JPH08154968A - 脚部の治療方法および治療用の足袋 - Google Patents

脚部の治療方法および治療用の足袋

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JPH08154968A
JPH08154968A JP33190194A JP33190194A JPH08154968A JP H08154968 A JPH08154968 A JP H08154968A JP 33190194 A JP33190194 A JP 33190194A JP 33190194 A JP33190194 A JP 33190194A JP H08154968 A JPH08154968 A JP H08154968A
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JP
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tabi
treatment
leg part
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socks
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JP33190194A
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English (en)
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Kiyoyoshi Toumon
清義 東門
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水虫などのような脚部の皮膚病を治療する方法
および治療用の足袋に関し、治療薬を脚部の全体に満遍
なく塗布でき、かつ薬効を持続でき、仕事や勉強にも支
障を来さない、脚部の治療方法および治療用の足袋を実
現することを目的とする。 【構成】人体の脚部に薬品を塗布した後、遮水性の膜か
らなる治療用足袋を履き、その上から靴下などを履くこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水虫などのような脚部
の皮膚病を治療する方法および治療用の足袋に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は人体の脚部を示す図であり、
(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は底面図であ
る。1は親指、2は人指し指、3は中指、4は薬指、5
は小指であり、6は脚の甲、7はクルブシ、8はカカ
ト、9は土踏まず、である。
【0003】通常、水虫は、各指の間の股部10のよう
に、皮膚が柔らかくて弱い部分に発生しやすいが、治療
が十分に行なわれず、他の部分に伝染すると、脚部の全
体に水虫が蔓延した状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように水虫が脚部
の全体に広がった場合は、患部に市販の薬を塗布しても
完治するのは困難であり、数十年もの間に、脚部全体に
水虫が蔓延し、悩まされ続けている人も多い。
【0005】患部に治療薬を塗布しても、完治どころか
逆に蔓延するのは、 (1)患部の全体に確実に治療薬を塗布することが困難
なこと、 (2)治療薬を塗布しても、歩行したりしている間に治
療薬が他の部分に付着したり、空気に接するために蒸発
したりして消失し、薬効が持続しないことが主因であ
る。
【0006】(3)かといって、頻繁に治療薬を塗布す
るのは、仕事や勉強が中断するので、支障を来たす。 (4)また、頻繁に塗布すると、治療薬の消費量が多く
なり、薬代がかさむといった問題がある。 以上のような問題は、水虫以外の皮膚病にも共通する問
題である。
【0007】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、治療薬を脚部の全体に満遍なく塗布でき、かつ
薬効を持続でき、仕事や勉強にも支障を来さない、脚部
の治療方法および治療用の足袋を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1は、脚部の治療
方法の発明であり、人体の脚部に薬品を塗布した後、当
該脚部を遮水性の膜からなる治療用足袋11を履き、そ
の上から靴下などを履くことを特徴とする。
【0009】請求項2は、請求項1の治療方法に用いる
治療用の足袋である。すなわち、人体の脚部に薬品を塗
布した後に、当該脚部を覆う足袋であって、塗布された
薬品が透過しないような遮水性の膜からなることを特徴
とする。
【0010】請求項3は、請求項2の遮水性の膜が、脚
