JPH08153016A - 入出力コマンド試験装置 - Google Patents

入出力コマンド試験装置

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JPH08153016A
JPH08153016A JP6294275A JP29427594A JPH08153016A JP H08153016 A JPH08153016 A JP H08153016A JP 6294275 A JP6294275 A JP 6294275A JP 29427594 A JP29427594 A JP 29427594A JP H08153016 A JPH08153016 A JP H08153016A
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裕史 栄山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入出力IOコマンドを用いて簡単に入出力装置
を試験する。 【構成】計算機に接続された入出力装置の試験を行うた
めの入出力コマンドを画面上に作成するコマンド作成部
30、前記コマンド作成部30で作成された入出力コマ
ンドを実行することにより前記入出力装置の試験を行う
コマンド実行部40、前記コマンド実行部40で実行さ
れた入出力コマンドの結果が正常か異常かどうかを確認
する結果確認部50とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機に接続される入出
力装置の試験を行う入出力コマンド試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機に接続される入出力装置(IO装
置)を新規に開発した場合には、そのIO装置の接続が
正常かどうかを確認する試験が行なわれている。このI
O装置の接続確認としては、IOコマンドの起動確認に
よって行なわれる。
【0003】例えば、図18に示すIOコマンド試験方
法では、制御プログラムを起動し、10進数で対象機番
IOコマンドコードを入力する。IOコマンドを発行
し、IO装置の接続確認を実行する。その試験の結果
は、メモリやレジスタのあるアドレスに格納される。オ
ペレータは手作業によりレジスタ又はメモリをダンプ
し、集結ステータスを別のオペレーションによって参照
して、その試験の結果を確認していた。
【0004】また、図19に示すようにIOコマンド試
験方法では、ワークステーション上でIOコマンドを実
行するために試験プログラムを作成し、その試験プログ
ラムをコンパイルしてロードモジュールを作成する。さ
らに、対象の計算機でIOコマンドを実行し、その実行
の結果を確認する。なお、他のIOコマンドを実行した
い場合、あるいは実行したIOコマンドを修正したい場
合には、再度、ロードモジュールを作成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
試験方法でIO装置を試験する場合に、IOコマンドの
作成と実行にかなりの時間がかかり、また、実行された
IOコマンドは一度きりで消去されるため、非常に効率
が悪かった。また、IOコマンドを入力する操作が複雑
であるため、入力ミスによる誤動作が発生する。また、
IOコマンドを実行した後に収集される情報はアダプタ
によって異なるため、その情報の確認が非常に難かし
く、オペレータの経験が大きく左右していた。さらに、
この方法では、一度に1つのIOコマンドしか実行でき
なかった。
【0006】一方、前記試験プログラムを作成して試験
を実行する方法では、IOコマンドを保存したり、IO
コマンドを再現することができる。しかし、非常に簡単
なIOコマンドを確認する場合であっても、複雑な手順
からなる試験プログラムを作成する必要がある。このた
め、簡単な単発のIOコマンドを複数実行することによ
り細かい確認を行うような、例えば、開発初期段階のI
O装置の試験には不向きであった。
【0007】本発明の目的は、入出力IOコマンドを用
いて簡単に入出力装置を試験することのできる入出力コ
マンド試験装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の入出力コマンド
試験装置は、前記課題を解決するため、以下の手段を採
用した。
【0009】<本発明の入出力IOコマンド試験装置の
要旨>本発明の入出力IOコマンド試験装置は図1に示
したように計算機に接続された入出力装置の試験を行う
ための入出力コマンドを画面上に作成するコマンド作成
部30と、前記コマンド作成部30で作成された入出力
コマンドを実行することにより前記入出力装置の試験を
行うコマンド実行部40と、前記コマンド実行部40で
実行された入出力コマンドの結果が正常か異常かどうか
を確認する結果確認部50とを備えていることである
(請求項1に対応)。
【0010】要は、入出力コマンドを画面上で作成し、
実行し、さらに試験の結果を表示するものである。以
下、その構成要件を説明する。 (コマンド作成部)コマンド作成部30は計算機に接続
された入出力装置の試験を行うための入出力コマンドを
画面上に作成するもので、例えば、中央処理装置がメモ
リに格納されたプログラムを実行することにより実現さ
れる機能、すなわちソフトウェアである。 (コマンド実行部)コマンド実行部40は前記コマンド
作成部30で作成された入出力コマンドを実行すること
により前記入出力装置の試験を行うもので、例えば、ソ
フトウェアである。 (結果確認部)結果確認部50は前記コマンド実行部4
0で実行された入出力コマンドの結果が正常か異常かど
うかを確認するもので、例えば、ソフトウェアである。
【0011】本発明は以下の付加的構成要素を付加して
も成立する。その付加的構成要素とは、前記結果確認部
50は、前記画面上に設けられたステータス領域に前記
入出力コマンドが実行されたときの結果を表示する結果
表示部51を備えていることである(請求項2に対
応)。
【0012】その他の付加的構成要素とは、さらに、前
記画面で作成された入出力コマンドをファイル化したコ
マンドファイル16を記憶する記憶部12を備えている
ことである(請求項3に対応)。
【0013】その他の付加的構成要素とは、さらに、入
出力装置を起動したときに前記記憶部に記憶されたコマ
ンドファイル16を指定してその指定されたコマンドフ
ァイル16の内容を前記コマンド実行部40に出力する
コマンド指定部61を備えることである(請求項4に対
応)。
【0014】その他の付加的構成要素とは、さらに、前
記画面に表示された入出力コマンドの実行結果をファイ
ル化したコマンド結果ファイルを記憶する記憶部12を
備えることである(請求項5に対応)。
【0015】その他の付加的構成要素とは、前記コマン
ド作成部30は、前記画面の内容を変更するために前記
画面の内容を型、属性で定義した画面定義体ファイル1
7を記憶する記憶部12を備える(請求項6に対応)。
【0016】その他の付加的構成要素とは、前記コマン
ド作成部30は、複数種類の文字列の中のいずれかの文
字列を選択して入力するキーワード入力によって前記選
択された文字列に対応する数値を入力することである
(請求項7に対応)。
【0017】その他の付加的構成要素とは、前記結果確
認部50は、入出力コマンドを実行したときの実際値を
試験結果が正常であることを示す期待値と比較すること
により試験結果を判定することである(請求項8に対
応)。
【0018】その他の付加的構成要素とは、前記結果確
認部50は、実際値と期待値との各々が複数のデータ値
からなる場合に前記実際値と期待値とのいずれか一方の
複数のデータ値の中の一部のデータ値をマスクすること
である(請求項9に対応)。
【0019】その他の付加的構成要素とは、前記コマン
ド作成部30は、前記入出力装置に送出すべきライトデ
ータを画面上に作成することである(請求項10に対
応)。その他の付加的構成要素とは、前記コマンド作成
部30は、前記入出力装置に送出すべきライトデータの
中の特定値、ライトデータの昇順、ライトデータの降順
のいずれか1つを指定することにより前記画面上に各種
形態のデータを作成することである(請求項11に対
応)。
【0020】その他の付加的構成要素とは、前記コマン
ド作成部30は、前記入出力装置に送出すべきライトデ
ータに対して乱数値によってランダムデータを作成する
ことである(請求項12に対応)。
【0021】その他の付加的構成要素とは、前記結果確
認部50は、ライトコマンドを実行した後にリードコマ
ンドを実行したときに前記ライトコマンドにより書き込
まれたライトデータを期待値と比較して表示することで
ある(請求項13に対応)。
【0022】その他の付加的構成要素とは、前記コマン
ド実行部40は、複数の連結された入出力コマンドの各
々を指定するとともにその指定された入出力コマンドを
順次連続的に実行する連結実行部41を備えることであ
る(請求項14に対応)。
【0023】その他の付加的構成要素とは、前記連結実
行部41は、複数の連結された入出力コマンドの各入出
力コマンドの実行結果を判定することである(請求項1
5に対応)。
【0024】その他の付加的構成要素とは、前記連結実
行部41は、読み込みデータを記憶するとともに記憶さ
れたデータを次コマンドの書き込みデータによって指定
することである(請求項16に対応)。
【0025】その他の付加的構成要素とは、さらに、入
出力コマンドが実行されたときの前記入出力装置からの
結果が前記結果確認部50に到達する前に次の入出力コ
マンドを発行する非同期コマンド発行部42を備える
(請求項17に対応)。
【0026】その他の付加的構成要素とは、前記結果確
認部50は、入出力コマンドを実行したときに実際値が
期待値に一致しない場合に前記入出力装置に関する装置
情報を収集する収集部54を備える(請求項18に対
応)。
【0027】その他の付加的構成要素とは、さらに、前
記入出力装置が複数個からなる場合に各入出力装置に割
り当てられた互いに異なる識別番号を選択することによ
り試験対象とすべき入出力装置を指定する装置指定部4
3を備える(請求項19に対応)。
【0028】その他の付加的構成要素とは、前記装置指
定部43は、コマンドの実行選択モードに応じて前記複
数の入出力装置に対する並列動作と複数の入出力装置に
対する順次動作とのいずれか1つを選択することである
(請求項20に対応)。
【0029】その他の付加的構成要素とは、さらに、前
記複数個の入出力装置が1つのグループを形成しかつ複
数のグループからなる入出力装置が存在する場合に前記
装置指定部は、各グループを指定するとともにそのグル
ープ内の複数の入出力装置を同時に起動させることであ
る(請求項21に対応)。
【0030】その他の付加的構成要素とは、さらに、前
記装置指定部43は各グループの入出力装置を指定し、
前記計算機と入出力装置との間で転送される転送データ
の方向を指定し、転送データの属性を指定することであ
る(請求項22に対応)。
【0031】
【作用】本発明によれば、コマンド作成部により入出力
コマンドを画面上に作成し、作成された入出力コマンド
をコマンド実行部で実行することにより入出力装置の試
験を行い、実行された入出力コマンドの結果が正常か異
常かどうかを結果確認部で確認する。
【0032】すなわち、入出力コマンドの作成、実行、
及び結果が画面イメージによって容易にかつ簡便に確認
でき、入出力装置の試験の能率が向上する。また、結果
表示部51は画面上に設けられたステータス領域に結果
を表示するので、システム側としてはエラー処理とステ
ーテス表示画面として特別にフォーマットする必要がな
くなる。
【0033】さらに、作成されたIOコマンドはファイ
ル化して保存できるため、既に作成されたIOコマンド
の再現実行、既存ファイルの複写、修正による新規ファ
イルの作成なども行える。
【0034】さらに、コマンド指定部61はコマンドフ
ァイル16を指定してその指定されたコマンドファイル
16の内容を出力するので、会話型編集画面を使用せず
にIOコマンドの実行及び確認ができる。
【0035】さらに、画面に表示された入出力コマンド
の実行結果をファイルに記憶するので、前回の実行結果
の参照や障害履歴リストの出力ができる。画面定義体フ
ァイル17は画面の内容を型、属性で定義するので、ロ
ードモジュールに手を加えずに画面の内容を変更するこ
とができる。
【0036】キーワード入力によって選択された文字列
に対応する数値を入力することでより簡便なコマンド編
集ができる。結果確認部50は実際値を期待値と比較す
ることにより試験結果を判定するので、試験の成否を容
易に判断できる。
【0037】実際値と期待値とのいずれか一方の複数の
データ値の中の一部のデータ値をマスクするので、不定
値を含む領域を比較できる。コマンド作成部30は、入
出力装置に送出すべきライトデータを画面上に作成する
ので、任意のデータを簡便に指定できる。
【0038】ここで、入出力装置に送出すべきライトデ
ータの中の特定値、ライトデータの昇順、ライトデータ
の降順のいずれか1つを指定することにより前記画面上
に各種形態のデータを作成することで、様々な形式のデ
ータを簡便に指定できる。また、前記入出力装置に送出
すべきライトデータに対して乱数値によってランダムデ
ータを作成することもできる。
【0039】さらに、ライトコマンドを実行した後にリ
ードコマンドを実行したときに前記ライトコマンドによ
り書き込まれたライトデータを期待値と比較して表示す
ることもできる。
