JPH0815455A - 太陽電池振子機構 - Google Patents

太陽電池振子機構

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Publication number
JPH0815455A
JPH0815455A JP16893594A JP16893594A JPH0815455A JP H0815455 A JPH0815455 A JP H0815455A JP 16893594 A JP16893594 A JP 16893594A JP 16893594 A JP16893594 A JP 16893594A JP H0815455 A JPH0815455 A JP H0815455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pendulum
coil
solar cell
timepiece
pendulum body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16893594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP16893594A priority Critical patent/JPH0815455A/ja
Publication of JPH0815455A publication Critical patent/JPH0815455A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振子体の駆動用電池の交換を不要とし、更
に、時計本体の構造を簡素化し、時計の外観も損なうこ
とがない太陽電池振子機構を提供することにある。 【構成】 振子体30には太陽電池34、コイル36及
び駆動回路38が設けられており、時計本体32側には
永久磁石58だけが取り付けられている。太陽電池34
を用いたことにより振子体30の駆動用電池が不要とな
る。また、振子体30側のコイル等と時計本体32とを
電気的に接続する必要がないため振子体30の位置の変
更が容易なでだけでなく、時計本体32の簡素化も可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飾り振子付時計におけ
る振子機構に関するものであり、特に振子体に太陽電池
を取り付けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振子機構は、図5乃至図7に示す
ような構成からなるものであった。即ち、振子体2は、
時計本体4に揺動自在に掛けられる振り竿2aとその先
端に取り付けられる振子玉2bとからなり、振り竿2a
には永久磁石6が取り付けられている。時計本体4に
は、永久磁石6に対向する位置に後述する駆動コイルと
検出コイルを含むコイル8が取り付けられており、更に
このコイル8を駆動させる駆動回路と電池も設置されて
いる。この駆動回路は、図7に示すように、電池10に
直列に接続された駆動コイル12及びトランジスタ14
と、電池10とトランジスタ14のベースとの間に互い
に直列に接続された検出コイル16及びコンデンサー1
8と、検出コイル16及びコンデンサー18に並列にな
るように電池10とトランジスタ14のベースとの間に
接続されたバイアス用の抵抗20と、トランジスタ14
のコレクタ・ベース間に接続された異常発信防止用のコ
ンデンサー22とから構成されている。
【0003】上記構成からなる従来の振子機構において
は、振子体2の揺動により永久磁石6が検出コイル16
に接近すると、検出コイル16に電圧が発生し、この電
圧の発生によりトランジスタ14が導通する。このた
め、駆動コイル12には電流が流れて永久磁石6を吸引
又は反発し、振子体2を揺動させるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振子機構に
おいては、時計のムーブメントだけでなく振子体を駆動
するのにも電力が必要であるため、電力の消費量が多
く、1〜2年に1回の電池交換が必要であった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、振子体の駆動用電池の交換を不要と
し、更に、時計本体の構造を簡素化し、時計の外観も損
なうことがない太陽電池振子機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池振子機
構は、振子体と、該振子体に取り付けられた太陽電池及
びコイルと、前記振子体に配設され且つ前記太陽電池か
らの電力供給を受けて前記コイルを駆動する駆動回路
と、前記振子体を揺動自在に支持する時計本体と、該時
計本体の前記コイルに対向する位置に取り付けられた永
久磁石と、からなるものである。
【0007】
【作用】本発明の太陽電池振子機構においては、振子体
に太陽電池、コイル及び駆動回路が設けられており、時
計本体側には永久磁石だけが取り付けられている。この
ように太陽電池を用いたことにより振子体の駆動用電池
が不要となる。また、振子体側のコイル等と時計本体と
を電気的に接続する必要がないため振子体の位置の変更
が容易なでだけでなく、時計本体の簡素化も可能であ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る太陽電池振子
機構を示す時計の背面図、図2は図1に示す時計の側面
図である。30は振子体であり、上端に時計本体32の
凸状の係合部32aに揺動自在に係合する凹状の係合部
30aが設けられており、下端に振子玉部30bが設け
られている。
【0009】34は振子玉部30bの表面側に取り付け
られた太陽電池であり、本実施例においては、4枚の太
陽電池パネルを田の字形に配置したものからなる。
【0010】36は振子体30の略中央に取り付けられ
た振子体駆動用のコイルである。
【0011】38は振子玉部30bの背面側に内蔵され
たコイル36の駆動回路である。この駆動回路38は太
陽電池34及びコイル36に電気的に接続されており、
図3に示すような構成からなる。即ち、太陽電池34の
(+)端子に一端が接続されているコイル36の他端が
コレクタに接続されエミッタが太陽電池の(−)端子に
接続されたスイッチング用のトランジスタ40と、エミ
ッタが太陽電池34の(+)端子に接続されコレクタが
抵抗44を介してトランジスタ40のベースに接続され
更にベースが太陽電池34の端子間に互いに接続された
抵抗46、48の間の接続点に接続されたトランジスタ
40の導通制御用のトランジスタ42と、コイル36と
トランジスタ42のベースとの間に接続されトランジス
タ42の導通間隔を決定するコンデンサー50と、トラ
ンジスタ40のコレクタ・ベース間及びコレクタ・エミ
ッタ間にそれぞれ設けられた異常発振の防止や直流を阻
止するためのコンデンサー52、54と、太陽電池34
の端子間に接続されて電力供給を補助するコンデンサー
56と、から構成されている。
【0012】58は時計本体32に取り付けられた永久
磁石であり、振子体30が停止した状態のときにコイル
36に対向する位置に配置されている。尚、本実施例に
おける永久磁石58は、時計本体32のムーブメント部
分に組み込まれている。
【0013】次に上記構成からなる太陽電池振子機構の
動作を説明する。時計の周囲が暗い場合には、太陽電池
34からの電力供給が行われないため、振子体30は停
止状態になっている。ここで、時計の周囲が明るくな
り、太陽電池34から充分な電力が供給されるようにな
ると、このときにトランジスタ40、42が非導通状態
であるため、太陽電池34からの電流は、コイル36、
コンデンサー50及び抵抗48を通ってコンデンサー5
0を充電し、また、このときにコンデンサー56も充電
される。このときのコンデンサー50はトランジスタ4
2を導通させる方向に充電され、その電圧が所定値にな
るとトランジスタ42が導通し、これによりトランジス
タ40も導通状態になる。このため、コイル36にはト
ランジスタ40を介して大きな電流が太陽電池34及び
コンデンサー56から供給されて励磁される。一方、ト
ランジスタ42が導通すると、そのエミッタ・ベース間
に流れる電流によりコンデンサー50は除々に逆方向に
充電されることになり、所定の電圧まで充電されるとト
ランジスタ42は非導通状態になる。これにより、トラ
ンジスタ40も非導通状態になり、コイル36の励磁は
停止し、初期状態にもどる。以後、上記動作を繰り返す
ことにより、コイル36が断続的に励磁され、永久磁石
58との吸引又は反発を繰り返すことになる。この結
果、振子体30は除々に揺動を始め、所定の振幅で揺動
するようになる。
【0014】尚、時計の周囲が再び暗くなり、太陽電池
34からの電力供給が停止すると、コイル36の励磁も
停止され、これにより振子体30は停止する。
【0015】また、図1に示すように、本実施例におい
ては、太陽電池パネルを振子玉部30bに田の字形に配
列させて取り付けているが、図4に示すように、一列に
並べたり、あるいは斜めに配置する等、その配列は振子
玉部30bの形状やデザインに合わせて変更することが
可能である。
【0016】また、本実施例における永久磁石58は時
計本体32のムーブメント部分に組み込まれているが、
時計本体32のケース部分等に取り付けることもでき
る。この場合、振子体30もケース部分等に設けた係合
部に掛けることにより、ムーブメント部分の構造を変更
することなく振子体30の位置を容易に変更することが
可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、太陽電池を用いて振子
体を揺動させているので、振子体駆動用の電池を必要と
せず、電力の消費を削減することができる。このため、
極めて電力消費の少ないムーブメントを用いた時計にこ
の振子機構を組み合わせることにより、長期間にわたっ
て電池交換の必要がない飾り振子付時計を提供すること
ができる。
【0018】また、本発明によれば、太陽電池、コイル
及び駆動回路を全て振子体側に設けており、更に時計本
体側には永久磁石のみを配置しているので、時計本体側
のスペースを有効利用することができ、時計本体の構造
を簡素化することができ、デザインの自由度も高めるこ
とができる。
【0019】更に、太陽電池自体を振子体のデザインに
取り込むことができるので、太陽電池を設けることによ
る外観の画一化や見苦しさを排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る太陽電池振子機構を示
す時計の背面図である。
【図2】図1に示す時計の側面図である。
【図3】図2に示す駆動回路の回路構成を示す回路図で
ある。
【図4】図1に示す太陽電池パネルの他の配列の一例を
示す振子玉部の背面図である。
【図5】従来の振子機構を示す時計の背面図である。
【図6】図5に示す時計の側面図である。
【図7】図6に示すコイルの駆動回路の回路構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
30 振子体 32 時計本体 34 太陽電池 36 コイル 38 駆動回路 58 永久磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振子体と、該振子体に取り付けられた太
    陽電池及びコイルと、前記振子体に配設され且つ前記太
    陽電池からの電力供給を受けて前記コイルを駆動する駆
    動回路と、前記振子体を揺動自在に支持する時計本体
    と、該時計本体の前記コイルに対向する位置に取り付け
    られた永久磁石と、からなることを特徴とする太陽電池
    振子機構。
JP16893594A 1994-06-28 1994-06-28 太陽電池振子機構 Pending JPH0815455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16893594A JPH0815455A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 太陽電池振子機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP16893594A JPH0815455A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 太陽電池振子機構

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JPH0815455A true JPH0815455A (ja) 1996-01-19

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ID=15877275

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JP16893594A Pending JPH0815455A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 太陽電池振子機構

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62207991A (ja) * 1986-03-08 1987-09-12 ユングハンス、ウ−レン、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング 時計
JPH0233393B2 (ja) * 1983-08-10 1990-07-26 Sophia Co Ltd

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0233393B2 (ja) * 1983-08-10 1990-07-26 Sophia Co Ltd
JPS62207991A (ja) * 1986-03-08 1987-09-12 ユングハンス、ウ−レン、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング 時計

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