JPH08154308A - ハイブリッド電気自動車 - Google Patents

ハイブリッド電気自動車

Info

Publication number
JPH08154308A
JPH08154308A JP29437794A JP29437794A JPH08154308A JP H08154308 A JPH08154308 A JP H08154308A JP 29437794 A JP29437794 A JP 29437794A JP 29437794 A JP29437794 A JP 29437794A JP H08154308 A JPH08154308 A JP H08154308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
remaining capacity
generator
battery
command output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29437794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3058036B2 (ja
Inventor
Hisamitsu Koga
久光 古賀
Naotake Kumagai
直武 熊谷
Tomiji Owada
富治 大和田
Shinya Furukawa
信也 古川
Masao Kato
正朗 加藤
Nobuyuki Kawamura
伸之 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP6294377A priority Critical patent/JP3058036B2/ja
Publication of JPH08154308A publication Critical patent/JPH08154308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058036B2 publication Critical patent/JP3058036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、発電機及び発電機用エンジンをそ
なえたハイブリッド電気自動車に関し、発電走行時にお
ける充電・放電にかかるエネルギロスを低減できるよう
にすることを目的とする。 【構成】 バッテリ1と、該バッテリ1への充電を行な
いうる発電機6と、該発電機を駆動するエンジン7と、
該バッテリ1により駆動される走行用モータ2と、該バ
ッテリ1の残存容量を検出する残存容量検出手段8と、
上記の発電機6及びエンジン7への発電出力を指令する
制御手段10とをそなえ、該制御手段10を、該残存容
量検出手段8で検出された残存容量に基づいて所定時間
当たりの残存容量の変動量を演算して、該残存容量の変
動を防止すべく上記の演算された変動量に基づいて上記
の発電機6とエンジン7とのいずれか又は両方への発電
指令出力を補正するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自ら電気エネルギを発
生させながら走行することができるように発電機とこの
発電機を駆動するエンジンとをそなえた、ハイブリッド
電気自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車において、直接的には排出
ガスを出さない、いわゆる電気自動車が注目されつつあ
る。ところで、電気自動車では、ガソリン自動車におけ
るガソリン補給に相当するように、エネルギ源であるバ
ッテリの残存容量が減ったら充電を行なわなくてはなら
ないが、このバッテリの充電はガソリン補給のように手
軽には行なえないのが現状である。このため、バッテリ
の容量不足により車両が路上で停止してしまったときに
は、これに対する処置が容易ではない。
【0003】そこで、電気自動車自体に発電機を搭載し
た、いわゆるシリーズ式ハイブリッド電気自動車(以
下、ハイブリッド電気自動車と省略する)が考えられ、
このようなハイブリッド電気自動車に関しても種々の技
術が提案されている。このように発電機を搭載したハイ
ブリッド電気自動車では、バッテリに蓄えられている電
力でモータを作動させることにより車両を駆動する走行
モード(EV走行モード)と、発電機で発電を行ないな
がらこの発電電力により車両を駆動する走行モード(発
電走行モード又はHEV走行モード)とを選択できる。
このようなハイブリッド電気自動車における発電の制御
は、例えば特開昭50−21210号公報のハイブリッ
ド方式電気車両の発電制御方法及びその装置に開示され
ているように、バッテリの残存容量に基づいて行なうの
が一般的である。
【0004】つまり、例えば図7に示すように、外部充
電により満充電されたバッテリを使って発電を行なわな
