JPH08154076A - 赤外線データ通信装置 - Google Patents

赤外線データ通信装置

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JPH08154076A
JPH08154076A JP6292941A JP29294194A JPH08154076A JP H08154076 A JPH08154076 A JP H08154076A JP 6292941 A JP6292941 A JP 6292941A JP 29294194 A JP29294194 A JP 29294194A JP H08154076 A JPH08154076 A JP H08154076A
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JP
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infrared
intensity
infrared ray
data
amplifier
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JP6292941A
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Inventor
Hideki Oyama
英樹 大山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信状態悪化によって必要となる装置位置再
設定を装置稼働の停止無くユーザの手で容易に行える赤
外線データ通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 赤外線を電気信号に変換することにより得ら
れる受信赤外線信号を増幅する増幅器113の出力レベ
ルを一定にする自動利得制御回路114から増幅器11
3の増幅率に対応した値を取り込んで受信赤外線の強度
を算出するCPU105と、算出された受信赤外線の強
度を表示する表示器119とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータ(以下、パソコンという)同士を接続してデータ通
信を行う無線データ通信装置に関し、特に、送信側と受
信側とを赤外線で接続する赤外線データ通信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年のパソコン等OA機器の本格的普及
に伴い、パソコンをネットワークで接続し、パソコン相
互間の情報の交換やファイル、プリンタ等の共有を行う
LANが、パソコン利用の高度化に伴って一般のオフィ
スにもここ数年で急速に普及してきている。
【0003】LANにパソコンを接続する場合は通常、
同軸ケーブル等を建物の天井や床に配線し、その同軸ケ
ーブルと机の上に置いたパソコンとをさらに同軸ケーブ
ルで接続する。また、オフィスではパソコンの設置場所
の移動や新設が頻繁に発生するが、その都度天井や床の
配線を変更するのは大変であるため、同軸ケーブルに代
替するものとして、最近では、天井や床に配線されたL
ANの基幹ケーブルとパソコンとを無線で接続するシス
テムおよび無線データ通信装置が製品化されている。
【0004】この無線データ通信装置には通信媒体とし
て電波を使用するものと赤外線を使用するものとが知ら
れているが、前者には各種の法規制が存在することやデ
ータが漏洩する可能性があること、および後者の装置は
比較的安価に実現できることから、範囲が限定されたオ
フィス空間での同軸ケーブル代替装置としては、赤外線
を通信媒体として使用する赤外線データ通信装置が有望
であり、実際に数社から製品として発表されている。
【0005】図4、図5はそれぞれ、従来の赤外線デー
タ通信装置を示すブロック図であり、便宜上、図4は送
信側装置、図5は受信側装置を示すが、図4と図5の比
較から分かるように、これらは同一構成である。
【0006】まず図4の送信側装置について説明する。
図4において、104はパソコンあるいは周辺装置のI
Cカードスロットに接続されるICカードインタフェー
ス、105はICカードインタフェース104を介して
授受されるデータのバッファリング処理および赤外線に
よる通信のプロトコル制御等のプログラムをROM形式
で内蔵し実行する中央処理装置(以下CPUという)、
106は赤外線データ通信装置の装置番号等を使用者が
設定するためのディップスイッチ、107は送信側にお
