JPH08154252A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH08154252A
JPH08154252A JP6293448A JP29344894A JPH08154252A JP H08154252 A JPH08154252 A JP H08154252A JP 6293448 A JP6293448 A JP 6293448A JP 29344894 A JP29344894 A JP 29344894A JP H08154252 A JPH08154252 A JP H08154252A
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Toru Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号の空間周波数を変換する。 【構成】 固体撮像素子11は、奇数列の受光画素と偶
数列の受光画素とに互いに異なる色成分が対応付けられ
ている。各受光画素に発生する情報電荷を奇数列と偶数
列とでそれぞれ水平走査期間の1/2の期間で連続して
転送出力させる。この固体撮像素子11から得られる映
像信号Y2(t)の色成分を表す情報は高周波成分を含まな
いため、ローパスフィルタ17を通過することができ
る。ローパスフィルタ17を通して得られる映像信号Y
3(t)をA/D変換回路18で所望の周波数を有するサン
プリングクロックφCでサンプリングすることにより、
空間周波数を変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の処理過程で
デジタル信号処理が用いられるカラー撮像に対応した固
体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD固体撮像素子を用いるテレビカメ
ラ等の撮像装置においては、所定のテレビジョン方式に
従う同期信号に基づいて固体撮像素子の各走査タイミン
グが設定され、その方式に対応したフォーマットを有す
る映像信号が取り出される。例えば、NTSC方式の場
合、垂直走査期間が1/60秒に設定され、さらに水平
走査期間が垂直走査期間の2/525に設定され、映像
情報が1水平走査期間単位で連続する映像信号が出力さ
れる。
【0003】図6は、フレームトランスファ型のCCD
固体撮像素子を用いた撮像装置の構成を示すブロック図
である。固体撮像素子1は、被写体からの映像を受けて
情報電荷を発生する撮像部1a、情報電荷を一時的に蓄
積する蓄積部1b、情報電荷を水平方向に転送して出力
する水平転送部1c及び情報電荷量を電圧値に変換して
出力する出力部1dよりなる。駆動クロック発生回路2
は、フレーム転送クロック発生部2a、垂直転送クロッ
ク発生部2b及び水平転送クロック発生部2cよりな
り、それぞれタイミング制御回路3からのタイミング信
号に応答して動作する。フレーム転送クロック発生部2
aは、垂直走査のタイミングに同期してフレーム転送ク
ロックφFを発生し、固体撮像素子1の撮像部1aに供
給して撮像部1aの情報電荷を1画面毎に垂直走査の帰
線期間内で蓄積部1bヘ転送する。垂直転送クロック発
生部2bは、水平走査のタイミングに同期して垂直転送
クロックφVを発生し、固体撮像素子1の蓄積部1bに
供給して蓄積部1bの情報電荷を1行毎に水平走査の帰
線期間内で水平転送部1cへ転送する。水平転送クロッ
ク発生部2cは、水平走査のタイミングに同期して水平
転送クロックφHを発生し、水平転送部1cに供給して
蓄積部1bから転送された1行分の情報電荷を水平走査
期間内で出力部1dへ転送出力する。タイミング制御回
路3は、基準クロックCKに基づいて垂直走査周期及び
水平走査周期のタイミング信号を生成し、駆動クロック
発生回路2の各部に供給する。これにより、撮像部1a
に発生した情報電荷は、垂直走査期間の始まりのタイミ
ングで1画面単位で蓄積部1bへ転送されて蓄積され
る。そして、この蓄積部1bから水平走査期間の始まり