いEV走行モードで走行していくと、次第にバッテリの
残存容量C(%)が減少する。そして、バッテリの残存
容量Cが所定値C1まで減少すると発電機を作動させて
HEV走行モードに切り換える。勿論、残存容量Cが所
定値C1まで減少する前に外部充電により満充電される
とEV走行モードを続行できる。
【0005】HEV走行モード時には、発電用エンジン
を作動させて発電機のタービンを回転駆動することで発
電を行なうが、一般には発電効率が高く又排気ガスも浄
化し易いエンジン回転速度及び出力トルク(発電負荷)
で発電機を駆動して一定の発電出力を得るようにしてい
る。このような発電機による発電出力は、通常走行を賄
えるように一定レベル以上に設定されている。
【0006】つまり、発電走行モード時に、発電機によ
り一定の発電電力容量を得るようにする場合、この容量
が少ないと、高速走行時等の電力消費率(単位走行時間
当たりに走行に要する電力消費量)の高い走行時に、発
電電力が消費電力を下回って、バッテリの放電が継続し
てバッテリ上がりを生じてしまう。そこで、従来は、こ
の発電機により高電力消費率での電力を賄えるように発
電出力の大きさを十分大きく設定している。このため、
発電走行モード中は、通常は図7,図8に示すように、
バッテリの充電と放電とが繰り返されることになるので
ある。
【0007】つまり、発電走行時には、図7に示すよう
に、発電電力が消費電力を上回って、バッテリが充電さ
れていく。そして、バッテリの残存容量Cが所定値C2
まで回復すると発電用エンジン及び発電機を停止させ
る。そして、再びバッテリの放電により車両を走行させ
ると、バッテリの残存容量Cが所定値C1まで減少する
ので、再び発電用エンジン及び発電機を作動させる。し
たがって、HEV走行モード時には、このような発電用
エンジン及び発電機の作動と停止とを繰り返しながら走
行することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発電走
行モード中に、発電機で発電した電力を一端バッテリに
充電してから放電すると、エネルギ効率が悪化してエン
ジンの燃費(一定の燃料消費量でえられる電力量)が低
下するという不具合がある。これは、電力を一端バッテ
リに充電してから放電すると、バッテリの内部抵抗及び
端子や配線の抵抗によってエネルギロスが生じるためで
ある。
【0009】上述のように発電効率を高くしても、この
ような充電・放電にかかるエネルギロスの影響の方が大
きく、総合的なエネルギロスを招いてしまうことにな
る。本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、発
電走行時における充電・放電にかかるエネルギロスを低
減できるようにした、ハイブリッド電気自動車を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のハイブリッド電気自動車は、バッテリと、該
バッテリへの充電を行ないうる発電機と、該発電機を駆
動するエンジンと、該バッテリにより駆動される走行用
モータと、該バッテリの残存容量を検出する残存容量検
出手段と、上記の発電機及びエンジンへの発電出力を指
令する制御手段とをそなえ、該制御手段が、該残存容量
検出手段で検出された残存容量に基づいて所定時間当た
りの残存容量の変動量を演算して、該残存容量の変動を
防止すべく上記の演算された変動量に基づいて上記の発
電機とエンジンとのいずれか又は両方への発電指令出力
を補正するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項2記載の本発明のハイブリッド電気
自動車は、請求項1記載の構成において、上記制御手段
が、所定の制御周期時間で処理を繰り返すように構成さ
れるとともに、前回の検出残存容量から今回の検出残存
容量を差し引いて該制御周期時間で除算した値を上記変
動量として演算し、前回の発電指令出力にこの変動量に
対応した値を加算した値を今回の発電指令出力として設
定することで、上記の発電指令出力の補正を行なうよう
に構成されていることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明のハイブリッド電気
自動車は、請求項1又は2記載の構成において、上記制
御手段が、上記の補正後の発電指令出力が予め設定され
た最大発電指令出力以上の時には、上記最大発電指令出
力を補正後の発電指令出力として設定するように構成さ
れていることを特徴としている。
【0013】
【作用】上述の請求項1記載の本発明のハイブリッド電
気自動車では、バッテリにより走行用モータが駆動され
て走行するが、エンジンを作動させて発電機で発電しな
がら走行することもでき、この時には、発電機で発電さ
れた電力で該バッテリを充電することもできる。
【0014】このような発電走行時には、制御手段が発
電機及びエンジンへ発電出力を指令するが、この制御手