いてICカードインタフェース104を介して得られる
送信データおよび後述のシリアルポート116のデータ
をCPU105の処理に従いバッファリングするための
バッファRAM、108はICカードインタフェース1
04を介して得られるバイト単位のパラレル形式の送信
データをシリアル形式のデータに変換するシリアルポー
ト、109はシリアルポート108より入力されるシリ
アルデータにパルス位置変調(PPM、pul-se positio
n modulation)等の変調をかける変調回路、110は変
調回路109により変調されたシリアルデータを増幅し
て後述の赤外線発光ダイオード(以下、赤外線LEDと
いう)111を駆動するLED駆動回路、111は変調
回路109により変調され、LED駆動回路110によ
り増幅されたシリアルデータを赤外線に変換して空間中
に放射する赤外線LED、112は通信を行う相手側赤
外線データ通信装置の赤外線LED111の放射する赤
外線を受信して電流に変換する赤外線フォトダイオード
(以下、赤外線PDという)、113は赤外線PD11
2により受信された変調シリアルデータを増幅する増幅
器、114は増幅器113の出力レベルを一定に保つた
めの自動利得制御回路(AGC)、115は増幅器11
3の出力である変調シリアルデータを復調する復調回
路、116は復調回路115により復調されたシリアル
データをバイト単位のパラレル形式のデータに変換する
シリアルポートである。なお、図4で、変調回路10
9、LED駆動回路110、赤外線LED111、赤外
線PD112、増幅器113、自動利得制御回路114
および復調回路115はトランシーバ部を構成する。
【0007】次に、図4の送信側装置の動作について説
明する。パソコン(図示せず)が出力する送信データは
CPU105の管理の下でICカードインタフェース1
04を介してCPU105に取り込まれる。CPU10
5に取り込まれた送信データは、送信側と受信側との間
の通信速度、パソコンの送信データ処理速度および受信
側の受信データ処理速度に影響されつつ、CPU105
の処理によって、バッファRAM107にバッファリン
グされる。
【0008】バッファRAM107にバッファリングさ
れた送信データが或る一定量を越えると、CPU105
は、ICカードインタフェース104を介して得られた
送信データに通信プロトコルを実現するための制御デー
タ等を付加してシリアルポート108に書き込み、バイ
ト単位のパラレル形式からシリアル形式への変換を開始
させる。
【0009】シリアルポート108においてバイト単位
のパラレル形式からシリアル形式への変換が終了する
と、シリアルポート108はCPU105に変換が終了
したことを通知し、CPU105は次に変換するデータ
がある間はそのデータを順次シリアルポート108に書
き込む動作を続ける。このときCPU105は、送信側
から受信側へのデータ転送をあらかじめ決められた固定
長のブロック毎に行ういわゆるパケット通信のプロトコ
ルを実現しつつ動作している。
【0010】シリアルポート108においてバイト単位
のパラレル形式からシリアル形式に変換されたデータの
電気信号は変調回路109に入力される。変調回路10
9は、シリアルポート108によりシリアル形式に変換
されたデータ(シリアルデータ)の“1”、“0”にそ
れぞれ対応してあらかじめ決められた変調信号を発生
し、LED駆動回路110に出力する。
【0011】LED駆動回路110は、変調回路109
の出力である変調信号を増幅し、赤外線LED111を
駆動する。赤外線LED111は、増幅された変調信号
に従って明滅する赤外線を空間中に放射する。
【0012】図5は上述したように受信側装置を示すブ
ロック図であり、図5において、204はICカードイ
ンタフェース、205はCPU、206はディップスイ
ッチ、207はバッファRAM、209は変調回路、2
10はLED駆動回路、211は赤外線LED、212
は赤外線PD、213は増幅器、214は自動利得制御
回路、215は復調回路、216はシリアルポートであ
り、図5の204〜207、209〜216はそれぞれ
図4の104〜107、109〜116に相当するもの
なので、その説明は省略する。図5で、208は赤外線
による通信のプロトコルのステータスデータ等をシリア
ル形式のデータに変換するシリアルポートである。な
お、図5で、変調回路209、LED駆動回路210、
赤外線LED211、赤外線PD212、増幅器21
3、自動利得制御回路214および復調回路215はト
ランシーバ部を構成する。
