JPH0815384A - 基板検査装置 - Google Patents
基板検査装置Info
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- JPH0815384A JPH0815384A JP6153564A JP15356494A JPH0815384A JP H0815384 A JPH0815384 A JP H0815384A JP 6153564 A JP6153564 A JP 6153564A JP 15356494 A JP15356494 A JP 15356494A JP H0815384 A JPH0815384 A JP H0815384A
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- contact pin
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- sleeve
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- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】回路基板の電圧検査の後に、回路基板に蓄積さ
れた電荷を容易に除去できる。 【構成】各コンタクトプローブ30の接触ピン32が、
回路基板20にそれぞれ接触されると、各接触ピン32
は絶縁スリーブ31に対してスライドする。そして、接
触ピン32に設けられた絶縁体35が導電キャップ37
に接触した状態になると、それらは相互に絶縁状態にな
り、導線33による各接触ピン32の電気的接続が遮断
される。その後、各接触ピン32は、回路基板20に接
触した状態を保持して、各接触ピン32と導電キャップ
37とが電気的に接続される。これにより、各接触ピン
32同士がショートした状態になり、回路基板に蓄積さ
れた電荷が各接触ピン32を通って除去される。
れた電荷を容易に除去できる。 【構成】各コンタクトプローブ30の接触ピン32が、
回路基板20にそれぞれ接触されると、各接触ピン32
は絶縁スリーブ31に対してスライドする。そして、接
触ピン32に設けられた絶縁体35が導電キャップ37
に接触した状態になると、それらは相互に絶縁状態にな
り、導線33による各接触ピン32の電気的接続が遮断
される。その後、各接触ピン32は、回路基板20に接
触した状態を保持して、各接触ピン32と導電キャップ
37とが電気的に接続される。これにより、各接触ピン
32同士がショートした状態になり、回路基板に蓄積さ
れた電荷が各接触ピン32を通って除去される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子、抵抗体等
が実装された回路基板の抵抗測定等に使用される基板検
査装置に関する。
が実装された回路基板の抵抗測定等に使用される基板検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等が実装された回路基板は、
半導体素子等が正常に接続されているかをチェックする
ために、回路基板における所定の位置間の電位を、電圧
計によって測定することが行われている。このような測
定には、通常、基板における所定位置に接触する複数の
コンタクトプローブが設けられた基板検査装置が使用さ
れている。
半導体素子等が正常に接続されているかをチェックする
ために、回路基板における所定の位置間の電位を、電圧
計によって測定することが行われている。このような測
定には、通常、基板における所定位置に接触する複数の
コンタクトプローブが設けられた基板検査装置が使用さ
れている。
【0003】図8は、基板検査装置に使用されるコンタ
クトプローブの一例を示す縦断面図である。このコンタ
クトプローブ50は、基板検査装置の水平になったベー
ス板61に垂直状態で設けられている。基板検査装置
は、検査すべき回路基板を水平状態で保持するようにな
っており、コンタクトプローブ50を保持するベース板
61は、回路基板に対向して配置されている。このベー
ス板61は、回路基板に対して接離可能になっている。
クトプローブの一例を示す縦断面図である。このコンタ
クトプローブ50は、基板検査装置の水平になったベー
ス板61に垂直状態で設けられている。基板検査装置
は、検査すべき回路基板を水平状態で保持するようにな
っており、コンタクトプローブ50を保持するベース板
61は、回路基板に対向して配置されている。このベー
ス板61は、回路基板に対して接離可能になっている。
【0004】ベース板61には、例えば一対のコンタク
トプローブ50が垂直状態で保持されている。各コンタ
クトプローブ50は、同じ構造をしており、ベース板6
1に垂直状態で保持された不導体製の絶縁スリーブ51
と、この絶縁スリーブ51に上下方向へのスライド可能
に保持された接触ピン52とを有している。
トプローブ50が垂直状態で保持されている。各コンタ
クトプローブ50は、同じ構造をしており、ベース板6
1に垂直状態で保持された不導体製の絶縁スリーブ51
と、この絶縁スリーブ51に上下方向へのスライド可能
に保持された接触ピン52とを有している。
【0005】接触ピン52は、絶縁スリーブ51内を挿
通しており、その下端部が絶縁スリーブ51の下端から
下方に延出している。絶縁スリーブ51の下端部には、
スプリング53が嵌合されており、このスプリング53
によって接触ピン52が上方に付勢されている。接触ピ
ン52の上端部には、回路基板の所定位置に接触する接
触体52aが設けられている。接触ピン52の下端部に
は、接続部52bを介して導線54が接続されている。
通しており、その下端部が絶縁スリーブ51の下端から
下方に延出している。絶縁スリーブ51の下端部には、
スプリング53が嵌合されており、このスプリング53
によって接触ピン52が上方に付勢されている。接触ピ
ン52の上端部には、回路基板の所定位置に接触する接
触体52aが設けられている。接触ピン52の下端部に
は、接続部52bを介して導線54が接続されている。
【0006】各コンタクトプローブ50は、回路基板の
所定ポイントに対向した状態でベース板61に保持され
ており、それぞれの接触ピン52に接続された導線54
間に電圧計が接続されている。
所定ポイントに対向した状態でベース板61に保持され