段では、残存容量検出手段で検出されたバッテリの残存
容量に基づいて所定時間当たりの残存容量の変動量を演
算して、この演算された変動量に基づいて上記の発電機
とエンジンとのいずれか又は両方への発電指令出力を補
正して、該残存容量の変動を防止する。
【0015】バッテリの残存容量の変動が防止されると
いうことは、発電機による発電出力は過不足なく走行用
モータに供給されることになり、発電出力による該バッ
テリへの充電はほとんど行なわれず、また、該バッテリ
の放電もほとんど行なわれない。したがって、発電走行
時に、該バッテリの充放電に伴うトルクロスを招くこと
がない。
【0016】上述の請求項2記載の本発明のハイブリッ
ド電気自動車では、上記制御手段が、所定の制御周期時
間で処理を繰り返し、上記変動量の演算は、前回の検出
残存容量から今回の検出残存容量を差し引いて該制御周
期時間で除算した値を変動量とする。そして、上記の発
電指令出力の補正は、前回の発電指令出力にこの変動量
に対応した値を加算した値を今回の発電指令出力として
設定することで行なわれる。これにより、所定の制御周
期時間毎に、発電指令出力の補正が行なわれ、該残存容
量の変動が防止される。
【0017】上述の請求項3記載の本発明のハイブリッ
ド電気自動車では、上記制御手段が、上記の補正後の発
電指令出力が予め設定された最大発電指令出力以上の時
には、上記最大発電指令出力を補正後の発電指令出力と
して設定する。これにより、制御上の矛盾が回避され
る。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実
施例としてのハイブリッド電気自動車について説明す
る。図1において、1はバッテリであり、このバッテリ
1は車両に搭載された発電機6(後述する)又は車両に
装備されない外部充電器(図示略)により繰り返し充電
することができる。2はバッテリ1から電力を供給され
るモータ(走行用電動機)であり、このモータ2により
自動車の駆動輪3A,3Bが駆動される。
【0019】モータ2の出力は、モータコントローラ
(電動機制御手段)4により、ドライバの出力要求操作
(即ち、図示しないアクセルペダルの踏込み状態)やモ
ータ2の現作動状態等に基づいて、制御される。また、
モータコントローラ4では、図示しないブレーキペダル
の踏込み等から制動指令を検出すると、モータ2を発電
機に切り換えて、駆動輪3A,3Bからの回転エネルギ
で発電を行ないながら制動力を与える回生制動を行なえ
るようになっている。
【0020】5は、APU(Auxiliary Power Unit,補
助発電ユニット)であり、発電機6とこの発電機6を駆
動する発電用内燃機関(以下、エンジンという)7とか
ら構成される。このAPU5では、発電機6で発電され
た電力によりバッテリ1を充電しうるようにバッテリ1
に接続されている。このAPU5(発電機6及びエンジ
ン7)の制御は、モータコントローラ4の制御ととも
に、走行マネージメントコントローラ9によって行なわ
れる。
【0021】走行マネージメントコントローラ9には、
ハード的にはその主要部としてCPU(図示略)そなえ
るとともに、固定値データ等を記憶するROM(図示
略)等をそなえており、上述の発電機6及びエンジン7
やモータコントローラ4の制御のための演算や制御信号
の出力を行なうようになっている。本電気自動車では、
この走行マネージメントコントローラ9内のAPU制御
部10を通じて、エンジン7を作動させて発電機6で発
電された電力でバッテリ1を充電させながらモータ2を
作動させることにより車両を駆動する走行(発電走行又
はHEV走行という)と、エンジン7を停止させてバッ
テリ1に蓄えられている電力でモータ2を作動させるこ
とにより車両を駆動する走行(EV走行という)とのい
ずれかに切り替えられるようになっている。
【0022】APU制御部10では、記憶手段10A
と、演算手段10Bと、判定手段10Cと、指令手段1
0Dとがそなえられ、検出されたバッテリ1の残存容量
Cが記憶手段10Aに記憶された下限容量値C1まで低
下すると判定手段10Cで発電走行を行なうよう判定
し、指令手段10Dで発電走行を指令する。また、この
発電走行時行には、演算手段10Bで、発電機6への発
電指令出力を算出して、この算出した指令出力に基づい
て指令手段10Dからの指令によりエンジン7又は発電
機6を制御しながら発電出力を制御する。ここでは、残
存容量検出手段(残存容量計)8からの検出情報に基づ
いて、バッテリ1の残存容量Cがほぼ一定(即ち、C≒
C1)に保持されるように指令出力を決定するようにな
っている。
【0023】つまり、APU制御部10では、所定の周
期時間Δtで残存容量Cをサンプリングしながら、この
サンプリングした残存容量が前回サンプリングした残存
容量よりも大きいと、この差に応じて発電機6の出力を
減少補正し、サンプリングした残存容量が前回サンプリ
ングした残存容量よりも小さいと、この差に応じて発電