【0040】複数の連結された入出力コマンドの各々を
指定するとともにその指定された入出力コマンドを順次
連続的に実行するので、テストプログラム的な一連の連
続コマンド発行動作を確認できる。
【0041】複数の連結された入出力コマンドの各入出
力コマンドの実行結果を判定するので、類似した機種間
のファイルの共通化などを図ることができる。読み込み
データを記憶するとともに記憶されたデータを次コマン
ドの書き込みデータによって指定するので、コマンド間
のデータの授受が行える。
【0042】さらに、入出力コマンドが実行されたとき
の前記入出力装置からの結果が前記結果確認部に到達す
る前に次の入出力コマンドを発行する非同期処理を行う
ので、入出力コマンドの重複実行によるコマンド保持試
験やコマンド処理中断処理試験を行うことができる。
【0043】入出力コマンドを実行したときに実際値が
期待値に一致しない場合に前記入出力装置に関する装置
情報を収集するので、エラー内容を即座に把握できる。
識別番号を選択することにより試験対象とすべき入出力
装置を指定するので、同一試験の複数装置での実行が行
える。
【0044】また、コマンドの実行選択モードに応じて
前記複数の入出力装置に対する並列動作と複数の入出力
装置に対する順次動作とのいずれか1つを選択すること
もできる。
【0045】さらに、複数のグループからなる入出力装
置が存在する場合には、各グループを指定するとともに
そのグループ内の複数の入出力装置を同時に起動させる
こともできる。
【0046】さらに、各グループの入出力装置を指定
し、前記計算機と入出力装置との間で転送される転送デ
ータの方向を指定し、転送データの属性を指定すること
で、オペレータにコマンドの詳細な内容を意識させな
い、より簡潔な試験を実行することができる。
【0047】さらに、実行結果などによる論理機能を含
めた場合の性質は従来の試験プログラムに類似してい
る。しかし、従来の試験プログラムに比較してファイル
サイズや作成、修正が容易である。
【0048】以上説明した機能により本発明は例えば、
図2に示すように動作する。まず、試験プログラムを起
動し(ステップS1)、次に、複数の入出力装置の機番
(識別番号)を指定することによりツール(プログラム
ツール)を起動する(ステップS2)。さらに、入出力
コマンドファイルが直接起動したかどうかを判定する
(ステップS3)。
【0049】ここで、入出力コマンドファイルが直接起
動しない場合には、初期画面を表示する(ステップS
4)。オペレーション指定を行う。ここでは、入出力コ
マンドの作成、修正、削除、単一コマンドまたは連結コ
マンドの実行を行うどうかを判定する(ステップS
5)。そして、入出力(IO)コマンド作成(IOコマ
ンド、期待値、比較ビット指定、格納)を行う(ステッ
プS6)。
【0050】さらに、IOコマンド起動指示を行い(ス
テップS7)、IOコマンド起動パラメータUI,HA
LT,SENSEを入力し(ステップS8)、入出力装
置から応答を受信する(ステップS9)。そして、試験
の結果をステータスに表示し、その結果を格納し、リー
ドデータを処理する(ステップS10)。
【0051】一方、ファイルを起動した場合には、単一
のIOコマンドまたは連続IOコマンドでファイルを読
み込み(ステップS11)、対象機番を認識し(ステッ
プS12)、IOコマンドを生成する(ステップS1
3)。
【0052】さらに、IOコマンドを起動し(ステップ
S14)、応答を受信する(ステップS15)。さら
に、結果を予め定められた値と比較して、その結果が正
常かどうかを判定し(ステップS16)、結果が正常で
ある場合には、結果を格納する(ステップS17)。結
果が異常である場合には、エラー処理を行う(ステップ
S18)。
【0053】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 <実施例1>図3は本発明の実施例に従ったIOコマン
ド入出力試験装置のハードウェア構成を示す図である。
図3において、IOコマンド入出力装置は中央処理装置
(CPU)11、CPU11により制御されるMEM
(メモリ)12、CPU11により制御されるADP
(アダプタ)13(13a〜13n)と、ADP13aに接続さ
れるコンソール14、各ADP13(13a〜13n)に接続さ
れる3つのIO装置15(15b-1〜15b-3乃至15n-1〜15n-
3)とを備える。
【0054】前記コンソール14は、データ、コマンド
などの各種の情報を入力するキーボード21と画面に各
種のデータ、コマンドを表示するディスプレイ装置22
をと備える。
【0055】前記MEM12はIOコマンドにより前記
各IO装置15の試験を行うための処理プログラムを備
える。各IO装置15はIOコマンドにより試験を実行
しその結果をコンソール4に返す。
【0056】前記CPU1が前記処理プログラムを実行
することで実現される機能、すなわち、IOコマンド入
出力装置のソフトウェア構成を図4に示す。図4におい
て、装置は入出力コマンドを画面上で作成、実行、結果
の表示を行うために、コマンド作成部30、コマンド作
成部30に接続されるコマンド実行部40、MEM12
及びコマンド実行部40に接続されるコマンド指定部6
1、コマンド実行部40に接続される結果確認部50と
を備える。実施例の特徴はフルスクリーンの画面上で視
覚的にIOコマンドを入力し、この画面において、IO
コマンド作成、IOコマンド実行、結果表示の順に処理
を進めることである。
【0057】以下、各構成を詳細に説明する。 (コマンド作成部)コマンド作成部30は図示しない計
算機に接続されたIO装置15の試験を行うための入出
力コマンドの値を入力して前記ディスプレイ装置22の
画面上に作成する。入力コマンドはキーボード21など
から入力される。図5にIOコマンドの作成画面を示
す。図6にIOコマンド及びその機能を示す。なお、I
Oコマンドは図5のDCW、DCW−パラメータに作成
される。
【0058】IOコマンドの値は該当部分にカーソルを
移動して記述される。IOコマンドを入力するめたにコ
マンド入力部30にはキーワード入力部31が設けられ
る。キーワード入力部31は複数種類の文字列の中のい
ずれかの文字列を選択して入力するキーワード入力によ
って前記選択された文字列に対応する数値を入力する。
なお、IOコマンドの入力方法は16進数によって行っ
てもよい。
【0059】ライトデータ作成部32は前記IO装置1
5に送出すべきライトデータを前記画面上に作成する。
ライトデータは図5の画面に作成される。実際のライト
データは4ワードを越えるため、内部でこの4ワードを
繰り返し任意の長さに設定する。
【0060】なお、ライトデータ作成部32は前記入出
力装置に送出すべきライトデータの中の特定値、ライト
データの昇順、ライトデータの降順のいずれか1つを指
定することにより前記画面上に各種形態のデータを作成
するようにしてもよい。
【0061】さらに、ライトデータ作成部32は前記入
出力装置に送出すべきライトデータに対して乱数値によ
ってランダムデータを作成するようにしてもよい。例え
ば、ライトデータ作成部32は図5のサイクルデータx
xの部分の値を変化させることによって、図10に示す
ようにライトデータを変化させる。 (コマンド実行部)コマンド実行部40は画面上に表示
された実行コマンドを用いて前記コマンド作成部30で
作成された入出力コマンドを実行することにより前記I
O装置15の試験を行う。図7に示すように画面下部に
はIOコマンドを実行するための実行条件設定画面が表
示される。なお、図5の画面下部には実行コマンドXな
どのコマンド一覧が表示される。
【0062】前記コマンド実行部40は、複数の連結さ
れた入出力コマンドの各々を指定するとともにその指定
された入出力コマンドを順次連続的に実行する連結実行
部41を備える。
【0063】前記連結実行部41は、複数の連結された
入出力コマンドの各入出力コマンドの実行結果を判定す
る。連結実行部41は図5に示す画面で作成された1つ
のIOコマンドファイル(単一コマンドファイル)をバ
ッチ的に連続で発行する。図12に連結ファイルの作成
画面を示す。連結実行部41は連結作成画面の左半分の
領域に示される単一命令ファイルの一覧の中から任意の
ファイル名を選択し、画面右半分の領域に登録してい
く。
【0064】連結実行部41は、単一コマンド名の羅列
である連結ファイル41aに書かれたファイル名を順に
読み出し、単一コマンドを順に実行していく。また、連
結実行部41は、図13に示すように連結ファイル中に
分岐命令を記述することでよりプログラムに近い動作を
行う。
【0065】前記連結実行部41は、読み込みデータを
記憶するとともに記憶されたデータを次コマンドの書き
込みデータによって指定する。コマンド実行部40は、
さらに、入出力コマンドが実行されたときの前記入出力
装置からの結果が前記結果確認部に到達する前に次の入
出力コマンドを発行する非同期コマンド発行部42を備
える。
【0066】図7の画面内のホールトオンはIOコマン
ドを実行した直後のコマンド処理中断指示を表す。非同
期コマンド発行部42は前記指示をオンに設定し、さら
に、after(アフタ)XXmsecを設定することでIOコマン
ドを実行した後のXXミリ秒後に対象のIO装置のコマ
ンド処理を中断させる。
【0067】コマンド実行部40は、さらに、各IO装
置15に割り当てられた互いに異なる識別番号を選択す
ることにより試験対象とすべき入出力装置15を指定す
る装置指定部43を備える。
【0068】前記装置指定部43は同一のアダプタ13
に接続される複数のIO装置15に対して、(A)複数
装置に同時にIOコマンドを送出することで並列動作さ
せる処理(B)複数装置の各々に順番にIOコマンドを
送出する順次動作させる処理とのいずれか一方の子処理
を選択する。 (結果確認部)結果確認部50はコマンド実行部40で
実行された入出力コマンドの結果が正常か異常かどうか
を確認する。ここでは、結果確認部50は、図5に示す
画面上において、入出力コマンドを実行したときの実際
値DSW(Act)を試験結果が正常であることを示す期待値DS
W(Exp)と比較することにより試験結果を判定する。
【0069】また、前記結果確認部50は、結果表示部
51、マスク部52、リードコマンド実行部53、収集
部54とを備える。結果表示部51は図5の前記画面上
に設けられたステータス領域に前記入出力コマンドが実
行されたときの結果を表示する。
【0070】前記マスク部52は前記実際値と期待値と
の各々が複数のデータ値からなる場合に前記実際値と期
待値とのいずれか一方の複数のデータ値の中の一部のデ
ータ値をマスクする。マスク部52は例えば、期待値を
実際値と比較したくない部分がある場合には、図5の画
面右の「DSW-マスク」を使用する。
【0071】リードコマンド実行部53はライトコマン
ドを実行した後にリードコマンドを実行したときに前記
ライトコマンドにより書き込まれたライトデータを期待
値と比較して表示する。
【0072】前記収集部54は、入出力コマンドを実行
したときに実際値が期待値に一致しない場合に前記IO
装置15に関する装置情報を収集する。 (その他の構成)前記MEM12はコマンドファイル1
6、画面定義体ファイル17、画面定義体スクリプト1
8を記憶する。
【0073】コマンドファイル16は前記画面で作成さ
れた入出力コマンドをファイル化したものである。コマ
ンドファイル16は前記画面に表示された入出力コマン
ドの実行結果をファイル化したコマンド結果ファイルを
記憶するもので、図5に示す実際値「DSW(Act)」と期待
値「DSW(Exp)」とを数世代分ファイル内に格納する。
【0074】図5で編集されたIOコマンドのイメージ
はそのままファイル化される。ファイルはIOコマンド
データの他に画面で入力されるほとんどのデータ(ライ
トデータ、期待値、マスク、各種スイッチなど)を格納
する。
【0075】図8は画面定義体ファイルの内容を示す図
である。図9は画面定義体スクリプトの内容を示す図で
ある。前記画面定義体ファイル17は実際の画面に出力
されるイメージ図の元となるファイルである。このツー
ルは前記2種類のファイルから画面を作成し表示する。
【0076】前記画面定義体ファイル17は画面定義体
スクリプト18に対して1対1で設けられている。前記
画面定義体ファイル17は画面に表示されるイメージを
管理する。図8に示すように「ア」〜「サ」の部分は値
が入力可能な部分である。この部分の後にその入力ポイ
ントの名称が英字3字程度で書かれている。合計4文字
によって入力ポイント名が定義される。
【0077】前記画面定義体スクリプト18はオペレー
タが画面上に値を入力する際のデータの型、属性などを
管理する。前記画面定義体スクリプト18には図8に示
す前記画面定義ファイル17の入力ポイントで入力され
る値の型などが定義されている。
【0078】前記コマンド指定部61は、IO装置15
を起動したときに前記MEM12に記憶されたコマンド
ファイルを指定してその指定されたコマンドファイルの
内容を前記コマンド実行部40に出力する。コマンド指
定部61が起動時にIOコマンドのファイル名を指定し
た場合には、図11に示すIOコマンド選択画面は出力
されず、指定されたIOコマンドが直接に実行される。
コマンド指定部61はこのファイル名に連結ファイルを
指定することもできる。
【0079】次に、このように構成された実施例の動作