【0013】次に、このような構成の受信側装置の動作
について説明する。送信側装置の赤外線LED111よ
り空間中に放射された赤外線は、受信側の赤外線PD2
12に到達すると、赤外線PD212の光電変換作用に
より電気信号である受信赤外線信号に変換され、増幅器
213と自動利得制御回路214により一定のレベルに
増幅された後、復調回路215に伝達される。
【0014】赤外線PD212により光電変換され増幅
器213および自動利得制御回路214により一定のレ
ベルに増幅された受信赤外線信号は、送信側装置の説明
より明らかなように、変調回路109から出力された変
調信号であって、“1”、“0”にそれぞれ対応してあ
らかじめ決められた変調信号であるから、変調回路10
9の動作と逆の動作を行う復調回路215に入力されて
復調されると、その出力信号は、送信側装置のシリアル
ポート108によりシリアル形式に変換されたデータと
同様なシリアルデータとなる。
【0015】このシリアルデータがシリアルポート21
6に入力されると、シリアルポート216は、シリアル
ポート108と逆の動作、すなわちシリアル形式からバ
イト単位のパラレル形式への変換動作を行い、この変換
動作が終了すると、CPU205に変換が終了したこと
を通知する。
【0016】シリアル形式からバイト単位のパラレル形
式への変換が終了したことが通知されると、CPU20
5は、シリアルポート216からの変換終了通知が来な
くなるまで、シリアルポート216よりバイト単位のパ
ラレルデータを読み出し、バッファRAM207に書き
込む。
【0017】次に、CPU205は、受信したパケット
データの妥当性がデータの誤り検出を行う巡回冗長符号
(CRC、cyclic redundancy check code)等によって
確認されると、通信プロトコルを実現するために付加さ
れた制御データ等を除外してパソコンが発行したプリン
トデータに復元し、ICカードインタフェース204を
介して受信側のパソコン(図示せず)に出力する。
【0018】次に、図5の受信側装置から図4の送信側
装置への主として通信状況のステータスデータの送信動
作について説明する。
【0019】受信側装置のCPU205は、赤外線PD
212、増幅器213、復調回路215およびシリアル
ポート216を介して得られた送信側装置送信のパケッ
トデータに含まれる送信データの妥当性をCRC等によ
って確認すると、その送信データをICカードインタフ
ェース204を介してパソコンに出力するとともに、受
信が正常に行われ且つ受信したデータが正しいことを示
すステータスデータを生成する。CPU205により生
成されたステータスデータは、シリアルポート208、
変調回路209、増幅器213、赤外線LED211を
介して変調赤外線信号として空間中に放射される。
【0020】送信側装置では、空間中に放射された変調
赤外線信号としてのステータスデータを赤外線PD11
2によって受信すると、赤外線PD112は上記変調赤
外線信号としてのステータスデータを電気信号である受
信赤外線信号に変換し、この受信赤外線信号としてのス
テータスデータは増幅器113、復調回路115および
シリアルポート116を介してバイト単位のパラレルデ
ータとしてCPU105に伝達され、CPU105は、
パラレルデータとしてのステータスデータにより、受信
側装置での受信に先立って送信側装置から送信したパケ
ットの受信側装置での受信状況を評価する。
【0021】この評価において正常と判定された場合、
CPU105は次のパケットを転送すべく動作するが、
異常と判定された場合は、バッファRAM107内の送
信データを使用して再度転送する等の処理を行うべく動
作する。
【0022】以上、送信側装置のパソコンが出力した送
信データが送信側装置で赤外線に変換されて空間中に放
射され、その赤外線が受信側装置で受信されて、受信側
装置のパソコンに入力されるまでの動作を説明した。な
お、通信装置を実現する通信プロトコルの詳細は本発明
とは直接関係ないため省略する。
【0023】上述した通信媒体として赤外線を利用する
赤外線データ通信装置は比較的安価に実現できるという
利点があって、範囲が限定されたオフィス空間での同軸
ケーブル代替装置に有望視されているが、光の直進性と
いう性質上、赤外線の送受信を行う装置のトランシーバ
部同士を見通しできる位置に設置することを前提にして
いる。
【0024】そして、パソコンの設置場所の制約から天
井や壁の反射光を利用せねばならないことも有り得る
が、このような設置の場合、光の反射損失のため、直視
