JPH08153999A - パターン外観検査装置 - Google Patents

パターン外観検査装置

Info

Publication number
JPH08153999A
JPH08153999A JP29430894A JP29430894A JPH08153999A JP H08153999 A JPH08153999 A JP H08153999A JP 29430894 A JP29430894 A JP 29430894A JP 29430894 A JP29430894 A JP 29430894A JP H08153999 A JPH08153999 A JP H08153999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
points
group
pattern
line width
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29430894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3674067B2 (ja
Inventor
Kenji Okamoto
健二 岡本
Yoichiro Ueda
陽一郎 上田
Atsuharu Yamamoto
淳晴 山本
Yuji Maruyama
祐二 丸山
Hidehiko Kawakami
秀彦 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29430894A priority Critical patent/JP3674067B2/ja
Publication of JPH08153999A publication Critical patent/JPH08153999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3674067B2 publication Critical patent/JP3674067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードパターンの線幅を測定し基準線幅を越
えるものをグルーピングした後許容値と良否判定するこ
とにより、過検出のない高精度なパターン外観検査装置
を提供する。 【構成】 画像処理装置21で外観検査を行う検査装置
において、細線化処理により芯線および距離値を抽出
し、基準線幅に違反した点をグループ化し、グループに
属する線幅違反の点数が所定の閾値を越えるグループを
欠陥と判定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICリードなど電子部
品のリードパターンの外観上の不良を検査するためのパ
ターン外観検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、IC等電子部品のリードパターン
の不良検査は人間による目視検査に頼っていた。ところ
が、製品の小型化、軽量化が進むにつれ、リード幅、ピ
ッチの細密化がより一層進んでいる。このような状況の
中で、人間が誤りなく長時間続けて検査を行うことが難
しくなってきており、目視検査の自動化が望まれてい
る。
【0003】このようなパターン外観検査技術の従来例
として、半導体ウエハやプリント基板等の回路パターン
検査技術がある。例えば、特開昭60−061064号
公報や特開昭62−14000号公報のように、予め良
品パターンの2値化画像をメモリに取り込んでおき、検
査対象の画像を取り込むと同時にメモリから良品を読み
だし、画像データどうしの比較を行い、不一致部を欠陥
と判定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、比較によるパターンの不一致箇所を欠陥と判定
するため、欠陥の種類は認識できず、また不一致箇所の
大きさのみで欠陥の良否を判定するもので、欠陥の種類
に応じた検査基準を設定できないという課題を有してい
た。
【0005】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、パターンの芯線画像と距離変換画像から得られる
特徴点を所定の距離範囲内でグループ化し、グループ内
の特徴点の特徴情報に基づき欠陥の種類に応じた基準で
検査することにより、高精度かつ柔軟性の高いパターン
外観検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、第1に、電子部品を照明し反射光を検知し
光電変換する画像入力手段と、前記画像入力手段からの
濃淡画像を2値画像に変換する2値化手段と、前記2値
化手段からの2値画像に対し1層ずつの細め処理を繰り
返しパターンの芯線を抽出する細線化手段と、前記細線
化手段からの画素消去フラグに基づき細め処理の回数に
対応する距離値を付与し距離変換画像を生成する距離変
換手段と、前記細線化手段からの画像データと前記距離
変換手段からの画像データから芯線の端点と分岐点を検
出し、同時に芯線上の各位置でパターンの線幅を測長し
基準線幅に違反する点を検出する特徴抽出手段と、基準
線幅に違反した点を近傍に存在する他の線幅違反の点と
グループ化し、グループに属する線幅違反の点数が所定
の閾値を越えるグループを欠陥と判定する欠陥判定手段
とを設けたものである。
【0007】第2に、欠陥判定手段は、特徴抽出手段に