のタイミングで1行単位で水平転送部1cへ転送され、
水平転送部1cから1ビットずつ出力部1dへ転送され
る。
【0004】リセットクロック発生回路4は、水平転送
クロック発生部2cの動作に同期してリセットクロック
φRを発生し、固体撮像素子1の出力部1dに供給す
る。出力部1dには、フローティングディフュージョン
と称される他の領域から電気的に独立する拡散領域が設
けられ、この拡散領域に蓄積される情報電荷がリセット
クロックφRに応答して電荷排出用のドレインに排出さ
れる。即ち、出力部1dは、水平転送部1cから転送さ
れる情報電荷を拡散領域に蓄積し、この拡散領域の電位
の変動から電圧値を得ているため、水平転送部1cの情
報電荷が出力部1dへ1ビットずつ転送される度にリセ
ットクロックφRに応答して情報電荷を排出するよう構
成される。これにより、水平転送部1cから転送出力さ
れる情報電荷が1ビット毎に電圧値に変換され、リセッ
トレベルと情報電荷量に対応した信号レベルとを繰り返
す映像信号Y1(t)が出力される。
【0005】サンプルリング回路5は、映像信号Y1(t)
を取り込んでサンプリングクロックφSに従うタイミン
グでサンプリングし、映像信号Y2(t)として出力する。
サンプリングクロック発生回路6は、リセットクロック
発生回路4と同様に、水平転送クロック発生部2cの動
作に同期してサンプリングクロックφSを発生し、サン
プリング回路5に供給する。このサンプリングクロック
φSは、固体撮像素子1の出力部1dから情報電荷量に
対応した電圧値が出力される期間に位相が合わせられて
おり、出力部1dから出力される映像信号Y1(t)の内、
信号レベルのみを取り出し、映像信号Y2(t)を生成す
る。
【0006】このようにして出力される映像信号Y2(t)
は、この後、自動利得制御、ガンマ補正等の信号処理を
経て記録媒体や再生モニタへ送られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサ等の機器にイメージデ
ータを取り込む場合、被写体原稿を走査して読み取るイ
メージスキャナを用いることがよく知られているが、近
年では、立体的な被写体にも対応可能なイメージセンサ
を用いることが考えられている。例えば、上述の如き撮
像装置では、出力される映像信号Y2(t)をデジタル変換
して映像データを生成し、その映像データを1画面単位
で機器側へ転送するように構成される。
【0008】しかしながら、コンピュータ機器のモニタ
画面においては、画面上の表示画素の位置が予め決めら
れているため、撮像部1aの受光画素の垂直方向と水平
方向との配列ピッチの比(アスペクト比)がモニタ画面
と一致しな場合には、モニタ画面上に表示される映像が
歪むことになる。例えば、撮像部1aのアスペクト比が
4:3のとき、映像信号Y2(t)から生成される映像デー
タをアスペクト比が1:1のモニタ画面上に表示する
と、水平方向の表示間隔が3/4に縮小されるため、固
体撮像素子1が撮した被写体の映像は縦長に表示され
る。
【0009】そこで、映像信号Y2(t)の空間周波数を変
換することにより、モニタ画面のアスペクト比に対応さ
せる必要が生じる。映像信号Y2(t)の空間周波数の変換
は、主として、ローパスフィルタを通した映像信号Y2
(t)を所望の周波数でサンプリングするアナログ信号処
理による方法と、映像信号Y2(t)をデジタル変換して得
た映像データから演算処理によって中間位置のデータを
生成するデジタル信号処理による方法とが上げられる。
アナログ信号処理による方法の場合、信号処理回路の構
成が容易で、コストの低減が可能であるが、カラー映像
を示す映像信号Y2(t)に対しては、色成分を表す情報が
ローパスフィルタを通過できないため採用することはで
きない。例えば、図7に示すように、水平転送クロック
φHに一致した周期で2種類の色成分を交互に繰り返す
映像信号Y2(t)では、色成分を表す情報が水平転送クロ
ックφHの周波数の1/2の周波数成分を有しており、
この情報をローパスフィルタ通してサンプリング回路に