位置の設置に比較して通信可能な距離は短くなり、かつ
トランシーバ部の設置および方向決めには細心の注意が
必要となる。
【0025】これに備えて従来の赤外線データ通信装置
では、初期設定プログラム等の中にトランシーバ部の設
置位置決定用の特別のプログラムを準備し、実際に赤外
線データ通信装置の設置および運用を行うユーザによ
り、通信状態が最良になる設置を容易に行えるよう便宜
を図っている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラン
シーバ部の初期設定終了後の装置実稼働中に外部環境の
変化等による通信状態が悪化した場合、再度最良の通信
状態になる設置を実現するためには設置位置決定用プロ
グラムを再実行しなければならず、装置稼働の停止が必
要であり、ネットワーク上の全てのパソコンに影響を及
ぼしかねず、非常に不便であるという問題点があった。
【0027】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、通信状態悪化によって必要となる装置位置再設定を
装置稼働の停止無くユーザの手で容易に行える赤外線デ
ータ通信装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の赤外線データ通信装置は、パ
ソコン同士を接続してデータ通信を行う赤外線データ通
信装置であって、受信赤外線を電気信号に変換すること
により得られる受信赤外線信号を増幅する増幅器の出力
レベルを一定にする自動利得制御回路から増幅器の増幅
率に対応した値を取り込んで受信赤外線の強度を算出す
る中央処理装置と、算出された受信赤外線の強度を表示
する表示器とを備えた。請求項2記載の赤外線データ通
信装置は、算出された受信赤外線の強度と共に現在時刻
をも表示器で表示するようにした。
【0029】ここで、表示器での表示は、可視光LED
による表示でも、液晶表示(LCD)でもよい。
【0030】
【作用】上記構成によって、受信赤外線信号を増幅する
増幅器の出力レベルを一定にする自動利得制御回路から
増幅器の増幅率に対応した値を読み込んで受信赤外線の
強度を算出し、この算出された受信赤外線の強度を表示
するようにしたので、装置実稼働中に外部環境の変化等
により通信装置が悪化した場合、ユーザが赤外線データ
通信装置のトランシーバ部に設けられた表示器を見なが
ら、表示器に表示された受信赤外線の強度が最大になる
ようにトランシーバ部の設置位置を変更することがで
き、悪化した通信状態の回復を図ることが容易にでき
る。
【0031】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図1、図
2を用いて説明する。
【0032】図1、図2はそれぞれ本発明の一実施例に
おける赤外線データ通信装置を示すブロック図であり、
便宜上、図1は送信側装置、図2は受信側装置を示す
が、図1と図2の比較から分かるように、これらは同一
構成である。すなわち、図1および図2の赤外線データ
通信装置はそれぞれ、送信および受信の両者の機能を有
する。
【0033】図1および図2において、104、204
はICカードインタフェース、105、205はCP
U、106、206はディップスイッチ、107、20
7はバッファRAM、108、208、116、216
はシリアルポート、109、209は変調回路、11
0、210はLED駆動回路、111、211は赤外線
LED、112、212は赤外線PD、113、213
は増幅器、114、214は自動利得制御回路、11
5、215は復調回路であり、これらは図4および図5
と同様なものなので、同一符号を付して説明は省略す
る。図1および図2で、117、217はアナログ量を
デジタル量に変換するアナログ・デジタル変換器(AD
C)、118、218はシリアルポート108、208
からのデータを表示器119、219に表示させるため
の表示器駆動回路である。
【0034】なお、図1で、ICカードインタフェース
104、CPU105、ディップスイッチ106、バッ
ファRAM107、シリアルポート108、116およ
びADC117は図3に示す装置本体101を構成し、
変調回路109、LED駆動回路110、赤外線LED
111、赤外線PD112、増幅器113、自動利得制
御回路114、復調回路115、表示器駆動回路118
および表示器119は図3に示すトランシーバ部103
を構成する。また、図2で、ICカードインタフェース
204、CPU205、ディップスイッチ206、バッ
ファRAM207、シリアルポート208、216およ
びADC217は図3に示す装置本体201を構成し、
変調回路209、LED駆動回路210、赤外線LED
211、赤外線PD212、増幅器213、自動利得制
御回路214、復調回路215、表示器駆動回路218
および表示器219は図3に示すトランシーバ部203
を構成する。図3で、装置本体101、201とトラン
シーバ部103、203とは接続ケーブル102、20
2で接続されている。
【0035】次に、このような構成の赤外線データ通信
装置の動作について説明する。ただし、一般的な動作に
ついては従来の技術の欄で説明したので、その説明は省
略する。
【0036】図1の送信側装置から変調信号を赤外線を
媒体として放射した後の動作について説明する。図1の
送信側装置の赤外線LED111より空間中に放射され
た赤外線は、図2の受信側装置の赤外線PD212に到
達すると、赤外線PD212の光電変換作用により電気
信号(受信赤外線信号)に変換され、増幅器213と自
動利得制御回路214により一定レベルに増幅された
後、復調回路215に伝達される。このときCPU20
5は、増幅器213の増幅率を制御する自動利得制御回
路214の内部状態を示すアナログ信号すなわち増幅率
に対応したアナログ信号をADC217によりデジタル
信号に変換した後、内部に取り込む。
【0037】増幅器213の動作は、前述のように、空
間中より受信された赤外線に対応する電気信号である受
信赤外線信号を一定レベルに増幅することであり、増幅
器213の増幅率は受信された赤外線の強度に反比例す
る。したがって、CPU205が内部に取り込んだ増幅
器213の増幅率に対応した値に除算等の演算処理を施
すことにより、空間中より受信された赤外線の強度に比
例した値を得ることができる。また、CPU205が表
示器駆動回路218のシリアル入力許可信号を有効に
し、受信された赤外線の強度に比例した値をシリアルポ
ート208に書き込むことによって、上記強度に比例し
た値(つまり赤外線強度)を表示器219に任意の時点
で表示することが可能となる。このことは、送信側装置
のシリアルポート108、表示器駆動回路118、表示
器119においても同様である。つまり、図2の受信側
装置が送信装置として動作し、図1の送信側装置が受信
装置として動作すれば、シリアルポート108、表示器
駆動回路118、表示器119においても上記と同様の
動作が行われる。
【0038】したがって、図1又は図2の赤外線データ
通信装置においては、装置実稼働中に外部環境の変化等
により通信状態が悪化した場合、ユーザが、表示器11
9又は219に表示された赤外線強度が最大となるよう
に装置のトランシーバ部103、203(図3)の設置
位置を変更することにより、容易に通信状態の回復を図
ることができる。しかも、赤外線強度の算出はCPU1
05、205で瞬時に行われるので、装置自体が停止す
ることも無い。
【0039】トランシーバ部103、203の表示器1
19、219における表示手段として4桁の7セグメン
トLED等を使用すれば、時刻の表示を行うこと、すな
わち時計としての使用も可能である。次に、時刻表示の
動作について述べる。
【0040】パソコンには通常、時計の機能であるリア
ルタイムクロック回路(図示せず)が標準的に内蔵され
ており、パソコンのソフトウェアから随時その出力であ
る現在時刻を読み出せることになっている。また、ネッ
トワークを実現するためには現状のパソコン標準ハード
ウェア以外の本実施例のような拡張ハードウェアを使用
するのが普通で、さらに上記拡張ハードウェアをネット
ワークソフトウェアがハードウェア資源として使用する
にあたっては特別な常駐型ソフトウェアであるドライバ
をパソコン上で実行する必要があるため、上記ドライバ
は拡張ハードウェアの付属ソフトとして添付される。
【0041】上記添付される付属ソフトの一機能とし
て、ある一定時間毎たとえば約1分毎にパソコンの標準
機能であるリアルタイムクロックにアクセスして現在時
刻を読み出し、ICカードインタフェース104(20
4)を介してCPU105(205)に通知する機能を
追加する。
【0042】上記機能によりパソコンから現在時刻が通
知されると、CPU105(205)は、その現在時刻
を表示器119(219)に表示可能な形式に変換した
後、表示器駆動回路118(218)のシリアル入力許
可信号を有効にし、上記形式変換した時刻をシリアルポ
ート108(208)に書き込み、表示器119(21
9)に、上記形式変換した時刻を表示する。