部に密着するように構成されていることを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項2または3の足袋が、
少なくともカカトの部分が開口していることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1のように、人体の脚部に薬品を塗布し
た後、当該脚部を遮水性の膜からなる治療用足袋11で
覆い、その上から靴下などを履く方法によると、脚部の
体温や、歩行している間の動きによって、治療薬が脚部
と遮水性の膜との間を浸透して、脚部の全面に自然と広
がるので、脚部の全表面に確実に治療薬を塗布すること
が可能となる。
【0013】また、遮水性の膜で脚部の全体が覆われて
いるので、せっかく塗布した薬が靴下などの他の部分に
付着して消失したり、空気中に蒸発するといった問題も
解消され、薬効の持続時間が長い。加えて、頻繁に塗布
する必要がないので、治療費の節減となる。
【0014】請求項2のように、脚部を覆う足袋11
は、塗布された薬品が透過しないように遮水性の膜から
なっているため、塗布された治療薬が溶融軟化しても、
外に漏れて靴下などの被服を汚したり、浪費したりする
ことはない。
【0015】請求項3のように、前記の遮水性の膜が、
脚部に密着するように構成されていることにより、脚部
にフィットし、歩行したりしても、遮水性の膜がずれた
りすることはなく、使用心地がよい。薬の浸透性も向上
する。
【0016】請求項4のように、前記の足袋が、少なく
ともカカトの部分が開口していると、通風性が良くな
り、脚部が蒸れたりするのを防止でき、不快感を解消で
きる。また、カカトの部分は皮膚が固く、水虫になりに
くいので、カカトの部分には治療薬が付着している必要
性はない。したがって、開口を設けたことにより、何ら
支障が生じることもない。
【0017】
【実施例】次に本発明による脚部の治療方法および治療
用の足袋が実際上どのように具体化されるかを実施例で
説明する。図1は本発明による脚部の治療方法を例示す
る斜視図と底面図である。
【0018】11は遮水性の膜からなる治療用の足袋で
あり、人体の脚部を被覆できる形状になっている。水虫
などの治療に際しては、脚部の要所に治療薬を塗布して
から、治療用の足袋11を履く。そして、この治療用の
足袋11の上から、靴下や通常の足袋などを履く。
【0019】このように、治療薬を塗布してから遮水性
の膜からなる足袋11を履くと、体温で治療薬が溶融軟
化し、しかも歩行したりすることで、塗布された薬が脚
部の全面に浸透する。その結果、治療薬が容易に脚部の
全面に塗布されることになり、治療薬の塗り残しがな
く、治療効果が高まる。
【0020】また、遮水性の膜で脚部の全面が覆われて
いるので、薬が靴下に付着して汚したり、せっかく塗布
した薬が他の部分に付着して消失したり、空気中に蒸発
するといった問題も解消され、薬効の持続時間が長い。
しかも、頻繁に塗布する必要はないので、治療費の節減
となる。
【0021】一旦、治療薬を塗布すると、持続時間が長
いので、頻繁に塗布する必要がなく、その結果、作業や
勉強を中断するような支障も生じない。
【0022】図2は、図1の脚部の治療方法に用いる治
療用足袋の実施例を示す正面図と底面図である。この治
療用足袋11は、脚部に塗布された薬品が透過しないよ
うに遮水性の膜でできている。例えば、薄手のゴム製あ
るいは合成樹脂製のシートなどが適している。
【0023】このように、水分を透過させない膜で治療
用足袋11を構成すると、薬が靴下などに付着して汚す
ことはない。また、せっかく塗布した薬が外部に透過し
て、他の部分に付着して消失したり、空気中に蒸発する
のを防止できる。その結果、薬効の持続時間が長くな
り、また頻繁に塗布する必要がないので、薬代も節減で
きる。
【0024】この治療用足袋11は、ダブダブではな
く、かといって脚部を締めつけるのでもなく、脚部にち
ょうど密着するように構成されていることが望ましい。
その結果、脚部にぴったりとフィットするので、歩行し
たりしても、遮水性の膜がずれたりすることはなく、使
用心地がよい。
【0025】また、脚部と遮水性膜との隙間を、毛管現
象作用や、歩行時の脚部と遮水性の膜との間の相対的な
動きによって、溶融した薬が浸透しやすく、治療薬が脚
部全体にまんべんなく行き渡る。したがって、治療薬を
要所要所に塗布するのみで、後は自然と脚部の全面に塗
布されることになる。
【0026】このように、脚部にぴったりと密着させる
には、遮水性の膜11として、炊事用のゴム手袋に用い
るような薄手のゴムや軟質の合成樹脂製シートなど、伸
縮性に富んだ膜が適している。また、耐久性が向上する
ように強度を強くする場合は、内面はゴム面とし、外面
に布を張りつけた構成とすることもできる。なお、脚部
の大きさに対応して、数種類のサイズの治療用足袋を用
意しておくのが望ましい。
【0027】治療用足袋11には、少なくともカカトの
部分に開口12を設けるのがよい。また、カカトの部分