を図14〜図16に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、本ツールの起動コマンドを入力してツール
を起動する(ステップ101)。
【0080】次に、ツールが起動されたときにIOコマ
ンドファイル名が指定されたかどうかが判定される(ス
テップ102)。ここで、IOコマンドファイル名が指
定されていない場合には、ファイル化して記憶されたI
Oコマンドファイル16の一覧が図11に示すように画
面に表示される(ステップ103)。
【0081】そして、コマンド指定部61は画面に表示
されたIOコマンドファイル16の一覧の中から目的の
IOコマンドファイルを指定(選択)する(ステップ1
04)。さらに、コマンド実行部40は指定されたIO
コマンドファイルが単一IOコマンドファイルか連結I
Oコマンドファイルかを判定する(ステップ105)。
【0082】IOコマンドファイルが単一IOコマンド
ファイルである場合には、コマンド作成部30による単
一IOコマンドの画面上での編集とコマンド実行部40
によるコマンドの実行が図15に示すフローチャートに
従って行われる。
【0083】図15に示すように選択された単一のIO
コマンドファイルが入力されると、そのファイルの内容
が読み出される(ステップ111)。さらに、画面定義
体ファイル17から画面に表示されるイメージが読み出
され、画面定義体スクリプト18からデータの型、属性
が読み出される(ステップ112)。
【0084】このとき、図8に示すように入力ポイント
名が、「ア」〜「サ」の部分の入力値とその後の入力ポ
イントの名称(英字3字)との合計4文字によって定義
される。前記2つのファイルは一般のテキストエディタ
などで修正でき、ツール本体のロードモジュールを変更
することなしに画面イメージを容易に修正することがで
きる。
【0085】次に、コマンド作成部30はIOコマンド
を画面上で作成する(ステップ113)。このとき、コ
マンド作成部30はIOコマンドの入力方法に主眼をお
き、フルスクリーンの画面上で視覚的にIOコマンドを
入力する。これにより、IOコマンドを簡便に入力で
き、しかも入力の効率を上げかつ入力ミスを軽減するこ
とができる。
【0086】コマンド作成部30は図5に示すように画
面左上の「DCW(Device Control Word)-パラメータ」、C
DB(Command Descripter Block)-パラメータ」の部分に
値を入力し、「DCW」の部分にIOコマンドを作成す
る。
【0087】これらのパラメータはDCW(IOコマン
ドのディスクリプタ)内の特に重要な部分を抜き出した
ものである。画面上の「DCW」とパラメータ部分とは
内部的に同一領域を示している。「DCW」のある部分
に値を入力すると、パラメータ部分の該当部分の値も変
化する。
【0088】ここで、キーワード入力部31は、例え
ば、ノーマル=0,エラー=−1という定義がツール側
に予め用意された場合に、画面上のノーマル,エラーと
いった文字列を選択して0,又は1の数値を入力するこ
とができる。これによれば、感覚的にわかりやすい定義
名で入力することができる。
【0089】さらに、その際に、図5に示すように、実
行された時の終結状態の期待値「DSW((Device Status w
ord)Exp)」を設定しておく。期待値が作成された場合
には、図5に示すように画面下部に表示されている実行
コマンド「X」を使用する。すると、画面下部には図7
に示すような実行条件設定画面が表示される。ここで、
各種の実行条件を設定し、IOコマンドをIO装置15
に発行する。
【0090】すなわち、コマンド実行部40は作成され
たIOコマンドを実行することによりIO装置15の試
験を実行する(ステップ114)。このIOコマンドの
実行は図16に示すフローチャートに従って行われる。
図16において、装置指定部43からコマンドを実行す
るための各種のパラメータが入力される(ステップ12
1)。
【0091】図7のUIはIOコマンドを実行する対象
装置のID番号のID列を示す。装置指定部43は前記
ID列の一部または全部を指定して、複数装置に対して
同一の試験を起動することができる。
【0092】また、装置指定部43は図7のモード設定
によって(A)複数装置に同時にIOコマンドを送出す
ることで並列動作させる処理(B)複数装置の各々に順
番にIOコマンドを送出する順次動作させる処理のいず
れか一方の起動方法を選択することができる。
【0093】さらに、装置指定部43は図3に示すよう
に1つのアダプタに対して複数のIO装置が接続されて
いる。本ツールはこのアダプタを指定することによりそ
のアダプタに接続される1つのグループである複数のI
O装置の全てに対して、IOコマンドを発行することも
できる。
【0094】次に、ライトデータ作成部32はIO装置
15に送出すべきライトデータを作成する(ステップ1
22)。この場合、図5に示す画面右下にあるパラメー
タ群がライトデータ入力領域である。ライトデータの囲
み内の4ワードデータはIO装置へのライトデータであ
る。ライトデータ作成部32は実際のライトデータが4
ワードを越えるため、内部でこの4ワードを繰り返し任
意の長さに設定する。
【0095】サイクルデータxxの部分は前記4ワード
(16バイト)の内の何バイトを繰り返しデータに使用
するかを指定する。また、前記サイクルデータxxの部
分はその値を変化させることによって、ライトデータを
変化させることができる。図10に示すようにサイクル
データを変化させることでライトデータを変化させるこ
ともできる。図10において、例えば、サイクルデータ
を0x10に設定し、昇順データの初期値を先頭2バイ
トとし、2バイト降順のデータ例を作成する。サイクル
データを0x12に設定し、乱数のシード値を先頭4バ
イトとし、ランダムデータを作成することもできる。
【0096】さらに、上記以外のデータを転送したい場
合には、オペレータがそのデータを任意のファイルとし
て用意することでそれを転送データにすることもでき
る。例えば、図5の右下に示すようなデータファイル名
にそのファイル名を指定することで前記機能が有効とな
る。
【0097】このように、データパターン直接記述、特
定パターン指定によるパターン自動生成、乱数によるラ
ンダムパターン自動生成、送出データファイル読み込み
を行うことで、多数のデータバリエーションに対応し、
大量のデータを転送することもできる。
【0098】さらに、連結実行部41はファイルが連結
ファイル41aかどうかを判定する(ステップ12
3)。ファイルが単一のファイルである場合には、コマ
ンド実行部40は単一コマンドをIO装置15に発行
し、結果確認部50はIO装置15に送出されたライト
データの実際値を期待値と比較する(ステップ12
4)。
【0099】ここでは、結果確認部50はIO装置15
が返す実際値「DSW(Act)」を、IOコマンドを実行した
後に期待値「DSW(Exp)」と比較し、実行の成否を判断す
る。さらに、この期待値を実際値と比較したくない部分
がある場合には、図5の画面右上の「DSW-マスク」を使
用する。図5に示す画面右上の「DSW-マスク」はIOコ
マンドを実行したときの期待値のマスク領域であり、マ
スク部52は「DSW-マスク」により期待値「DSW(Exp)」
の4ビット(1デジット)に対して1つのマスクを設定
する。
【0100】これにより、部分的に期待値と実際値との
比較処理を避けられ、不定値を含むようなステータス領
域の比較、確認が行える。さらに、結果の確認として
は、ステータスだけでなく、読み込みデータについても
確認できる。
【0101】例えば、図5に示す画面右下の「データコ
ンプ」はライトデータの比較を行うかどうかを示すデー
タである。リードコマンド実行部53がリードコマンド
を実行したときに、得られたデータを期待値として比較
を行うものである。直前にライトコマンドを実行した場
合などに「データコンプオン」に設定して、リードコマ
ンドを実行する場合には、直前に書き込んだデータが比
較される。
【0102】この例では、読み込み結果が予測できるリ
ード系の試験において有効となる。次に、発行されたI
Oコマンドは正常終了又は異常終了する。正常終了又は
異常終了のいずれの場合でも、結果表示部51は図5の
「DSW(Act)」に終結ステータスを表示する(ステップ1
25)。異常終了の場合には、その旨が画面下部に表示
される。
【0103】この場合に、IOコマンド作成画面中にこ
のステータス表示域を設けることによりエラー処理及び
ステータス表示画面と編集画面とを共有している。これ
により、システム側としては、エラー処理及びステータ
ス表示画面として特別にフォーマットする必要がなくな
り、余分な操作や手続が少なくなる。
【0104】一方、ファイルが連結ファイル41aであ
る場合には、連結実行部41は連結ファイル41a内の
ファイル名をひとつずつ読み出して各ファイルを実行す
る(ステップ126)。
【0105】この場合に、連結実行部41は図12に示
す連結ファイル41aに書かれたファイル名を順に読み
出し、単一コマンドを順に実行していく。また、図13
に示す連結ファイル中に分岐命令を記述することでより
プログラムに近い性質をもつ動作が可能となる。#が付
加されないものは単一コマンドファイル名であり、#が
付加されたものは各種のコマンドである。単一のコマン
ドの後に(i)などの形式で引数を付加することで特定
値を単一のコマンドに渡すことができる。
【0106】なお、ステップ121において、前記パラ
メータとして非同期発行部42、収集部54からのパラ
メータを入力してもよい。この場合、非同期発行部42
は図7に示す画面内においてIOコマンドを実行した直
後のコマンド処理中断指示を表すホールト指示をオンに
設定し、さらに、アフタXXmsecを設定することでIOコ
マンドを実行した後のXXミリ秒後に対象のIO装置の
コマンド処理を中断する。非同期発行部42は入出力コ
マンドが実行されたときの前記IO装置15からの結果
が前記結果確認部50に到達する前に次の入出力コマン
ドを発行する。
【0107】これにより、IO装置15でのコマンドの
保持機能試験、通常のコマンド実行後のリセットといっ
た異常系の試験を行うことができる。また、IOコマン
ドを実行した後の結果が期待値と異なっている場合に
は、スタータス比較でエラーが発生する。この場合に
は、図7のオートセンスをオンに設定することで収集部
54は装置情報を獲得するための装置情報収集コマンド
を実行して装置情報を収集し、状況を即座に把握するこ
とができる。
【0108】さらに、処理が終了したかどうかを判定し
(ステップ115)、処理が継続される場合にはステッ
プ113に戻り、ステップ113からステップ114の
処理を繰り返す。
【0109】一方、IOコマンドファイルが連結ファイ
ルである場合には、コマンド作成部30による連結IO
コマンドの画面上での編集とコマンド実行部40による
コマンドの実行が行われる(ステップ107)。連結フ
ァイルの処理については、既に説明したので、ここでは
その説明は省略する。
【0110】一方、ステップ102において、IOファ
イル名が指定されている場合には、そのIOコマンドを
実行する(ステップ108)。このIOコマンドの実行
については、既に説明したので、ここではその説明は省
略する。
【0111】このように実施例1によれば、コマンド作
成部30により入出力コマンドを画面上に作成し、作成
された入出力コマンドをコマンド実行部40で実行する
ことにより入出力装置の試験を行い、実行された入出力
コマンドの結果が正常か異常かどうかを結果確認部50
で確認する。
【0112】すなわち、入出力コマンドの作成、実行、
及び結果が画面イメージによって容易にかつ簡便に確認
でき、IO装置15の試験の能率が向上する。また、作
成されたIOコマンドはIOコマンドファイル16にフ
ァイル化して保存できるため、既に作成されたIOコマ
ンドの再現実行、既存ファイルの複写、修正による新規
ファイルの作成なども行える。また、ファイルにはIO
コマンドデータの他に画面で入力されるライトデータ、
期待値、マスク、各種スイッチなどを格納することもで
きる。
【0113】また、図5に示す実際値「DSW(Act)」と期
待値「DSW(Exp)」とを数世代分ファイル内に格納する。
オペレータはこの履歴を参照することで前回までの実行
状況を把握し、障害調査に役立てることができる。
【0114】さらに、このファイル1つはIOコマンド
1つであるが、連結実行部41によりこのファイルを組
み合わせて連続的に実行したり、実行結果などによる論
理機能を含めた場合の性質は従来の試験プログラムに類
似している。しかし、従来の試験プログラムに比較して
ファイルサイズや作成、修正が容易である。
【0115】また、起動したときにIOコマンドのファ
イル名を指定すると、図5に示す画面は出力されず、指
定されたIOコマンドが直接に実行される。このファイ
ル名に前記連結ファイルを指定することもできる。この
機能によってインタプリタ言語的な感覚でIOコマンド
を実行することができる。
【0116】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではない。例えば、IOコマンドパラメータの詳細を
ツールに管理させ、オペレータは図17に示すようにグ
ループ化した装置指定、データの方向、転送するデータ
のような抽象的指定によりツールが適当なIOコマンド
を作成し実行する。
【0117】図17に示す例では、前記装置指定部43
が、複数の対象装置の中の1つ(DASD1)を指定
し、さらに、転送データの方向を計算機からIO装置へ
指定し、転送データの属性としてランダムデータを指定
する。これらの部分はオペレータが設定する。
【0118】そして、ツールがIOコマンドを作成し、
実行する。これにより、オペレータが試験対象のIO装
置のコマンドに関しての知識がない場合であっても容易
に試験を実行することができる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、コマンド作成部により
入出力コマンドを画面上に作成し、作成された入出力コ
マンドをコマンド実行部で実行することにより入出力装
置の試験を行い、実行された入出力コマンドの結果が正
常か異常かどうかを結果確認部で確認する。すなわち、
入出力コマンドの作成、実行、及び結果が画面イメージ
によって容易にかつ簡便に確認でき、入出力装置の試験
の能率が向上する。
【0120】また、結果表示部は画面上に設けられたス
テータス領域に結果を表示するので、システム側として
はエラー処理とステーテス表示画面として特別にフォー
マットする必要がなくなる。
【0121】さらに、作成されたコマンドはファイル化
して保存できるため、既に作成されたコマンドの再現実
行、既存ファイルの複写、修正による新規ファイルの作
成なども行える。
【0122】さらに、コマンド指定部はコマンドファイ
ルを指定してその指定されたコマンドファイルの内容を
出力するので、会話型編集画面を使用せずにコマンドの
実行及び確認ができる。
【0123】さらに、画面に表示された入出力コマンド
の実行結果をファイルに記憶するので、前回の実行結果
の参照や障害履歴リストの出力ができる。画面定義体フ
ァイルは画面の内容を型、属性で定義するので、ロード
モジュールに手を加えずに画面の内容を変更することが
できる。
【0124】キーワード入力によって選択された文字列
に対応する数値を入力することでより簡便なコマンド編
集ができる。結果確認部は実際値を期待値と比較するこ
とにより試験結果を判定するので、試験の成否を容易に
判断できる。実際値と期待値とのいずれか一方の複数の
データ値の中の一部のデータ値をマスクするので、不定
値を含む領域を比較できる。
【0125】コマンド作成部は、入出力装置に送出すべ
きライトデータを画面上に作成するので、任意のデータ
を簡便に指定できる。ここで、入出力装置に送出すべき
ライトデータの中の特定値、ライトデータの昇順、ライ
トデータの降順のいずれか1つを指定することにより前
記画面上に各種形態のデータを作成することで、様々な
形式のデータを簡便に指定できる。また、前記入出力装
置に送出すべきライトデータに対して乱数値によってラ
ンダムデータを作成することもできる。
【0126】さらに、ライトコマンドを実行した後にリ
ードコマンドを実行したときに前記ライトコマンドによ
り書き込まれたライトデータを期待値と比較して表示す
ることもできる。
【0127】複数の連結された入出力コマンドの各々を
指定するとともにその指定された入出力コマンドを順次
連続的に実行するので、テストプログラム的な一連の連
続コマンド発行動作を確認できる。複数の連結された入
出力コマンドの各入出力コマンドの実行結果を判定する
ので、類似した機種間のファイルの共通化などを図るこ
とができる。読み込みデータを記憶するとともに記憶さ
れたデータを次コマンドの書き込みデータにより指定す
るので、コマンド間のデータの授受が行える。
【0128】さらに、入出力コマンドが実行されたとき
の前記入出力装置からの結果が前記結果確認部に到達す
る前に次の入出力コマンドを発行する非同期処理を行う
ので、入出力コマンドの重複実行によるコマンド保持試
験やコマンド処理中断処理試験を行うことができる。
【0129】入出力コマンドを実行したときに実際値が
期待値に一致しない場合に前記入出力装置に関する装置
情報を収集するので、エラー内容を即座に把握できる。
識別番号を選択することにより試験対象とすべき入出力
装置を指定するので、同一試験の複数装置での実行が行
える。また、コマンドの実行選択モードに応じて前記複
数の入出力装置に対する並列動作と複数の入出力装置に
対する順次動作とのいずれか1つを選択することもでき
る。
【0130】さらに、複数のグループからなる入出力装
置が存在する場合には、各グループを指定するとともに
そのグループ内の複数の入出力装置を同時に起動させる
こともできる。
【0131】さらに、各グループの入出力装置を指定
し、前記計算機と入出力装置との間で転送される転送デ
ータの方向を指定し、転送データの属性を指定すること
で、オペレータにコマンドの詳細な内容を意識させな
い、より簡潔な試験を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入出力コマンド試験装置を示す原理図
である。
【図2】本発明の入出力コマンド試験装置の動作を説明
するフローチャートである。
【図3】本発明の実施例に従ったIOコマンド入出力試
験装置のハードウェア構成を示す図である。
【図4】本発明の実施例に従ったIOコマンド入出力試
験装置のソフトウェア構成を示す図である。
【図5】IOコマンドの作成画面を示す図である。
【図6】IOコマンド及びその機能を示す図である。
【図7】実行条件設定画面を示す図である。
【図8】画面定義体ファイルの内容を示す図である。
【図9】画面定義体スクリプトの内容を示す図である。
【図10】各種のライトデータを示す図である。
【図11】IOコマンドファイルの選択画面を示す図で
ある。
【図12】連結ファイル作成画面を示す図である。
【図13】論理構造をもつファイルを示す図である。
【図14】入出力コマンド試験装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図15】単一コマンドファイルの編集を示すフローチ
ャートである。
【図16】コマンド実行部の動作を示すフローチャート
である。
【図17】抽象化を示す図である。
【図18】従来のコマンド試験方法の例1を示す図であ
る。
【図19】従来のコマンド試験方法の例2を示す図であ
る。
【符号の説明】
11・・CPU 12・・メモリ 13・・アダプタ 14・・コンソール 15・・IO装置 16・・コマンドファイル 17・・画面定義体ファイル 18・・画面定義体スクリプト 21・・キーボード 22・・ディスプレイ装置 30・・コマンド作成部 31・・キーワード入力部 32・・ライトデータ作成部 40・・コマンド実行部 41・・連結実行部 42・・非同期コマンド発行部 43・・装置指定部 50・・結果確認部 51・・結果表示部 52・・マスク部 53・・リードコマンド実行部 54・・収集部 61・・コマンド指定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 浩子 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目15番16 株式会社富士通コンピュータテクノロジ 内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機に接続された入出力装置の試験を
    行うための入出力コマンドを画面上に作成するコマンド
    作成部と、 前記コマンド作成部で作成された入出力コマンドを実行
    することにより前記入出力装置の試験を行うコマンド実
    行部と、 前記コマンド実行部で実行された入出力コマンドの結果
    が正常か異常かどうかを確認する結果確認部とを備える
    入出力コマンド試験装置。
  2. 【請求項2】 前記結果確認部は、前記画面上に設けら
    れたステータス領域に前記入出力コマンドが実行された
    ときの結果を表示する結果表示部を備える請求項1に記
    載の入出力コマンド試験装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記画面で作成された入出力コ
    マンドをファイル化したコマンドファイルを記憶する記
    憶部を備える請求項1または請求項2に記載の入出力コ
    マンド試験装置。
  4. 【請求項4】 さらに、入出力装置を起動したときに前
    記記憶部に記憶されたコマンドファイルを指定してその
    指定されたコマンドファイルの内容を前記コマンド実行
    部に出力するコマンド指定部を備える請求項3に記載の
    入出力コマンド試験装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記画面に表示された入出力コ
    マンドの実行結果をファイル化したコマンド結果ファイ
    ルを記憶する記憶部を備える請求項3に記載の入出力コ
    マンド試験装置。
  6. 【請求項6】 前記コマンド作成部は、前記画面の内容
    を変更するために前記画面の内容を型、属性で定義した
    画面定義体ファイルを記憶する記憶部を備える請求項1
    に記載の入出力コマンド試験装置。
  7. 【請求項7】 前記コマンド作成部は、複数種類の文字
    列の中のいずれかの文字列を選択して入力するキーワー
    ド入力によって前記選択された文字列に対応する数値を
    入力する請求項1に記載の入出力コマンド試験装置。
  8. 【請求項8】 前記結果確認部は、入出力コマンドを実
    行したときの実際値を試験結果が正常であることを示す
    期待値と比較することにより試験結果を判定する請求項
    1に記載の入出力コマンド試験装置。
  9. 【請求項9】 前記結果確認部は、前記実際値と期待値
    との各々が複数のデータ値からなる場合に前記実際値と
    期待値とのいずれか一方の複数のデータ値の中の一部の
    データ値をマスクする請求項8に記載の入出力コマンド
    試験装置。
  10. 【請求項10】 前記コマンド作成部は、前記入出力装
    置に送出すべきライトデータを前記画面上に作成する請
    求項1に記載の入出力コマンド試験装置。
  11. 【請求項11】 前記コマンド作成部は、前記入出力装
    置に送出すべきライトデータの中の特定値、ライトデー
    タの昇順、ライトデータの降順のいずれか1つを指定す
    ることにより前記画面上に各種形態のデータを作成する
    請求項1に記載の入出力コマンド試験装置。
  12. 【請求項12】 前記コマンド作成部は、前記入出力装
    置に送出すべきライトデータに対して乱数値によってラ
    ンダムデータを作成する請求項1に記載の入出力コマン
    ド試験装置。
  13. 【請求項13】 前記結果確認部は、ライトコマンドを
    実行した後にリードコマンドを実行したときに前記ライ
    トコマンドにより書き込まれたライトデータを期待値と
    比較して表示する請求項1に記載の入出力コマンド試験
    装置。
  14. 【請求項14】 前記コマンド実行部は、複数の連結さ
    れた入出力コマンドの各々を指定するとともにその指定
    された入出力コマンドを順次連続的に実行する連結実行
    部を備える請求項1に記載の入出力コマンド試験装置。
  15. 【請求項15】 前記連結実行部は、複数の連結された
    入出力コマンドの各入出力コマンドの実行結果を判定す
    る請求項14に記載の入出力コマンド試験装置。
  16. 【請求項16】 前記連結実行部は、読み込みデータを
    記憶するとともに記憶されたデータを次コマンドの書き
    込みデータによって指定する請求項15に記載の入出力
    コマンド試験装置。
  17. 【請求項17】 さらに、入出力コマンドが実行された
    ときの前記入出力装置からの結果が前記結果確認部に到
    達する前に次の入出力コマンドを発行する非同期コマン
    ド発行部を備える請求項1に記載の入出力コマンド試験
    装置。
  18. 【請求項18】 前記結果確認部は、入出力コマンドを
    実行したときに実際値が期待値に一致しない場合に前記
    入出力装置に関する装置情報を収集する収集部を備える
    請求項8に記載の入出力コマンド試験装置。
  19. 【請求項19】 さらに、前記入出力装置が複数個から
    なる場合に各入出力装置に割り当てられた互いに異なる
    識別番号を選択することにより試験対象とすべき入出力
    装置を指定する装置指定部を備える請求項1に記載の入
    出力コマンド試験装置。
  20. 【請求項20】 前記装置指定部は、コマンドの実行選
    択モードに応じて前記複数の入出力装置に対する並列動
    作と複数の入出力装置に対する順次動作とのいずれか1
    つを選択する請求項19に記載の入出力コマンド試験装
    置。
  21. 【請求項21】 さらに、前記複数個の入出力装置が1
    つのグループを形成しかつ複数のグループからなる入出
    力装置が存在する場合に前記装置指定部は、各グループ
    を指定するとともにそのグループ内の複数の入出力装置
    を同時に起動させる請求項19に記載の入出力コマンド
    試験装置。
  22. 【請求項22】 さらに、前記装置指定部は各グループ
    の入出力装置を指定し、前記計算機と入出力装置との間
    で転送される転送データの方向を指定し、転送データの
    属性を指定する請求項19に記載の入出力コマンド試験
    装置。
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