機6の出力を増加補正する。
【0024】即ち、残存容量Cをほぼ一定とするために
は、所定の発電指令出力後進周期Δt当たりの残存容量
の変動量に基づいて、発電指令出力PG を補正すればよ
い。そこで、ある時点tでサンプリングした残存容量を
C(t)とし、前回(これよりもΔtだけ前)にサンプ
リングした残存容量をC(t−Δt)とすると、残存容
量Cを一定とするための指令出力の補正量ΔPG は次式
(1)で示される。
【0025】 ΔPG =〔C(t)−C(t−Δt)〕/Δt・・・(1) したがって、この時点tでの発電指令出力PG (t)
は、次式(2)のように、前回の発電指令出力PG (t
−Δt)をΔPG で補正することで得られる。 PG (t)=PG (t−Δt)+ΔPG ・・・(2) ただし、発電指令出力PG (t)がAPU5の発電能力
の限界を越えるわけにはいかないので、発電指令出力P
G (t)がAPU5の最大出力を越えた場合には、発電
指令出力PG (t)をこのAPU5の最大出力の値に制
限するようになっている。
【0026】なお、発電出力PG の制御は、発電機の回
転速度NG を制御することで行なう。この発電機の回転
速度NG はエンジン7の回転速度Neに比例する(NG
=k・Ne、但しK:係数)ため、エンジン7の回転速
度Neを制御することで発電出力PG の制御を制御する
ことになる。なお、図2は、この時のエンジン7のトル
ク特性を示すが、発電機6の駆動に要求されるトルクT
1 が得られ且つ排気ガスの劣化を招きにくいようなエン
ジン回転速度の状態及びA/F(空燃比)状態をaとす
る。このaの状態よりも、発電出力を下げるには、排気
ガスの劣化を招かないように、所定のA/Fを保つべ
く、エンジントルクT1 を一定に保持しながら、エンジ
ン回転速度の状態をbへ減少させる。これには、発電負
荷が一定となるように発電機6を制御しながら、エンジ
ン7の回転速度を制御する。
【0027】なお、図2中の曲線L1,L2は燃料消費
率(単位エンジン出力当たりの燃料消費量)の等高線で
あり、L1の方がL2よりも燃料消費率はよい。aの状
態からbの状態にすることで、燃料消費率では不利にな
るが、これにより、図3に示すように、発電出力PG
低減されて、不要な発電が行なわれないことになるた
め、実質的な燃料消費量は減少するのである。
【0028】本発明の一実施例としてのハイブリッド電
気自動車は、上述のように構成されているので、APU
制御部10を通じて、例えば図4のフローチャートに示
すように発電走行時の発電制御が行なわれる。つまり、
まず、タイマ値TMをタイマカウント周期時間t1だけ
インクリメントする(ステップS10)。このタイマ値
TMの初期値は0である。ついで、このタイマ値TMが
発電指令出力を更新する周期時間Δtを越えたか否かを
判定する(ステップS20)。タイマのカウント開始後
又はリセット直後からこの周期時間Δtが経過するまで
は、前回までの発電指令出力PG (t−1)を継続して
出力してAPU5を制御する(ステップS90)。ただ
し、発電指令出力PG (t−1)は、前回(時刻t−
1)に更新された発電指令出力PG であり、この発電指
令出力PG の初期値には、例えばAPU5の最大効率点
a(図2,3参照)における出力値が設定される。
【0029】タイマのカウント値が時間Δtを越えた
ら、即ち、所定の周期時間Δtが経過したら、ステップ
S30へ進んで、前式(2)のように、前回、更新され
た発電指令出力PG (t−Δt)を、前式(1)により
算出されるΔPG で補正することで、今回(時点t)の
発電指令出力PG (t)として更新する。こうして、今
回の発電指令出力PG (t)を更新したら、ステップS
40へ進んで、発電指令出力PG (t)がAPU5の最
大出力APUMAX を越えたか否かを判定する。ここで、
発電指令出力PG (t)がAPUMAX を越えた場合に
は、ステップS50へ進んで、発電指令出力PG (t)
をこのAPUMAX に制限する。そして、ステップS60
へ進んで、今回更新した発電指令出力PG (t)を出力
してAPU5を制御する。さらに、ステップS70で、
今回の発電指令出力P G (t)を次回のために発電指令
出力PG (t−Δt)として記憶し、ステップS80
で、タイマ値tmを0にリセットする。
【0030】このようにして発電走行を行なうと、例え
ば図5に示すように、バッテリ1の残存容量Cがほぼ一
定(即ち、C≒C1)に保持されるようになる。これに
より、排気ガスの劣化を招かないようにエンジンを作動
させながら、APU5による発電出力は過不足なく走行
用モータ2に供給されることになり、通常走行を行ない
ながら、図6に示すように、発電出力によるバッテリ1
への充電も、また、バッテリ1の放電もほとんど行なわ
れなくなる。このようにバッテリ1の充放電が減少する
と、充放電に伴ってバッテリ1の内部抵抗及び端子や配
線の抵抗により生じるトルクロスが大きく抑制されるよ
うになり、部分的に発電効率自体はやや低下するもの
の、このような充電・放電にかかるエネルギロスの低減
が十分大きく影響して、発電走行時の総合的なエネルギ
効率を向上して、発電走行の際の低燃費化を促進し環境
悪化を抑制しながら、ハイブリッド電気自動車における
走行距離を増大させることができる。
【0031】なお、発電指令出力を更新する周期時間Δ
tは、あまり小さい値は必要なく、例えば分オーダ程度
に設定することが考えられる。また、発電指令出力PG
の初期値には、本実施例の値(APU5の最大効率点
a)に限らず種々の値を設定しうる。また、発電出力の
制御は、発電機6とエンジン7とのいずれかのみの制御
によって行なってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のハイブリッド電気自動車によれば、バッテリと、
該バッテリへの充電を行なう発電機と、該発電機を駆動
するエンジンと、該バッテリにより駆動される走行用モ
ータと、該バッテリの残存容量を検出する残存容量検出
手段と、上記の発電機及びエンジンへの発電出力を指令
する制御手段とをそなえ、該制御手段が、該残存容量検
出手段で検出された残存容量に基づいて所定時間当たり
の残存容量の変動量を演算して、該残存容量の変動を防
止すべく上記の演算された変動量に基づいて上記の発電
機とエンジンとのいずれか又は両方への発電指令出力を
補正するように構成されることにより、充電・放電にか
かるエネルギロスを大きく低減することができ、発電走
行時の総合的なエネルギ効率を向上することができ、環
境保全及び燃料節約を行ないながらハイブリッド電気自
動車に期待されている走行距離の増大を実現できる。
【0033】また、請求項2記載の本発明のハイブリッ
ド電気自動車によれば、請求項1記載の構成において、
上記制御手段が、所定の制御周期時間で処理を繰り返す
ように構成されるとともに、前回の検出残存容量から今
回の検出残存容量を差し引いて該制御周期時間で除算し
た値を上記変動量として演算し、前回の発電指令出力に
この変動量に対応した値を加算した値を今回の発電指令
出力として設定することで、上記の発電指令出力の補正
を行なうように構成されることにより、適当な周期で発
電指令出力を変更しながら、充電・放電にかかるエネル
ギロスを容易に大幅に低減でき、環境保全及び燃料節約
を行ないながらハイブリッド電気自動車に期待されてい
る走行距離の増大を実現できる。
【0034】また、請求項3記載の本発明のハイブリッ
ド電気自動車によれば、請求項1記載の構成において、
上記制御手段が、上記の補正後の発電指令出力が予め設
定された最大発電指令出力以上の時には、上記最大発電
指令出力を補正後の発電指令出力として設定するように
構成されることにより、安定した制御で、確実に充電・
放電にかかるエネルギロスを低減でき、環境保全及び燃
料節約を行ないながらハイブリッド電気自動車に期待さ
れている走行距離の増大を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのハイブリッド電気自
動車を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例としてのハイブリッド電気自
動車の発電用のエンジンの制御特性を示す図である。
【図3】本発明の一実施例としてのハイブリッド電気自
動車の発電機の出力制御特性を示す図である。
【図4】本発明の一実施例としてのハイブリッド電気自
動車の発電制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例としてのハイブリッド電気自
動車の走行時におけるバッテリの残存容量状況を示す図
である。
【図6】本発明の一実施例としてのハイブリッド電気自
動車の走行時におけるバッテリの充放電を説明する図で
ある。
【図7】従来のハイブリッド電気自動車の走行時におけ
るバッテリの残存容量状況を示す図である。
【図8】従来のハイブリッド電気自動車の走行時におけ
るバッテリの充放電を説明する図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 6 発電機 2 走行用モータ(走行用電動機) 3A,3B 駆動輪 4 モータコントローラ(電動機制御手段) 5 APU(Auxiliary Power Unit,補助発電ユニッ
ト) 6 発電機 7 発電用内燃機関(エンジン) 8 残存容量検出手段(残存容量計) 9 走行マネージメントコントローラ 10 APU制御部 10A 記憶手段 10B 演算手段 10C 判定手段 10D 指令手段
フロントページの続き (72)発明者 古川 信也 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 加藤 正朗 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 川村 伸之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリと、 該バッテリへの充電を行ないうる発電機と、 該発電機を駆動するエンジンと、 該バッテリにより駆動される走行用モータと、 該バッテリの残存容量を検出する残存容量検出手段と、 上記の発電機及びエンジンへの発電出力を指令する制御
    手段とをそなえ、 該制御手段が、該残存容量検出手段で検出された残存容
    量に基づいて所定時間当たりの残存容量の変動量を演算
    して、該残存容量の変動を防止すべく上記の演算された
    変動量に基づいて上記の発電機とエンジンとのいずれか
    又は両方への発電指令出力を補正するように構成されて
    いることを特徴とする、ハイブリッド電気自動車。
  2. 【請求項2】 上記制御手段が、所定の制御周期時間で
    処理を繰り返すように構成されるとともに、前回の検出
    残存容量から今回の検出残存容量を差し引いて該制御周
    期時間で除算した値を上記変動量として演算し、前回の
    発電指令出力にこの変動量に対応した値を加算した値を
    今回の発電指令出力として設定することで、上記の発電
    指令出力の補正を行なうように構成されていることを特
    徴とする、請求項1記載のハイブリッド電気自動車。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が、上記の補正後の発電指
    令出力が予め設定された最大発電指令出力以上の時に
    は、上記最大発電指令出力を補正後の発電指令出力とし
    て設定するように構成されていることを特徴とする、請
    求項1又は2記載のハイブリッド電気自動車。
JP6294377A 1994-11-29 1994-11-29 ハイブリッド電気自動車 Expired - Fee Related JP3058036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6294377A JP3058036B2 (ja) 1994-11-29 1994-11-29 ハイブリッド電気自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6294377A JP3058036B2 (ja) 1994-11-29 1994-11-29 ハイブリッド電気自動車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08154308A true JPH08154308A (ja) 1996-06-11
JP3058036B2 JP3058036B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=17806939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6294377A Expired - Fee Related JP3058036B2 (ja) 1994-11-29 1994-11-29 ハイブリッド電気自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058036B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1127804A (ja) * 1997-07-04 1999-01-29 Nissan Motor Co Ltd シリーズ・ハイブリッド車の発電機制御装置
JP2008279970A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2011218854A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Toyota Motor Corp 始動制御装置
JP2015110917A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 いすゞ自動車株式会社 車両の充電方法、充電システム、及び車両
JP2015166221A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 マツダ株式会社 ハイブリッド車の制御装置
JP2017163649A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 三菱電機株式会社 電動車両の制御装置および制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1127804A (ja) * 1997-07-04 1999-01-29 Nissan Motor Co Ltd シリーズ・ハイブリッド車の発電機制御装置
