JPH08153318A - 磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置 - Google Patents
磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置Info
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- JPH08153318A JPH08153318A JP29620894A JP29620894A JPH08153318A JP H08153318 A JPH08153318 A JP H08153318A JP 29620894 A JP29620894 A JP 29620894A JP 29620894 A JP29620894 A JP 29620894A JP H08153318 A JPH08153318 A JP H08153318A
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチトラック型磁気テープ装置を、その全
トラック数より非常に少ないマルチトラックヘッドで駆
動する。 【構成】 マルチトラック型磁気テープ装置において、
全記録トラック数の整数分の１のサーボヘッドを有する
マルチトラックヘッドの両端にサーボ情報記録用のヘッ
ドを備えたヘッドを使用し、サーボ制御により当該マル
チヘッドの記録ヘッド数の整数倍の記録再生を行う。 【効果】 マルチヘッドの歩留まりが向上し、コストも
著しく低下し、極めて高い数のマルチトラック記録が可
能となり、ヘッド搭載後に発生するヘッドの性能低下あ
るいは故障による信頼性の低下を著しく低下させた。
トラック数より非常に少ないマルチトラックヘッドで駆
動する。 【構成】 マルチトラック型磁気テープ装置において、
全記録トラック数の整数分の１のサーボヘッドを有する
マルチトラックヘッドの両端にサーボ情報記録用のヘッ
ドを備えたヘッドを使用し、サーボ制御により当該マル
チヘッドの記録ヘッド数の整数倍の記録再生を行う。 【効果】 マルチヘッドの歩留まりが向上し、コストも
著しく低下し、極めて高い数のマルチトラック記録が可
能となり、ヘッド搭載後に発生するヘッドの性能低下あ
るいは故障による信頼性の低下を著しく低下させた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はマルチトラック型テ−プ
装置における磁気記録技術に係り、特にこれを利用した
磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置に関する。
装置における磁気記録技術に係り、特にこれを利用した
磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディジタル記録用の磁気テープ装置にお
いては、記録媒体である磁気テープにおいて、テープ幅
とほぼ同じ長さを有するマルチヘッドでテープ内に一度
で記録再生できるように設計されていた。
いては、記録媒体である磁気テープにおいて、テープ幅
とほぼ同じ長さを有するマルチヘッドでテープ内に一度
で記録再生できるように設計されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープ装置の記録
密度は年々高くなっており、そのためには、トラック幅
の低減と記録波長の低減が必要である。従来はテープの
幅全体を覆う単一のマルチトラックヘッドを用いて記録
再生していた。しかし、トラック幅の増大により、マル
チトラックヘッドに形成される磁気ヘッドの数は、現在
の数１０個から数１００個のレベルに増大している。し
たがって、従来のヘッドで記録再生しようとすると、上
記トラック幅に対応した数のヘッドを形成しなければな
らない。個々のヘッド歩留まりが同じであれば、１ウェ
ハから取られるマルチヘッドの統計的歩留まりは著しく
低くなり、ヘッド製造の単価も増大する。また、信頼性
の面からみても、ヘッド数の増大によって統計的な信頼
性が著しく低減する。また、テープのわん曲に起因する
ヘッドと媒体の距離のバラツキを低下し、ヘッド出力の
均一化を図る。
密度は年々高くなっており、そのためには、トラック幅
の低減と記録波長の低減が必要である。従来はテープの
幅全体を覆う単一のマルチトラックヘッドを用いて記録
再生していた。しかし、トラック幅の増大により、マル
チトラックヘッドに形成される磁気ヘッドの数は、現在
の数１０個から数１００個のレベルに増大している。し
たがって、従来のヘッドで記録再生しようとすると、上
記トラック幅に対応した数のヘッドを形成しなければな
らない。個々のヘッド歩留まりが同じであれば、１ウェ
ハから取られるマルチヘッドの統計的歩留まりは著しく
低くなり、ヘッド製造の単価も増大する。また、信頼性
の面からみても、ヘッド数の増大によって統計的な信頼
性が著しく低減する。また、テープのわん曲に起因する
ヘッドと媒体の距離のバラツキを低下し、ヘッド出力の
均一化を図る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、マルチヘッドのヘッド個数をテープのトラック数
の整数分の１とし、当該マルチトラックの両端あるいは
片端にサーボ制御用のヘッドを形成し、これらのサーボ
ヘッドを用いてヘッドの位置決めを行う。これによっ
て、テープのトラック数より非常に少ない個数のヘッド
を有するマルチトラックヘッドで効率よく記録再生でき
る。
めに、マルチヘッドのヘッド個数をテープのトラック数
の整数分の１とし、当該マルチトラックの両端あるいは
片端にサーボ制御用のヘッドを形成し、これらのサーボ
ヘッドを用いてヘッドの位置決めを行う。これによっ
て、テープのトラック数より非常に少ない個数のヘッド
を有するマルチトラックヘッドで効率よく記録再生でき
る。
【０００５】本発明の第１の特徴は、（１）薄膜巻線型
記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッド
が同一基板上に多数個形成されているマルチトラック型
磁気ヘッドにおいて、記録再生トラックの両端にサーボ
信号を記録再生するためのヘッドが形成されている磁気
ヘッドにある。上記（１）において、（２）データの記
録再生用薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗ヘッドが基板
上で媒体対向面に沿って交互に形成されており、両端に
サーボ信号記録再生用のヘッドが形成されていることが
好ましい。上記（１）において、（３）データの記録再
生用薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗が同一基板上に積
層された複合ヘッドが媒体対向面に沿って形成されてお
り、両端にサーボ信号記録再生用の複合ヘッドが形成さ
れていることが好ましい。また、上記（１）において、
（４）同一トラック上に記録と再生ヘッドが位置するよ
うに、当該マルチヘッドを２個張り合わせた構成とする
ことが好ましい。
記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッド
が同一基板上に多数個形成されているマルチトラック型
磁気ヘッドにおいて、記録再生トラックの両端にサーボ
信号を記録再生するためのヘッドが形成されている磁気
ヘッドにある。上記（１）において、（２）データの記
録再生用薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗ヘッドが基板
上で媒体対向面に沿って交互に形成されており、両端に
サーボ信号記録再生用のヘッドが形成されていることが
好ましい。上記（１）において、（３）データの記録再
生用薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗が同一基板上に積
層された複合ヘッドが媒体対向面に沿って形成されてお
り、両端にサーボ信号記録再生用の複合ヘッドが形成さ
れていることが好ましい。また、上記（１）において、
（４）同一トラック上に記録と再生ヘッドが位置するよ
うに、当該マルチヘッドを２個張り合わせた構成とする
ことが好ましい。
【０００６】本発明の第２の特徴は、（５）薄膜巻線型
記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッド
が同一基板上に多数個形成されているマルチトラック型
磁気ヘッドにおいて、記録再生トラックの片側にサーボ
信号を記録するためのヘッド、反対側にサーボ信号再生
用のヘッドが形成されている磁気ヘッドにある。上記
（５）において、（６）データの記録用薄膜巻線型記録
ヘッドと再生用磁気抵抗ヘッドが基板上で媒体対向面に
沿って交互に形成されており、両端にサーボ信号記録再
生用のヘッドが形成されていることが好ましい。上記
（５）において、（７）データの記録再生用薄膜巻線型
記録ヘッドと磁気抵抗が同一基板上に積層された複合ヘ
ッドが媒体対向面に沿って形成されており、両端にサー
ボ信号記録再生用のヘッドが形成されていることが好ま
しい。また、上記（５）において、（８）同一トラック
上に記録と再生ヘッドが位置するように、当該マルチヘ
ッドを２個張り合わせた構成が好ましい。
記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッド
が同一基板上に多数個形成されているマルチトラック型
磁気ヘッドにおいて、記録再生トラックの片側にサーボ
信号を記録するためのヘッド、反対側にサーボ信号再生
用のヘッドが形成されている磁気ヘッドにある。上記
（５）において、（６）データの記録用薄膜巻線型記録
ヘッドと再生用磁気抵抗ヘッドが基板上で媒体対向面に
沿って交互に形成されており、両端にサーボ信号記録再
生用のヘッドが形成されていることが好ましい。上記
（５）において、（７）データの記録再生用薄膜巻線型
記録ヘッドと磁気抵抗が同一基板上に積層された複合ヘ
ッドが媒体対向面に沿って形成されており、両端にサー
ボ信号記録再生用のヘッドが形成されていることが好ま
しい。また、上記（５）において、（８）同一トラック
上に記録と再生ヘッドが位置するように、当該マルチヘ
ッドを２個張り合わせた構成が好ましい。
【０００７】本発明の第３の特徴は、（９）薄膜巻線型
記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッド
が同一基板上に多数個形成されているマルチトラック型
磁気ヘッドの、記録再生トラックの両端にサーボ信号を
記録再生するためのヘッドが形成されている磁気ヘッド
を用いて媒体磁気テープに信号を記録する際、テープ端
の第１サーボトラックの位置を機械的に最適の位置に定
め、ヘッド左右両端にあるサーボ用ヘッドでサーボ情報
をヘッド両端に記録して第１および第２サーボトラック
を形成し、次に第２サーボトラックを用いて移動したヘ
ッドの左右どちらかのヘッドでサーボ情報を読み取って
位置決めし、もう一方のサーボヘッドで第３サーボトラ
ックを形成し、以後同様にして位置決めする磁気記憶装
置にある。 本発明の第４の特徴は、（１０）薄膜巻線
型記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッ
ドが同一基板上に多数個形成されているマルチトラック
型磁気ヘッドの、記録再生トラックの片側にサーボ信号
を記録するためのヘッド、反対側にサーボ信号再生用の
ヘッドが形成されている磁気ヘッドを用いて媒体磁気テ
ープに信号を記録する際、テープ端に対してヘッドの位
置を機械的に最適の位置に定め、テープ端から遠い側に
あるサーボ用ヘッドでサーボ情報を記録してサーボトラ
ックを形成し、ヘッドをテープ端から遠い向きへ移動し
たのち、サーボ用ヘッドの反対側にあるサーボ情報再生
用のヘッドでサーボトラック位置を検出し、同じように
媒体に記録情報を書き込む磁気記憶装置にある。
記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッド
が同一基板上に多数個形成されているマルチトラック型
磁気ヘッドの、記録再生トラックの両端にサーボ信号を
記録再生するためのヘッドが形成されている磁気ヘッド
を用いて媒体磁気テープに信号を記録する際、テープ端
の第１サーボトラックの位置を機械的に最適の位置に定
め、ヘッド左右両端にあるサーボ用ヘッドでサーボ情報
をヘッド両端に記録して第１および第２サーボトラック
を形成し、次に第２サーボトラックを用いて移動したヘ
ッドの左右どちらかのヘッドでサーボ情報を読み取って
位置決めし、もう一方のサーボヘッドで第３サーボトラ
ックを形成し、以後同様にして位置決めする磁気記憶装
置にある。 本発明の第４の特徴は、（１０）薄膜巻線
型記録ヘッドと磁気抵抗あるいは巨大磁気抵抗再生ヘッ
ドが同一基板上に多数個形成されているマルチトラック
型磁気ヘッドの、記録再生トラックの片側にサーボ信号
を記録するためのヘッド、反対側にサーボ信号再生用の
ヘッドが形成されている磁気ヘッドを用いて媒体磁気テ
ープに信号を記録する際、テープ端に対してヘッドの位
置を機械的に最適の位置に定め、テープ端から遠い側に
あるサーボ用ヘッドでサーボ情報を記録してサーボトラ
ックを形成し、ヘッドをテープ端から遠い向きへ移動し
たのち、サーボ用ヘッドの反対側にあるサーボ情報再生
用のヘッドでサーボトラック位置を検出し、同じように
媒体に記録情報を書き込む磁気記憶装置にある。
【０００８】（１１）上述のマルチヘッドとサーボ法を
用いて、マルチヘッドのトラック数の２倍以上のテープ
トラック数で、テープトラック数の整数分の１のヘッド
数を有するマルチトラックヘッドを用いて磁気テープに
記録再生することが好ましい。また、（１２）上述のマ
ルチヘッドを用いて、記録再生時の記録媒体テープがヘ
ッドに対して正逆の双方向に走行するようにするのが好
ましい。
用いて、マルチヘッドのトラック数の２倍以上のテープ
トラック数で、テープトラック数の整数分の１のヘッド
数を有するマルチトラックヘッドを用いて磁気テープに
記録再生することが好ましい。また、（１２）上述のマ
ルチヘッドを用いて、記録再生時の記録媒体テープがヘ
ッドに対して正逆の双方向に走行するようにするのが好
ましい。
【０００９】
【作用】図２に磁気テープの記録トラックとマルチトラ
ックヘッドの従来技術を示す。テープ１上の２がトラッ
ク位置である。トラックは必要な数だけ形成される。マ
ルチトラックヘッド３の個々のヘッド４は、テープ上の
トラック位置に１対１で対応している。これに対して、
本発明においては、図１で示すように、テープの全記録
トラック数の整数分の１のヘッドを有するマルチトラッ
クヘッドを用い、このマルチトラックヘッドには、サー
ボヘッド５、６を形成する。先ず、図１のようにテープ
の一端の近くでヘッドを機械的に位置決めし、この位置
で記録情報とともにサーボヘッド５、６でサーボトラッ
ク７と８にサーボ情報を記録する。次に、マルチヘッド
のサーボヘッド６で記録したサーボトラックの位置にサ
ーボヘッド５が来るようにヘッドを移動させ、ヘッド５
で書き込まれているサーボ情報を読みだして、この情報
でマルチヘッドの位置を決める。これと同時にサーボヘ
ッド６で新たなサーボ情報を記録し、サーボトラックと
する。同様な方法を繰り返すことによって、当該マルチ
ヘッドの整数倍のトラックに記録を書き込み、また再生
することができる。さらに、テープのわん曲に起因する
ヘッドと媒体の距離のバラツキを低下し、ヘッド出力の
均一化を図ることができる。また、マルチトラックヘッ
ドのヘッド数を低減することにより、ヘッドの歩留まり
向上とコスト低減、装置の信頼性の向上効果がある。
ックヘッドの従来技術を示す。テープ１上の２がトラッ
ク位置である。トラックは必要な数だけ形成される。マ
ルチトラックヘッド３の個々のヘッド４は、テープ上の
トラック位置に１対１で対応している。これに対して、
本発明においては、図１で示すように、テープの全記録
トラック数の整数分の１のヘッドを有するマルチトラッ
クヘッドを用い、このマルチトラックヘッドには、サー
ボヘッド５、６を形成する。先ず、図１のようにテープ
の一端の近くでヘッドを機械的に位置決めし、この位置
で記録情報とともにサーボヘッド５、６でサーボトラッ
ク７と８にサーボ情報を記録する。次に、マルチヘッド
のサーボヘッド６で記録したサーボトラックの位置にサ
ーボヘッド５が来るようにヘッドを移動させ、ヘッド５
で書き込まれているサーボ情報を読みだして、この情報
でマルチヘッドの位置を決める。これと同時にサーボヘ
ッド６で新たなサーボ情報を記録し、サーボトラックと
する。同様な方法を繰り返すことによって、当該マルチ
ヘッドの整数倍のトラックに記録を書き込み、また再生
することができる。さらに、テープのわん曲に起因する
ヘッドと媒体の距離のバラツキを低下し、ヘッド出力の
均一化を図ることができる。また、マルチトラックヘッ
ドのヘッド数を低減することにより、ヘッドの歩留まり
向上とコスト低減、装置の信頼性の向上効果がある。
【００１０】
（実施例１）図３で示すように、NiZnフェライト基板９
を用いて、記録用の誘導型ヘッド１０と再生用の磁気抵
抗ヘッド１１を交互にそれぞれ１８個ずつ形成し、さら
にこの上に絶縁膜を介してNiZnフェライト基板１２を貼
付た。NiZnフェライト基板９および１２は誘導型ヘッド
１０の磁極および磁気抵抗ヘッド１１の磁気シールドに
なっている。トラック幅は５０μｍ、トラック間距離は
１００μｍである。このヘッドを２個用いて、図４で示
すように、磁気テープの走行方向と並行に誘導型ヘッド
１０と磁気抵抗ヘッド１１が前後関係になるように配置
したヘッドを作製した。この磁気ヘッドとＦｅ粉塗布磁
気テープを用いて記録再生した。先ず、当該ヘッドを磁
気テープの幅方向に移動する部品に組込み、テープ端か
ら１．７±０．１ｍｍの位置に機械的に位置決めし、図
１で示すように、サーボヘッド５および６で位置情報を
トラック７と８に書き込んだ。このとき、記録ヘッドで
ファイル情報を書き込んでも書きこまなくても以後の記
録再生には何ら影響を与えない。図４で示すように、サ
ーボ情報は機械的に位置決めしたトラック（上述のサー
ボヘッド５で書き込む）をサーボトラックのＮｏ．１と
し、上述のサーボヘッド６で書き込んだトラックがサー
ボトラックのＮｏ．２である。次ぎに、ヘッドの位置を
テープの幅方向に移動し、サーボヘッド５でサーボヘッ
ド６で書き込んだサーボトラックＮｏ．２の位置情報を
検出してヘッドの位置決めをし、同時にサーボヘッド６
で新たなサーボ情報をサーボトラックＮｏ．３の位置に
書き込んだ。以上の位置決め操作を繰返し行うことによ
って、テープの幅方向全体に位置情報を記録することが
できる。本実施例では、テープの両端に未使用領域を若
干残し、幅２．５４ｍｍのテープにサーボトラックも含
めて１４１トラックを形成した。位置決めのためのトラ
ックはこのうち５個で、実質的に１３６トラックに情報
の記録をした。全トラック数およびマルチトラックのヘ
ッド数は上述の数にとららわれることなく、任意に選定
できる。ファイル情報の書替えには、サーボ情報からト
ラック位置を検出すればよい。本実施例と比較するため
に、従来使われているものと同様な１ヘッドでヘッド両
端にサーボトラック２個を含む１３８トラックを備えた
磁気ヘッドを作製した。まず、ヘッド作製時において、
ヘッドの歩留まりが著しく低くなった。すなわち、単ヘ
ッドで算出した単ヘッド歩留まりが９９％であっても、
１４１トラックヘッドでは、マルチヘッド当たり２個の
使用不能トラックが発生し、マルチヘッド歩留まりは０
になる。これに対して、本実施例の３６トラックヘッド
では、使用不能トラックの発生のないマルチヘッド歩留
まりが３７％のマルチヘッドで１個の使用不能トラック
の発生になる。直径３インチの１ウェハ当たりの歩留ま
りにすると、３６トラックヘッドでは単ヘッド歩留まり
が９９％で、統計的に最低で６３％のマルチトラックヘ
ッドの歩留まりになる。これに対して、１３８トラック
ヘッドでは、歩留まりが最低で０になる。したがって、
サーボ情報の書き込みと読みだしのヘッドを備えた本発
明の効果は非常に大きい。また、記録再生時のヘッドと
媒体との距離、すなわち浮上距離を一定の範囲に保つた
めにも利点がある。テープは一般にその幅方向でわん曲
している。１３８トラックヘッドで記録再生する場合、
図５（ａ）のように、このわん曲の影響を全て受けるの
で、ヘッド１３とテープ１の距離（浮上距離）は、テー
プ端部と中央部のわん曲からくる浮上距離の差そのもの
に対応する。これに対して、本発明のヘッド３を使用し
た場合、上の実施例ではヘッドの幅がテープに１／４に
なるので、（ｂ）のようにテープのわん曲による浮上距
離の影響も低減する。図６はテープ幅方向での浮上距離
のバラツキに起因する出力のバラツキを示したもので、
従来ヘッド１４の場合に比較して、本発明ヘッドの方式
１５の利点は明らかである。浮上距離のバラツキの幅
は、再生電圧に直接影響するので、再生電圧のバラツキ
による信号処理も困難になり、このための新たな補正回
路が必要になる。したがって、装置は駆動のマージン曲
線領域も広くなる。また、ヘッド搭載後に発生するヘッ
ドの性能低下あるいは故障による信頼性の低下は、約二
桁低くなった。以上の実施例から明らかなように、本発
明の効果は非常に大きい。
を用いて、記録用の誘導型ヘッド１０と再生用の磁気抵
抗ヘッド１１を交互にそれぞれ１８個ずつ形成し、さら
にこの上に絶縁膜を介してNiZnフェライト基板１２を貼
付た。NiZnフェライト基板９および１２は誘導型ヘッド
１０の磁極および磁気抵抗ヘッド１１の磁気シールドに
なっている。トラック幅は５０μｍ、トラック間距離は
１００μｍである。このヘッドを２個用いて、図４で示
すように、磁気テープの走行方向と並行に誘導型ヘッド
１０と磁気抵抗ヘッド１１が前後関係になるように配置
したヘッドを作製した。この磁気ヘッドとＦｅ粉塗布磁
気テープを用いて記録再生した。先ず、当該ヘッドを磁
気テープの幅方向に移動する部品に組込み、テープ端か
ら１．７±０．１ｍｍの位置に機械的に位置決めし、図
１で示すように、サーボヘッド５および６で位置情報を
トラック７と８に書き込んだ。このとき、記録ヘッドで
ファイル情報を書き込んでも書きこまなくても以後の記
録再生には何ら影響を与えない。図４で示すように、サ
ーボ情報は機械的に位置決めしたトラック（上述のサー
ボヘッド５で書き込む）をサーボトラックのＮｏ．１と
し、上述のサーボヘッド６で書き込んだトラックがサー
ボトラックのＮｏ．２である。次ぎに、ヘッドの位置を
テープの幅方向に移動し、サーボヘッド５でサーボヘッ
ド６で書き込んだサーボトラックＮｏ．２の位置情報を
検出してヘッドの位置決めをし、同時にサーボヘッド６
で新たなサーボ情報をサーボトラックＮｏ．３の位置に
書き込んだ。以上の位置決め操作を繰返し行うことによ
って、テープの幅方向全体に位置情報を記録することが
できる。本実施例では、テープの両端に未使用領域を若
干残し、幅２．５４ｍｍのテープにサーボトラックも含
めて１４１トラックを形成した。位置決めのためのトラ
ックはこのうち５個で、実質的に１３６トラックに情報
の記録をした。全トラック数およびマルチトラックのヘ
ッド数は上述の数にとららわれることなく、任意に選定
できる。ファイル情報の書替えには、サーボ情報からト
ラック位置を検出すればよい。本実施例と比較するため
に、従来使われているものと同様な１ヘッドでヘッド両
端にサーボトラック２個を含む１３８トラックを備えた
磁気ヘッドを作製した。まず、ヘッド作製時において、
ヘッドの歩留まりが著しく低くなった。すなわち、単ヘ
ッドで算出した単ヘッド歩留まりが９９％であっても、
１４１トラックヘッドでは、マルチヘッド当たり２個の
使用不能トラックが発生し、マルチヘッド歩留まりは０
になる。これに対して、本実施例の３６トラックヘッド
では、使用不能トラックの発生のないマルチヘッド歩留
まりが３７％のマルチヘッドで１個の使用不能トラック
の発生になる。直径３インチの１ウェハ当たりの歩留ま
りにすると、３６トラックヘッドでは単ヘッド歩留まり
が９９％で、統計的に最低で６３％のマルチトラックヘ
ッドの歩留まりになる。これに対して、１３８トラック
ヘッドでは、歩留まりが最低で０になる。したがって、
サーボ情報の書き込みと読みだしのヘッドを備えた本発
明の効果は非常に大きい。また、記録再生時のヘッドと
媒体との距離、すなわち浮上距離を一定の範囲に保つた
めにも利点がある。テープは一般にその幅方向でわん曲
している。１３８トラックヘッドで記録再生する場合、
図５（ａ）のように、このわん曲の影響を全て受けるの
で、ヘッド１３とテープ１の距離（浮上距離）は、テー
プ端部と中央部のわん曲からくる浮上距離の差そのもの
に対応する。これに対して、本発明のヘッド３を使用し
た場合、上の実施例ではヘッドの幅がテープに１／４に
なるので、（ｂ）のようにテープのわん曲による浮上距
離の影響も低減する。図６はテープ幅方向での浮上距離
のバラツキに起因する出力のバラツキを示したもので、
従来ヘッド１４の場合に比較して、本発明ヘッドの方式
１５の利点は明らかである。浮上距離のバラツキの幅
は、再生電圧に直接影響するので、再生電圧のバラツキ
による信号処理も困難になり、このための新たな補正回
路が必要になる。したがって、装置は駆動のマージン曲
線領域も広くなる。また、ヘッド搭載後に発生するヘッ
ドの性能低下あるいは故障による信頼性の低下は、約二
桁低くなった。以上の実施例から明らかなように、本発
明の効果は非常に大きい。
【００１１】（実施例２）実施例１と同様なヘッドで、
再生ヘッドに巨大磁気抵抗ヘッドを用い、同様の実験を
した結果、実施例とほぼ同様の結果が得られた。再生ヘ
ッドに巨大磁気抵抗ヘッドを用いた場合、再生出力が従
来型磁気抵抗ヘッドの数倍以上になるため、駆動に必要
なマージン領域が実効的に広がるが、本発明の効果は実
施例１と同様である。
再生ヘッドに巨大磁気抵抗ヘッドを用い、同様の実験を
した結果、実施例とほぼ同様の結果が得られた。再生ヘ
ッドに巨大磁気抵抗ヘッドを用いた場合、再生出力が従
来型磁気抵抗ヘッドの数倍以上になるため、駆動に必要
なマージン領域が実効的に広がるが、本発明の効果は実
施例１と同様である。
【００１２】（実施例３）実施例１と同様なヘッドであ
るが、両端に再生専用と記録専用のヘッドを備えたもの
で記録再生を行った。先ず、当該ヘッドを磁気テープの
幅方向に移動する部品に組込み、テープ端から１．７±
０．１ｍｍの位置に機械的に位置決めし、図７で示すよ
うに、テープ端から遠い位置にあるサーボ用記録ヘッド
１５で位置情報を書き込んだ。次ぎにヘッドを移動し、
サーボ用記録ヘッド１５で形成したサーボトラックの情
報を再生ヘッド１６で読み取り、ヘッドを所定の位置に
制御する。この時、サーボ用記録ヘッド１５では次ぎの
サーボトラック情報を記録する。同様にしたテープ全体
にわたって、サーボ情報およびファイル情報を記録す
る。本実施例の効果も実施例１と同様であった。
るが、両端に再生専用と記録専用のヘッドを備えたもの
で記録再生を行った。先ず、当該ヘッドを磁気テープの
幅方向に移動する部品に組込み、テープ端から１．７±
０．１ｍｍの位置に機械的に位置決めし、図７で示すよ
うに、テープ端から遠い位置にあるサーボ用記録ヘッド
１５で位置情報を書き込んだ。次ぎにヘッドを移動し、
サーボ用記録ヘッド１５で形成したサーボトラックの情
報を再生ヘッド１６で読み取り、ヘッドを所定の位置に
制御する。この時、サーボ用記録ヘッド１５では次ぎの
サーボトラック情報を記録する。同様にしたテープ全体
にわたって、サーボ情報およびファイル情報を記録す
る。本実施例の効果も実施例１と同様であった。
【００１３】（実施例４）データの記録再生用薄膜巻線
型記録ヘッドと磁気抵抗が同一基板上に積層された複合
ヘッドが媒体対向面に沿って形成されており、両端にサ
ーボ信号記録再生用のヘッドが形成されているヘッドを
用い、記録再生を行った。先ず、当該ヘッドを磁気テー
プの幅方向に移動する部品に組込み、テープ端から１．
７±０．１ｍｍの位置に機械的に位置決めし、テープ端
から遠い位置にあるサーボ用記録ヘッドで位置情報を書
き込んだ。次ぎにヘッドを移動し、サーボ用記録ヘッド
で形成したサーボトラックの情報を再生ヘッドで読み取
り、ヘッドを所定の位置に制御する。この時、サーボ用
記録ヘッドでは次ぎのサーボトラック情報を記録する。
同様にしたテープ全体にわたって、サーボ情報およびフ
ァイル情報を記録する。本実施例の効果も実施例１と同
様であった。
型記録ヘッドと磁気抵抗が同一基板上に積層された複合
ヘッドが媒体対向面に沿って形成されており、両端にサ
ーボ信号記録再生用のヘッドが形成されているヘッドを
用い、記録再生を行った。先ず、当該ヘッドを磁気テー
プの幅方向に移動する部品に組込み、テープ端から１．
７±０．１ｍｍの位置に機械的に位置決めし、テープ端
から遠い位置にあるサーボ用記録ヘッドで位置情報を書
き込んだ。次ぎにヘッドを移動し、サーボ用記録ヘッド
で形成したサーボトラックの情報を再生ヘッドで読み取
り、ヘッドを所定の位置に制御する。この時、サーボ用
記録ヘッドでは次ぎのサーボトラック情報を記録する。
同様にしたテープ全体にわたって、サーボ情報およびフ
ァイル情報を記録する。本実施例の効果も実施例１と同
様であった。
【００１４】
【発明の効果】数１０ヘッド以上のマルチトラック記録
をする磁気テープ装置において、全記録トラック数の整
数分の１のサーボヘッドを有するマルチトラックヘッド
を使用することにより、従来に比較して、ヘッドの歩留
まりを高くし、コストは著しく低くなった。また、ヘッ
ド搭載後に発生するヘッドの性能低下あるいは故障によ
る信頼性の低下が著しく改善された。
をする磁気テープ装置において、全記録トラック数の整
数分の１のサーボヘッドを有するマルチトラックヘッド
を使用することにより、従来に比較して、ヘッドの歩留
まりを高くし、コストは著しく低くなった。また、ヘッ
ド搭載後に発生するヘッドの性能低下あるいは故障によ
る信頼性の低下が著しく改善された。
【図１】本発明の磁気テープとマルチヘッドとの関係を
示す図である。
示す図である。
【図２】従来の磁気テープとマルチヘッドとの関係を示
す図である。
す図である。
【図３】本発明のマルチヘッドの構造を示す図である。
【図４】本発明のマルチヘッドの構造を示す図である。
【図５】従来と本発明の磁気テープとマルチヘッドとの
距離関係を示す図である。
距離関係を示す図である。
【図６】従来と本発明のヘッド出力分布を示す図であ
る。
る。
【図７】本発明の磁気テープとマルチヘッドとの関係を
示す図である。
示す図である。
１…磁気テープ、２，７，８…記録トラック、３，１３
…マルチトラックヘッド、４，５，６…ヘッド、９，１
２…基板、１０…誘導型ヘッド、１１…磁気抵抗ヘッ
ド、１４…従来ヘッド出力、１５…本発明ヘッド出力。
…マルチトラックヘッド、４，５，６…ヘッド、９，１
２…基板、１０…誘導型ヘッド、１１…磁気抵抗ヘッ
ド、１４…従来ヘッド出力、１５…本発明ヘッド出力。
フロントページの続き (72)発明者 勝亦 正雄 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 竹浦 亨 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (10)
- 【請求項１】薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗あるいは
巨大磁気抵抗再生ヘッドが同一基板上に多数個形成され
ているマルチトラック型磁気ヘッドにおいて、記録再生
トラックの両端にサーボ信号を記録再生するためのヘッ
ドが形成されていることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】データの記録再生用薄膜巻線型記録ヘッド
と磁気抵抗ヘッドが基板上で媒体対向面に沿って交互に
形成されており、両端にサーボ信号記録再生用のヘッド
が形成されていることを特徴とする請求項１記載の磁気
ヘッド。 - 【請求項３】データの記録再生用薄膜巻線型記録ヘッド
と磁気抵抗が同一基板上に積層された複合ヘッドが媒体
対向面に沿って形成されており、両端にサーボ信号記録
再生用の複合ヘッドが形成されていることを特徴とする
請求項１記載の磁気ヘッド。 - 【請求項４】同一トラック上に記録と再生ヘッドが位置
するように、当該マルチヘッドを２個張り合わせたこと
を特徴とする請求項１記載の磁気ヘッド。 - 【請求項５】薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗あるいは
巨大磁気抵抗再生ヘッドが同一基板上に多数個形成され
ているマルチトラック型磁気ヘッドにおいて、記録再生
トラックの片側にサーボ信号を記録するためのヘッド、
反対側にサーボ信号再生用のヘッドが形成されているこ
とを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項６】データの記録用薄膜巻線型記録ヘッドと再
生用磁気抵抗ヘッドが基板上で媒体対向面に沿って交互
に形成されており、両端にサーボ信号記録再生用のヘッ
ドが形成されていることを特徴とする請求項５記載の磁
気ヘッド。 - 【請求項７】データの記録再生用薄膜巻線型記録ヘッド
と磁気抵抗が同一基板上に積層された複合ヘッドが媒体
対向面に沿って形成されており、両端にサーボ信号記録
再生用のヘッドが形成されていることを特徴とする請求
項５記載の磁気ヘッド。 - 【請求項８】同一トラック上に記録と再生ヘッドが位置
するように、当該マルチヘッドを２個張り合わせたこと
を特徴とする請求項５記載の磁気ヘッド。 - 【請求項９】薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗あるいは
巨大磁気抵抗再生ヘッドが同一基板上に多数個形成され
ているマルチトラック型磁気ヘッドの、記録再生トラッ
クの両端にサーボ信号を記録再生するためのヘッドが形
成されている磁気ヘッドを用いて媒体磁気テープに信号
を記録する際、テープ端の第１サーボトラックの位置を
機械的に最適の位置に定め、ヘッド左右両端にあるサー
ボ用ヘッドでサーボ情報をヘッド両端に記録して第１お
よび第２サーボトラックを形成し、次に第２サーボトラ
ックを用いて移動したヘッドの左右どちらかのヘッドで
サーボ情報を読み取って位置決めし、もう一方のサーボ
ヘッドで第３サーボトラックを形成し、以後同様にして
位置決めすることを特徴とする磁気記憶装置。 - 【請求項１０】薄膜巻線型記録ヘッドと磁気抵抗あるい
は巨大磁気抵抗再生ヘッドが同一基板上に多数個形成さ
れているマルチトラック型磁気ヘッドの、記録再生トラ
ックの片側にサーボ信号を記録するためのヘッド、反対
側にサーボ信号再生用のヘッドが形成されている磁気ヘ
ッドを用いて媒体磁気テープに信号を記録する際、テー
プ端に対してヘッドの位置を機械的に最適の位置に定
め、テープ端から遠い側にあるサーボ用ヘッドでサーボ
情報を記録してサーボトラックを形成し、ヘッドをテー
プ端から遠い向きへ移動したのち、サーボ用ヘッドの反
対側にあるサーボ情報再生用のヘッドでサーボトラック
位置を検出し、同じように媒体に記録情報を書き込むこ
とを特徴とする磁気記憶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29620894A JPH08153318A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29620894A JPH08153318A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08153318A true JPH08153318A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17830578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29620894A Pending JPH08153318A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08153318A (ja) |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29620894A patent/JPH08153318A/ja active Pending
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