以外にも、例えば土踏まずの部分9と親指1との間の、
皮膚の固い部分13などのように、水虫になり難い箇所
に、開口12を開けることもできる。その結果、通気性
が向上し、脚部が蒸れたりするのを効果的に防止でき、
不快感を解消できる。
【0028】図3における治療用足袋11は、親指の入
る部分11aと他の4指の入る部分11bとが独立して
いて、二股になっているため、使用中に治療用足袋11
がずれにくい、という効果がある。なお、この実施例で
は、開口12は、カカトの部分のみに開けられている。
【0029】以上、水虫治療について説明したが、本発
明は水虫以外の治療にも適用できることは言うまでもな
い。
【0030】
【発明の効果】請求項1のように、人体の脚部に薬品を
塗布した後、遮水性の膜からなる治療用足袋11を履
き、その上から靴下などを履く方法によると、脚部の体
温や歩行時の動きによって、治療薬が脚部の全面に容易
にかつ自然と広がるので、脚部の全面に確実に治療薬を
塗布することが可能となり、治療薬の塗り残しが生じる
ようなことはない。
【0031】また、遮水性の膜で脚部の全面が覆われて
いるので、せっかく塗布した薬が靴下、その他の部分に
付着して消失したり、空気中に蒸発するといった問題も
解消され、薬効の持続時間が長い。しかも、頻繁に塗布
する必要もないので、治療費の節減となる。
【0032】発明者の経験によると、30年以上も水虫
が治らず、諦めかけていたが、本発明の方法を実施した
ところ、一度水虫治療薬を塗布して治療用足袋を履く
と、3日程度の間、薬が消失しないので、薬効の持続時
間が長く、 ケ月程度で完治した。脚の全面に水虫治療
薬が塗布されているにもかかわらず、治療用足袋を履い
ているので、仕事に支障を来すこともなかった。
【0033】請求項2のように、脚部を覆う足袋は、塗
布された薬品が透過しないように遮水性の膜からなって
いるため、塗布された治療薬が溶融軟化しても、外に漏
れて靴下などの衣類を汚したりする恐れはなく、また消
失したりすることもないので、薬効が長持ちし、薬代を
節減できる。
【0034】請求項3のように、前記の遮水性の膜が、
脚部に密着するように構成されていることにより、治療
用足袋11が脚部にぴったりフィットするので、歩行時
に遮水性の膜がずれるのを防止でき、かつ治療薬が脚部
の全面に浸透し易くなる。
【0035】請求項4のように、前記の治療用足袋11
が、少なくともカカトの部分が開口していると、通風性
が良くなり、脚部がかぶれたり、蒸れたりするのを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脚部の治療方法を例示する正面図
と底面図である。
【図2】脚部の治療方法に用いる治療用足袋の実施例を
示す正面図と底面図である。
【図3】指の入る部分が二股状の治療用足袋の実施例を
示す正面図と底面図である。
【図4】人体の脚部を示す図であり、(1)は平面図、
(2)は正面図、(3)は底面図である。
【符号の説明】
1 親指 2 人指し指 3 中指 4 薬指 5 小指 6 脚の甲 7 クルブシ 8 カカト 9 土踏まず 10 各指の間の股部 11 治療用の足袋( 遮水性の膜 ) 12 開口 13 土踏まずと親指間の皮膚の固い部分 11a 親指の入る部分 11b 親指以外の4指の入る部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の脚部に薬品を塗布した後、遮水性
    の膜からなる治療用足袋を履き、その上から靴下などを
    履くことを特徴とする脚部の治療方法。
  2. 【請求項2】 人体の脚部に薬品を塗布した後に、当該
    脚部を覆う足袋であって、塗布された薬品が透過しない
    ような遮水性の膜からなることを特徴とする治療用の足
    袋。
  3. 【請求項3】 前記の遮水性の膜は、脚部に密着するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2記載の治
    療用の足袋。
  4. 【請求項4】 前記の足袋は、少なくともカカトの部分
    が開口していることを特徴とする請求項2または3に記
    載の治療用の足袋。
JP33190194A 1994-12-09 1994-12-09 脚部の治療方法および治療用の足袋 Pending JPH08154968A (ja)

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JPH08154968A true JPH08154968A (ja) 1996-06-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5578636B1 (ja) * 2013-12-06 2014-08-27 三田村 喜久子 保護用パッド付き靴下の使用方法

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