【0043】ここで、パソコンがネットワークに論理的
に接続し、さらに実際に通信媒体上に信号を送出した
り、通信媒体上の信号を受信したりする頻度は非常に低
いというのが現在のネットワークに関する一般的状況で
ある。
【0044】したがって、ディップスイッチ106(2
06)の中に、空間中より受信された赤外線の強度に比
例した値を表示器119(219)に任意の時点で表示
する機能を有効にするスイッチを設け、このスイッチの
オン、オフ状態を切り換えることで、上記ドライバの実
行中において、上記赤外線の強度に比例した値を表示す
るモードと現在時刻を表示するモードの2つの機能を1
つの表示器上で実現できる。
【0045】以上のように本実施例によれば、算出され
た受信赤外線の強度と共に現在時刻をも表示する表示器
を設けたことにより、パソコン通信中、トランシーバ部
設置位置調整中などの装置使用中においても、現在時刻
を容易に知ることができ、便利性を向上させることがで
きる。
【0046】なお、上記実施例では、表示器における表
示手段として可視光LEDの場合を示したが、液晶等を
表示手段として採用することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、赤外線を電気信
号に変換することにより得られる受信赤外線信号を増幅
する増幅器の出力レベルを一定にする自動利得制御回路
から増幅器の増幅率に対応した値を取り込んで受信赤外
線の強度を算出する中央処理装置と、算出された受信赤
外線の強度を表示する表示器とを設けたことにより、装
置実稼働中に外部環境の変化等により通信常置が悪化し
た場合、ユーザが赤外線データ通信装置のトランシーバ
部に設けられた表示器を見ながら、表示器に表示された
受信赤外線の強度が最大になるようにトランシーバ部の
設置位置を変更することができるので、悪化した通信状
態を容易にかつ装置を停止させること無く回復し得る赤
外線データ通信装置を実現することができる。
【0048】また、算出された受信赤外線の強度と共に
現在時刻をも表示器で表示するようにしたことにより、
装置使用中において現在時刻を容易に知ることのできる
赤外線データ通信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る赤外線データ通信装置
(送信側)を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例に係る赤外線データ通信装置
(受信側)を示すブロック図
【図3】本発明の一実施例に係る赤外線データ通信装置
の外観図
【図4】従来の赤外線データ通信装置(送信側)を示す
ブロック図
【図5】従来の赤外線データ通信装置(受信側)を示す
ブロック図
【符号の説明】
104、204 ICカードインタフェース 105、205 CPU 106、206 ディップスイッチ 107、207 バッファRAM 108、116、208、216 シリアルポート 109、209 変調回路 110、210 LED駆動回路 111、211 赤外線LED 112、212 赤外線PD 113、213 増幅器 114、214 自動利得制御回路 115、215 復調回路 117、217 アナログ・デジタル変換器 118、218 表示器駆動回路 119、219 表示器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/14 10/06 10/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パソコン同士を接続してデータ通信を行う
    赤外線データ通信装置であって、受信赤外線を電気信号
    に変換することにより得られる受信赤外線信号を増幅す
    る増幅器の出力レベルを一定にする自動利得制御回路か
    ら前記増幅器の増幅率に対応した値を取り込んで前記受
    信赤外線の強度を算出する中央処理装置と、前記算出さ
    れた受信赤外線の強度を表示する表示器とを備えたこと
    を特徴とする赤外線データ通信装置。
  2. 【請求項2】前記表示器は前記算出された受信赤外線の
    強度と共に現在時刻をも表示することを特徴とする請求
    項1記載の赤外線データ通信装置。
JP6292941A 1994-11-28 1994-11-28 赤外線データ通信装置 Pending JPH08154076A (ja)

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