おいて検出された端点に関して、近傍に存在する2つの
端点を端点ペアとしてグループ化し、複数の端点ペアの
位置関係からリードの傷の長さを検出し判定の閾値と比
較し欠陥と判定するようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、第1に、細線化手
段でリードパターンの芯線を抽出し、距離変換手段でパ
ターンの各位置に距離値を求め、特徴抽出手段で芯線上
で基準線幅に違反する点を検出し、欠陥判定手段におい
て近傍に存在する他の線幅違反の点とグループ化し、グ
ループに属する線幅違反の点数によって欠陥かどうかを
判定するため、高精度かつ柔軟な線幅検査が行える。
【0009】第2に、欠陥判定手段において、特徴抽出
からの1対の端点を端点ペアとしてグループ化し、複数
の端点ペアの位置関係からリードの傷の長さを検出し、
幅の大きさによって欠陥かどうかを判定するため、高精
度かつ柔軟なキズ検査が行える。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、図面を参照しながら本発明の一実施
例について説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるパターン
外観検査装置のブロック図である。図1において、10
はIC等の電子部品、11は照明装置20とCCDカメ
ラ21などの撮像装置を備えた画像入力手段、12は濃
淡画像を2値画像に変換する2値化手段、13はパター
ンを背景から連結性を保ちつつ1画素ずつ細める細線化
手段、14は細線化処理と同時にパターンの内部点に距
離値を与える距離変換手段、15は細線化画像22と距
離変換画像23から欠陥の特徴を抽出する特徴抽出手
段、16は特徴抽出手段15から被検査部品の特徴情報
をメモリ17に一時的に取り込み、CPU(セントラル
・プロセッシング・ユニット)18を用いて欠陥かどう
かを判定する欠陥判定手段である。
【0012】以上のように構成されたパターン外観検査
装置について、その動作を説明する。
【0013】まず、検査対象である電子部品10を、上
方からの照明装置20で照明し、CCDカメラ21等を
用いた画像入力手段11で撮像し濃淡画像を得る。本実
施例では、画像入力手段11としてCCDラインセンサ
カメラを用い、照明装置は蛍光管をライン方向に配置
し、図示しないが検査対象の電子部品を載せたステージ
でライン方向と直交方向に送る。得られた濃淡画像を2
値化手段12で、予め濃度ヒストグラム等で求めた閾値
レベルで、リード部が値“1”背景が値“0”をもつ2
値画像に変換する。細線化手段13は2値化手段12か
らの2値画像に対し、連結性を保ちつつパターンを背景
側から1画素ずつ消去する処理を繰り返しパターンの芯
線を抽出するもので、よく知られた画像処理手法であ
る。例えば、田村:“細線化法についての諸考察”,電
子情報通信学会技術報告,PRL75−66(197
5)があり、1層の細め処理を4つのサブイテレーショ
ンに分け、各サブイテレーションにおいてそれぞれ上下
左右から画素を消去し、最終的に1画素幅で連結した芯
線を得るものである。距離変換手段14は、パターン部
に背景からの距離値を与える処理であり、入力画像に対
し初期値としてパターン全領域に距離値“1”および背
景に“0”を与え、細線化手段13からの画素消去フラ
グから細線化の反復ごとに消去されなかったパターン内
部の画素の距離値をインクリメントしていくもので、最
終的に芯線を含む全ての画素に背景からの距離値が与え
られる。細線化手段13および距離変換手段14の具体
的構成は特開平02−334009号に記載されている
ため説明は省略する。
【0014】以下図2を用いて特徴抽出手段15の処理
について説明する。図2(a)は距離変換手段14から
の距離変換画像23の一例を示すもので、背景に対しリ
ードパターンの内部に向かって距離値が与えられてお
り、○印で囲まれた画素は芯線位置を示すものである。
特徴抽出手段15の具体的処理は、細線化画像22と距
離変換画像23を各々3×3走査窓で走査し、第1に細
線化画像の芯線の端点と分岐点を検出する処理と、第2
に芯線上において8近傍の距離値からその位置の線幅を
算出するものである。端点は3×3窓の注目画素d0と
その8近傍のデータdi(i=1〜8)によりLUT
(ルック・アップ・テーブル)を参照して検出する。L
UTにおいて、端点は(数1)を満たすパターン、分岐
点は(数2)を満たすパターンを割り当てる。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】リードの線幅は距離変換画像を3×3窓で
走査し、窓の注目画素が細線化画像の芯線上にあると
き、注目画素の距離値D0とその8近傍の距離値Di
(i=1〜8)を用いて(数3)の演算を行い、パター
ン幅Wを求める。
【0018】
【数3】
【0019】ここに、[]は整数値を示すものとする。
図2(b)は線幅の演算結果を示すもので、芯線位置に
おいて線幅測長が行われることを示している。そして、
最小基準線幅Wminとの比較で(数4)を満たすとき
線幅違反として検出される。
【0020】
【数4】
【0021】図2(b)において○印で囲まれた画素
は、Wmin=6画素に設定したときの線幅違反の位置
を示すものである。
【0022】以上の処理で求められた端点と線幅違反の
特徴点は、x,y座標と特徴種別とを併せてバスを介し