ており、それぞれの接触ピン52に接続された導線54
間に電圧計が接続されている。
【0007】各コンタクトプローブは、ベース板61が
上昇することによって、接触ピン52の上端部に設けら
れた接触体52aが、回路基板の所定ポイントにそれぞ
れ圧接される。このような状態で、回路基板に電圧が印
加されて、各接触ピン52が接触した所定ポイント間の
電圧が電圧計によって測定される。
上昇することによって、接触ピン52の上端部に設けら
れた接触体52aが、回路基板の所定ポイントにそれぞ
れ圧接される。このような状態で、回路基板に電圧が印
加されて、各接触ピン52が接触した所定ポイント間の
電圧が電圧計によって測定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、回路
基板に所定の電圧が印加されて回路基板の検査が実施さ
れると、回路基板は基板検査装置から外されて、新たに
検査される回路基板が基板検査装置に装着される。しか
し、検査された回路基板は、検査に際して電圧が印加さ
れているために、電荷が蓄積した状態になっており、基
板検査装置から取り外す際に作業者が感電するおそれが
ある。また、基板に実装された回路が破壊されるおそれ
もある。
基板に所定の電圧が印加されて回路基板の検査が実施さ
れると、回路基板は基板検査装置から外されて、新たに
検査される回路基板が基板検査装置に装着される。しか
し、検査された回路基板は、検査に際して電圧が印加さ
れているために、電荷が蓄積した状態になっており、基
板検査装置から取り外す際に作業者が感電するおそれが
ある。また、基板に実装された回路が破壊されるおそれ
もある。
【0009】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、検査に際して電圧が印加されるこ
とにより回路基板に電荷が蓄積されていても、検査終了
時に回路基板の電荷を自動的に除去することができる基
板検査装置を提供することにある。
であり、その目的は、検査に際して電圧が印加されるこ
とにより回路基板に電荷が蓄積されていても、検査終了
時に回路基板の電荷を自動的に除去することができる基
板検査装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の基板検査装置
は、所定位置に支持される基板に対向するように配置さ
れており、その基板に対して接離可能になったベース板
と、ベース板の所定位置に保持されたスリーブと、その
スリーブに対してスライド可能に保持された導電性の接
触ピンとをそれぞれ有する複数のコンタクトプローブ
と、各コンタクトプローブの接触ピン同士を電気的に接
続する導線とを具備し、各コンタクトプローブには、接
触ピンがスリーブに対してスライドすることにより、各
接触ピンと導線との電気的接続を遮断するスイッチ機構
が設けられていることを特徴とするものであり、そのこ
とにより上記目的が達成される。
は、所定位置に支持される基板に対向するように配置さ
れており、その基板に対して接離可能になったベース板
と、ベース板の所定位置に保持されたスリーブと、その
スリーブに対してスライド可能に保持された導電性の接
触ピンとをそれぞれ有する複数のコンタクトプローブ
と、各コンタクトプローブの接触ピン同士を電気的に接
続する導線とを具備し、各コンタクトプローブには、接
触ピンがスリーブに対してスライドすることにより、各
接触ピンと導線との電気的接続を遮断するスイッチ機構
が設けられていることを特徴とするものであり、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0011】前記各コンタクトプローブは、スリーブが
不導体であり、また、スイッチ機構が、接触ピンの一部
に嵌合された絶縁体と、接触ピンのスライドによってこ
の絶縁体が接触するようにスリーブに取り付けられて前
記導線の端部が接続された導電キャップとを有する。
不導体であり、また、スイッチ機構が、接触ピンの一部
に嵌合された絶縁体と、接触ピンのスライドによってこ
の絶縁体が接触するようにスリーブに取り付けられて前
記導線の端部が接続された導電キャップとを有する。
【0012】さらに、前記各コンタクトプローブは、ス
リーブが導体であり、また、スイッチ機構が、接触ピン
が接触してスライドするようにスリーブに取り付けられ
た導電キャップと、接触ピンのスライドによってスリー
ブに接触するようにその接触ピンに絶縁状態で取り付け
られて、前記導線の端部が接続されている導電部材とを
有する。
リーブが導体であり、また、スイッチ機構が、接触ピン
が接触してスライドするようにスリーブに取り付けられ
た導電キャップと、接触ピンのスライドによってスリー
ブに接触するようにその接触ピンに絶縁状態で取り付け
られて、前記導線の端部が接続されている導電部材とを
有する。
【0013】
【作用】本発明の基板検査装置では、ベース板が回路基
板に対して接近すると、ベース板に保持された各コンタ
クトプローブの接触ピンが、回路基板の所定位置にそれ
ぞれ接触される。さらに、ベース板を回路基板に接近す
るように移動させると、各コンタクトプローブの接触ピ
ンはスリーブに対してスライドして、各コンタクトプロ
ーブのスイッチ機構によって、各接触ピンと導線との電
気的接続が遮断される。このような状態で、回路基板に
は電圧が印加されて、各コンタクトプローブの接触ピン
間の電圧が測定されることによって、回路基板が正常で
あることが確認される。
板に対して接近すると、ベース板に保持された各コンタ
クトプローブの接触ピンが、回路基板の所定位置にそれ
ぞれ接触される。さらに、ベース板を回路基板に接近す
るように移動させると、各コンタクトプローブの接触ピ
ンはスリーブに対してスライドして、各コンタクトプロ
ーブのスイッチ機構によって、各接触ピンと導線との電
気的接続が遮断される。このような状態で、回路基板に
は電圧が印加されて、各コンタクトプローブの接触ピン
間の電圧が測定されることによって、回路基板が正常で
あることが確認される。
【0014】その後、ベース板が回路基板から離れる方
向に移動されると、各コンタクトプローブの接触ピン
は、回路基板に接触した状態を保持して、スリーブに対
してスライドし、各コンタクトプローブのスイッチ機構
は、各接触ピンと導線とを電気的に接続する。これによ
り、各コンタクトプローブの接触ピン同士がショートし
た状態になり、回路基板に蓄積された電荷が各接触ピン
を通って除去される。
向に移動されると、各コンタクトプローブの接触ピン
は、回路基板に接触した状態を保持して、スリーブに対
してスライドし、各コンタクトプローブのスイッチ機構
は、各接触ピンと導線とを電気的に接続する。これによ
り、各コンタクトプローブの接触ピン同士がショートし
た状態になり、回路基板に蓄積された電荷が各接触ピン
を通って除去される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1は本発明の基板検査装置の一例を示す
斜視図、図2はその断面図である。基板検査装置10
は、半導体素子等が実装された回路基板の抵抗を測定す
るために使用される。この基板検査装置10は、上面に
長方形状の開口部11aが形成された中空箱状のケーシ
ング11と、このケーシング11内に開口部11aと対
向するように水平状態で配置されたベース板12とを有
している。
斜視図、図2はその断面図である。基板検査装置10
は、半導体素子等が実装された回路基板の抵抗を測定す
るために使用される。この基板検査装置10は、上面に
長方形状の開口部11aが形成された中空箱状のケーシ
ング11と、このケーシング11内に開口部11aと対
向するように水平状態で配置されたベース板12とを有
している。
【0017】ケーシング11における開口部11aの対
向する各側縁部には、検査される回路基板20が載置さ
れる基板支持台13がそれぞれ設けられており、この基
板支持台13上に、回路基板20の対向する各側縁部が
載置されて支持される。各基板支持台13には、載置さ
れた回路基板20の各側縁部が上方に押し上げられるこ
とを防止する一対の基板押さえ14が、それぞれ、基板
支持台13の上面に水平方向への回動可能に取り付けら
れている。
向する各側縁部には、検査される回路基板20が載置さ
れる基板支持台13がそれぞれ設けられており、この基
板支持台13上に、回路基板20の対向する各側縁部が
載置されて支持される。各基板支持台13には、載置さ
れた回路基板20の各側縁部が上方に押し上げられるこ
とを防止する一対の基板押さえ14が、それぞれ、基板
支持台13の上面に水平方向への回動可能に取り付けら
れている。
【0018】ケーシング11内に配置されたベース板1
2は、ケーシング11の対向する内側面にそれぞれ取り
付けられた支持具15上に、上下方向へのスライド可能
に載置されている。ベース板12の下面には、カム体1
6が当接した状態になっており、このカム体16の回転
によってベース板12が支持具15から上昇されるとと
もに、支持具15上に載置された状態に下降される。カ
ム体16は、ケーシング11に回転可能に支持された水
平な支持軸17に取り付けられており、支持軸17は、
ケーシング11の外部に配置された操作レバー18によ
って回動操作されるようになっている。そして、ベース
基板12の所定位置に、一対のコンタクトプローブ30
が、垂直状態で支持されている。
2は、ケーシング11の対向する内側面にそれぞれ取り
付けられた支持具15上に、上下方向へのスライド可能
に載置されている。ベース板12の下面には、カム体1
6が当接した状態になっており、このカム体16の回転
によってベース板12が支持具15から上昇されるとと
もに、支持具15上に載置された状態に下降される。カ
ム体16は、ケーシング11に回転可能に支持された水
平な支持軸17に取り付けられており、支持軸17は、
ケーシング11の外部に配置された操作レバー18によ
って回動操作されるようになっている。そして、ベース
基板12の所定位置に、一対のコンタクトプローブ30
が、垂直状態で支持されている。
【0019】各コンタクトプローブ30同士は、導線3
3によって接続されている。また、各コンタクトプロー
ブ30の間には、ケーシング11の外部に配置された電
圧計34が接続されている。ベース板12に支持される
回路基板20には、各コンタクトプローブ30の上端に
対向して、テストポイント21およびグラントポイント
22が設けられており、ベース板12の上昇によって、
各コンタクトプローブ30の上端がテストポイント21
およびグラントポイント22に接触するようになってい
る。回路基板20のグランドポイント22は、グランド
された状態になっている。
3によって接続されている。また、各コンタクトプロー
ブ30の間には、ケーシング11の外部に配置された電
圧計34が接続されている。ベース板12に支持される
回路基板20には、各コンタクトプローブ30の上端に
対向して、テストポイント21およびグラントポイント
22が設けられており、ベース板12の上昇によって、
各コンタクトプローブ30の上端がテストポイント21
およびグラントポイント22に接触するようになってい
る。回路基板20のグランドポイント22は、グランド
された状態になっている。
【0020】図3は基板検査装置10に設けられた一対
のコンタクトプローブ30の縦断面図である。各コンタ
クトプローブ30は、ベース板12に垂直状態で支持さ
れた円筒状の絶縁スリーブ31と、この絶縁スリーブ3
1内に上下方向へのスライド可能に嵌合された接触ピン
32とを有している。絶縁スリーブ31は不導体によっ
て構成されている。絶縁スリーブ31の上端部には、フ
ランジ31aが設けられており、このフランジ31a
が、ベース板12の上方に延出して、ベース板12上面
に接触した状態になっている。
のコンタクトプローブ30の縦断面図である。各コンタ
クトプローブ30は、ベース板12に垂直状態で支持さ
れた円筒状の絶縁スリーブ31と、この絶縁スリーブ3
1内に上下方向へのスライド可能に嵌合された接触ピン
32とを有している。絶縁スリーブ31は不導体によっ
て構成されている。絶縁スリーブ31の上端部には、フ
ランジ31aが設けられており、このフランジ31a
が、ベース板12の上方に延出して、ベース板12上面
に接触した状態になっている。
【0021】接触ピン32は、絶縁スリーブ31内に嵌
合されて絶縁スリーブ31から上端部および下端部が延
出するような長さで一定の外径を有するピン本体部32
aと、このピン本体部32aの上側に同心状態に設けら
れたピン本体部32aよりも小径の小径部32bと、ピ
ン本体部32の下端部に下方に突出するように設けられ
たピン本体部32aよりも小径の接続部32cとを有し
ており、これら、ピン本体部32a、小径部32b、お
よび接続部32cが導体によって一体に構成されてい
る。また、ピン本体部32bの先端部には、先端が複数
に分割された導体製の接触体32dが設けられており、
この接触体32dが、検査される回路基板20のテスト
ポイント21およびグランドポイント22にそれぞれ接
触するようになっている。
合されて絶縁スリーブ31から上端部および下端部が延
出するような長さで一定の外径を有するピン本体部32
aと、このピン本体部32aの上側に同心状態に設けら
れたピン本体部32aよりも小径の小径部32bと、ピ
ン本体部32の下端部に下方に突出するように設けられ
たピン本体部32aよりも小径の接続部32cとを有し
ており、これら、ピン本体部32a、小径部32b、お
よび接続部32cが導体によって一体に構成されてい
る。また、ピン本体部32bの先端部には、先端が複数
に分割された導体製の接触体32dが設けられており、
この接触体32dが、検査される回路基板20のテスト
ポイント21およびグランドポイント22にそれぞれ接
触するようになっている。
【0022】接触ピン32の小径部32bには、絶縁体
35が嵌合されている。この絶縁体35は、接触体32
dとピン本体部32aとの間の小径部32b全体を被覆
しており、その外周面はピン本体部32aの外周面とは
面一になっている。
35が嵌合されている。この絶縁体35は、接触体32
dとピン本体部32aとの間の小径部32b全体を被覆
しており、その外周面はピン本体部32aの外周面とは
面一になっている。
【0023】ベース板12の上面に位置する絶縁スリー
ブ31のフランジ31aには、導体によって構成された
導電キャップ37が嵌合されており、各コンタクトプロ
ーブ30の導電キャップ37同士が、導線33によって
電気的に接続されている。導電キャップ37は、接触ピ
ン32のピン本体部32aおよび絶縁体35の外周面に
圧接するようになっている。
ブ31のフランジ31aには、導体によって構成された
導電キャップ37が嵌合されており、各コンタクトプロ
ーブ30の導電キャップ37同士が、導線33によって
電気的に接続されている。導電キャップ37は、接触ピ
ン32のピン本体部32aおよび絶縁体35の外周面に
圧接するようになっている。
【0024】絶縁スリーブ31の各下端部には、円筒状
のスプリング38が嵌合されている。このスプリング3
8は、絶縁スリーブ31の下端から延出した接触ピン3
2のピン本体部32aと接続部32cとの間に係止され
ており、接続部32cがスプリング38の下方に延出し
た状態になっている。スプリング38は、ピン本体部3
2aの下端面に当接して、接触ピン32全体を上方に付
勢している。
のスプリング38が嵌合されている。このスプリング3
8は、絶縁スリーブ31の下端から延出した接触ピン3
2のピン本体部32aと接続部32cとの間に係止され
ており、接続部32cがスプリング38の下方に延出し
た状態になっている。スプリング38は、ピン本体部3
2aの下端面に当接して、接触ピン32全体を上方に付
勢している。
【0025】スプリング38によって上方に付勢された
接触ピン32は、通常は、接触ピン32のピン本体部3
2aが、導電キャップ37内に位置しており、相互に圧
接されたピン本体部32aと導電キャップ37とが導電
状態になっている。そして、接触ピン30が、スプリン
グ38の付勢力に抗して下降されると、図4に示すよう
に、接触ピン32の小径部32bに被覆された絶縁体3
5が導電キャップ37内に位置されて、導電キャップ3
7と絶縁体35とが相互に圧接された状態になり、接触
ピン32と導電キャップ37とは相互に接触することが
なく、絶縁状態になる。従って、接触ピン32に被覆さ
れた絶縁体35と導電キャップ37とが、導電キャップ
37に接続された導線33と接触ピン32との電気的接
続を遮断するスイッチ機構36(図5および6参照)に
なっている。
接触ピン32は、通常は、接触ピン32のピン本体部3
2aが、導電キャップ37内に位置しており、相互に圧
接されたピン本体部32aと導電キャップ37とが導電
状態になっている。そして、接触ピン30が、スプリン
グ38の付勢力に抗して下降されると、図4に示すよう
に、接触ピン32の小径部32bに被覆された絶縁体3
5が導電キャップ37内に位置されて、導電キャップ3
7と絶縁体35とが相互に圧接された状態になり、接触
ピン32と導電キャップ37とは相互に接触することが
なく、絶縁状態になる。従って、接触ピン32に被覆さ
れた絶縁体35と導電キャップ37とが、導電キャップ
37に接続された導線33と接触ピン32との電気的接
続を遮断するスイッチ機構36(図5および6参照)に
なっている。
【0026】このような構成の本発明の基板検査装置1
0の動作は次の通りである。基板検査装置10の各基板
支持台13上に、検査すべき回路基板20の各側部を載
置し、全ての基板押さえ14を水平方向に回動して回路
基板20上方に位置させる。このような状態で、操作レ
バー16を操作すると、ベース板12が上昇し、ベース
板12の上昇にともなって、ベース板12に垂直状態で
支持された各コンタクトプローブ30がそれぞれ上昇す
る。そして、各コンタクトプローブ30における接触ピ
ン32の上端部に設けられた接触体32dが、基板支持
台13上に載置された回路基板20のテストポイント2
1およびグランドポイント22に、それぞれ接触する。
0の動作は次の通りである。基板検査装置10の各基板
支持台13上に、検査すべき回路基板20の各側部を載
置し、全ての基板押さえ14を水平方向に回動して回路
基板20上方に位置させる。このような状態で、操作レ
バー16を操作すると、ベース板12が上昇し、ベース
板12の上昇にともなって、ベース板12に垂直状態で
支持された各コンタクトプローブ30がそれぞれ上昇す
る。そして、各コンタクトプローブ30における接触ピ
ン32の上端部に設けられた接触体32dが、基板支持
台13上に載置された回路基板20のテストポイント2
1およびグランドポイント22に、それぞれ接触する。
【0027】このような状態で、さらに、操作レバー1
6を回動操作してベース板12を上昇させると、回路基
板20は、基板押さえ14にて上昇が防止されるため
に、接触体32dが回路基板20のテストポイント21
およびグランドポイント22に強く圧接された状態にな
って、各接触ピン32が、スプリング38の付勢力に抗
して、絶縁スリーブ31に対して下方にスライドする。
そして、図4に示すように、接触ピン32の小径部32
bに被覆された絶縁体35が、導電キャップ37内に位
置した状態になり、接触ピン32と導電キャップ37と
が絶縁状態になる。これにより、絶縁体35と導電キャ
ップ37とを有するスイッチ機構は、導電キャップ37
に接続された導線33と、接触ピン32との電気的接続
を遮断した状態になる。
6を回動操作してベース板12を上昇させると、回路基
板20は、基板押さえ14にて上昇が防止されるため
に、接触体32dが回路基板20のテストポイント21
およびグランドポイント22に強く圧接された状態にな
って、各接触ピン32が、スプリング38の付勢力に抗
して、絶縁スリーブ31に対して下方にスライドする。
そして、図4に示すように、接触ピン32の小径部32
bに被覆された絶縁体35が、導電キャップ37内に位
置した状態になり、接触ピン32と導電キャップ37と
が絶縁状態になる。これにより、絶縁体35と導電キャ
ップ37とを有するスイッチ機構は、導電キャップ37
に接続された導線33と、接触ピン32との電気的接続
を遮断した状態になる。
【0028】図5は、基板検査装置10のこのような状
態における等価回路を示している。回路基板20のテス
トポイント21およびグランドポイント22に接触した
各コンタクトプローブ30の接触ピン32同士は、各コ
ンタクトプローブ30のスイッチ機構36によって絶縁
された状態になり、このような状態で、回路基板20に
は、電源端子23から所定の電圧が印加される。これに
より、回路基板20上には電荷が蓄積された状態にな
り、回路基板20におけるテストポイント21とグラン
ドポイント22との間の電圧が、相互に絶縁状態になっ
ている各コンタクトプローブ30間に接続された電圧計
34によって測定される。
態における等価回路を示している。回路基板20のテス
トポイント21およびグランドポイント22に接触した
各コンタクトプローブ30の接触ピン32同士は、各コ
ンタクトプローブ30のスイッチ機構36によって絶縁
された状態になり、このような状態で、回路基板20に
は、電源端子23から所定の電圧が印加される。これに
より、回路基板20上には電荷が蓄積された状態にな
り、回路基板20におけるテストポイント21とグラン
ドポイント22との間の電圧が、相互に絶縁状態になっ
ている各コンタクトプローブ30間に接続された電圧計
34によって測定される。
【0029】このようにして、回路基板20におけるテ
ストポイント21とグランドポイント22間の電圧が測
定されると、操作レバー16が逆方向に回動されて、ベ
ース板12が下方へと移動される。これにより、各コン
タクトプローブ30が下降し、スプリング38にて上方
に付勢された接触ピン32が、絶縁スリーブ31に対し
て上方へとスライドする。そして、図3に示すように、
各コンタクトプローブ30における接触ピン32の上端
部に設けられた接触体32dが、回路基板20のテスト
ポイント21およびグランドポイント22にそれぞれ圧
接された状態で、各接触ピン32が絶縁スリーブ31に
対して最も上方に位置した状態になる。このような状態
では、各接触ピン32のピン本体部32aが、導電キャ
ップ37内に位置して、両者が相互に圧接されている。
ストポイント21とグランドポイント22間の電圧が測
定されると、操作レバー16が逆方向に回動されて、ベ
ース板12が下方へと移動される。これにより、各コン
タクトプローブ30が下降し、スプリング38にて上方
に付勢された接触ピン32が、絶縁スリーブ31に対し
て上方へとスライドする。そして、図3に示すように、
各コンタクトプローブ30における接触ピン32の上端
部に設けられた接触体32dが、回路基板20のテスト
ポイント21およびグランドポイント22にそれぞれ圧
接された状態で、各接触ピン32が絶縁スリーブ31に
対して最も上方に位置した状態になる。このような状態
では、各接触ピン32のピン本体部32aが、導電キャ
ップ37内に位置して、両者が相互に圧接されている。
【0030】図6は、このような状態の等価回路図であ
る。回路基板20のテストポイント21およびグランド
ポイント22にそれぞれ接触した各接触ピン32は、導
体によって構成された各導電キャップ37に接触してお
り、スイッチ機構36は、導電キャップ37と接触ピン
32とを相互に電気的に接続した状態にしている。そし
て、各導電キャップ37同士が導線33によって接続さ
れているために、回路基板20に蓄積した電荷は、テス
トポイント21から導通状態になった各接触ピン32、
および回路基板20のグランドポイント22を通って、
グランドへと流れる。これにより、回路基板20に蓄積
された電荷が除去される。
る。回路基板20のテストポイント21およびグランド
ポイント22にそれぞれ接触した各接触ピン32は、導
体によって構成された各導電キャップ37に接触してお
り、スイッチ機構36は、導電キャップ37と接触ピン
32とを相互に電気的に接続した状態にしている。そし
て、各導電キャップ37同士が導線33によって接続さ
れているために、回路基板20に蓄積した電荷は、テス
トポイント21から導通状態になった各接触ピン32、
および回路基板20のグランドポイント22を通って、
グランドへと流れる。これにより、回路基板20に蓄積
された電荷が除去される。
【0031】その後、操作レバー16がさらに回動され
ることにより、ベース板12がさらに下降し、各接触ピ
ン32は、ベース板12のテストポイント21およびグ
ランドポイント22から離れた状態になる。そして、ベ
ース板12がケーシング11内の支持具15に支持され
た状態になると、回路基板20が取り除かれる。以下、
前述した動作が繰り返されて、回路基板20の検査が、
順次、実施される。
ることにより、ベース板12がさらに下降し、各接触ピ
ン32は、ベース板12のテストポイント21およびグ
ランドポイント22から離れた状態になる。そして、ベ
ース板12がケーシング11内の支持具15に支持され
た状態になると、回路基板20が取り除かれる。以下、
前述した動作が繰り返されて、回路基板20の検査が、
順次、実施される。
【0032】図7(a)は、本発明の基板検査装置の他
の実施例を示す要部断面図である。各コンタクトプロー
ブ40は、基板検査装置10のベース板12に垂直状態
で支持された円筒状の導電スリーブ41と、この導電ス
リーブ41内にスライド可能に嵌合された接触ピン42
とを有している。導電スリーブ41は導体によって構成
されている。導電スリーブ41の上端部には、導体によ
って構成された導電キャップ43が嵌合されており、こ
の導電キャップ43が、ベース板12の上面に当接され
ている。
の実施例を示す要部断面図である。各コンタクトプロー
ブ40は、基板検査装置10のベース板12に垂直状態
で支持された円筒状の導電スリーブ41と、この導電ス
リーブ41内にスライド可能に嵌合された接触ピン42
とを有している。導電スリーブ41は導体によって構成
されている。導電スリーブ41の上端部には、導体によ
って構成された導電キャップ43が嵌合されており、こ
の導電キャップ43が、ベース板12の上面に当接され
ている。
【0033】導電スリーブ41の下端部は、下側になる
につれて順次、内径および外径が小さくなった縮径部4
1aになっており、さらにその縮径部41aの下側に一
定の内外径になった小径部42bが連続している。
につれて順次、内径および外径が小さくなった縮径部4
1aになっており、さらにその縮径部41aの下側に一
定の内外径になった小径部42bが連続している。
【0034】接触ピン42は、一定の外径で導電スリー
ブ41内を挿通するピン本体部42aと、ピン本体部4
2aの上端部に取り付けられて先端が複数に分割された
接触体42bと、ピン本体部42aの下端部に下方に突
出するように設けられてピン本体部42aよりも小径に
なった接続部42cとを有している。ピン本体部42
a、接触体42b、および接続部42cは導体によって
構成されている。
ブ41内を挿通するピン本体部42aと、ピン本体部4
2aの上端部に取り付けられて先端が複数に分割された
接触体42bと、ピン本体部42aの下端部に下方に突
出するように設けられてピン本体部42aよりも小径に
なった接続部42cとを有している。ピン本体部42
a、接触体42b、および接続部42cは導体によって
構成されている。
【0035】接触ピン42は、導電スリーブ41の上端
部に嵌合された導電キャップ43内にスライド可能に圧
接されている。
部に嵌合された導電キャップ43内にスライド可能に圧
接されている。
【0036】導電スリーブ41内に位置する接触ピン4
2には、スプリング48が嵌合されている。このスプリ
ング48は、接触ピン42に嵌合状態で取り付けられた
バネ座45と、導電スリーブ41の下端部の縮径部41
aとの間に配置されており、接触ピン42全体を上方に
付勢している。
2には、スプリング48が嵌合されている。このスプリ
ング48は、接触ピン42に嵌合状態で取り付けられた
バネ座45と、導電スリーブ41の下端部の縮径部41
aとの間に配置されており、接触ピン42全体を上方に
付勢している。
【0037】接触ピン42の下端部には、円筒状の絶縁
体49を介して、円筒状の導電体47が嵌合されてい
る。この導電体47は、導体によって構成されており、
上部が絶縁体49よりも上方に延出した状態になってい
る。そして、接触ピン42がスプリング48によって上
方に付勢された状態では、スリーブ41の下端部に設け
られた小径部41bが、導電体47の上部内に進入し
て、両者が相互に圧接された状態になる。
体49を介して、円筒状の導電体47が嵌合されてい
る。この導電体47は、導体によって構成されており、
上部が絶縁体49よりも上方に延出した状態になってい
る。そして、接触ピン42がスプリング48によって上
方に付勢された状態では、スリーブ41の下端部に設け
られた小径部41bが、導電体47の上部内に進入し
て、両者が相互に圧接された状態になる。
【0038】各コンタクトプローブ40の導電体47
は、導線33によって相互に連結されている。各コンタ
クトプローブ40における接触ピン42の接続部42c
間には、電圧計34が接続されている。
は、導線33によって相互に連結されている。各コンタ
クトプローブ40における接触ピン42の接続部42c
間には、電圧計34が接続されている。
【0039】導線33が接続された導電体47と、接触
ピン42とは、導電体47、導電スリーブ41と、導電
キャップ43とを有するスイッチ機構によって電気的に
接続されたり遮断されたりする。
ピン42とは、導電体47、導電スリーブ41と、導電
キャップ43とを有するスイッチ機構によって電気的に
接続されたり遮断されたりする。
【0040】このような構成のコンタクトプローブ40
を有する基板検査装置でも、回路基板20の抵抗等を検
査する際に、ベース板12が上昇して、各コンタクトプ
ローブ40における接触ピン42上端部の接触体42b
が、回路基板20のテストポイント21およびグランド
ポイント22に接触する。このような状態で、さらに、
ベース板12が上昇すると、各接触ピン42が回路基板
20に押しつけられて、各接触ピン42が、スプリング
48の付勢力に抗して下降する。
を有する基板検査装置でも、回路基板20の抵抗等を検
査する際に、ベース板12が上昇して、各コンタクトプ
ローブ40における接触ピン42上端部の接触体42b
が、回路基板20のテストポイント21およびグランド
ポイント22に接触する。このような状態で、さらに、
ベース板12が上昇すると、各接触ピン42が回路基板
20に押しつけられて、各接触ピン42が、スプリング
48の付勢力に抗して下降する。
【0041】各接触ピン42が下降すると、接触ピン4
2の下端部に取り付けられた導電体47は、導電スリー
ブ41の下端部の小径部41bとの嵌合が外れるように
下方へと移動する。そして、図7(b)に示すように、
導電体47が完全に導電スリーブ41から外れた状態に
なる。このような状態では、図5に示す等価回路と同様
に、各コンタクトスリーブ40のスイッチ機構が、導線
33が接続された導電体47と接触ピン42との電気的
接続を遮断した状態になり、回路基板20の電源端子か
ら電圧が印加される。そして、電圧が印加された際の回
路基板20のテストポイント21とグランドポイント2
2との間の電圧が、電圧計34によって測定される。
2の下端部に取り付けられた導電体47は、導電スリー
ブ41の下端部の小径部41bとの嵌合が外れるように
下方へと移動する。そして、図7(b)に示すように、
導電体47が完全に導電スリーブ41から外れた状態に
なる。このような状態では、図5に示す等価回路と同様
に、各コンタクトスリーブ40のスイッチ機構が、導線
33が接続された導電体47と接触ピン42との電気的
接続を遮断した状態になり、回路基板20の電源端子か
ら電圧が印加される。そして、電圧が印加された際の回
路基板20のテストポイント21とグランドポイント2
2との間の電圧が、電圧計34によって測定される。
【0042】このようにして回路基板20における電圧
の測定が終了すると、ベース板12が下降され、図7
(a)に示すように、各接触ピン42が回路基板20の
テストポイント21およびグランドポイント22にそれ
ぞれ接触した状態で、導電体47の上部が導電スリーブ
41の小径部41bに嵌合され、導電スリーブ41の小
径部41b外周面と導電体47の内周面とが圧接された
状態になる。
の測定が終了すると、ベース板12が下降され、図7
(a)に示すように、各接触ピン42が回路基板20の
テストポイント21およびグランドポイント22にそれ
ぞれ接触した状態で、導電体47の上部が導電スリーブ
41の小径部41bに嵌合され、導電スリーブ41の小
径部41b外周面と導電体47の内周面とが圧接された
状態になる。
【0043】このような状態では、導電スリーブ41に
嵌合された導電キャップ43に接触ピン42が圧接され
ているために、接触ピン42は、導電キャップ43およ
び導電スリーブ41によって導電体47と導通状態にな
っており、各コンタクトプローブ40のスイッチ機構
は、導線33が接続された導電体47と接触ピン42と
を電気的に接続した状態になっている。その結果、回路
基板20のテストポイント21とグランドポイント22
とが導通状態になり、回路基板20上に蓄積された電荷
が、グランドポイント22からグランドに流れ、回路基
板20上の電荷が除去される。
嵌合された導電キャップ43に接触ピン42が圧接され
ているために、接触ピン42は、導電キャップ43およ
び導電スリーブ41によって導電体47と導通状態にな
っており、各コンタクトプローブ40のスイッチ機構
は、導線33が接続された導電体47と接触ピン42と
を電気的に接続した状態になっている。その結果、回路
基板20のテストポイント21とグランドポイント22
とが導通状態になり、回路基板20上に蓄積された電荷
が、グランドポイント22からグランドに流れ、回路基
板20上の電荷が除去される。
【0044】なお、上記各実施例では、一対のコンタク
トプローブを有する基板検査装置について説明したが、
本発明の基板検査装置では、3本以上のコンタクトプロ
ーブを有していてもよい。この場合には、回路基板にお
ける複数箇所を一度に放電することができる。
トプローブを有する基板検査装置について説明したが、
本発明の基板検査装置では、3本以上のコンタクトプロ
ーブを有していてもよい。この場合には、回路基板にお
ける複数箇所を一度に放電することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の基板検査装置は、このように、
回路基板に接触する複数のコンタクトプローブの接触ピ
ン同士を電気的に接続する導線と、各接触ピンとが、ス
イッチ機構によって電気的に接続された状態と遮断状態
とに切り替わるようになっているために、接触ピン同士
が電気的に遮断された状態で回路基板の電圧等の測定が
実施され、その後に、接触ピン同士をショートさせるこ
とにより、回路基板上の電荷を除去することができる。
各コンタクトプローブには、接触ピン同士をショートさ
せる簡潔なスイッチ機構が設けられているだけであり、
基板検査装置は大型化したり構成が複雑になるおそれが
なく、また、経済的でもある。さらに、各コンタクトプ
ローブのスイッチ機構は、スリーブ、接触ピン等を導体
あるいは不導体によって構成しているために配線等が不
要であり、容易に製造できる。
回路基板に接触する複数のコンタクトプローブの接触ピ
ン同士を電気的に接続する導線と、各接触ピンとが、ス
イッチ機構によって電気的に接続された状態と遮断状態
とに切り替わるようになっているために、接触ピン同士
が電気的に遮断された状態で回路基板の電圧等の測定が
実施され、その後に、接触ピン同士をショートさせるこ
とにより、回路基板上の電荷を除去することができる。
各コンタクトプローブには、接触ピン同士をショートさ
せる簡潔なスイッチ機構が設けられているだけであり、
基板検査装置は大型化したり構成が複雑になるおそれが
なく、また、経済的でもある。さらに、各コンタクトプ
ローブのスイッチ機構は、スリーブ、接触ピン等を導体
あるいは不導体によって構成しているために配線等が不
要であり、容易に製造できる。
【図1】本発明の基板検査装置の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】その基板検査装置の断面図である。
【図3】その基板検査装置の要部の縦断面図である。
【図4】その基板検査装置の要部の縦断面図である。
【図5】その基板検査装置の検査状態における等価回路
図である。
図である。
【図6】その基板検査装置の検査終了時における等価回
路図である。
路図である。
【図7】本発明の基板検査装置の他の実施例におけるコ
ンタクトプローブの縦断面図である。
ンタクトプローブの縦断面図である。
【図8】従来の基板検査装置に使用されるコンタクトプ
ローブの一例を示す断面図である。
ローブの一例を示す断面図である。
10 基板検査装置 12 ベース板 13 基板支持台 14 基板押さえ 20 回路基板 21 テストポイント 22 グランドポイント 30 コンタクトプローブ 31 絶縁スリーブ 32 接触ピン 33 導線 34 電圧計 35 絶縁体 37 導電キャップ 38 スプリング 40 コンタクトプローブ 41 導体スリーブ 42 接触ピン 43 導電キャップ 47 導電体 48 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 B 7514−4M
Claims (3)
- 【請求項1】 所定位置に支持される基板に対向するよ
うに配置されており、その基板に対して接離可能になっ
たベース板と、 ベース板の所定位置に保持されたスリーブと、そのスリ
ーブに対してスライド可能に保持された導電性の接触ピ
ンとをそれぞれ有する複数のコンタクトプローブと、 各コンタクトプローブの接触ピン同士を電気的に接続す
る導線とを具備し、 各コンタクトプローブには、接触ピンがスリーブに対し
てスライドすることにより、各接触ピンと導線との電気
的接続を遮断するスイッチ機構が設けられていることを
特徴とする基板検査装置。 - 【請求項2】 前記各コンタクトプローブは、スリーブ
が不導体であり、また、スイッチ機構が、接触ピンの一
部に嵌合された絶縁体と、接触ピンのスライドによって
この絶縁体が接触するようにスリーブに取り付けられて
前記導線の端部が接続された導電キャップとを有するこ
とを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。 - 【請求項3】 前記各コンタクトプローブは、スリーブ
が導体であり、また、スイッチ機構が、接触ピンが接触
してスライドするようにスリーブに取り付けられた導電
キャップと、接触ピンのスライドによってスリーブに接
触するようにその接触ピンに絶縁状態で取り付けられ
て、前記導線の端部が接続されている導体部材とを有す
ることを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6153564A JPH0815384A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 基板検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6153564A JPH0815384A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 基板検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815384A true JPH0815384A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15565260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6153564A Pending JPH0815384A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 基板検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815384A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001079866A1 (fr) * | 2000-04-14 | 2001-10-25 | Oht Inc. | Unite de sonde et instrument de mesure |
JP2009121877A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Tohoku Denki Hoan Kyokai | 絶縁抵抗測定器 |
JP2012069711A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Sharp Corp | プロービング冶工具および高電圧検査装置 |
CN104360163A (zh) * | 2014-11-14 | 2015-02-18 | 国家电网公司 | 一种可防故障电弧的接触电阻带电测量装置 |
CN110412373A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-11-05 | 安徽升隆电气有限公司 | 一种开关柜故障预警系统及其更换方法 |
EP4306968A1 (en) * | 2022-07-12 | 2024-01-17 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | Contact pin and inspection socket for integrated circuits |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP6153564A patent/JPH0815384A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001079866A1 (fr) * | 2000-04-14 | 2001-10-25 | Oht Inc. | Unite de sonde et instrument de mesure |
JP2001296320A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Oht Inc | プローブユニット及び計測装置 |
JP2009121877A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Tohoku Denki Hoan Kyokai | 絶縁抵抗測定器 |
JP2012069711A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Sharp Corp | プロービング冶工具および高電圧検査装置 |
CN104360163A (zh) * | 2014-11-14 | 2015-02-18 | 国家电网公司 | 一种可防故障电弧的接触电阻带电测量装置 |
CN110412373A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-11-05 | 安徽升隆电气有限公司 | 一种开关柜故障预警系统及其更换方法 |
CN110412373B (zh) * | 2019-07-23 | 2021-08-27 | 安徽升隆电气有限公司 | 一种开关柜故障预警系统及其更换方法 |
EP4306968A1 (en) * | 2022-07-12 | 2024-01-17 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | Contact pin and inspection socket for integrated circuits |
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