取り込むようにすることはできない。一方、デジタル信
号処理による方法の場合、カラー映像を示す映像信号Y
2(t)に対して採用可能であるが、信号処理回路の規模が
大きくなり、コストアップを招くという問題を有してい
る。
【0010】そこで本発明は、低コスト化が可能なアナ
ログ信号処理により、カラー映像を示す映像信号に対し
ても空間周波数の変換処理を可能にすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、受光した光に応答して情報電荷を発生する複数の受
光画素が行方向及び列方向に配置され、各行で奇数列に
対して第1の色成分が与えられて偶数列に対して第2の
色成分が与えられる固体撮像素子と、水平走査期間毎
に、水平走査期間の前半の第1の期間で上記固体撮像素
子の奇数列の受光画素から情報電荷を読み出し、水平走
査期間の後半の第2の期間で偶数列の受光画素から情報
電荷を読み出す駆動回路と、上記固体撮像素子の出力を
上記情報電荷の読み出し周期に一致する周期でサンプリ
ングして映像信号を得るサンプリング回路と、このサン
プリング回路から得られる映像信号の高周波成分を除去
するローパスフィルタと、このローパスフィルタを通し
て得られる上記映像信号を上記サンプリング回路のサン
プリング周期よりも長い周期あるいは短い周期でサンプ
リングし、サンプリング値をデジタル変換して映像デー
タを生成するA/D変換回路と、を備えたことにある。
【0012】
【作用】本発明によれば、各行で奇数列と偶数列とに第
1の色成分と第2の色成分とがそれぞれ対応付けられた
複数の受光画素から、奇数列の受光画素と偶数列の受光
画素とでそれぞれ異なるタイミングで情報電荷を読み出
すようにしたことで、同一の色成分を表す情報電荷が1
/2行単位で連続して出力されるようになる。従って、
映像信号では、同一の色成分が水平走査周期の1/2の
期間毎に連続するようになり、色成分を表す情報の有す
る周波数が低くなるため、この情報をローパスフィルタ
を通してA/D変換回路に取り込むことができる。そし
て、A/D変換回路での映像信号のサンプリングの周期
を可変設定することで、映像信号の空間周波数が任意に
変換される。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の固体撮像装置の構成を示す
ブロック図であり、図2は、その動作を説明するタイミ
ング図である。固体撮像素子11は、モザイク型のカラ
ーフィルタが装着された撮像部11a、偶数列の垂直シ
フトレジスタが奇数列の垂直シフトレジスタよりも出力
側で1ビット多く形成される撮像部11b、撮像部11
bの垂直シフトレジスタの2列毎に水平シフトレジスタ
の各ビットが対応付けられた水平転送部11c及び映像
信号Y1(t)を取り出す出力部11dよりなる。駆動クロ
ック発生回路12は、フレーム転送クロック発生部12
a、垂直転送クロック発生部12b及び水平転送クロッ
ク発生部12cより構成される。フレーム転送クロック
発生部12aは、垂直走査のタイミングに同期して発生
するフレーム転送クロックφFを固体撮像素子11の撮
像部11aに供給し、撮像部11aの情報電荷を1画面
毎に蓄積部11bヘ転送する。垂直転送クロック発生部
12bは、垂直転送クロックφVを蓄積部11bに供給
し、撮像部11aから転送される情報電荷を蓄積部11
bに取り込むと共に、取り込んだ情報電荷を1行毎に垂
直方向へ転送する。このとき、蓄積部11bにおいて
は、偶数列の垂直シフトレジスタが奇数列の垂直シフト
レジスタよりも出力側で1ビット多く形成されているた
め、奇数列の垂直シフトレジスタでは、最終ビットの情
報電荷が水平転送部11cの水平シフトレジスタへ転送
され、偶数列の垂直シフトレジスタでは、同一行の情報
電荷がその垂直シフトレジスタの最終ビットに保持され
る。同時に、垂直転送クロック発生部12bは、蓄積部
11bの偶数列の垂直シフトレジスタの最終ビットに対
して補助転送クロックφTを供給し、この最終ビットに
取り込まれた情報電荷を奇数列の垂直シフトレジスタの
転送タイミングに対して水平走査期間の1/2の期間遅
れたタイミングで水平転送部11cの水平シフトレジス
タへ転送する。水平転送クロック発生部13cは、水平
走査のタイミングに同期して発生する水平転送クロック
φHを水平転送部11cに供給し、蓄積部11bから転
送された情報電荷を出力部11dへ転送出力する。タイ
ミング制御回路13は、基準クロックCKに基づいて垂
直走査及び水平走査の各タイミングを決定し、駆動クロ
ック発生回路12の各部12a、12b、12cの動作
タイミングを制御する。これにより、撮像部11aに発
生した情報電荷は、垂直走査期間の始まりのタイミング
で1画面単位で蓄積部11bへ転送されて蓄積され、こ
の蓄積部11bから水平走査期間の始まりのタイミング
で1行単位で水平転送部11cへ転送される。そして、
その転送過程で、奇数列の受光画素から読み出された情
報電荷と偶数列の受光画素から読み出された情報電荷と
が振り分けられ、同一の色成分を表す情報電荷が水平走
査期間の1/2の期間毎に連続して出力部11dへ転送
される。
【0014】リセットクロック発生回路14は、水平転
送クロック発生部12cに同期して水平転送クロックφ
Hと同一周期のリセットクロックφRを発生し、固体撮像
素子11の出力部11dに供給する。これにより、出力
部11dでの情報電荷の排出動作が、水平転送部11c
の転送動作に一致し、出力部11dには1画素毎の情報
電荷が蓄積される。サンプルリング回路15は、出力部
11dから出力される映像信号Y1(t)を取り込んでサン
プリングクロックφSに従うタイミングでサンプリング
し、映像信号Y2(t)として出力する。サンプリングクロ
ック発生回路16は、リセットクロック発生回路14と
同様に、水平転送クロック発生部12cに同期して水平
転送クロックφHと同一周期のサンプリングクロックφS
を発生し、サンプリング回路15に供給する。尚、サン
プリングクロックφSの位相は、図6に示す固体撮像装
置のサンプリングクロックφSと同様に、映像信号Y1
(t)の信号レベルが出力される期間に一致するように設
定される。
【0015】ローパスフィルタ17は、サンプリング回
路15から出力される映像信号Y2(t)の高周波成分を除
去し、映像信号Y3(t)としてA/D変換回路18に供給
する。このローパスフィルタ17のカットオフ周波数
は、後述するA/D変換回路18のサンプリングクロッ
クφCの1/2に設定される。サンプリング回路15か
ら出力される映像信号Y2(t)においては、同一の色成分
が水平走査期間の1/2の期間毎に連続しているため、
色成分を表す情報が高周波成分を含んでおらず、その情
報は輝度成分を表す情報と共にローパスフィルタ17を
通過する。A/D変換回路18は、ローパスフィルタ1
7を通して得られる映像信号Y3(t)をサンプリングクロ
ックφCに応答してサンプリングし、そのサンプリング
値を順次デジタル変換して映像データYD(n)を生成す
る。サンプリングクロック発生回路19は、一定周期の
基準クロックCKに基づいて所定の周期を有するサンプ
リングクロックφCを発生し、A/D変換回路18に供
給する。このサンプリングクロック発生回路19では、
映像データYD(n)を受ける側で必要とされる空間周波
数に応じてサンプリングクロックφCの周波数が設定さ
れる。即ち、サンプリングクロックφCの周波数を水平
転送クロックφHの周波数とは異なる値に設定すること
により、A/D変換回路18でのサンプリングの段階で
映像信号Y2(t)の空間周波数の変換が行われ、所望の空
間周波数を有する映像データYD(n)を得ることができ
る。例えば、映像信号Y2(t)の空間周波数を2/3にす
る場合には、図2に示すように、サンプリングクロック
φCの周期を3/2に設定して映像信号Y3(t)を水平転
送クロックφHの2/3の周波数でサンプリングするよ
うに構成する。これにより、各水平走査期間の映像デー
タYD(n)の数が水平方向のビット数の2/3となり、
空間周波数が2/3に変換されたことになる。
【0016】図3は、固体撮像素子11の構成を示す平
面図で、図4は、この固体撮像素子11を駆動する各ク
ロックのタイミング図である。この図においては、図面
簡略化のため、撮像部の受光画素を6行×8列で示して
いる。撮像部11aは、互いに平行に配置される複数の
垂直シフトレジスタからなり、これらの垂直シフトレジ
スタがそれぞれ複数のビットに分割されることにより、
行列配置された複数の受光画素が構成される。この撮像
部11aには、4つの色成分a、b、c及びdからなる
モザイク型のカラーフィルタが装着される。これによ
り、奇数行の受光画素は、奇数列が第1の色成分aに対
応付けられて偶数列が第2の色成分bに対応付けられ、
偶数行の受光画素は、奇数列が第3の色成分cに対応付
けられて偶数列が第4の色成分dに対応付けられる。こ
の撮像部11aの各垂直シフトレジスタには、垂直走査
タイミングに同期したフレーム転送クロックφFが印加
され、各受光画素に発生する情報電荷が蓄積部11bへ
転送される。蓄積部11bは、撮像部11aの垂直シフ
トレジスタに連続する複数の垂直シフトレジスタからな
り、これらの垂直シフトレジスタが撮像部11aの受光
画素に対応するように分割され、撮像部11aから転送
される情報電荷を取り込んで一時的に蓄積する。蓄積部
11bの垂直シフトレジスタには、垂直転送クロックφ
Vが印加され、撮像部11aの垂直シフトレジスタから
転送される情報電荷を取り込んで蓄積すると共に、蓄積
した情報電荷を水平走査タイミングに同期して1行単位
で垂直方向に転送する。これらの垂直シフトレジスタの
出力側は、偶数列で奇数列よりも1ビット多く形成され
ており、偶数列の最終ビットが垂直転送クロックφVの
1/2の周期の補助転送クロックφTで駆動される。こ
れにより、蓄積部11bから水平転送部11cへの情報
電荷の転送タイミングを奇数列の垂直シフトレジスタと
偶数列の垂直シフトレジスタとで水平走査期間の1/2
の期間ずらしている。水平転送部11cは、1列の水平
シフトレジスタからなり、この水平シフトレジスタが蓄
積部11bの垂直シフトレジスタの2列毎に対応して複
数のビットに分割され、蓄積部11b2の各垂直シフト
レジスタから転送される情報電荷を各ビットに取り込
む。水平転送部11cの水平シフトレジスタには、水平
走査タイミングに同期した水平転送クロックφHが印加
され、蓄積部11bから水平転送部11cに転送された
情報電荷を1/2行毎に水平方向に順次転送出力する。
出力部11dは、水平転送部11cの水平シフトレジス
タから出力される情報電荷を受ける容量、この容量の電
位の変化を取り出す出力アンプ及び容量に蓄積された情
報電荷を排出するリセットトランジスタより構成され
る。この出力部11dには、水平転送クロックφHに同
期したリセットクロックφRが印加され、水平転送部1
1cから出力されてビット単位で容量に蓄積される情報
電荷が順次排出されるようになる。これにより、水平転
送部11cから転送される情報電荷が1ビット単位で電
圧値に変換され、情報電荷量に対応した映像信号Y1(t)
が出力される。
【0017】垂直転送クロックφVは、例えば、4相の
クロックφV1〜φV4からなり、水平同期信号HDに同期
した垂直走査の始まりのタイミングで蓄積部11bの情
報電荷を1行分垂直方向へ転送する。このとき、奇数列
の垂直シフトレジスタでは、最終ビットの情報電荷が水
平転送部11cの水平シフトレジスタへ転送されるが、
奇数列よりも1ビット多い偶数列の垂直シフトレジスタ
では、同一行の情報電荷が垂直シフトレジスタの最終ビ
ットに保持される。この垂直シフトレジスタの最終ビッ
トを駆動する補助転送クロックφTについては、例え
ば、4相のクロッククロックφT1〜φT4からなり、垂直
転送クロックφVと合わせて水平走査の始まりで情報電
荷を垂直シフトレジスタの最終ビットに取り込んだ後、
水平走査期間の1/2の期間が経過したときに垂直シフ
トレジスタの最終ビットから水平転送部の水平シフトレ
ジスタへ情報電荷を転送する。そして、水平転送クロッ
クφHは、例えば、2相のクロックφH1、φH2からな
り、蓄積部11bの垂直シフトレジスタから水平転送部
11cの水平シフトレジスタへ情報電荷が転送される毎
に水平走査の1/2の期間で1/2行分の情報電荷を出
力部11dへ転送する。このようにして転送出力される
情報電荷は、各水平走査期間毎に水平走査期間の1/2
の期間で同じ色成分が連続することになる。例えば、奇
数番目の水平走査期間では、水平走査期間の前半で第1
の色成分aを表す情報電荷が連続し、後半で第2の色成
分bを表す情報電荷が連続して出力され、偶数番目の水
平走査期間では、水平走査期間の前半で第3の色成分c
を表す情報電荷が連続し、後半で第4の色成分dを表す
情報電荷が連続して出力されるようになる。従って、出
力部11dから出力される映像信号Y1(t)は、各水平走
査期間において、水平走査期間の1/2の期間毎に単一
の色成分を表すことになり、色成分を表す情報は高周波
成分を含まない。
【0018】尚、蓄積部11bの情報電荷を奇数列と偶
数列とに分けて出力するための構成は、垂直シフトレジ
スタのビット数を偶数列で1ビット多く形成する他に、
水平転送部の電位制御による方法や垂直シフトレジスタ
の出力側に転送制御電極を設ける方法等が考えられる。
例えば、奇数列と偶数列とで配列順序が入れ替わる一対
の転送制御電極を垂直シフトレジスタの出力側に設け、
この転送制御電極によって垂直シフトレジスタ内の情報
電荷を奇数列と偶数列とで振り分けるように構成すれば
よい。
【0019】図5は、固体撮像素子に装着されるモザイ
ク型のカラーフィルタの構成例を示す平面図である。カ
ラーフィルタは、第1〜第4の色成分a、b、c及びd
に対応する第1〜第4のエレメントE1〜E4によって
構成されており、奇数列には第1及び第2のエレメント
E1、E2が交互に配置され、偶数列には第3及び第4
のエレメントE3、E4が交互に配置される。第1のエ
レメントE1はCy(シアン)とYe(イエロー)とが
2:1の割合で配置され、第2のエレメントE2はG
(グリーン)とYeとが2:1の割合で配置される。そ
して、第3のエレメントE3はGとCyとが2:1の割
合で配置され、第4のエレメントE4はYeとCyとが
2:1の割合で配置される。従って、第1〜第4の色成
分a、b、c及びdは、 a=2Cy+Ye b=2G+Ye c=2G+Cy d=2Ye+Cy と表される。そこで、第1の色成分aと第2の色成分b
とを合成すると、 a+b=(2Cy+Ye)+(2G+Ye) =2R+6G+2B となる。同様に、第3の色成分cと第4の色成分dとを
合成すると、 c+d=(2G+Cy)+(2Ye+Cy) =2R+6G+2B =a+b となる。これらの式は、R、G及びBの各成分がそれぞ
れ1:3:1の割合で合成されたものであり、輝度信号
を表している。尚、この輝度信号については、本来の輝
度信号には一致しないが、規格に従う割合に近い割合で
各成分が合成されているため、実用上は問題ない。
【0020】また、第1の色成分aと第2の色成分bと
の差をとると、 |a−b|=(2Cy+Ye)−(2G+Ye) =2Cy−2G =2B となり、青色成分Bを得ることができる。同様にして、
第3の色成分cと第4の色成分dとの差をとると、 |c−d|=(2Ye+Cy)−(2G+Cy) =2Ye−2G =2R となり、赤色成分Rを得ることができる。
【0021】このように、第1〜第4のエレメントE1
〜E4については、各エレメントを2:1に分割し、そ
れぞれの分割領域をCy、Ye及びGに対応させれるこ
とで、第1〜第4の色成分a、b、c及びdを実現する
ことができる。尚、第1〜第4の色成分a、b、c及び
dに関しては、図4に示す構成に限られるものではな
く、 a+b=c+d |a−b|=C1 |c−d|=C2 (C1及びC2は、三原色の1つの成分あるいは2つの
成分の差を示す。) に適合するようにして三原色(レッド:R、グリーン:
G、ブルー:B)及びその補色(イエロー:Ye、マゼ
ンタ:Mg、シアン:Cy)の内の2つ乃至3つの成分
を所定の割合で組み合わせるようにすればよい。
【0022】尚、このようなカラーフィルタは、第1〜
第4のエレメントE1〜E4が受光画素に一対一で対応
しておればよく、固体撮像素子の方式は、フレームトラ
ンスファ、インターライン、フレームインターラインの
何れでもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、色成分を表す情報が含
まれた映像信号に対してもローパスフィルタを通して出
力させることができるようになり、ローパスフィルタを
通して得られる映像信号を所望の周波数を有するサンプ
リングクロックでサンプリングすることにより容易に周
波数変換をすることができる。従って、映像信号の空間
周波数の変換を簡単な回路構成で行うことができるよう
になり、装置のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の固体撮像装置の動作を説明するタイミ
ング図である。
【図3】本発明の固体撮像装置に用いる固体撮像素子の
構成を示す平面図である。
【図4】図3の固体撮像素子を駆動するクロックのタイ
ミング図である。
【図5】図3の固体撮像素子に装着するカラーフィルタ
の構成例を示す平面図である。
【図6】従来の固体撮像装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】従来の固体撮像素子の動作を説明するタイミン
グ図である。
【符号の説明】
1、11 固体撮像素子 1a、11a 撮像部 1b、11b 蓄積部 1c、11c 水平転送部 1d、11d 出力部 2、12 駆動クロック発生回路 2a フレーム転送クロック発生部 2b 垂直転送クロック発生部 2c 水平転送クロック発生部 3、13 タイミング制御回路 4 リセットクロック発生回路 5、15 サンプリング回路 6、16 サンプリングクロック発生回路 17 ローパスフィルタ 18 A/D変換回路 19 サンプリングクロック発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光した光に応答して情報電荷を発生す
    る複数の受光画素が行方向及び列方向に配置され、各行
    で奇数列に対して第1の色成分が与えられて偶数列に対
    して第2の色成分が与えられる固体撮像素子と、水平走
    査期間毎に、水平走査期間の前半の第1の期間で上記固
    体撮像素子の奇数列の受光画素から情報電荷を読み出
    し、水平走査期間の後半の第2の期間で偶数列の受光画
    素から情報電荷を読み出す駆動回路と、上記固体撮像素
    子の出力を上記情報電荷の読み出し周期に一致する周期
    でサンプリングして映像信号を得るサンプリング回路
    と、このサンプリング回路から得られる映像信号の高周
    波成分を除去するローパスフィルタと、このローパスフ
    ィルタを通して得られる上記映像信号を上記サンプリン
    グ回路のサンプリング周期よりも長い周期でサンプリン
    グし、サンプリング値をデジタル変換して映像データを
    生成するA/D変換回路と、を備えたことを特徴とする
    固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記A/D変換回路は、上記ローパスフ
    ィルタを通して得られる上記映像信号を上記サンプリン
    グ回路のサンプリング周期よりも短い周期でサンプリン
    グすることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記ローパスフィルタのカットオフ周波
    数を上記A/D変換器の標本化周波数の1/2の周波数
    とすることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載
    の固体撮像装置。
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