て欠陥判定手段16へ通知される。
【0023】次に、欠陥判定手段16における処理を図
3を用いて説明する。図3は線幅違反の判定処理手順を
示す不フロー図である。特徴点の座標はラスタ順次にな
っており、x,y,特徴種別が1組になって1点ずつ入
力されてくるものとする。欠陥判定は、個々の特徴点に
対し距離m1の範囲で隣接する点どうしを1つのグルー
プとみなし、そのグループが欠陥箇所に該当するかどう
かを判定するものである。
【0024】(ステップ1)特徴抽出手段15から1つ
の特徴点のx座標、y座標、および特徴種別(端点、分
岐点、線幅違反)を読み込む。
【0025】(ステップ2)ステップ1において読み出
された特徴点の特徴種別から線幅違反かどうかをみて、
線幅違反の場合ステップ3へ進み、そうでなく端点また
は分岐点の場合は不良と判定する。
【0026】(ステップ3)既に存在している特徴点グ
ループgr1[0]〜gr1[i]の1つ1つに対し
て、注目している特徴点がどのグループに所属するかを
判定するステップである。1つの特徴点グループは図4
に示すような項目をもつテーブルになっている。図4に
おいて、項目のjはグループを識別するための通し番
号、flagはそのグループの各項目が有効であるか無
効であるかを示すフラグ、fcは特徴種別を示すコー
ド、nはそのグループに所属している特徴点の総数、以
下n個分の特徴点のx座標、y座標が格納されている。
所属判定は、各グループのもっている全ての特徴点に対
し、注目している特徴点のx座標とy座標から(数5)
に示すような距離の判定を行う。i番目のグループgr
1[i]に属する特徴点の座標をgr1[i].x
[s]、およびgr1[i].y[s]とすると、
【0027】
【数5】
【0028】m1は特徴点間の距離の上限を示すもの
で、s=0〜n−1のうち1点でも上式を満足する場
合、注目特徴点はそのグループに所属していると判定す
る。m1の値は具体的には2ないし3画素を設定し、近
傍の特徴点だけが同一グループに所属するようにする。
所属判定は既存の全てのグループに対して行い、注目特
徴点がどのグループにも所属していない場合ステップ4
へ進み、ただ1つのグループに所属する場合ステップ5
へ進み、複数のグループに所属する場合はステップ6へ
進む。
【0029】(ステップ4)注目特徴点は新しいグルー
プgr1[i+1]として登録し、そのグループのfl
agを有効とし、特徴点総数nを1とし、xおよびy座
標を格納する。
【0030】(ステップ5)注目特徴点はただ1つのグ
ループに所属するので、特徴点総数nを1増やしてxお
よびy座標を追加する。
【0031】(ステップ6)注目特徴点は複数のグルー
プに所属するので、該当するグループをマージして1つ
の新しいグループgr1[i+1]として登録し、fl
agを有効とし、特徴点総数nは該当するグループの特
徴点総数の総和に1加えた値とし、該当するグループの
全ての特徴点のxおよびy座標と注目特徴点のxおよび
y座標を格納する。
【0032】(ステップ7)ステップ6においてマージ
された元のグループは以降の判定では使用しないので、
該当するグループのflagを全て無効とする。
【0033】(ステップ8)特徴点の読み込みが終了
し、特徴点のグループ化が全て終了した場合ステップ9
へ進み、そうでない場合ステップ1へ戻り次の特徴点デ
ータを読み込む。
【0034】(ステップ9)全ての有効な特徴点グルー
プに対し、そのグループが欠陥であるかどうかの良否判
定を行う。判定は、グループに所属する線幅違反の点数
nと判定基準の閾値kとの比較によるもので、nがkを
越える場合不良とし、nがk以下の場合は不良としな
い。
【0035】以上の手順で線幅違反に関する欠陥判定を
行うことにより、例えば図2(b)において判定基準の
閾値kを4画素とすると、線幅違反のグループ21は総
特徴点数が9で不良となり、グループ22は総特徴点数
が3で不良とはならない。不良と判定されたグループに
関しては、所属する特徴点の平均座標と不良の種類を出
力する。
【0036】以上のように本実施例によれば、リード部
の細線化画像と距離画像から線幅を測定し基準線幅に違
反する点を検出し、さらに線幅違反の長さ方向の大きさ
も良否判定の基準として加味しているため欠陥の過検出
を抑制することができ、高精度かつ柔軟な検査を行うこ
とができる。
【0037】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0038】本実施例において第1の実施例と異なるの
は、欠陥判定手段16において端点をそのまま不良とす
るのではなく、リードの傷によって発生する一対の端点
を端点ペアとして取扱い、端点ペアの位置関係から傷の
長さを検出し良・不良の判定を行うようにしたものであ
る。
【0039】以下欠陥判定手段16におけるリードの傷
の判定処理について図5および図6を参照しながら説明
する。
【0040】図5および図6はリードの傷の判定手順を
示すフロー図である。図5は図3のステップ2において
線幅違反ではなく、端点または分岐点と判定された特徴
点に対する処理手順を示すもので、距離m2の範囲で隣
接する端点どうしを1つのグループとみなし、そのグル
ープに対し図6に示す判定手順で各グループが欠陥箇所
に該当するかどうかを判定するものである。
【0041】(ステップ11)特徴抽出手段15から1
つの特徴点のx座標、y座標、および特徴種別(端点、