JP2008279970A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2011218854A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Toyota Motor Corp 始動制御装置
JP2015110917A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 いすゞ自動車株式会社 車両の充電方法、充電システム、及び車両
JP2015166221A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 マツダ株式会社 ハイブリッド車の制御装置
JP2017163649A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 三菱電機株式会社 電動車両の制御装置および制御方法
CN107161008A (zh) * 2016-03-08 2017-09-15 三菱电机株式会社 电动车辆的控制装置及控制方法
US10046759B2 (en) 2016-03-08 2018-08-14 Mitsubishi Electric Corporation Control device and control method for electrically driven vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP3058036B2 (ja) 2000-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1136311B1 (en) Electric energy charging control apparatus and method for hybrid vehicle
JP3568941B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3180304B2 (ja) ハイブリット車の電源回路
US20050189894A1 (en) Regeneration control for hybrid vehicle
JPH08289407A (ja) ハイブリッド車の発電制御装置
JPH0998515A (ja) ハイブリッド車のエンジン制御装置
WO1996017741A1 (fr) Dispositif de commande du freinage pour une automobile electrique
US20150046007A1 (en) Electric power generation control system for hybrid automobile
CN102844956A (zh) 蓄电装置的控制装置以及搭载该蓄电装置的控制装置的车辆
JP2008150014A (ja) ハイブリッド電気車両のアイドリング充電時の発電制御方法
US20180091076A1 (en) Alternator control unit, alternator driving control method, and power supply management system for engine vehicle
JP2006280161A (ja) ハイブリッド電気自動車用回生制御装置
JP3268107B2 (ja) 電気自動車の制御装置
JP3700531B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3013764B2 (ja) ハイブリッド電気自動車の充放電制御装置
JP3214285B2 (ja) シリーズハイブリッド車における発電制御方法及び装置
JPH0847109A (ja) シリーズハイブリッド車における発電制御方法
JP2006180626A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JPH08154308A (ja) ハイブリッド電気自動車
JP4199331B2 (ja) 蓄電器を備えた車両の電力制限装置
WO2010011198A1 (en) Electric driving mode selection for hybrid vehicles
JP2004328961A (ja) 車両の充放電制御装置
CN113924238B (zh) 电动装置控制方法以及电动装置
JP7363512B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP2002112406A (ja) ハイブリッド電気自動車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000321

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees