JPH08153905A - 超電導放射線分光器 - Google Patents

超電導放射線分光器

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JPH08153905A
JPH08153905A JP6294250A JP29425094A JPH08153905A JP H08153905 A JPH08153905 A JP H08153905A JP 6294250 A JP6294250 A JP 6294250A JP 29425094 A JP29425094 A JP 29425094A JP H08153905 A JPH08153905 A JP H08153905A
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JP
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superconductor
superconducting
substrate
tunnel
radiation
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JP6294250A
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Mitsuo Suga
三雄 須賀
Masanari Takaguchi
雅成 高口
Isao Ochiai
勲 落合
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フォノンとして散逸するエネルギを小さくし、
超電導放射線分光器のエネルギ分解能を向上させる。 【構成】超電導体−トンネル絶縁膜−超電導体よりなる
トンネル接合と超電導体を含む基板を用いて構成し、ト
ンネル接合を基板により支える構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の作製
プロセスの研究や鉱物の組成分析などに用いられる分析
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導体を用いた放射線分光器として
は、超電導体−トンネル絶縁体−超電導体接合(SIS接
合)を直列に接続した構造を半導体基板の上に作製した
分光器が知られている。この分光器は、文献1:ニュー
クリア インスツルメンツ アンドメソッズ イン フ
ィジックス リサーチ(Nuclear Instruments and meth
odsin Physics Research)Aの344巻592頁(19
94年)に論じられている。また、超電導体を用いたそ
の他の放射線分光器については、文献2:フィジックス
レターズ(Physics Letters)Bの231巻195頁
(1989年)に論じられている。
【0003】図8に、前記文献1に論じられた放射線分
光器の断面図を模式的に示す。この分光器はInSb半
導体よりなる基板301とSiO層間絶縁膜311とA
l下部超電導電極321とAlOxトンネル絶縁膜33
1とAl上部超電導電極341により構成される。下部超
電導電極321とAlOx トンネル絶縁膜331とAl
上部超電導電極341からなるトンネル接合が直列に接
続されている。この分光器においては、半導体よりなる
基板301に入射した放射線がフォノンを励起し、励起
されたフォノンが下部超電導電極321に達し準粒子を
励起する。励起された準粒子は、下部超電導電極321
とトンネル絶縁体331と上部超電導電極341よりな
るトンネル接合をトンネルすることにより信号電荷とし
て検出される。検出される信号電荷は、基板に入射する
放射線のエネルギにほぼ比例する。これは、放射線のエ
ネルギが高ければ高い程励起されるフォノンの平均的な
エネルギが高くなり、かつ、励起されるフォノンの数が
多くなるので、励起される準粒子の数が増えるためであ
る。
【0004】図9に、前記文献2に論じられた超電導放
射線分光器の一部分を模式的に示す。ガラスよりなる基
板401の上にSnよりなる下部超電導電極411を配
置し、かつ、この上の2ケ所にAlよりなる下部低温超
電導体421とAlOx よりなるトンネル絶縁膜431
とAlよりなる上部超電導電極441から構成されるト
ンネル接合を配置する。この技術では、Sn下部超電導
電極411に入射した放射線が準粒子を励起する。励起
された準粒子は拡散によりAl下部低温超電導体421
に達するが、Alの超電導ギャップはSnの超電導ギャ
ップよりも小さいために、準粒子はAl下部低温超電導
体421の内部に捕獲される。捕獲された準粒子はトン
ネル接合をトンネルすることにより、信号として検出さ
れる。
【0005】図10に、超電導放射線分光器に用いられ
る一般的な信号処理系について模式的に示す。信号処理
系は、電荷有感型プリアンプ511と波形整形アンプ5
21とマルチチャンネルアナライザ531よりなる。ま
ず、分光器501の出力は、電荷有感型プリアンプ51
1に接続される。ここでは、高インピーダンスの分光器
の出力を低インピーダンスに変換するとともに、増幅す
る。次にその出力は、波形整形アンプ521に入力され
る。ここでは、微分回路や積分回路を用いてノイズの寄
与を小さくするとともに増幅する。さらに、この出力は
マルチチャンネルアナライザ531に入力されて、パル
スの高さを数える。また、図には示してないが、マルチ
チャンネルアナライザ531をコンピュータと接続して
測定結果を記録したり信号処理をすることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記文献1に論じられ
た従来技術では、準粒子を励起できるのはエネルギが超
電導体のエネルギギャップ2Δよりも大きなフォノンの
みである。放射線の入射により半導体基板301の内部
にエネルギが2Δ以下のフォノンも数多く励起される
が、これらは信号に寄与せずに散逸してしまう。信号に
寄与せずに散逸してしまうエネルギは、放射線の入射位
置や入射角度に依存するために放射線のエネルギが同じ
場合でも一定にはならない。このため、検出される電荷
量に揺らぎを生じ、分光器のエネルギ分解能が悪化す
る。従って前記文献1に論じられた従来技術を用いた場
合、エネルギ分解能は理論的に予測されるよりも1桁以
上悪かった。
【0007】前記文献2により論じられた従来技術で
も、エネルギ分解能が理論的に予測されるよりも一桁以
上悪かった。文献2の技術では、Sn下部超電導電極4
11の内部に励起された準粒子の一部は、フォノンを励
起して緩和する。このフォノンの大部分は、下部超電導
電極411に接する基板401を通じて散逸する。従っ
て励起された準粒子の一部は信号として検出されない。
この信号として検出されない準粒子の割合は、文献1の
技術と同様に放射線の入射位置や入射角度に依存する。
これに伴い、励起された準粒子が信号として検出される
割合に揺らぎが生じるため、文献2の従来技術でもエネ
ルギ分解能が理論的に予測されるよりも一桁以上悪かっ
た。
【0008】本発明の目的は新規の構造を用いることに
より、これらの従来技術に比べて、放射線分光器のエネ
ルギ分解能を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、超電導放射線検器を、少なくと
も、超電導体−トンネル絶縁膜−超電導体よりなるトン
ネル接合と基板を含んで構成し、前記基板が少なくとも
超電導体を含み、かつ、前記トンネル接合が基板により
支えられている構造を用いる。
【0010】
【作用】放射線を検出する基板を超電導体にすることに
より、基板の内部で主に励起されるのはフォノンではな
く準粒子になる。励起された準粒子は、拡散によりトン
ネル接合に達し、接合を透過して信号として検出され
る。あるいは、励起された二つの準粒子が2Δのエネル
ギを持つフォノンを励起し、励起されたフォノンがトン
ネル接合近傍の超電導体の内部にてΔのエネルギを持つ
準粒子を二つ励起し、かつ、この準粒子がトンネル接合
を透過して信号として検出される。いずれの場合でも、
放射線の入射により励起される準粒子のエネルギがほぼ
Δに揃っているため、基板を超電導体とすることにより
Δよりも小さなエネルギを持つ粒子が励起されにくくな
る。このため、信号として検出されずに散逸するエネル
ギが少なくなる。
【0011】また、放射線が吸収される超電導体と基板
を一体化することにより、前記文献2の技術において問
題となったフォノンの散逸を小さくすることができる。
これも、信号として検出されずに散逸するエネルギを小
さくする。これらの結果、検出される信号の揺らぎが小
さくなり、エネルギ分解能が向上する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第一の実施例による超電導
放射線分光器の上面図であり、図2は図1のA−A′矢
視の断面図である。第一の実施例による超電導放射線分
光器を、超電導体Nbよりなる基板101とAlよりな
る近接超電導層111,112とAlOx よりなるトン
ネル絶縁膜121,122とNbよりなる上部超電導電
極131,132とSiOx よりなる配線用絶縁膜14
1,142とNbよりなる上部配線151,152によ
り構成する。
【0013】まず、図2を用いて第一の実施例による超
電導放射線分光器の基本的な作製プロセスを説明する。
超電導体Nbよりなる基板101の上に、リフトオフ法
によりトンネル接合161,162を形成するために、
フォトレジストのマスクを形成する。マスクを形成した
後、Nb基板101の表面を清浄にするためにスパッタ
リング法により基板表面を削る。スパッタリング法によ
り基板の上にAl膜を成膜した後に、酸素を導入してA
lOx トンネル絶縁膜を形成する。再びスパッタリング
法によりNb膜を成膜した後に、アセトンで洗浄しフォ
トレジストを溶かしてパターンを形成する。
【0014】ここまでの工程により、近接超電導層11
1,112とトンネル絶縁膜121,122と上部超電
導電極131,132よりなるトンネル接合161,1
62が形成される。
【0015】次に、蒸着法によりSiOx を成膜し、フ
ォトレジストのパターンを用いて反応性イオンエッチン
グ法で加工し、配線用絶縁膜141,142を形成す
る。上部超電導電極131,132の表面を清浄にする
ために逆スパッタリング法で表面を削った後に、スパッ
タリング法によりNb膜を成膜し、再び、フォトレジス
トをパターンとして反応性イオンエッチング法で加工す
ることにより、上部配線151,152とする。
【0016】次に、第一の実施例による超電導放射線分
光器の動作について説明する。第一の実施例による分光
器は一つの超電導体に接して二つのトンネル接合が形成
されているが、この様な構造で得られる信号については
前記文献2に論じられている。それによれば、それぞれ
のトンネル接合に電荷有感型プリアンプと波形整形アン
プとマルチチャンネルアナライザを接続して得られるパ
ルスの高さh1 およびh2 と入射する放射線のエネルギ
Eの間には数1の関係がある。
【0017】E=A√(h1 2+h2 2+2h12coshα) ただし、Aは、準粒子を励起するのに必要なエネルギと
検出される準粒子の割合に関係する量であり、実験的に
決定されるパラメータである。また、αは二つのトンネ
ル接合の間隔と超電導体の拡散係数と準粒子の実効的な
寿命に関係しており、やはり実験的に決定される。
【0018】上記数1は、放射線の入射で励起された準
粒子が、実効的な寿命を持ち、かつ、拡散でトンネル接
合に達することを示している。エネルギが既知の放射線
を入射させることにより、Aとαを決定できる。また、
これらの値を用いて逆にエネルギを求め、エネルギのば
らつきを調べることにより分光器のエネルギ分解能を求
めることができる。第一の実施例では、前記文献2と同
様の方法を用いてエネルギ分解能を計算した。
【0019】超電導X線分光器を真空中で1.5Kで動
作させた。液体4Heの減圧により冷却した。55Feに
よる5.89keV のX線をコリメータを用いて基板の
上で二つのトンネル接合の間に照射した。二つのトンネ
ル接合にそれぞれ電荷有感型プリアンプと波形整形アン
プとマルチチャンネルアナライザを接続し、パルスの高
さを得て、上記方法によりAとαを決定し、逆にエネル
ギ分解能を調べた。その結果、エネルギ分解能は10e
Vであった。
【0020】次に、第二の実施例について説明する。図
3は、第二の実施例による超電導放射線分光器の上面図
であり、図4は図3のA−A′断面である。第二の実施
例による超電導放射線分光器の基本的な構成は第一の実
施例の場合と同様であるが、基板101,トンネル接合
161,162、配線用絶縁膜141,142および上
部配線151,152の形状を図3の様にした。ただ
し、第一の実施例の場合と同様に、トンネル接合16
1,162はそれぞれ近接超電導層111,112、ト
ンネル絶縁膜121,122、上部超電導電極131,
132により構成される。これにより、トンネル接合1
61,162の大きさを小さくすることができるので、
暗電流と静電容量を小さくできる。ゆえに、電気的なノ
イズを小さくすることができるので、エネルギ分解能を
向上させられる。
【0021】第二の実施例による素子を第一の実施例と
同じ条件で測定した。エネルギ分解能を第一の実施例と
同様の方法で求めた結果、8eVであった。
【0022】次に、第三の実施例について説明する。第
三の実施例による超電導放射線分光器の構成は、第一の
実施例の場合と類似である。特に、上から見た場合に両
者は同じなので、上面図は図1となる。これに対して、
断面は異なるので、図5に第三の実施例による分光器の
断面図を示す。第三の実施例では、第一の実施例におけ
る近接超電導層111,112の代わりに下部低温超電
導体171,172を用い、かつトンネル絶縁層12
1,122と上部超電導電極131,132の間に上部
低温超電導体181,182を挿入した。
【0023】すなわち、第三の実施例では、トンネル接
合161,162が下部低温超電導体171,172、
トンネル絶縁層121,122、上部低温超電導体18
1,182、上部超電導電極131,132により構成
される。
【0024】このように、トンネル接合に接して超電導
転移温度の低い超電導体を配置し、かつ、その両端に超
電導転移温度の高い超電導体を配置することで信号電荷
を増幅できることが文献3:ジャーナル オブ ロウ
テンペレチャ フィジックス(Journal of Low Tempera
ture Physics )の第93巻561頁(1993年)に
示されている。本構造により信号電荷を増幅することが
できるために電気的なノイズの影響を小さくできるの
で、エネルギ分解能を向上させられる。
【0025】第三の実施例による素子を第一の実施例と
同じ条件で測定した。エネルギ分解能を第一の実施例と
同様の方法で求めた結果、7eVであった。
【0026】第四の実施例について説明する。図6は第
四の実施例による超電導放射線分光器の上面図であり、
図7は図6のA−A′断面である。第四の実施例による
超電導放射線分光器を、超電導体Nbよりなる基板20
1とSiOx よりなる層間絶縁膜291とNbよりなる
下部超電導電極211とAlよりなる下部低温超電導体
271とAlOx よりなるトンネル絶縁膜221とAl
よりなる上部低温超電導体281とNbよりなる上部超
電導電極231とSiOx よりなる配線用絶縁膜241
とNbよりなる上部配線251により構成する。
【0027】SIS接合を直列に配置した構造を超電導
基板の上に層間絶縁膜291を介して配置することを特
徴とする。この構造を用いることにより、エネルギ分解
能が良好で、かつ、検出面積の大きな超電導放射線分光
器を作製できる。
【0028】第四の実施例による超電導放射線分光器の
作製プロセスを説明する。超電導体Nbよりなる基板2
01の上に、蒸着法により層間絶縁膜291を形成す
る。その後にスパッタリング法でNb膜を形成し、その
上にAl膜を形成する。酸素を導入してトンネル絶縁膜
を形成した後に、Al膜とNb膜を形成する。フォトレ
ジストのパターンを用いて反応性イオンエッチング法で
加工し、下部超電導電極のパターンを形成する。再びフ
ォトレジストのパターンを用いて反応性イオンエッチン
グ法で加工し、上部超電導電極のパターンを形成する。
【0029】ここまでの工程により、下部超電導電極2
11と下部低温超電導体271とトンネル絶縁膜221
と上部低温超電導体281と上部超電導電極231が形
成される。
【0030】次に、蒸着法によりSiOx を成膜し、フ
ォトレジストのパターンを用いて反応性イオンエッチン
グ法で加工し、配線用絶縁膜241を形成する。上部超
電導電極231の表面を清浄にするために逆スパッタリ
ング法で表面を削った後に、スパッタリング法によりN
b膜を成膜し、再びフォトレジストをパターンとして反
応性イオンエッチング法で加工することにより、上部配
線251とする。
【0031】第四の実施例による超電導X線分光器は、
第一から第三の実施例による分光器と比較して次のよう
な利点を有する。第一から第三の実施例による分光器で
は、基板の内部に励起された準粒子が基板の内部を拡散
してトンネル接合に達するために信号電荷が検出され
た。ところで、準粒子が拡散により達することができる
距離は、最大1mm程度だと考えられる。従って、第一か
ら第三の実施例による分光器においてはトンネル接合が
二つしかないので、分光器の大きさは最大1mm2とな
る。これに対して第四の実施例による分光器では、トン
ネル接合の数を2個よりも多くできるので検出面積を第
一から第三の実施例による分光器よりも大きくできる。
【0032】第四の実施例による超電導X線分光器を真
空中で1.5K で動作させた。液体4Heを減圧するこ
とにより冷却した。55Feによる5.89keVのX線
を基板の上に照射した。直列したトンネル接合の両端を
電荷有感型プリアンプに接続し、さらに波形整形アンプ
とマルチチャンネルアナライザを接続し、パルスの高さ
を得た。その結果、エネルギ分解能は15eVであっ
た。
【0033】最後に、第五の実施例について説明する。
第五の実施例の超電導放射線分光器の構造は第四の実施
例の場合と同じであるが、基板201の材料がNbNで
ある点が異なる。基板にトンネル接合を構成するNbよ
りも超電導転移温度が高いNbNを用いることにより、
NbNの内部で生成されたフォノンが下部超電導電極に
達した際に励起された準粒子が下部超電導電極の内部に
捕獲される。このため、準粒子の収集効率が向上し、エ
ネルギ分解能が向上する。
【0034】第五の実施例による素子を第四の実施例と
同じ条件で測定した。エネルギ分解能を第四の実施例と
同様の方法で求めた結果、12eVであった。
【0035】
【発明の効果】超電導放射線分光器を、少なくとも、超
電導体−トンネル絶縁膜−超電導体よりなるトンネル接
合と少なくとも超電導体を含む基板を用いて構成し、か
つ、トンネル接合を基板により支える構造としたので、
分光器のエネルギ分解能を従来よりも向上させることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による超電導放射線分光
器の上面図。
【図2】本発明の第一の実施例による図1のA−A′断
面を示す断面図。
【図3】本発明の第二の実施例による超電導放射線分光
器の上面図。
【図4】本発明の第二の実施例による図3のA−A′断
面を示す断面図。
【図5】本発明の第三の実施例による超電導放射線分光
器の断面図。
【図6】本発明の第四の実施例による超電導放射線分光
器の上面図。
【図7】本発明の第四の実施例による図6のA−A′断
面を示す断面図。
【図8】従来例の超電導放射線分光器の断面図の模式
図。
【図9】従来例の超電導放射線分光器の断面図の模式
図。
【図10】超電導放射線分光器に用いられる一般的な信
号処理系のブロック図。
【符号の説明】
101…Nb基板、111,112…Al近接超電導
層、121,122…AlOx トンネル絶縁膜、13
1,132…Nb上部超電導電極、141,142…Si
Ox 配線用絶縁膜、151,152…Nb上部配線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超電導体−トンネル絶縁膜−超電導体より
    なるトンネル接合と基板とを含み、前記基板に超電導体
    を含み、前記トンネル接合が前記基板により支えられて
    いることを特徴とする超電導放射線分光器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記基板が前記トンネ
    ル接合を構成する超電導体の一部と基板を構成する超電
    導体が同一であるように配置される超電導放射線分光
    器。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記トンネル接合を構
    成する超電導体が超電導転移温度がそれぞれ異なる複数
    種類の超電導体を含むように配置する超電導放射線分光
    器。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記トンネル接合を複
    数個直列に接続して配置し、前記トンネル接合を構成す
    る超電導体と前記基板を構成する超電導体の間に絶縁を
    保てる厚さの層間絶縁膜を配置する超電導放射線分光
    器。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記層間絶縁膜に接し
    かつトンネル接合を構成する超電導体の超電導転移温度
    が前記層間絶縁膜に接しかつ基板を構成する超電導体の
    超電導転移温度よりも低い超電導放射線分光器。
  6. 【請求項6】請求項4または5において、前記トンネル
    接合を構成する超電導体が超電導転移温度がそれぞれ異
    なる複数種類の超電導体を含むように配置される超電導
    放射線分光器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004061212A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Masahiko Kurakado 超伝導体放射線センサーシステム
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