分岐点、線幅違反)を読み込む。
【0042】(ステップ12)ステップ11において読
み出された特徴点の特徴種別から線幅違反かどうかをみ
て、端点の場合ステップ13へ進み、そうでなく分岐点
の場合は不良と判定する。
【0043】(ステップ13)既に存在している端点グ
ループgr2[0]〜gr2[i]の1つ1つに対し
て、注目している端点がどのグループに所属するかを判
定するものである。1つの端点グループは図4に示すよ
うな項目をもつテーブルであり、所属する端点のx座
標、y座標が格納されている。所属判定は、各グループ
のもっている全ての端点に対し、注目する端点のx座標
とy座標から(数6)に示すような距離の判定を行う。
i番目のグループgr2[i]に属する端点の座標をg
r2[i].x[s]、およびgr2[i].y[s]
とすると、
【0044】
【数6】
【0045】m2は端点間の距離の上限を示すもので、
s=0〜n−1のうち1点でも上式を満足する場合、注
目する端点はそのグループに所属していると判定する。
所属判定は既存の全てのグループに対して行い、注目す
る端点がどのグループにも所属していない場合ステップ
14へ進み、ただ1つのグループに所属する場合ステッ
プ15へ進み、複数のグループに所属する場合はステッ
プ16へ進む。
【0046】(ステップ14)注目する端点は新しいグ
ループgr2[i+1]として登録し、そのグループの
flagを有効とし、特徴点総数nを1とし、xおよび
y座標を格納する。
【0047】(ステップ15)注目する端点はただ1つ
のグループに所属するので、特徴点総数nを1増やして
xおよびy座標を追加する。
【0048】(ステップ16)注目する端点は複数のグ
ループに所属するので、該当するグループをマージして
1つの新しいグループgr2[i+1]として登録し、
flagを有効とし、特徴点総数nは該当するグループ
の特徴点総数の総和に1加えた値とし、該当するグルー
プの全ての端点のxおよびy座標と注目する端点のxお
よびy座標を格納する。
【0049】(ステップ17)ステップ16においてマ
ージされた元のグループは以降の判定では使用しないの
で、該当するグループのflagを全て無効とする。
【0050】(ステップ18)特徴点の読み込みが終了
し、特徴点のグループ化が全て終了した場合、図6に示
す欠陥判定2′へ進み、そうでない場合ステップ11へ
戻り次の特徴点データを読み込む。
【0051】以上の手順により、距離m2の範囲内で隣
接する端点が、例えば図7に示すように一対の端点ペア
61〜66としてグループ化される。なお、図7におい
て、点線はパターンの芯線を示し、“・”はその端点を
示し、“+”は端点ペアの平均座標位置を示すものとす
る。欠陥判定は端点ペアのグループに対し、さらに距離
m3の範囲内で隣接するものどうしグループ化し、その
グループの端点ペアの数から欠陥かどうかを判定するも
のである。以下図6を用いて、グループ化された端点に
対する欠陥判定手順を説明する。
【0052】(ステップ21)ステップ18までの手順
で得られた全ての有効な端点グループgr2[i]を1
グループずつ読み込む。
【0053】(ステップ22)ステップ21において読
み出されたグループに所属する端点のxおよびy座標の
平均座標cx,cyを求める。以降、各端点ペアのグル
ープはx,y座標として平均座標もつものとする。
【0054】(ステップ23)グループの総特徴点数n
=2のときはステップ24以降の端点ペアに基づく傷の
欠陥判定を行い、n≠2のときは不良として通知する。
【0055】(ステップ24)既に存在している端点ペ
アのグループgr2′[0]〜gr2′[i]の1つ1
つに対して、注目している端点ペアがどのグループに所
属するかを判定する。端点ペアの1つのグループは、図
4に示すような項目をもつテーブルになっており、各点
の座標は端点ペアの平均座標をもっている。所属判定
は、各グループのもっている全ての端点ペアに対し、注
目している端点ペアの平均座標cxとxyから(数7)
に示すように距離の判定を行う。i番目のグループgr
2′[i]に属する端点ペアの平均座標座標をgr2′
[i].x[s]、およびgr2′[i].y[s]と
すると、
【0056】
【数7】
【0057】m3は端点ペア間の距離の上限を示すもの
で、s=0〜n−1のうち1点でも上式を満足する場
合、注目する端点ペアはそのグループに所属していると
判定する。所属判定は既存の全てのグループに対して行
い、注目する端点ペアがどのグループにも所属していな
い場合ステップ25へ進み、ただ1つのグループに所属
する場合ステップ26へ進み、複数のグループに所属す
る場合はステップ27へ進む。
【0058】(ステップ25)注目する端点ペアは新し
いグループgr2′[i+1]として登録し、そのグル
ープのflagを有効とし、特徴点総数nを1とし、x
およびy座標を格納する。
【0059】(ステップ26)注目する端点ペアはただ
1つのグループに所属するので、特徴点総数nを1増や
してxおよびy座標を追加する。
【0060】(ステップ27)注目する端点ペアは複数
のグループに所属するので、該当するグループをマージ
して1つの新しいグループgr2′[i+1]として登
録し、flagを有効とし、特徴点総数nは該当するグ
ループの特徴点総数の総和に1加えた値とし、該当する
グループの全ての端点ペアのxおよびy座標と注目する
端点ペアのxおよびy座標を格納する。
【0061】(ステップ28)ステップ27においてマ
ージされた元のグループは以降の判定では使用しないの
で、該当するグループのflagを全て無効とする。
【0062】(ステップ29)端点グループの読み込み
が終了し、端点ペアのグループ化が全て終了した場合ス
テップ30へ進み、そうでない場合ステップ21へ戻り
次の端点グループのデータを読み込む。
【0063】(ステップ30)全ての有効な端点ペアの
グループに対し、そのグループが欠陥であるかどうかの
良否判定を行う。判定は、グループに所属する端点ペア
の点数nと判定基準の閾値pとの比較によるもので、n
がpを越える場合不良とし、nがp以下の場合は不良と
しない。
【0064】以上の手順で端点に関する欠陥判定を行う
ことにより、例えば図7において、端点グループ67は
ステップ23において不良と判定され、端点ペアのグル
ープ71と72に関しては、ステップ30の判定の閾値
pを2とすると、端点ペアのグループ71はn=2で不
良とはならず、72はn=4のため不良と判定される。
【0065】以上のように本実施例によれば、リードの
傷により発生するパターンに細い途切れを検出するた
め、リード部の細線化画像に対し端点ペアを検出し、さ
らに端点ペアを所定距離範囲内でグループ化し、グルー
プに属する端点ペアの数に基づき良否判定を行うことに
より、傷の長さの大きいものを選択して不良と判定する
ため、欠陥の過検出を抑制することができ、高精度かつ
柔軟な検査を行うことができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明の効果は、第1に、
リード部の細線化画像と距離画像から線幅を測定し、基
準線幅に違反する点をグループ化し、グループ内の線幅
違反の点数に基づき、線幅違反の長さ方向の大きさも良
否判定の基準とするため、大きな線幅違反を選択的に検
出でき、過検出のない高精度のパターン外観検査装置を
実現できる。
【0067】第2に、リードの傷に対し、細線化画像に
おける端点をグループ化し、端点ペアを検出し、さらに
端点ペアを所定距離範囲内でグループ化し、グループに
属する端点ペアの数に基づき良否判定を行うことによ
り、傷の長さの大きいものを選択的に不良と判定するた
め、欠陥の過検出を抑制することができ、高精度かつ柔
軟な検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における配線パターン検
査装置のブロック結線図
【図2】(a)細線化手段及び距離変換手段による処理
例を示す図 (b)特徴抽出手段による処理例を示す図
【図3】本発明の第1の実施例における欠陥判定手段の
処理手順を示すフロー図
【図4】特徴点グループ構造体の構成図
【図5】本発明の第2の実施例における欠陥判定手段の
処理手順を示す第1のフロー図
【図6】本発明の第2の実施例における欠陥判定手段の
処理手順を示す第2のフロー図
【図7】リードの傷による端点ペアの発生を示す図
【符号の説明】
10 電子部品 11 画像入力手段 12 2値化手段 13 細線化手段 14 距離変換手段 15 特徴抽出手段 16 欠陥判定手段 17 メモリ 18 CPU 20 照明装置 21 CCDカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 祐二 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 川上 秀彦 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のリードパターンを光電変換す
    る画像入力手段と、前記画像入力手段からの濃淡画像を
    任意の閾値と比較し2値画像に変換する2値化手段と、
    前記2値化手段からの2値画像に対し1層ずつの細め処
    理を繰り返しパターンの芯線を抽出する細線化手段と、
    前記細線化手段からの画素消去フラグに基づき細め処理
    の回数に対応する距離値を付与し距離変換画像を生成す
    る距離変換手段と、前記細線化手段からの画像データと
    前記距離変換手段からの画像データから芯線の端点と分
    岐点を検出し、同時に芯線上の各位置でパターンの線幅
    を測長し基準線幅に違反する点を検出する特徴抽出手段
    と、基準線幅に違反した点を近傍に存在する他の線幅違
    反の点とグループ化し、グループに属する線幅違反の点
    数が所定の閾値を越えるグループを欠陥と判定する欠陥
    判定手段とからなるパターン外観検査装置。
  2. 【請求項2】 欠陥判定手段は、特徴抽出手段において
    検出された端点に関して、近傍に存在する2つの端点を
    端点ペアとしてグループ化し、複数の端点ペアの位置関
    係からリードの傷の長さを検出し所定の閾値と比較し欠
    陥と判定することを特徴とする請求項1記載のパターン
    外観検査装置。
JP29430894A 1994-11-29 1994-11-29 パターン外観検査装置 Expired - Fee Related JP3674067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29430894A JP3674067B2 (ja) 1994-11-29 1994-11-29 パターン外観検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29430894A JP3674067B2 (ja) 1994-11-29 1994-11-29 パターン外観検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08153999A true JPH08153999A (ja) 1996-06-11
JP3674067B2 JP3674067B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=17806018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29430894A Expired - Fee Related JP3674067B2 (ja) 1994-11-29 1994-11-29 パターン外観検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3674067B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271657A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、及び、そのプログラムならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271657A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、及び、そのプログラムならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US8520951B2 (en) 2008-05-02 2013-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, image processing apparatus, and computer readable storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3674067B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7646908B2 (en) Defect detection apparatus and defect detection method
CN110658198A (zh) 光学检测方法、光学检测装置及光学检测系统
Sanz et al. Machine-vision techniques for inspection of printed wiring boards and thick-film circuits
JPH05209844A (ja) 配線パターン検査装置
JPH0210461B2 (ja)
JP3368644B2 (ja) 配線パターン検査装置及びその方法
EP0488188B1 (en) Method of and apparatus for inspecting the width of a wiring line on a printed board
JPH08153999A (ja) パターン外観検査装置
US6005966A (en) Method and apparatus for multi-stream detection of high density metalization layers of multilayer structures having low contrast
Kobayashi et al. Hybrid defect detection method based on the shape measurement and feature extraction for complex patterns
JP4474006B2 (ja) 検査装置
JP2819905B2 (ja) 配線パターン検査装置
JP3106370B2 (ja) グラフ情報によるプリント基板の欠陥検出及び種別認識方法
JP2000028334A (ja) パターン欠陥検査方法およびその装置
JP3189604B2 (ja) 検査方法および装置
JP2715634B2 (ja) 配線パターン検査装置
JP2529505B2 (ja) 配線パタ―ン検査装置
JP3113039B2 (ja) 形状検査装置
JP3283866B2 (ja) 回路パターンの欠陥検査方法及びその装置
KR19990070849A (ko) 인쇄회로기판의 납땜 검사장치 및 방법
JPH06203141A (ja) 配線パターン検査装置
JPH02108167A (ja) 光学検査装置
JP3400797B2 (ja) 回路パターンの欠陥検査方法及びその装置
JP3210713B2 (ja) 所定の特徴及び許容差の識別のための画像化パターンの収縮、拡張及び処理を用いた幾何学的パターン検査方法及び装置
JPH0590365A (ja) 検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050405

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050418

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees