JPH08155599A - タンディッシュの無酸化保熱方法 - Google Patents
タンディッシュの無酸化保熱方法Info
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Abstract
予熱を省き、残鋼の酸化を完全に防止できると共にタン
ディッシュ再使用までの待機可能時間を延長できるタン
ディッシュの無酸化保熱方法を提供する。 【構成】内壁に残鋼を生じたタンディッシュ1を再使用
するに当たり、タンディッシュ1の外部の加熱手段2で
少なくとも850℃以上に加熱した不活性ガスを用いて
タンディッシュ1の内部を加熱し、待機中のタンディッ
シュ温度を鋳造可能な温度に保持して、次回使用に供す
る。
Description
ッシュを繰り返し使用する際のタンディッシュの無酸化
保熱方法に関する。
るタンディッシュは、それ自体は発熱体を有しないか
ら、使用にさいしては鋳込み可能温度を確保するために
別途に加熱手段で加熱してやる必要がある。また、複数
台のタンディッシュを交換しつつ用いて連続鋳造する場
合、例えば鋼種変更などのとき待機中のタンディッシュ
と交換し、現使用していたものは次の再使用まで待機さ
せるが、その再使用タンディッシュについも同じく鋳込
み可能温度への加熱が必要である。いずれの場合も、従
来のタンディッシュでは、一般にタンディッシュの予熱
カバーに設けたガスバーナを加熱手段として用いて予熱
が行われる。そのガスバーナーに、例えばコークスガス
のような燃料ガスに理論必要量の110〜120%の空
気を混入したものを送ってタンディッシュ内で燃焼さ
せ、タンディッシュ内面を1200〜1300℃に予め
加熱している。ところがこの場合、燃焼ガス中には過剰
の酸素が混入するから、予熱されたタンディッシュを連
続再使用する場合には、先の使用(前チャージ)時の残
鋼・残滓が次チャージ時の予熱の際に酸化され、FeO
が生成する。この生成FeOが鋼中成分のAlと反応し
てAl2 O3 が生成し、鋼中に介在物として存在するこ
とになり、その結果、下工程においてそのAl2 O 3 に
起因したヘゲ・フクレ等の品質欠陥を生じるに至る。
クアップを防止する技術の確率が求められ、種々の提案
がなされている。例えば、特開平4−22567号公報
には、連続鋳造用タンディッシュを再使用するときに、
予熱用ガスバーナーに供給する空気量を、供給ガス量に
対する理論必要量の70〜100%とすることにより、
タンディッシュ内の雰囲気酸素濃度を従来より低くして
残鋼の酸化を抑制するというタンディッシュ予熱方法が
開示されている。
タンディッシュ内の予熱終了に伴い、燃料の送給をスト
ップすると同時に不活性ガスであるArガスでバーナー
内の残燃料を追い出して予熱カバー内で燃焼せしめ、同
時にガス置換専用Ar配管により置換用Arガスを送っ
て置換を行い、タンディッシュ内の燃焼ガスを短時間で
Arガスで置換させて残鋼の酸化を抑制するタンディッ
シュ内のガス置換技術が開示されている。
開平2−37949号公報,特開平4−22567号公
報に開示されているものは、いずれも、タンディッシュ
の使用に際して鋳込み可能温度を確保するのに、空気と
混合した燃料ガスをタンディッシュ内部で燃焼させて内
壁を1200〜1300℃まで予熱することを前提とし
ている。そのため、特に再使用タンディッシュの場合に
は予熱時の残鋼の酸化という問題が避けられない。これ
を極力抑制するため、特開平2−37949号公報の技
術では、予熱終了後にわざわざ不活性ガスをタンディッ
シュ内に吹き込んで燃焼ガスと残存酸素をパージして非
酸化雰囲気に置換するという方法をとっている。しか
し、たとえ不活性ガスのパージ方法を改善して予熱後の
ガス置換完了までの時間を多少短縮できても、ガスパー
ジによりタンディッシュ内壁温度が低下し熱損失が生じ
るし、また加熱中の過剰酸素による残滓の酸化までも防
止することはできないという問題点がある。
報の技術は、予熱ガスバーナーへの空気量を理論必要量
以下にすることにより、不活性ガスパージを行わずに残
鋼の酸化を抑制するものであるから、前者のような問題
は生じないにしても、酸化を完全に防止するためにはバ
ーナーの理論空気量を50%以下にする必要があるの
で、燃焼時の酸素不足による不完全燃焼という問題が発
生し、加熱コストがかかるうえに未燃ガスの処置に防爆
やCO中毒対策などの安全上の問題を生じる。
鋳込み可能温度を確保する上でのこのような従来技術の
問題点に着目してなされたものであり、高温の不活性ガ
スを送り込んで保熱することにより燃料ガスのタンディ
ッシュ内燃焼という従来の予熱を省き、残鋼の酸化を完
全に防止できると共にタンディッシュ再使用までの待機
可能時間を延長できるタンディッシュの無酸化保熱方法
を提供することを目的としている。
め、本発明は、内壁に残鋼を生じたタンディッシュを再
使用するに当たり、タンディッシュ外部の加熱手段で少
なくとも850℃以上に加熱した不活性ガスを用いてタ
ンディッシュ内を保熱し、次回使用に供することを特徴
とするものである。
量の還元性ガスをタンディッシュ内に導入してタンディ
ッシュ内雰囲気を無酸化または還元雰囲気にすること
で、残鋼酸化をより完全に防止することもできる。不活
性ガスの加熱手段としては、蓄熱式予熱器,電気抵抗加
熱器または誘導加熱器またはプラズマトーチ等のいずれ
かを好適に使用することができる。
ィッシュの鋳込み可能温度確保に関する従来の問題点を
解決する方策として、予熱しないでタンディッシュを再
使用する、すなわち無予熱無酸化再使用プロセスの実現
に向けて種々の実験を重ねつつ検討を続けてきた。
タンディッシュ内表面温度は溶鋼温度とほぼ等しい15
40〜1570℃程度まで上昇するが、鋳造終了と同時
に温度降下が始まり、そのまま待機させると例えば70
tのタンディッシュの場合におよそ6時間経過後は11
00℃を割り、14時間経過後は850℃以下になって
しまう。
ィッシュに移した溶鋼をタンディッシュ底部のノズルか
ら鋳型に注入することは、たとえノズル下方から酸素吹
き込みバブリング(いわゆる浣腸)を行っても困難であ
る。また、待機中のタンディッシュの温度が低下する
と、タンディッシュに溶鋼を注入した際の溶鋼温度の降
下量が大きくなるので、鋳造初期の溶鋼温度を確保する
ためには注入時の溶鋼温度を高くする必要がある。しか
し、鋳造後半ではタンディッシュの温度が上昇するため
必要以上に溶鋼温度が高くなりすぎ、鋳造速度を低下さ
せたりブレークアウトの原因になる。このため、実際上
850℃が待機中のタンディッシュの再使用時の温度の
下限といえることも同時に実験で確認された。
内圧が減少し外部の空気(酸素)が侵入するとタンディ
ッシュ内酸素濃度が増大することになる。タンディッシ
ュの再使用にあたって残鋼の酸化を防止するには、待機
中のタンディッシュ内酸素濃度を1%以下にする必要が
あることがわかっている。そのため、不活性ガスによる
タンディッシュ内ガスのパージをしないで待機中のタン
ディッシュ温度低下に伴う酸素侵入を防止するには、タ
ンディッシュをほぼ完全密閉にしておかねばならない。
前記の待機中のタンディッシュの温度降下のデータはこ
の密閉状態での値である。
伴って収縮を続けるタンディッシュ内への外部からの空
気の侵入を零にすることは実際問題として不可能である
から、密閉のみでの完全無酸化の達成は困難である。そ
の対応策としては、不活性ガス(例えばN2 ガス)の連
続パージでタンディッシュ外部からの酸素侵入を防止す
