JP2003125097A - 携帯電話装置用健康情報収集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来各々が異なった場所に設置して使用され
ることが多い健康測定機器と、在宅健康管理端末を近接
して設置しなければならず、健康情報収集・管理システ
ムとしては、設置および使い勝手の面で制約を受ける。 【解決手段】 健康測定装置からワイヤレス手段により
健康情報を入力する健康情報入力部４２と、特定のネッ
トワークサービスを利用するためのアクセス情報を記憶
するアクセス情報記憶部４３と、携帯電話装置に健康情
報およびアクセス情報を出力する携帯電話情報入出力部
４４と、健康情報入力部４２およびアクセス情報記憶部
４３および携帯電話情報入出力部４４を制御する制御部
４５を備えた携帯電話用健康情報収集装置を携帯電話装
置に接続することによって特定の在宅健康管理端末を必
要とせず、かつ携帯電話装置の簡便性を損なわず、操作
も簡略化できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置を使
用して健康情報を収集するための携帯電話用健康情報収
集装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の健康情報収集・管理シス
テムとしては、例えば特開平９―１０８１８９号公報に
記載されている在宅健康管理システムが知られている。

【０００３】このシステムは、簡単な操作で誤りなく利
用することのできる在宅健康管理システムを提供するも
のであり、第６図のような構成になっている．第６図に
おいて、健康状態を測定するための機器１ａ〜１ｎと、
機器１ａ〜１ｎから得られた測定データを取込み、信号
処理、表示およびネットワークを介して外部へのデータ
伝送を行う在宅健康管理端末２と、在宅健康管理端末２
から伝送されるデータを受信し分配するサーバー４とを
有してなる在宅健康管理システムにおいて、在宅健康管
理端末２のＬＣＤモニタ２２にタッチパネル２３を付加
し、タッチパネル２３に操作用のスイッチを表示するよ
うにし、システムの操作をタッチパネルのスイッチに触
れることにより行うようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、健康状態を測定するための機器と在宅健
康管理端末の設置場所が離れている場合には、測定した
健康情報を取込むための操作をはじめとするシステムの
使い勝手が煩雑となるため、本来各々が異なった場所に
設置して使用されることが多い健康測定機器と、在宅健
康管理端末を近接して設置しなければならないなど、健
康情報収集・管理システムとしては、設置および使い勝
手の面で制約を受けるという課題があった。

【０００５】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、携帯電話装置を利用して健康情報を収集するために
携帯電話用健康情報収集装置を提供することを目的とし
ている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の携帯電話用健康情報収集装置は、健
康測定装置からワイヤレス手段により健康情報を入力す
る健康情報入力部と、特定のネットワークサービスを利
用するためのアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶
部と、携帯電話装置に前記健康情報および前記アクセス
情報を出力する携帯電話情報入出力部と、前記健康情報
入力部および前記アクセス情報記憶部および前記携帯電
話情報入出力部を制御する制御部を備えたものである。
この携帯電話用健康情報収集装置を携帯電話装置に接続
することによって、ネットワーク上の特定の健康情報管
理サービスを利用するためのアクセス情報が自動的に設
定されると共に、健康測定装置からワイヤレス手段によ
る健康情報の自動入力が可能になり、特定の在宅健康管
理端末を必要とせず、かつ測定した健康康情報をワイヤ
レスで収集を可能にするものである。

【０００７】

【発明の実施の形態】請求項１に記載の発明は、健康測
定装置からワイヤレス手段により健康情報を入力する健
康情報入力部と、特定のネットワークサービスを利用す
るためのアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶部
と、携帯電話装置に前記健康情報および前記アクセス情
報を出力する携帯電話情報入出力部と、前記健康情報入
力部および前記アクセス情報記憶部および前記携帯電話
情報入出力部を制御する制御部を備えることにより、通
信ネットワーク上の特定の健康情報管理サービスを利用
するためのアクセス情報が自動的に設定されると共に、
健康測定装置からワイヤレス手段による健康情報の自動
入力が可能になり、携帯電話による接続および設定操作
が簡単になるので、インターネット等の通信ネットワー
クを通して健康情報の収集と管理を容易にするものであ
る。また、健康情報入力部はワイヤレス手段を採用して
健康測定装置からの健康情報の取り込みを容易にするこ
とができる。

