ティm1が内側に収縮し、ゴムキャビティm1に高密度
に充填された粉末が圧縮され圧粉体が成形される。この
際、ダイdと上パンチp3の下降に伴う型部材u2の相
対的な移動は、型部材u2の下端部u2”と下パンチp
1の上面p1’との間に介在するゴムモールドmの底部
の圧縮変形によって吸収される。
【0027】圧粉体が成形された後は、上パンチp3を
上昇させて、ゴムモールドmから型部材u2を抜き取
り、その後、圧粉体をゴムモールドmから取り出す。勿
論、型部材u2と共に圧粉体をゴムモールドmから抜き
取り、その後、圧粉体から型部材u2を抜き取ることも
できる。
【0028】図5及び図6に示されている実施例におい
ては、下パンチp1のマンドレルp2の高さが、ダイd
の上面d1及びダイdの上面d1と面一なゴムモールド
mの上面m3と同じか或いは、若干、ダイdの上面d1
及びゴムモールドmの上面m3より突出するように構成
されている。一方、上パンチp3の下面に配設されたバ
ックアップリング9の内側に適当な深さを有する凹部p
3”を設け、この凹部にゴム部材g1を配設する。
【0029】圧粉体を成形する際には、ゴムモールドm
のゴムキャビティm1に、ゴムモールドmの上面m3ま
で粉末を高密度に充填し、次いで、上パンチp3を、上
パンチp3の下面p3’が、ダイdの上面d1に載置さ
れるまで下降させる。次いで、更に、上パンチp3を下
降させると、上述したように、ダイdと上パンチp3が
下降し、下パンチp1が下降しないことにより、ダイキ
ャビティ1の深さが浅くなり、従って、ダイキャビティ
1に装着されているゴムモールドmのゴムキャビティm
1が内側に収縮し、ゴムキャビティm1に高密度に充填
された粉末が圧縮され圧粉体が成形される。この際、ダ
イdと上パンチp3の下降により、下パンチp1のマン
ドレルp2の上端部が、図6に示されているように、ゴ
ム部材g1を圧縮変形させてゴム部材g1に入り込むこ
とになり、ダイdと上パンチp3の下降に伴うマンドレ
ルp2の相対的な上方への移動が、ゴム部材g1の圧縮
変形により吸収される。
【0030】図7に示されている実施例は、図3に示さ
れている実施例の上パンチp3に代えて、図5に示され
ているような、ゴム部材g1が配設された上パンチp3
を適用したものであり、ダイdと上パンチp3の下降に
伴う、相対的な型部材u2の移動は、型部材u2の下端
部u2”と下パンチp1の上面p1’との間に介在する
ゴムモールドmの底部及び上パンチp3に配設されたゴ
ム部材g1により吸収される。
【0031】図8及び図9に示されている別の実施例
は、図5〜図7に示されている上パンチp3の下面に配
設されたバックアップリング9の内側に設けられた凹部
p3”に配設されたゴム部材g1に代えて、上パンチp
3の下面p3’と面一に配設されたバックアッププレー
ト9aの下面に、ゴムモールドmの上部内面に設けられ
た段部m5に嵌合されるゴムモールドmのゴム材と同様
のゴム材で形成された蓋部材c’を取着したものであ
り、この場合には、粉末は、ゴムモールドmのゴムキャ
ビティm1の段部m5まで充填される。また、ゴムモー
ルドmの底部に穿設された透孔m2を貫通し、下パンチ
p1の上面p1’に載置されている型部材u2の上端部
u2’は、図8に示されているように、ゴムモールドm
のゴムキャビティm1の段部m5まで充填された粉末の
上面と同じか或いは粉末の上面より若干突出するように
配置される。
【0032】ダイdと上パンチp3の下降により、型部
材u2の上端部u2’が、図9に示されているように、
バックアッププレート9aの下面に配設された蓋部材
c’を圧縮変形させて蓋部材c’に入り込むことにな
り、このようにダイdと上パンチp3の下降に伴う相対
的な型部材u2の移動は、バックアッププレート9aの
下面に配設された蓋部材c’の圧縮変形により吸収され
る。
【0033】図10に示されている別の実施例は、図1
に示されているマンドレルp2を、蓋部材cが取り外さ
れた状態のダイd、下パンチp1、ゴムモールドm等の
平面図である図11に示されているように、円周方向に
沿って複数の凸条p2”が設けられた形状に形成した場
合であり、このようにマンドレルp2の形状が複雑であ
ると、従来のように上パンチp3にマンドレルp2が挿
入される孔p4を穿設するものにあっては、上パンチp
3の孔p4の形状もマンドレルp2の形状に合わせて複
雑となる。一般に、金属等を加工するとき、複雑な孔を
穿設することは、円柱状空間部等の単純な孔をもつ物品
を形成するより、はるかに長時間を要し、高コストであ
る。従来法では、上パンチp3にマンドレルp2が入り
込む孔p4を開けなくてはならないので、マンドレルp
2が複雑な形状の場合には、上パンチp3の孔p4の加
工に時間がかかり、圧粉体成形装置が高価なものとな
り、ひいては、成形される圧粉体の生産コストが上昇す
ることになる。また、マンドレルp2の形状が複雑にな
ると、マンドレルp2と上パンチp3の孔p4との、よ
り正確な位置決めが必要となる。本発明においては、上
パンチp3の下面p3’に孔が設けられていないので、
上パンチp3の加工コストが低減でき、また、下パンチ
p1と上パンチp3の正確な位置合わせが不要となる。
【0034】上述したように、適当な形状のマンドレル
や型部材とともに、ゴムモールドmに粉末を高密度に充
填するが、このように粉末を高密度に充填するのは、ゴ
ムモールドmに充填した粉末が少なすぎて粉末の充填が
十分でないと、圧粉体に象の足変形と呼ばれる形状歪み
や、割れ、欠け等が発生しやすくなるからである。圧粉
体の形状歪みや、割れ、欠け等の発生を防止するために
は、上述した上パンチp3と下パンチp1による圧縮前
の粉末が充填された部分の体積と、上パンチp3と下パ
ンチp1による圧縮後のマンドレルや型部材の体積を除
いた圧粉体の体積の差をできるだけ小さくすることが必
要である。
【0035】粉末をゴムモールドに高密度に充填する手
段としては、プッシャーで粉末を押圧する以外に、以下
のような手段がある。 (1)粉末を球状化し、且つ、粒度分布を調整すること
により、自然落下させただけでも、粉末をゴムモールド
に高密度に充填することができる。このような場合で
も、充填中或いは充填後に、振動やタッピングを与える
ことにより、更に、粉末が高密度に充填され、且つ、充
填の均一化が起こり、圧粉体のより好適な成形が可能と
なる。 (2)粉末を予め脱気圧縮しておくことにより、粉末中
に空気を一杯に含んだふんわりした状態よりも、はるか
に高密度の充填が可能となる。脱気圧縮は、粉末からポ
ンプで空気を抜きながら軽く圧縮することにより行われ
る。このようにして脱気圧縮した粉末(ある程度、粒状
になっている。)を利用すると、粉末の材質によっては
(例えば、Ti粉末)、自然落下のみによっても、粉末
をゴムモールドに高密度に充填することができる。
【0036】上述した実施例においては、ダイキャビテ
ィ1に装着され、粉末が高密度に充填されたゴムモール
ドmを、ダイdに挿着された下パンチp1と上下動する
上パンチp3との間で圧縮成形するようにした例が示さ
れているが、上パンチp3をゴムモールドmに載置した
後、下パンチp1を上方に移動させて、粉末が高密度に
充填されたゴムモールドmを圧縮することもできる。ま
た、ダイdを有底の筒体に形成して、下パンチp1を省
略することもできる。この場合には、粉末が高密度に充
填されたゴムモールドmは、有底なダイdと上パンチp
3との間で圧縮されることになる。
【0037】以下に本発明のより具体的な実施例につい
て説明する。
【0038】〔実施例1〕上述した図1に示されている
ような圧粉体成形装置を用いて円筒状のフェライト磁石
を製造する場合について説明する。
【0039】圧粉体成形装置の具体的な構造は、以下の
通りである。 (イ)円筒状のダイdの外径:70mm、ダイdの内
径:50mm、ダイdの高さ:80mm (ロ)ゴムモールドmの外径:50mm、ゴムモールド
mの内径:30mm、ゴムモールドmの高さ:40m
m、ゴムモールドmの底部の厚さ:10mm、ゴムモー
ルドmのゴムキャビティm1の深さ:30mm (ハ)蓋部材cの外径:50mm、蓋部材cの厚さ:1
5mm (ニ)マンドレルp2の外径:10mm
【0040】ゴムモールドmのゴム材は、シリコーン系
のゴムであり、また、蓋部材cのゴム材は、付加型のシ
リコーン系のゴムであり、その硬度は、共に、12(J
ISA)である。バックアップリング7、9は、硬度9
0(JIS A)のウレタンゴムを使用した。また、ダ
イd、下パンチp1、マンドレルp2及び上パンチp3
の材質は、SUS−316であり、皿バネ8の材質は、
SUS−304である。
【0041】使用した粉末は、SrO・6Fe2 3
組成比を持ち、平均粒径0.8μmのハードフェライト
磁石用原料微粉末であり、粉末の配向を良くし、磁気特
性を向上させるためにステアリン酸亜鉛を0.5重量%
(wt%)添加した。
【0042】ゴムモールドm、蓋部材c、ダイd、下パ
ンチp1、マンドレルp2、上パンチp3、皿バネ8等
を、図1及び図12に示されているように組み立て、下
記の手順で成形を行った。 (1)蓋部材cを取り外し、図示されていない粉末充填
用のガイドをゴムモールドm及びダイdの上に載置す
る。 (2)上記ガイドを通じ、予め所定の量に秤量しておい
た上述の粉末をゴムモールドmのゴムキャビティm1に
充填した。次に、粉末の充填密度が2.0g/cm3
なるように、プッシャーを用いて、粉末をゴムモールド
mのゴムキャビティm1に高密度に押し込んだ。 (3)次に、図1に示されているように、ゴムモールド
mに蓋部材cを被せ、その後、上パンチp3を下降さ
せ、図2に示されているように、上パンチp3をダイd
の上面d1に載置した後に、図示されていないパルスコ
イルにパルス磁界を印加し、粉末を配向させた。パルス
磁界は、ピーク磁界20kOeの交流減衰磁界を印加
し、次にピーク30kOeのパルス磁界を印加した。 (4)磁界の印加後、直ちに、上パンチp3を更に下降
させて成形を行った。最大加圧力を0.5t/cm2
し、除荷の最後にはゆっくりと降圧させた。最大加圧力
で成形中にピーク磁界5kOeの交流減衰磁界を印加
し、圧粉体の脱磁を行った。 (5)成形後、上パンチp3を上昇させ、蓋部材cを取
り外し、ゴムモールドmから圧粉体を取出した。 (6)上記(1)〜(5)の順序で成形を多数回繰り返
して行った。 (7)次に、上記成形体を1240℃で2時間焼結し、
焼結体の磁気特性を評価した。
【0043】その結果、平均寸法で、外径24.04m
m、内径10.02mm、高さ25.33mmの円筒状
の圧粉体が成形できた。割れやか欠けは全く見られなか
った。また、圧粉体を焼結して得られた焼結体の平均磁
気特性は、4.9MGOeと非常に高い磁気特性が得ら
れた。
【0044】〔比較例1〕図12に示されているよう
な、マンドレルp2が上パンチp3の孔p4に挿入され
るタイプの圧粉体成形装置を用いて、上述した実施例1
の順序(1)〜(5)と同一順序により多数の圧粉体を
成形し比較例1とした。なお、マンドレルp2が上パン
チp3の孔p4に挿入される点、ゴムモールドmの底部
の厚さが5mmである点及び蓋部材cの厚さが5mmで
ある点以外は、上述した実施例1と同じである。
【0045】本発明の実施例1では、圧粉体の割れや欠
けが全く見られなかったが、比較例1では、多数の成形
テスト中、時々、圧粉体の内周上部に割れや欠けが見ら
れた。比較例1においては、繰り返し成形テストによ
り、マンドレルp2と上パンチp3の孔p4とのすり合
わせ部分に粉末のかみ込みが生じた。また、上パンチp
3の孔p4及びバックアップリング11のキズや劣下が
発生し、更に、マンドレルp2にキズの発生が見られ
た。
【0046】〔実施例2〕次に、上述した図5に示され
ているような圧粉体成形装置を用いて円筒状のNd−F
e−B磁石を製造する場合について説明する。
【0047】圧粉体成形装置の具体的な構造は以下の通
りである。 (イ)円筒状のダイdの外径:48mm、ダイdの内
径:30mm、ダイdの高さ:46.5mm (ロ)ゴムモールドmの外径:30mm、ゴムモールド
mの内径:11mm、ゴムモールドmの高さ:20m
m、ゴムモールドmの底部の厚さ:5mm、ゴムモール
ドmのゴムキャビティm1の深さ:15mm (ハ)マンドレルp2の外径:3mm
【0048】Nd13.5Fe806.5 の組成比のインゴッ
トを作製し、このインゴットをジョークラシャー、ディ
スクミルで粗粉砕し、その後、ジェットミルで平均粒径
4.2μmに微粉砕し粉末を製造した。粉末には、粉末
の配向を上げ、且つ、成形性を向上させるための添加剤
として、パラフィン及びステアリン酸マグネシウムを各
0.02wt%加え、よく混合した。
【0049】次に、上述した図5に示されているような
ダイd、下パンチp1、ゴムモールドm等からなるダイ
セットが6セット、回転するインデックステーブルに配
設された自動成形機を用いて圧粉体の自動成形を行っ
た。ダイd、下パンチp1、マンドレルp2、上パンチ
p3の材質は、SUS−316Nであり、皿バネ8の材
質は、SUS−304N2である。ゴムモールドm及び
上パンチp3に配設されたゴム部材g1のゴム材として
は、硬度8(JIS A)の2成分縮合型のシリコーン
系のゴムを使用し、バックアップリング7、9の材質と
しては、シリコーン系の硬度90の付加型のゴムを使用
した。
【0050】自動成形機の各ステージいおいて、以下の
通りの作業を行い圧粉体を成形した。 (1)秤量・充填ステージ:上述した粉末を秤量し、粉
末を、ゴムモールドmに3.0g/cm3 の高密度に充
填する。 (2)配向ステージ:粉末にパルス交流減衰磁界(ピー
ク磁界40kOe)、パルス直流磁界(ピーク磁界30
kOe)を印加し、粉末を配向させる。 (3)プレス・脱磁ステージ:粉末を1t/cm2 の加
圧力で成形し、その後、脱磁をする。 (4)圧粉体の取出しステージ:圧粉体をゴムモールド
mから取り出す。 (5)ゴムモールドの清掃ステージ:ゴムモールドmに
残留した粉末や欠け落ちた圧粉体等を取り除く。 (6)ダイ、下パンチ等の冷却を行うステージ:上記の
(2)、(3)のステージで、ダイd、下パンチp1等
に磁界を印加した時に発生した熱を冷却する。
【0051】成形は多数回行い、圧粉体の平均寸法、割
れ、欠けを評価した。次に、各圧粉体を1080℃で3
時間焼結を行い焼結体とし、600℃で1時間熱処理
後、磁気特性を評価した。
【0052】その結果、平均寸法で、外径9.73m
m、内径3.01mm、高さ13.06mmの割れや欠
けの全くない円筒状圧粉体が成形できた。また、成形テ
スト後のマンドレルp2の異状は見られなかった。ま
た、焼結体の平均磁気特性は、46.2MGOeと非常
に高い磁気特性が得られた。
【0053】〔比較例2〕比較例2においては、図5に
示されている圧粉体成形装置の上パンチp3に配設され
たゴム部材g1を貫通して上パンチp3に穿設された孔
p4にマンドレルp2が入り込むタイプの圧粉体成形装
置を、上述した実施例2の圧粉体成形装置として使用し
た。それ以外の構造は、図5に示されている圧粉体成形
装置と同じであり、また、使用した粉末も同じである。
【0054】その結果、圧粉体に、割れや欠けが多く見
られた。成形テスト後、マンドレルp2を取り外してマ
ンドレルp2を調査した結果、マンドレルp2の根元が
曲がっていたり、亀裂(クラック)が見られた。比較例
2の場合には、上パンチp3の孔p4とマンドレルp2
の間の位置決め不良や、成形中の上パンチp3、マンド
レルp2の傾き等により生じる水平方向の外力により、
マンドレルp2が曲がったり折れたりすることが判明し
た。一方、実施例2の場合には、マンドレルp2の上端
部は、上パンチp3に配設されたゴム部材g1に押し当
てられるだけなので、位置決め不良のためにマンドレル
p2に、マンドレルp2を曲げたり或いは折ったりする
外力は働かない。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】ダイに装着されたゴムモールドをパンチで
圧縮する際に、マンドレル或いは型部材が入り込むため
の挿入孔がパンチに形成されていないので、粉末の噛み
込みや圧粉体の割れ、欠けの問題がなく、所望の正確な
圧粉体を歩留りよく成形することができる。
【0057】ダイに装着されたゴムモールドをパンチで
圧縮する際に、パンチの正確な位置決めの必要がないの
で、圧粉体成形装置を簡素化することができるととも
に、パンチに、マンドレル或いは型部材の挿入孔を穿設
する必要がないので、圧粉体成形装置の製造費用を低減
することができる。
【0058】パンチに、マンドレル或いは型部材の挿入
孔が穿設されていないので、従来の圧粉体成形装置のよ
うな、パンチに穿設された孔とマンドレル或いは型部材
とのすり合わせ隙間に粉末が入り込み、パンチが摩耗す
る等のトラブルが解消できる。
【0059】パンチに穿設された孔へのマンドレル或い
は型部材の挿入による位置決めの必要がないので、マン
ドレル或いは型部材に横から作用する外力が発生しない
ので、正確な圧粉体を成形することができるとともに、
圧粉体が壊れる等のトラブルを解消することができる。
【0060】円錐台のように断面積が変化する形状の孔
を持つ圧粉体を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の圧粉体成形装置の要部垂直断面
図である。
【図2】図2は図1と同様の圧粉体成形装置の要部垂直
断面図である。
【図3】図3は本発明の圧粉体成形装置の別の実施例の
要部垂直断面図である。
【図4】図4は図3と同様の圧粉体成形装置の要部垂直
断面図である。
【図5】図5は本発明の圧粉体成形装置の更に別の実施
例の要部垂直断面図である。
【図6】図6は図5と同様の圧粉体成形装置の要部垂直
断面図である。
【図7】図7は本発明の圧粉体成形装置の更にまた別の
実施例の要部垂直断面図である。
【図8】図8は本発明の圧粉体成形装置のなお更に別の
実施例の要部垂直断面図である。
【図9】図9は図8と同様の圧粉体成形装置の要部垂直
断面図である。
【図10】図10は本発明の圧粉体成形装置の更なる別
の実施例の要部垂直断面図である。
【図11】図11は図10の蓋部材が取り外された状態
のダイ、下パンチ、ゴムモールド等の平面図である。
【図12】図12は従来の圧粉体成形装置の垂直断面図
である。
【図13】図13は従来の圧粉体成形装置の要部垂直断
面図である。
【図14】図14は従来の他の圧粉体成形装置の要部垂
直断面図である。
【符号の説明】
d・・・・・・・・・ダイ p1・・・・・・・・下パンチ p2・・・・・・・・マンドレル p3・・・・・・・・上パンチ m・・・・・・・・・ゴムモールド c、c’・・・・・・蓋部材 u1、u2・・・・・型部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 俊宏 京都府京都市西京区松室追上町22番地の1 エリーパート2 401号 インターメタ リックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイに装着された凹部を有するゴムモール
    ドを圧縮して圧粉体を成形する圧粉体成形装置におい
    て、上記凹部にマンドレル或いは型部材が配設されると
    ともに粉末が充填されたゴムモールドを、パンチにより
    圧縮する際に、パンチに対する上記マンドレル或いは型
    部材の相対的な移動を吸収するゴム製部材を有すること
    を特徴とする圧粉体成形装置。
  2. 【請求項2】上記の相対的な移動を吸収するゴム製部材
    が、ゴムモールドを被う蓋部材であることを特徴とする
    請求項1に記載の圧粉体成形装置。
  3. 【請求項3】上記の相対的な移動を吸収するゴム製部材
    が、ゴムモールドであることを特徴とする請求項1に記
    載の圧粉体成形装置。
  4. 【請求項4】上記の相対的な移動を吸収するゴム製部材
    が、パンチの下面に取着されたゴム部材であることを特
    徴とする請求項1に記載の圧粉体成形装置。
  5. 【請求項5】上記の相対的な移動を吸収するゴム製部材
    が、パンチの下面に取着されたゴム部材及びゴムモール
    ドであることを特徴とする請求項1に記載の圧粉体成形
    装置。
JP33000094A 1994-12-05 1994-12-05 圧粉体成形装置 Pending JPH08155698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093301A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Mitsubishi Electric Corp リング型磁石成形体の製造装置およびリング型焼結磁石の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006093301A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Mitsubishi Electric Corp リング型磁石成形体の製造装置およびリング型焼結磁石の製造方法
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