ることが考えられる。その可能性を検討するべく同じく
70tタンディッシュについて行った本発明者らの実験
によると、120Nm3 /Hの割合で連続的にN2 ガス
をタンディッシュ内に供給しながら待機させた場合の温
度降下は、先のパージ無しの場合よりも急激であり、お
よそ3時間で1100℃、8〜9時間後には850℃に
低下してしまうことが判明した。
タンディッシュを再使用するに当たり、タンディッシュ
外で加熱した不活性ガスでタンディッシュ内表面温度を
バブリングを併用した場合の鋳込み可能温度の下限であ
る850℃以上に保てば、従来のタンディッシュ内燃焼
ガスによる予熱を省いて、無予熱で酸化を防止しつつタ
ンディッシュを再使用に供することが可能なことを見い
出し、本発明を完成するに至った。
が、例えばガスバーナーで加熱した蓄熱体をガスの加熱
源とする蓄熱式予熱器とか、電気抵抗加熱や誘導加熱あ
るいはプラズマトーチを利用する電気加熱を用いるのが
好適である。
明する。図1は、この発明のタンディッシュの無酸化保
熱方法の一実施例を示す概念図である。図1において、
1は容量70tの4連鋳タンディッシュ(T/D)であ
る。なお、タンディッシュ底部のスライディングノズ
ル,浸漬ノズルは図示を省略している。そのタンディッ
シュ1の蓋1aの開口1b,1cにそれぞれ不活性ガス
の加熱手段である蓄熱式予熱器2,2が接続されてい
る。これら二台の蓄熱式予熱器2,2は切替弁3を介し
て直列に連通している。
きくするためボールやパイプ状にしたセラミックスや金
属などからなる蓄熱体を充填した蓄熱室5及びその蓄熱
体を加熱するための燃料ガスの燃焼室6と、この燃焼室
6に配したバーナー7と、このバーナー7への燃料供給
ライン8及び空気供給ライン9とを備えている。切替弁
3は、不活性ガス供給ライン10から供給される不活性
ガス(例えばN 2 ,Ar)を一方の蓄熱式予熱器2又は
他方の蓄熱式予熱器2へと切り替えてタンディッシュ内
へ送り込む経路、タンディッシュ内からいずれかの蓄熱
式予熱器2を経て取り出されたガスを排気ファン11を
経て外部に排気する経路、タンディッシュ内から取り出
されたガスを一方の蓄熱式予熱器2と他方の蓄熱式予熱
器2とを経てタンディッシュ内へリサイクルする経路を
自在に切り替える機能を有している。
N2 ガスを使用してタンディッシュ1の無酸化加熱実験
を次のように実施した。 (1)初回の使用に供した後のタンディッシュ1に蓋1
aを取り付け、二台の蓄熱式予熱器2,2を交互に切り
替え使用して1300℃に加熱した高温加熱N 2 ガスを
タンディッシュ1内に連続的に供給して、タンディッシ
ュ内を保熱する実験:このとき、蓄熱式予熱器2のバー
ナー7に燃料供給ライン8から燃料ガスを、空気供給ラ
イン9から空気を供給しつつ燃焼室6で燃焼させること
により70×104 Kcal/Hrの熱を発生させて先
ず蓄熱室5の蓄熱体を加熱した。その後、バーナー7を
止め、外部から切替弁3を介して1800Nm3 /Hr
の流量でN2 ガスを送り、加熱された蓄熱体に通して1
300℃以上の温度に加熱し、この高温加熱N2 ガスを
タンディッシュ1内に送り込んだ。一方の蓄熱式予熱器
2をN2 ガスの加熱に使用中、他方の蓄熱式予熱器2は
蓄熱体の加熱を行う。
済ガスを蓄熱室5,切替弁3を通して排気ファン11に
より吸引排気する。この実験では、温度が200〜30
0℃に低下した燃焼排ガスとタンディッシュより吸引さ
れるN2 ガスとの合計1600〜2000Nm3 /Hr
づつ強制排気しながら蓄熱体の加熱を行った。タンディ
ッシュ1内に送り込んだ高温加熱N2 ガスは、タンディ
ッシュの蓋1aのすきまや開口部1b,1c等から外部
に吹き出して漏出するが、タンディッシュ1内の内圧は
外気圧より若干高く保持されてタンディッシュ内への外
気侵入が防止される。また、前述の外部から供給する1
800Nm3 /HrのN2 ガス量の20〜60%をリサ
イクルすることにより、焼室5内の温度制御とN2 ガス
廃熱の回収が行われる。
2,2を用いて60秒毎に交互に繰り返すことで、13
00℃以上の高温N2 ガスをタンディッシュ1内に連続
的に供給して、タンディッシュ1の内表面を850℃以
上の温度に保熱しながらタンディッシュ内を無酸化雰囲
気に保持して再使用開始までタンディッシュ1を待機さ
せることができた。
一方の蓄熱式予熱器2のバーナー7を消火した後も、一
定時間の間排気ファン11により当該燃焼室6内の強制
排気を続行することにより、タンディッシュ1内部にあ
るN2 ガスの一部が蓄熱式予熱器2の高温N2 ガス挿入
管2aから燃焼室6,蓄熱室5,切替弁3を通り排出さ
れるから、蓄熱式予熱器2の燃焼室6,蓄熱室5,切替
弁3内に残留している燃焼ガスを不活性ガスでパージし
て置換することができる。こうして、切り替え使用時の
初期に発生する残留燃焼ガスのタンディッシュ内混入を
防止すれば、タンディッシュ1内を完全に無酸化雰囲気
に保持することも可能になる。
機可能時間延長効果:次に、図1の装置を用いて、当初
1300℃以上の内表面温度を有する使用直後のタンデ
ィッシュに850℃の加熱N2 ガスを連続的に送り込み
つつ無酸化保熱したときの当該タンディッシュの待機可
能時間の延長効果を、従来と比較して求めた。
ジ有りの曲線は、内表面温度1350℃のタンディッシ
ュに蓋をし、常温のN2 ガスを120Nm3 /Hの流量
で供給してタンディッシュ内をパージしつつ待機した場
合のタンディッシュ内表面温度の推移を示している。鋳
込可能下限温度850℃になるまでの待機時間は8〜9
時間である。
50℃のタンディッシュに蓋をし、不活性ガスによるパ
ージを行わずにそのまま待機した場合で、待機時間はお
よそ14時間程度に延長される。これに対して、本発明
の方法によれば、内表面温度1350℃のタンディッシ
ュに1300℃の不活性ガスを供給しつつ保熱すること
により、待機時間を24時間と大幅に延長でき、連々数
を増加させることができた。
保熱:図1の装置において、不活性ガス供給ライン10
に図示しない還元性ガス供給ラインを接続し、不活性ガ
スと共にH2 ,CO,CH4 などの還元性ガス(LPG
T等で代用してもよい)のいずれかをタンディッシュ1
内に微量を導入することにより、タンディッシュ内の雰
囲気を還元性にして保熱した。ここで、微量とは、当該
還元性ガスがタンディッシュの外部に漏出した際の爆発
を阻止し得る量であり、すなわち当該還元性ガスの爆発
限界以内の量であり、例えばH2 の場合は濃度4%以
下,COの場合12.5%以下の量を不活性ガスに混合
してタンディッシュ1内を保熱するものとする。
元雰囲気となり、リーク時の爆発のおそれがなくなると
共に、残鋼酸化もより完全に防止することができた。図
3に、タンディッシュ無酸化保熱用の不活性ガスの加熱
手段の更に他の実施例を示す。これは、不活性ガスの加
熱手段としてノントランスファータイプのプラズマトー
チ20を用いている。このタイプのプラズマトーチ20
は、陰極21と共にトーチ自体に陽極22を有してお
り、陰極21を経てトーチに供給される不活性ガス流を
両電極21,22の放電によりプラズマ化し、これによ
り得られた高温のプラズマ23によりタンディッシュ1
の内壁表面を加熱する。プラズマガスとしてはAr,N
2 等を用い、HNガスを併用することも可能である。
プラズマ温度3000〜10000℃が用いられている
が、本発明ではプラズマ噴流にタンディッシュ内の雰囲
気ガスを巻き込ませることにより、2000℃以下まで
温度を下げた高温噴流ガスにして使用し、無酸化雰囲気
での1000〜1300℃の加熱を行うものである。す
なわち、タンディッシュ1の蓋1aに取り付けたプラズ
マトーチ20でタンディッシュ1内に送り込む不活性ガ
スをプラズマ化してタンディッシュ1の底部に吹きつけ
る。この加熱時の熱移動は、高温ガス流からの対流伝達
とそれによって加熱されたタンディッシュ底面から他面
への放射熱伝達の形態をとる。
ランニングコスト低減のため、タンディッシュの再使用
前にタンディッシュ内表面温度1300℃を確保するの
に必要な時間だけ加熱するものとし、それ以外の待機時
間中は無予熱待機とした。図4に、断熱材の厚さ30m
mの断熱タンディッシュを用いて鋳造する場合の、プラ
ズマトーチ20によるタンディッシュの無酸化保熱実験
を実施した結果を示す。
ッシュを無予熱待機させがところ、待機時間7時間でタ
ンディッシュ内表面温度が1100℃以下に低下した。
続いてプラズマトーチ20を用いたN2 ガスプラズマジ
ェットによるタンディッシュ内無酸化加熱を開始し、4
時間後にタンディッシュ内表面温度が目標の1300℃
に到達して再使用可能になった。合計待機時間は11時
間であり、その間に他のタンディッシュで1チャージ4
0分の鋳造を16チャージ行うことができた。
無酸化保熱方法における不活性ガスの電気加熱の手段と
して、プラズマトーチを用いた場合を説明したが、その
他に電気誘導加熱器や電気抵抗加熱器を用いても良い。
の発明によれば、再使用タンディッシュを少なくとも8
50℃以上に加熱した不活性ガスを用いて保熱するもの
としたため、燃料ガスのタンディッシュ内燃焼という従
来の予熱を省くことができ、その結果、残鋼の酸化を完
全に防止できると共にタンディッシュ再使用までの待機
可能時間を大幅に延長できるという効果が得られる。
性ガスに加えて爆発限界以下の微量の還元性ガスをタン
ディッシュ内に導入するものとしたため、タンディッシ
ュ内雰囲気を還元雰囲気にすることができて、その結
果、残鋼の酸化をより完全に防止できるという効果を奏
する。また、請求項3の発明によれば、不活性ガスの加
熱手段に蓄熱式予熱器を用いたため、従来のガス加熱設
備を活用してしかも残鋼酸化のないタンディッシュの無
酸化保熱が実現するという効果を奏する。
スの加熱手段に電気抵抗加熱器または誘導加熱器または
プラズマトーチ等の電気加熱方式を用いたため、不活性
ガス加熱の熱効率をガス加熱に比し向上できるという効
果を奏する。
実施例を示す概念図である。
したときの当該タンディッシュの待機可能時間の延長効
果を、従来と比較して示すグラフである。
実施例を示す概念図である。
るタンディッシュ温度の推移を表したグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 内壁に残鋼を生じたタンディッシュを再
使用するに当たり、タンディッシュ外部の加熱手段で少
なくとも850℃以上に加熱した不活性ガスを用いてタ
ンディッシュ内を保熱し、次回使用に供することを特徴
とするタンディッシュの無酸化保熱方法。 - 【請求項2】 前記不活性ガスに加えて爆発限界以下の
微量の還元性ガスをタンディッシュ内に導入してタンデ
ィッシュ内雰囲気を無酸化または還元雰囲気にすること
を特徴とする請求項1記載のタンディッシュの無酸化保
熱方法。 - 【請求項3】 前記加熱手段が蓄熱式予熱器である請求
項1または2記載のタンディッシュの無酸化保熱方法。 - 【請求項4】 前記加熱手段が電気抵抗加熱器または誘
導加熱器またはプラズマトーチである請求項1または2
記載のタンディッシュの無酸化保熱方法。
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