【０００８】請求項２に記載の発明は、特に、請求項１
に記載の健康情報入力部を少なくとも赤外線受発光部
と、受発光回路部と、入力要求コード発生部発生部と、
健康情報入力して一時記憶する入力レジスタ回路部によ
り構成する。そして入力要求コード発生部は、健康測定
装置から健康情報を採り込むための情報入力要求コマン
ドとして、あらかじめ決められたコードを出力し受発光
回路部を通して赤外線受発光部から健康測定装置向けて
発信する。即ち、健康情報入力部から指定する健康測定
装置に対して情報入力要求コマンドを発信した後、健康
情報を取り込むので健康情報を確実に入力することがで
きる。

【０００９】請求項３に記載の発明は、特に、請求項１
に記載のアクセス情報記憶部が少なくともインターネッ
ト上の場所を特定するＵＲＬ情報および利用者を識別す
るＩＤおよびパスワードを記憶するので、これらの情報
をアクセス情報記憶部から読み出して携帯電話装置に送
出することにより、携帯電話装置をインターネットなど
通信ネットワークを介して健康情報収集・管理サーバー
に接続するための種々の設定操作を効果的に簡素化する
ことができる。

【００１０】請求項４に記載の発明は、特に、請求項１
に記載の携帯電話情報入出力部は、少なくとも健康情報
およびアクセス情報を一時記憶して送出する出力レジス
タ回路部と、携帯電話装置とのインターフェイス回路部
と、携帯電話装置と接続する入出力コネクタにより構成
することによって、携帯電話装置の入出力コネクタとの
接続を可能にし、インターフェイス回路部を通して健康
情報およびアクセス情報を送出する。即ち、通常の携帯
電話装置に接続する簡単操作でインターネットなど通信
ネットワーク上のサーバーによる健康情報収集・管理を
可能にする。

【００１１】請求項５に記載の発明は、請求項１〜４の
いずれか１項記載の携帯電話用健康情報収集装置康の全
てもしくは一部をコンピュータや携帯機器に実行させる
プログラムである。そしてプログラムを用いることでパ
ソコンや携帯情報端末などで容易に実現することがで
き、そのプログラムを記録した記録媒体を用いることで
ソフトウエアを各利用者がインストールする作業が容易
になる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例について、図１〜図５
を参照しながら説明する。

【００１３】（実施例１）図１は、本発明の実施例１に
おける携帯電話用健康情報収集装置の構成図を示すもの
である。

【００１４】図１において、４０は携帯電話用健康情報
収集装置であり、健康測定装置４１からワイヤレス手段
４６によって健康情報を取り込み、携帯電話装置４７に
対して外部ネットワークのアクセス情報および健康情報
を出力するよう構成している。

【００１５】４２は健康情報入力部、４３はアクセス情
報記憶部、４４は携帯電話情報入出力部、４５は制御部
であり、健康情報入力部４２およびアクセス情報記憶部
４３および携帯電話情報入出力部４４の各々の動作と情
報を制御する。

【００１６】以上のように構成された携帯電話用健康情
報収集装置について、以下その動作、作用を説明する。

【００１７】健康測定装置４１は例えば血圧計であり、
測定した血圧値などの健康情報をワイヤレス手段によっ
て外部に発信出来るようになっている。

【００１８】健康情報入力部４２は、健康測定装置４１
からワイヤレス手段４６により健康情報を読出し、健康
情報入力部４２に入力して一時記憶する。図２は健康測
定装置４１から健康情報を入力するワイヤレス手段とし
て赤外線をを利用した場合の健康情報入力部４２の構成
例である。図２において、４８は赤外線受発光部であ
り、赤外線発光部４８ａと赤外線受光部４８ｂにより構
成する。

【００１９】４９は受発光回路部であり、パルス信号で
赤外線発光部を駆動する回路手段および赤外線受光部の
電流変化をパルス信号に変換する回路手段を備える。入
力要求コード発生部発生部５０は、健康測定装置から健
康情報を採り込むための情報入力要求コマンドとして、
制御部４５が出力するあらかじめ決められたコードをシ
リアル変換して受発光回路部４９に転送する。入力レジ
スタ回路５１は受発光回路部４９から転送される健康情
報を一時記憶保持する。

【００２０】なお、ワイヤレス手段として小電力無線シ
ステムを使用することもできる。

【００２１】一方、インターネットに代表される通信ネ
ットワークを通じて健康情報の管理を行うためには、イ
ンターネット上の健康情報管理サーバーのアドレスにア
クセスする必要がある。通常は、携帯電話を操作してネ
ットワークアドレスおよびユーザーＩＤおよびパスワー
ドを入力するが、一般的に携帯電話が持つ限定された数
のキーによる煩雑な入力操作を軽減するために、本発明
では携帯電話用健康情報収集装置４０のアクセス情報記
憶部４３に、あらかじめ記憶しておく。図３はアクセス
情報記憶部４３に、アクセス情報の例としてインターネ
ット上のＵＲＬおよびＩＤおよびパスワードを記憶した
状態を表している。もちろんこれに限るものではない。

【００２２】携帯電話用情報入出力部４４は、健康情報
入力部４２に一時記憶している健康情報や、アクセス情
報記憶部４３が記憶しているＵＲＬおよびユーザーＩＤ
およびパスワードを携帯電話装置４７に対して送出す
る。図４は携帯電話用情報出力部４４の構成例である。
図４において、５２は入出力回路部であり、制御部４５
に対して携帯電話装置４７から入力した携帯電話装置４
７側が情報を受け入れるための待機状態等を示す動作状
態情報を出力するとともに制御部４５からアクセス情報
および健康情報を入力し、インターフェイス回路部５３
に対してシリアル信号で出力する。５３はインターフェ
イス回路部であり、携帯電話装置４７の電気的インター
フェイス条件に準拠した回路構成である。５４は入出力
コネクタであり、携帯電話装置４７の標準コネクタにか
ん合可能な形状および端子配列を備える。

【００２３】制御部４５は、携帯電話用情報入出力部４
４およびアクセス情報記憶部４３および健康情報入力部
４２の動作をつぎのように制御する。

【００２４】携帯電話用情報入出力部４４を通して携帯
電話装置４７の動作状態情報を判定し、アクセス情報記
憶部４３から所定のアクセス情報を読出して携帯電話用
情報入出力部４４を通して携帯電話装置４７に出力す
る。さらに、携帯電話装置４７が健康情報を受入れ可能
な待機状態に有るとき、健康情報入力部４２を通して健
康測定装置４１に対して健康情報の入力要求コードを発
信する。入力要求コードを受信した健康測定装置４１が
発信する健康情報を健康情報入力部４２を通して入力
し、携帯電話用情報入出力部４４を通して携帯電話装置
４７に出力する。

【００２５】図５は、本発明の携帯電話用健康情報収集
装置４０を使用して、モバイル通信網およびインターネ
ットを利用する健康情報収集管理ネットワークシステム
の構成例を示している。

【００２６】図５において、５５は携帯電話で利用可能
なモバイルデータ通信網、５６はモバイルデータ通信網
とインターネットを接続しゲートウェイの役割をするモ
バイルインターネットサーバー、５７はインターネッ
ト、５８はインターネットに接続された健康情報管理サ
ーバー、５９は携帯電話用健康情報収集装置４０と健康
測定装置４１の間で交信される情報の赤外線媒体であ
る。携帯電話用健康情報収集装置４０と携帯電話装置４
７は入出力コネクタで結合されている。

【００２７】以上のように構成された健康情報収集管理
ネットワークシステムについて以下、その動作、作用を
説明する。

【００２８】携帯電話装置４７の電源スイッチがオン状
態にある時、携帯電話装置４７の入出力コネクタに携帯
電話用健康情報収集装置４０を接続すると、携帯電話用
健康情報収集装置４０にあらかじめ記憶されている健康
情報管理サーバー５８のサイト場所を表すＵＲＬが自動
的に送信され、健康情報管理サーバー５８と携帯電話装
置４７が接続状態になる。この状態で健康情報管理サー
バー５８を利用するために、さらに携帯電話用健康情報
収集装置４０からユーザーＩＤおよびパスワードが自動
的に送信され、健康情報管理サーバー５８でユーザーが
認証されると、健康情報管理サーバー５８および携帯電
話装置４７は健康情報受信待機状態になる。この状態に
おいて携帯電話用健康情報収集装置４０から健康測定装
置４１に向けて入力要求コードが発信され、健康測定装
置４１に記憶保持されている健康情報が携帯電話用健康
情報収集装置４０に送信される。送信された健康情報
は、受信待機状態にある携帯電話装置４７から、モバイ
ルデータ通信網５５、モバイルインターネットサーバー
５６を経由してインターネット５７につながる健康情報
管理サーバー５８に格納、管理される。

【００２９】なお、本実施例では携帯電話装置で説明し
たが、これに限るものでなく、携帯可能な通信機器であ
れば本発明により実施可能である。

【００３０】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば携帯電話
用健康情報収集装置を携帯電話装置に接続することによ
り、健康状態を測定するための健康測定装置との設置場
所が離れている場合でも、煩雑な操作をすることなく健
康情報の収集が可能になり、かつ携帯電話装置の簡便性
を損なうことなく測定した健康情報を通信ネットワーク
上で収集・管理することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例における携帯電話用健康情報収
集装置の構成図

【図２】本発明の実施例における健康情報入力部の構成
図

【図３】本発明の実施例におけるアクセス情報記憶部の
構成図

【図４】本発明の実施例における携帯電話情報入出力部
の構成図

【図５】本発明の実施例における健康情報収集管理ネッ
トワークシステムの構成図

【図６】従来の在宅健康管理システムの構成図

【符号の説明】

４０ 携帯電話用健康情報収集装置 ４１ 健康測定装置 ４２ 健康情報入力部 ４３ アクセス情報記憶部 ４４ 携帯電話情報入出力部 ４５ 制御部 ４６ ワイヤレス手段 ４７ 携帯電話装置 ４８ 赤外線受発光部 ４８ａ 赤外線発光部 ４８ｂ 赤外線受光部 ４９ 受発光信号回路部 ５０ 入力要求コード発生部 ５１ 入力レジスタ回路部 ５２ 入出力回路部 ５３ インターフェイス回路部 ５４ 入出力コネクタ ５５ モバイルデータ通信網 ５６ モバイルインターネットサーバー ５７ インターネット ５８ 健康情報管理サーバー ５９ 赤外線媒体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ ５０６ ５０６ Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｈ０４Ｍ 1/00 Ｖ 10/10 Ｈ０４Ｂ 9/00 Ｒ 10/105 7/26 Ｍ 10/22 Ｈ０４Ｍ 1/00 (72)発明者 山下 邦彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷江 克典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 照夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 4C341 LL30 5K002 AA05 FA03 GA07 5K027 AA11 HH26 5K067 BB04 BB27 DD17 FF02 5K101 KK19 LL12

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 健康測定装置からワイヤレス手段により
   健康情報を入力する健康情報入力部と、特定のネットワ
   ークサービスを利用するためのアクセス情報を記憶する
   アクセス情報記憶部と、携帯電話装置に前記健康情報お
   よび前記アクセス情報を出力する携帯電話情報入出力部
   と、前記健康情報入力部および前記アクセス情報記憶部
   および前記携帯電話情報入出力部を制御する制御部を備
   えてなる携帯電話用健康情報収集装置。
2. 【請求項２】 健康情報入力部は、少なくとも赤外線受
   発光部と、受発光信号回路部と、健康測定装置に対して
   健康情報を要求する入力要求コード発生部発生部と、前
   記健康情報を入力して一時記憶する入力レジスタ回路部
   を備え、前記健康測定装置から前記健康情報を採り込む
   ための情報入力要求コマンドとして、あらかじめ決めら
   れたコードを前記入力要求コード発生部から出力し受発
   光回路部を通して赤外線受発光部から発信した後、前記
   健康情報を前記赤外線受発光部で受信するように構成し
   てなる請求項１に記載の携帯電話用健康情報収集装置。
3. 【請求項３】 アクセス情報記憶部は、少なくともイン
   ターネット上の場所を特定するＵＲＬ情報および利用者
   を識別するＩＤおよびパスワードを記憶してなる請求項
   １に記載の携帯電話用健康情報収集装置。
4. 【請求項４】 携帯電話情報入出力部は、少なくとも携
   帯電話装置に健康情報およびアクセス情報を送出する入
   出力回路部と、携帯電話装置とのインターフェイス回路
   部と、携帯電話装置と接続する入出力コネクタを備え、
   携帯電話装置の入出力コネクタに接続し前記インターフ
   ェイス回路部を通して前記健康情報および前記アクセス
   情報を送出するように構成してなる請求項１に記載の携
   帯電話用健康情報収集装置。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項記載の携帯
   電話用健康情報収集装置康の全てもしくは一部をコンピ
   ュータや携帯機器に実行させるプログラム。